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2025年
●12月17日 管理人
金沢公演3日目に行ってきました。
冬の金沢は気持ちちょっと遠いのですが、第1期本当に取れなくて、大阪とここだけになりました。
小雨模様でしたが、思ってたほど寒くなくてよかったです。
VIVA!のとき1回来ましたが、あの時もたしか年末、でも今夜と違ってとても寒かった記憶があります。
会場は金沢ではおなじみの本多の森ホール(旧・石川厚生年金会館)です。
ここの会場はちょっと変わっていて、1階席しかなく、すり鉢状でけっこう傾斜があります。
幕が開いてセットが大阪フェスとぜんぜん違うように見えました。
たぶんですが、ここは大阪フェスより全然間口が狭いんですよね。
大阪ではワームホールのセットがデカデカと高い位置に見えたのですが、今回はそこにぐっとズームしたような感じ。
めちゃめちゃ近くに見えました。ちなみに今回は着いてすぐ海鮮食べたのでタコの足に見えました(笑)
間口が狭すぎてセットが入り切れてない感じでしょうか、セットの上部は削られていたように思います。
また客席が急傾斜でステージに対し高めに位置するので、それでセットが大阪よりも低い位置に見えたのかもしれません。
大阪でセカセカ降りて来る関西人のようだったミラーボールもぎりぎり間口から出てる感じで気になりませんでした。
とにかくセットもユーミンも近い印象でした。こういう違いがあるのがホールツアーの面白いところですね。
もりあがりも良くて、大阪よりも良かったかも。
序盤のとある懐かしソング以降、1階の前半分のお客さんはほぼ立ってた感じでした。
良いのは今夜のお客さんはバラードもいちいち座らない方が多かったところかな。
今回もショーのセリフって言う感じのMCですが、
ユーミンがセリフに入る前に毎度ぼそっと「足腰休めてください」って、言ってくださるくらい。
拍手なんかもこのままアンコールになりそうなくらいの勢いでした。
金沢が3公演あるのは初めてですが、やはりユーミン自ら希望したとMCで仰っていました。
3日ともアンコールに「acacia」が歌われたようです。
今夜だけ特別だったのは終演後、外で10分ほどのドローンショーがあったことです。
MCでユーミンから紹介があり、会場を出る際に配られたチラシに詳細が書かれているという感じでした。
警備の方に案内されて出羽町の交差点あたりにくると、護国神社のほうからジョワーっとイナゴの大群のような音が。
ツアーロゴが現れてドローンショーが始まりました。空はなんとか雨を免れている感じです。

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もらったチラシのQRをスマホで読んで繋ぐと CHEERPHONEのアプリから「acacia」が流れてきます。 この「acacia」に合わせてPVをモチーフにした ドローンショーが行われました。 私は実は初めてドローンショーを生で見たのですが、 なかなかステキですね。 今回は平面でしたが、旋回するとやはり立体的ですし、 本当に立体でやっても面白いんだろうなと思いました。 特別な一夜になりました。ありがとうございました。 |
●12月15日 管理人
突然ですが、「松任谷正隆の…もっと変なこと聞いてもいいですか?」12月5日放送は神回ですね!!
久しぶりの?AI回(笑)じゃないのですが、ゲストはピアニスト五条院凌さん。
最初、失礼ながらクオリティの低い黒木香みたいな人だな、詰まらん回だなと思ったのですが(笑)、
正隆さんがじわりじわりと彼女を裸にしていくんですよね。
でも裸にされた五条院さんが決して惨めではなくて、とても美しくしっかりした方だなって思えるんです。
それでいて彼女のキャラも守られているし、むしろそのキャラに正当性や真正性すら感じてしまう。
最初とは裏腹に彼女のことがちょっと好きになってしまいました。
正隆さんってマジでモテるやろうなと思える、すばらしい回です。
すべてのおっさんは必聴です!!
●12月08日 管理人
12月6日はユーミン神戸でしたが、私はサンディー・ラムさんのコンサートを見に中国は福州に行ってきました。
今回は大陸なんで林憶蓮(リン・イーリェン)さんって感じですね。
林憶蓮さんとユーミンの関係は06年のFOLTEくらいですかね。
実は85年のデビュー盤で「時をかける少女」と「ロックンルージュ」をカヴァーされてるのですが、
あまりにその後のキャリアと違うというか、当時の香港は空前の日本カヴァーブームだったようで、
“お前は若いから日本のアイドルのカヴァーしろ”って感じで嫌々やらされたらしく、ご本人としては黒歴史なんじゃないでしょうか。
今回、いろいろ調べましたが、香港(広東語市場)、台湾(と大陸含む普通語市場)、そして90年代には日本と広く活躍されてます。
すごいのは同じ年に3つの市場に向けてテイストの異なるアルバムを作ったりしてるんですよね。
日本では正直、テレサ・テンとかフェイ・ウォンに比べると、名前がパッと出るような印象は残してないのかもしれませんが
中華圏、もっと言うと世界の華僑圏ではスーパースターです。
作詞作曲はほぼされないようですが、プロデュースは自身でされることも多いようで、アルバムもかなりコンセプチュアル。
今更ながらユーミンと組むに相応しい大物だったんだなぁと思いました。
彼女は今年デビュー40周年で、1年かけて中国30都市を回るツアー中。
これがすごくて、マカオを除いては全部スタジアムなんですよね。下記、ツアー日程です。
(収容人数はCopilotの情報。中国版Wilipediaから拾ったようです。
スタンド席数だと思いますが、実際は1/3はステージ裏になるので、収容人数x2/3 + アリーナ1万人くらいが動員人数かなと思います。)
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スタンド席を半分と見積もっても100万人以上動員してますね。
7月にマカオでアリーナ規模の公演を見たのですが、デビュー40年でなおスタジアムツアーやるってどんなやねん!?と思って、
どうしても中華圏のスタジアム公演やるアーティストとその観衆のパワーみたいなのを見たくなりました。
商圏柄しかたないですが、日本人アーティストではこんな規模のツアーする人はまだいないでしょうし。
最初は最終公演の深圳に行こうかと思ってたのですが、年末年始高いですし、物価も高いので、安めの福州にしました。
福州市は台湾のちょっと先あたりにあって、福建省の省都、ジャスミン茶が有名な街で、街中に茶館があります。
この時期に中国行くのはどうかな?とは思ったのですが、政治や報道はたいてい自国の国民に見せあってる、、
なんというか“プロレス”みたいなところもあると思うので、まぁ大丈夫だろうと。
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それに林憶蓮さんは香港人(ご両親は上海人だそう)なので中止になることはないでしょうし。 (と思ってたら「不可抗力」で福州行の直行便がキャンセルに^^;上海経由する羽目になりましたが。) 来てみると、やはり現地の方々は普通ですし、私にも普通に、時に甲斐甲斐しく接してくださいました。 大陸側に来るのは8年ぶりですが、別にあのころと変わらない中国という感じですね。 変わったと言えば、現金もクレカもあまり使えなくなってるところでしょうか。 ホテルでもクレカが通らなかったのは焦りましたが(宿代は現地払いにしないほうがいいのかも)。 最近、日本でもよくロゴ見ますが、支付宝のアプリに日本のクレカをひっつけて払うことが多かったです。 会場近くのホテルはコンサート客のために林憶蓮さんの曲流したり、 コンサート帰りの宿泊客のためにお菓子や軽食振舞ったりしていました。 |

会場はやはりクソデカいですね。福州海峽奧林匹克體育中心體育場という会場名で「奧林匹克」は「オリンピック」の当て字ですが、
08年の北京五輪とは関係なく、どうも世界大会が出来る基準で作った会場には「奧林匹克」と名付けるようですね。
中国は個人情報のチェックが厳しくて、入場にあたっては空港並みに身分証や顔写真の確認が行われます。
チケットの販売は数種のアプリに限られていて、これに登録された個人情報と電子チケット、本人の顔とを照合する感じ。
ただし、これらアプリは中国の電話番号が無いとアカウントを作れなくて、
じゃ外国人はどうするかというと、現地の人が代行で買って、その際に実際に入場する外国人のパスポート情報を登録、
当日はアプリに来る電子チケットのスクショとパスポートがあれば入れるという事で、私は現地の友人に「大麦」というアプリで買ってもらいました。
これ本当に入場できるかどうかがかなり心配で、特に気になってたのはこんなに厳しいのに外国人は「電子チケットのスクショ」でいいの?ってとこ。
しかもQRとか無くてただ私のパスポート情報が載ってるだけなんですよね。これは賭けでしたが、本当にスクショとパスポートだけで入れました。
実際は一度バイトちゃんに「これじゃ無理!」って言われたのですが、ブロークンな中国語でなんとかリーダー格の人に繋いでもらい、
その方の判断で入場OKということになりました。良かった良かった。
こういう運用統一されてないところが中国の鬱陶しさでもあり、たいてい食い下がれば何とかなるかもという余裕のあるところでもありますね。
(ちなみに、スクショ+パスポートは大麦が提示している正式な入場方法ですけどね。)
4,5万人入ってると思うのですが、入りも出もウソみたいにスムーズでしたね。
終演後、外で座席を知らせると10元でハードチケットに打印してくれるサービスをやってました。
公式かどうか怪しいのですが^^; いずれにせよ、電子チケット時代にナイス!なサービスですよね。
ちゃんとこのツアーのアートワーク使ってるのも良きでした。
コンサートは素晴らしかったですね。屋外ですが、天気も良かったし、月もキレイだった。
林憶蓮さんももう60歳近かったと思いますが、細いですし、今もなおめちゃめちゃ声出ますね。
MCで風邪ひいたって言われてたように思いますが、ちょっとハスキーなだけでもろともせずという感じでした。
セットはマカオと同じですが、円形の巨大なLEDスクリーンとそれを囲むやはり巨大なドーナツ型の台がワイヤー吊りされていて、
それらがUFOのように上から降りてきたり、あるいは林憶蓮さんやダンサーを載せて下から上昇したりとかなり大がかり。
背面は全面LEDスクリーンですが、出はじめと違い今はかなり精細なので見ごたえありますね。
フィジカルな大道具も出てくるのですが、もうどれがフィジカルでどれが映像かわからないくらい上手く両者を使ってたと思います。
ムービングライトやレーザーもすごい数で、フリフラ棒も全席に用意されていました。
良かったのが会場で初めて聴いた「Lonely Shooting Star(寂寞流星群)」という曲。
中国はコンサートでも演劇でもTVでもだいたい字幕が出るので、何歌ってるかがぼんやり分かるのですが
この曲のサビの ♪他不再愛我(彼はもう私を愛していない) って歌詞とメロディーと歌声とついでにLEDスクリーンの映像がぴったりで、
切なくなってしまいましたね。「星の物語」のせいで最近星に弱いのかもしれません(笑)
あと感心したのは音響がとてもよかったこと。スタジアムライブってうるさいだけのボアボアした音出してるイメージでしたが、
低音のバスドラなんかの切れが良くて、ヴォーカルが前面に出ていて、腕の良い音響チームなんでしょうね。
よく「この会場は音が良い」とか言いますが、たぶんああいう大型のライブは機材持ち込んでやるので、
建築的条件がよっぽどどうしょうもない会場でない限りは、ほぼPAチームの腕で音の良さで決まると思います。
なんせ良いコンサートでした。
深圳行く代わりに福州にしたのですが、年明けの深圳最終公演も行きたくなってしまいました。
●11月29日 管理人
ツアー観てきました。いちお、ネタバレほぼ無しくらいで書きます。
第1期は本当に取れなくて、まだ始まって間もないですがやっと見れたという感じがしますね。
今回は、セットがかなり良いですね。すごく大きいんですよね。
もちろんホールに収まるので実寸で大きいというよりは、大きく捉えきれない感じに見えるという感じ。
巨大な何かの中にいる感じがワクワクしました。最近大腸検査をしたので腸壁に見えました(笑)
ホールセットの中ではかなり好きなセットです。
それから参加型というよりは、シアターっぽい座って見ていて楽しいタイプのショーでした。
ここのところ立ったり座ったりを繰り返す構成で、私はまだずっと立ってられる世代なので、
ちょっとそれが煩わしいところがあって(マジョリティーは高齢世代なのでもちろんしかたないのですが)、
それを思うとずっと座ってられるほうが良いかもしれません。最後の方でライヴっぽくなる感じでしたね。
ユーミンの歌も結構のってた気がします。ファルセットがけっこうかわいい感じで出ていて、ちょっと新鮮でしたね。
相変わらずユーミンの声を活かすPAも上手いなとも思いますし、音も出だしから良かったですね。
音響は無観客で調整するのですが、次音出すときはもう本番で、調整時とは打って変わって大量のお客さんが入ってる。
お客さんの服が音を吸収してしまうので調整時と音場がガラッと変わってしまったところに、調整した音を出すことになるそうです。
会場も客入りも毎回違うのでどう変わるか見越して調整するのってなかなか難しいと思うんですよね。
出だしって何だかこもった音だなって時が、例えば拘ってるであろう達郎さんのライヴなんかでもあったりするのですが、
昨夜は出だしからすごく良かったと思います。
あとくだらないことですが、ライトの動きが面白くて、今回LEDの薄めのムービングライトが並んでるのですが、
ああいうライトって光ってる間は演出に合わせてゆっくり動くのですが、消えた瞬間次の開始位置に急いで戻るんですよね。
それが順番に戻ってくシーンがコミカルで面白かったです。ライトに躍らせても面白いなと思いました。
また、私が思うダメ出し箇所ですが、ミラーボールが降りてくるスピードが速すぎて滑稽なんですよね。
かなり高い位置から降りてくるのですが、もう曲の情緒関係なく、「ハイハイハイハイ、おまっとうさん!」って感じで
自分の出番が来たら関西人っぽくセカセカ降りてきよる(笑) あれはちょっと雰囲気壊してると思います。
それから、途中、2回ほどユーミンがつまずいたり、ドレスが引っかかったりするハラハラするシーンがありました。
ドレスの方はすぐ後にいろいろあるので時間がないシーンで、かなり焦られたんじゃないかと思います。
たぶん数秒の事だったと思いますが、何度か外そうとしても外れずで、でもご自分で何とかされてましたね。流石です!!
最後にパンフのこと。こういう事って嫌だけど面白いなってのがあって(笑)
私は蝶の幼虫って嫌いないんですよね。たぶんそういう人が一定数いるからか、作品でも広告でもあんまり表に出さないと思うんです。
それが今回、パンフに描いてある。おいーーー!!|д゚) って感じで。。。 まぁ「烏揚羽」って時点で無くは無いんですけどね。
嫌いな方は心してみてください。右下にいるんでパラパラ見てても出てきます。なんであんな形状なんでしょうね。
でも、53年もやってると「好きなユーミン x 嫌いな幼虫」って組み合わせが発生するんだなと、まぁ面白いっちゃ面白いですね。
私が知る限りではユーミン物に幼虫が描かれてたことって過去1回だけあって、
荒井由実時代、デビッド&ミッシェルってデュオに提供した曲の7”のレーベル(笑)
レーベル名忘れましたが、初期のチャゲアスや、小坂明子さんの「あなた」とかこのレーベルでした。
(あとは「合言葉は音楽気分」のロゴにも可愛いのがいたかも?)
MVにも出てる成虫は伊藤潤二さんが描かれてますが、幼虫のほうはMV制作された下村麻美さんが描かれたようです。
もちろん明確に描こうという意志の元(誰のかは分かりませんが)描かれてると思うので、なんで描いたのか聞いてみたいです。
そう、誰でもいいので一度、すばらしき幼虫の世界を語って頂きたい。そしたら平気になるかも。
ちなみにスケジュールのページですが、当初未定だった3期の公演が未定のままになってますし、
今回のステージ写真も載っていないので、またそのうち第2版がでてくるのではないでしょうか。
●11月27日 管理人
「Wormhole」オリコン2位、枚数は6万枚以上で、このご時世、過去作から見ても売れてる方だと思います。
順位は永ちゃんがとんでもない最年長1位記録作っちゃったので、まぁしばらく良いかという感じですね。
経済産業省の記事見ると、24年の音楽売り上げの90%はストリーミングによるものだそうで、完全にCDの時代ではないのですが、
オリコンが公開してるランキングみると、上位はCDの売上が占めてるように見えるので不思議です。

単純に上位に絞ってみるとCDで稼いでるのかもしれませんね。まぁこの週だけしかみてないのでが・・・。
この週で面白いのはRadwimpsのカバー集のストリーミングの強さ!
オリコンのストリーミングは収益ベースでCDやDLと合うようにしてるそうで、再生数÷1,440しています。
なので、再生数は上のグラフの1,440倍あります。
1人が何度もという事もあるとは思うのですが、それでも多くの人が聴いてるでしょうから、
この水色のバーの影響度ってすごいだろうなと思います。INIもCDなしで上位に食い込んでますね。
1位のNiziUはCDでユーミンの2倍以上売り上げてますが、配信はユーミンと同じくらい、ちょい上くらいですね。
ユーミンは今もほとんどCDで売れてるようですね。
●11月25日 管理人
「Wormhole」のLPのエージング(と私が勝手に呼んでる音質を良くするために何度も針を通す作業)が一旦終わったのですが、
正直あんまり良くなんなかった感じですね。
今回もLPに関しては悪くはないけど、特別良くもないという凡庸な出来と言うのが私の今のところの感想ですね。
私が思う良いLPの三条件に当てはめると、
@ CDや配信にはない「アナログ盤ならではの何か」があるかどうか
→ あんまない: CDの高域が無くなったローファイ版という感じ
A 内周曲が歪まないか
→ これは流石に現代マスタリング、ほとんど感じないです。
B 無音時の音が静かかどうか
→ 今回これが悪いです。無音時がゴーっとうるさく、しかもバザバザっとしたノイズが取れない。
@Aはマスタリングが関わるところ、@が聴きたくなる動機付け要因ならAは衛生要因というところでしょうか。
Bは内容関係なく、品質に関わるの衛生要因という感じ。
私としてはなかなか新品のユーミンのアナログは満足いくものが出てこないなぁという感じですが、
やっぱ良いアナログを作るってのは難しいというか作ってみないとわからんという運次第なところがあるんでしょうか?
いつも比較に出してくるステレオサウンド社のLPの打率が良いのは何かすっごく特別なことやってるんでしょうか?
もちろん、グッズ的な良さはあると思うのですが、私としては出てくるならやっぱ質を求めてしまう感じですね。
今の品質がめちゃくちゃ悪いわけじゃないのですが、この凡庸な質なら単体で6,000円くらいで出して欲しいです。
BOXにして数万円、でも中身はまぁその、悪くはないけど、、みたいなのがどうにも心残りなんですよね。
高かったけど金払って良かった感が欲しい。
対して、今回Dolby Atmosがめちゃめちゃ良いんですよね。
ギミック的なところと真面目なオーディオ感とのバランスも良いですし、
音そのもの、例えばヴォーカル単体に注目(注耳か)してもすごくアトラクティブでずっと聴いていたくなるような感じですね。
GOHさんなのか正隆さんなのかはわかりませんが、ここのところ音作りが高域無くしては成り立たないような、
ちょっと独特な浮き感のある物のような気がします。すごくエッジの作り方が重要な音という感じ。
たぶんそこがしっかり再生できるデジタル向きで、CDや配信と比べてしまうと高域の再現性がどうしても悪くなるLPは凡庸に聴こえてしまう感じ。
上記で言うとそもそものマスターが@を発揮しにくい音作りなのかなという感じがしますね。
良いLPの音ってエッジよりもなんというかソリッド部分の弾み感、弦感、ゴム毬感、、の魅力という感じで、
そこが私にとっては何度も聴きたくなるところなんですが、今回のはそこにあまり何もない感じがするんですよね。
(とは言え、良いLP聴くとしっかり高域出てんなぁって思うんですけどね^^;)
出来ればもう1セット買って、本当に凡庸なのか?運悪い1枚引いただけなのか?って確かめてみたいところですが、
・・・やっぱそれするには価格が高いんですよね。
高いなら、もう1枚買って確かめる・・とかじゃなくて、ピシッ!と切れの良い満足感が欲しいものです。
●11月22日 管理人
2MIXのBDと配信系確かめてみました。
これも下のヴォーカルオンリー作る方法と同じで比較共通対象であるCDに対して逆相の音源を作りミックスして同じかどうかを確かめてます。
主にはマスタリングが同じかどうかを気にしていて、デジタル化の際のスペックの差による音の違い気にしていません。
CD vs BD収録のリニアPCM 2.0ch

ほぼ消えてるので同じではないでしょうか。もちろんCDとBDでサンプリング周波数が異なるので少し残ってますが。。。
ちなみに BD: 24bit/48kHz、CD: 16bit/44.1kHz です。
CD vs ロスレス(OTOTOYで購入)

これは完全に消えたのでもう全く同じと言ってもいいでしょう。
CD vs ハイレゾ(OTOTOYで購入)

お、まぁまぁ残ってますね。もちろんハイレゾを16bit/44.1kHzまで落としてミックスしてるのでズレは出るんでしょうけど、
それでも波形的には違うと言えそうな気がします。ただ、実際に聴きくらべてみましたが、違いわからないです。
全曲配信は18年ロスレスと19年ハイレゾは全く違ってましたし、「万歳!」もわずかながら聴感でも違いが分かりましたが、
今回は「DARK MOON」と「星の物語」を聴き比べましたが全く違いが分かりませんでした。
今回は少なくともプリマスタリングは同じなんじゃないでしょうか。ちなみにこうやって聴き比べています。


ようやく全部のポン出し用の音源が出来たので聴き比べていこうと思います。合計10バージョン。
@LP、ABD L.PCM 2ch、Bカセット、CCD、D配信DA、EBD DTS-HD 5.1ch、Fインスト、Gヴォーカルのみ
H配信ロスレス、I配信ハイレゾ(この2つは画像省略) うち、ACHIは同じ音源(同じマスター)と見做すことにします。
こういうのがiPadに並んでると嬉しくなりますね。
●11月22日 管理人
今日は改めてCDの2MIXを中心に聴いてましたが、やはり2MIXは基本と言うか聴き馴染んだ量感、定位感という感じ。
ただ空間オーディオっぽい音も入ってて「Cinnamon」のAIユーミンの声なんかはヘッドホンで聴くとバッチリ後ろから聴こえますね。
明らかに「後ろ位相」が畳み込まれたような特殊な音だと思います。
じゃAtmosで動く音が全部そうなってるかというともちろんそんなことはなくて、
♪ピウピウは頭の中通って左から右に行く、動かしてはいますがあくまで従来のステレオ的な音像ですね。
ヘッドホンリスニングの場合ですが、改めて頭の中に音を重ねてゆくという2MIXならではの音像を意識できましたね。
これに対し、空間オーディオは頭の中も使うのですが、基本的に外に並べるようなところがある感じですかね。
今回、インストCDが出るというので、もちろん演奏のみを聴く楽しみもあるのですが、
ちょっとイタズラっぽくやってみたかったことがあります。
それは歌入り2MIXとインスト2MIXの逆相をミックスしてヴォーカルのみのトラックを作れないか?ということです。
足し算で描くと(笑)
歌入り2MIX = ヴォーカル+演奏 インスト2MIX = 演奏 逆相[インスト2MIX] = −演奏
なので、
歌入り2MIX + 逆相[インスト2MIX] = ヴォーカル+演奏−演奏 = ヴォーカル
になるんじゃないか?という発想です。
やってみましたが、やはり歌入りCDとインストCDはマスタリングが違うらしく、完全に演奏は消えないのですが、
ヴォーカルのみが強調されたようなトラックは作ることが出来ました。

「そして誰もいなくなった」 歌入りLch(上)とインストLchを逆相にしたもの(下)。ビミョーに違う。
まぁ今はAI使って取り出すことも出来るのですが、こういうヴォーカル加工物の作品ってリバーブなんかがかかってるので、
AIがどこまでがヴォーカルかを判断するのが難しいらしく、まだあんまりキレイに抜けないんですよね。
(「ヴォーカル加工物」ってのは今回のAIヴォーカルの事を言ってるのではなく、いわゆるポピュラージャンル全般のことです。
要は生々しいヴォーカルを無加工で聴かせるジャンル以外のジャンルという意味)
このインスト逆相使う方法はかなりもちろんかなり自然なヴォーカルを楽しむことが出来ます。
このヴォーカル強調ヴァージョンを聴いてて1曲特殊なのは「LET’S GET ...」のヴォーカルですね。
これ他の曲を聴くと、もっとうまく作れるはずなんですが、すっごく合成音声っぽい。
これはまったくの推測ですが、この曲が最初に世に出た今回のAI使ったプロダクトだそうで、
「ここからスタートした!」という嚆矢として、あえて初期っぽいAIヴォーカルを残したんじゃないかなと思いました。
まだこの頃は正隆さんがVのパラメータをうまく使いこなせてなかったって仰っていたような。
それから元々逆相収録されている音があるらしく、逆相ミックスすると現れる音があります。
一例では「星の物語」のAメロにベースのような音が現れます。目的はわかりませんが何か仕掛けがあるんでしょうね。
あとは感傷的なことを書くとちょっと「星の物語」に救われたようなことがありました。
私の心の弱さのせいで、危うく大事な場所に背を向けそうになっていたんですが、この曲のおかげで思い留まれました。
この曲ってサクッと言うと「過去の輝いてた想い出が、今も自分を照らしてくれている」っていう幸せな歌だと思うんですよね。
相手はもういないんだけど、素敵な過去の二人が今の自分の糧になっているというような。
でも背を向けかけた私にはとても淋しい歌に聴こえて ♪あの頃の二人を ってのを聴いてると、
すごく「あの場所に戻りたい」って思えて・・・この主人公はもう戻れないけど、自分はまだ戻れるなって。
ここの ♪あの頃の二人を AIヴォーカルの懐かしい感じとか遠い感じってのがものすごく刺さりますね。
リアルユーミンが「頬杖つきながら あなたを想うとき クスっと笑ってる 私がいる」って歌った後、
AIユーミンが萌えボイスで「あの頃の二人を いつでも思い出せる 何光年前の光 星が届けてくれてる みたいに」って歌う構成がもう完璧すぎて。
この主人公の過去を昇華できて大切にしてる気持ちにジーンとしますし、詞も曲もAIボイスも含めた作品構成の巧さにも舌を巻いてしまって、
ここ聴くと街中でも電車の中でも泣けてしまって困ります。
こういうの聴くと、このアルバムに通底してるテーマですが、今の環境を大事にしようと思いましたね。
●11月20日 管理人
「Wormhole / Yumi AraI」今日はBDに入ってるDTS 5.1を聴いてみました。
AVアンプ買ったもののホームシアターとしてはほぼ使ってないので、DTSっていうと懐かしいですね。
2000年代はドルデジ5.1chかDTS 5.1chでちょっとドルデジのほうが普及してたような、DTSというと敷居が高いイメージです。
ドルビーアトモス(DA)と大きく違う点はDTS 5.1chは上下が使えないことですね。
全てのソースやフォーマットがそうなのか詳しくは知らないのですが少なくとも「Wormhole / Yumi AraI」はそうです。
わかりやすいのはやはり♪ピウピウですが、DAは縦に回るのですが、DTS5.1は水平に回る感じ。
DAで面白いのは、うちのシステムは別に上下にスピーカーは無いのですが、それでも上下が再現されることです。
このDTS5.1chとDAは仕組みが全く違って、DTS5.1は各スピーカー用の音があらかじめ決まっています。
GOHさんがやってるとしたら、GOHさんが1〜5までこの音って決めてる感じですかね。
これに対しDAは、GOHさんは位置だけ決めて、あとはAVアンプ側がどう出すかうまいこと決めているようです。
スピーカーが5つの場合は5つ用、7つの場合は7つ用、という感じ。
まぁDTS5.1chのほうはDAに比べると簡易版空間オーディオという感じですね。
DTS5.1chはVideoByteというツール使って2chにしてヘッドフォンでも聴いてみました。
これは5.1chのLRだけを取り出すのではなく、5.1chすべてを2chにミックスダウンします。
その際、後ろのチャンネルは後ろから聴こえるようVideoByteが用意した位相情報が畳み込まれます(たぶん)。
やはりヘッドフォンで聴いてもDTSのほうは♪ピウピウは平面的にしか回りませんね。
それからDTS5.1chのほうはDAよりもやや立体感に劣る、やっぱ上が使えないってのが大きいですね。
別に上に音源が行かなくても、例えば耳の高さで鳴る音もそのリバーブは上下にも発生するのがリアルな現象で、
これをDAはほぼそのまま再現できるの対し、DTS5.1chは出来ないのでやはり閉塞感はあります。
一方でDTS5.1chは2MIXに近いので、2MIXっぽいコンプ感があります。2MIXの量感ある空間オーディオという感じですね。
まぁDTSのほうはツールで2ch化したので、少々無理があるのかもしれません。
ついでに詩集の感想。
提供曲までほぼすべて集めたのはやはりすごいですね。AIがある今、いろいろ使えそうですよね。
びっくりするほどのマニア情報はなかった感じですが、全曲載ってるだけでも4,000円の価値ありだと思います。
愛蔵版はうーん、、高すぎますね。普通版と同じ本が入ってるので(厳密には載ってるタイトルや価格情報とかが違いますが)、
無粋なこと言うとそれ抜いた状態が6,000円なんでしょうけど、・・・・いやいやいや、、、、ないないない、、^^;
もうユーミンアイテムなら金取れるってなってるんでしょうね。
いちおう、愛蔵版の付録の直筆歌詞集ですが、初出しの物が何曲か載ってると思います。ユーミン展でも展示が無かった曲です。
そうそう、通常盤の本は帯付きですが、愛蔵版の本のほうは帯がありません。高いんだからこっちも帯付けてよ!と思いました。
愛蔵版はユーミンの全曲解説載ってたら値段相応かなとは思うのですが。「憶えてない。」とかでも面白いですし。
●11月19日 管理人
「Wormhole / Yumi AraI」カセットを聴いてみましたが、音はうーん、今はもうこういう音でしか作れないのかぁ・・・
という感じで、XDRテープなんかにはとても及ばない感じですね。高域がぜんぜんダメですね。ローファイって感じ。
まぁ、ちょっとレトロさがいい感じのグッズ的な感じですかね。
ジャケット含む作りも昔中古屋にいっぱいあった輸入カセットという感じで、
これはそういう狙いなもかもしれませんが、私的にはもうちょっと日本のレコード会社が出してた感じだったら嬉しかったかなぁ。
それより本日、配信スタートしたDolby Atmos聴いてみましたが、これは本当にすごい!!!
空間オーディオって音楽重視のアーティストの場合、あくまでサウンドルームの再現みたいなのが多い気がして、
もっと遊んだ、かつ、真面目な音楽っぽいという、わがままなものを聴いてみたいと思っていたのですが、
今回「Wormhole / Yumi AraI」のDolby Atmosはまさにそれ!って感じです。
一番わかりやすく面白いのは「小鳥曜日」ですね。
試聴会で体感された方もいらっしゃるかと思いますが、♪ピウピウが後ろに縦向きの円を描いてくるくる回ります。
あとは「シナモン」もAIユーミンが色んなところから歌いますね。最初は右後ろ、2コーラス目は左後ろという感じ。
リアルユーミンもちょっと不思議なところにいますね。ステレオ音像っぽく真中なんですが、頭の中にはない感じで。
それから「星の物語」これはリアル―ユーミンが前方少し奥で、コーラスのAIが両後ろ、
♪あの頃の からのAIユーミンはリアルユーミンの背後に広がる感じで、色んな音像があるのが面白いです。
この曲、出だしのドタン!って音を1番の流星を象徴する音として聴いても面白いし、2番の飛び出したドアの音と聴いても面白い。
「LET IT RAIN」のヴォーカルはけっこう乾いたスタジオっぽい音ですが、2MIXはちょっとのっぺりした印象なのですが、
アトモスは分離が良くヴォーカル自体も立体的というか実体的というか、
ヘッドホンで聴くとステレオっぽく頭の中に音像があるのですが、それがすごく立体的です。ユーミンが頭の中に住んでるみたいな。
♪パラララ が後ろにパララしててこれも面白いです。コーラスもずっと後ろにあって本当に部屋を包む雨のよう。
「文通」は2MIXで聴いたときAIユーミンの声がなんかユーミンっぽくないなぁと思ったのですが、
Atmosで聴くと分離が良く2MIXよりももっと右に居るので、あ、荒井由実の声なんだと気づきました。
♪ちょっと趣味が からすぐとなりにリアルユーミンもいて。2MIXにもいるっぽいんですけど、真ん中が混み混みであまり聴こえないんですよね。
まだまだまだ・・・書ききれない面白い所がたくさんあります。
これマルチスピーカーで聴くと本当にすごいのですが、ヘッドホンでも十分に楽しめます。
本当に色んな音像が出てきて面白いです。2MIXと違ってあまり絵は浮かばないけど、音像が浮かぶんですよね。
音像ってユーミンだったり楽器だったりもするのですが、もっと違う見たことない「音像」そのものが見える感じ。
ある意味、その音像が邪魔して絵が浮かばないのですが、なんか音像が見えるってのはもっとも音楽的なのかもしれませんね。
これはなかなかすごい出来の空間オーディオだと思います!ここまで楽しくでも自然なのは聴いたこと無いかも!!
●11月17日 管理人
「Wormhole / Yumi AraI」発売になりました!!\(^o^)/
うちにはまず9時台に楽天ブックスからオールメディア盤が届きました。
けっこう直梱包で、こういうの許せない人は許せないやろなぁという感じでしたが。。。
早速聴いてますが、やはり慣れた環境で聴くのは良いですね。
iPadにBOSEのヘッドフォンなので、そんな良い環境でもないですが、それでも映画館のガッスガスの音と違って良いですね。
きっと何度も聴くのでまずは気負わず仕事しながら聴いています。
アルバムのページはちょっとずつ更新してゆきますが、
それと別に聴き比べのページとあと1個何にしようかと思ったのですが、カセットのページをやることにしました。
ま、以前ここに書いたものを並べただけですけどね。。。

ちょっと今回のビルボードPRとマルチスクリーンっぽくしてみました。
聴き比べはそういうのしない方にはなんてことないかもしれませんが、今回もめくるめくという数の音源が提供されていて、
こんな幸せなことしてくれるアーティスト他にいるのか!?という感じです。
だいぶ私の推察の入った図ですが、こういうの描いてみると本当にたくさん!

また、前段のSynthesizer Vのパートもすごく長い道のりだったと思います。
まずAIユーミンのライブラリー制作のための学習があって、ライブラリーにもオリジナルのパラメータを作ってもらい、
入力はピアノロールにマウスとキーで打つだけじゃなく、リアルユーミンのヴォーカルを使う。
取り込んでからの気の遠くなるような調整が大変だったと思います。この部分は実際ばりばりにヒューマンな作業だと思います。
この前紹介した動画ですが、是非見て頂きたい → この動画1つで Synthesizer V Studio 2 Pro の使い方がわかる【完全ガイド】 by SLEEP FREAKS
NHKの特集によるとこれ正隆さんがオペレートされてたみたいですけど、12曲ワンフレーズごとにやるの大変ですよ。
めげそうになったっておっしゃてたかと思いますけど、ご老体にすごい根気ですよ・・・。本当に素晴らしい。
こういう図は私の業界ではシステム系統図と言ったりするのですが、たぶん団野さんの頭の中にはこういうのが描かれてるんじゃないかと思います。
こういうのしてみようと、そしてユーミンたちにこれをしてもらうってのがすごいことだと思います。
ここまでしていただいたんだから、楽しみつつも丁寧に聴いていこうと思っています。
最後に1点だけネガなことを言うと、今回ジャケットはやっぱあんま上手くいってないなぁとか思っちゃいました^^;
レンチキュラーもどういう動きを見せたいのかイマイチわからないしApple Storeのジャケの動きが正解ならコマ数全然足りてない(笑)気がします。
通常盤もカセットも、3Dから作りましたって触れ込みにしては、なぁんかフツーというか、暗―い感じで。。
でもレンチキュラーの精細度はディライトの頃と比べるとかなり細かくなってますね。
まぁまぁまぁ、もう今は音聴く楽しみに対して、どうでもいいことな気がします。
ツアーは今日スタートですが、私は大阪までお預けで、更新はまだしばらく後の予定です。
府中、水戸と行かれる方はほーーーーーんとーーーーに、羨ましいです!!楽しんできてください!!!
次はLPを聴いてみようかと思います。
LPのマスタリングはGOHさん、カッティングは松下真也さんです。
松下さんはたまに紹介するステレオサウンドの高品質LPのカッティングもされてる貴重な若手エンジニア。
以前紹介しましたが松下さんマスタリング&カッティングの五輪真弓「恋人よ」やフュージョンのオムニバスLPがすごく良い出来で。
「Wormhole」のLPはまだサラッと聞いただけですが、やはりステレオサウンドのLPにはちょっと及ばないかなぁ?という感じですね。
無音時の音がゴーっと大きく、(これはエージングで取れると思いますが)プチプチノイズもまぁまぁあります。
万歳!のようなドスドスの低域が入ってないのは安心しましたが、逆にLPにしてはちょっとあっさり目の音かもしれません。
静電気もすごいので、エージング作業(洗って何度も針通すだけですが^^;)に入ろうかと思います。
ちなみに初回盤はAmazonにしたのですが、まだ出荷してなくて19日お届けだそうです・・・
今日明日はインストも5.1も聴けなさそうですね T_T
アルバムページオープンしました。
今や、クレジットの記入なんか一瞬、、とは言わないですが、すぐですね。
カメラでテキトーに歌詞カード撮った写真から文字起こしして、Copilotでうちのサイトの表記順に並び替えるまで、
以前だったら数時間かかってたのが、ほぼキー打つこともなく15分くらいあれば出来てしまうんですから、ほんと便利です。
次はカセットテープ聴いてみようと思います。
●11月11日 管理人
んーーー、ツアーグッズ、ここのところの安定のビミョーさですね(笑)
グッズ自体がどうというのもありますが、カタログがアートワーク通してないのかってくらい安っぽいんですよね。
わちゃわちゃしててドンキとかゲーセンの広告みたいな。。。
高級感というか、高級でなくてもモノをいい感じに見せようという配慮が無い気がして安っぽく見える気がします。
もうわちゃわちゃのグッズ売り場でいい感じに見せるというのはムリなので、カタログって超大事だと思うんですけどね。
もちろん、アートワークもマーケティングもマーチャンダイズも入ってると思うので、今のファンのマジョ層にはああいうのがウケるのかもですが。
私がグッズで良かった、特にカタログが良かったのはもう遥か昔になりますが、ダンシングサンとかKATHMANDU、acaciaですかね。
カタログは無かったですが、逗子14もぴしっとデザイン揃ってて良かった記憶があります。
まぁ子供だったのでなんでも良く、嬉しく見えてたのかもしれませんけどね。
もうこの「写ルンです」7,500円って^^;感覚ずれまくってる気がしますね。
確かにWormhole的だとは思いますし、生産原価も上がってるんでしょうし、どんな出来映えかはまだ見てませんが、・・・
写ルンですっていかにも安い樹脂っぽいカメラ筐体にこれまた安っぽい紙が巻いてあるだけなんですよね。
そこの印刷がカスタマイズできるようなのですが、7,500円払って良かったと思える品なのかなぁ?って。
こういうトンデモ価格なチャチいもの見ると、やっぱ日本は貧乏になってんなぁ・・・とか思っちゃいます。。。
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逆にもうちょっと高くていいのでやるならオリジナル・チェキでしょ! ということで画像生成してみました(笑)。こんな派手なプリント柄で作れるかはわかりませんが。 21年のBTSのオリジナル・チェキが12,800円だったそうで、あとちょっと高いだけなんですよね。 物価高や生産台数加味するとBTSのよりも高くなるかもしれませんが、 アートワークしっかり通ってるオリジナルパッケージなら15,000円くらいでも私は買っちゃうと思います。 色違いとか出されたらもうやばいですね。「DARK MOON」モデルとか「天までとどけ」モデルとか。 インスタントカメラよりポラロイドのほうが面白いですし、何よりずっと使えますし。 ショボいグッズって家に持って帰った途端に木の葉に戻る感じがするので(笑) チェキはなかなか面白いストーリーがあって、2000年ごろ日本で一世風靡して、 2000年代はフィルムが終わった時代なので日本では一度販売終了するのですが、アジアでは続けていて、 2010年代に韓国ドラマかなんかで流行って、再び日本に人気が逆輸入されて今に至るみたいな。 モノとしての再評価もありますが、生涯の各イベントを残そうみたいな ネット使ったサービスも相まって、スマホ全盛の今もなお人気のようです。 BT対応した機種もあるようで、過去撮りためた写真が未来にベーって出てくるなら Wormholeっぽくて今回のテーマにも合ってると思うんですけどねぇ。 ツアー中にSNS使った写真企画とかやったらどんどん売れるんじゃないでしょうか。 そういえば「Hello, my friend」のプロモアイテムで写ルンですがありました。 あの頃、写ルンですは至る所で1,000円くらいで売ってたんじゃなかったかなぁ。。。 |
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あとは、これ今はやりの生成画像ですが、フィギュアですかね。 これも質と大きさによりますが15,000円くらいでも売れる気がします。 今回は「DARK MOON」がなかなかアイコニックなんで こういうの出すチャンスだと思うんですけどね。 このデザインならナイトライトとかにしてもお洒落だと思います。
ちなみにこの画像はGoogle AI Studio の「Nano Banana」というAIで 生成することが出来ます。プロンプトを上手く打つ必要があります。
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まぁパンフは買います。写真変わったらもう1冊買います^^;
●11月09日 管理人
夕方17:50からラジオ特番がありました。まるまる新作の為だけのラジオ特番ってなかなか珍しいんじゃないでしょうか。
しかも自前企画っぽく、団野さんと正隆さんご本人がホストもゲストもする感じってのは。
ニッポン放送の那須アナのナレーションがWormhole感あって面白かったです。昔の深夜放送みたいで。
ほんと、毎日ではないけど発売までちょいちょい何かあって面白いですね。
番組はラジコで配信されています。→ こちら
すごいユーミンファンしかわからないようなドメスティックな感じで(笑)トークのキレがないお二人がジトジトっと喋ってる感じがマニアックで良いですね。
ちょっと興味深かったのは団野さんが「ヴォーカルをMIDI化する」ってのがなかなかマスコミに伝わらない、わかってもらえないと仰ってたこと。
これはなかなかファンにとっても意味が取りにくい所だと思いますし、「AIとの共生」とか「第3の声」への理解のためには重要なところだと思います。
続く正隆さんの会話から思うに、もしかしたら正隆さんもMIDIを操作ベースでしか捉えてらっしゃらないのかもしれないなと思いました。
たぶんそういう人が説明してもなかなか伝わらないだろうなと思います。相手は操作してないわけですから。
なんだろ、車ってものを知らない人に車を説明しなきゃいけないとして、
操作ベースで「アクセルを踏むと進む」とか「ハンドルを切ると曲がる」ってことを説明しても、車が何か伝わらないのと同じでしょうか。
もうちょっと車の本質、「人が自分で歩く代わりに箱の中に入って...」みたいなことを先に説明しないといけないんでしょうね。
このお二人の、まぁGOHさんもかな、技術的な説明ってなんかいつもモヤ〜っとしてるなぁと思います(笑)いかにもユーザライクな説明なんですよね。
正隆さんが「これ正確にはMIDIじゃないよね?」って仰ってたけど、音をそのまま取るんじゃなくて、そこから物理的な情報を抜くという点では
本質的にはやはりMIDIと同じな気がしますね。入力がキーボードで明示的にやるか、歌吹き込むか、の違い:つまりは操作ベースでの違いはありますが。
先日のNHKの時も思いましたが、もうちょっと腹落ちする具体的なことをパッキリと知りたいし、そういう上手な説明ってのが必要だなとは思います。
テクニカルの面での本質的に何やってるのかと、それが新しいという事を伝えたいなら、誰にとってどう新しいのか。
こういうフォローはあのリットーベースの司会されてた方が上手いんですけどね。
テクニカルが伝えたい事のメインじゃないってのはわかるのですが、こんだけAI、AI、言ってしまってるので、
新規性や前のめりな感じ、制作の努力なんかを感じてもらうにはそこがポイントだと思うんですよね。
だって作品そのものはこのキャリアのアーティストに付いてきてるファンなら、いろいろ説明しなくてももう聴く人は聴くし、味わい尽くすわけですから。
それにコンセプト側はアートなのでどうしてもモヤっとしてしまうものですから、せめてテクニカルな面はパッキリと見せてほしいんですよね。
でも、お二人のじっとりトークでもいろんな断片的なことが知れて、いろいろ推察できるので来週も楽しみです。
ちなみにSynthesizer V Studio 2 Proの使い方はこの動画がわかりやすいです。
→ この動画1つで Synthesizer V Studio 2 Pro の使い方がわかる【完全ガイド】 by SLEEP FREAKS
操作レベルの粒度で、しかも網羅的です。正隆さんが仰ってる「カーブがどうのこうの」というのはこの動画見るとわかります。
ちょっとユーミン特集の補足資料としては不要なところもあるので、このあたりから見るのが良いかもしれません。
正隆さんが仰ってた「カーブ」についてはこのあたり。対象はラップになってますが、歌も同じでしょう。
また「ボーカルスタイル」はこのあたり。ユーミン・ライブラリーのボーカルスタイルにはここに「90s」ってのがあるようです。
いやぁ、Synthesizer Vってすごいですね。そしてこの動画のユーミン版見たいです!!
正隆さんがこれチマチマ操作してたとしたらその執念たるやすさまじい!!
アシスタントをつけるにしても、新しいソフトでオペレータ自体が少ないでしょうし、こんだけパラメータあったらもう自分でやらないと、
アシスタントのオペ介していては自分のやりたいニュアンスに辿り着けないと思うんですよね。
これ12曲やって、コーラスパートもあるでしょうし、すごい作業量です。73歳ですよ!本当にすごい夫婦です!!
今回、こういうすごさ、作品作りへの執念が伝わる具体性が特集には必要だと思うんですよね。
この動画はVのパートのみですが、今回はこのほかに、過去のユーミンの声の学習、それからリアルユーミンのレコーディング、
Vの作業の後に来るGOHさんのミックスと4つの事を見せないと何をやったのかというのは伝わらないと思うのです。
それ伝えるにはもうユーミンや正隆さん、団野さんたちの自己認識とトーク力だけではちょっと難しいんじゃないかなと思います。
まだ試聴会や先日のNHK、このラジオ番組のトークを聞いただけではありますけど。
●11月07日 管理人
いやぁNHKの特集つまんなかったなぁ・・・^^;
これじゃまるでSONGS並みの薄さやん、って思ったらSONGS枠みたいなものだったんですね^^;
私はけっこうNHKのドキュメンタリ系には一目置いてて、作ってるチームは違うのかもしれないですが、期待してたんですよね。。。
構成自体は良かったと思います。ざっと
@ ユーミン50年史
A 偉大な荒井由実超えへの葛藤とその解消
B AIユーミンの2年間の進化
C Synthesizer Vによるリアルユーミン声の追加学習
D AIのリアルユーミン側への影響
こんな感じでしょうか。
構成は上手いのに中身がショボい、具体性に欠けるんですよね。
@はまぁ私がマニアだからですが、またまた50周年振り返んのか?新しいことやってんのにもう要らんでしょ、って思いました。
これは50周年の長さ重さを持ってAに繋げたかったんだと思うのですが、
要は、こんだけの成果があってもなお、ユーミンは荒井由実に悩まされてたんですみたいな、、
Aは私には全く説得力のないパートでした。
ここでの ずっと荒井由実が超えられなくて → 18年の時の紅白のリクエスト上位に荒井由実曲が多くて、
→ 近年「超えるとか超えないとかいう拘りがふっとなくなったかな」と思えて → 今年の苗場では荒井由実楽曲を弾き語って・・・
っていう流れがマニアからしたらちょっと説得力に欠ける「今作っただろ」感ありありなんですよね^^;
番組では、最近になってやっと荒井由実を受け入れられた「わぁいい事やってるって自信を持てました」みたいな感じに仰ってますが、
少なくともこの20年、ユーミンが荒井由実を超えたい相手として意識してたんなんて全く思えないんですよね。
常にライヴでも荒井由実の楽曲を特別感なく、分け隔てなく歌ってたわけですし。
それに常に今に夢中だったと思うんですけどね。濃いぃファンの中にも荒井由実と松任谷由実を別物だと思ってる方って少ないと思うんですよね。
ここまでに番組の約半分の時間を割いてます。私には今回のYumi AraIに繋げるためのあえての作り話に思えてしまって勿体なく思えた時間でしたね。
Bは当時のAIと今回のAIの違いを明確に示して欲しかったです。この辺の具体性が番組の説得力になると思うんですよね。
「1曲の一部を生成するのが限界だった」ってところがどういう限界で、2年間で何が克服されたのかってのを知りたい。ここも具体性がないんですよね。
また、@やるならその中で積極的にテクノロジーを取り入れてきたってことを明示してほしかったですね。
AI取り入れる理由は色々あるし、また色々いじわるなことも言われると思うのですが、
正隆さんから「僕たちは使いたかったら何でも使うんだ!ずっとそうしてきた!」って言って欲しいですね。
それからAIユーミンとリアルユーミンの組み合わせの面白さをもっと明示的に示して欲しかったですね。
ここはアルバムを十分に聴けば良いのですが、やはりこの面白さってところが「衰えた声の代替だけではない」ってことを強くアピールできる要素だと思うんです。
要はAIの使用は作品の面白さが要請しているものであって、積極的に取り入れてるんだってことを示せるところなんですが、
もうここの紹介がめちゃめちゃ弱いんですよね、この番組。やはり話だけで具体性が無い。
まぁちょっと多重コーラスみたいなのは聴かせてくれてましたが、
正直、途中で挟まるリアルユーミンの歌声の衰えが凄まじくて「衰えた声の代替」って印象が勝つんですよね。
CSynthesizer Vのパートが短すぎて、もう20年くらい前からある初音ミクみたいなもんか?AI美空ひばりみたいなもんか?何が新しいねん?みたいな印象なんですよね。
Vが生成するユーミンの歌声について「次第に表現力に限界があることが分かった」→「正隆さんはユーミンの歌声を更に学習させ」ってナレーション、
この説明だと、結局70年代〜90年代の声の学習に+して今の声を学習させた「だけ」に聴こえるんですよね。要は本当に「追加」学習させただけみたいに。
試聴会で正隆さんが勘違いしないで欲しいと言っていた「今のユーミンが歌ってる」って要素が伝わりにくい。
続くナレーションで説明はしているのですが、ここはもっと明確にVがユーミンの歌声に対して何をやってるのかという技術的な説明と、
そして本当にユーミンが歌を吹き込んでるシーンを入れて、「ユーミンが歌ってんだ!!」って強烈に示して欲しかったですね。
ユーミンの生歌 → Vの生成ボイス までを一気通貫で見せてほしかったです。
もちろん、ユーミン生歌が加わる前→後 の違いも。
とにかくこういう具体性がめちゃめちゃ弱いんですよね。ナレーションと正隆さんのボヤっとした喋りで済ませてしまってる。
ここをしっかり印象付けれないと「第3の」ってところが印象づかないんですよね。
きっと 荒井由実=第1、松任谷由実=第2、AIユーミン=第3 って勘違いしてしまいます。
たぶん、ユーミンサイドが言いたいのは、リアルユーミン=第1、荒井由実またはAIユーミン=第2、そして リアルユーミン→AIユーミン=第3 だと思うんですよね。
決して過去の学習によるAIヴォーカルだけじゃなくて、今のリアルユーミンの生歌の要素がかなり大きく入ってるからこその「第3」なんだと思います。
この「第3」が印象づかないと「共生」って言葉も説得力を持てなくなる。
Dここはけっこうセンシティブな、ユーミンのキーによる制限の話。これが正隆さんの口から語られるのはけっこう踏み込んでるなとは思いました。
本当により自由に新しく作詞作曲が出来てるんだろうなって思います。このキャリアにして初期衝動って本当にすごい幸せなアーティストだと思います。
ただ、正隆さんが語るキーの制限みたいなのは一般論的、つまりはどの歌手にも言えるような事にも思えて、・・・
・・・別にもう今の今ならユーミンの声の衰えの話ってしてもいいと思うんですけどね。
もうよっぽど盲信した方(実は歌声を聴こうとしていない方)じゃない限り、誰が聴いても明らかに歌えなくなってると思うんです。
そういうことは誰であれ、歌手であれ、あり得ることで、それをテクノロジーで補って何も後ろめたいことは無いと思うんですよね。
日常でもあらゆる人がテクノロジーを利用して、目的を果たそう、人生を楽しもうとしてるんですから、ユーミンだってそうして良いわけです。
ここがはっきりしないから、「AIボーカルが面白い」っていう前向きな面もイマイチ説得力に欠ける気がするんですよね。
続くボイトレの話しは私は「やれやれ、、」と思いながら見てしまいました。
「揺れなくなった」とか「1オクターブ半伸びてる」とか、、、これ 挟まれる生歌聴いて信じる人いるのかなぁ?
別に「これウソだろう」と言いたいんじゃなくて、ここもちゃんと取材すれば、元がこうで、ボイトレ後がこうで、ってもっと視聴者に説得力あるように見せれると思うんです。
別に劇的に声が出るようになってなくても、この部分を直したかったとか、出せるようにしたかったとか、
あとはこういう声はAIと合わないけど、こうすることによって合うようになったとか、聴かせてほしいんですよね。
ここも具体性が無いんで実のない好きなこと言ってるだけな印象なんですよね。
本当は些細な事であっても、そうすべきなら努力を惜しまないユーミンを知ってもらえるシーンだったと思うんです。
でもラストのユーミンのメッセージは流石の一言ですね。
「新しいことに出会うとき、それをネガティブに捉えるかもしれないが、自分を強く持っていれば、そこからも何か学びがあるかもしれない」
「ユーミンであるために、音楽をやっているために、結局はそこに収斂されていると思います」
正隆さんの「テクノロジーと上手く折り合いがついた」ってのは端的な言葉ですが、すごく沢山の意味が入ってる気がしますね。
過去のユーミンの声・資産が今のユーミンが作った曲を歌ってくれるというのは本当に面白いことだと思います。
また、過去のユーミンの声が今のユーミンの創作に影響を及ぼすというのも面白いことです。
ほんの少し前に「AIとの共生」はAIを道具として使いこなすことだと書きましたが、それは半分の要素でしかなかったですね。
AIによってそれを使うリアルユーミンが変えられていくわけですから、やはり相互に影響する、それが共生なんでしょうね。
「面白くなりそう」ってのは私も本当にそう思いました。
いろいろ考えさせられたので結局は良い特集だったんでしょうか?・・・いや、もっと具体性が欲しかったですね^^;
●11月04日 管理人
正隆さんのユーミン補完計画ならぬユーミンAI化ですが、私の妄想ジョークの積りがけっこう本気なのかも?と思うのが、
ここのところ、FMの「ちょっと変な事聞いてもいいですか?」のゲストがほぼAI研究者かAI利用者なんですよね(笑)
で、ジャンルや表面的な話はいろいろなんですが、通底して話してるのは、
@ あなたのジャンルの印象的な人の機微って?
A あなたのジャンルでAI使ってる(もしくは形式知かしてることって何)?
B その人の機微をどこまでAIが担えそう?
みたいな感じな気がします。
@の時点で十分トーク番組としては面白いのですけどね、明大の先生の味のメディア化の話も面白かったし、元ヤクルトの宮本さんの話も面白かったし。
正隆さんは@を人の揺らぎから来るものだと捉えていて、この揺らぎをA形式知化できれば、BAIが人と変わらなくなるって考えなんじゃないかと思います。
いやぁ、、本当にユーミンをAI化するつもりなんじゃないかと思います。
JAISTの今井先生との対談で、AIの進化速度について「5年前に50年後かな?と思ってたことが、5年たった今、5年後にはできるかも」みたいなもんだという話
(正確な文言は違いますがそういう主旨のお話)、こういうので人のAI化が正隆さんの寿命内に間に合うんじゃないかと思われたんじゃないかと思います。
どの回も「それあと何年ぐらいで出来ると思います?」って訊かれていて(笑)
ユーミンをAI化したとして、それをユーミンたちがユーミンだと思えるか?そして私達ファンがユーミンだと思えるか?
今の固定観念から簡単に言えば「それはユーミンではない!」のですが、本当に創り出してみてどう思うか?というのは分からないわけです。
今井先生回のニューロンネットワークの話に見るように、ミクロに見れば、あまり人の脳とAIの仕組み上の区別はないらしいですし、
何より人の価値観や固定観念は時代と共に移り変わってしまうものなので。
「やってみないとわかんないことはやっちまえ!」みたいなのがらしいなぁ!!って思いますねw
とにかくこの番組、正隆さんの本気度が伺えるようで本当に面白いです。まぁだいぶ私の思い込みがありますが。。。
20年くらいこのサイトやってて初めてお悩み相談?が来てビックリなのですが(゚д゚)!
搔い摘むと今回のAIボーカルに対して上手くは言えないけど、モヤモヤする、受け入れにくいというものです。
ネット上で同じような人の意見をさがして少しホッとするのですが、文句言ってる人を見てそれはそれで辛いと。
それで、どう思いますか?とのことです。
あまり大したことは言えませんが、まずは「所詮、音楽は娯楽」なのでそんなに悩まなくても・・・、と思います。
無理に受け入れなくてもいいし、ぶっちゃけしばらくファンをやめてもいいと思いますし、過去の物だけ聴いてもいいし。
ただ、これはユーミンに限らずですが、すべての他人は自分の思い通りには振舞ってはくれないもんです。
友達でも恋人でも同僚でも、そして家族でさえそうです。どっかでそういうもんだと受け入れるしかないと思います。
大袈裟に言うと、それが我々人間が社会性を身につけるという事の一つかなと思いますし。
あとは、松任谷由実という振れ幅の大きいアーティストに対してあるスタンスを取ってしまうというのはあまり良い策じゃないと思うんですよね。
スタンスをとるというのは「ユーミンはこうあるべき」みたいな立場を取っちゃうという事です。
理由は単純で、ユーミンがそのスタンスにそぐわないことをしたときに批判し続けなければならなくなるし、
ユーミンはそこそこその可能性が高いアーティストだからです。
中島みゆきさんの25歳くらいの時の曲で「世情」というのがあるのですが、
♪世の中はいつも 変わっているから 頑固者だけが 悲しい思いをする
変わらないものを 何かにたとえて その度崩れちゃ そいつのせいにする
ってのがあります。なんて達観した25歳でしょう。10万25歳という感じ(笑)
1vs1のキレイな喩えにはなりませんが、
「ユーミンはこうだ」決めつけてユーミンがそうでなくなったことをユーミンのせいにする・・・みたいな。
そうなるとやはりしんどいですよね。勝手に独り相撲の負け戦みたいな(笑)
でも私もちょっとこういう経験がありますけどね。
ユーミンはそのヒストリーを見ると、けっこうその時の固定概念から外れたことをしてますし、
少なからずファンはユーミンのせいにして文句も言ってきたと思うんですよね。
それはコバルトアワーの時かもしれないし、コンサートに象を出した時かもしれないし、結婚して名前を変えた時かもしれないし、
派手なプロモをしはじめてミリオン連発したときかもしれないし、売上が落ちた時かもしれないし、ベストを出した時かもしれないし、
ハイテクコンサートをやめてシャングリラを始めた時かもしれないし、声が出なくなってきた時かもしれないし、・・・
もうこういうことは何度もあるんですよね。
それでもひとつ通底した変わらず目指しているものがあって、そのためならあまり手段は選ばないという感じ。
こういうタイプのアーティストに「変わらない物」とくに「変わらない手段」を託すのはやはり悪手と言うか人選ミスだと思うんですよね。
もっとヴォーカルにこだわってるアーティストは他にもいますし、
例えばみゆきさんとか吉田美奈子さんとかがそうですが、作品の満足度はユーミンに負けてないと思います。
なので、今回も「こうあるべき」という固定概念から外れたことの一つだと思うんですよね。
50年やってきてまだ新しい事をやりたいんだからしかたないですよね。
私は、ヒストリーに書き加えることがまた一つ増えて楽しいなぁと思うんですよね。
あとはご自身が「何を受け入れ難いのか」それから「なぜそれを受け入れ難いのか」というのを掘り下げてみるのも良いと思います。
ある程度掘り下げられたら、その認識が今回のユーミンプロジェクトで行われている事と本当に合致しているかどうかを調べてみる。
意外と勘違いしている事もあるかもしれませんし、先にスタンス取ってしまった意地もあるかもしれません。
まぁ、何より「所詮、音楽は娯楽」ですから、あまり悩まずに、と思います。
あとは上にも書きましたが、もしかしたらAI化を生きてるうちに自分たちの手でやりたいんじゃないかなぁ?なんて思います。
元気なお二人ですが、やはりこの年齢ですから終わり(...とその先?)を見られてるんじゃないかなぁって。
今回はなんとか今のテクノロジーで手を出せるヴォーカルからそれにトライしているだけで、
別にヴォーカルをどうのこうのというスケールの話じゃないような気がします。
・・・ってこれは私の妄想ですけどね。
●11月03日 管理人
いやぁエイトジャム面白かったです。(関ジャニもやっぱ名前変えられちゃったんですね。)
ユーミンライブラリーが入ったVが動いてるのをはじめてみましたが、面白いですね。欲しいですね。
印象的なのはラーとかアーとかはすげぇなVって思うのですが、やはり歌詞を歌わすとだいぶ不自然ですね(笑)
ヴォーカルって音としてというか信号として不思議だなぁと思います。
サスケさんという方が仰ってた生ヴォーカルとAIヴォーカルでは重ねたときの音も違うってのも興味深い現象です。
ちょっと直接関係ないですが、美奈子さんのLP聴いてると他の演奏は一切歪まないのですが、重なったヴォーカルだけが歪むんですよね。
マスタリングのまずさもあるかもしれませんが、ヴォーカルの倍音構成が楽器よりも複雑なのかもしれませんね。
歌詞が載る分、音の種類も圧倒的に多いですし。 とてもLPの手におえない感じがします。
スタッフが言ってたという「従来のベストが縦割りなら、今回は横割りのベスト」ってのは言い得て妙ですね!
これはベスト発言だと思います、私の中で一等賞表現ですね!!!
従来のベストはどう頑張っても縦割り構造しかとれない、要は曲ごとに並べるしかないのですが、
このやり方なら全く新しい横割りという構造出来る、過去と今を重畳させたような構造が取れるってのは面白いです。
しかも新曲でできるんだから面白い。
あとは、正隆さんの「若い声に今の歌詞を歌わせたくないじゃないですか」ってのは、
もう正隆さんはリアルユーミン離れできちゃうような、探究者としてのサイコパス感があるなってちょっと思っちゃいました。
本当に近い将来、歌詞もメロディもAIユーミンにやらせちゃうんだろうなって。
もう碇ゲンドウですね、奥さんに永遠を求めてあんなことしちゃうような、、、それが正隆さんのユーミンへの愛なんでしょうね。
ユーミンも喜んでエヴァに融けてゆく気がします・・・でも彼女の自我の強さで結局、正隆さんカブッ!って(笑)
●10月30日 管理人
香港の「音楽一週」を読んでみました。そこまで新しい情報は無かったのですが、いくつか。
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誤訳は沢山ありますがアプリが瞬時に翻訳してくれます |
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サーフアンドスノウ千葉公演はやはりセットリストどおりにやってますね。 ・
弾き語りは衣装替えをしており水色と白のカジュアルなシャツとパンツだったそう。 ・
81年5月の流れてしまった香港公演について何か書いてないかなと思ったのですが |
ユーミンの香港公演の実現は20年後の02年まで持ち越しになりますが、02年は既に多くの日本人がアジアツアーをやってました。
ホンハムに浜崎あゆみさんの大きな垂れ幕がかかっていたのを憶えています。
その浜崎さん、来年1月にマカオのベネチアンアリーナでコンサートをされるそうです。
これけっこう日本人アーティストとしては快挙なんじゃないかと思います。
マカオのカジノ&ホテル施設内でのコンサートは昨年マッチとガルニデリアというユニットがやってるようですが、
たぶんどちらもライヴハウスかホール規模(数千人、それでもすごいですが)で、
アジアン歌手が入れ替わり立ち替わりやってるようなアリーナ規模(ベネチアンアリーナは1万5千人くらい)でやるのは、
日本人ではもしかして彼女が初めてなんじゃないでしょうか??
日本人がマカオでやるのはけっこう難しいらしくて、もちろん中華圏での知名度が要りますが、
たぶんマカオは中国の他の都市と違って、カジノ中心の観光都市なので、客対象が中華圏の各地から集まる流動的な観光客になるんですよね。
香港や上海みたいにファンが固まって定住してくれてるわけじゃないので、広い地域にファンを持ってないといけない。
また、おそらくショバ代も高くて、どの歌手も大部分の席で3万円以上は取ってるようで、そうでないとPayしないんでしょうね。
つまりは一部都市とかじゃなくて、中華圏の広い地域で、お金持ちのファンを持っていないとマカオでは動員が難しい。
浜崎さんは昨年から中国ツアーをされていて、各地盛況なようですが、チケット代がすごいんですよね。
杭州公演の座席表見ると約2万席の会場の9割が3万円以上の席。一番高い席が5万円くらい。
円安なので円換算すると飛んでもない額ですが、現地の物価でも決して安くはないチケット代だと思います。
これを動員できているというのは中華圏の富裕層にものすごいファン基盤があるってことだと思います。
だからこそのマカオ公演への挑戦なんでしょうね。
私は彼女の歌はあまり聴いてきませんでしたが、ホンハムの垂れ幕から20年、
いろいろありながらもコツコツ築いてきたキャリアが行きついた澳門站ならちょっと見てみたいですね。
ちなみに円安なんで中国の人も観光兼ねて日本公演見に来た方が安い気がするのですが、日本側はホールツアーにして狭き門にされてるようですね。
●10月27日 管理人
杏里さんのコンサートに行ってきました。
今回は「Timely!!」という83年のアルバムのコンサートで、ほぼほぼこのアルバムの曲が聴けた感じです。
なかなかこのアルバムなんかはユーミンがやってそうでやってないジャンルですよね。
私は杏里さんはそこまで詳しくは知らないのですが、もうこのアルバムがずっと大好きで、夢のようなコンサートでした。
やはり海外の方も見えてて、昨今のシティポップブームでやっぱ海外でも聴かれてんのかなって。
そういえば、先日会社にモロッコからインターンに来てた99年生まれの男の子も「Timely!!」聴いてるって言っててびっくりしましたね。
杏里さんも64歳、歌声それなりだろうかなぁ?なんて思ってましたが、ぜんぜんそんなことなくて、
ライトファンの私からしたらもうこのアルバムの声そのまんまでした。
後ろの方から見てたのですが、彼女も64歳なんてとても見えない、タッパもあるので歌われてる姿だけで存在感あってカッコイイ。
ずっと見てられますね。また立ち姿に独特のカーブがあって、それが美しいんですよね。
グッズ買わない私がTimely!!Tシャツ買ってしまいましたよ(笑)
アクスタはあの双眼鏡覗いてるやつなら間違いなく買ってましたね。いや、今回はあれ以外ないでしょ、何やってんのグッズ担当?(笑)
しばらくは ♪クレイジーサマーベイベー!って頭の中で鳴ってそうです(笑) すっかり秋ですが。
クレイジーって歌ってんのかな?
ところで、先日のDTMステーションの記事とCopilot(AI)に訊いたSynthesizer Vについての回答から今回のYumi AraIのシステムを想像してみました。

注意ですが、あくまでいちファンの想像で、しかも“間違った回答をすることもある”Copilotの情報を使っています。
まずは試聴会で正隆さんが念を押されてましたが、AIユーミンのボーカルは、元はリアルユーミンが歌っていて、その歌をMIDI変換しているそう。
Copilotに歌から何を取り出してるのかを訊くと上図のとおり、ざっと言うと音程と長さと発音&その他という感じ。
これをAIユーミンに与えて歌わせてるようですね。ですからわりと今のユーミンの癖が反映されてるはずです。
これ例えばチータが歌ったらAIユーミンの声で♪岩礁のきらめきぃんにゃ!ってなるんでしょうね(笑)
もちろん今まで通りリアルユーミンの歌声が使われてると思われる曲もありました。
AIユーミンはライブラリと呼ばれる歌声モデルのひとつだそうで、Synthesizer Vにはレギュラーのライブラリーが何人かいるそうです。
まぁAIユーミンは今回の特注みたいなものですね。DTMステーションの記事によるとこれを造られたのがカンルさん(上図K)とのこと。
ユーミンライブラリーは市販はされてませんが、100万円とかで売り出しても買うオタクが何人かいるんでしょうね。私も悩むかも。
Copilotが言うには、各ライブラリーの中には独自の「ボーカルスタイル」というものがいくつか存在しており、
さらにその中には各ボーカルスタイル固有の調整パラメータがあるとのこと。
DTMステーションの記事中でボーカルスタイルの一つに「90年代」というのがあるとカンルさんが仰ってます。
(M)ってのは正隆さんのことですが、正隆さんがこのパラメータをいじってて、最初はそれが上手くいかなかったと記事に書いてます。
パラメータの調整もしてたんでしょうけど、元の入力になるユーミンの歌にも「あーして、こうして」ってのがあったんじゃないかな?と想像します。
このへんは今回の新しい作業なんでしょうね。しかもなかなかコアな作業だと思います。
最後、AIボーカル含めてGOHさん(G)がミックスする。GOHさんのお話によると、終了ぎりぎりまでAIボーカルが更新されて送られてきたとのこと。
なので基本的にGOHさんは後段でAIボーカル受けて、それを上手いことミックスしてゆくポジションだったんでしょうね。
AI使ったとは言え、元のユーミン(Y)がどう歌うべきかとか、正隆さん(M)がどうパラメータいじるかとかは、
めちゃめちゃヒューマン依存なところかなと想像します。あくまでAIは道具で、それを御するのは人間という感じがしますね。
以上、想像でした。
●10月25日 管理人
Wormholeけっこう濃い記事が出ましたね。
→ Synthesizer Vが蘇らせた荒井由実の歌声――松任谷由実×松任谷正隆×GOH HOTODA×カンル・フアが語る『Wormhole / Yumi AraI』
(もしかしたら記事として成立させるために別取材で補強されてるのかもしれませんが・・・、)
試聴会の第2部に比べると、ずいぶんしっかりした話が第1部でされてたんだなぁと思いました。
やっぱちょっとファンって「コイツらに難しいこと言っても分かんねぇし、どうせ興味ねぇだろう」ってなめられてんのかなぁ。。。
もちろん、そうではなくてユーミンサイドのファンへの気遣い、
「あんまウラがどうのという先入観や、ウラへの興味なしに出来上がりを聴いてほしい」とか
「ウラの話はファンの方にはきっと面白くないでしょう」・・・とかかもしれませんけどね。
でも、90年代のフリーペーパーのように難しい話でも何でもファンにぶつけてみてほしいんですよね。
なんかちょっとだけ寂しいなぁと思ってしまいました。
記事中、面白かったり気になった所をいくつか。
ユーミンのライヴのために「肉体に落とし込む」ってのがどういう意味なのか気になりますね。
流石にフィジカルでもメンタルでもどうトレーニングしようがAIと同じ声はもう出せないでしょうから、
こう思えたという信条だけなの話なのか、それとも実際にライヴで何か新しいやり方を試みていてそれを体得したということなのか。
思いつく範囲では、リアルユーミン→V→AIユーミンをリアルタイムにやってしまう、新しい口パクみたいな(笑)
これはユーミンが絶対声出して歌わないといけないので「口パク」なんて言ったら怒られそうですけどね。
「ヴォーカルの衰え」ってのは今回に置いても直接は語られてないのですが、それはAI使う理由が「それだけ」だって思われたくないんでしょうね。
これは実際に試聴会で作品聴いてきて「それだけ」じゃないと思いました。記事中にも出てますが、素材として面白いです。
それから音域から解放されて「作曲家として初期衝動が戻った」というのはすごいなと思います。
ユーミンは以前から歌いながら作ってると仰ってたので、これまではあえて自由に作曲しようとしても、なかなかそうもいかなかったんでしょうね。
これは記事中には書かれてませんが、作曲中に即ラララでAIユーミンが歌ってくれるなら、本当に今回初めて音域から解放されたのかもしれません。
それで初期衝動が戻るなら本当に枷だったのかもしれません。枷外したからと言って71歳でそれがあるってのがすごいですけどね。
今回は、記事からの推測になりますが、「Call me back」のときの高道先生の成果とは直接関係が無さそうですね。
あのときは素人知識ながらも荒井由実時代の音源の数程度で歌声生成なんか無理だろうと思っていましたが、
今回は、どうやって学習したんだろう?松任谷時代足したら結構いけたとかそういうレベルなのか、
本当に少ないデータで学習できる新たなアルゴリズムが見つかったのか・・・。
GOHさんの話で腑に落ちない&興味深いのは、ユーミンAIの声を初めて聴いたときは「びっくりするぐらい本物に近い」と思ったけど、
「ミックスしていくうちに人間の声とAIに差が出てくる」というもの。
ミックス後の音源は素人が聴いても、AI部分は違和感あるのでわかっちゃうものですが、
AIヴォーカルを単体で聴くと、プロのミックスエンジニアでもわからないものなのかなぁ?
話しどうオチ付けられるのかと思ったら、だんだんAIユーミンに愛着が湧いてきたとのこと(笑)
「それがVか本人の声かってことではなくて一つの作品として出来上がってる」というのは、
試聴会で聴いてみて確かにそうだと思いました。
これに続くGOHさんの「正隆さんはヴォーカルも一つの素材として編曲されている」というのも言い得て妙で、
これは80年代からずっとやってる音作りのスタンスですよね(ん−、この20年くらいはあまりやってなかったのかもしれないけど)。
今回は手段こそAIですが、実は昔からのファンにはお馴染みのヴォーカルの扱いだと素直に思います。
正隆さんのいう初期のころは「使い方が初歩的で」ってのはどう初歩的だったのか興味ありますね。
最近、LLM使ったCHAT(CHAT GPTとかCopilot)の質問をどう打ったら上手く答えを得られるか?というテクニックがある程度体系化されてきたようで、
私も会社でセミナー受けさせられました。(プロンプトエンジニアリングというそうです)
要は、質問や指示(プロンプト)が上手ければ素早く有意な回答を得られて、下手だと「AIなんて使えねぇな」とクダ撒くオジオバになるわけです。
今回のVに対するプロンプトにあたるのはリアルユーミンの歌であり、Vで後からこちょこちょいじれるパラメータ:つまみのようなものだと思うのですが、
それらの上手/下手ってのがきっとあるんでしょうね。リアルユーミンにしてもVに対する歌い方の上手/下手ってのがある。
ちなみにリアルヴォーカルのMIDI化といってもVで取り出せるのは、音程と音長と歌詞(たぶん発音)だけだそうで、
素人ながら歌の要素としてはあまりに少ないなと思います(Copilotに聞いただけなので、正しいかどうかわかりませんが)。
今のところ「クロノレコーディングシステム」ってのがまだ名前だけしか出てないのですが、
ユーミン用にもっとたくさんの情報を取り出せるようにしたりてるのかなぁ??
V側のつまみ側には「90年代」ってパラメータを今回用に作ったってのは面白いですね。
編集後記の「AI技術を『道具』として使いこなすのではなく、『共生』する相手として向き合った」というのは、私は全くの逆だと思いますね。
少なくともこの記事の範囲では「人間が道具としてAIを使いこなすこと」こそがユーミンにとっての「共生」の今のところの答えなのではないかと思います。
ちなみに16年前の試聴会は「ダンシングサン」ではなく、おそらく「そしてもう一度夢見るだろう」のときの「丸の内OLサミット」^^;での
試聴会の事だと思われます。
この記事はなかなか読み応えありましたが、もうちょい、リアルユーミンの歌い方含むVのオペレート、
つまりはVに対する「プロンプトエンジニアリング」にあたる内容に踏み込んだ記事を読んでみたいですね。
これはユーミンサイドの企業秘密かもしれませんけどね。
●10月23日 管理人
Wormhole、発売までちょいちょい何かあっていいですね!
「烏揚羽」の配信スタート、圧縮汚れの無い音源解禁です。
もしかしたら完成版とYoutube版はちょっと違うかもしれなくて、
例えば ♪あなたを呼ぶ”けれど―” のところ、完成版はリアルユーミンの後追い気味の被せが大きい気がしますし、
その先の ♪声に”ならないー” の部分、AIユーミンの声が美味しく響くところ、
Youtube版は ♪ならーないー とサラッと歌ってますが、完成版は ♪ならーんないー って「な」をもっと自然に発音してる気がします。
この数か月の間にもAIユーミンがアップデートされたのかも・・・。
また、サビのLchのギターがだいぶ聴こえやすくなっていますね。
・・・まぁ、Youtubeの音質はかなり悪いので、再現性に差があるだけかもしれませんが。
特典映像の内容が発表されましたが、うーん、試聴会のときのリリックビデオかぁ。もし、これだけだと私はちょっと残念かなぁ。。。
ああいうのは感じ方やニュアンスを強制されてるみたいで、ちょっとお節介な気がするんですよね。
今回、ある曲の歌詞に ♪Sixteen 初めてのKiss Seventeen 初めての朝 みたいなキャッチ―なところがあるのですが(注: 実際の歌詞とは違います)
リリックビデオもここでめちゃめちゃキャッチ―に歌詞が出るんで、この曲を思い出そうとするたびにもうすっかりそれが浮かぶんですよね。
もはや歌詞がキャッチ―だったのか、リリックビデオのせいでキャッチ―に感じてるのかが分からない^^;
昔、正隆さんが、たしかYmodeで学生さんがMV作るコンテストみたいな企画の評で、
「実際にレイチェルが出てくるようなビデオはダメだ」って仰ってて、確かにそうだなぁと思ったことがあります。
楽曲で既に完成してるのにそれをわざわざ映像で説明するのは蛇足だみたいなことかなと思ったのですが、
リリックビデオってもろこれな気がします。他のアーティストもやってそうな凡庸な物って感じがするんですよね。
まぁリリックビデオも多くの人がやると、そこにまた良し悪しの深遠な世界が生まれるのかもしれませんが。
私としてはAI周り中心にレコーディングドキュメント入れてほしいです、
世界初?ならファン以外や同業者が見ても「ほうほう、ユーミンはすごいなぁ」となるような。
それか、ぜんぜん歌詞と違う映像だったら面白いのにと思います。
いつだったかの高橋真梨子さんのコンサートで、「万華鏡」って曲で惑星ドッカーンみたいなとんでもCGが流れたのですが、
破局を描いた詞の内容とは合ってなくても「もうダメだぁ」って感じがぴったりだったんですよね。
この詞とは全く違うものを見せてるけど通底してるものは同じってのがMVの醍醐味だと思うのですが。。。
♪雨に濡れていたいの って歌詞ですが、やっぱり雨に濡れてる真梨子さんの映像に歌詞がポコポコ出てきたらだったら蛇足だと思うんですよね。
って文句ばかり言ってますが、だいぶ記憶から消えつつありますし、「ひとちがい」なんかはそういう点で面白いビデオだったかもしれません。
それでもちょっと駅っぽかったですけどね(笑)
音のほうの5.1chはかなり楽しみですね。どのフォーマットの5.1chなんだろう?
マルチスピーカーでAtmosのほうと聴き比べしてみたいですし(丁度うちの環境ではどちらも5.0chになります)、
ソフトウェアで5.1を2.0変換したものとAtmos2.0chをステレオヘッドフォンで聴き比べるのも楽しみです。
●10月22日 管理人
連日アップしてると懐かしのブログのようですが(笑)
ずっと読みたかった香港の「音楽一週」という雑誌を入手しました。
もともとU-miz展でいくつか展示されていたので、当時の雲母社にはあったんでしょうけど、
あれから30年くらいしてようやく手元にという感じ。
英題が「Music Weekley」なので、毎週世界の音楽情報を載せて発売されていたようです。
ユーミンは「サーフアンドスノウ」〜「昨晩お会いしましょう」あたりまでちょいちょい取材を受けているようで、
そのころ香港公演を予定していたのでその布石というのもあるし、
香港の古本屋に行くとそもそもこの当時、香港ではふつうに毎週毎週日本の芸能界の記事が掲載されており、
(松田聖子さんとかマッチとか、アイドルの話題が多いですけどね)
音楽一週側がユーミンに興味があったというのもあると思います。
入手した誌面には「サーフアンドスノウ」の時のインタビューと、そのツアーの千葉公演のレポートが掲載されています。
昔だったら辞書を牽き牽き読むところですが、今はスキャン&自動翻訳で読んでみようと思っています。
また何か新しいことが拾えれば、ツアーのページなどにアップしたいと思います。

それから「VIVA! 6x7」の香港盤と「シャングリラII」の香港盤も入手しました。
VIVA!台湾盤は当時、台湾からの留学生にお願いして買ってきてもらったのですが、香港盤が出てるのは全く知りませんでした。
VIVA!ツアーも香港公演の予定があったようなので出してたのかもしれません。これ以降、台湾盤にスイッチする感じです。
VIVA!の香港盤と台湾盤はびみょーに違っていて面白いです(ちなみに型番は同じです)。
どちらもちゃんとアートワークが通っていて、繁体字なんかも無関係なフォントというよりはちゃんと選んでるっぽいんですよね。
なのに、ところどころデザインが違います。
まず、帯の文章が違います。台湾盤は「看見永遠」って中国語のタイトルをつけているのですが、香港盤はこれを採用してません。
また帯裏も台湾盤はけっこう長くてちょっとしたユーミンのプロフィールと中国語曲名が書かれていますが、香港盤は日本と同じサイズ。
裏ジャケの曲のタイトルも台湾盤は日本語タイトルのまま(中国語は帯に書いてるので)、香港盤は日本語+中国語です(ちょっとセンタリングがずれてしまってます)。
歌詞カード違っていて、も台湾盤は中国語用に別冊モノクロ・ミニ歌詞カードを用意してますが(これけっこうカワイイ)、
香港盤はなんと日本盤歌詞カードに中国語が併記されてます(これまた日本語側と遜色ないフォントを使っています)。
要は、ベースのアートワークは守りつつ、それぞれ別にデザインしてるんですよね。統一しても問題なさそうなのに謎ですね。
ちなみに「シャングリラII」の香港盤はほぼほぼ日本盤と同じで、普通は何かしら広東語が書いてあるのですが、全く書かれておりません。
譲ってくださった香港の方と直接お会いしたのですが、コレクターの話題は世界共通?
「日本でも売ってるでしょ」「香港ヴァージョンを見てみたくて」「やっぱりそうか」みたいな(笑)
“香港ヴァージョン“とか、”7243..”みたいな型番の話が説明なく出来るというのが面白いですね。どこにでも似たようなマニアがいるんだなぁと(笑)
その方はみゆきさんのマニアでユーミンはそこまで詳しくないとのことでしたが、03年の「シャングリラII」香港公演は行かれたそうです。
当時レコード屋の店員さんが「みゆきのライバルでユーミンってのがいるよ」って教えてくれて、ちょうどそのタイミングでの香港公演だったそうです。
ひろく中古盤のやり取りをされてるようで、マニアではなくてもユーミンのことは人並み以上にお詳しかったので、
ユーミンの正規のアジア盤がいくつあるか?って話で盛り上がったのですが改めて整理してみるとこんな感じでしょうか。けっこう出てるんですよね。
台湾、香港、どっちか片方出だすみたいに見えますが、今回のVIVA!のように両方出ていて私が知らないもまだあるかもしれません。
もしこれ以外にあれば教えてください。(非正規盤の情報は不要です)
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香港盤 |
台湾盤 |
その他 |
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Cowgirl Dreamin’ |
CD: 7 2438 56507 2 7 MT: 7 2438 56507 4 1 |
CD: 72438 56507 27 |
(朝日新聞によるとタイでも発売) |
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スユアの波 |
CD: 7243 4 93591 23 |
(日本盤に台湾帯つけて発売) |
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ノイエ・ムジーク |
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(日本盤に台湾帯つけて発売) |
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SHANGRILA 1999 |
DVD: 7243 490971 9 3 ※03年発売 VCD: 7243 490971 2 4 ※03年発売 |
VCD: 7243 492329 21 |
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FROZEN ROSES |
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CD: 7243 524366 20 |
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acacia |
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CD: 7243 534202 22 |
CD(タイ盤): 7243 534202 2 2 MT(タイ盤): 7243 5 34202 4 6 CD(中国盤): CCD-2001/097A MT(中国盤): EL-052A |
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Greatest Hits |
CD: YMK-001 (実質は香港販売の日本盤) |
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WWSS |
CD: 7943 594410 2 3 ※03年発売 |
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ZUSHI vol.16 |
DVD: 7243 490973 9 1 ※03年発売 VCD: 7243 599018 2 4 ※03年発売 |
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SHANGRILA II |
DVD: 7243 599555 9 9 |
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VIVA! 6x7 |
CD: 7243 477713 2 3 |
CD: 7243 477713 23 |
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春夏ベスト |
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CD: 00946 393335 23 |
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秋冬ベスト |
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CD: 5099 9514512 26 |
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そしてもう一度夢見るだろう |
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CD: 50999 965269 27 |
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Road Show |
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CD: 50999 029421 24 |
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日本の恋と、ユーミンと。 |
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CD: 50999 934161 22 |
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POP CLASSICO |
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CD+DVD: 0635452 |
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傾向としてはカゥガールとスユアは両方で出して、ノイエムジーク以降台湾盤のみにシフト(ってことは台湾のほうがウケが良かった?)
香港公演に当たっていったん香港盤のみの発売にし、VIVA!を両方で出した後、ふたたび台湾にシフトした感じですね。
こういうの必ずしも毎度公式が「今度、香港盤出します」って発表するわけではないので、どれだけあるかは謎です。
また、一部を除いて日本のレコード会社がつけてるような型番は無く、これらはバーコードの番号です。
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あとは以前、サンディ・ラムさんの「City Rythm I」のリマスターLPが欲しいと 書いたのですが、なんと今月発売されていました。 これもうちょっと早く出てたらオリジナル盤は買ってなかったかもなぁ。。。 通販屋さんのSNSなどで9月ごろから情報は出ていたのですが、 公式から何も出てなかったので、本当かフェイクかわからなかったんですよね。 普通、サンディさんの公式か、ワーナー香港が事前に情報出すと思うのですが、 香港はそういう習慣がないのか? 型番は5021732773876、カーボン入ってない透明レコードでした。価格は550HKD。 まだ忙しくて聴けてないのですが、おそらくリマスター音源を 現代の歪みにくいカッティングしてくれてるんじゃないかな?と期待しています。 City Rythm II, IIIも再発されていました。 |
●10月20日 管理人
ユーミンのいう「AIとの共生」、仰々しいキャッチコピーに思ったこともあるのですが、
先日の試聴会をはじめここのころ出てきた情報を得て、本作がユーミンなりの現時点での答えなんだなとよくわかりました。
共生と聞くとなんとなくAIを人と見立てて仲良く暮らしてくみたいなイメージですが、
少なくとも今回のプロジェクトにおける共生とはあくまで人間がマスターであり、
AIを如何に道具として使えるところに使う、使えないところには使わないという所かなと思います。
作詞作曲には使えない、ヴォーカルには使うという感じ。
ヴォーカルの使い方も積極的に作品として若い頃の声が欲しい場合(今のユーミンが歌えたとしてもAIを選ぶ)と、
やはり今のユーミンのヘルプ的な使いかたがあるのかなと思います。
やはりこの使うと決めた側の使い方ってのは詳しく知りたいところですね。
どっちでいくかをアーティスト側がどう決めたかみたいなのも知りたいですし、リクエストにテクノロジー側がどう対応したかみたいなの。
ユーミンヒストリーはユーミンによるものですが、でもファンが誇るファンの推しストーリーでもあるんですよね。
ここの最新のところに「ユーミンならAIをこう使う!」ってのを添えてくださったのは嬉しいことです。
あとはそれが出来るテクノロジーもですが、それ使える金と機会があるってのがすごいですよね。
金が無いと出来ないですし、金があってもテクノロジーがまだだと出来ないし、
金とテクノロジーがあってもそれ活かす先の作品作りが出来ないといけないし、
作品作ってもそれ聴いてくれる人がいないとやはり商品として聴ける形まで作り込めないですから。
全部揃うところまで、全部使える状態で、生き延びてるってのがやっぱすごいですね。
これ出来るアーティストは限られてるんだから、あたしがやる!という義務感すら感じます。
もちろんやらなくても昔の声が出るアーティストもいるんですが、
そこは声が大きく変わってきたユーミンならではの業のような、
ある意味の弱みを面白く活かしてるってところに、弱みある者として勇気づけられるんですよね。
AIは今後もいろんなジャンルの人が色んな使い方をしてゆくと思いますが、
今のところのシンガーソングライターとしての使い方を示した感じですね。
ところで、AIの面白い所は学習情報が増えると「出現能力」といって教えてもいないことが突然出来るようになるところです。
例えば言語モデルで言うと翻訳なんか出現機能の一つだそうですし、問いに対して何段かのロジックを用いて回答するのもその一つだそうです。
これは科学者やAI技術者にとっては不思議な事ではなく、入力が多ければ多いほどそりゃ複雑なパターンが生じるでしょという程度のことらしいのですが、
たぶん、アーティストにとっては不思議でロマンあることだと思うんですよね。
それに科学者や技術者にとっても出現自体は生じる理屈を説明できても、どう出現するのか、なぜそういう風に出現したかは説明付かないと思います。
今回は、作詞には使えなかったそうですが、このあたりがまだ可能性あるところで、もっと多くの情報、
例えば歌詞だけじゃなくて、ユーミンのラジオでの発言や、毎日何食べてるとか、そういう関係なさそうなユーミン情報ももっと入れれば、
もっとユーミンっぽい歌詞を書くようになるかもしれません。
あるいは、ユーミンの認知パターンモデルが固まった時点で、ユーミンが未経験の、まったく他人が作った小説や絵、旅行ブログを学習させるとか
(これは旅したり、美術館行って、インスパイアされて・・・みたいなところまでAIユーミンが対応する想定)。
ただ、AIユーミンがユーミンっぽい歌詞と曲を作るに近くなったからと言って、私たちがそれをユーミンだと思えるかどうかはまた別ですけどね。
私達側のユーミン認知度もそこまで精度良くないでしょうし。
全く初見の詞を見せられて、これがユーミン作かどうかって判断できないですから。
「AIを道具として使えるところに使う」ってのは現時点での話で、
ユーミンたちが夢想してる「AIとの共生」ってのはこんな小さなことではないような気がしています。
●10月19日 管理人
昨夜の視聴会の記事を見ていると、見慣れないお名前が。
ファ・カンルさん。上海出身、シンセサイザーVの若き開発者だそうです。
新宿ではファンを入れた試聴会の前にマスコミ向けの会があったようで、そこに登壇されていたようです。
いやぁ、この方と正隆さんのお話を聞きたかったですね。
アーティストだけで語るテクロノロジーってなんかずれた話に聴こえることがあって、
ちょっと昨夜もそんなモヤっとしたトークだったなぁという気もしました。
ただ「AIに恋することの切なさ」とか、そういうのはアーティストが語るからこそ面白いですし、
通底している事柄を感じ取るのはアーティストのほうが長けているかもしれませんけどね。
一緒に上がられてたGOHさんはスタジオエンジニアですが、昨夜はあまりその立場からのお話は少なくて、
やっぱなんかアーティストっぽいモヤっとしたこと仰っていたような(笑)
まぁ、テクノロジーの開発者ではなく利用者という点ではアーティストに近いかもしれませんし、
直感的に作業されていたら、あとあとどういうことやったかを説明するのは難しいのかもしれません。
何よりGOHさんが作業するのはAIユーミン生成の後の話でしょうし。
このカンルさんの事を追えば、そのうち今回のAIユーミンの話が出てくるのではないかと思ってるのですが、
まずはこの記事、なかなかアツいですね(ユーミンは出てきませんが)。
カンルさんのこれまでの経緯とともに、中学生時代に作られたお手製のヴォーカルツールが紹介されていますが、
子供の興味のままにとりあえずやってしまうパワーを感じて嬉しくなってしまいました。
今回、カンルさんがどの程度、直接オペレートをされていたかは分かりませんが、されていたならいろいろ訊いてみたいですね。
ひとつはAIユーミンをどうやって学習させたのか?それによってどんなふうに育っていったか?
途中経過とか聴いてみたいですし、荒井由実、80年代のユーミンとか、バリエーションあるのかとか。
それからもうひとつは ユーミン ⇔ 正隆さん ⇔ カンルさん(と過程) みたいな感じで、
正隆さんが望むヴォーカルににじり寄るプロセスがあると思うのですが、それがどんなやり取りだったのか?
昨日のお話だと リアルユーミン歌 → MIDI → シンセサイザーV → AIユーミン歌 という感じで出力されるようですが、
V自体のオペレートでAI歌をある程度いじれても、それで正隆さんが納得しない場合は、
大元のMIDI情報を変えないといけない、とすると、更に大元のユーミンにもっとこう歌ってみてっていう指示が正隆さんから行くと思うのですが、
ユーミンはMIDIが(更にその先のAIユーミンが)どう変わるかは分からないまま「こうかな?」と検討つけて歌い直さないといけない。
・・・みたいな一連のやり取りが知れると面白いのになぁと思います。
たぶん、ユーミンたちのやったことが業界初だとしたら、それはこのプロセスじゃないかと思うんですよね。
昨夜もそれっぽい話はされてましたけど、やっぱアーティストだけでやると要領得なくて。
NHKとかのマジーなドキュメンタリーで見てみたいです。
●10月18日 管理人
「Wormhole」聴いてきました!もちろん良かった!!
私はエキスポシティに行ってきましたが、やはり満席ではなくて両隣の席は空いてました。2/3?3/4?くらいは埋まってたかな。
新宿の方が「交通事情のせい」とかで20分くらい押しでスタート。
トークショーの中継は3カメくらいを切り替えながら映していました。
大阪の会場はけっこう大音量で、皆さんオンマイクで話されるので、聴いていて低域がなかなかしんどかったですね。
皆さんスピーチのプロではないですし、こういうのはふつうミキサーマンが直すのですが、大阪の会場にはいないので仕方ないですね。
やはりAI周りのシステムの話はあまり聴けませんでし、本作の話自体も思ったより少なかった気がするのですが、
もちろん制作の面白い話もあって、ひとつはAIユーミンの歌もリアルユーミンの歌を元にしているという事。しかもヴォーカルをMIDI化してる!
リアルユーミンが一旦歌って、それをMIDI情報にして、そのMIDI情報を使ってAIユーミンが歌っているそうです。
たぶんリアルユーミンの歌のうち、音自体は捨てて、歌い方みたいな情報を取り出してMIDIにして送るのかなと思うのですが、
まずヴォーカルをMIDIに出来るってことに驚きました。歌声合成界隈では既に常識なのかもしれませんが、私は知らなかった。
キーボードなんかは演奏情報だけを取り出して、後段でブラスにしたり、ストリングスにしたりというのは大昔からやってましたが、
ヴォーカル相手にこれが出来るようになってるんですね。いったいどんなパラメータ取ってるんだろう・・・。
ユーミンはAIにこの”演奏情報”を提供するため、沢山うたったそうです。決してラクではなかったとのこと。
もう一個、面白かったのは、今回、AIユーミンの歌を聴きながら詞の直しが出来たというお話。
私は作詞はしませんが、しない私でもこれは詞・曲・歌やる人にとってはかなり新しいことだったんだろうなと思いました。
GOHさんからはAIヴォーカル相手の工夫を訊きたかったですが、なんだか当たり障りのないこと仰ってました(笑)
ここからは「Wormhole」の印象に残った所レポート(白文字にしておきます)
まずエキスポ109映画館、やっぱ音楽聴くには音が悪すぎますね。
潤いにも響きにも欠けるノイジーな硬いやかましい音で、映画館ってやはり独特のプロパガンダっぽい音な気がします。
全曲聴けたのはもちろん有難かったのですが、初聴がこの音かぁ・・・みたいな感じはありましたね。
あとは、映像も良し悪しありますね。MVが無い曲は如何にもAIが作ったっぽいリリック映像だったのですが、
初聴はやはり自分の頭で生成した映像を紐づけておきたかったです。意外と最初の絵って何年も残るんですよね。
自分の頭に浮かんだ絵って自分で生み出したものですからやっぱり与えられたものより納得感あったりします。
そう思うとちょっとあの映像が紐づいちゃうのは勿体ないなぁと思います。
目を閉じて聴こうかと思ったのですが、・・・音イマイチだし。。。
環境自体は少しイマイチでしたが、もうこのマニアック集会自体が面白かったです。
何か他人同士が暗闇で一つの物を待つ感じとか、ワクワクゾクゾクしますね。
エキスポは入場の混乱もなく、皆さんお静かに聴かれていました。
DARK MOON
待ち時間にこの曲のインストがずっと流れてたせいか、ちょっと早くも飽き気味かも。
こういう曲って最初は面白いのですが、飽きが来るというか、わりと誰がやっても似たような感じになる気がして・・・
隣のシアターから低音が漏れてて、この曲の世界にダークを添えてました(笑)
Cinnamon
「Take me home」とか「ひまわりがある風景」みたいな哀愁ある感じ。
メロディがけっこう難しくて1回ではどんな曲だったか正直思い出せないです。
リアルユーミンっぽい最近の声で歌われていたと思います。
星の物語
これは子供の頃のキラキラした時代の曲って感じでした。歌詞がそうだという事ではなくて曲の雰囲気ですね。
サビからAIユーミンですが、その浮遊感が素晴らしい。
ちょっと翼の折れたエンジェルっぽいと思うとこがあって、クスっときました(笑)
これ早く何度も聴きたい曲です。
岩礁のきらめき
この曲めっちゃ好きなのですが、ここに来るのちょっと勿体ないかなぁ・・・。って思っちゃいました。
もっとイントロ溜めてほしかったですね。前の曲に感動してる間に♪なーぜーって来ちゃう感じがして。
天までとどけ
昨日も書きましたが、文句なく良い曲ですね。映像もこの映像が一生紐づく映像で良かったと思います。
2人のユーミンと、灯台と船って関係も良いです。大画面で見る砂浜も良いですね。
烏揚羽
この曲はここかぁ?という感じがしました。このいつの間に迷い込んでる風のシレーっとしたイントロが活きる配置があるように思う。
曲自体は濃厚でなかなかの満足感ですね。映像はあの縦長の不気味な奴でした。
伊藤先生は私はあまりなじみがないのですが、どうしても今話題の江口先生とか、昔読んだ楳図先生とか、いろいろ出てきます。
小鳥曜日
けっこうAtmos活かした、ピウピウがぐるぐるするような感じ。これはマルチスピーカーで聴くのが楽しみです。
LET'S GET IT STARTED
この曲は思いっきりAtmosで遊んだ感じです。
いわゆる自然な音場再現ではない、飛び道具的にAtmos使った曲も聴いてみたいと思ってましたが、その願いが叶った感じですね。
去年のよりアップデートはされてるようですが、AIというかヴォカロ臭さは残ってたように思います。
Let It Rain
たぶん一番最初に世に出た曲ですが、ようやっと全貌が・・・おぉこういう曲なんだ!
もう雨降りそうだから家の中で楽しくすごそうというなんて幸せな歌なんでしょう。リアルユーミンっぽい声で歌われています。
この曲は一番Atmosで遊んでるかも。ガチで後ろから歌が来ます。
これもマルチスピーカーで聴くのが楽しみですが、Atmos2chでどこまで再現できるのかも興味深い所。
ん・・・?ちょっと前の曲と記憶がごっちゃになってるかも。
文通
オリジナルの雰囲気を崩さずリアレンジされていて、こういうのアレンジ違いにするかミックス違いにするか迷うところですね。
ヴォーカルはAIになってますね。imaseさんより少しおねえさんという感じになってました(笑)
ひとちがい
やはりあの「ひとちがい」でしたが、うーん、、、いきなりどうした!?という感じ。
ヴォーカルがリアルユーミンなんですが、失礼ながらここはAIでしょ!って思っちゃいました。
Call me backの時も思いましたがこういうタイトでスカしたヴォーカルが合う曲を今ユーミンが歌うと、
ちょっと合わないというかパロディというか余興っぽいんですよね。
ただ、役割的にはけっこう面白くて、一気に最後の曲へ向かうために時計の針を回し始める感じでしょうか。
なんか嫌な世界、ダメな世界に追い立てられる雰囲気はバッチリありますね。
いろいろ拒否って孤立へ向かってしまう感じが今の分断の情勢って感じがしますね。
表面的な歌詞は駅で幼馴染にあって、みたいなものですが、もっと根底にあったそういう雰囲気が活かされてると思います。
アレンジはサイバーな印象でしたが、これはだいぶ私の頭がリリック映像に持ってかれたからだと思います。
そして誰もいなくなった
深海の街の外の世界、地上はこうなってんだろうなみたいな曲でした。
ちょっと「霧の中の影」に似てるなと思いました。
私はあの二人は死へ向かってるんだと思っていますが、なんかちょっとそれにほっとしてしまうような怖さがありました。
あとは、エヴァっぽい(笑)
こういうのを作ってくれるならやはりAIユーミンが作られてよかったなぁと思います。
この曲のエンディングにはエンドロールが流れました。
速くて全部は追いきれませんでしたが、リズムは渡嘉敷さん、高水さん、それから前ツアーに参加された須永さんでした。
曲終わりはシーンとした後、拍手が起こりました。私も拍手してました。こういうのいいですよね。
ニューアルバムをこんなふうに聴くのは初めてで、面白い体験でした。ありがとうございました。
次は、是非もっと門戸を広げて頂いて、早く聴きたい人がみんな聴けるといいなと思います
(謎のシールは返してもらえたので、次はマニアックLP会とかそういうので使えるといいかも)。
それからもうちょっと良いシステムで真っ暗にして聴きたいなぁ・・・
そう思うと、なかなか音楽を聴く環境を見つけるというのは難しいですね。
●10月16日 管理人
未明の「DARK MOON」Dolby Atmos配信開始に続き、「天までとどけ」の配信が始まりました。
やはり2MIXとDolby Atmosのハイブリッド配信です。
今朝のAmazon Musicの「DARK MOON」Dolby Atmos不具合も解消したようですね。
(AmazonMusicやっぱり直ってないですね。「DARK MOON」はAtmosのストリーミングが出来ないようです。ダウンロードするとAtmosで落ちてきて聴けますが。)
毎度、AIユーミンがどう使われているか楽しみなのですが(もちろん管理人が聴いての解釈で実際どう使われたかは知りません)、
リアルユーミンの歌声で始まりますが、途中1フレーズだけAIに引き継いでまた戻る気がするのですが、やっぱ違和感ありますね(笑)
他の曲のようにリアルとAIで役割分担するならなんとなく聴けるのですが、1本の流れの中で引継ぐってのはまだ少し課題ある感じがしますね。
急に芯が無くなっちゃうので繋がらない感じがします。声というのは不思議なもんですね。
そんなことより、すばらしい曲ですね。私なんかはわかんない境地の歌かなと思っていましたが、
この曲を聴かれたご子息を亡くされた方からのコメントに胸がいっぱいになってしまいました。
もちろんその方の事は存じ上げないのですが、その方の穏やかな心持ちが少しだけですが見えた気がしたんです。
最愛の方を亡くされたなら、その方へ悲しい気持ちや乞うような想い、こんなに辛い思いをさせるのかという恨みのような気持ち、
いろいろぶつけられたり、もう忘れようと思われたりされた時もあったのではないかと思うのですが、
時が過ぎて日々の事を「天までとどけ」って思えるようになられたとしたら、それは倖せなことだなぁと思いました。
もちろん勝手な決めつけで、そうだったとしてもそういう境地は私にはまだわからないのですが。。。
人生進めば別れはどんどん増えてゆきますが、日々の出来事を別れた方に語り掛けて「天までとどけと」思いながら過ごすという事は、
ずっとその方と一緒に生きているという事だと思います。
別れは増えるけど、そのぶん一緒に生きてゆく人は増えてゆくのかもしれません。
そういう方々と共にある人生はやはり倖せな人生なんじゃないかと思いますね。
人生の色んなタームで「天までとどけ」と思う心持ちは様々だと思います。
私はまだ辛い別れはこれからで、本当に想像もしたくないのですが、
こういうふうに「天までとどけ」と思える穏やかな日々が来るとしたら少し人生を進める勇気がもてる気がします。
こういうなんとも言い表しにくい気持ちを歌にできるのはすごいなと思いますし、
正隆さんも言うようにだからこそ歌にする意味があるんでしょうね。
●10月16日 管理人
「DARK MOON」のDolby atmos 来ましたねぇ!!
Apple musicジャケットが動くようになってるなぁと思って再生してみたら、Dolby atmosの表示が。
さっそくマルチスピーカーで聴いてみました。夜中なので大きな音は出せませんが良さそうです!
マルチスピーカーの場合、2通り聴き方があります。
2MIXをAV AMPで5.0ch処理するなんちゃって5.0chと、
AtmosをそのままAV AMPで受けて5.0chにデコードする正統派5.0chのような方法。
2MIXはやはり音像がはっきりして音がスピーカーに張り付いてる感じですが、
Atmosはもっと声がスピーカーの向こうに取り囲むようにありますね。
ヘッドフォンリスニングの2MIXとAtmos2.0の違いも概ねこんな感じですが、
ヘッドフォンで聴くと2MIXは音に重みがありますね。
動くジャケットはちょっとレンチキュラーのネタバレかもしれませんが面白いですね。
今回はAmazon Music側でもAtmos対応のようです。
Amazon MusicのiPad Appが良いのは、2MIXとAtmos2.0chの切り替えがワンタッチでできるところ。
聴き比べにとても便利です。
ただ、まだAtmos側の音源がうまく準備出来てないのか、表示はあるのに切り替わりません。。。
そのうちに修正されるでしょう。
●10月13日 管理人
「DARK MOON」の先行配信が始まっていますね。
これでようやっと圧縮ノイズに汚されていない音質的に本番と言えるものが聴けたわけですが、
パッと聴き、圧縮感や合成音声にありがちなシュルシュル感ないですねぇ!!
(合成音声はシュルシュルというノイズが出がちですが、
ラジコやYoutubeも圧縮がきついとシュルシュルとしたノイズが発生してしまいます。
合成音声をラジコやYoutubeで聴いてノイズがのる場合、どちらに起因したものかがわからないのです。
ちなみにYoutubeは音質重視したフォーマットもあるようですが、ユーミンは少なくとも無料MVではやってない感じかな。
有料配信音源も圧縮はされてますが、256kbps以上ならシュルシュル出るほど「きつくはない」とう感じでしょうか。)
ここまで出来てるならオーディオ的には十分聴けそうだなぁと安心しました。
まぁこの「DARK MOON」は、人工音満載のミックスの妙みたいな曲なので、紛れ込ませやすい気はします。
なので、AIアカペラがどこまで聴けるのかはまだわかりませんが。
ユーミンは80年代〜90年代はほぼほぼ加工ヴォイスなので(ちょっと言い切りすぎかもしれませんが)その頃の感じもしますし、
VIVA!のときの力まないミドルヴォイス(?)を初めて聴いたときの「お!?声ちょっと戻った?」みたいなそんな感じもしますね。
AIと知らなければ、本当に「今回声出てるな」くらいに思えてたかもしれません。
いや、本当に声出てる可能性も無くは無いですよね、、、って逡巡するくらいの完成度だなぁと思いました。
今回の先行配信でちょっと気になるのはもしかして今回Dolby Atmosは配信しない??ということ。
万歳!のときは「Call me back」の先行配信時にDolby Atmosも同時配信してたと思うんですよね。
今のところ「DARK MOON」はAppleでさえもハイレゾの2mixオンリーのようです。
また、試聴会の説明文では「この日の為にGOH HOTODA氏によって特別にミックスされたDolby Atmos」ってあるので、
この日のためだけで、リリースはしないとも読めなくもないんですよね。
まぁここのところのユーミン運営が出す文章は希少性の煽ったのが多い気がするので、今回も煽りってことで広くリリースされると嬉しいですね。
ステレオヘッドフォンで聴く場合は、Atmos 2chをそのまんまステレオ録音した2mixであっても
Atmos2.0ch程度の効果は再現できると思うのですが(そもそもへッドフォンには2chしか来ないわけですから)、
マルチスピーカーで聴く場合は、Atmosと2mix音源をAV AMPおまかせサラウンド処理したものでは、やはりまったく違うと思うので。
●10月01日 管理人
とうとう全曲タイトルが発表になりましたね。いやぁ楽しみです!!!!
11曲目に「ひとちがい」が入ってますが麗美さんに提供した「ひとちがい」でしょうか?
にしては「文通」の後ってのがビミョーな配置な気もしますね、てっきり「文通」をボーナストラック的にほっこり〆るんかなと思っていたので。
でも、この提供曲のセルフカバーが入るかもってのはわくわくしますね。
「宇宙図書館」に「GREY」が入ったときは歌詞ごと告知されたようなものだったので確実でしたが、
「スユア」に「Woman」が入るってなったときが今回に似てたかもしれませんね。これは結果的には別曲でしたが。
「ひとちがい」は私的にはちょっと不遇な曲で正直、麗美さんヴァージョンは麗美さんのかわいい声にも雰囲気にも合ってなくて、
アレンジも大袈裟で、なんだかあまり説得力の無い出来なんですよね(もちろん個人的な感想です^^;)。
ちょっと古い表現になってしまったかもですがダシの効いたシチュエーションなのにプラスチック感ある感じ。インスタント味噌汁みたいな。
そういえば、この頃の麗美さんの声ってAIっぽいかも(笑)
この曲を説得力ある感じで、でもババシャツ臭くならず良いバランスで歌える歌手ってなかなかいないんじゃないですかね。
今、聴いてるサンディ・ラムさんなんかちょうどいい落としどころで歌えそうですが、広東語ぜんぜんわからないからそう思えるだけかも。。。
「あの頃のまま」とか「日時計」とか提供曲はたまにこういう渋い系の曲がありますよね。意外と男性が歌う方がハマるのかなぁ?
当時のFC会報によるとユーミン自身も「ダイアモンドダスト」用に録音していたそうで、アルバムに合わないとかでお蔵入りにしたそうですが、
たしか世紀末ごろファンの有志イベントでこの音源流したらしいんですよね。私はお子様過ぎて参加できなかったのですが。。。
マルチから「Call me back」が見つかるくらいなので「ひとちがい」も見つかってると思うので、
なんでも「これが正解」って感じに歌ってしまうユーミンヴァージョンを聴いてみたいですね。
麗美さん&麗美さん提供曲で私が一番好きなのは「パンジーとトパーズのネックレス」ですね。
この曲は麗美さんの声にぴったりです。2番の出だしの歌詞なんか本当にぴったり。
「夢を叶えることがこわかったの 閉まる扉をぼんやり見た」これそのものの経験は無いですけど、私もこういう系の人生かもなぁ、、なんて。
これもユーミンヴァージョンで聴いてみたいです。AIユーミンでもいいですし、今ユーミンでもいいです。
歳をとった人の歌声は、もちろん曲の世界の主人公とは合わないのですが、あえてその声で歌うと
「こういう感情は世の中にちゃんとあるんだよ」って事を外からやさしく肯定してるような説得力があるんですよね。
一方、AIヴォイスにはユーミンも言う通り別の世界線的な面白さと、その遠い世界を想い続けていたならその分の懐かしさがあるんですよね。
まだこの「ひとちがい」かどうかは分かりませんが楽しみですね。
●09月30日 管理人
ユーミン運営、またキナ臭いとこコスってるかも・・・^^; って思っちゃいました。
もうあと一歩、あと一歩だけファン側の気持ち考えるといいのに。。。
どうも試聴会の大阪と名古屋が空きがまだまだあるようで、その呼び込みをインスタでやってるんですよね。
で、「※東京は申し込み数オーバー中」って、書いてあるのですが、こんなん書かなくていいのになぁって^^;
運営側としては、大阪名古屋を埋めたいでしょうし、
もちろんこれから申し込むファンのことも考えて「東京に突っ込むよりも大阪名古屋に」って知らせてくれてるんだと思うのですが、
早々に東京に申し込んだ人は「オーバーしてるから、外れるかもしれない・・・大阪、名古屋にしておけば」って思っちゃいますよね。
申込後に変更できるといいんですけど、確か出来なかったんじゃなかったかなぁ?
こういう申込側に与えられる条件が最初と変わってしまうと、特に後の方が有利になってしまうと、次からみんな「様子見」に入っちゃうと思うんですよね。
そうなると運営側はまた早期に申込状況を掴めなくなってしまいますからね。ちょっと悪循環かも。
まぁ理屈の上では東京が外れる可能性はこの発表があろうとなかろうと最初からあるし、
なんならこの発表のおかげで東京に突っ込む人が少しは減るでしょうから結果的に「当選確率が上がってる」はずですが、
そこまでみんな理屈で考えないし、もうひたすら「あー東京は外れるかもぉぉ、大阪名古屋羨ましいぃぃぃ」って思っちゃいますよね。
こんなの申し込み状況は伏せておいて、2次やってそこで大阪名古屋まだ空いてますってやればいいのになぁ。
でも、あまり時間が無いんでしょうし、もちろん良かれと思ってお知らせしてくれてるんでしょうけど、
なんかまた煙出そうなとこコスってんなぁ^^;ってちょっと思っちゃいました。まぁ難しいですよね、こういうのは。
東京と大阪名古屋の決定的に違うところは、ユーミンたちの登壇ですよね。あとは、東京のほうが少し設備も良いようですし。
大阪名古屋に当たったところでそれは無いわけで、人口から考えても、東京は元より高倍率だったと思います(フォロー)
そして、この発表のおかげで東京の当選確率は上がってるはずです(さらにフォロー)。
私は今から申し込みます^^ ・・・が、もちろん外れるかもなので、せめてトークショー部分は後日みんなに配信してほしいなぁ。。。
GOHさんのスタジオ(?)、SF感満開ですね。
●09月28日 管理人
FMのほうで「小鳥曜日」の最新テイクが流れましたね。
(以下、実際はどういう作業が行われているかは分かりませんが、)
ヴォーカルがほぼAIに差し変わってるように思います。
昨年のFMで放送されたテイクはAメロが生歌、サビがAIっぽく、
あまりにギャップがあるせいか、生歌をAIっぽく加工した?感じでしたが、
今回のはAメロからサビと同じようなAIっぽい声になっています。これはこの曲は全編こちいで行くかってなった感じでしょうかね。
あえてレトロロボットな演出する場合以外は、私は元の音は正直ありえないだろうと思っていましたが、
今回のはすごく灰汁が抜けてしまって、聴き応えに乏しい感じがしますね。
声出し辛そうでもやはり生声の情報量とか「しっくり感」ってすごいなぁと思います。
合成音声っぽいノイズもあまり改善出来てない感じで、シャリシャリ言ってますね。
風邪ひいたときの喉がいがらっぽい感じとか、マウスの下に細かい砂がついちゃってジャリジャリする感じ?
まだちょっとAIユーミンはアカペラには堪えられない感じがします。
ただ、、、私はラジコで聴いていて、ラジコ自体がかなりこの圧縮ノイズがのってるんですよね。
ミラースCMの「守ってあげたい」もシャリシャリ酷い音ですし、達郎さんの番組でも同じようにのっています。
なので、CDとか配信の音はもっとマシなのかもしれませんね。
昨年のテイク: シングルではないので荒川ヴァージョンw?は貴重なプリ出し音源になったという感じですね。
(ラジコは今調べたら HE-AAC 48kbps ! なんだそうです。悪いだろうなとは思ってましたがここまで圧縮してるんですね。
私が思うまともな圧縮音は256kbps以上で、・・・今更ですが電波版録音しておけばよかったなぁと思っちゃいました。)
それからウソらじおで、78年のそごうでのイベントが紹介されていました。
あれ当時の何誌かの雑誌には告知やレポートなどで取り上げられてはいたのですが、いずれもちょろっとした記事であまりインパクトは無く、、
でも実際に行かれた方がいて、その方が今もそれを大切な思い出にされていると思うと急にインパクト出てきますね。
ウソらじおインスタにはけっこう立派な半券もアップされていて「あぁ本当にあったんだなぁ」と思わされました。
ちなみにオリコンだったかな?の記事には毎週日曜日にアーティストを読んでイベントをやる予定だと書いてあって、その第1弾がユーミン。
それでVOL.1としていたんじゃないかと思います。こういう70年代後半のちょろっとした単発イベントってこういう情報集めてるとグッときますね(笑)
それからレンチキュラー。
大昔からありますが、ちゃんと仕組みを調べたことって無くて。
マル・ビ事業所というレンチキュラー印刷をされてるところのWebに分かり易く載っていました。→ こちら
やはり昔からあるだけあってなかなか単純な仕組みなんですねぇ!
恐らくですが、このレンチキュラーって大元のメカニズムの進歩ってほとんど無くて、
この短冊状の画像を精細に印刷したり、薄いレンズシートが作れるようになったり、
下絵とレンズを組み合わせた結果のシミュレーションを作画や印刷に活かせるようになったりというあたりが、
時代を経て進歩したという感じではないでしょうか。
・・・って、今回のユーミンのがこの仕組みを使っているかどうかはまだわかりませんが。
●09月23日 管理人
今度はニューアルバム試聴会のお知らせがありました。いろいろあっていよいよ発売が近づいてる感じでわくわくしますね。
悩ましいのがどこの会場に申し込むかですね。東京の方は東京でしょうけど、私は大阪か?東京か?ですね。
東京は旅費がかかるのと倍率が高そう。でも狭い所でユーミンと一緒(?)というのは嬉しすぎますね。
また、東京会場の音響設備&Atmosは体験してみたいですね。
大阪は近いですし、いろいろ気楽に見れそうですが、この前のJOURNEYの経験からだとそこまで音が良いと思わないんですよね。
特にセンターSPの音は音楽聴くにはちょっとイマイチな気がしました。大阪向けにも音が作られてると良いのですが。
また大阪は、5.1chもAtmosを5.1chで聴くのか?それともソースの時点でAtmos以外の5.1chなのか?気になりますね。
つい情報が多いと忘れがちですが、そもそもニューアルバムが1か月も先に聴けるというのは有難いことですよね。
また大勢で皆で聴けるというのも良いですし。
何より当選しないと行けないのですが、あとから配信してほしいですね。
今や公式からのPRとして低音質音源の無料配信も珍しいことではなくなりましたし。
試聴会の質問が募集されているようですが、私が知りたいのはやはりAI周りとMIX周りです。
(ただ、この会はお披露目ショー的な要素もあるでしょうから、あまり専門的なお話は無いかもしれませんね。)
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@ AIユーミンをどうやって学習させたのか 過去音源は色々あるとは思うのですが、学習させるには少ないように思います。 だとしたらですが、少ない情報からどのように学習させるのか?何を正解とするのか? また、Synthesizer VとAIユーミンの関係も知りたいですね。 そのままなのか、何か改造されているのか。 要はAIユーミンが完成するまでの過程を知りたいですね。 ここはAI側のエンジニアが来ないとわからないかもしれませんが。
A AIヴォーカルを作るためにAIユーミンに何を入力しているのか? もちろん歌詞やメロディを入力するとは思うのですが、 リアルユーミンの歌も入力しているのかどうか?ここはけっこう重要です。 これ入力してるとすると、リアルユーミンの歌声あっての AIヴォーカルということになりますよね。 @の過程で完璧に歌声を再現できてAに生歌は不要ということも考えられますが、 果たしてそこまで都合良いものができるのかなぁ?と思います。 ここはどちらかというとAIのユーザ側の話なので、 正隆さんやGOHさんからも聞けるかもしれません。 |
B AIヴォーカルとリアルヴォーカル、演奏をMIXするうえでの工夫や苦労
ここはもろ正隆さんやGOHさんのテリトリーですね。
昨年出た音源を聴く限りはAIをリアルに寄せるだけではなく、結構無理してリアルをAIに寄せてる感じもします。
もちろん「Call me back」や「小鳥曜日」の歌声を自然だと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、
私は明らかに不自然だと思いますし、プロのクリエーターならなおさらだと思うんですよね。
発音もおかしいし、オーディオ的にも崩れたような音ですし。
実験的な面白さでOKしたとしても、本番としてOKできるものを作るとなるとなかなか大変だったと思います。
ミックスにより隠したり、あるいは活かしたり、いろいろあったと思うのですが、
このあたりの変遷や工夫、感じたことなどを訊いてみたいですね。
ところで、コンサートを見て以来、サンディ・ラム(林憶蓮)さんの
88年の「CITY RHYTHM (都市觸覺) PART1」というアルバムにハマってしまい、最近はほぼ毎日聴いてます。
やはり音楽は世界共通なところがあるのか、この時代のシンセバリバリ、ベースブリブリみたいなサウンドです。
ユーミンだと「LOVE WARS」とか「DSLK」みたいな感じでしょうか。
彼女は香港のユーミンと呼ばれてたこともあるようですが(たぶん日本だけで)、
私的には当時の高橋真梨子さんと杏里さんの良いとこ取りみたいな感じで、杏里さんよりアダルトで、真梨子さんよりダンサブル!みたいな。
「都市を生きる女性」というような1本通ったもののあるコンセプトアルバムで、最初から最後まで聴ける作品ですね。
この時代の作品共通の?特徴としては「きっとLPのほうが音が良いはず」というところ。
リマスター音源も配信されていますが、ちょっとベースがボ―っとした音なんですよね。
それに少しですが音がRchに寄ってる(Rchが数dB大きい)んですよね^^;
そこでLPを探していたのですが、残念ながら日本盤は発売されておらず、地元・香港盤しかありません。
香港は90年代に入ってからもLPの発売があったようで、88年盤だからレアというわけでもないようですが、
もうベースの値段が高いんですよね。いろいろ探して、450HKD(約1万円)で入手しました。
期待通りベースのブリブリ感がLPのほうが良く、他の音の分離も良く、配置も広い感じ。
ずっと配信版(のRch大きくした音源)を聴いてましたが、これからはLPを聴くでしょうね。
ちなみにオリジナルLP版は配信版とちょっとミックスの違う曲やアレンジの違う曲があります。
サンディさんは90年代に日本デビューもされたようですがヒットには至らずで、日本での知名度は低いかもですが、
でもこの作品はシティポップの名盤の一つだと思いますし、リマスター日本盤LP出して欲しいですね。
88年盤はやはり内周曲が歪むのですが、今のデジタル駆使したカッティング技術だとほとんど歪ませないように作れるようですし。
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少し小さめサイズの歌詞カードには歌詞だけでなく 「City rhythm has been...」的なことも書かれており やはりコンセプトアルバム然としています。
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まだ少しですが、90年代の香港のアーティストを聴き始めて思うのは、広州語カヴァーというのが面白いジャンルだなという事です。
これはただ言葉が広州語だから面白いという事ではなく、他所の曲を取り込んで独自のコンセプトに仕立て上げる一つのジャンルという感じが面白い。
例えば新人歌手が「やさしさに包まれたなら」をカヴァーするような「歌わせていただきました」的な事ではなく、
歌手やプロデューサーがやりたいコンセプトの一材料として世界中から曲を取り入れて、我が物にしちゃうみたいなもっと強い感じです。
この「都市觸覺」も半分くらいがカヴァー曲ですが(ちなみに杏里さんの「愛してるなんてとても言えない」のカヴァーも入ってます)、
寄せ集め感も、歌ってみました感もなくてもう最初から彼女のために書かれた歌であるかのようです。
また当時の香港ってどんなだったんだろう・・・と思いを馳せるのも楽しいですね。
●09月19日 管理人
2月に24年、25年の苗場の曲目の抜けをお知らせいただいていたのですが、迷惑メールに振り分けられており先ほど気づきました。
今更にはなりますが、どうもありがとうございます。
●09月17日 管理人
歌詞集の発売が発表されました。
しかもけっこうマニア向けのネタぶっこんで来てる感じがして楽しみですね。
あまりユーミン企画ってマニアに向けたことってやってきてない感じがしていて、けっこう珍しい方向性だなと思います。
当サイトなんかもそうですが、マニア向けにシコシコ詰め込んだコンテンツってアーティスト側からしたら辛気臭いもんだと思うんですよね。
作品ってもっと違うものだと思いますし。PV集やコンサートの記録映像がなかなか出ないのもそんなとこかなと思います。
今回の本で思い出すのが11年の2冊ですが、マニア路線、作品路線って大別するなら、あれもやはり作品路線だったと思います。
ただ、マニア向けっぽい材料を使って作品路線をやろうとすると、なーんか煮え切らないものになりがちなんですよね。どっちつかずというか。
11年の本が作品的な満足感があるか、もっと言うとこれだったらマニア路線でなくてぜんぜん良かったなと思えるものかというと私はやっぱり違うんですよね。
せっかくあんだけの材料使ったのに作品として煮え切らないものだったなぁと。
本のコーナーで紹介していますが、ユーミンの歌詞集って「歌詞集」とは銘打ってない物も含むとちょいちょい出ていて、
私が作品として満足度高いのは「書くユーミン」というペン習字の本(歌詞集ではないですけど、歌詞を題材にした本です)。
もちろん、マニアとか作品とかではない第3の路線”実用本”という企画が面白いのですが、
作品としてもページの質感とか情報レベルとかアートワークに一貫したものがあって、満足度が高いんですよね。
たしか7曲しかなかったと思いますが、それぞれのユーミンのコメントも良くって。
マニア路線としては薄いですが、そんなのぜんぜんいいじゃんってくらいものとして素晴らしい。
今度の歌詞集もマニア度100%ならそれはそれで嬉しいですけど(グレイ背景に字ばっかりでもw)、
作品路線で行くなら変にマニアにしっぽ振ったようなのじゃなくて、作品満足度としてこの「書くユーミン」超えして欲しいですね。
あと、これはマニア路線の要望になってしまいますが、六本木でのユーミン展の図版の販売が無かったので、
あそこで展示した直筆歌詞を全部収録してほしいです。(こちらに一覧にしましたが70篇くらいあるんですよね)
まぁ私も(?)全部写真に撮りましたからAI使えば印刷したみたいに出来るとは思うので、
これやって作品として中途半端になるなら要らないかもですが。
●09月16日 管理人
新作のアルバムプログレスが1か月ぶりに更新!全曲90%→95%に!!
・・・って何がおもろいねんこれぇぇぇ!!(笑)
「制作進捗状況を可視化して、過程を楽しんでいただくコンテンツです」って書いてますが、
今のところの「可視化」ってカード上の数字で、「過程」ってその数字が変わるだけなんで、流石にこれだけでは楽しめないでしょう・・・
「何がどうなったから5%進んだってのが見えないと可視化になってへんやろ!」って昔怒られたのを思い出しました^^;
リリース後でいいので、出来れば途中過程を聴かせてほしいですね。何%のときはまだこんなだったよとか。
今回のはAIの進化具合とかも聴いてみたいです。
ちょっと前の放送になりますが、正隆さんのラジオでの横河デジタルのAI技術者: 鹿子木さんの方との対談、
これめちゃくちゃ面白かったですね。 こちらでアーカイブが聴けます
正隆さんは毎度、どのジャンルとゲストでも興味持たれて掘り下げていかれるところがすごいなぁと思うのですが、
AIはいま取り扱ってるだけあってかなりガッツリAIとは?というところを訊かれています。
AIってSF的な夢見がちなはなしになりがちですが(それはそれで面白いですが)
流石に相手はAI技術者の方なので現実なところはちゃんとおさえていて、
正隆さんの質問に対して、現実的にはこういうことがあるっていう事例を紹介されるのが面白いんですよね。
例えば、後半の「人の揺らぎを学習できるか?」という正隆さんの質問から、鹿子木さんの
「たとえ少ないケースでも“まぁこんなもんか”という粗さで進めてしまえる“人のいい加減さを”みたいなものを学習させて
もっと人の仕組みに近いミニマムなAIを作りたいと思ってる」みたいなかんじのやりとり。
こういう流れって立場や知識は違えど両者の会話がガッツリ組めてる感じがして面白いし、聴いていてなんというか心地いいです。
あとは正隆さんが冷やし中華の例で「人って何か言われると、言われたことに対して小さいかもしれないけれど必ず影響を受けてしまうが、
この影響の受け方みたいなものを学習させられるか?」みたいな質問。鹿子木さんからは宿題とさせてくださいということでしたが、
正隆さんの中である程度「人の揺らぎ」ってどういうことなのかが言語化できてるんですよね。
物事をAIに置き換えるにあたって一旦はそれをモデル化しないといけないと思うのですが、そのモデル化の1歩目が出来てるというか。
だから質問意図がちゃんと鹿子木さんに伝わっていて、だからこれは答え持ってないなぁって判断できる、って感じがするんです。
AIユーミンについても正隆さんxエンジニアでこういうがっぷり四つ的な対談聴いてみたいですね。
それにしてもモデルって感覚的には揺らがないからモデルな気がしますが、その揺らぎをモデル化するってのは面白い発想だと思います。
この「揺らぎ」は正隆さんの97年ごろ出た「マンタの天ぷら」って本ですでに言及されていて、
人が事象をどう認知してるかみたいなことをずーっと考えられてるんでしょうね。
それにしても確かに日本語変換ってなかなか進歩しないですよね。
当サイトもまぁまぁタイポがあるのですが、私は自分のせいじゃなくてMSのせいだと思ってます(笑)
●09月04日 管理人
ティザー来ましたねぇ!!
あんま絵的には新し感はなくって宇宙図書館あたりからずっと続いてる感じですが、
むしろこの〜宇宙〜レトロ〜未来〜みたいなのはもうユーミンが生涯かけて追及してくテーマなんでしょうね。
次も次も次も同じ感じの遠大な歴史が既に始まっているかのような気がします。
まずは声をインプリして、作詞作曲能力をインプリして、魂をインプリして、
AIユーミンという箱舟にすべてを載せて永久に生きるなら、もうEVAの世界ですね。
ってそんなことになるかはわかりませんが、このティザーの声はVIVA!あたりの声を取り戻した感じですね。
流石に今のユーミンにこんな声出せないだろうと思う反面、生っぽくもあるんですよね。
ユーミンっぽい揺らぎ、脆さ、儚さみたいなのもあって。
もちろんクロノシステムってのがどいういうものなのかはわからないのですが、
もしかしたらAIユーミンも過去声の学習情報と新曲の音楽情報から0→1で歌声を生成するのではなく、
かなり入力情報として今のユーミンの生歌を使うのかもしれませんね。
旧譜の 前ユーミン → 今ユーミン って情報は取れるわけで、→ を逆に向けれるなら
新曲を 今ユーミン → 前ユーミン 出来ちゃうみたいな。
ウソらじおでけっこう何度も歌わされてるっておっしゃてましたし。
と、すると生成というよりは補正に近いのかもしれませんね。
骨はあくまで今ユーミンで、肉を若く盛ってくみたいな。
・・・ってぜんぜん知らないですよ。
今回のシステムはもし新規性があるならガッツリどこかが取材してほしいですね。
万歳!のときの東大のアブストとか、毎日新聞の記事のような、
一見分かるようで、よく読むと実はあんま実のある情報が載ってないみたいなポスターライクなのじゃなくて、
もうガチの研究者とかエンジニアからのヒアリングとか、システム構成載せたような、
ファン向けではなく取材対象が自身のいる業界向けにPRするようなのを読んでみたいです。
豪華版ジャケットはこの学研みたいなので行くんだ^^;と思いましたが(笑)、
特殊ジャケのようなので、また実物は違って見えるのかもしれません。
まっ平のツルッツルなのに浮き出て見えるとかかなぁ?
たしかにDSLKの3DってJPEGとか2D画像にしても浮き出て見えるんですよね。
ところで、女性シンガーソングライターが描く月の歌って面白いんですよね。
大貫妙子さんの「Cosmic Moon」とか吉田美奈子さんの「LUNAR ECLIPSE」とか、
みゆきさんに至っては月の曲だけでざっと20曲くらいはあるのですが、最近だと「心月」でしょうか。
どれも独特の影があって、リリースされたらこのあたりとも一緒に聴いてみたいですね。
一回、大雨の日に深夜便に乗ったことがあるのですが、雲の上に出ると満月がポッカリでていて、
下は月明かりが照らす一面の雲海で約105分の中島みゆき「月コンピ」がサイコーでした。
ティザーの概要欄ぴろってめくったら「文通」 album version (松任谷由実×imase) ってなってますね。
シングルバージョンでいくことにしたのかな?? ↑ Youtubeアプリで見ると – album version – となってるのでPC側の文字化け?的な感じですかね。
今回のティザー見るとたしかに繋がりありそうな世界感ですね。
●09月03日 管理人
ユーミンのアルバム発売日変更!ちょっと残念ですね。。。この後ろ倒しになる3週間なかなか長そう・・・。
特典映像ならびに特殊ジャケットの遅れが理由だそうですが、私的には正直そんなに重要じゃないので、
通常盤と配信だけでも予定通り発売してほしかったですね。
ファンにいち早く音を届けるってことを最優先してほしかったです。
もちろんジャケットも歴代凝ってきたわけですし、重要な要素ですが、
それはずっと残るはずの通常盤で思いっきりやって欲しいんですよね。
特典映像とか特殊ジャケはあくまでノベルティという感じ。
ノベルティを音届けることよりも優先させないでよ!って思ってしまいます。
(まぁプラスで金取ってるのでノベルティではないんですけど)
ただ、、、元の発売日はアイドルグループが1位取っちゃうかも、、ということらしくて、
ユーミンは今、71歳。今回1位取ると宿敵?まりやさんからの女性最年長1位奪還!!
・・・どころじゃなくて、たぶん永ちゃんの持つ男女関係ない最年長1位記録を初めて更新できるんですよね。
たしか永ちゃんが70歳のときの1位だったと思います。
今の時代、女性XXX1位みたいなのはナンセンスというか、もういいやんと思うのですが、
ちょっとこのトータルでオリコン史上最年長1位なら取って欲しいんですよね。
ユーミンに相応しい記録だと思います。ささやかなプラスですが、買い増そうかな。。。
まぁ、永ちゃんもまだまだ、まりやさんはもっとまだまだ、1位奪還してきそうですけどね^^;
そんわけで、今回の延期の原因が初回盤なのかオールメディアボックスなのかわかりませんが、
これらを後回しにするとやはり売り上げに影響しそうですよね(まぁ高額ボックスはそこまで影響ないかもですが)。
まぁこの発売日変更が吉と出たらいいなと思います。
ところで、、いつかやろうやろうと思ってたのですが、ウソらじおとかYuming Chordの過去放送Webの保存。
もはやすごい数で手動で保存してられない。ウソらじお20年(2021年6月まで)、Yuming Chordが13年なので、
52掛けると、ざっと1,900回分くらいあるんですよね。1日10ページとか手動でやってたら半年くらいかかります。
そこでCo-pilotに相談したら自動保存のためのPythonコードを書いてくれました。
Pythonがそもそも何なのか全く知らなかったのですが、インストールからどうやって動かすかまで、
何でも訊いたらすぐ教えてくれますねぇ。多少のアルゴリズムの指示は私がやる必要もありましたが、
もう本当に人間がコード書かなくて済む時代が来たんだなと実感しました。
半年が、ものの10分くらいで、ウソらじお1,200ページ、Yuming Chordも1,200ページの一大アーカイブになりました。
いろいろライブラリのインストールは必要でしたが(これもすべて教えてくれる)、最終的にPDFにしてくれました。
ウソらじおとかは1週1週はそうたいしたことは書いてないんですよね、でも各イベントごとのトピックを取り上げてるので、
この2001年からの1,200ページを繰っていくといろいろあったなぁとしみじみします。
やはりTVまとめてても思いますが、2000年代はけっこうちゃんと追っていて、
でもブーム復活を期待していたファンとしては少しですがしんどい時期だったなぁとか、
2000年代後半〜2015年くらいはやはり少し気持ちが離れれたから聴いてない回、知らないエピソードが多いんですよね。
(この間、このページもぜんぜん更新してないですね)
仕事はじめて忙しかったり海外に住んでたりとかもあるのですが、やはり「そしてもう一度夢見るだろう」あたりからの
声の衰えにガッカリしていたのかもしれません。ちょっと裏切られたような気持ちだったのかも。
でも自分が歳取って来ると、フィジカルでもメンタルでも、もうどうしょうもないことがあるなとわかるんですよね。
若い時はやればいずれできるとか思うもんですが、頑張ってももう発展しないこともあるんだ、みたいな。
不摂生でも元気な人もいれば、摂生していても病気になる人もいる。しかたないんですよね。
そうなったとして、例えば声が衰えたとして、でもやりたいならどういう風に努力できるか、工夫できるか、
他人にも自分にさえも傷つけられるかもしれないけど、受け入れて頑張れるか、
ってなとこでユーミンってすごいなという見方に私は変わってった感じでしょうか。
このウソらじおPDF見ていると、定期的に苗場の時期が来るんですよね。ほんとユーミンはコツコツやってきてるなぁと思わされます。
そんな日々の行きついた先のニューアルバム、とっても楽しみですね。
まぁ発売日変更はしゃーないので、元・発売日までには全曲オンエアしてほしいです。
●08月24日 管理人
ツアーのCD選考結果が出ましたね。
私は「大阪行かせてやるから、あとはいったん我慢しとけ」みたいな結果でした^^;
松田聖子さんの作家別コンプリートみたいなのが出るそうで、
ユーミンのは「Seiko Diamond -Karuho Kureda Works- 松田聖子×呉田軽穂 作品集」というボートラ含む16曲入り。
こういう企画ができるあたりが松田聖子別格感あるところですね。
ユーミン作品集って「SEIKO TRAIN」ってのがあるのですが、10曲入りで2曲足りないんですよね。
しかも一時出してたベスト企画みたいな感じでレギュラーアイテムではないようで。
私は2006年の74枚組10万円!のBOXのリマスター版「SEIKO TRAIN」を持ってますが、
って、もちろん10万円出したわけではなく、このBOX当時はやたらバラ売りしてたのでそれを買いました。
確かCDだけどLP曲順だったので「レモネードの夏」と「マドラスチェックの恋人」が入ってなかったと思います。
これだけ(+「恋人がサンタクロース」)を別で追加して、「Seiko Train “Complete”」作って聴いてます。
今回、ユーミン提供の12曲+「恋人がサンタクロース」が1枚に入るのは初めてじゃないでしょうか?
(・・・と思ってたのですが2000年のBOXで既にやってるそうですね。)
いやぁ、聖子さんはアイテム数多そうなのでマニアはユーミン以上に大変そうですね。
ここのところ昔録ったVHSを少しずつ観てるのですが、丁度99年の松本隆さんの特集を観ました。
当時も松本隆という名前は知ってはいたのですが「こんなおじさん?」みたいな、
聖子ちゃんの着ぐるみの中からおじさん出てきちゃったよ(笑)みたいな感じでしたね。
この番組、当時はやはりユーミン目当てでしたが、今見るとやはり松本隆ヒストリーとして面白いです。
松本さんの30年のキャリアの中の転機とそのきっかけとなった曲とを対にして出し手く様な構成なのですが、
いくつかなるほどなというのがあって、例えば「さよならアメリカ さよならニッポン」という曲。
松本さん世代は戦後すぐの生まれでアメリカコンプレックスが強かったそうですが、
この曲のあたりでそこから脱却できたそうです。かといって国粋とかそっちに傾倒することもなく、
もうアメリカにも日本にもしばられることなく自由に詞を書いて行けるぞ、みたいな。
そこで歌謡曲への恥ずかしさみたいなものがなくなったと仰っていました。
松本さんの詞に普遍性みたいなものがあるとすれば、こういうところに根差してるんでしょうね。
まぁこれは、この曲きっかけというよりは、日本語でロックやるってことをやってきたことからくる自身だと思います。
私は最近、意味不明だけど確実にイメージを伝えてくる歌詞みたいなのに興味があるのですが
(ユーミンにはあんまりないタイプかな・・・でもここのところの新作はちょっとそんな感じもありますね)
山下久美子さんの「赤道小町ドキッ」とかすごくいいですね。
この特集に彼女のパフォーマンスもあるのですが、とてもカッコいいです。
「Seiko Diamond」はトータルでマスタリングされたものを聴けるってとは良いとこですが、
改めて買うには、、、という感じなので配信してくれると嬉しいですね。
●08月20日 バリバリさん
いつも興味深く見せていただいています。
ステージ照明について教えていただきたいのですが、
以前ユーミンがいつからバリライトを取り入れたか?ということが話題になったことがあります。
そのときは正隆さんがピンクフロイドのコンサートを見て決めたから「天国のドア」からじゃないかという話になってたのですが、
どうなんでしょうか?
もしご存じでしたら教えてください。
8月24日 管理人
いつも見ていただきありがとうございます。
私も関係者ではないので正確なことはわかりませんが、
ユーミンのパンフのクレジットに「VARI-LIGHT ASIA」が登場するのは86年の「アラームアラモード」からなので、
もしかしたらこのツアーからかもしれません。いくつかムービングのスポットが登場していますし。
ちなみに、照明担当はプラン、オペともにHAYASHI OFFICEになっており、
VARI-LIGHT ASIAはSPECIALTHANKSでクレジットされています。
まぁ普通はベンダーをいちいちクレジットに入れないと思うのですが、当時まだ新しくややこしいものだったので、
プログラミングなど導入の協力をしてたのかもしれませんね。
VARI-LIGHT ASIAは現在のPRG社の会社案内によると、84年設立。
アラームアラモード以前のパンフには登場しないので、やはりここからなんじゃないかという推測です。
まぁ、当時のパンフはクレジットページ自体が簡素なので書いてないだけかもしれませんし、
逆にアラームアラモードに社名がクレジットされてるからと言って、バリライトを提供してたかどうかもわかりませんけどね。
89年の「Delight〜」は「サンレコ」という雑誌に照明機材が載ったのですが、
ここにバリライトも載ってますので、このツアーで使っていたのは確実です。
なので恐らく正隆さんのピンクフロイド云々の話のケツとして正隆さんが決めたことはバリライトの導入ではなく、
トラッキングシステムの導入とマークブリックマン氏の起用ではないかと思います。それが「天国のドア」ですね。
(トラッキングシステムというのは恐らくポッドをレール上に動かすシステムのことで、その上にバリライトが乗っかってます。
これも詳しくは知りませんが、バリライトへの電源供給とか制御のやりとりもやってたんじゃないでしょうか。)
ちなみにシミズオクトが10年ごとの周年誌を出しているのですが、
それによるとバリライトの日本初お披露目は82年のホテル・オータニで行われたホンコン・ファッションショーというイベントだそうです。
これは、当時ダラスでバリライトの日本導入を行っていた方の手記によるものなので、確実な情報だと思います。
ライティング機材の歴史も面白そうですよね。
8月26日 バリバリさん
ありがとうございます。
なるほど、ライトとそれがのってる台車とはまた別だったんですね!
ニューアルバムも出ますしツアーも始まるので、これからも更新楽しみにしております。
●08月15日 管理人
過去のVHSやDVDをちょいちょいmp4化してがら見ていますが、一部DVDがうまくキャプチャ出来ない事態に嵌まっています。
2007年あたりからDVDが画面の左半分しかキャプチャできないんですよね。
どうもPanasonicが使ってたVR方式ってやつのせいらしいのですが、DVDって完全な統一規格ってわけじゃなかったようですね。
最悪VHS同様にアナログ経由で取り込めばよいのですが面倒くさいではある。
何かサクっとキャプチャできる方法ご存じの方いらっしゃったらぜひ教えてください。
1個見つけたかった動画が出てきたのですが、03年6月15日の「EZ!TV」というフジの報道番組。
シャングリラIIを取材しているのですが、正隆さんがサラッと本質的な事を仰ってるんですよね。
歌の世界について、ボールが目の前にあるジェスチャをしながら、
ボールの上部の狭い範囲を指して「歌詞ってやりたい世界のごく一部しか描いていないでしょ?」って仰った後、
ボールの下部の広い範囲を両手で象りながら「ここら辺の物はいろんな形で見せることが出来る」と仰るんです。
これ見た頃は何を仰ってるのかよくわからなかったのですが、今はよくわかる気がします。
ボール全体の様々な有り様を全部歌詞にしたりメロディにしたりは出来ないし、
歌詞とかメロディはあるときの表面に浮き出た投影でしか無いんですよね。
ちょっとオカルトですが、ユーミンも正隆さんもやはり歌は自分たちで作ったとは思ってないんでしょうね。
まぁでも、これは歌に限らず万物そういう構造をしているように思います。
あるとき、表面しか見てなかったなぁとか、表面だけみときゃ良かったとか思う事多々ありますし。
本質をつかんだつもりでも、ある発言をしたばかりに自分で本質をわかりにくくしてしまったり。
ちょっと関連して思い至ったのですが・・・、
先日、というか今年もまた「火垂るの墓」TVでやってましたが、
オタキングの岡田斗司夫さんの解説見たときもこう見る人がいるんだって驚きましたね。
普通はそういう角度で見ないだろうって。(岡田さんのYoutubeで8/22まで無料公開されてます。)
でも仮に、この岡田説を正しいとしたなら、
アーティスト(この場合は高畑監督)ってなんて自由な仕事なんだろう!と羨ましく思ってしまいます。
もちろん実力あってのことですけど、実力があったらこんなにも思ったものを思いのままに造り出せるのかと。
私は「火垂るの墓」はたいして好きでもなかったのですが、ましてやアートとして捉えたことは一度もなかったのですが、
この岡田説とおしてあの映画見るとあの映画ってアートなんですよね、
特にオープニングからタイトル出るまでの絵的な、そして構造的な美しさったらない!
いっぺんに好きな映画になってしまいました。
ユーミンの歌の世界もそういう美しさがあるし、
額縁の中でなら何やっても良いというのは正に平和の賜物ですよね。
●08月15日 管理人
ツアーのCD先行が始まりました。忘れずに応募しないといけませんね。
3形態別のショップで予約しましたが、楽天ブックスは14日昼前にシリアルコードを送ってくれましたが、
Amazonはまだ送ってきてないです。また14日12時以降順次ということなので締め切りまでにはたのみますよー。
→ 15日10時に無事送られてきました。ありがとうございます。
今度のツアーは府中スタートでなかなかレアな感じですね。
いつもの横須賀芸術劇場が長期休館だそうで、どこか東京近郊でということでここになったんでしょうか。
すぐ大阪・神戸にも来てくれる予定ですが、やっぱ初日に行きたいですね。
予約は(まぁデフォなんですが)全形態予約してしまいました。
オールメディア版、まぁお高いですよね^^;
この値段つけてもユーミンファンは買っちゃうんでしょうね(かく言う私も買っちゃうので)。
以前の(個人的にはクソみたいな)クラファンも盛況でしたし。
こういうサイトやってるマニアとしてはノベルティ的に豪華な物よりも、
バラでアイテムが欲しくて、それをこう並べて愉しみたいんですよね(笑)
CDもLPもカセットも同じジャケットにしてほしいわけです。
あとはバラのLPだと海を越えるんですよね。欧米は分かりませんが、アジア圏のレコードショップにも並びますし。
今ならなぜかCDは超えなくてもLPは超えるので。せっかく新しい試みなので、色んな地域のLPが犇めく中にユーミンのも紛れてほしいなぁ。
後は、高いならLPの音をしっかり作って欲しいですね。
万歳!LPのように、あからさまな低音を作ってそれを刻むのではなく、
LPに刻んだ結果現れるような低音(弦的な倍音感ある低音)を味わう余裕のある音を刻んでほしいです。
カセットはどんな音がいいかって難しいですが、ローファイながら繋ぎのある音、一体感ある音だとカセット聴く甲斐があるかなと思います。
「VOYAGER」のXDRテープなんか良い音なんですよね。
LPもカセットもBOXであるにしても、単体で取り出したときに一製品として見れる見た目だと良いなぁと思います。
ニューアルバムから4曲解禁されましたし、宇宙っぽい絵もでましたので、ちょっとプレEPみたいなのを作って聴いてみました。
音質的にもWebサイトの進捗を見ても、音はきっと変わると思いますが、今のところ感じたことを書いてみたいと思います。
あくまで個人の感想とか解釈なんで、実際にどこがAIかなどはもちろんわかりません。
「LET'S GET IT STARTED!」2024.7.13 「徳光和夫とくもり!歌謡サタデー」より
ファーストインプレッションは聖子ちゃんの曲みたい(笑)明るくて前向きで良い曲ですね。
そしてシンセの音が軽いので、ラフミックスみたいな音源かなと思いました。
24年7月の一時期ラジオでかかっただけでそれ以降また仕舞われたかんじじゃないでしょうか?
歌い出しはリアルユーミンぽいですね。でもこんなんあかんやろくらいの圧縮音声みたいな音質^^;
サビ入りもたぶんリアルで、♪あーやーまちも から声がガラッと変わるのでここからがAIかな?
で、AIがもう圧縮ボイスというか、合成ボイスちっくな音なんで、リアルをそっちに合わせて汚し加工してる感じがしますね。
リアルボイスを悪いAIのほうに合わせて汚すってのはなんか勿体ない気がしますね。
合成ボイスはどうしても、高周波のエッジがジリジリというかシュルシュルした音になるんですよね。
過度の圧縮音声も同じ傾向にあって、極端な例ですが48kbpsくらいまで圧縮してしまうとこのジリジリやシュルシュルが顕著に出てきます。
高周波の具体例だと、シンバルの音とか、大勢の拍手とか、残響の消え入りそうなところ、それにやはり人の声です。
キレイな録音だと粒子の細かいノイズっぽい音なんですが、圧縮するとそこに耳障りな引っ掛かりが出来る感じ。
この動画のこのあたりが、圧縮無しと48kbps圧縮との比較になっているので分かり易いと思います。
この曲の場合、圧縮したからジリジリシュルシュルしてるわけではないのですが、圧縮と同じ傾向の汚れがあるなという感じ。
また上の動画のガイドで「オリジナル音源」「圧縮音源mp3 48kbps」と言ってる声が合成音声ですが、
この曲のヴォーカルと同じジリジリっとした汚れ方してると思います。
「小鳥曜日」 2024.11.15 「松任谷正隆のちょっと変なこと聞いていいですか?」より
これは歌い出しからもう本気か?と思うくらいヴォーカル汚れてますね。ここまで行くと演出なのかも?と思うくらい。
この曲の歌い出しも声の出しにくそうな感じから、リアルユーミンっぽいのですが、音は完全に合成音声という感じですね。
これもリアルで録って、音質はAIに寄せて加工したんでしょうか?
♪ピウピウからは歌に引っ掛かりがなくなるので、AIっぽいですね。
リアルもAIも含めて全体的にヴォーカルのエッジが耳についてしまいます。
でも、オケはこのピウピウから一気に音が左右に拡がるのが心地よいですね。画面ががらっと変わる感じが良いです。
厚めのリアルっぽいコーラスが左右で支えていて、その間をピウピウが左から右に移動するのも面白いです。
こういうのAtmosでもっと面白くやってみてほしいですね。
「岩礁のきらめき」2025.5.16 「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」より
この曲好きやわー!
♪なーぜー のヴォーカルのジリシュル感は相変わらずあるのですが、重ねてるせいか?前の2曲ほどは気にならないですね。
ユーミンの多重コーラスってもともとちょっとノイジーなところがあるので重ねると良いのかも。
Aメロからはずっとリアルユーミンが淡々と歌ってる感じですね。
淡々としてますが、歌ってみるとけっこう難しいメロディ歌ってると思います。そういうのもいいですね。
サビはヴォーカルの芯の無さからAIっぽいのですが、そこまでジリジリとかシュルシュルの加工感を感じなくて、
けっこうAIユーミンが進化してるのかもしれませんし、ギターの歪み感とも相性良いのかも。
「小鳥曜日」のあとに配置させてるのですが、「小鳥曜日」の曲終わりの後、
何秒で♪なーぜーってくると「キター!」って感じがするか何度か試しました(笑)
この曲、使われてる音のせいか「ノートルダム」っぽくもあります。ライヴで盛り上がりそう。
「烏揚羽」 2025.7.4 Youtubeより
サビからがたぶんAIっぽいのですが、最初の「LET'S〜」に比べるとだいぶ自然になってると思います。
また、たしかVIVA!のときに練習したと言ってた太いファルセットみたいな声をAIでやってる気がするのですが、
この種の声はあんまりジリジリができにくいのかもしれませんね。
サビで重ねてる低い声の方は少しAIっぽく加工したリアルユーミンの声で、
もうどっちがどっちかようわからんくらい上手く重ねてる気がします。
他の3曲はラジコからでたぶんラジオ用のコンプがかかってると思うのですが
「烏揚羽」のYoutubeはいわば自前音源だからかかなり音が立体的です。
ちょっと前の3曲と音の感じが合わないんですよね。この曲もラジコからのを押さえておけばよかった。
ただ一音一音は立体的なんですが、並べ方にあんま奥行きが無くて、
なんというかドラムも含めて全部の音が同じ列にあって、しかも定位がちょっと上気味で、
浸水してきて天井とすれすれのところでアップアップしてる感じがします。
もうちょっとドラムを低い位置に下げてほしいなと思いました。
この曲もすごく難しいメロディですね。そして怪しいというか気怠い。元の世界に戻る気が失せるような気怠さです。
アルバムで聴くなら前の曲のアウトロに被せてシレ―っと入ってきて欲しいです。
配信版は分離してもらえると両方買っちゃうかも。
オーディオ的な完成度から思うと、たぶん昨年先行で出てる音源はかなり変わるんじゃないかと予想しますが、
なんにせよ、楽しみですね!!!
●08月14日 管理人
TVのコーナーを少しだけ更新しましたが、情報というよりはちょっと久しぶりに見ての感想みたいな感じになってしまってます。
デジタルファイル化しているVHS、画質が悪いんですが、今の動画と比べてどの程度劣るのかを調べてみると、こんな感じ。

Co-pilotにきいた情報を模式的に描いたので、ちょっと信憑性に欠ける情報ですが、左のS-VHSで滑らかに見える映像を、
今の動画のサイズに拡大したらどうなるか?みたいな図です。そりゃBD当たり前の時代に見ると粗いですよね。
まぁ実際は、S-VHSはこんなドットにはなってませんし、ドットにしたとしてももっと細かいでしょうから、これはあくまでイメージです。
久しぶりに97年のウリナリ見ましたが面白いですね。いろいろ当時の事想い出しました。
90年代後半はユーミンは売りあげとしては下り坂で、それまでやってたルーチンを終わる時期で、
それに女王とか恋愛の教祖とかそういうカリスマイメージからも脱却しようとしてたのかな?とも思います。
それから若年層のユーミン離れがもう明らかだった頃で、「ダンシングサン」なんかあんなに売れてるはずなのに、
中学のクラスではいっさい話題になってませんでしたから。
たしかANNで「KATHMANDU」ツアーだったかの記者会見にリスナーが記者として参加するって企画があったのですが、
私の同年代の男の子が「もっとテレビに出てください」みたいなことを直訴してたように思います。
この時期、ああいう人気バラエティに出られたのはこのあたりのことがあったからかもしれません。
私はユーミンがウリナリ出てくれたことはとても嬉しかったですね。
友達に「ほらほら、ユーミンってすごく気さくな人でしょ?面白い人でしょ?ステージもすごいんだよ」みたいな。
これは私の世代以降の歴代若いファンが皆一度は通った感情かもしれませんね。
次にテレビ増えたなと思ったのはシャングリラ関連ですかね。
ってウリナリから数年後なんですが、あの頃の1年は5年くらいの感じなんで。
シャングリラはもちろんユーミンオリジナルですが、テレビ局が海外から何かを招致してって興行スタイルはたぶんもっと前からあって、
ユーミン側もそのPRのやり方を踏まないわけにはいかないというところもあったのかなと思います。
5都市に絞ってロングラン公演やるのは初めてですし、内容的にも新しい。
おまけにベストが売れたとはいえ、マーケティングがちゃんと走ってればブームの終りはぜったい掴んでいたでしょう。
その状況で地方からお客さんを5都市まで引っ張ってこなきゃならない。しかも東北や北海道では公演が無いわけですし。
ショーの制作側のプレッシャーもすごかったでしょうけど、運営側のプレッシャーもなかなかだったのではないでしょうか。
関テレがシャングリラ特集作って放送していましたが、私は当時からこの特集が嫌いで(笑)
ナレーションが気持ち悪いんですよね。ナレーションされてる小島アナは好きなんですが、台本のセリフが気持ち悪い。
例えば「正隆さんの表情から迷いが消えて、いたずらっ子のように瞳が輝き始めました」「そんな夫の変化に誰よりも早く気が付いたのが妻です」とか。
なんでおっさんを少年に見立ててんだよ、何目線やねん、それ?、みたいな(笑)
それにIIのときもそうでしたが、やたら夫婦で一緒に作ってるみたいな盛りつけするんですよね。
事実そうかもですが、もうちょっと各役割をプロフェッショナルにやってる感じがするのに、外野がそういう色付けすんのどうなん?みたいな。
もうやたらナレーションが「ユーミン、ユーミン、正隆さん、正隆さん、」うるさいんですよね、そのくせ内容が表面的で。
まぁFC会報のマンガとか見てると、そういうノリもファンには支持されてるんだろうなとは思いますし、
ユーミンたちも世間にそういう風に思われたかったのかもしれませんが、
私は今見てもちょっと気持ち悪いなぁと思ってしまいました^^;
シャングリラはたしか初日か2日目かに代々木まで見に行きましたが、最初は正直ビミョーだったのを憶えています。
ちょっと焦ったというか、次観たら良くなるはずだから、早くもう一回見なきゃ、みたいな。
やっぱりあのときはまだハイテクステージが見たかったんですよね。
当時は異人の生々しさにちょっとエグみを感じていて、あとはあんな広い会場でサーカス見ても小さいしって。
次はハイテクに戻るよね、きっと。って勝手な期待をしてましたね。
私がシャングリラ好きになったのはIIIの時ですね。あれはいろんなことが美しくハマってた気がします。
今はああいうアートっぽいサーカスは好きで、マカオの水のショーは早くももう一回見たいですけどね。
こういう昔のテレビ番組ってオンデマンドで見れたらいいのになぁと思います。
ナレーション気持ち悪くても、そういうことを想い出せること自体有難いことです。
まぁ動画サイトはもう無法地帯になっていますし、結局は私も有難く見てしまっていますが、
出来るなら法を犯さないでアップできたらいいのになぁと思います。
いろいろニーズや想いと制約条件をAIに突っ込んでどうしたらいいか?って訊いたら
しゃーないから違法アップしろって言う気がせんでもないですね(笑)
●08月11日 管理人
ワームホールツアーFC先行でチケットが出始めているようで、ゲットされた方は羨ましいですね。
昔はユーミンFCはチケット先行がないFCってことで有名?だったのですが、今はどこよりも早くファンにチケットを届けてるんですね。
私は実はFC会員ではないので、CD先行が最初のチャレンジになります。
あれ申込期間が5日間しかないので気を付けないとなぁと思っています。
私は最近グッズに興味がないのですが、今回の予約特典ならポスターかなと思って
(A2ならあとちょっとだけ奮発してB2にしてほしかった。ユーミンの場合オフィシャルにB2ポスター貰える事ってそうそうないですから。)
TSUTAYAで予約しようと思ったら、もうTSUTAYAって通販やってないんですね・・・
やってはいますが、特定商品にしぼってやっている感じで今回のユーミンのは扱ってない様子。
じゃ、フィジカル店舗は?と思って調べたら新品CDを売ってる店舗もかなり限られている。
本当にオフィシャルのリストに上がってる店舗くらいしかない感じです。
ホントにポスターくれるのか不安になってきますね^^;
TSUTAYAって90年代はショボいレンタルチェーンだった気がしますが、00年代の快進撃はすごくて、
一気に寡占して、メジャー感とちょっとオシャレ感も実現した感じ。
同じ感じで昇ってったユニクロと共に「あぁブランドって変われるんだなぁ」って思った記憶があるのですが、
それを想い出すと今のTSUTAYAの様子はちょっと寂しい感じがしましたね。
ネトフリなんかも00年代は同じようなことやってたはずなんですが・・・
先を見て企業を続けていくというのはなかなか大変ですね。
ところで企業改革といえばシャングリラに名前の似てるジャングリア。なんか炎上してますね。
キーパーソンの森岡毅さんはユーミンほどではないですがこの10年くらい私のアイドルのひとりで(笑)、
ご自分の成功談を数値と理詰めで説明出来る、ある意味で冷えた所と、
その一方で日本の将来を良くしたいという志ある熱いところがすごいなぁと思っています。
で、この方でも失敗することがあるんだなぁ・・・と、
揶揄する気持ちはぜんぜん無くて世の中って難しいなぁって思いますね。
まぁここで終わるわけではないので、失敗かどうかはまだわからないわけですけど。
そこまで詳しく調べてませんが、行かれた方の動画見てると、
今回「何でこうなった?」って思う所がいくつかあるのですが、例えば、、
日差しが強く、また飛んでもないスコールが来るところなのになんで屋根が少ない? とか
ティラノが追っかけてこないのに、なんで追っかけてくるって宣伝してんだ? とか。
この日テレNEWSの森岡さんの説明聴くと、屋根が少ない理由はあぁそういうことかと一定の納得感はあるのですが、
まぁふつう多くの人は日差しやどしゃ降りはぜったい嫌でしょうから、
こんなのよっぽど説明してターゲット層だけを入れない限り、必ずクレームになるでしょう、、安全にもかかわるし。
ティラノはマジでわかんないですが、なんか今は説明できないけど、何か動かせなかった理由があるんでしょうね^^;
流石にこんな意味のないウソはつかないでしょうから。
・・・ちょっとJOURNEYツアーの"見えない問題"を思い出してしまいました。
「このチームでもこんなありえない失敗するんだ」みたいな。
JOURNEYツアーはその後インスタでなかなかハズれた対応してしまってましたが、
でも本来届けたかった価値をしっかり届け続けて、乗り切った感じがします。
先のリンクでも話されていますが、森岡さんがジャングリアをステップとして実現されたい事は
将来の日本に利するところが多いと思うので、ジャングリアの方もなんとか乗り越えてほしいなと思います。
なかなか平成おじさん世代で具体的な戦略・戦術示してくれるリーダーっていないですからね。
ユーミン絡みだと正隆さんが沖縄のリゾートプロデュースする話が20年くらい前にありましたが、たしか頓挫したんですよね。
あそこに何か造るのはなかなか難しいんでしょうね。
・・・私は日差しもどしゃ降りも嫌なので、もう少し快適になったら行ってみようかなと思います。。。
●08月08日 管理人
テープつながり?VHSの話題。いま過去に撮りためたVHSのファイル化を行っています。
でもやるのが10年遅かった感じで、再生すると頻繁にブルーバックになります。
ブルーバックはテープから映像信号が読み取れないとき、デッキ側が出力するようで、
頻繁にブルーバックと録画映像がスイッチするのでもう見れたもんじゃないんですよね。
いっそ、ブルーバック出さずにノイズだらけの録画映像出してくれた方が見やすそうなのですが、
ブルーバックを出さないようにできる機器はけっこうレアらしく、
今となってはどの型番がそれなのか特定するのも難しい。
ただ、なかなかVHSって不思議で、同じシーンでもブルーバックが多発する日もあれば、ちゃんと映像が出る日もあるんです。
本当に「今日はおまえ調子がいいなぁ」とかそんなノリで、昔「テレビの映りが悪い時は叩けば直る」なんて話がありましたが、
機械に対するそういうノリが良く分かる気がします。つい「しっかりせい」と叩きたくなるような有機的な?ノリがあるんですよね。
デッキは99年製造のミドルクラスのS-VHSと15年製造のローエンドのVHSを使っています。
実に15年差がありますが、ブルーバックが出る箇所は同じで、やはりもうテープ側に問題がありそうですね。
ただ、いろいろやってるうちに綱渡り的に解決策が見つかるもんで、
湿式のクリーナー使った直後はブルーバックがちょっと収まるんですよね。
そんなこんなで日を変えたりして何度か再生して、上手く映像が出たところを繋いでファイルにしています。
→ 後日話:RCA→HDMIの変換器に問題がありました。けちって1,500円くらいの^^;使ってたのですが、
これを4,000円くらいのS-VIDEO→HDMI変換器に替えたら一切ブルーバックでなくなりました。
うれしい!!!!!
まれにテープが詰まるので、すぐ対応できるようデッキの天板を取ってしまって、
代わりにアクリルの板を置いてスケルトンにしているのですが、内部のメカの緻密な動きに感動してしまいますね。
テープが入ると蓋が空いて、二本の引っ掛けを使ってテープが引き出され、読み取りのドラムにピタッとあてがわれます。
取り出すときは、引き出された分テープがくるくると戻されてから、テープが引き出されます。
上から見ていてこんな不安な動きを、量産していた全てが問題なく動くように作っていたかと思うとすごいなぁと思います。
これ見ると叩いたらあかんなと思いますね(笑)
私のユーミン初録画はたぶん96年10月2日のTBS「思い出のドラマ主題歌」という改変期にやってた特番で、
TBSの懐かしいドラマとその主題歌を特集しつつ、次期の新作ドラマの宣伝をやるという番組でした。
当時ユーミンは「ひとり暮らし」というドラマの主題歌に「最後の嘘」を提供していた時で、
ユーミンがラジオブースで曲紹介をする1分ほどの短いVTRが放送されました。
たぶん数年ぶりのテレビ出演だったのではないかと思います。
とにかく私がファンとしてラジオ聴いたり色々集めだしてから初のテレビ出演。
今では短いコメント出演って珍しくはないのですが、当時はこういう形でのテレビ出演は無く、
市販のライヴ映像もMCは収録していませんでしたから、ユーミンが喋ってる映像を見たのはこれが初めてだったと思います。
その後、モンゴルがあって、ウリナリがあって、という感じですかね。
(この間、出演ではないですが96年10月18日生中継「K-1スターウォーズ」@横浜アリーナのかぶりつきVIP席に
当時K1にハマっていたユーミンがバッチリ映っています^^。当時の中継はちょくちょくVIP席をなめてましたし、解説でもお名前を呼ばれていました。
ちなみに、VIP席の顔ぶれは紀香、内田有紀、マーシーw
たしか後のANNでああいうところに映るのは気がすすまないってことで、VIP席に座るのはやめたと仰ってた気がします。)
この90年代後半はユーミンはそんなにテレビに出ていなかったので、結構マメに録画してます。
五七五なんかは毎日やってましたね^^;
20云年ぶりにいろいろ見てるのですが、意外と懐かしさは無くて先週見たかのように憶えてるんですよね。
如何に当時、ガン見していて、脳に深く刻まれているかがよくわかります(笑)
それに見知らぬファンの方との古い映像のやり取りとか、あんなVHSでよくやってたなぁと思います^^;
その後、00年に入るとけっこうTV出演が増えてきたのですが、00年後半、私はあんまりテレビ出演を録画しなくなります。
理由の一つは就職して忙しく、興味が仕事にシフトとしていたことと、
何よりBDとかHV(ハイビジョン)の登場で、放送の方も、それを録画・再生する機器も劇的に画質が向上したことですね。
もちろん画質が向上したのは良いのですが、それまでのVHSの映像がどうしょうもなくしょうもないものに思えて、
映像集め自体に拘りが無くなってしまった感じですね。
それと時期を同じくしてユーミンがPR時期にめちゃめちゃテレビに出るようになった感じで追わなくなりました。
なので、10年代は手持ちの映像が薄いんですよね。
私は映像の規格はあまり詳しくないのですが、HVは00年のBSデジタル開局で広まりはじめ、
03年の地デジ開始で多くの番組が対応していったように思います(NHKはなんと89年から対応していたそう)。
ユーミンの場合はやはり00年の「BSデジタル開局特番 Brothers & Sisters」が初対応、
次は恐らくですが、WOWOWの「SHANGRILA II」だったんじゃないでしょうか。
この時期、HVで録画できる家電があったかというと、たぶん唯一D-VHSってレア規格がありました。
D-VHSデッキは当時の価格で10万円〜20万円だそうで、まぁこんなの映像マニアしか買ってないでしょうね。
ライト層が多そうなユーミンファンでこんなマニア家電買ってた方いらっしゃるのかなぁ?
なんせDVDですらようやっと普及し始めたかな、くらいの時期だったと思いますし。
でも丁度「Brothers & Sisters」の放送があったのでそのために買われた方がいらっしゃるかもしれませんね。
HV録画お持ちなら、私なんかはまだS-VHSで録っていましたから、うらやましい限りです。
ちなみにそのようやっと普及し始めたくらいのDVDの画質はHVには遥か及ばず、
解像度を比較するとDVDはHV(HD)の1/3、現在のフルHDやBDと比べると1/6程度だそうです。
DVDが出たときはその画質に感動したものですが、今やDVDの画質も見れたもんじゃないですからねぇ。。。
「SHANGRILA II」がHV放送してたという事は、市販DVDの3倍くらいの解像度で放送されていたということです。
しかも市販DVDからはカットされているユーミンの「SHANGRILA号がどうのこうの」というモノローグや、
クラウンの美術館のアクト(白タイツのクラウンがユーミンに早変わりするやつ)が入ってるWOWOWヴァージョンです。
最近もWOWOWで「初放送」と言って放送していましたが、あれは残念ながらDVD版をDVD画質で放送した本当に初放送でした。
このWOWOW版、私はまだS-VHSで録画してました。HV録画されてる方は羨ましいですね。
ちなみに、06年ツアーも同じパターンで市販はDVD、WOWOW放送はHVでした(WOWOW再放送はやはりDVD画質??)。
連休中はほったらかしてるTVコーナーやろうかなと思っています。
ただ、ユーミン出演のTVってあんま面白くないんですよね。VHS再生しながらもつい別の事やってしまいます。
もちろん違法に映像アップしたりはできませんし、当サイトではそういう類の映像にリンク張ったり、取り扱ったりしたくないのですが、
そうすると文字だけではあんまり書くことって無いんですよねぇ・・・
●08月01日 管理人
マカオでいくつかショーを観てきました。
サンディ・ラム(林憶蓮)コンサート、アーロン・クオック(郭富城)コンサート、水舞間の3つです。
サンディ・ラムはFOLTEのときユーミンと共演したので名前をご存じの方も多いと思います(あれもう20年くらい前なんですね^^;)。
85年デビューの香港の大スター歌手です。
今回はベネチアンの1万5千人収容(横浜アリーナくらい?)の会場で4日間。
背面全部LEDスクリーンにダンサーを従えてという最近よくある感じのステージでしたが、
そもそも彼女がダンサー従えるイメージが無かったのでそこがなかなか意外で面白かったです。
別に彼女はダンサーではないし、今年60歳なので、彼女自身がばりばり踊るとかは無かったのですが、
ユーミン同様いろんなフォーメーションに加わって歌われてました。
他にもダンサーの宙乗りがあったり、斜めに傾く円形リフターが3台出てきたり、上部の大型円形スクリーンが降りてきてその上に乗ったりと
なかなかお金かかってそうなステージでした。途中の中国の租界みたいなシーンがなかなか素敵でした。
彼女は今、今回のマカオも含めて全国ツアー中で、全国といっても中国なんでなかなかすごいスケールです。
約30都市、全てアリーナかスタジアムクラスです。サンディさんのFBに太原って街でやった写真が上がってましたが、6万人スタジアムですね^^;
太原市は一度だけ行ったことがありますが、こじんまりした雰囲気の街で、ここに60歳の歌手が来て6万人あつまるとは思えないのですが、
往年の香港スターの影響力って今もなお凄まじいのかもしれませんね。
FOLTEはアジアといっても正直言って日本のフィールドでやった、もっと言えばほぼユーミンファン向けのイベントだったので、
今、思えば彼女の扱いが勿体な過ぎた気がしますね。私も当時は特に大物だとも思ってなかったと思います。
アーロンク・クオックは香港の超有名スターという感じで、歌手としても俳優としても輝かしい実績があり、
先日紹介した映画「トワイライトウォーリアーズ」にも“大物ちょい出演ポジション”で登場していました。
彼も80年代にキャリアをスタートしていてやはりもう60歳だそうです。
日本で画像検索すると変な衣装で坊主頭の写真が出てきますが、基本超絶イケメンです。
背は172cmだそうですが、スタイル良すぎで180くらいはありそうに見えました。
ステージ演出やダンスも彼の魅力の一つでアジアのマイケルジャクソンと呼ばれてるそう。
会場はスタジオシティの5,000人くらいのアリーナ型ホールで7公演。
私が行ったのは数日前に打った追加公演でしたが8割埋まってたのですごい人気です。
価格も一番安い席で688MOP(13,000円くらい)、なんかやってるらしいぞって感じで来れる価格ではない気がするので、
やっぱ集客力があるんでしょうね。ちなみに一番高い席は2,988MOP(約6万円^^;)でそこは完全に埋まってました。
またマカオの会場らしく50万円ほどでパーティーで見れるVIPルームが取れます。何組かいらした様子。
ちなみに昨年はユーミンもやったホンハム体育館で13公演!!あの狭い香港で今もなおすごい集客力です。
アーロンのステージもLEDスクリーン+ダンサーでしたが、彼は60歳とは思えないくらい滅茶苦茶踊ってましたね。すごい体力です。
曲も懐かしい所からもやってたようで、私が好きなザ・80年代歌謡曲みたいなのもあり、面白かったのはシンディ・ローパーの「SHE BOP」の中国語カバーかな(笑)
セットの作り物も色々あって、ステージの上まで聳えるLEDライトのBOXが左右に2台あるのですが、
回転すると裏に電飾尽くしの螺旋階段があったり、アーロンさんが浮遊するミラーボックスがあったり。
ムービングライトの数もハンパない感じで、客席上空にも山ほどあって、あれは日本でやるのは難しいかもしれません。
私が見たことなかった装置は円形のLEDライトが何本かのワイヤー吊りになっているもの。
この説明だけだと大したことなさそうですが、ワイヤーによりかなり緻密な高度や角度の制御が出来るようで吊られてる感じがしないんですよね。
最初、ドローン使ってるのかと思いました。これが何基かあっていろんなフォーメーションを組みながら電飾ライクになったり、カッとスポットになったりします。
でもセットや映像はあれど、基本的には本人の動きでバッチリ魅せるタイプのアーティストって感じでしたね。
私の知らない間にLEDスクリーンが進化していて、けっこう色んな質感を出せるようになってるみたいですね。
出だした頃の如何にもドットですみたいな出し方もできるし、すごく滑らかに見せたり、リアルに見せたりも出来る。
最近、あえて映像に淵をつけて、錯覚3Dみたいな飛びだす映像が流行ってますが、アーロンさんのショウでも使ってました。
あれはある水準のクオリティと大きさで見ると、本当に面白いですね。本当に立体物が飛び出しているように見える。
また、技術的になんも新しいことしてないのに見た目が新しいというところが面白い。
あとはサンディさんのほうでもそうでしたが、LEDスクリーンの両脇に縦長で本人の全身を映しています。
これがただ、本人映した野暮な感じじゃなくて、なんというかメインスクリーンと合うように演出されてるんですよね。
よく「広い会場で映像見てどうすんだ?」みたいな意見を聴きますが、実際見て見るとこの本人の全身映した縦型映像ってけっこう満足感あるんですよね。
ユーミンもやって欲しいですね。
最後は水舞間 (The House of Dancing Water)。これはもうめちゃめちゃ良かったです!!!
会場はCity Of Dream内の常設会場。シャングリラIIIのような大量の水を使ったショーです。
コロナで長いこと中止になっていたようですが、今年5月に復活したばかりだそう。
私は15年ほど前に一度見てるのですが、今回初めて見る演目もあって新鮮に楽しめました(私が忘れてしまっているだけかもしれませんが)。
会場には本当にシャングリラIIIっぽい円形プールが設置されていて、中から床が浮上します。
たぶんスノコ状になっていて、沈むときにジュワっと水が出てくるところがシャングリラIIIそっくりです。
シャングリラIIIを見れなかった若いファンの方や、もう一回見たい方には是非お勧めの絶対見てほしいショーです。
まぁユーミンは出てきませんけど^^;
ちなみに演出はフランコ・ドラゴーヌ氏。フランコさんは元シルク・ド・ソレイユで、ラスベガス「O」の演出家です。
シルクから出られて、マカオでこの水舞間を立ち上げられたとのこと。
水舞間をシャングリラIIIのような、とは書きましたがフランコ氏の「O」のほうが10年ほど先輩ですね。
水舞間は常設会場なのでシャングリラIIIとは比べ物にならないくらいのスケール感です。
プールも深く、信じられない物量や高さのセットが水の中から登場します。床との取り合いどうなってるんだろう??
天井もかなり高く、ショーで見せる範囲の高さの上に更に施設としての高さもあって、
演者がもう遥か上から降ってくるような感覚、天井から出入りするのを見るだけでため息が出ますし、
空中演技は客席上空でもやるので上下のスケール感がものすごい。
映像作品にはなってないようですが、会場の狭さもあってこの上下のスケール感は映像では再現できないでしょうね。
床に早変わりするプールも見れますし、いろんな形の噴水も見れます、他にも水面や側面へのプロジェクションマッピング、
大量に降り注ぐ雨、立体的なレーザーとREINCARNATION TOURみたいなレガシーなレーザー演出もありと、
色んなユーミンコンサートの演出が一度に、もっと大きなスケールで見れる感じです。
価格は一番高い正面席で1,598MOP(3万円くらい)ですが、一番安い席698MOP(1万4千円くらい)にも
最前列があり、ここが取れればかなり近くで見ることが出来ます。
コンサートはどうしてもその人そのものや楽曲に興味が無いと楽しみにくいかもしれませんが、
これはけっこうどんな人が見ても大興奮なんじゃないかと思います。
ユーミンここでもう一回シャングリラやって欲しいなぁって思いました。
ここじゃなくてもマカオの滞在型公演やれたらカッコいいのになぁって。
中華圏のアーティストが入れ替わり立ち替わりで行う”澳門站”ってなーんかカッコいいんですよね。
まぁ日本人SSWは80年代に香港カバーで中華圏に有名になるチャンスがあったのですが、ユーミンはそこに入らなかったようですし、
アケイシャとシャングリラIIは香港に持っていきましたが、継続は難しかったようで、
アジアでのショーはなかなか縁遠かったのかもしれませんね。
ちなみにマカオのショーのチケットを取るのは簡単で、
購入サイト(これもほぼ1か所に辿り着けるようになってます)で、メアドを入れてクレカ購入すると、
入場に使うQRコードがメールで送られてきます。これを会場の入口でスキャンしてもらえれば入れます。
転売対策とかはしてないかもですが、専用アプリの必要なチケプラよりも簡単ですね。
●07月26日 管理人
見ていただいている方から「荒井由実の世界」というベストカセットを聴いてほしいという事でカセットを送っていただきました。
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「このカセットぜったい”臭う”」ってことで(笑)確認依頼いただいた感じです。 いや、私もこいつは臭うなぁと思ってたので、なんか嬉しくなってお引き受けしました(笑) 同じセンスの方は何が臭うかもうおわかりかと思うのですが、なんか違う音源入ってそう…ってことです。 コバルトアワーのカセットみたいな事が起きてないか?という感じ。 ミスリムとほぼ同時発売で、ベストといってもまだ曲がそんなにないので、 ミスリム全曲+ひこうき雲から6曲という構成です。
ただ、もう音がボロボロで聴き比べ出来ないかもということだったので、 私もあまり期待してなかったのですが、 届いたカセットをよく見ると部品が1つ抜け落ちてるんですよね。 それは左図下のスポンジみたいなパーツで、 バネっぽい金具がついていて、テープをちょっと上に押し上げる役割のようです。 これを要らないカセットから抜き出して入れたら、バッチリ聴けるようになりました!! たぶん読み取りヘッド?にちゃんとテープがついてなかっただけで、 テープそのものはそんなに悪くなってなかった感じですね。 久しぶりに細かい作業しましたが、人が直せちゃうんだからアナログだなぁと思いました。
で、ここに載せてるという事は臭いの元がちゃんとあった!ということで、 いくつかこのカセットオンリーの音源が入っていました。 |
12月の雨
ミスリムなどに収録されてるものはベースの音から始まりますが、このカセットに入ってるものはタッタカとしたドラムが最初に入っています。
ミスリムに入れる時にここをカットしてるんですよね。
ちなみにこの音源はPRT-8029ってプロモ盤LPにも入っているので、そっちのほうが音質良く聴けると思います。
違いとしては強いて言えばマスタリングの違いというところかと思います。
魔法の鏡
これが一番びっくりしましたが別テイクじゃないかなと思います。少なくともミックスはミスリムともシングルとも違います。
空間感はシングルヴァージョンに近いのですが、もっと全音源にサラウンドが効いてる感じ。
歌詞はミスリムと同じく「夜空の下」で歌っています。
テンポが結構速くて、当時の技術だと録音後に音程キープしてテンポ変えたり出来ないんじゃないかと思うんですよね。
だから別テイクじゃないかと思います。歌も妙に可愛らしい気がします。
ちなみに他の曲はミスリムと同じテンポなので、プレーヤーのせいではなく確かにこの音源のテンポが速いのだと思います。
私のフランソワーズ
これは歌が近い、デッドというか、リバーブが無いそのままに近い音でミックスされているように思います。
テープが劣化して高域が落ちるとリバーブを感じにくくなるかもしれませんが、そんな程度の違いじゃない気がしますね。
今のところこの3曲が別音源かなと思います。
これが意図されたものか、誰も意図してないけどそうなっちゃったのかは勿論わかりません。
このテープは発売から1年後に「BEST NOW」という年末商戦シリーズに加わってジャケットなんかも変わったのですが、
確証は無いですが同じ音源のままだったんじゃないかという気がします。そんな丁寧なことしてないと思うんですよね。
オリコンの記録によると4万本も売れてるそうなので(当時のカセットの勢いすげぇな)、そこまでレアではないと思います。
松任谷初期のシングルよりも売れてますからね。もし状態が良い物を見つけられたら即デジタル化してください。
もっと状態の良い物や、他の方が聴かれてみてどうなのか私も気になるところです。
ということでなかなか嬉しい機会をいただけて、こういうことがあると情報提供していて良かったなと思います。
テープも直せて(たいしたことはしてませんが)良かったです。
ありがとうございました!
●07月24日 管理人
来ましたねぇぇぇぇ!! ニューアルバム&ツアー情報!!
とにかく楽しみです。
私は作品としてはもちろんユーミンお任せ、何が来ても楽しめる自信がありますが、
もっとマニアックに興味があるとしたら、やはりAIをAIらしく使えてるかどうか?みたいなところですね。
私もAIを理解できてるわけではないのですが、私が思うAIらしさって
愚直に、疲れ知らずに、最も無難な最適値ににじり寄る・・・みたいな、
もう道具としてしか使えないけど、ばっさばっさ切り捌ける刀みたいなイメージです。
アートやエンタメとしてAIに馳せる想いというのもありますが、テクノロジーとしてAI使う意味があるなという賢さも感じたい。
是非そういう使い方が出来てるなら、専門誌で専門家たちが「ユーミンすげぇ」ってなるような特集記事出して欲しいですね。
私もそれが味わえるよう勉強しますよ。
今日出てるアートワークは如何にもなかんじで、ちょっーとだけダサ目ですが・・・
CDやらLPはやはりオブジェとして存在感ある感じにしてほしいですね。
絵面で見せるんじゃなくて、ブツとして魅力的な物だったらいいなぁと思います。
LPやカセットは出来たらバラでも出して欲しいですね。
ここのところのユーミンBOXは素敵なんですが、音楽ソフトのマニアがクゥっとくる臭さがないんですよね。
やっぱほんのちょっとレコード会社の事務的な臭さが欲しいんですよね。
単純に同じジャケットにしてほしいだけという気もしてきましたが(笑)
非フィジカルのほうは、アトモスはやって欲しいですね。
ハイレゾは私は今のところ信じてないので要らないですが。
ツアーもすごいですね^^; 同じツアーが1年以上続くって初めてじゃないでしょうか。
これだけでもう25年と26年の時空がバグる感じがします(笑)
今回よくぞ、というのはSS席の設定です。
今までずっとこういうことは無かったので実現にひと手間かかるのではないかと思います。
まぁ、ファンの立場からはもっと価格高くしないとあんまりやる意味は出てこない気はしますが。
それからFORUM8 presentsってのが楽しみです!!!
またメタバースやって欲しいなぁ。苗場のネットイベントをメタバースでやって欲しいですね。
Y-tpiaのマンネリから抜け出して欲しい!
5年ぶりのアルバムで、ツアーが1年以上続く・・・
ユーミン時間の1年が実時間より長くなってるとしたら恐ろしいことです。
次のアルバムは10年後、その次のアルバムは15年後、・・・
我々も用心して長生きしないといけないということですね。
●07月24日 管理人
さらばカセット!・・・さすがに飽きてきました(笑)

「THE DANCING SUN」以降、XDRテープではなくなりました。
ロゴはDolbyのマークだけになって、DOLBY NRともBともHX PROとも書いていませんが、どうもBのようです。
これが3本とも音が悪い。XDRと比べると明らかに高域が落ちており、おまけに経年劣化も大きいんです。
カセットは売れなくなってきていたので、コスト掛けなくなっていたのかもしれませんね。
東芝EMIのユーミン初期のカセットは今でもしっかり音が聴けるので、この3作の音質と劣化具合は意外です。
ただ、初期とこの時期とではマスターの音源のレベルが違うというか、再生に求めるクオリティ(とくに高域の再現性)が全く違うので、
それで劣って聴こえてしまうのかもしれません。とはいえ、すぐ前のXDR時代のカセットより明らかに質が低い気がします。
ジャケットは「REINCARNATION」以来の巻きジャケットで、アートワーク的にはしっかりしたものになっています。
ラベルもオリジナルデザインです。歌詞カードは基本CDと同じものですが「Cowgirl Dreamin‘」はけっこうカセットオリジナルのレイアウトです。
この「Cowgirl Dreamin‘」を最後にカセットの発売は無くなりました。
この時期、さすがに音入りのカセットをCDと同じ値段出して買ってた人はほとんどいなかったのではないかと思います。
私もコレクターとして買っただけで、聴いたことすらなかったかもしれません。
大手のショップにはもうカセットコーナー自体がなかったように思います。
私の買っていた小さな店でもカセットは仕入れないという事でわざわざ注文してもらいました。
カゥガールのカセットは、いちおうレアだとは思うのですが、実は本作はユーミンの香港デビュー作で、
そこそこ生産されたであろう香港版カセットが日本に流入して高速のサービスエリアで売られていましたし、
ヤフオクなんかでもちょいちょい出てましたね。
この後、プロモーション用にはしばらくカセットが使われていましたし、タイでは「アケイシャ」のカセットが発売されたりはありましたが、
ポピュラージャンルのカセットは日本の店頭から消えてゆくことになります。
カセットテープは何に変わったかというと・・・生テープのほうは生MDに変わりました。
オリジナルベストカセットを作るという習慣はちゃんとMDに引き継がれたわけです。
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そのうちにCDから高速録音できるようになり、もちろん曲送りも簡単にできますから、 もうカセットに戻るなんてことはありえなかったですね。 一方、音入りカセットは音入りMDに変わったかというと、そうも言えない気もします。 音入りMDは多くのタイトルはありませんでしたが、 SONYやPONY CANYONのアーティストが出していました。 左の写真はみゆきさんの96年のベスト「大吟醸」のMDです。 ただ、これをわざわざCDと同じ値段で買うならCD買って生MDに落とすでしょう、、 ということでほとんど売れなかったのではないかと思います。 |
恐らく東芝EMIはレコード会社全体でMDを発売しなかったので、残念ながらユーミンのMDはありません。
偶然、Aurexのプレーヤーをきっかけにカセットにはまってしまいましたが、これにて打ち止めという感じですかね。
まだ、旧譜のXDRテープを聴けてないのですが、「VOYAGER」がかなり良い音だったので他も楽しみですね。
新作の発売まではまだしばらくカセットテープを楽しもうと思っています。
●07月23日 管理人
続カセット。あと2回くらいで終わります。
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今回はシングルカセットです。 「SWEET DREAMS」と「ANNIVERSARY」にはシングルカセットがありました。 今となってはシングルカセットって誰が買うねん?どんなマニアやねん?と思ってしまいますが、 カセットはサブメディアとは言え、そこそこメジャーな物だったようですし、 当時カラオケ用途にはこれしかなかったという感じだと思います。 この2本にもA面曲、B面曲ともにオリジナルカラオケが入っています。 この4曲のオリジナルカラオケはカセットだけなんですよね。 当時はまだカラオケボックスが普及していなくて、 カラオケと言えば家で楽しむか、スナック、旅館の宴会場のイメージだったようですね。 もちろん使われていたメディアはカセットテープで、 LDでのカラオケは合ったかもしれませんが、 通信カラオケが登場するのは90年代に入ってからのようです。 |
ユーミンのシングルカセットはこの2作だけですが、そもそも東芝EMIがシングルカセットをやるのが遅かっただけかもしれません。
「SWEET DREAMS」の型番はZX10-6013ですが、恐らくこの台の最初にあたるZX10-6001は長渕剛さんの「泣いてチンピラ」87年9月発売です。
最後はどのあたりまで出てたんでしょうね?ユーミンの場合「真夏の夜の夢」のシングルカセットはありませんでした。
レコード会社は違いますが、中島みゆきさんは93年12月の「時代」までシングルカセットが出ていました。
まぁ演歌はその後もずーっと出てましたけどね。
●07月22日 おゆうさん
毎度毎度申し訳ありません
今回は、1985年盤CDで気づいたことをいくつか書き出していきたいと思います(全然役立たないと想いますが…)。
1. 初版(3200円)は歌詞カードの下部分にページ数が書かれておらず、二版以降はページ数が書かれている。
2. 初版と二版以降では歌詞カードの材質が違う(初版は光沢が強い紙、二版目は薄くなり、SURF & SNOWとNO SIDEの三版はひどくて、ペラッペラの紙)
3.
初版は黒が濃いだけでなく何枚かはジャケットより他の色も濃い。
なぜか二版以降はどんどん薄くなっていく (ひどいのは昨晩お会いしましょうと紅雀と流線形'80)。
4. タイポがある盤がある (悲しいほどお天気のAS I'M ALONEがAS I'M ALO'M'Eに)。
5.
ソニープレス盤と東芝EMI盤があって、初版東芝EMI盤はCD内周のプリントミスがある。
(確認できたものは、紅雀、悲しいほどお天気、昨晩お会いしましょう、PEARL PIERCE)
6. 裏ジャケットの色はなぜか薄くならない。
7.
帯は、バーコードなし(初版)、バーコード無いけど税込み、バーコードあり・タイトルあり、
タイトルをバーコードで消してるものの三つがある。(ネットで発見)
8. 肉厚ケースも二種類存在 (紅雀にはPatent Pendingと書いてあるものが存在)
9. 裏ジャケットグレー部は下に3200円マークがあり、消してるもので二版が確認できる。(何枚かは雑に消してある。"DSLK"・昨晩お会いしましょう)
以上です。全然役立たないかもしれませんが、すこしでも情報になると嬉しいです。
7月23日 管理人
情報ありがとうございます。
いくつかわからないところがあるので教えてください。
2.の「初版」「二版」「三版」はどうやって区別されているのでしょうか?
区別というか何をもって「〇版」と名付けられてるか?という問いです。
3.の「ジャケットより他の色も濃い。」というのはどういう意味でしょうか?
5.の「CD内周のプリントミスがある。」というのはどういう意味でしょうか?
7.これは私も所持品を見てみましたが、こんな感じじゃないでしょうか? 私は3,066円のものは未確認です。
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表の価格表示 |
四隅 |
裏のタイトルと バーコード |
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@ |
¥3,200 |
角 |
タイトル 松任谷由実 |
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A |
¥3,200 |
丸 |
タイトル 松任谷由実 |
|
B |
3,008円 (2,920円) |
丸 |
タイトル 松任谷由実 |
|
C |
3,008円 (2,920円) |
丸 |
タイトル 松任谷由実の上に |
|
D |
3,008円 (2,920円) |
丸 |
バーコード |
|
E |
3,008円 (2,920円) |
丸 |
型番 バーコード |
情報提供系はお返事いただいたあと、少し修正して掲載させていただくかもしれません。
7月25日 おゆうさん
ごめんなさい。 色々とミスが有りました。
2.は個人的には3200円を初版、3008円を三版、SURF & SNOW・NO SIDEだけの3059円を三版
だと想っています。(実際にはもっとプレスされていると想いますが)
3.は単なる間違いですので無視を。
5.は内周(ディスクマトリスクの部分)の幅がズレていたり、はみ出していたり、途切れていたりするもののことです。
7.はもっとあったんですね。知りませんでした。3059円はたしか・・・Eと一緒だったと思います
(昔はあったんですが失くしてしまいました)
あと、追加で質問なんですが、なぜSURF & SNOW・NO SIDEだけ3066円があるんでしょうか。
7月26日 管理人
返答ありがとうございます。
2作だけ3,066円がある理由は正確な理由は分かりませんが、
97年に消費税が3%→5%になってもちろん全CDの値段が3,066円に変わりました。
たまたまこれ以降にこの2作が生産されたのではないでしょうか。
CDはある程度まとまった数生産すると思うので、この2作はこのとき在庫が薄かったのかもしれません。
ホイチョイ映画の「恋人がサンタクロース」と「BLIZZARD」効果か??
ただ、当時私が見つけてないだけで他にも3,066円と書いたものがあったのかもしれません。
私は青帯のパターンがこんなにいっぱいあるとは知りませんでした。ありがとうございました。
●07月22日 管理人
音楽評論家の渋谷陽一さんがお亡くなりになったそうです。
昔、音楽評論家をパラサイト呼ばわりして批判された方がいらっしゃったそうですが、
実は私もそういう印象があって「なんか意味ある仕事なんか?」と思ってしまうのですが、この方はやはり特別だなと思います。
評論ってけして客観的な物ではなく、最大公約数的な物でもなく、評論家のオリジナルであるべきだと思わされました。
当サイトでは「アラーム・ア・ラ・モード」のページで紹介していますが、
1987年に渋谷さん構成・ご本人がホストとしても出演された「松任谷由実のすべて」という番組がありました。
ユーミンのインタビューもありますが、まぁ言ってしまえば渋谷さんが好きに構成・編集した彼のイロ一色の特集だったとも言えます。
この中で最後の最後に(まぁ番組上の最後ですが)、当時バクイケのユーミンに対して
「松任谷由実はもう時代遅れだという時代が来たら?」というちょっと意地悪な質問から、
ユーミンの「他人より自分がすごく面白いが、自分より時代の方がもっと面白い。」って言葉を引き出して、
そいで「その絶対に自己肯定的にならないところが松任谷由実のすべてだ」って渋谷さんの言葉で締めくくるんですよね。
このユーミンの「自分より時代のほうが面白い」ってのはすごく私としては腑に落ちる溜息が出るような発言なんですよね。
特に00年代に本当に訪れた売れない時代を目の当たりにしてきた者としては感慨深いですし、
imaseだ、AIだ、って今の今もそうやん!って。
ユーミンが時代を引っ張ってきたみたいに言われることは多いですが、時代の面白さもずっとユーミンを引っ張ってくれてるんですよね。
バクイケのユーミンからこういうユーミンの思想の本質を引き出せるってのは本当にすごいです。
ファンとしてはここまでしてくれるなら、思う存分あなた色でやってください!って思ってしまいますね。
この番組からは「都市銀行が潰れる云々」発言が有名になってしまってますが、
私としてはそこじゃない!もうちょい先!もうちょい先!っていつも思いますね。
この番組は、今日現在たまたまネット上で聴くことが出来ます。
過去のラジオをネットにあげることの問題あり/なしがわからないので、ここにはURLは貼りませんが、
未聴の方は、特にユーミンのアーティストとしてのスタンスに興味のある方は是非、探して聴いてみてください。
4時間近い大特集です。(もしかしたらフルサイズのはもう削除されているかもしれませんね)。
ユーミン特集としても面白いのですが、何より「音楽評論家よ、こうあれ!」みたいな音楽評論家としての金字塔だと思います。
未来のファンのために永久保存&オンデマンド提供してほしいですね。
●07月19日 管理人
続カセット。カセットは販促物としてもよく使われていたようです。

上図左は「U-miz」プロモ用のカセットで、オリジナルケースとオリジナルラベルが作られていました。
私が知っている限りでは、「LOVE WARS」〜「Cowgirl Dreamin’」までこのような形態のプロモカセットが作られていました。
どれもけっこうちゃちいデザインなのですが、この「U-miz」のはそれが逆にアルバムの雰囲気に合ってますね。
ちなみに収録音源は販売されるものと同じです。
上図右はたぶん左の物よりもっと前に配布されるカセットでラフミックスの音源が入っています。
曲によっては発売版には使われていないトラックがミックスされたりしていて面白いんですよね。
恐らく当時すごい数受けていたインタビュー記事の記者などに、事前に聴いてもらう為に配布されていたのではないかと思います。
今回これをFIIO CP13で聴いてみたのですが、けっこう音質良いんですよね。
ずっとテープなんて音質が悪いし、と思ってあまりこういうテープを集めてこなかったのですが、
こんなに音質良いなら集めておけばよかったなぁなんて少し後悔しました。
まぁ、どのテープも良いかは分からないのですが、少なくとも「U-miz」のテープはなかなか音質良いですね。
●07月18日 管理人
続カセット。シンクラヴィア期のカセットをざっと聴いてみました。
シンクラヴィア期とか言っても、全部が同じ音かというとそんなことなくて、「ダイアモンドダストが消えぬまに」なんかは超特殊な音です。
CDはヴォーカルや色んな音のリバーブのエッジのシューって音がかなり大きいんですよね。
これのせいで音の霧散感がすごいのですが、カセットはたぶんこの音が収録できなくて、まぁまぁまともな?、普通の音になっています。
LPもその後の配信もこのエッジの特徴は引き継いでいて、カセットのみが異端なまぁまぁ普通の音なのが面白いです。
その後のアルバムも、この時期のはCDはドンシャリ感が強く、それぞれの音が立体的なのですが、そのぶん各音間の隙間が目立つ感じです。
なんというか聴いていて音が詰まっている(スタックしている)ような感じを受けてしまいます。
カセットはドンもシャリも弱く音が中域に寄った感じ。でもそのぶん音同士の繋ぎ感があって楽に聴ける音だったりします。
(このあたりは18年リマスターなんかでも改善されているところですね。)
だからと言ってめちゃめちゃ良いというとこまで入ってなくて、仮にこのあたりのアルバムがLP化されたとして、
マスタリングがイマイチだったらこんな感じの音になるんだろうな(笑)って。やはりカセットはアナログ的な一体感、”繋ぎ”のある音ですね。
あとはカセットはドンシャリが弱い分、中域にかかってるリバーブが目立って、独特の哀愁がある湿った拡がりのある音ですね。
また、ドンが邪魔しない分、ヴォーカルが聴きやすいのも良い所かもしれません。
錯覚かもしれませんが、子供の頃こういう音で聴いていたような気がします。
意外だったのが「T&R」で、CDよりカセットのほうがエッジが効いた音です。このアルバム独特のマット感がそこまでない感じがします。
ジャケットは「DSLK」以降は初回盤が出来たのですが、カセットもちゃんと初回盤しています。

ただCDのジャケットをぶった切っただけではなく、文字の大きさ変えたり、中には構図が変わってるものもあります。

「DSLK」は初回と通常でユーミンの配置が違いますし、初回は3Dカードを外すとLPっぽいジャケットが出てきます。
ちなみに「DSLK」「LOVE WARS」は上図真ん中のように「松任谷由実」とタイトルが書かれたベロが出ていて、
これがケースを回り込むようにパッケージされていて、背じゃないほうからもタイトルが確認できるようになっていました。
中古探される場合はここが残ってるかチェックしてみてください。

「天国のドア」「ドーンパープル」もちゃんとマルチスクリーンジャケットになっています
しかも「天国のドア」はCDジャケットと構図が違いユーミンが向かい合っています。こういうの面白いですね。
ちょっと残念なのはカセットはマルチスクリーンのマス目と下のジャケットが合ってなくて、
あまりマルチスクリーンに見えないんですよね、ただレンズシートが挟んである感じがしてしまいます。
CDはジャケットの水色と青色の境がマス目の境と合っているのですが、カセットは合ってないんです。
上図真ん中の上のような切り方なんですよね。これが下のようだったらもっとマルチスクリーンに見えたのかもしれません。
翌年の「ドーンパープル」はカセットの大きさにバッチリ合わせてマルチスクリーン用のシートが作られています。
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最後に「U-miz」は別に初回仕様じゃないようにも思えるのですが、 実はケースの黒いパートの黒がツヤありの特別仕様です。 通常のカセットケースの黒はいかにも樹脂って感じのツヤがないものですが、 この製品はCDの初回黒ケースに合わせたツヤありの黒ケースになっています。 これ壊しちゃうと替えをなかなか見つけられないので用心していましたね。 CD同様、フタ部も真っ黒にして、紙を貼っても良かったのにとも思います。 このあたりはもう通常盤はなかったのかもしれません。 |
●07月15日 おゆうさん
こんにちは。突然なのですが、今回はシングルのミックスについておしえていただきたいです。
シングルのミックスについてなのですが、なかなか意識しないと分かりにくい曲が多いので、
簡単に少し聞いただけでもわかる感じでまとめていただけないでしょうか。
(例えば "Hello, my friend"はラスサビのカスタネットの音がアルバムミックスでは消されていたりなど)どの箇所なのかまで教えていただきたいです、
7月18日 管理人
ご要望ありがとうございます。
万歳!の時こういう「分かり易い所」みたいな纏め方をしてみたのですが、なんだか無粋だなと思って結局ヴァージョン違いのページには加えませんでした。
ミックスを変えたい意図ってある音がある/ないというような部分的なところよりももっと全体的に変えたいからだと思うんですよね。
例えば「Hello, my friend」はシングルとアルバムで確かに曲の最後にカスタネットの違いがあるかもしれませんが(私知りませんでした)、
歌い出しからユーミンのヴォーカルのマット/リバーブ感が全く違うんですよね。
シングルは本当にこの曲のイメージ通りのビーチの感じ、リバーブ効いてて風や波の広さを感じるのですが、
アルバムはダンシングサン全体との兼ね合いもあってか太目の音になっています。
なんというか私からすると、歌い出した時点で全然違うし、それは部分ではなく曲の全編にわたって丸ごと違う印象なんですよね。
そもそも全体で違うのに、部分をちょこちょこ書き出すのがなんというか無粋に思えるようになってきていて。
それに私はたぶん音の有る/無しみたいな部分的な違いは知らないのも多いと思います。
なので、ちょっと今すぐご要望にはお応えできないかなと思います。すみません。。
もし分かりにくい曲をお知らせいただければ、1、2曲なら説明できるかもしれません。
7月19日 管理人
おゆうさんより「翳りゆく部屋」と「春よ、来い」について知りたいとのことでミックスの違いについて聴いていきたいと思います。
先にMIXの違いによって音にどんな違いが出ているかを分類しておきます。青丸は何かしらの音だと思ってください。
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mix AにはあるがBにはないパターン。これは分かり易いと思います。 |
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mix Aに左にあった音がmix Bには右にあるというパターン。当サイトでは「定位が違う」と表現しています。 これも普通のステレオ再生できる環境で聴けば大体の人はわかると思います。 |
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音の大きさが違うケース。これは他の音(青丸以外の音)と比べれば分かり易いと思います。 |
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mix Bにリバーブがかかっているケース。これはmix Bのほうが音が柔らかく広く感じることもあれば、 mix Aは近くにあり、mix Bは遠くにあるというふうに聴こえることもあります。 高域(シューっというような高い音)をきっちり再生できる環境でないと違いは分かりにくいかもしれません。 |
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mix Aもmix Bも同じような音が入っていますが、テイクが違うというパターン。 制作側には大きく変える意図はないと思うので、聴き比べはなかなか難しいです。 再生環境も良くないといけないですし、音の認知力もいると思います。 |
上から順に難しくなっていきますが、おゆうさんがどこまでを「少し聞いただけでもわかる」と感じられるかはわかりません。
なんとなく今回の2曲に@はないような気がします。
翳りゆく部屋
イントロでコーラスが入った後にタムがタタタンとなりますが、これの定位が違います。Aの違いです。
シングル:左右の振り分けはありますが、広くはなく、ほぼ真ん中で鳴っています。
アルバム:最初右で、その後左→中→右に、その後左→中、左、右、左 みたいに左右にタムが振り分けられています。
歌い出しのヴォーカルの近さ、ベースの近さが違います。ヴォーカルはCの違い、ベースはBCの違いというとこでしょうか。
シングル:ヴォーカル遠目で、ベースもあまり存在感の無さげです。
アルバム:ヴォーカル近め、ベースも大きめの音で下部に定位している印象。定位もですがベースの音色や存在感が大きな違いです。
ヴォーカルのテイクが違います。符割が違ってる感じです。Dの違いですね。
シングル:♪二人の言葉はあても”なくー ” 過ぎた日々を”さー まようー”
アルバム:♪二人の言葉はあても”なぁくー” 過ぎた日々を”さーまーよーうー”
サビ♪どんな運命がー からの右のギターの大きさ。ABの違いという感じ。
シングル:ギターがヴォーカルの裏で小さくなっている感じ
アルバム:ギターが右寄っていてかなり目立つ音です
こんなところじゃないでしょうか。
春よ、来い
イントロのピアノの音色が違う。これはBCの違いってとこでしょうか。
シングル:左手のフレーズがアルバムと比較して目立ちにくい。
アルバム:シングルと比較すると左手のフレーズが目立った感じ。
イントロの10秒過ぎたあたりから右に入って来るシェーカーのはっきり具合が違う。Bの違い。
シングル:アルバムと比べると目立ちにくい。
アルバム:シングルと比較するとくっきりしています。
歌い出しのヴォーカルの音色とボンという感じのドラムの大きさ。これもBCって感じです。
シングル:ヴォーカルはリバーブ効いて柔らかく、やや遠い感じ。ドラムがボン!と大きいです。
アルバム:ヴォーカルは素で近い感じ。ドラムは控えめです。
♪夢よ浅き夢よ からのヴォーカルリバーブ(というよりはもはやエコーですね)の回り具合が違う。
シングル:あっさりめ。
アルバム:しっかりめ。
こんなとこですかね。全体的なリバーブ感とドラムのバランスで違った感じになっています。
@とかAが無さそうなので違いを見つけるのが難しいかもしれません。
両曲ともわかりやすい@みたいな違いはないような気がします。探せばあるかもしれませんが、シラミつぶしに探さないといけない感じ。
一方で、Cの違いが曲全体に亘ってあるので、数秒あるかもしれない@をわざわざ探さなくてもよいか、というのが私が思う所です。
とは言え、このへんはよっぽど録音とか音そのものに興味が無いとわからないところかもしれません。
私も家族や同僚に聴かせて説明してこの違いをわかってもらえるかというと、その自信はありませんから(笑)
7月28日 おゆうさん
ミックスの続きです
「春よ、来い」を改めて聞いたのですが、@にあたるものがあると思います。
♪夢よ浅き夢よ のところ、リバーブだけではなく、
シングルは右で♪シャンという鈴の音がしますが、アルバムでは消されていました。
●07月13日 管理人
久しぶりに映画を観てきました。
ひとつは話題沸騰中の「国宝」もうひとつは「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」。
まず「国宝」は、こういう自前の宣伝と評判がすごいのって、ちょっとそれだけでうがった見方してしまうのですが、、、
画面は確かに綺麗だったのですが、やはりそこまで圧倒されるものもなくという感じでしたね。
映画の面白さって幾つかあって例えば@ストーリー、A知らないことを説明される面白さ、B画の圧倒感、C人の機微、などなど。
私は断然Bを求めていくのですが、美しいのですが、圧倒されるってとこまでいかなかった感じ。
歌舞伎のシーンも確かに美しいのですが、いまいち劇として魅せたいのか、劇中劇として魅せたいのか、ちょっとどっちつかずで消化不良でした。
この映画は2つの時間軸の重さが重要だと思うのですが、1つは個人の人生としての時間、もうひとつ代々世襲されている何と言うか”血”の時間。
どっちもそこまで感じられなかったかなぁ・・・。気が付いたら国宝になってたみたいな。
3時間も使ってるのに、朝ドラの総集編みたいなひとネタやって何年後、みたいな繰り方するし、
歌舞伎の世界でありそうなことを全部詰め込み過ぎな気がして、もっと”血”の重さとか世襲の意味ってのを伝えるところに割いても良かったのにって。
こういうのってセリフ一発とかイベント一発のような直彫りではなかなか伝わらないものですから。
でもBそれからCのところですごかったのが田中泯さん。知らない俳優さんではなかったのですが、まったく出てるのに気づかなかったです。
クレジット見てもへぇどっかに出てたんや、みたいな。もうてっきり本物の歌舞伎の女形の人、呼んできてるんだと思いました。
あの人だけもう飛びぬけてて、主人公に「でもキレイな顔は邪魔、芸がそれに喰われてしまうから」みたいなことを言うのですが、
なんだかもうこの映画の限界を言い当ててる感じがして(笑)
改めて血の時間の長さを数時間に収める難しさを感じました。
ただ、歌舞伎のプレゼンとしてはとても良くて、歌舞伎場の美しさとか物々しい感じとか大勢の人で造り上げてる感じが
画面いっぱいに広がっていて良かったです。こういうのはユーミンの会場でも感じるワクワク感ですね。
私は実際に歌舞伎を観に行ってみたいと強く思いました。芸というのは堆積してゆくものだと思うのですが、
やはり歌舞伎の芸の堆積は、それは本物の歌舞伎を観ないと感じられないでしょうから。
「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」これは香港映画ですが昨年現地で見ていて、
ただ私は広東語が全く分からないので、今回日本語字幕版をもう面白いのわかってて見たという感じ。
まぁあんまりストーリーどうでもいい感じなんで字幕見てもあまり変わりはなかったですが(笑)。
九龍城砦は93年まで香港の九龍側に存在した、無法地帯みたいなところで、もう建物の絵ヅラがとにかくすごいんですよね。
私の年代の香港好きには見たくても見れなかった、ある意味憧れの存在だったりします。
この映画はもう画の圧倒感がすごいですね。九龍城砦のごちゃっとした感じや港のデカデカとした感じとか。
圧倒的な物を見るとなんであれ美しいと感じてしまう気がします。
この映画ほとんど汚いものか痛いものしか映ってないのですが(笑)、それでもなんというか後味が美しいんですよね。
また、アクションも面白くて、痛々しいのですが茶目っ気があるというか、毎度毎度ちょっとしたオチがあるんですよね、トムとジェリーみたいな感じで。
表面的にはボッコボコのズタボロアクションなんですが、香港の社会や政治を背景に置いてみるとまた感慨深くて・・・、
主人公は追われて命からがら城砦にもぐりこんだ根無し草なんですが、城砦に受け入れてもらえて、ここを自分の家だと決めるんですよね。
そして、ところどころに「もうすぐ城砦が無くなる」って話が出てくるのですが、それでも乗っ取り屋から自分たちの城砦を守るために戦う。
もうこの主人公の全てが香港人の歴史と魂そのもので、城砦がそれを受け入れてきた香港そのものという感じ。
この映画、勿論大陸側のチェック通ってると思うのですが、よく通ったなぁと思いますし、
大陸側の「同胞よ、今のうちなら、通してやるか」という感じもしないでもなくて・・・
全体的にすごく切ないんですよね。「血」の時間、その堆積と喪失みたいなのを感じて切ないんですよね。
それにしても「濁り水も波のひとつひとつにそれぞれ月を宿してる」って香港の混沌と魂を言い当てた名フレーズだと思います。
別に社会的だったり政治的な意図が無くても、偶然出会ったある断面にもそれはきっと構造として出ていて、
そこをサラッと描写してしまうってのがユーミンの詞の魅力ですね。
いきなりユーミンですが(笑)この映画は「Hong Kong Night Sight」の雰囲気がよく出てるように思いました。
最後に芸の堆積だなぁってのを最近ちょっと感じたのが、Youtubeの物まねの方。
ここのところの新曲を歌われてる動画を見たのですが、ユーミンの曲やそれをパフォーマンスすることの難しさとか、
それゆえの面白さがよく伝わってくるんですよね。あぁ、この曲ってこういう曲だったんだって改めて気づかされる感じ。
ユーミンのスタジオ音源ってあまりパフォーマンスする難しさや生々しさが伝わりにくいですし、
AIとかになると色々誤魔化さないといけないところもあるでしょうからもっとそこが出にくくなるかもしれません。
ユーミンがたまに苗場の企画なんかでピアノ1本で歌ったりすると、その曲の魅力やパフォーマンスの魅力にハッとしたりするのですが、
この方の物まねからは同じものを感じるんですよね。難しい曲をこなしてゆく心地よさと言うか。
それでいてこの方ならではのオリジナリティも感じて、物まねのオリジナリティって矛盾してる感じもしますが、
ユーミンってジャンルをパフォーマンスしてると思うと、その芸が堆積してゆくと自ずとオリジナリティが出てくるものだと思うんですよね。
まぁ大っぴらに紹介しにくいところもあるのですが、なんというか芸そのものは堆積してってんだなぁと思いますし、魅力的だと思います。
●07月05日 管理人
続・テープネタです。
今回は、はじめてXDRテープとそうじゃないのとを聴き比べてみました。聴いたのは「ボイジャー」です。
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テープの写真は撮影と加工が面倒くさかったのでタイトルや型番をマスクした画像を使っています。
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これもう劇的な違いで、同一型番でこんなに音質改善していいのか(笑)というくらい違います。 XDR版はまず高域がちゃんと入ってます。また左右の拡がりも段違いにあります。 このへんは位相情報も大事だと思うのですが、高域がしっかりしているということは、 その位相の再現性も良いんでしょうね。 低域の粘りや倍音感を除いてはですが、LPに匹敵するレベルと言っちゃえそうな感じ。 もう黄色ラベルのオリジナルとはまーーーーったく別物ですね。 このXDR、オリジナルと何が違うかというと、テープに書かれているXDRの解説によると、 ・DOLBY Bの採用: ヒスノイズの低下 ただし、私の環境ではDOLBY B対応していないので、ノイズは低下しておらず少し高域過多かもしれません。でも違和感ないですし、ノイズもオリジナルよりは静かですね。 ・DOLBY HX PROの採用: 高域特性の改善 カセットテープにはもともと高域が上手く収録できないという弱点があったようです。テープに録音するには音楽信号だけでは弱く、一緒にバイアスという耳に聴こえないような高周波を混ぜて録音しているそうです。このバイアスは弱すぎても強すぎてもダメだそうで、特に強すぎると、高域が落ちてしまう。HX PROは細かく時間分解して、それぞれにバイアスの最適値を当てることにより高域改善を実現しているそうです。 この2つがメインであとはその他いろいろという感じだと思います。 また、A面最初とB面最後にテスト信号を入れて、生産過程で実際の収録音を使って品質を確認できるようにしていたようです。 この採用の過程は 「NO SIDE」DOLBY B 採用 → 「DADIDA」DOLBY HX PRO採用 → 「ALARM a la mode」XDR採用 って感じで進んだようです。 |
「NO SIDE」のオリジナルは「VOYAGER」とは比べ物にならないくらい音が良いのですが、これはどちらかというとコンテンツの違いかなと思います。
CDやLPと比べるとやはり高域は甘い感じですね。でもやはり音源が良いので柔らかめの「NO SIDE」としてぜんぜん楽しめますね。
DOLBY HX PROを採用した「DADIDA」もCDがかなり固い音なので比べるとカセットの方は甘い音ですが、
でもカセットと言えども空間情報がしっかり入っている感じで、ここはやはり高域の為せる新しいところかもしれません。
上の写真はDOLBY HX PROの広告ですが「DADIDA」のカセットがモデルに採用されています。
当時のカセットファンにとってこの音の変化はびっくりだったと思います。
(私が持ってる「DADIDA」のテープは2本ともややシンバルなどの高域が引っかかる感じがするところがかなりあるのですが・・・)
この「DADIDA」はすぐにXDR版に変わるのですが、やはり出回っているのはオリジナルのほうが多いようですね。
ただ、XDRにも弱点?があって、どうもXDRになってからのテープって磁気転写してることが多いような気がします。
テープって巻かれてるのですが、音が外側とか内側のテープに写(移)ってるみたいな感じで、イントロが始まる前に小さくイントロが聴こえるんですよね。
まぁXDRとは関係なく発生するものかもしれませんが。
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ところで「VOYAGER」のカセットを見たとき、上手いことジャケットをデザインしたなぁと思いました。 カセットは縦長なので、もちろんLPとはジャケットの縦横比率が違います。 ジャケットを縦長に寸法替えするのもなかなか面白いのですが、 正方形で入れて、アイテムとしてセンス良く、欲しくなるような物を作るというのが、 アートディレクター(と言うよりはプロダクト全体のディレクター?)の腕の見せ所だと思います。 正方形で入れる場合、さて余白をどうするか?という問題があります。 ここはアート的なセンスも関わりますが、もうひとつプロダクトデザイン的なセンスも要るところかなと思います。 やはり何らかのLPの、と言うよりはアルバムのアートワークの要素を入れてほしい所です。 逆にアートワークと何の関連もないようなデザインや、そもそも色合わせが悪いのはかなり残念ですね。 |
「VOYAGER」が上手いのは、LPの歌詞カードのアートワークとおんなじにしてくれてるところですね。

どこを見るかにもよるのですが、なんとなく3色くらいのキーカラー(とでも言うんでしょうか?)が決まっていれば、
それを配するとなんとなくちゃんとアートワークが通ってる感じがしてきますよね。
「NO SIDE」「DADIDA」なんかも上手くデザインされていると思います。

ちなみに下の方でおゆうさんから頂いた85年CDの扉ページ、私はあまりカラーリングに意図は無いと思っているのですが、
この2作はたまたま?キーカラーが配色されています。赤はノーサイドのキーカラーの1つですね。
ちなみに「NO SIDE」はカセットのラベルもLPのレーベルに寄せたオリジナル仕様でちゃんと「FIRST HALF」「SECOND HALF」って書かれています。
一方「DADIDA」はたぶんオリジナルデザインではあるのですが、あまり関連の見えない緑色のラベルです。
↓ ジャケットとしてダメダメなのがこいつらですね(笑)
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デザイン良しなのにもったいない。信藤さん的にこれでOKだったんでしょうか?? まぁ、カセットはジャケット制作のもっと先のプロセス、レコード会社の中でデザインされたのかもしれませんが。 |
次の「DSLK」以降、”初回盤” ができてカセットもバッチリそれに対応するようになってゆきます。
●07月04日 管理人
新曲来ましたね!!「烏揚羽」・・・鳥唐揚みたいな(笑) 世界の山ちゃんっぽい字面(笑)
鴉じゃなくて烏なんですね。この字がメディアに載るのは烏丸せつこさん以来じゃないでしょうか(んなわけない)
実際どうされたかはわかりませんが、やっぱサビはAIユーミンじゃないかと思います。
ヴォーカルを生成したりすると、独特のシュルシュルしたノイズが纏わりつくのですが、今回はかなり抑えられていますね。
出だしのリアルユーミンに比べるAIユーミンはかなり奥まった所にいる感じでそのせいで気になりにくいのかもしれません。
私が思い浮かべたイメージ(笑) 歌詞によるイメージではなく、音のミックスによるイメージです。

リアルユーミンも楽器もけっこう近い所にミックスされてますが、AIユーミンは奥って感じ。
ヴォーカルがスイッチする時にもうぜんぜん違うところにいる感じがしますね。
これはあえてそうしてるんじゃないかと思いました。奥の方から呼んでる感じ。ちょっとまっくら森的な怖さですね。
こういう全然違う2人が出てくるのはミュージカルっぽくて面白いですね。
AIユーミンにスイッチして以降、サビも含めてあとはお願い感あって、そこが少し物足りない感じがしました。
サビの最後くらいはリアルユーミンも歌ってほしいですね。

こんな感じで(笑)
たぶんコーラスはリアルユーミンっぽいんですけど、メイン歌ってこの曲を総括してほしいかんじです 。
もちろん、どれがリアルでどれがAIかは私は知りませんが。
imaseさんとかもっと前だとジャスティンビーバーとかがそうかもですが、
Youtubeが最初のリリースというケースもありますし、再生回数で人気を測ったりもずいぶん前から行われてます。
もはや「烏揚羽」のYoutube公開もシングルの新形態で、そのリリース日は7月4日ということになるんでしょうか??
●07月04日 おゆうさん
お久しぶりです。
ふと、85年CDを見ていて思ったんですが、歌詞カードの見開きページの色は
どういう感じでつけたのでしょうかね?
「紅雀」:ピンクっぽい?紅だから?あと、これだけフォントが違う。
「流線形 '80」:青っぽい?ジャケットカラー?入江だから?
「OLIVE」:栗色?風の中の栗毛だから?
「悲しいほどお天気」:謎な色。よくわからない
「時のないホテル」紫。よくわからない
「SURF & SNOW」水色。サーフだから?
「水の中のASIAへ」黄色。よくわからない
「昨晩お会いしましょう」黄緑。よくわからない
「PEARL PIERCE」レモン色。夏っぽい
「REINCARNATION」二連続で似た色。ジャケットカラーに近いですね
「VOYAGER」緑色?よくわからない
「NO SIDE」赤。よくわからない
どういうイメージでつけたんでしょうね?見解教えていただきたいです!
あと、個人的には85年CDが99年CDよりもレトロ感があって好きです。。
7月04日 管理人
見解、うーん、、、・・・・・・・・・・ないです^^; テキトーなんじゃないでしょうか。
あそこの色にとくに意味を感じたことは無いですね。
意味のある物ってなんというかいくつかの明示的な手掛かりに囲まれていて、それでピンとくるのですが、
逆にそうでないものはそんなに意味とか理由とかないのでは?と思ってしまうほうですね。
あの色とアルバムの内容にピンとくるものは私には無いです。
私はあんまりいろんなものに意味を見いだせるタイプではないのもあって、気の利いた答えが無くてすみません。。。
●07月01日 管理人
続・テープネタです。
テープならではのサブカル感出してるのが、ベストカセットです。
当時サブカル感あったのかはわかりませんが、ユーミンヒストリーを逆から辿るとやっぱサブカルなアイテムだと思います。
当初、私はあんまり興味が無かったのですが、おそらく当時原盤権が東芝EMIにあってこんなに沢山出されていたのかと思うと、
とても意外で、それで今は少し興味ありという感じです。

はじめて作りましたが(笑)、ベストカセットのディスコグラフィ。ハンパものな印象ですが、まとまるとそれなりに迫力ありますね!
面白いものだけ紹介しますと、(詳しくはこちらに掲載しています)
@ 多分最初のベストカセットで「ミスリム」と同じ月に発売。「ミスリム」のカセット版みたいな感じです。
実はいくつかこのカセットオンリーの音源が入ってることが分かりました。なんでも聴いてみるもんですね。
A 実は@と型番も収録曲も同じですが「BEST NOW」に改題された感じです。カセットラベルは「荒井由実の世界」のままのようです。
B はここに載せるべきでない由緒正しい「YUMING BRAND」のカセット版です。ただし16曲入りです。
C 型番Bと同じですが「BEST NOW」シリーズです。
D タイトルに小さく「YUMING BRAND」とあるとおり内容はBと同じでやはり「BEST NOW」シリーズです。
なぜ「YUMING BRAND」は頻繁にジャケット変更したり、すぐ再発されたりしたのかというと、、、
70年代後半はカセットの市場成長が著しく、各レコード会社にとって年末商戦の重要商材だったようで、
東芝EMIでは毎年「BEST NOW」と題して所属アーティストのベストテープを一斉発売していたようです。
そのベストとして「YUMING BRAND」が都合よかった感じですかね。
なので「YUMING BRAND」を再発していたというよりは、Cは「BEST NOW ‘76」、Dは「BEST NOW ’77」、
ついでにAは「BEST NOW ‘75」という感じだったのではないでしょうか。実際、こういうタイトルになっている資料もあります。
やはり秋発売のEや以降の「BEST NOW」も似たような企画だと思われます。
E〜G 荒井由実、松任谷由実の混在ベストです。実は「ALBUM」だけじゃなかったという感じですね。
パッケージにも「ユーミン」にしてますね。
I これはオムニバスなので番外なのですが、ひと枠空いてしまったので入れました(笑) ユーミン光線。出してる写真がいいですね!
J 高音質adresシステム用のカセット。ちゃんと再生するにはadres専用機が必要なんだそうです。
東芝のブランドAurexのadresは当時のオーディオファンの間ではかなり有名だったそうです。
会社の先輩から聞いた話ですが、ドルビーよりもはるかにノイズリダクションが優れており、
ダイナミックレンジはもちろん音の拡がりなんかも素晴らしかったそう。
このカセットはぜひadresシステムで聴いてみたいなぁ。。。
K Jと内容は同じです。ドルビーNR採用。ユーミンは(あるいは東芝EMIは?)ドルビーNRの採用は避けていたのか?
84年「NO SIDE」が初採用です。このKは80年発売、これの外はNが採用しています。
あとは、「THE COMPO」というカーステ向けのシリーズで発売していた「悲しいほどお天気」〜「SURF &SNOW」も採用していたようですね。
EとNは音を聴いてみました。
Eは経年のせいか、2,200円という廉価シリーズのせいか、すごく丸い音ですね。AM放送をまろやかにしたみたいな感じ(笑)
「入江の午後3時」「静かなまぼろし」はシングルバージョンでした。
Nは低域の迫力は無いですが高域はなかなかキレイにでています。80年のアルバム未収録シングル3曲が入ってるのもいいですね。
ただ、どちらもあえて聴く必要はない感じはしました。
●06月30日 管理人
続・テープネタです。
こういうサブメディアって、ならではのちょろっとした違があったりして、そこがまた面白い所です。
私が子供だった90年代はまだ「小さなCD屋」というのが沢山ありました。
小さなと言っても店舗自体はコンビニくらいの広さがあって、カセットなんかがざーっと並べて売られたりしていました。
ただ、もうCD買う時代だったので演歌とかカラオケテープがほとんどでしたが、いわゆるJ-POP系もずーっとある在庫って感じで何本か売ってたりしました。
小さな店って回転しなくても、店舗はそこそこ広いので置きっぱなしみたいな。
まぁまだ時代的にも効率的な在庫管理云々って感じじゃなかったんでしょうね。

「紅雀」もそんな中の一つとして見つけたのですが、びっくりしましたね「ジャケット白やん!」みたいな(笑)
別にLPと同じピンクでいいのになんで白なんでしょうね?テキトーとかではなく、LPと同じレースの淵みたいな模様はあるので、
いちおアートワークは入ってると思うんですよね。鳥も飛んでますし。のわりに、フォントの色使いどうなん?という感じもしますが、、、
古い雑誌とかこんな感じなので当時なりのまっとうさがあったのかも・・・といろいろ不思議なんですよね。
次に面白いのは、曲順が違う事。「紅雀」の場合はLPのA面の「紅雀」とB面「出さない手紙」を入れ替えてるだけですが、
「14番目の月」なんかはすごいシャッフルで、LPの曲順で数字振ったものをカセットの曲順にすると、
sideA: 1.6.8.3.5.10、sideB: 4.7.9.2に加えて「コバルトアワー」「 雨のステイション」って全然違う並びです。
「さざ波」のあといきなり「何もなかったように」「避暑地の出来事」「さみしさのゆくえ」ってもうバラバラすぎん?と思ってしまいます。
入れ替えるのはおそらくA面とB面の長さを揃えたいからだと思うのですが、アーティストが決めた曲順変えてまでするほど大事だったんでしょうか。
このカセット曲順は81年の再発ZT28-189も継続していて、86年ごろ型番そのままでXDRテープになったときにLPと同じになります。
さすがにこの頃は長さ違ってもいいかって感じだったんでしょうね。
A面最後の曲が終わると自動的に早送りになってB面へオートリバースなんて機能ももう普通になっていたと思いますし。
私がまだ知らない曲順があるのですが、8トラ「紅雀」の曲順。
8トラの曲順もまちまちで過去のものを挙げると。
コバルト・アワー: カセットはLP順ですが、8トラは独自の曲順
14番目の月: LPとカセットの曲順が違い、8トラはカセットに従う
ALBUM: LPとカセットの曲順が違いますが、8トラは更に違う曲順。「遠い旅路」「ナビゲイター」を2回ずつ収録。
東芝EMIでは78年の8トラは5タイトルしかなく、5月の李成愛さんの作品が最後、なかなか「紅雀」の8トラはレアかもしれませんね。
最後に音を聴き比べてまたまた謎なのですが、、、
手元に ZT25- が2本あるのですが、なぜだか音が違うんですよね。
下に書いた「コバルトアワー/ルージュの伝言」と同じ、比較してですが低域が有る方と無い方があるんです。
これやはり片方が劣化した結果、もう片方の音になるとはどうしても思えないんですよね。
70年代後半に密かに高域寄りの音をスッキリさせたマスタリングのものを出していたんでしょうか??
あるいはマスターから量産テープに録音する時のバイアスを変えた時期があるのかもしれません。
ちなみに ZT25- の低域あり版と81年再発の ZT28- はまぁまぁ似たような音をしています。
「紅雀」はLPの音が悪いのですが、さすがにカセットと聴き比べるとLPの音は立体的に感じますね。とくにドラムが全然違います。
プレーヤーの特性も影響してるとは思いますが、カセットはどちらかというとヴォーカルメインの音ですね。
XDRは手元になく、聴き比べ出来ませんでした。いつか聴き比べてみたいですね。
ちなみにカセットのラベル色は ピンク → 黄色 → クリーム色 と変遷しています。
ただ、ZT25- =ピンク、ZT28- =黄色 というわけではなく、「流線形’80」からは ZT25- も黄色いラベルになっています。
カセットは78年、79年あたりはLPに並びそうなくらいに爆売れしていた重要製品だったらしく、
それもあってLPとは別に企画が動いていて、ちょっとした違いが生じていたのかもしれません(真相は分かりませんが)。
●06月28日 管理人
続・テープネタです。
カセットも聴いているといくつか細かい発見があります。小ネタ紹介という感じ。
まずは「コバルトアワー」のカセットのミックス違い。少なくとも5曲LPとは違うミックスの音源が収録されています。
これはかれこれ15年くらい前に閲覧者の方から頂いたメールで私は知ることとなりました。
今回、FIIO CP13でかなりキレイに再生することが出来ました。
今まで、音質が悪いせいで聴き比べがしにくかったし、これはテープの劣化のせいだと思っていましたが、
これまでのプレーヤーがしょぼかったところが大きく、実はテープはそんなに劣化してなかったという感じです。
半世紀・・・少なくとも私の手元に来てからは別にそんなにちゃんと管理してたわけでもないのにすごいですね、カセットテープは。
キレイになって改めて「少しだけ片想い」は別MIXであることが確認できましたし、
「COBALT HOUR」のエンディングの声「ユーミンの喘ぎ声が、」なんて紹介を見たことがあるのですが、
ユーミンの声でもなければ、喘ぎ声でもないのでは?と思いました(笑) もうちょっと咳みたいな音ですかね。
このテープMIXは75年のオリジナルにあたるZA-1555、8トラ版のYA-8555の他、79年のZT25-325にも収録されています。
ZT25- のほうも聴いたのですが、明らかに ZA- と音質が違っていて、低域が引いていてもっとスッキリした音になっています。
ヴォーカルのエッジとかも出ていて、良く言えばくっきりした音、悪く言えばちょっとスカスカした音です。
普通はこういう再発ってわざわざマスタリングし直したりしないと思うのですが、なんでこんなに違うんだろう?
ZA- が経年で高域が落ちたのかとも思うのですが、でも仮に ZT25- が高域落ちしてこうなったとは思えない音量感なんですよね。
ZT25- の高域を落としたらもっと小さな音になるような気がします。
逆に ZT25- 側が低域を失ったのかもしれませんが、経年で低域側が無くなることなんてあるのかなぁ??
ちなみに、同じ違いが「14番目の月」の ZA- と ZT25- にもあるかな?と思って聴き比べてみたのですが、
こちらは両者ともほぼ同じような音でした。

カセットテープはデジタルじゃないので経年に弱く、LPよりもはるかに脆く個体差が大きい感じですね。
ひとつ注意点ですが、カセットテープは最後まで行くと勝手に止まるように出来てはいるのですが、
古いテープは止まるときの引っ張りでプチンと切れてしまうことがあります。
私は2本ダメにしてしまいましたT_T まぁ、端で切れてるので器用に繋げばまた聴けるようになるとは思っていますが。。。
なので、曲が終わったらテープが最後まで行くまでに停止して、あとは指で最後まで送ることをお勧めします。
あと2, 3ネタ、ユーミンテープ話が続く予定です^^;
●06月24日 管理人
FIIO CP13聴いていまして、テープも全部iTunesに入れようかなぁ・・・と思っているのですが、
ひとつ問題があって、若干回転が速いんですよね(LPの時もこの問題ありました)。
ネット見ても速いと書いてますし、やはり子供の頃から聴きこんでいるリズムのはっきりした90年代の曲を聴くと、明らかに走ってるんですよね。
ここは調整したいですし、どうやらこのCP13は分解しなくても調整用のハンコをいじれるようです。
ただ、調整用の基準信号が入ったカセットテープが無いんですよね。
例えば2kHzの信号が入っているテストテープがあったとして、これが2.2kHzで再生されていれば、回転が速すぎるわけです。
今はもうこういったテープは市販されてないようで、昔のTEACのとかはプレミアがついていて高い。
個人で作られた?テスト用テープが安価で売られていますが、例えば2kHzと書いていても収録されているのが本当に2kHzか保証されないんですよね。
なんか方法ないかなぁ・・・?と思っていたらすごく身近にありました、XDRテープ!!
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XDRテープにはA面最初とB面最後に60Hz, 125Hz, 250Hz, 500Hz, 1kHz, 2kHz, 4kHz, 8kHz, 10kHz, 12.5kHz, 16kHzの信号が入っています。 上図上はCP13出荷状態で2kHzを再生したもの、 上図下は速度を98%にして2kHzを再生したものです。 |
東芝EMIのXDRテープは最初と最後にテスト信号が入っています。 これは使えるかも!と思って録音したらなんとか使えそうです。 ちなみにユーミンの場合「ALARM a la mode」〜「U-miz」と また「紅雀」〜「ダディダ」も後期に販売されていたものはXDRです。 ラベルがクリーム色のものが該当します。 左図上が出荷状態のCP13で2kHzの信号が少しだけ2kHzより右に出ています。 やはり少し速いのです。SoundEngineで速度を98%にすると、 左図下のようにほぼぴったり2kHzになりました。 たった2%ですが、聴き慣れていると速く感じてしまうものですね。 本当はCP13をいじりたいのですが面倒くさいのもあって、 SoundEngineで速度を少し遅くしました。 もともと48kHzサンプリングしていたのを一旦96kHzにして、それを速度調整、 (速度を変えるにあたってサンプルが細かいほうが良いでしょう、という発想です) 96kHzだと折り返しノイズが発生しているので(まぁ聴こえませんが^^;)、 再び48kHzに戻しています。これでも私は聴感上まったく違和感を感じません。 |
ということで本当にしばらくテープ三昧かもしれません。
●06月23日 管理人
と、いう事で買っちまったー!

今更、カセットにお金かけてもと思ったのですが、カセットの最後の記憶がAUREX AX-W10Cの音だったら嫌だなぁと思って、
ちょっとお高かったのですが、評判のFIIO CP13を買ってしまいました。
FIIOは中国の飛傲電子科技という会社が展開してるブランドで、このプレーヤーはなかなか評判いいんですよね。
再生のみでワイヤレスで飛ばしたりもできませんが、けっこうメカ系が堅実なつくりだそうでお値段も2万円。
まぁ今時中国製だからどうだなんて一絡げに思ってる人はもうずっとプロジェクトXでも見ててくださいという感じですかね(笑)
購入決め手となったのはこのスーパーカセッターズさんという方のレビュー動画の、このあたり(笑)
20kHzあたりまで特性がフラットなんですよね。ワウフラッターの数値も低め。
感想や音デモだけじゃない、こういう物理的な数値で見せてもらえるのは大変ありがたいです。
感想やデモ音がダメなわけではないのですが、感想は人によって違いますし、
デモ音もモニタ環境によって音は違ってきますし、Youtube通るだけでも変わってしまうと思うので。
私はあんまりプレーヤーに勝手な音の色付けをしてほしくない方です。

単純に考えるとアーティスト側が作った音は何かイベントが発生するたびに(例えばカセットに録音する、再生するとか)、何かしらの変化が加わります。
カセットにすることによる劣化は仕方ないにしても、プレーヤーは出来るだけ何も変化を与えずにそのまま再生してほしい。
上記の動画が本当だとすると、FIIO CP13の特性はフラットなので、このプレーヤーはあまり音に影響を与えないという事です。
一方、下記のAUREXのAX-W10Cはどうだったかというとプレーヤーでの劣化と色付けが凄まじい感じです。
劣化の面で言うとワウがすごくって高域がヘロヘロな音、テープのヒスノイズもザーッとすごいです。
色付けというのはメーカーが独自に良かれと思ってつけている音の変化で、AUREXの場合は低域がボコ盛りです。
まぁこのボコ盛りのせいでノリ良く聴こえますし、高域の弱点が目立ちにくいのかもしれません。
でも、アーティスト側が、ユーミンならエンジニアや正隆さんがこれで良し!とした音に、
別にユーミンの事を考えてるわけじゃないメーカーが勝手に低域盛るわけです。そんなの要らないに決まってます!
・・・って、言ってしまうとメーカー側は差別化が出来なくなるので(逆に究極のフラット特性を作るのも至難の業ですし)、独自の色付けを行うわけです。
またそれが良いという人もいて、そういう人がそのメーカーや製品のファンになるんでしょうね。
もちろん好みの問題です。
先にAUREXのダメなところを書いてしまいましたが、逆にこのFIIOはそれがほとんど無いわけです。
まず、高域にヘロヘロ感が少なくすっとしています。テープのヒスノイズもDOLBY NRのデコードが出来ないわりには静かなほうです。
低域もわざとらしく盛っていなくてスッキリとした音(これが再生機としてだけではなく、最終的なリスニング機とすると、やや弱いかもしれませんが)。
やっぱユーミンのテープって流石にこのくらいのクオリティはありますよね、と腑に落ちる音です。
FIIOの気になる点としては、ちょっとラッパ音というか1k, 2kが盛り上がったような、海の家のホーンスピーカーみたいな音がしないでもないところ。
DOLBY NRとはあまり関係ない帯域な気がするので音源側の問題かもしれませんが。
FIIOで聴いたとしても流石に、CDやLPと並ぶ音かというとそうではないのですが、
テープの音を確かめる、特に他のメディアと手軽に聴き比べてみるには、このCP13はおすすめのプレーヤーだと思います。
AUREX AX-W10Cくらい色付けが入るともはやテープ音を聴いているのか、プレーヤーの音を聴いてるのかわからないですし、
劣化側の度合いが全く違います。ま、AUREX AX-W10Cは7,000円くらい、FIIO CP13は2万円くらいですから、違って当たり前ですね。
しばらく前に団野さんがXにあげられていたフランスのwe are rewind(これメーカー名かつ商品名?型番無し?)についても
スーパーカセッターズさんがレビュー動画を挙げられています。F特はこのあたりで紹介されてますが、
けっこうドンシャリ型に見えるので、やはりプレーヤー側での色付けがかなりある音なんじゃないかと思います。
いやぁFIIO CP13なかなか良い買い物でした。
「コバルト・アワー」のテープMIXをこんなまともな音で聴けるとは思ってませんでしたし、
この音ならシングルカセットのカラオケなんかもiTunesに取り込んでよいかななんて思っています。
デッキ買うともっと立体的な音で聴けるようですが、もうやめとこうと思っています。。。
●06月19日 管理人

久しぶりに電器屋さんに行ったら、カセットウォークマン売っててちょっとびっくりしたのですが、
さらにラベル観たら「オーレックス」と書いてあって・・・これってあのAurex??
ユーミンのLP集めてると帯に「Aurex」って書いてあるのに気づくのですが、これはかつて東芝が展開していたオーディオシステムのブランドです。
私がユーミンを聴き始めたバブルの頃はもうミニコンポの時代、従来の大きなコンポ終焉の時代で、Aurexもたぶんオワコンに近かったブランド。
多くのブランドと同様に間もなく消えたと思うのですが、実は10年ほど前に復活していたようですね。
紆余曲折あって大文字のAUREXになり、いまは東芝エルイートレーディング(TLET)が企画販売しています。
TLETも所属する東芝ライフスタイルも日本の法人ですが、中国の美的グループの傘下にあるようです。
中国の会社が持っている日本法人という感じでしょうか。
当時のようなどっしりステレオコンポシステムではなく、手軽に聴けるポータブルカセットやアナログプレーヤーを出しているようですね。
馴染みがないはずですが、それでもなんとなく馴染みを感じたのと、カセットってどんな音だったかなぁ?と思い、購入しました。
AUREX AX-W10Cという機種で、出力はブルートゥース接続の他、3.5mmイヤフォンジャックもあります。
入力はやはり3.5mmのAUXがありここから録音もできるようですね。蓋が透明でカセットが回るのが見えます。
私はMDが出る前のばりばりカセット聴いてた最後のほうの世代で、ユーミンも最初はカセットで聴いていました。
久しぶりにいくつか聴いてみたのですが、こんなにも無茶苦茶な音だったかなぁ?と悪い意味でビックリしました。
もちろん、テープの劣化もありますし、プレーヤーも高級品ではないのですが、もんのすごい低音ブーストなんです。
アルバム(時代)によって音が違うのですが、XDRテープになってからはものすごいコンプ低音という感じ。万歳!LPよりもひどい(笑)
子供の頃、こんな音で聴いていた記憶は無いのですが、よくよく思い出すとそもそも当時はCDを生テープにダビングして聴いていたのであって、
元から音の入ったテープを買って聴くという事はなかったかもしれません。後々、小中規模店舗と共に市場から消えていく際に買い集めたんですよね。
当時はミニコンポの時代、もしくはカーステもまだまだテープの時代、そこまで低域能率の良い製品がなかったとすれば、
テープはこういうパンパンな低音にしたほうがウケが良かったんでしょうか??
(あるいはこのプレーヤーが「今ウケる音に!」ってパンパンにしてしまっている? それにヒスノイズもなかなかデカいです。)
ユーミンの場合、最後のカセットは「カゥガール」で(例外的にタイと中国で「アケイシャ」のが発売されましたが)30年近く前。
そのせいか、元からか、けっこう高域がヘロヘロとしており、そこに低域がパンパンに入ってるので、
私としては好んで聴きたい音ではないのですが、久しぶりにカセットが回るのを見てるのは楽しいですね。
購入したときはすっかり忘れていたのですが、そういえばドルビーってあったなと思い出して。
ドルビーシステムと書かれたカセットテープはCDのプリエンファシスと似たようなノイズリダクションのための高域強調録音を行っていて、
ドルビー対応のプレーヤーで強調した高域を元に戻してやる必要があります。
対応していない環境は切り捨てるって方針だったようですが、昔は廉価システムですらドルビー対応が当たり前だったようです。
ところが、このAX-W10Cはドルビー対応してないんです。AIに訊くと、ドルビーシステムのフィルターはCDのプリエンファシスと違って、
固定フィルターではないので(音量に応じて形の変わる動的フィルターなので)、簡単に逆フィルターを作れないとのこと。
しまったなぁと思ったのですが、どうも現在販売されているほとんどのプレーヤーはドルビー対応していないようですね。
ユーミンのテープってどの程度ドルビー対応してるのか調べたのですが、所謂「DOLBY SYSTEM」とだけ書かれたDOLBY B typeのテープは意外と少なく、
オリジナルアルバムだとなんと「NO SIDE」だけ(厳密にはCOMPOシリーズの「悲しいほどお天気」〜「サーフアンドスノウ」)、
それからベストカセットが2作だけなんです。「ボイジャー」まではロゴが無いのでおそらく未対応、
85年の「ダディダ」以降はDOLBY HX PROというプレーヤー側に対応を求めないシステムが採用されています。
86年ごろ「紅雀」以降のオリジナル全作がXDRになるのですが、XDRもDOLBY HX PROを採用しています。
結果的にあまり気にしないで良さそうだという事がわかりました(まぁ、いずれにせよ音が悪いのですが)。
→ すみません、DADIDA以降、「DOLBY SYSTEM」と「DOLBY HX PRO」の両方のロゴがあるので(または「DOLBY B NR / HX
PRO」)、
前者「DOLBY SYSTEM」(または「DOLBY B NR))はやはりプレーヤー側での対応が要るようです。
熱心に聴き比べたりはしませんが、しばらくはカセットも聴いてみようかなと思っています。
XDRとそうでないのは聴き比べてみたいですね。
・・・もうちょっと良いプレーヤーが欲しくなりそうなヤな予感もしています^^;
●06月16日 Kurenaiさん
いきなりのメール失礼いたします。
この間ヤフオクにてこのようなものが出品されました。
(管理人:URLの掲載は控えさせていただきました)
青帯盤の未開封品ですが、ダイアモンドダストが消えぬまにのCDにステッカーが貼ってあることに気がつきました。
(管理人:YMマークの書いた丸いステッカーに「波の数だけ抱きしめて」「SWEET DREAMS」と書かれています)
「涙の数だけ抱きしめて」公開後に出荷されたものと思われますが、アルバムのページに書いてなかったので一応お知らせしておきます。
6月19日 管理人
情報をどうもありがとうございます。
ちょっと30年近く前の記憶でかなりあいまいなのですが、、、、
これダンシングサンとかカトマンドゥのころにユーミン年末商戦みたいなノリでめぼしい有名曲があるアルバムに一斉に貼られてたような、
うすーーい記憶があります。違うかもしれませんが。
さすがに「紅雀」とかには貼ってなかったような気がしますが・・・。
なんだか懐かしい気持ちになりました。情報をありがとうございます。
●06月15日 管理人
「文通」、どうやらオリコンでもビルボードでもTOP50にランクインしてないですね。後者はTOP100にも見当たらないのですが、ちょっと意外でした。
全世代が聴いてる配信の方に食い込むのはなかなか難しいのかもしれませんね。ちなみに週間1位は1.5万DL、50位は0.1万DLくらいです。
ユーミンのファン規模だけを考えても0.1万DLくらいされてそうなもんですが、サブスク/ストリーミングで聴いてる方が多いのでしょうか。
桑田さんとのシングルは初週1.7万DLで1位で、ランク落ちする前は49位0.1万DLという感じでした。
ストリーミングチャートの方に入るのはなかなかハードル高いでしょうね。あっちはまたちょっと別世界な気がします。
ストリーミングチャートはCD時代にはなかったようなランクインのしかたもしてるようで、
もちろん新曲も入ってるのですが、古い曲も入っているし、この曲ずっといるなみたいなのもあります。
もう時報みたいにみんなが毎日聴いてるような曲もあるようですし、ファンダムが組織的に再生伸ばしてるような、そんなのもあるんでしょう。
わざわざCD買って聴くというプロセスが無いので、これまでのCDランキングよりはカラオケランキングとかに近い感じでしょうね。
05年以降たしか10年くらいオリコンが配信を全く扱わせてもらえなかったオリコン暗黒時代みたいなのがあったと思いますが、
その間にすっかり人気トレンドは配信側に現れるようになっており、もうCDの方はちょっとマニアックチャートなのかもしれませんね。
シングルと言えば相変わらず少しずつユーミンの7”をiTunesに取り込んでいます。
前も書いた通り、7“はあんまり音質の良いメディアではないと思うのですが、けっこう熱心に掃除したりしてなんとか聴きたいと思える状態にしています。
チリパチはレコクリン&レコクロスで結構取れるのですが、その後、33回転で10回くらい再生するとヴォーカルの歪みなんかも取れることもあって。
もちろん、内周歪みはどうにもならないのですが、サシスセソのような突発的な歪みは意外と取れますし、全体的にも取れる歪みは取れるという感じ。
全体的な歪みって小さいものでも聴感に影響あるようで何か音全体がギラっとした感じなるのですが、取れるとすごく落ち着いた音になります。
45回転ではなく、33回転というゆっくり速度でかけるというところがミソな気がしています。
7”は独特の小丸い音で、後のCDS (Yuming Sweets)と全く違う音の曲もあります
(例えば「ダンデライオン」なんかは同じMIXであるにせよ、もう音色変わってるくらい違っています)。
80年代に入って「守ってあげたい」あたりからけっこう音が良くなるというかマシになるんですよね。
って中古盤は個体差が大きいのであまり一概には言えないのですけど・・・。
更に新たな発見としては、乾杯!!の「今だから」がリミックスでした。ドラムの音が差し変えてあります。
乾杯!!聴いたときも「こんなにズッシリ来る感じだったかな?」「さすがリマスター」とか思っていたのですが、
オリジナル7”と比べて見ると、7”の人工スネアみたいな音がどっしりとしたもっとドラムっぽい音に差し変わってます。
オリジナルのテクノ歌謡感はさすがに今の時代は、、って感じなので、乾杯!!収録は改めて良いリマスター、もといリミックスだと思いました。
まぁ実際のところマルチからのリミックスなのか、2MIXマスターにドラムを足したのかはもちろん分かりませんが、
当サイトではリミックスとすることにしました。
また、これも今回聴き比べて気づいたことですが、「潮風にちぎれて」のラフミックスがすごく良い音なんです。
ラフミックスは発売時に作られた7”プロモ盤(PRT-1032)に収録されていて、ヴォーカルがレギュラー(市販)版と違う事は当サイトにも書いていたのですが、
オケもミックスが違っていて、左右に広くミックスしていて、ドラムやベースの低域が結構リッチなんです。
18年配信くらいしっかりしてるのですが、もっと柔らかい音で入っています。
レギュラーミックスのほうは何でこんなショボいミックスにしちゃったんだろう?と思うのですが、曲の内容には合っていたのかもしれませんね。
ラフミックスのほうは温かすぎ、心地よ過ぎなのかもしれません。
7”もコツコツ聴いているといろいろ新しい発見がありますね。
それから、パールピアスCA35-1001帯付きをお持ちの方から写真と情報を頂きましたので、5/30のところに追記しておきます。
情報ありがとうございました!!
●06月06日 管理人
最近、音楽の時間はレコードを聴くことが多く、映像モノを見るのが億劫なのですが、ようやっとみゆきさんのBDを観ました。
みゆきさんのライヴ物は正直サラウンド感が安っぽくてあまりオーディオだけで聴く感じではなかったのですが、今回のはけっこう良いですね。
2MIXの他、5.1chサラウンドも収録されていて、私はある程度定位を確保して2chにトラックダウンできるソフトを使って聴いてます。
ヴォーカルが太く柔らかく、少し遠くに定位して、タムやバスドラの響きも美味しい感じ。映画の時も思いましたが今回良い音だと思います。
特典でドキュメントと言うか1時間くらい延々とスタジオリハを撮った映像がついているのですが、これがなかなかのボリューム感です。
まず、みゆきさんが若い。ほぼすっぴんのお顔はお年相応ですが(それを飾らず晒されてるのもなかなかですが)身体の姿勢はまるで40代という感じ。
歌声も朗々としており、やはり選ばれしフィジカルなんだと思います。
それにさすがに夜会を作ってる方で、このツアーもけっこうご自分で演出も決めていろいろ指示をされています。
また、瀬尾さんも元気で笑いありの現場ですが時にシビアに声を荒げられるシーンもあります。
特にドラムの島村さんに厳しく情熱的に諭されてるシーンはなかなか・・・超ベテランの島村英二ですよ、、やっぱプロの世界ってシビアなんだなと。
あとは瀬尾さんが石田さんのご病気を現場全体にお知らせされるシーン、みゆきさんの驚きの表情や全体の静まり、
病名を伏せるためかフ―っと不自然に暗転する演出も相まって、なかなかショッキングですね。
しばらく石田さんの席が空席の状態で映像は続くのですが、初日には杖をつきながらも復帰されています。
基本は解説も字幕もなくずっとリハ映像を流しているだけなのですが、超ベテランたちの現場映像、なかなかの見ごたえです。
冒頭のみ、みゆきさんの現場挨拶が流れるのですが、みゆきさんが親しくされてる方が100歳を迎えられたそうで、
その方に「私もあやかりたいわぁ」って言ったら「あんたやったら120でも140でも生きるわ」って言われたとか。
「そんなに先が長いんなら、エネルギー持たないと思いましたので、なるべく出し惜しみしながらこの先行こうと思いますので、よろしくお付き合いくださいませ」
・・・このキャリアでまだ出し惜しみでいくんやぁって^^; この「お付き合いくださいませ」にはなかなかの覚悟を迫られた気がしてしまいました。
先日、私は心配事があり、大腸内視鏡検査を受けました。幸い何も見つからなかったので良かったのですが・・・
私はユーミンにしろ、みゆきさんにしろ、最初の20年は体験できていない、ファンの中では未だに若手の後追いファンだと思いこんでる所もあるのですが、
よっぽど自分の身体を慈愛しないと、まさかまさかの彼女たちの最後の作品を聴けないなんてこともあるかもなぁ・・・と最近思うようになりました。
フィジカルエリート達を追っていくのは本当に覚悟のいることなのかもしれません。
●05月31日 管理人
imaseさんとインライびっくりでしたねぇ!
(日曜日までアーカイブが見れるそうです → こちら)
インライって言葉初めて使いましたが(笑)インスタライヴの略だそうで。
ああいう縦画面のアマチュアっぽい画にユーミン登場すると新鮮ですね。
帰り道にスマホで見ましたが、この一番近いガジェットに生で来る感じはユーミン物としてはやはり新鮮ですね。
imaseさんのことは詳しく知らないのですがYOASOBIと共に世界を掛けめぐるZ世代アーティストの筆頭格ってイメージですかね。
数年前K-POPいろいろ見ていたときにK-POPアイドルの子が「NIGHT DANCER」のショートを沢山挙げてて、
それも世界に出回る手助けになったような感じですかね?もうそういう流行り方があるのかと隔世の感がありましたが、
そんなアーティストがユーミン好きだと言ってくれてるのはファンとしてとても嬉しいですね。
互いに影響しあって作られたようで、とくにimaseさんが「コラボしてなかったら出てこなかったメロだな」って仰ってたのが
作家にとってのこういうコラボの醍醐味なんだろうなと思いました。
今回のインライで期せずしてユーミンの歌声について認識が変わりましたね。
ユーミンがimaseさんの機材で少し曲を歌ってくれるのですが、もうぜんぜん声が出てないんですよね。
ちょっと歌ってみるかくらいの軽い感じでは、もう本当に出ないんだなぁと。
今更それが悲しいとかではなくて、なんというかスタジオやライヴのユーミンの歌声って相当準備して出してるんだろうなと思うと、
有難く聴かないとなぁと改めて思いました。またAIボイスについても、ものすごく認識が変わりました。
例えば外に出ると足の不自由な方が車いすや義足を利用されているのを目にします。
いろいろご不便はあるんでしょうけど、ああしていろいろ駆使して自由に行きたい場所に行けるならそれはやはり良いことですよね。
買い物へ行くとか、花見へ行くとか、あるいは仕事を続けるとか。
今日とってもありのままっぽいあの縦画面で声の出なくなったユーミンを見て、そしてそれでも旺盛に制作を続けるユーミンを見て、
AI駆使して自由な表現を続けられるならそれはふつうに良いことなんだと思えるようになりましたね。そりゃそうするでしょという感じ。
ユーミンはぜんぜん気にしていないように見えたし、コメントも暖かいものでした。
冨田ラボ、、私はやはりあんまりよくは存じ上げないのですが、よく聴くのはユーミンの2曲と大貫さん&幸宏さんの「プラシーボセシボン」くらい。
それで「冨田ラボはこうだ」というのは、おこがましい感じもあるのですが、一発で冨田ラボっぽいと思わせる音作りはすごいですね。
アレンジもあるのですが、音作りがものすごく独特です。柔らかいマットな感じ、空間ないけどきつくはない感じ。
あとはヴォーカルの処理ですね。もう楽器の一部的なあんまり主張させないような柔らかく太い加工とミックス。
かつて冨田ラボで2曲やったときは、オリジナルのほうはちょうどユーミンのヴォーカルがしんどくなってきた時期にくっきりオケと高圧ミックスするという、
私的には(あくまで私的にはです)ユーミン史上音が最悪な時期でしたが、冨田ラボ聴いて「なんだ、こうすればいいんやん!」って思った記憶があります。
ただ、やっぱり音作りが独特すぎて、あとなーんか誤魔化した感じがあって、ちょっとイロモノなんですよね。スタンダードではない感じ。
とは言え「文通」のヴォーカルは聴きやすいですね。生歌でもAIでももうあそこまで煮込んじゃえば気にせず食べれちゃうって感じです。
私は冨田ラボはなんとなくカツ煮のイメージがあります。卵で甘く煮た感じ(笑) ごはんと味噌汁には変われないけど、たまには美味しいですよね。
●05月30日 管理人
ご覧になった方もいらっしゃるかもですが、「パール・ピアス」CA35-1001の帯付きを始めてみました。
これ「アビイ・ロード」CP35-3016の水色の帯付きを見たことがあったのでたぶんあるんだろうなとは思っていたのですが、
まさかLPの帯と同じようなオリジナルっぽい色付けされてるとは!!
私はもう30年くらいコレクターやってますが、初めて見ました。
「命の花」の見本品は3回見てますが、これは本当に初めてです。そんなレアなんでしょうか・・・?
ヤフオク始まる前はCA35-1001って本当にレアだったのですが、今は検索してわかる通りけっこう出てるんですよね。
ただ、帯付きとか別のステッカー付はやはりレアで、ステッカーは捨てちゃうのわかるのですが、帯ってそんな皆が皆捨てるかなぁ?と。
もちろん捨てる人が多いんでしょうけど、CD自体はこれだけ出てるのにこんなに帯付き見ないことってあるかなぁ?と思うのです。
まぁ当時の帯は両面テープとかノリでケースに留めてあったので、剥がさないと蓋をガバっと開けれなくて、それで多くが捨てられたのかもしれません。
にしても例えばCBS/SONYのこの時代のCDの帯付きってそこそこみるので・・・、CA35の帯付きはもともと母数が少ないのかもしれませんね。
ちなみにステッカーというのは上画像左のもので、金色の丸いステッカーがついたものがありました。
ステッカーのみだったのか、帯+ステッカーだったのかは不明です。
ただシュリンク付きのステッカーのを見たことがあるので、恐らくステッカーのみで売られていたんだと思います。
だとして、ステッカー付、帯付、どちらが最初なのかも不明です。
(ちなみに上の画像のステッカーと帯はパワポで^^;作ったもので、実物ではありません。)
5月31日 管理人 追記
気になったので、東芝EMI時代のCA35型番を画像検索してみました。
いやぁ私が知らなかっただけで帯付きが出るわ出るわ(笑)・・・ユーミンのはなかったですが。
画像が見つかったものだけを下表にまとめましたが、ざっと見ると83年までステッカーがあり、84年以降は帯しかなかった感じでしょうか?
中にはステッカーも帯も両方あった時期もあるようですね(ステッカーの上から帯が付けられてて二重シュリンク??)。
どうも最初はステッカーで、そこに帯がついて、最終的に帯だけになったのではないでしょうか?
「パールピアス」CA35-1001は82年11月発売なので、全パターン存在してたんでしょうね。
帯は共通かと思いきや何色か用意されていたようで、作品ごとにジャケットにあった色が選ばれていたようです。
ユーミンだけ見てると82年のCA35-1001からあとは一気に85年の「紅雀」CA32-1131まで飛ぶので(しかも一挙12作復刻なので)、
CA35とCA32は世代が違う感じがするのですが、他のアーティストまで見るとCA32へは85年3月に下4桁通しでシームレスに移行したようですね。
(発売日はこちらのサイトを参考にしております。詳しい情報をまとめていただきありがとうございます。)
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アーティスト/タイトル |
型番 |
帯色/文字色 |
ステッカー |
その他 |
発売日 |
|
アリス/ベスト10 |
CA35-1008 |
|
金色丸、コピー入り |
|
1983.05.21 |
|
オフコース/We Are |
CA35-1015 |
青色/黒字 |
金色丸 未開封っぽい |
|
1983.07.21 (1980年作品) |
|
ハイファイセット/1&2 |
CA35-1018 |
緑色/黒字 |
|
|
1983.09.01 (1982年作品) |
|
中原めいこ/FRIDAY MAGIC |
CA35-1020 |
黄色/黒字 |
|
|
1983.09.01 |
|
オフコース/over |
CA35-1021 |
オレンジ/白字 |
|
|
1983.09.01 (1981年作品) |
|
チューリップ/ヘイロウ |
CA35-1022 |
緑色/黒字 |
金色丸 |
帯+ステッカー |
1983.09.01 |
|
稲垣潤一/シャイライツ |
CA35-1023 |
|
金色丸 |
|
1983.09.01 |
|
山本達彦 / I Love You So |
CA35-1029 |
|
金色丸 |
|
1983.10.21 |
|
甲斐バンド/黄金 |
CA35-1031 |
赤色/白字 |
|
|
1983.10.21 |
|
オフコース/ワインの匂い |
CA35-1032 |
青色/白字 |
金色丸 |
帯+ステッカー 未開封っぽい |
1983.10.21 (1975年作品) |
|
オフコース/この道をゆけば |
CA35-1033 |
オレンジ/白字 |
|
|
1983.10.21 (1974年作品) |
|
長渕剛/HEAVY GAUGE |
CA35-1044 |
オレンジ/黒字 |
|
|
1983.11.21 |
|
蒸気機関車 |
CA35-1047 |
赤色/白字 |
|
|
1983.11.21 |
|
ジョンオバニオン/里見八犬伝 |
CA35-1051 |
黒色/オリジナル文字 未開封っぽい |
|
|
1983.12.21 |
|
井上鑑/スプラッシュ |
CA35-1055 |
緑色/白字 |
|
|
1983.12.21 |
|
オフコース/YES-YES-YES |
CA35-1063 |
水色/黒字 |
|
|
1984.02.21 |
|
稲垣潤一/J.LIVE |
CA35-1069 |
オレンジ/白黒字 |
|
|
1984.03.21 |
|
羽田健太郎/さよならジュピター |
CA35-1073 |
青色/白字 |
|
|
1984.04.21 |
|
山本達彦/ミュージック |
CA35-1081 |
灰色/白字 |
|
|
1984.06.21 |
|
ラジ/午後のレリーフ |
CA35-1093 |
ピンク/黒字 |
|
|
1984.11.21 |
|
中原めいこ/BEST SELECTION |
CA35-1097 |
ピンク/白字 |
|
|
1984.12.21 |
|
寺尾聰/ベスト |
CA35-1101 |
赤色/白字 未開封っぽい |
|
|
1985.01.19 |
CA35-1001は私が聴き比べる分には今のところ後続のCA32-1139と同じマスタリングだと思っています。
ただ、ちょっと注釈が必要で、CA35-1001もCA32-1139もプリエンファシス盤なのですが、CA32-1139には大きく分けて3種の盤が存在します。
@プリエンファシスのフラグ入れ忘れ、Aサブコードフラグ、BTOCフラグ+リマスタリング
@は不良品で高域過多な音で再生されます。Aは恐らくCA35-1001と同じ音、Bは実はマスタリングし直したようで少し高域の緩い柔らかい音です。
AとBは私の環境での再生アプリが異なり、デエンファシスフィルターの形状が違っているために音の違いが生じてしまった可能性もあるのですが、
実はBは@Aと逆相になっており、なんらかのリマスタリングにあたることをしないとそうはならないのではないかと思います。
→ 6/2追記
改めて調べると、同じ音源を入力してiTunesとCD2WAVでデエンファシスを行うと出力音源の音が異なることが分かりました。
おそらくフィルター形状が異なっています。また、CD2WAVのデンファシスフィルターを通すと波形が逆相になってしまうようです。
BがTOCフラグなことは間違いありませんが、音は同じ条件でデエンファシスすると、Aと同じ音ということです。
詰まるところ、CA32-1139の世代と再生環境によってはCA35-1001とは同じ音にならない場合もあるという感じですね。
ちなみにAはiTunesではデンファシスが出来ず@と同じ高域過多なやたらシャキシャキした音で再生されてしまいます。
(このネタはずーっと下のほうにも書いてますが、最新情報は聴き比べのページに記すことにしています。)
毎回思いますが、いやぁまだ新しいものを見ることがあるんだなぁと。。。やはり50年の歴史はハンパないですね!
6/10 但馬さん
|
(写真も送っていただきました) |
いつも楽しく拝見しております。 パールピアスCA35-1001の帯についてはいつかお知らせしたいと思っていたのですが、 ちょうど話題が出た今かと思い投稿しました。 詳しい時期は思い出せませんが、帯付きの新品を購入しています。 ステッカーはたぶんなかったと思います。マトリクスは5A1です。 |
書かれているとおり帯は後ろ側が2か所糊のようなものでケースに直接留められています。
これからも更新楽しみにしております。
6/15 管理人
情報どうもありがとうございます。帯の背中の写真は初めて見ました!!
LPと帯と同じような(もう少し濃い?)キレイなグリーンですね。
これ見てると「リ・インカーネーション」もCDが出ていたら帯は赤色だったのかな?とか「ボイジャー」はオレンジかな?とか
いろいろ想像できて楽しいですね。そのアルバムの(やや事務的な感じもする)PRカラーってありましたよね。
貴重なCD、大切になさってください。
●05月24日 管理人
「魔女の宅急便」のサントラLP(徳間ジャパン, TJJA-10021)を購入しました。
20年発売ですが、タワレコの実店舗見てるといつも置いてあるので、そろそろAmazonで安くなってないかと思ったらまさかの売り切れ。
メルカリなんかも定価より高くで出されてるのでこのまま廃盤になるなら(どうなるかは勿論わかりませんが)と思い定価で購入しました。
ちなみにAmazonではたまに「ユーミン万歳!」LP新品が2万円くらいになります。定価より1万円もお得ってすごい!!
私のユーミンとの出会いは「ひょうきん族」でしたが、「魔女の宅急便」も同じころ封切なので荒井由実に出会ったのはこの映画かもしれません。
子供のころはさして面白いとは思ってなかったのですが、やはり大人になって見るとすごいイイですね。
「海が見える街」って曲が好きなのですが、イントロが流れるともう鳥肌が立ってしまいます。
あの港街の水面がキラキラした感じとか、新しい街に住むって感じがたまらなくいいんですよね。
私は人生で2度そういう経験がありますが、もうあの頃の若さや漠然とした期待感をもってあれを体験することは無いんだろうなと思うと、
なんか淋しさやいじらしさも感じるんですよね、あの曲には。。。若いって羨ましいなと思います。
で、こういう器楽っぽいというかま、ストリングスメインの音楽には絶対LP合うんですよね。
配信で聴いたりはしていましたが、やはり高域というか、メロディというか、縁取りがきつくて聴いてて飽きるんですよね。
絵で言うとずっと線画を見てるような飽きが来る感じでしょうか。最初は良いんですけどね。
作業中にながらで聴くとかなら聴けるんですけど、やはり音楽だけをいいなぁと思いながら最後までよう聴かない感じ。
LPだとやはり弦の低い響きが心地よくて、のめりこんで聴けてしまいます。
私は結局はAACにして聴いてますが、別にデジタルにしたからってこの音を再現できないわけじゃないんですよね。
だったら、CDでも配信でも最初からこの音で作ればいいのにと思ってしまいます。
もちろん一旦LPにしてからCD録音するみたいなことはしないでしょうけど、LPのカットとかピックで入るであろう?
倍音感ってぜんぜんデジタルフィルタで再現できると思うんですよね。
五輪真弓さんの23年の再発CDなんかはけっこうこれに成功してる、低域がLPっぽい音のように思いますし。
サントラの最後にはユーミンの2曲もオマケみたいな音質で収録されています。
B面のラスト、内周の幅2cmくらいに2曲が押し込められています。ユーミン物で一番面積の狭い収録なんじゃないでしょうか^^;
もちろん波形潰すしかないので「ルージュの伝言」なんかサビになると盛り上がる分ちょっと歌のレベルが下がってるようにも聴こえます。
ちなみに「ルージュの伝言」は1コーラスでFOしてますが、「やさしさに包まれたなら」はフルコーラス入っています。
まぁこの2曲が主役でないにしろ他は良い音のサントラなのでもうちょっとなんとかしてほしいなぁ。。。
でも、こんな収録でもほとんど内周歪みを感じないのはさすが現代マスタリングのLPという感じですね。
このサントラ、映画の流れに沿って音楽が並んでるので、なんとなくそれぞれのシーンが浮かぶんですよね。
「ルージュの伝言」は携帯ラジオ音質にして最初の方に移そうかななんて思っています。
気に入った曲は繋いで長くしたり、サントラってそういう楽しみ方もできますよね。
●05月22日 管理人
荒井由実ブームのころのチャートを見てるとよく見る名前がありますが、小椋佳さん。あの頃はなかなかのブームだったようです。
有名曲はちらちらっと知ってましたし、何より提供曲に名曲多すぎ!「愛燦燦」「夢芝居」「俺たちの旅」「シクラメンのかほり」
私の世代だと「おかあさんといっしょ」の「オナカの大きな王子様」、宝塚歌劇にも「薄紫のとばりの向こう」って名曲を提供されてます。
経歴がまた独特で。東大卒、銀行員だったのは知ってたのですが、てっきり売れた若いころに辞められたと思っていたら、
なんと93年、五十手前まで普通に銀行にお勤めだったそうです。その後また東大に学士入学、修士まで行かれたそうです。
そんなアーティストいる!?
今までちゃんとアルバムを聴いたことが無かったのですが、最近「彷徨(さまよい)」という72年のアルバムを毎日聴いています。
きっかけは、またステレオサウンド社のスペシャルLPなんですが(笑)
この「彷徨」が2015年に記念すべき最初のステレオサウンド社のLP企画で、テレサテンのベスト共に発売されました。
型番はSSAR-002、1000枚限定のレア盤、マスタリング&カッティングはコロムビアの武沢茂さんです。
(ユーミンのも「深海の街」「ユーミン万歳!」は武沢さんのカッティング作品です。マスタリングはGOHさんです。)
まぁ、ここでわざわざ紹介するくらいなんで、もう音がめちゃめちゃ良いんですよね。
多くの曲は歌とギターとストリングスという感じですが、どれも音が太くてものすごい倍音感です。
倍音感あるということは低域パンパンではなくて、それを感じられるくらいの程よい絶妙な太さ重さなんですよね。
また、リズムの入った曲もあって、この頃の録音って如何にもこの頃っていう粗野な音になりがちな気がするのですが、
程よく低域で満たされてる感じで、今のリズムとは違うにしても古いとかではなく、「これはこうあるべきで、だからこうなってる」的な
説得力に満ちた音です。まさに神業マスタリング&カッティングです。
残念ながら廃盤で、ステレオサウンド社のLPはたまに復活するのですがこの作品はもうリストにも挙がってないですね。
後にSACDが出てこっちは今も売ってるようです。
この「彷徨」は70年代に100万枚売れたという超ヒット盤(オリコンでは90万枚くらい、TOP100チャートインはなんと230週以上!)で、
72年のオリジナル盤は比較的安く入手できます。さっそくこっちも聴いてみましたが、72年とは思えないくらい良い音です。
いくつか当時のプロダクションに関する記事を見ましたが、やはりレコーディングに相当こだわってたようですね。
流石に15年盤と比べると72年盤は音が歪みっぽく発散した感じ、15年盤の落ち着きっぷりがすごいですが。
この低音のダイナミック感と落ち着き感が同居してるのがすごい盤ですね。
ちなみにこの「彷徨」はオリジナルかと思いきや1枚目と2枚目から作られた編集盤で(当時、ご本人が知らないまま出されてたとか)、
14曲収録の長時間盤です。72年盤はさすがに内周歪み感ありますが、15年盤はほとんど感じません。
ユーミンと小椋さんってほとんど絡みがないイメージで、たぶんユーミンはご興味が無いというか、
さださんとか谷村さんに対するのと違ってワル〇すら言ってないみたいな(笑)
でも同時期にブームだったお二人なので、チャートを見るとけっこうぶつかってて、
76年末の「14番目の月」は初週2位だったのですが、この時の1位は小椋さんの「遠ざかる風景」。
翌週抜いて1週だけ1位になるのですが、すぐまた抜き返されてそのあとはずっと2位という感じ。
ずっと2位ってことは「14番目の月」はすごい勢いで売れてたのですが、それ以上に小椋さんが売れてたということですよね。
その前作の「コバルトアワー」は最高位2位で1位は取れなかったのですが、この時蓋をしていたのは布施明さんのベスト盤。
「コバルトアワー」は6月の発売からまず1か月半くらい最高位6位の山があって、その後は2か月くらい15位あたりをうろうろしていたのですが、
11月ごろからすごい勢いでチャートを登っており、76年1月はいよいよ1位というところを布施さんが何週にもわたって蓋した感じでしょうか。
当時の布施さんと言えば「シクラメンのかほり」が大ヒットしておりそれを収録したベスト盤でした。
シクラメン書いたのは・・・小椋さんなので、この時も小椋さんに蓋されてた感じと言えるかもしれません。
小椋さんは超絶美声ですが、なんというか地味なイメージではあります。
あまりよくは知らないのですが、地味だけど堅実な存在がこんなにも売れるというのは、きっと良い時代だったんだろうなと思いました。
●05月11日 管理人
新曲「岩礁のきらめき」、Yuming chordでフルオンエアになっていますね。
アウトロにユーミンの声がかぶっていますし、どうもしばらく前からradikoのYuming chordの音質が悪いので聴く用にはまだお預けくらってる感ありますね。
ヴォーカルがAIなのかどうか良くは分かりませんが、シンクラヴィア期のような加工になっていて・・・結局そこに戻るんかーい!
って、まぁたまたまこの曲は演出上こういう加工が積極的に選ばれただけかもしれませんが。
私はシンクラヴィア期にファンになったので、とても懐かしいですし、スタンダードな感じがします。
AIによるヴォーカルの再現がどこまでリアルにいけるのかまだわかりませんが、私的には過去3曲を聴く分にはもうぜんぜんまだまだで、
今回の「岩礁のきらめき」のような加工をしてなんとか聴けるのかなぁ、、、という感じがしています。
以前紹介したAIでヴォーカルとオケに分けるアプリでもオケ側はまぁ聴けてしまうレベルなのに、ヴォーカル側はもう全然ダメなんですよね。
エッジがモロモロになってしまっていてシュワシュワとした独特のノイズがのる感じ。90年代後半の出だした頃のmp3みたいな音。
やはり過去3曲もヴォーカルがそんな音なんですよね。
シンセが何十年も前からほとんどの楽器の音を十分聴ける程度に再現できているのに、人の声というのは本当に難しいんだなと思います。
これ、冷静に音作りするなら、“オケだけ生々しいのにヴォーカルこの加工”ってのはヴォーカルだけが浮いてしまうので、
結局オケもこの擦りガラスのような加工せざるを得なくなって、全体的に「ダイアモンドダスト〜」みたいな音になる気がします(笑)
当時も出来たてのデジタル音を活かせる音作りをってことでだんだんああなっていったと思うのですが、
このAIヴォーカルの出来が今のひとまずの限界で、オケも含めてそれを活かせる音作りをってなると、なんだか同じ流れになる感じがしますね。
ただ、今更同じ轍は踏みたくないでしょうから、秋のアルバムは音的には「過渡期」って感じの、ヴォーカルの不自然さが目立つ珍作になる気がしています(笑)
それはそれでユーミンヒストリー的には新たな色を添える感じで面白いですね。ちょっとそこに嵌まってしまった曲たちが勿体ない気はしますが・・・。
作品は新作なのにベスト盤のようなに色んな年代のユーミンが歌うとなると、それはなかなか新しい形態ですね。Faces2にも期待です。
うそらじおによるとPVも撮ったりされてるようなので、だんだん新作ムードが高まっていく感じですね!
●05月04日 管理人
新曲、伝統のユーミン歌謡という感じで良いですね。
マスタリング聴き比べのために最近7”を聴きはじめました。
私の世代は既にCDの時代だったこともあり、シングルはYuming Sweetsの音源を聴いてきました。
それで7”って持ってはいてもちゃんと聴いたことが無かったんですよね。
あとは7”って劣るメディアって先入観もあってわざわざ片面1曲のために聴かなくてもみたいな。
聴いてみるとけっこうLPと音が違うんですよね。違う気がする程度ではなく、明らかに違います。
単発シングルならまぁマスタリングが別の時期なのでまだわかるのですが、LP先行シングルも結構違っていて。
ここで言う「先行シングル」はアルバム作る過程で派生しているシングルのことで、多くはアルバムPR用に1か月前とかに発売されます。
例えばいくつか松任谷初期のLP先行シングル曲を挙げると、
「ハルジョオン・ヒメジョオン」:低域団子、高域へたりな酷い音質のLPと違って、そこそこスッキリした音になっています。
「埠頭を渡る風」:LPよりもかなり高域落とした丸い音になっています。
「帰愁」:音質の良いLPと違ってコンプで潰したようなペったりしていて、やたらヴォーカルがうるさい音です。
「ためらい」:LPよりも低域盛りにしたやはりべったりした音です。
という感じで、7”の共通の傾向があるかというと曲によってまちまちで、恐らく7”の物理的な特性で変わってしまっているというよりは、
カッティングマスターを作るときに人の手で変えられていたのではないかと思います。
ユーミンの場合、CD時代は先行シングルとアルバムのマスタリングが大きく違うって事は無い気がするのですが、
アナログ時代はわざわざLPと7”でマスタリングを変えていたのでしょうか?
まぁ、2MIXマスターは共通だと思いますが、その後のカッティング用の音源を作る際に変えていた感じかなと思います。
変えている理由ですが、一つは7”の物理的な弱点に合わせてるためではないかと思います。
7”はLPで言うところの内周部分ですから、高い音とか複雑な音を入れると歪むんですよね。
ここにLPと違ってけっこうアップテンポなシングル曲を持ってこないといけない。
これを抑えるには高域落として低域がちにして歪みを目立たせ無くするしかないのですが、
例えばこれが非常に上手くいってると思うのが「埠頭を渡る風」です。さすがにLPみたいな高域がハリハリした音入れたら歪みまくるでしょうし。
7”はLPの内周曲より面積が取れますし、45回転と回転数も速いので高音質だという話もきくのですが、私が聴く限りそれはないなぁと思えてしまいます。
まず面積大きいのはS/N良くダイナミックレンジ大きそうですが、S/NはLPであっても良いLPなら家で聴くには十分にS/Nが取れていますし、
ダイナミックレンジ活かした曲は結局波形の変動が激しく、それが内周にあれば歪むんじゃないかなと。あんまり活かしどころがない気がします。
45回転はLPより高域は入るはずですが、それが内周にあったら結局歪みやすくなるでしょと、
アナログ盤の仕組みを考えたら、歪み始める周波数が少し高くなるだけなので、結局高域は落としたいという事になって、やはり活かしどころがない。
音質を変える理由があるとしたら、もう一つはシングル曲という役割でしょうか。
ラジオや店頭でパワープレイされたいのがシングル曲でしょうけど、アナログ時代はCD時代よりも再生環境の質がまちまちだったと思います。
質が悪い再生環境でもそこそこ印象の残る音にするにはある程度低域がちでダイナミックレンジの狭い太くて目立つ音にする方が良かったのかもしれません。
例えば「帰愁」なんかはそんな感じの音になっています。しかもあまり高域に気をつかってなくて(そこが魅力の曲ですし)ヴォーカルが歪みまくってる。
サビなんか非常ベルみたいなジリジリした音になっています。これLPだと外周1曲目なのでもう音質の差が正に雲泥って感じですね。
(針を細くしたりすれば歪みは低減されるかもしれませんが、それすると過去聴き比べした全ての音の音質も変わってしまうので・・・。)
やはり7”は私見ではどうしても音質的に劣るメディアですね。
そもそもコンパクトであることが7”の一番の利点・目的でしょうから、音質が悪いのは仕方のないことだと思います。
一見、面積とか回転数とかで音質良い要素がありそうですが、結局小さくしたことによる音質の悪さに潰されてしまう感じがします。
でも中には「埠頭を渡る風」のように7”の環境の悪さと上手く付き合えるように作られている盤もあって、
それがまたLPとは違うバージョンという感じで面白かったりもします。
今回、Yuming Sweetsにその7”用マスタリングを上手く引き継いでいるなと思える曲もあったりで、
音源コレクターとしてはミックス違いの曲でなくてもこのCDSを持っている価値あるはあるのかもなと思い直しました。
あくまでマスタリングの違いが面白いと思える人だけの価値ではありますが。。。
●04月26日 管理人
今夜は竹内まりや観てきました。
まりやさんは好きなのですが、「ボナペティ」以降アルバムにオリジナル感が無くなったので追っかけなくなってしまい、
ライヴは滅多にしないうえにアルバム先行以外では取りにくく、もう行かずで終わるかなぁと思っていたのですが、
今回、追加販売で立見を取ることが出来ました。城ホールは立見でも意外と見やすいんですよね。
まず本当にびっくりなのは若い!スタイル良すぎ!!
ご自身で「古希を迎えまして」って仰ったのには、知ってましたが思わず驚いて声が出てしまいました。
そして圧倒的な存在感。背が高く、手足も長く、もともと容姿に恵まれた方というのもあるのですが、
それだけじゃない堂々として姐御感ある感じ。その存在で広いステージもバンドも1万人いる観客も1人で制していた感じですね。
歌声も素晴らしかったです。圧倒的な正解な感じ完璧な感じ、でも親しみや普通の人という感じもあって嫌味が全くない、
これぞ選ばれし人って感じがしますね。いいもん見たなぁとすごい満足感でした。
いつもは喋りまくる達郎さんが大人しくバックバンドされててそれも新鮮でした(笑)。
城ホールの後方で改めて音を聴きましたが、やはりああいう大きい会場での音作りって難しいなと思いました。
高域と低域が繋がらないんですよね。80年代後半の低域の硬いクールな曲はそんなに気にならないのですが、
ロック調の曲なんかはちょっとだけ冷めるんですよね。量感になりうるところが抜けてて、ジャリっとした高域が目立って。
録音済みの音源だとそうでもないので、やはりリアルで収音してる音を遠くまでSRするってのは難しいようですね。
ユーミンの場合はまぁユーミンのヴォーカル作りに合わせて若干目くらましというか耳くらまし感あるバチバチとした音なのですが、
まりやさんの場合は普通に聴かせたい音作りでしょうから、そのぶんそもそもの難しさがもろに出てしまう気がしました。
振り返るともうなかなかユーミン以外でアリーナクラスの会場でやるコンサートに行くこともなくなっていて、
たまに別の方のコンサートに行くと面白いです。
ちなみにまりやコンサートは皆さんウラで手拍子打たれていました。
ユーミンコンサートはなぜかオモテなんですよね。ウラの方が合う曲が多いように思うのですが・・・。
いあやまぁ楽しければどっちでもいいですね。
●04月25日 管理人
Cyndi Lauperさよならツアーを観に武道館へ行ってきました。
彼女はちょくちょく来日してくれているのですが、なんだかんだで観に行くのは10年ぶりくらい。
さよならツアーなのもあって大阪は取れず、武道館も初日、2日目の追加公演は取れずで、
なんとか3日目の最終公演の2回の端っこの方が取れた感じです。ほぼステージを真横から見る感じで^^;
3Dステージでテキトーに作ってる座席やステージ背面の暗幕がどのように設置されているかがよくわかりました(笑)
ただし、スピーカーはメインとは別にステージ真横高部用にも設置されており、音は高域含めよく届いていました。
シンディは87年の「Live in Paris」のビデオの「Chage of Heart」で一発で惚れてしまった感じで、
オリジナルを出していた2000年ごろまで追いかけて聴いてましたね。
それ以降、オリジナルは出さなくなって、でもカヴァー作品の制作やライヴ活動は続けていて、
最近は「キンキ―ブーツ」の音楽で裏方として注目されて改めてなんやかんやで名前が出る人なんだなぁと思いましたね。
コンサートはツアー辞めなくてもいいのにと思うくらいパワフルな歌声でした。
しょっぱなから「シーバップ」「グーニーズはグッドイナフ」「When you were mine」と80年代ナンバーが続き大興奮という感じ。
あの頃の硬いスネアモドキのサウンドって手拍子のし甲斐があるんですよね、スパン!スパン!と(笑)
それにあの頃のナンバーを武道館で聴けるというのもまた感激でした。
私がファンになったころはもうあまり売れなくなってたので、ホールでしか見たことなくて。
あぁ、、「Sisters of Avalon」のころは辛うじて武道館と城ホールでやってたかなぁ?
たしかあの時は息子さんをご高齢妊娠中で大きなお腹にヒール履いてステージに立っておられて、なかなかヤバい妊婦さんでした^^;
今回気合入ってるなぁと思ったのは、MCですね。自分の人生の”Chapter”と信条をかなりの時間を割いて話してくれていました。
しかも通訳付きで、たぶん即興でやってたというよりは通訳交えて事前に練習したんじゃないかと思います。
最後だからこそしっかり伝えようとしてくださってるんだなぁと思いました。
絶唱という感じの「I’m gonna be strong」もものすごく伝わりました。
去り際、「See you next “chapter” !」って仰ってたので、またコンサートしてほしいですね。
コンサート内容に関係ない余談ですが、土日のクラプトンの公演のチケットが余ってるらしく、終演後外で販売していました。
まぁ余ってるのは追加公演で、そもそも武道館8公演もやるってのがすごいですけどね。うち5公演は完売していたようですし。
それからひっっっさしぶりにダフ屋見ました。と思ったらその向かいに怪しいグッズ売ってる屋台もあって、思わず80年代か!って(笑)
ライヴ歴30年くらいの中で、初めて怪しいグッズ屋台見ましたよ。大昔はユーミンなんかのでも普通に売ってたそうですが。
ただ皮肉なもんですが、オフィシャルのごてごてしたオリジナルTシャツよりもこの素朴な発想で作った怪しいグッズのほうが欲しいんですよね。
ジャケットの缶バッジとかミニタオルとか。これは近年のユーミングッズにも言えるかも。なんでオフィシャルグッズって空回り感あるんだろう(笑)
●04月12日 管理人
TVのコーナーのために少しずつ昔の番組を見直していますが、季節柄もあって「新日本紀行」に見入ってしまいました。
ファンの間では有名な話ですが、若きユーミンがラジオのリスナーから「島の分校の校歌を作って欲しい」とリクエストされて「瞳を閉じて」を作曲。
この「新日本紀行」は、それから数年後の、分校が本校に昇格するにあたって「瞳を閉じて」が本当に校歌になるかもしれない・・・というタイミングで
この曲とともにこの島:五島列島の奈留島の現状を特集したものでした。
子供のころはユーミンの出てくるところにしか目がいきませんでしたが、やはり年取ってもう一度見るともっと感慨深く見ることが出来ます。
まずオープニングがとても良くて、ユーミンの弾き語りとともに画面がスタジオから奈留島へ向かうフェーリーの船内のシーンに変わるのですが、
歌がこれから始まる特集の水先案内なんですよね。
歌う前に少し曲を作った経緯をユーミン自ら紹介するのですが、島の美しさや「集団就職などで人が残らない」という状況を聞いていて、
「島を出た人が歌えるように」とおもってこの曲を作ったとのこと。
特集は構成としてはそんな島から出ていく人と残る人を対照するように進んでいきます。
島に残る人については昔からのキリスト教信仰や、家業の漁業を継いだ方が紹介されます。
島が過疎になっていくなか、それが分かっていて、昔ながらの暮らしやアイデンティティを守ろうとする人々や、出たくても出れない人。
一方の島から出る人は、それそのものが過疎に繋がるとわかっていて、仕事がないから出てゆくしかない。
この特集の主人公とも言える方は後者の方ですが、たぶん私の母の世代で、故郷を想いながらもどこか後ろめたく冷めた感じがするところが似てるんですよね。
母もこんな感じで故郷を後にしたのかななんて感情移入してしまいます。
この特集は出てゆく側も残る側も、どちらも少し寂しげに描かれているんですよね。
「瞳を閉じて」を校歌にするかどうか先生方が話しあわれているシーンも、この両者の構造ある気がしますね。
その作曲意図を理解して、曲調が新しいけれども、この学校に相応しいと感じる先生と、
校歌という既成の概念にそぐわないし、その固定観念を大切にしたいと思う先生。
子供のころは後者が「敵」なわけですが(笑)、今見るとどちらの気持ちも分かりますし、
やはり島を出てゆく人と島に残る人のそれぞれの想いとだぶる気がするんですよね。
夢を流れに求める者と、流れを止めて変わらない夢を見続けようとする者、・・・ってこれはみゆきさんの歌ですが、
流れに夢を求めた若者も、それが大切なものになってゆくにつれ時の流れを止めてそれを見続けたいと思うようになる。
この番組とは関係ないですが、「おしん」で貧しい山形の村を出て東京でひとまずの成功を手にしたおしん(田中裕子)を
山形に残った兄(吉岡祐一)が「こだい貧乏な家さ俺に押し付けて、」って責めるシーンがあります。
見かねた母(泉ピン子)が「出ていきたければおめぇも出ればよがっただろ、そげん勇気もながったくせに!」と兄を咎めるのですが、
残された者と出ていった者にはどこかそういうわだかまりがあるものかもしれません。
もちろんこの特集の中ではこんな酷い言い合いは無いのですが、それでもだんだんと違う立場の人になってゆくかもしれない中で、
ともに島を想い出せる共通の歌として「瞳を閉じて」があるのなら、いやぁユーミンは良い曲作ったんだなぁ!と改めて思います。
この曲は詞を見ると島に残った人からの視点のようですが、最後の♪小さな子供にたずねられたら〜のところは
島を出た人がふと都会の喧騒の中で、寂し気な狭いアパートで、瞳を閉じるシーンが思い浮かぶんですよね。
「海の青さ」と「小さな子供」というのはもちろんそれそのものとして受け取っても良いですが、
もっと大枠で捉えると何か「自分の中の大切なもの」と「それを振り返るきっかけ」という感じかなと思います。
やはりここにユーミンが言う「島を出た人が歌えるような歌を」という想いが込められているように思うんです。
もうこの「新日本紀行」の構成が見事で、こういう番組に出ればなんというか若きユーミンも箔がつきますよね。
この若い歌手は、島に残る人/出る人、両者をずっと繋いでくれる良い作品作ったんだなぁ、良い仕事する職人なんだなぁと
全国のお茶の間が思ったのではないでしょうか。
●03月30日 管理人
久しぶりに3Dステージを作ってみました。こういうのはたまにやると楽しいですね。
今全部で72モデルあるのですが、一昨年の秋ごろ始めたときはハマってたので一気に作ったのですが、今はもうとても無理ですね。
ハマってるときのパワーってすごいですし、逆に何でもハマれてるうちにやれるだけやっておくというのは大事ですね。
作ったのは「天国のドア」ツアーの「一緒に暮らそう」のシーン。
このシーンでセットの使い方が上手いなぁと思うのは、壁面をブラインド閉めてそこに映像を映して・・・ある意味捨ててるところですかね。
ステージの低い所で十分に世界を展開しているところでしょうか。普通こういうセットで低い所だけで何かやると、
上空がスカスカに見えてしまうのですが、(シャングリラIIなんかはこの点、上手くいってないシーンもあるように思いましたが)、
このシーンはほとんどそれを感じない、下側だけで十分楽しいというかそこにしか世界が無くて、そこが100%満たされているような感じ。
上側をポップで、でも淡白な絵をドンドンと入れることで下とは関係ないっすよって感じにしてるのが良いのかもしれません。
そのおかげでこのセットの高さも見せつけられてますしね。この辺は空間づくりの専門家の見解を聴いてみたいところです。
この3Dモデルは照明を再現する機能が無く、光もあくまでオブジェクトの一つとして作るしかないので、それ用の演出が必要になります。
そういう3Dモデルにしたがための余計な演出面において直したいところがいっぱいあるので、ちょちいちょい更新したいと思っています。
ユーミン以外の話題2つ。
ひとつは再びハマってから1周年?のLPですが、ステレオサウンド社の石川さゆりのLPが素晴らしいんですよね。
「Stereo Sound REFERENCE RECORD 石川さゆり Analog Edition」(SSAR-106/107, ステレオサウンド)
ステレオサウンド社のLPについては、前から紹介していますが、中でもレコーディング〜マスタリング:内沼映二さん、カッティング:北村勝敏さんの
作品に惚れ込んでしまってるところがあります。これまではビッグバンドなどを聴いていたのですが、このコンビの女性ヴォーカル物ってないかなぁ?と
思ってたところ昨年末にさゆりさんのLPが発売されました。
ビッグバンドなどは演奏が主役で、技術さえ伴えば演奏をどこまでも良い音で作品にできるはず、
でも一方ヴォーカル物はヴォーカルが主役なのである程度演奏が気をつかって引っ込まないといけないような・・・
これを内沼&北村コンビが作ったらどうなるんだろう?・・・なんて素人なりに思てったのですが、
やっぱりとっても素晴らしいですし、ぜんぜん演奏側が気をつかって引っ込んでる感じはないですね。
もう低域側の響き、倍音感がすごく心地いいんですよね。倍音というのは別にオカルティック・オーディオ・ワード(笑)ではなくて、
ある程度長く響く音の周波数は、振動体の大きさに基づいた波長をもつものに限定されて、それが倍々の周波数になるってだけの、
まぁまぁ単純な物理で、もっと言うと単純な図形で説明できる類のものです。
私の見解ですが、アナログ盤ってカットかピックの段階でこの倍音が勝手に乗っかっちゃうんじゃないかと思っています。
マスターに入ってないある意味余計な音が加わっちゃう感じ。でもそれが良いみたいな。
高域側もものすごくキレイで、低域の響きと合わさってものすごい立体感です。
ヴォーカルのサシスセソが歪まないのはもちろん、ぴんと張った感じがあって雑味とか濁った感じが一切ない。
(唯一、私の環境での難点はA3「朝花」が内周歪み的なジャリジャリ感があるところですね。
他の3曲の内周曲にはぜんぜん気にならないのですが、この曲だけは気になる程度出てしまいます。)
いちいち引き合いに出して悪いのですが「ユーミン万歳!」LPとはちょっと雲泥の差で^^;
ただ、このさゆりさんのLPを聴くとある程度万歳!に何が足りないか分かってくる気がします。やはりジャンルは違えど同じヴォーカル物なので。
もちろん私の見解ですが、万歳!LPはマスター作る時点で上に書いた乗っかって来る倍音感の予見が甘い気がするんですよね。
LPになれば美味しい低域の響きが加わるのに、その予見が甘くてマスターの時点で低域増しにし過ぎている、そのせいで低域が響く余地が無いんですよね。
もちろんカットとかピックの時点で響きがは加わってるとは思うのですが、それを味わう余地がもう残されていない感じ。
しかもマスターの時点で作りに行ってる低域がかなり人工的で、のっぺりとしていて聴いてて飽きるんですよね。重めの人工甘味料と言う感じ。
またCDでマジカルに浮いていたヴォーカルがLPでは引っ込んでしまっているところも残念です。
LPにした時点でマジックが消えてしまったところを見ると、浮かしは高域の再生がかなり正確にできるCDでないと難しいのかもしれません。
雑味があって澄んだ感じがなくて。まぁ、単純に低域を盛りすぎたせいのような気もしますが。。。
19年配信の時点でその傾向はあったのですが、このヴォーカルの浮き感は「万歳!」の音のかなりユニークで面白い所なので、
そこが削がれてるともう「万歳!」らしさが無くなることになるので、やはりとても残念ですね。ただのローファイな音になってしまう。
そこが良いという意見があってももちろん良いのですが、LPってもっと独自の面白さがあると思うんですよね。。
あれを「究極のLP」とかって宣伝されたりするので、なんだか胡散臭い感じがしてしまうんですよね^^;
「OLIVE」とか「悲しいほどお天気」あたりはかなり録音良いと思うので、一度1作で良いのでこの内沼&北村コンビのLP聴いてみたいです。
このさゆりさんのLPはいわゆるベストですが「津軽海峡・冬景色」「天城越え」「能登半島」「飢餓海峡」あたりの有名曲は入ってなくて、
あくまで00年以降内沼さんがレコーディングを手掛けられた音源に限定されたという拘りっぷり(あ、飢餓海峡はギターバージョンで入ってます)。
それから普段演歌を聴かない私が思う(なんか恐縮ですが)演歌っぽい曲は、14曲中A1「夢の浮橋」A2「転がる石」B1「雪幻花」くらいで、
あとはいろんなジャンルの曲が入っています。作家や編曲陣も多彩ですね。
演歌歌手のような超歌うまが別ジャンルをやるとその歌の上手さ故、なんだか余興っぽくなる感じ(もっと言うと色物っぽい感じ)があるのですが、
さゆりさんは石川さゆりっぽい感じはありつつ、でも余興感は全くない絶妙なバランス感ですね。
かなり柔軟なセンスと言うか普段から色んなジャンルの音楽を聴かれているのかもしれません。
1万円となかなか高いLPなので購入は自己責任でお願いしたいですが、LPってここまで出来るんだという点で、お勧めのLPです。
私の場合は普段、演歌は聴かないのですが、音の良さだけで1日何度も聴いてしまいますし、そのうちにさゆりさんや曲が好きになってしまいました。
(ちなみにステレオサウンド社のLPならすべて良いかと言うとそうでもないのもあって、
一緒に「NOBU’S POPULAR SELECTION」SSAR-055/056ってのを買いましたが、あまり低域についつい聴いてしまう様な良い響きがなく、
この音だったら別にCDや配信で聴けばよいかなと言う感じ。ただD面のアコースティックパートはなかなか良いですし、
他の面も含む全体的にLPとは信じられないくらい音はキレイで、無音時も静かです。カッティングはユーミンでもお馴染みのバーニーグランドマン。)
もうひとつは、先日、杜けあきさんの「忠臣蔵」朗読劇を見てきたことです。
杜さんは一般的な知名度は存じませんが、宝塚歌劇の中では間違いなく一時代を築いたというか特出したトップスターの一人で、
93年の退団公演の演目がこの「忠臣蔵」でした。映像で見ると素晴らしいですし、当時も評価の高い演目だったと思うのですが、
それから33年間一度も再演されていないんですよね。
映像では何度も見ているのですが、まさか今になって再びご本人主演で生で見れるとは!
朗読劇と聴いていたので1曲くらい歌ってくださると嬉しいなと思っていましたが、会場行くとバンドセットある・・!
で、1曲どころかもうめちゃめちゃ歌うやん!!!!!!!!これガラコンサートってやつですよね?ってくらい。
杜さんの男役感が今も尚って感じで素晴らしく、たしか還暦超えられていたと思うのですが、微塵も感じない、今からでもトップ行けるくらい。
また若くして日舞の名取を取られてるそうで、所作がとても美しくて、そこまで大きい方ではないのですが、大きく見えるんですよね。
この所作と宝塚的な歌や科白、そして表情を絡ませられるところは、ちょっと彼女が他のジェンヌさんと一線を画すところだと思います。
歌は流石に高い所はファルセットになってるところはありましたが、
「年と歳を重ね、進化したことも退化したことも、そして変わらぬことも、ありのままの生きる姿を内蔵助を通してこの舞台でお見せしたいと挑みました」
というメッセージそのままに素直に感動しましたね。
「もはやこれで思い残すことはござらん」の科白には「こっちもじゃぁぁぁぁーーー!!!」って客席全体が叫んでいるかのような拍手でした。
当時新人公演をされていた香寿たつきさんが出られていたのも感慨深かったです。
彼女は今もガンガンに歌えますし、男役ですが一声発する時の女性っぽさのある縁取りのある声もそのままで。
何より当時のNHKの特集で見たのですが柴田先生にこの一言を何度もやりなおしさせられていた「ねぇさん」が聴けたのが感慨ひとしおでしたね。
主に一路さんの役をされていましたが、このシーンは当時のご本人の役を再びと言う感じで、なかなかニクい演出でした。
今回は宝塚OGの方が11名で演じられていましたが、なにかやはり共通のフォーマットが入ってる感じがするのが良いですね。
昨年はその厳しさが大問題となった宝塚ですが、やはり限度はあれど何か共通のものを皆もっている集団と言うのは良いなと思わされました。
それを仕込まれるというのは若い人にとって最初は辛いことや鬱陶しいことかもしれませんが、次第にそれを大切に思って引き継ぎたいと思う、
文化と言うのはそうやって背骨になっていくものだと思います。文化や民族の強さってそこにある。
ただ、今の時世それが難しく、増してやお亡くなりになる方まで出てしまっては、もうそのままでは許されないでしょうから、
今はこういったものを見せてもらえる最後のいっときなのかもしれませんね。
そう思うと余計に貴重で有難い時間でした。
見逃した人どうすんだ!?ってくらいに、思うのでまた再演してほしいですね。
●03月21日 管理人
TVのコーナーを少し更新してみました。
70年代の一部をクリッカブルマップにして、右側に文字が小さいですが、番組情報を入れてみました。
書き始めるといろいろ情報があるもんですね。ちょっと大変かもって思いました。
先日、いしだあゆみさんがお亡くなりになりましたが、あゆみさんとユーミンの対談動画が上がってくるようになりました。
これは79年の「サウンドトリップ」という番組からの抜粋ですが、この対談の間にはスタジオで撮ったユーミンの歌が流れていました。
というよりはユーミンの歌がメインでその間に対談が挟まっていた感じでしょうか。
演出は佐藤輝雄(佐藤輝)さんという尾崎豊の作品などで有名な方だそうですが、この番組はちょっと独特な雰囲気があります。
顔のアップがなんだか印象的で(当時は解像度的にそう特別な事ではなかった?)、
パントマイムのヨネヤマママコさんもこの独特の雰囲気に一役かっています。
とくに「キャサリン」の演出がもう怪しくて素晴らしくて、オフィシャルMVに昇格させてほしいくらい。
黒いマント姿の怪人風ユーミンと同じ感じのたぶん小人症の方だと思うのですがその二人がメリーゴーランドに乗っていて、
ママコさんが逃げ惑うようにも楽しそうにも見える表情でエッサホイサという感じで走っているちょっと悪夢っぽい映像。
また、恐らくユーミンエクスプレスツアーで来ていたピンクの衣装でも登場し、バックはなぜか鹿のはく製。
こういう詞とは全然関係ないけれど、抽象度上げたところで曲とマッチしてるっていうのはMVのあるべき姿だと思うんですよね。
やっぱ詞そのままに映像にキャサリンが出てきたら蛇足と言うか興ざめですもんね。
こういうのはやはりオフィシャルな方法で見ることが出来ないのが残念ですね。
ちなみに私がこの映像を最初に見たのは90年代にNHK-BSでやっていた「佐藤輝の世界」という
佐藤さんにフォーカスしたような特集でした。永ちゃんとの対談なんかも繋げて放送されていたように思います。
●03月20日 管理人
あまりネガティブなネタだけを書きたくはないので、半分なんでだろ?・・・気持ちって不思議ネタ?として・・・
映画のグッズの通販始めるってニュース聞いてつい反射的に「もうやめときって」って思ってしましました^^;
たった3館の映画館限定販売から、全国で買えるので良いことのはずなんですが、
「あーあ、やっぱりまたかぁ」っていう、 ┐(´д`)┌ って感じてしまったんですよね。
ここ数年そんなに「またか」と思う事ばかりあったわけじゃないはずなんですが、
どうも私にはユーミンチームの胡散臭さが薄くですがでも確実に層を重ねてる感じがするんですよね、何でだろう?
振り返ると私の場合は、きっかけはやはりJOURNEYツアーの「見えない問題」への対応でしょうか。
何とか「見えない問題」としてはスルー出来たように見えるけど、やはり何も禍根を残さなかったかというときっとそうではないんですよね。
だから私も意識はしていなくても何かあると「またか」と思ってしまうのかもしれません。信用というのはそういう性質があるものだと思います。
あとはこの数年告知のしかたがどうも煽りっぽいというか易い(やっす〜い)気がするんですよね、
なぜそう感じるのか説明は難しいのですが、言葉が軽くイージーで、今すぐ買わせようとしてんだろうなと邪推してしまう感じ。
あんまSNSの使い方が上手くない感じでしょうか。公式なのか個人なのか曖昧な感じで、そん時だけの視点でイージーに出してしまってるような・・・
で、その割に質が伴ってない、「万歳!」LPもこの前の映画ももちろん悪くないのですが、なんか煽り負けしてる感じがするんですよね。
まぁ、良し悪しは私の感じ方次第なので、これは私の問題かもしれませんが。
ユーミンファンはカラーとしてはマニアっぽくはないと思うので、易い煽りでも短期的な効果が出やすいのかもしれませんが、
やはりイージーに扱われた感じってのはその時々は何も感じなくても、どうしてもヤな感じとして少しずつ堆積してゆくように思います。
今回のグッズも当初どのように説明されていたかは詳しく憶えてませんし、全国で買えるんだから普通に良いことのはずなのに・・・┐(´д`)┌。
映画館限定と聞いて、そこで色んな無理した人とか、逆に諦めた人とか、ファンはそれぞれに「えい!」って一度納得したと思うんですよね。
ファンとはどんなことにもつい重めの想いを持ったり、決断をするものだと思うので。
だからその時のファンの想いや決断が尊重され続ける形でも(要はこのまま限定だったという事にしても)良かったのかなと思います。
通販するにしてもそういうファンの気持ちや決断に対して一言あるとまた印象が違うのかもしれません。
そういう「ファンの気持ち感じてますよ」ってとこがちょっと弱いので、イージーな煽りに感じてしまうのかもしれませんね。
実際、ユーミン側がファンを易く見てるわけじゃないのかもしれませんし、そんなこと微塵も感じていないファンもいらっしゃるかと思いますが、
私は大好きなユーミンのはずなのに気が付いたらなんだか胡散臭さが堆積してしまっているんですよね。
信用とは難しいし怖いもんだと改めて思いますし、私ももう素直ではないのかもしれません。
ユーミンは基本的には作品とコンサートで素朴に信用を積んできたほうのアーティストですから、
もう次のアルバムまでしばらく何もなくていいのでは・・・? と思ってしまいましたね。
だって、仮に「THE JOURNEY MOVIE 4K/5.1ch」ブルーレイでリリース!ってなったとき、
これは本来、ぜったいに喜ばしいことのはずですけど、やっぱ私は ┐(´д`)┌ ってなると思うんですよね。
こういうのって私自身を含めて良くない事なので、一度リセット期間がいるような気がします。
●03月14日 管理人
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仕事でジャカルタへ行ってきました。 何度か行っているのですが、この度初めてスラバヤ通りを訪れました (と言っても、訪問先へ行く途中に車で通っただけですが)。 実物はこんなもんかーという感じ。キャリーケースがいっぱい売ってました(笑) まぁ、実物よりもはじめて歌を聴いたときに自分で思い浮かべた景色が一番かもしれませんね。 ユーミン本人も別にこの通りそのものを書きたかったというよりは、 ここをモチーフにもっと別のことを描きたかったのではないかと思います。 |
帯同してくれた現地の同僚が日本の漫画や曲が好きで、
その話の中で「そういえばTikTokで流行った良い曲何だっけ?あの♪Stay with me〜」って
「・・・松原みき!!なんで知ってんねん!?」みたいな件があったのですが、
規模は知りませんがいちお海外のシティポップブームというのはあながちウソではないようです。
でもインドネシア人なら松原みきの前にこれ聴いてよ!ってことで「スラバヤ通りの妹へ」を紹介しました。
歌詞の意味をおおまかに訊かれたので改めて読みましたが、やはりすごく切ない作品だと思いました。
私が思う「ラササヤンゲ」って、この“妹”という現地の少女が口ずさんでた歌なんですよね。
お互い拙い英語だけだと寂しいから、それよりももっとその歌を教えてってのはユーミンらしいなぁと思います。
この妹と主人公は生きている世界が違うから、たぶんもう二度と会うことは無いって主人公はわかってるんでしょうけど、
だからこそ、今この瞬間、彼女の最も傍にあるようなその歌を聴かせてという感じ・・・
今回、10年ぶりにジャカルタのオフィスへ行きましたが、
10年前にいた同僚はもう転職してたり、定年してたりで居なかったりもするんですよね。
それに現地の方と働くといろんな面で私とは住む世界が違うと思い知らされることがあります。
たまたまある仕事の上でほんの一時、同じ価値観、同じ立場で居られるだけというような。
だからいまこの仕事があるうちに、思いを共感して、しっかり感謝をしたいと思うんですよね、
仕事が終わったらいろいろ消えてしまうのはもうしかたのない事なので。
そう思うとこの曲の「その次を教えてよ」っていう、気持ちがすごくわかるような気がします。
いずれ消えゆくけれど今、二人がそこにいるからこそ共有できるものを大切にしたいし、
たとえもう会わなくても互いが片割れのそれをずっと持っておけたら、と思う気持ち。
人によっていろいろなダブらせ方があると思うのですが、私は今になってすごく沁みますね。切ないです。
現地の同僚もこの曲を気に入ってくれたようなので、打倒「KOKORO NO TOMO」を目指して(?)
また誰かに紹介できたらと思っています。
ここはバンドンという街の郊外ですが雨にぼやける赤い瓦の屋根と緑が美しかったです。良いところだなぁと思いました。
●03月03日 管理人
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何度かテレビ出演のコーナーは作らないのですか?という質問や依頼を頂いたことがあります。 私は90年代にファンになったので、未だにユーミンがそんなにTV出演しているイメージが無いので、 あまりTVについては興味を持たずにきてるところがあります。 また、Wikipediaにけっこうしっかり纏められていますので今更いいかとも思っていました。 うちもコピーしないでねって言ってる手前、当サイトがコピーすることもしたくないですし。
ただ、Wikipediaより少し発展させた表現を出来るならやってみてもいいかなと思って、 今回、テレビ出演のコーナーを検討してみることにしました。 どう発展させたいかと言うと、テレビ番組って形態が様々で、 例えばPVがサビのところだけ流れただけというものから、 ユーミンがガッツリ何日もかけて海外ロケしてるものまであってレンジが広いんですよね。 これを画一的な一覧表みたいなものにすると、これらが全部同じ重みになってしまうのですが、 やはりそれはナンセンスなので、この重みの違い、レンジを表現してみたいなと思いました。 また、私が未だにぼんやり持っている「ユーミンはTV出ない」という感覚と、 最近ファンになった方が持ってるであろう「バラエティにも気さくに出てる」という感じの違いも 時代の移り変わりとして表現してみたいなと思いました。
そこで、左図のように縦軸に年、横軸に開始時間をとって出演番組をプロットしてみました。 丸の大きさはユーミンの主役度によって大きさを変えています。 ユーミンの冠番組なら大きな丸、コメントで1分出ただけなら小さい丸という感じです。 ひとまず対象は私が見たことあるものと、見てないものは公式サイトと 新聞のラテ欄で出演が確認できて、重みがなんとなくわかったものだけにしました。 人によっては丸の大きさに違和感があるかもしれません。 一覧性は損なってしまいましたが、そこはWikipediaがあるのでよいでしょう。
やはりこういう分布を置くと、面白いのは粗密が見えるところですね。 そもそも昔は情報が残っていないということももちろんあるのですが、 それでもやはり2000年代後半からTV出演がグッと増えたと思います。 おそらくシャングリラ関連で増えてきて、ただこの時点では割と自前の特番型が多かったのですが、 2009年のアルバムのプロモーションから幅広く出演されるようになっていった感じがします。 私がファンになった90年代はやはりスカスカとしていますし、テレビ出演を全部追えたんですよね。 ところが00年後半から出演が多くなった一方で、私はテレビをほとんど見なくなり、 もともとそこまで興味がないのも手伝ってほとんど追えなくなってしまいました。 朝の情報番組にこんなにちょくちょく出てるのをそりゃ追えるはずもないなと。。。
この先、どうするかですが、旅のページみたいにクリッカブルマップにして、 簡単な番組情報を書くとかかなぁと思っていますが、 あんまり書くべき面白いことが無い所が私があまりテレビ出演に興味が無い所なんですよね。
別のメディア出演としては雑誌もフォーマットのアイディアはあって、やってみたいなと思っています。 雑誌の面白い点はその内容もありますが、継続性だと思うのでそのへんを表現してみたいんです。 なお、ユーミンのメインメディアと言えばラジオですが、これはあまり書式のアイディアがありません。 |
●02月12日 管理人
苗場始まっていますね。
私の今年のハイライトはリクエストコーナー前の曲ですかね。
ああいう〇〇〇〇〇見たことないしカッコイイ!〇〇〇博士と〇〇〇氏みたいな。
次のアルバムでAIユーミン登場ならああいう絵が浮かぶような演出の曲も入れてほしいですね。
ちゃんと生ユーミンもAIユーミンもそれぞれに替えのきかない役割を持っているような演出にしてほしい。
また、〇〇〇調の曲であんなに激しく〇〇〇を〇〇お姿も私は初めて見た気がします。
今回はここ数年でも一番シンプルですが、意外と新鮮なシーンもある感じですね。
苗場45周年という事もありますが「キャリア50周年イベントを終えての、これから」というすごく重みを感じるコンサートでしたね。
「ここから先はもう前人未到」「山なら9000m級」という言葉が印象的で、なんだか複雑な気持ち、淋しさのようなものも感じました。
続・AIヴォーカルオフ^^;
私もつくづくも好きだなぁと思うのですが、万歳!含めて450曲くらい全部カラオケにしてしまいました。
個人で楽しむにとどめるのでここには貼れませんが、いくつかツールを試したので違いを書いておこうと思います。
思いのほか、カラオケ作れるツールがいっぱい出てるようで、もはや一般的になりつつある雰囲気すらあって、
いやぁ、知らんかったわー・・・という感じです。
今のところ一番お勧め。ツールの主目的はAIモデルにカバーソングを歌わせることですが、カバー曲作った後、ヴォーカルとオケの分離保存ができます。
オケだけを保存するとカラオケが出来ているという感じです。
¥2,500円/月で無制限に作れます。おすすめポイントはコーラスを残してメインボーカルを消してくれるところ(上手く残らない曲もありますが)。
またオケのクオリティ重視なのも良いです。オケが壊れるくらいなら無理にヴォーカルを消さないという感じで、
ところどころヴォーカルが薄く残ったり、歌い出しのところの1音だけ消せてなかったりもします。
また「オーシャンブル―」とか「告白」のようにサビがコーラスっぽい曲は消せません(もしかしたらユニゾンで入ってるコーラスが残ってるとかかも)。
カラオケだけでなく、ヴォーカルのみのトラックが作れるほか、オケもドラム、ベース、キーとそれ以外に分離可能!。
無料版しか使ってませんが、オケ側にコーラスを残すことが出来ない点が残念。コーラスも全部ヴォーカル側に分離されます。
またオケがまぁまぁ壊れてもヴォーカルを取りきるという方針のようで、オケの音質がやや悪くなります。良く聴くとシュルシュルいう感じ。
ドラムのアタック感も弱いというか位相が崩れた感じですね。またヴォーカル側はぜんぜんオーディオとしては聴けたもんじゃないくらい崩れます。
ヴォーカルをきれいに分離するというのはなかなか難しいようですね。
これも無料版と言うか試用しかしていません。処理は速いですが、クオリティは悪いです。これは無いなという感じ。
これはPro版(¥41,800也)をお持ちの方がいらっしゃったので、数曲作っていただきました。
色んな機能があるのですが、ひとまずワンタッチでヴォーカルとオケを分離していただきました。
オケはTopmediaiと似たクオリティだと思います。ただし、あれよりキレイにヴォーカルを除去できます。
コーラスは一旦ヴォーカル側にいくので残らないです。(ポスト処理でメインボーカルとコーラスを更に分離できるようです)。
ヴォーカルのクオリティは上2つよりもはるかに良い感じですね。それでも自然とかミックス前の様かというとそこまでは行かない感じ。
このツールはワンタッチ分離だけでなく、手動でかなりの分離と調整が出来るようです。まるで画像処理ソフトのように音を触りにいけるようですね。
機能紹介やGUIを見ていると19年リマスターがミックスまで戻らないにしても、ああいったマルチ処理っぽいことが出来てることに合点がいきます。
(ただし実際はどういう作業をされたのかは、もちろん私にはわかりません)
ちなみにTopmediaiで作ったユーミンAIモデルに提供曲を歌わせてもぜんぜん似てないというのを下に書きましたが、
ユーミンの歌唱曲を歌わせると、少しは似てるんですよね。そりゃそうやろと言う感じもしますが、
このことから考察するとやはりユーミンのAIカバーを作るには
@元歌手の歌から歌詞やメロディを拾って、
A元歌手のくせを一旦キャンセルして、
Bユーミンならどう歌うか再現して、
Cユーミンの声当てる
ってプロセスが要るんでしょうね。Topmediaiは私が聴いての判断ですがまだ@Cしかやってない感じがします。
元歌手のくせがもろに残ってる感じですね。
私もユーミンAIモデルコツコツ学習させようかなぁなんて思います。
●02月04日 管理人
続・AIヴォーカルオフ。
ヴォーカルオフをききまくっていますが、新しい発見だらけで大変面白いです。
メインヴォーカルだけが魔法のように消えますが、コーラスは残ります。なので、コーラスのメロディラインが良く分かるのですが、難しい!
不思議なメロディで歌うのが難しいですし、またこれに合わせてメインのメロディ歌うのも難しいです。
やはりコーラスと言うのは特殊技ですね。
流石に音源をここには貼れないのですが少し面白い点を紹介します。
- Bye Bye Boy: 実はサビのストリングス風のシンセのメロディがなかなか切ない ♪忘れて 忘れて 忘れられない ってヴォーカルが尚更。
- サファイアの9月の夕方: Aメロのずっと裏で歌ってるヴォーカルのメロがちょっと間抜けな感じw
- DANG DANG: サビのストリングスがハイソな感じでしかもつらい感じです。
- 12月の雨: シュガーベイブのコーラスワークを堪能出来て感無量です。
- 真冬のサーファー: 同じく達郎さんのコーラスが余すところなく聴けて感無量です。
- コルベット1945: 来生さんの声も消えます。AIは違った声が入っていても両方ともヴォーカルと認識するんですね。
- 離れる日が来るなんて: サビのユニゾンコーラスは残るのですがそこがまたカッコイイ。また♪あぁ雪の後の のコーラスめちゃくちゃ難しい
- とこしえにGood Night: この曲はオケだけ聴くと、DSLKに入ってるとは思えないw ちょっとクールファイブ感ある?
- Girl a go go: ちょっとモタった感ある曲ですが^^;オケだけ聴くとなかなかコミカルで軽やかです。泣いちゃうこともあるけれど、みたいなところもあって面白い。
-
さみしさのゆくえ: これやっぱ演奏がめちゃめちゃいいですね。Aメロベースとサビのドラムとストリングスが走る感じとか。
この曲はおそらく元の録音音質がイマイチなんですが、76年のオリジナルLPはそれに勝る野太い音が良いのでこれでカラオケ作っても良さそうですね。
- Oh Juliet: この曲のAメロはオケだけ聴いてもマジカッコエェ!イントロのパターンが定期的に繰り返されるのですがそれがカッコイイんです。
-
バビロン: Aメロは宇宙船が奏でる三味線みたいな音がなっていて、壮大なスペースものって感じです。歌や詞ががあるときとはまた別の印象です。
でも詞の内容が頭になるのでなんとなく宇宙人ジョーンズが浮かびました(笑)
音数が少ないバラード系や特殊な加工がされているものはうっすらヴォーカルは残るのですが、それでも十分な出来、
とくにオケが聴感上ほとんど無傷なのがすごいです。打楽器系のアタック感や量感もそのままという感じで。
全曲のオリジナルカラオケを楽しめる日が来るとは思ってもみませんでした。
正隆さんは歌が入るまでの長い時間これを聴いていると思うと、ちょっと勝手に何か知ったような気分になります(笑)
ヴォーカルは真ん中にいて比較的特定がしやすいのかなとは思いますが、
楽器にも応用できるならこれは確かにデミックスって話題性だけじゃなく、真面なオーディオテクとしてあり得そうだなぁと思いました。
ちなみに、このサイトのヴォーカルとオケの分離が出来ますが、制度は悪いです。
分離後のオケを聴いてみるとシュワシュワした独特のデジタルノイズがのっています。ヴォーカルはもっと酷いですね。
私は無料版しか試していないのでわかりませんが、topmediaiとは月とスッポンです。
このデミックス:歌や楽器の分離はきっと多くの人の長年の夢で、ちょっと音のことや信号処理を学べば解かるのですが、
基本的には不可能、、なんというかエレガントな方法では不可能です。
このAIによるデミックスも厳密には分離して元のミックス前の状態に戻せているわけではなく、
たぶんAI的にはムリクリいじくって「これだとヴォーカルが消えたように聴こえるでしょ?」ってのを出してきてるだけだと思うのですが、
その精度、詰め方がすごいんですよね。エレガントではなくエレファントな(笑)泥臭いやり方ですが、自分24時間働けます!、みたいな(笑)
ちょっと無理だとされていた例えばタイムマシン実現されちゃったくらいの感慨がありますね。
テクノロジーに感謝、長生きはしてみるもんだと言う感じです。
●02月03日 管理人
続・AIカバー。
早速私もAIカバーソングを作るべく学習させてみましたが、ぜんぜんっすね。
似てない!ってかオリジナル声とあんま変わらない^^;
これはこの「AIカバー」の実力なのか、学習データの入力方法がまずいのかはわかりませんが・・・。
上手いことできたならAIユーミンが歌う提供曲集を作ってみたいんですけどね。
ただ、別の収穫はあって、AIカバー曲生成後、ヴォーカルだけとオケだけの保存が出来るのですが、
オケだけが本当にオケだけになります。オリジナルカラオケみたい。
昔から、L/Rの共通部分を根拠にして信号処理的にヴォーカルを消す技がありましたが、
あれは真ん中に定位しているものがほとんど消えてしまって、変な音源になっていました。
でもこのAIで消すのはすごい。本当にヴォーカルだけ消えていて、裏のコーラスやストリングスなんかがまるまる聴こえます。
真中に定位しているオケがちゃんと残ってるんですよね。よく聴くとジーっとしたノイズがヴォーカルの抜け殻のように残ってはいるのですが、
あぁコーラスこういうメロなんだとか、ここでこういう演奏してたんだとかそういうのを十分に楽しめる質です。これにはびっくり!
やはりAIユーミンカバーを聴くには、純正AIユーミンモデルの登場を待つしかない感じでしょうか?
ってか作っても我々に公開してくれるかどうかはわかりませんけどね。
●02月01日 管理人
続・AIネタ。
最近やたらAIカヴァー動画を見るようになったなぁと思ってちょっと調べたら、かなり簡単にAIカバー作れるようになっていますね。
幾つか方法があるようですが、試しにtopmediai.comの「AIカバー」というサービスを使ってみました。無料で2回までカバー曲が作れます。
有名歌手やアニメキャラのAI音声モデルが用意されていて(ちなみにユーミンはありません)、
@ モデルを選んで、
A 音声ファイルやYoutubeのリンクを登録したら
あとはボタン押すだけで1分くらい待てばそのモデルが歌うカバーソングが出来上がります。
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歌手のAIはマイケルジャクソンや、フランクシナトラ、テイラースイフト、KPOP系、 歌手じゃないけどトランプ大統領までざっと4,000人以上揃えています。 ここにユーミンが載ってれば、いろんな提供曲のセルフカバーが聴けるんですけどね。
孫悟空のAIがあったので、麗美さんの「タイムトラベラー」を歌ってもらいました。 これ共有リンクも簡単に出せるのですが、権利がどうなるかわからないので控えます。 気になる方は簡単ですので、ご自身で試してみてください。 出来は音楽として聴くにはぜんぜんですけどね。。。 「小鳥曜日」のヴォーカルを65点くらいだとしたら、20点くらいでしょうか。 いちお、♪タイムトレバァァァァァー!のところは悟空っぽくシャウトしてるような・・・。 「春よ、来い」みたいなヴォーカルがはっきりした曲のほうが上手く歌えるようです。 どこかで聴いたような気がしたのですが、アイデンティティの田島さんの動画見てるからですね(笑)
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有料版に興味深い機能があって、「自分の声を使う」というもの。
恐らく自分の声を月に2回学習させて、自分の声もAIモデルに出来てしまうというものではないかと思うのですが、
ここにユーミンの声入れて学習させたらユーミンAIが出来るのではないでしょうか?(使っていないので出来るかどうかわからないですが)
たとえばユーミン万歳!のDolbyAtmosマルチチャンネル版のセンターチャネルはヴォーカルがメインで割り当てられるのですが、
この音使って使って学習させれば色んな年代の声でカバーが作れたりするのでは?と思っています。
普通、学習って飛んでもない量の音声がいると思うのですが、もうこういうサービスになってる以上、そんなにはいらないのではないでしょうか?
また、有料版は生成した音源のヴォーカルだけダウンロードしたり、オケだけダウンロードしたりもできるようです。
月25USDで有料版が使えるようなので、しばらくこれで遊んでみようかと思っています。
●02月01日 管理人
今年もY-tpiaの案内が来ました。
もうこれ、ユーミン史上最大のマンネリと化している気がします。毎年同じ構造のサイトに同じようなコンテンツ。
勿論、年によって面白いものもあるのですが(昨年?の小林さんのお悩み相談は面白かった、学生さんもいいキャラでしたし)、
そういう今年は面白いとかどうとか細かいところではなく、ベースとしてもうずっと同じ感じがしますね。
学生さんたちは次々変わってゆくので、各自新鮮で新しいチャレンジする大変良い機会だと思います。
何年か続けてやるにしても、先輩になっていくので毎年仕事のレイヤーは違うでしょうし。
代替わりしながら、脈々と続けてゆくというのは日本らしい美しいフォーマットかもしれません。
ただ、見てる私のほうは当たり前ですが同じ私がずっとそれを見てるんですよね・・・。
学生さんが加わるようになってから、最初の何回かは新しかったのかもしれませんが、
あとは出来上がったフォーマットを粛々と十数年やってきてるような感じがします。
もちろん同じことをするにしてもかなりの人員と労力が要るのだとは思いますが、
どうせ同じ労力かけるならもうそろそろ新しいものを見てみたい。
ライヴ中継は毎年有難く拝見していますけどね、
例年と違う事をしようとか、新しい企画出たりしないのかなぁ?と思います。
ぶっちゃけそんなにユーミン関係なくてもいいので、「こういう企画は面白いはずだ」みたいな、Y-toia裏サイト的なのでもいいので、
学生らしい凝った尖った突っ走ったものをやって欲しいですね。「こいつらおもろいわ」とか、見てる側も学生時代を思い出すような。
正隆さんも当初はこういうことを期待して組んだと思うんですよね。
AIやらなんやら外側がガンガン変わってきてるのに未だ埋め込み動画が縦に貼ってあるだけとか^^;
ちょっとせっかくメディア系・技術系の大学が加わってるのだから何か面白いことやって欲しいですね。
例えばヴァーチャルな場とか空間とか作り出すみたいなこと。万歳!のとき試験的やってみればよかったのに。
苗場ってイベントはネット上であってもファンが一堂に会する性格があると思うんですよね。
まぁ学生さんたちが新しいことをと思ったとしても仕切ってる大人たちの方針や事情もあるでしょうから、
そんな簡単に言うなよということかもしれませんが。
果たして今年はどうでしょうか?
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話は変わって、最近3Dコンテンツに使用しているSketchfabに 「ANNOTATIONS」という機能があることに気付きました。 3D上に数字マークを貼ってそこをクリックすると ズームして説明を表示できる機能です。 これを利用して私なりのステージセットツアーを作りはじめています。 私は関係者ではないので、この3Dステージはどうしても こうなっていただろうという推測がはいったものになってますから、 この説明もそういう性格がありますことをご了承願います。
画面下のカーソルからも順番に数字のシーンをめぐることが出来ます。 3Dの操作が難しかったという方はカーソルを使ってみてください。 ・・・改めて見ると直したいところがいっぱいありますね。 |
●01月30日 管理人
祝! 熊谷幸子全曲配信!!
90年代に活躍されていた熊谷幸子さんの楽曲の配信が始まりました。リマスタリングされているのか、CDよりも音量大きく低音厚いです。
熊谷さんはマイカのエリート卒業生で90年代はちょいちょいユーミンのイベントや楽屋レポみたいなものにも登場されていました。
00年代以降彼女がどうされているのかは知りませんが、今でもユーミンファンの間では意外とメジャーな?お名前なきがします。
彼女は障りのない歌声やルックなのですが、それでも名前や存在を忘れられない不思議な強さがあると思います。
まぁ私が個人的に好きで、しかも思春期のいろいろと重なるところもあって、けっこう重要な存在と言うところもありますけどね。
今でもちょっと切なさに襲われないよう、恐る恐る聴くところがありますね(笑)
ヒット曲はドラマ「夏子の酒」の主題歌だった「風と雲と私」とかカルビーCMの「ラプソディ・イン・ラヴ」とか。
後者なんかはエスニックな感じですが、この頃丁度ユーミンもエスニックで、ユーミン一派はエスニックなんだとか思ってましたね^^;
アルバムだと「Poison Kiss」とか「Good Morning, Funny Girl」とかめちゃめちゃ好きです。
ユーミンニュースとしては熊谷さんが担当した映画「時をかける少女」のサントラも同時に配信開始されているので、
「時のカンツォーネ(映画ヴァージョン)」も配信開始になっています。これまぁまぁレアと言うか忘れ去られているような音源です。
アルバム「スユアの波」よりもヴォーカルがクールなんですよね。オケも打ち込みでシュッと作ったって感じでそれがまたクール。
CDは97年に発売された後、たしか13年に1回再発されていますが、もう廃盤のようなのです。
この機会に未聴の方は是非聴いてみてください。
(この記事の最初のアップでAmazonMusic配信の音が悪いと書きましたが、こちらのAppの設定音質が「標準」になっており「SD」で配信されていました。
「HD」配信にすると満足いく音質になりました。すみません!)
話変わって昨日の Google NotebookLM。当サイトの旅のページを突っ込んでみました。
いったん英訳したものを使っているのでちょっと固有名詞系は揺れてますが、なかなかすごい出来です。
以下、生成されたページの概要と、私とAIによる質問チャットのやり取りです。

紫の吹き出しが私からの質問ですが、「〜についてはどうでしょう?」みたいな、前回の質問に被せたものも、
ちゃんと理解して返答しています。
極めつけはユーミンの旅について語る30分のトークショー(冒頭1分ほどにカットしています)。
やっぱりけっこう内容は盛っていて、例えば
「彼女は視覚的なアイデンティティをギリシャの風景と意識的に融合させています。
つまり、これは単なるスナップショットではなく、声明だったのです。
ファンがそれを見て、音楽と風景を即座に結び付けたと想像してみてください。本当にクールですよね。」
てな感じ。彼らはギリシャ旅行のことを話していますが、私はこんなことは旅のページには書いていません^^;
こういう盛りを含めて全部1,2分で自動生成するってすごすぎです!!
もちろん人による内容のチェックは必要ですが、こんなので易〜くYoutube動画とかできちゃうわけですよね。
ひたすらヤベー!ヤベー!ですね。
これ見て思うのは、もう誰でも簡単にコンテンツが作れてしまうという事と、
イイカゲンなコンテンツが山のように増えるだろうという事ですね。
●01月30日 管理人
Google NotebookLMというものを教えてもらいました。
これにWebサイトやPDFを読ますと、記事を要約してくれて質問をすると内容について答えてくれます。
日本語ソースはまだうまく読めないようなので、ためにしに英語で書かれたメイヤーサウンドのJOURNEYツアーの記事を読ませてみました。
結果はこんな感じ。上部には要約があり、その下はチャットになっています。

紫の吹き出しが私がした質問ですが、まぁまぁそれっぽく答えているように思います。
入力のウィンドウには次の質問候補を提示してくれていますね。
ここまででもなかなかすごいのですが、なんとメイヤーの記事をベースにした掛け合いのトークショーみたいな音源も作ってくれます。
合計17分もある男女が掛け合う音源を作ってくれました。17分なのでもちろん元記事よりも情報量が多いのがすごい。
(また、毎回違う内容のトークショーが出来上がるようです。2回目やったら24分のが出来ました。)
一部音声ファイルにしましたが、内容の膨らましと掛け合いや相槌の出来がすごすぎ!!
中には女性がラインアレイを「曲面鏡のような働きをするが、光の代わりに音波を集中させて、観客全体を均等にカバーする」みたいな、
そう喩えられなくはないかもしれないけど、普通そんな説明するかぁ?みたいなちょっと怪しい内容もあるんですけど、
続く男性の掛け合い「てことは、もう暗い道でくぐもった音を聴くこともない。誰もが完全なユーミン(,you mean,かも)体験を出来るんですね!」とか
光の喩えを汲んだ巧いこと言ってるんですよね。元記事にはこういった記載は一切ありません。
また「体験」のところは女性が「そうそう」という感じで男性にかぶせて「体験」と言っているのもリアル。
また、その後女性がパンサー(ラインアレイスピーカー)が日本の厳しい基準に合致するという説明(これは元記事にある)をしたあと、
男性「じゃぁパンサーはこのストーリーのヒーローじゃないですか、その技術がすべてを成り立たせている」
女性「確かにキープレーヤーではあるわね。でもこれは共同作業だという事を忘れないで。」
って言って、スピーカーからエンジニアリングの話に移っていくのですが、こういう上手い繋ぎの掛け合いも元記事にはなく、生成されているわけです。
もう、すごすぎだろ!!! トークショーの台本なんて直ぐ書けてしまいそうですね。
まだまだ内容が怪しかったり、「なぜなら」と言いながらなぜならになってなかったりもするのですが、
いろいろヤバいとこまで来てますね。・・・ガンバレ、ユーミンAI!
●01月27日 管理人
最近すっかりステレオサウンド企画のLPにはまってしまって、単価が高いのにどんどん欲しくなってしまいます。
とにかくクオリティが高い。私はそんなにたくさんのLPを聴いているわけではないのですが、こんなに安心して聴けて、
あまり興味がなかったジャンルでも音の良さで何度も聴けてしまうのはすごいと思います。
最近買ったのは
「クロスオーバー黄金時代」SSAR-061/062
Mst: 袴田剛史、Cut: 松下真也 紹介ページ
「ルパン三世 1977〜1980 ORIGINAL SOUNDTRACK 〜for Audiophile〜 Analog Edition」SSAR-082/083
Rec: 伊豫部富治、Mst: 武沢茂、Cut: 武沢茂 紹介ページ1 紹介ページ2
「富嶽百景・抄録 アナログマスター・ダイレクトカット」/鬼太鼓座 SSAR-097
Rec: 高田英男、Mst: 宮本茂男、Cut: 北村勝敏 紹介ページ 紹介動画
「MIXER’S LAB SOUND SERIES Vol.3」/角田健一ビッグバンド SSAR-036〜037
Rec: 内沼映二、Mst: 内沼映二、Cut: 北村勝敏 紹介ページ
どれも素晴らしい出来で、私はフュージョン的な物はあまり聴いてこなかったですし、
(意外とユーミンはこのテイスト通ってないですよね、決して演奏に明け渡さないところがユーミン作品のらしさの一つと言う気がします)
鬼太鼓座もそんなに興味は無かったのですが、やはり音が良いので何度も聴いてしまいます。
まぁでも鬼太鼓座はこの動画とこの動画がキラーでしたね^^;こんなん見せられたらそら欲しくなるやろー!!
どのLPも特に低域の作りが素晴らしくて、たぶんいわゆる昔のLPっぽさ、アナログっぽさとはまた違うのですが、
最近のけっこうちゃんとコントロールで来ている低音と言う感じ。立ち上がりが良くて、立体的な響きがあって。
リンク先の記事は企画元のステレオサウンドが書いているので、まぁこういうのは良く書かないわけがないのですが、
これらのLPはちゃんと記事にLPの実力が伴っています。
ユーミンもアナログ盤出すならここから出して欲しいですね。ここからでなくてもいいですが、このクオリティが欲しい。
ユーミンの場合は昨晩〜ダイアモンドダストあたりが音的に試行錯誤続きであんまりナチュラルサウンドではないので、
こういうクオリティのLPを作りようがない気もしますが、70年代はけっこう究極のLPになるのではないかと思います。
ユーミンはあまりにカタログが多いので中の上くらいの質のLPをダラダラ出されるよりは、
例えば「悲しいほどお天気」1本!とかに絞って、1万円くらいしてもいいので究極のLPを作って欲しいですね。
あとはその試行錯誤時代も昨晩なんかはリミックスして81年的ナチュラルな音にして、それを今のアナログ的な音で作って欲しいですし、
ダイアモンドダストなんかは次のDSLKとかラヴウォーズあたりの音にして出して欲しい(こっちは正隆さんが絶対やらないか^^;)
ファン以外やうるさ方が聴いても「さすがユーミン、金かけてるだけあるねぇ」と言ってもらえる
(こういう一目の置き方ってあると思うんですよね、決してファンにならないにしても。ファン以外が象るブランド感のようなもの。)
高品質なLPを一発かまして欲しいですね。
●01月25日 管理人
Frieve-A MusicというYoutubeチャンネルの「アナログ高音質論をこの世から殲滅・根絶する動画」というのを教えていただきました。
殲滅・根絶というのはなかなかえぐい言葉ですが、私もこの手の思い込みが正されるといいなと思うひとりではあります。
このデジタルでも飛び飛びや階段状になった音を聴いているわけじゃないよ!ってのをはっきり説明されている動画は珍しいんじゃないかと思います。
ただし、2つの観点からこの動画をもってしても殲滅も根絶もなかなか難しいんじゃないかと思います。
ひとつはこの手の思い込みのある人の多くは「理屈なんてどうでもいい」と思っているのではないかと思うからです。
人が持つ音楽や音響への興味を何段階かに分けてみると、
@ 「Aが良い音だ」と感じられればそれだけで十分、特段理屈は要らないという方
A 「Aが良い音なのは、Bという理由があるからだ」という事を知りたい つまり「A←B」の「B」を知りたいという方
B 「A←B」 が本当にそう言えるのかを知りたい つまり「←」がなぜ成立するのかを知りたいという方
くらいに分けられると思います。私は音楽や音響についてはBですが、例えば料理については@です。
美味しければひとまず満足で、なぜ美味しいのかにはそこまで興味ない感じです。
上の動画は@の人には全く響かないですし、Aの人を正しく導けるかと言うと半々くらいでしょうか・・・。
なぜならAの人は「←」そのものには興味がなく、「A←B」だろうと「A←C」だろうと信じたいものを理屈抜きに信じるからです。
例えば、「アナログを良い音だ」と思っていたのが「デジタルが良い音だ」と思うように変わったとしても、
前者も後者も実は理屈はよくわかっていないし、ただ盲目的に信じる内容が変わっただけみたいな感じ。
雰囲気的に正しそうと思えるものや、説明されている方が著名な方かどうかなどで判断されると思います。
Bの人には役に立つのですが、この動画ではなぜサンプリングした信号が滑らかに戻るのかを説明しきれていないので、やや不十分な気がしますね。
まぁなぜ戻るかは少なくとも周波数の知識が要るので短い動画では説明しきれないとは思います。
このへんは工学系の学部でデジタル信号処理を学んだ人はだいたいわかってるのですが、逆にそうでないのなら、
プロのミュージシャンやプロのエンジニアでもわかってない方もいますし、NHKなんかも普通に間違った情報流すことがあります。
メーカー側も研究者以外は実はあまり分かってないかもしれません。
こんな説明したらユーザが勘違いするだろうと思うような図や解説を雑誌やWebに出したりしていますし。
(ただ、わかっていたとしても詳細には伝えきれないというジレンマはありますね。)
もう一つは「何を以って良い/悪いと判断するか」がやや曖昧なところです。
動画内で触れられていないわけではないのですが、やはり対象範囲がボヤっとしている感じはあります。
コメント欄になかなか分かり易く指摘されている方がいらっしゃって、私なりの解釈で簡単な図にしてみました。

L:低音、M:中音、H:高音とします。縦は音量、横幅にはあまり大した意味を持たせていません。
なお、RIAAフィルタ/PhonoEQは過程で完全相殺されるものとし考慮していません。
言わんとされているところは下記の感じ。
(1)マスタリング後の音源がアーティストやエンジニアが聴いてほしい完成の音だとします。
(3)が最終的にリスナーが聴く音だとすると、LPの場合は(3)[A]のように低音増しになって高域が落ちる傾向があると思います。
ですからカッティングエンジニアは(2)[B]みたいなちょっと完成形から低域減らして高域上げたような音を作ってカットすると、
丁度良い塩梅に(1)[B]と(3)[B]が同じ音になる。
一方、CDは(1)と(3)で変化が起きにくいのですが、初期CDはこれが考慮されておらず、LPのつもりのまま(2)[C]みたいな音を
CDに書いていたから、高域がちで低域の乏しいぺらっぺらな音がしていたんだ。今はそこが分かっているので[D]のように作っている。
事実は知りませんが、なかなかシンプルで理屈の通ってそうな話だと思いました。
話を戻すと、「何を以って」というところ、
・Frieve-Aさんは (1)[A]→(3)[A] に変化があるのに対し、 (1)[D]→(3)[D] に変化が無い点でデジタルが優れていると仰っている気がしますし、
・よくLPの音の良さを主張する方の中には (3)[B]⇔(3)[C] を比較してLPの方が優れていると仰っているようにも思います。
見ているところが違うので、意見も違うと言う様な感じでしょうか。
ちなみに、アナログの音をデジタルで再現できるという点は私も同意します。私が感じるLPの良さってやはり下図のような音なんですよね。
Lが豊かでバスドラやタムがドーンと響く感じ。(かつHがへたってない)これをデジタル化してもやはりこの良さは失われませんから。
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例えば私が好きなLPの音をマスタリング後の音源と見立てて、 それをデジタル化すれば、そっくりそのままデジタル化されるわけです。 デジタル化においてはLP制作過程[A]のような大きな変化は生じないからです。 現に、最近はLPっぽい音をしたCDを作る試みもされていて、 例えば23年に出た五輪真弓さんの70年代の作品のリマスタリングCDなんかは 正にLPっぽい低域を持っています。 ちなみに、EQでH上げてもこの響く感じは生まれないので、 刻む過程かピックアップする過程で付加されるのではないかと思っています。 |
Frieve-Aさんは、なかなかに皮肉っぽい説明ではありますが、こういうアプリを用意されてご説明されているところは真摯だと思いました。
こういうのあったらいいのになぁと思ってたんですよね。
ちなみに、高域をもう少し分類して、LPで聴かせたい高域をH、歪みになってしまう高域をH’、超可聴域をH’’とすると、こんな感じでしょうか。

H‘はLPに刻むとジャリジャリした歪みになるので、(2)[B]で如何に自然に落とすかがポイントなのかなと思います。
CDはここを躊躇いなく収録できることがスペック上は良い点でしょうね。
H’’については、CDは(2)[D]でバッサリカットされるのに対し、ハイレゾはLPやCDのようなメディアを介さないのでH’’までそのまま収録していますが、
果たして聴こえないH’’に意味があるのか私にはわかりません。
90年代にH’’聴くと「脳からアルファ波が出る」という実験結果が出たそうですが、
直ぐにH’’含まれてなくてもアルファ波が出たという実験結果も出たようで、今はあまりこれを研究する人がいないと聞いています。
そもそも脳からアルファ波を出すトリガをH’’に絞るというのは実験上かなり難しいと思うんですよね。
アルファ波は様々な要因がトリガとなり出てくるそうですが、実験時に他の要因でアルファ波が出ないよう、
被験者に「何も考えずに音だけ聴いてください」ということを遂行してもらうのが難しい気がしますね。
私は今のところにはなりますが、H’’の効果を実感したことはありません。
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80年代のCDの音の悪さを改めてH’やH’’を含めて描くとこうなりますが、 この音の悪さの理由は高低バランスの悪さや、LPのカットや再生で付加される Lの響き感を得られなかったせいだという気がするのですが、 当時これをH’’をカットしてしまったせいにされていたように思います。 ただ、H’’は複合波の形状にも影響を与えているかもしれませんし、 ハイサンプリングのほうがD/Aには有利でしょうから 多少はH’’カットのせいもあったかもしれません。 でも多くの人が感じていたのは可聴域LMHあたりでの違いだったと思います。 |
私の考えも違うなぁという事になるかもしれませんが、都度都度理屈を考えつつ捉えていきたいなぁと思います。
●01月22日 管理人
昨年のユーミンの誕生日にはみゆきさんを観に行きましたが、今年は宝塚歌劇を観に行きました。
宝塚歌劇は言わずと知れた伝統あるエンタメで、今は比較的レトロめではありますが、かつては色々なステージ技術を先取りしていて、
例えばワイヤレスマイクとか電飾の制御、動く機構のセットなんかも恐らく60年代には既に取り入れていたのではないかと思います。
ユーミンコンサートが好きな方は特段宝塚に興味が無くても一度は見に行かれても良いかなと思います。
今回観に行ったのは宙組。トップの芹香さんの退団公演です。
彼女は歌も踊りも芝居もできる人で、この日も大変すばらしく、楽しい公演でした。
宙組は例の事件があった組で、彼女の名前は非道な人物として大きく週刊誌で報道されました。
いろいろ背景はあるにしろ、あの事件のきっかけになったのなら、その報いというものがある世界であってほしいと私は思ってしまいます。
また、人の命の報いは何人かで分割して背負えるようなものではなく、やはり独りで背負うものなのかもしれません。
今の過酷な彼女の境遇について私には何も判断できるものはないのですが、
色んなものを背負いながらも舞台で輝く彼女にはただただ感動させられました。
幾ら実力があっても女優というのは人気商売ですから、退団後の彼女のキャリアを思うとやはり明るいとは言えないでしょうし、
これからずっと何十年もの間、彼女の名前を検索すれば事件のことが一緒に出てくる、もうそういう人生なわけです。
先の見えない中、そして世間から厳しい目を向けられる恐怖の中、ひたすらに与えられたもの、残されたものをやり遂げようとする姿勢に、
そして舞台上ではその過酷な状況を微塵も見せないプロフェッショナルさにただただ感動しました。
現代は価値観が目まぐるしく変わり、メディアや宗教のように絶対的に皆で信じられる対象もなくなりつつあり、
“そういうものだ”と思っていた事で人を傷つけたり、世間から批判されたりする可能性が大きくなったように感じます。
しかも変えることが出来ない過去を遡って、新しい価値観から責めを受けることもある。更に不特定多数から叩かれる。
そしてその時は自分がしてきた良いことや成果が顧みられることはいっさい無いのでしょう。
誰だって私だってある日突然その対象になり得るわけです。
もし自分がそういうものを背負う立場になってしまったとき、きっと彼女の姿を思い出すだろうと思いました。
彼女が報いを受けて当然の人なら、やはりそれが下される世界であってほしいですが、
もしもそうでないなら、そこまでではないのなら、どうか穏やかな倖せな人生であってほしいと願います。
●01月13日 管理人
先日JOURNEY映画2回目を見てきました。今回は、素直に会場の真ん中、下図の青丸のあたりの席に座りました。
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ちなみに前回は赤丸のところに座っています。 前回気になったヴォーカルの定位がくっきりしすぎる問題ですが、 青丸のところに座ると、会場の響きと恐らくサラウンドスピーカーに 出てるであろう分とが混ざるのもあって、前回ほどは気にならなかったです。 なので、音響的にはやはり会場の真ん中あたりに座るのが良いんでしょうね。 ただ、ここで聴いてもヴォーカルの裸感や硬さはやはりありますし、 しかもまぁまぁ語尾が歪みかけみたいな音で正直聴いていてしんどいですね。 ドラムの印象なども変わらずで、最近のユーミンあるあるかもですが、 もちろん悪くはないのですが、事前触れ込みほど良くもないみたいな^^; 映像もやはり切り替えが速すぎて、しかも寄りの映像が多いので、 あんまり大きいスクリーンで見てる意味が無いというか、 やたら没入感没入感言ってきますが、私はなかなか没入しきれないというのが 2回見ての正直な感想ですね。映像の切り替えも根拠に乏しい感じがして、 なんでそこ切り替えてしまうの?とか切り替えたのに戻すんなら切り替えんなよ、みたいな。 私がこらー!(笑)と思うのは「さまよいの果て波は寄せる」のライトが降りてくるところ。 |
何か意味があって切り替えるのならいいのですが、他のシーンの切り替え方とあんまり変わらないんですよね。これ自動シーケンスなの?って(笑)
映画化がどうというよりは、そもそも映像作品として難ありなとこもあると思います。
更に、ちょっと残念だったのは今日のトークショー行かれた方から聴いたのですが、
GOHさんは一度も109大阪エキスポの会場の音は聴かれていないとのこと。
まぁGOHさんはコンテンツ側のエンジニアで、一般的にコンテンツ側のエンジニアが映画館側の音の調整とか確認するなんてことはないと思うので
これ自体はぜんぜん普通のこと、おかしいことではないのですが(映画館側の調整や確認は館の運営会社の仕事でしょうから)、
ただ、ユーミンの公式インスタ見ると新宿の方は会場入りされて音の調整をされているっぽいので
(何されてるかまではわかりませんが、会場に合わせてコンテンツ側を調整されているのかも)、
やはり今回の真骨頂を体験するには新宿へ行くしかないのかもしれません。それから文句言えみたいな(笑)
2月までやるようなので仕事などで機会をうかがいたいと思います。映画見るためだけに3万円はちょっときついですから。。。
一方、みゆきさんの「歌会」の映画の方も見てきましたが、こっちはなかなかの満足度でした。
以前「夜会」の映画が低音ボコ盛りで聴けたもんじゃなかったと書きましたが、
今回は過去作の垂れ流しではなく、春にやったコンサートをまずは映画で見せるという企画だったからか、まともな低音でした。
(3月には5.1chを収録したBD/DVDが発売される予定です。)
またヴォーカルのプレゼンスがステレオっぽくてやはりこのほうが映像から浮かないですし、何よりコンサートっぽい。
コンサートってみゆきさんが歌ってたとしても客に聴こえる音出してるのは左右のスピーカーですから。
そしてその音はSRのミックエンジニアによってミックスされたある意味で人工的な音です。
ユーミンの場合はこの音がけっこう独特なので、ライヴビデオの音作りはコンテンツ側のエンジニアの範疇だとしても、
SR側のエンジニアとも相談して音作りする方が再現性が良いのかもしれませんね。
みゆきさんに話を戻しますが映像も長回しが多く、見てる側が没入する時間がちゃんとあるんですよね。
引きと寄りもバランスよく、引きは映画ならでは大画面による没入感を与えますし、寄りは何を見せたいのかというのが明確でした。
とくに「供に」のみゆきさんのアップは素晴らしかったです。口紅の色はだいぶ気になりましたが(笑)
みゆきさんは毎回「この曲作ったのちゃんと憶えてたんだ」みたいな意外な古い曲を1曲やるのですが、今回だと「店の名はライフ」。
これはユーミンにも言えることですが、若いころ書いた曲を70歳まで歳を重ねた説得力を伴って歌うんですよね。
まるで70歳の人生経験から最近書いた歌かのように歌う。それ見てるとやはり若いころから出来上がってた人間だってつい思わされてしまいます。
正直、みゆきさんのほうはところどころ音は歪んでましたし、画質もユーミンのよりは悪かったのですが、満足度はこっちの方が高かったですね。
いろんなスペックや関わってる人や、作業のプロセス数はきっとユーミンのほうが圧倒的だとは思うんですけどね。
やってることが全然違いますから、映画勝負というのはナンセンスかもですが、
でも、両者とも50年突っ走ってお互いのベクトルを煮詰めた最新のものを、映画という共通のフォーマットにして出してきてるわけです。
そして私は子供のころから両者を追っかけてるわけですから、・・・これはもう映画勝負にするしかないでしょう(笑)
今回は私的にはみゆきチームの勝ちですが、ユーミンチームも引き続き頑張ってほしいです。
●01月07日 管理人
あけましておめでとうございます。今年はニューアルバムが出るといいですね。
遅ればせながらJOURNEY映画見てきました。
マルチスピーカーシステム買ったこともあって音はかなり楽しみにしていたのですが、
感想はうーん、こんなもんかぁ映画だからなぁみたいな感じです^^;
見に行ったのは大阪のエキスポシティなので、ちょっと本拠地?の新宿がどうなのか気になるところですが。。。
ちなみに、今回「SAION」というシステムを使うために3館に絞ってるのかなぁ?と思いますが、
109シネマズの公式見ると、新宿と大阪・名古屋でまたグレードが違うようです。
前者は「SAION -SR EDITION-」で、後者はただの「SAION」。教授が監修してるのは新宿の方だけのようです。
やはり新宿どうなのか、大阪よりも音が良いのか気になりますね。
良い所も後の方で書くとして、もうちょいなぁ、、なんとかしてほしいなぁと思うのは、
ドラムが薄いんですよね、スネアとかタムなんかが薄めの敷布団叩いてるみたいな音で、
コンサート会場では猪木ビンタみたいな、表面バチンと固いけど厚みがあるみたいな、
あれが「心のまま」の一発目心地よかったので、ちょっと拍子抜けでしたね。
一方でみゆきさんの夜会の映画(今やってるのとは違います、今やってるのは未見です)や達郎さんの映画みたいに、
低域ボコ盛りではなかったのでそこは良かったです。
一番の課題だと思うのが、センタースピーカーのヴォーカル!なんであんな音悪いんだ!と思ってしまいました。
シアターのハード的にもう仕方ないのかもしれませんが。。。
たぶんスクリーンの後ろにスピーカーがあるのですが、普段はセリフを出してるスピーカーだと思うんです。
セリフが周囲音から浮いて、しかも量感あるように聴かせるためにちょっと歪んでて、中域厚くなんだかローファイ、
ラジオとか館内放送用のスピーカーみたいな音なんだと思うのですが、そのままユーミンのヴォーカルにも使われてる感じがして。。。
これがけっこうしっかりしたプレゼンスで、目立つんですよね。
本当にスクリーンの後ろでユーミンがカーボンマイクかなにかレトロなマイクで歌ってくれてるような感じ。
もう、そこにユーミンがいる!って指させるくらい定位がはっきりしています。
でもスクリーンのユーミンは右に出てきたり左に出てきたりもするので、スクリーンのユーミンが歌ってるように感じないんです。
もっと言うとヴォーカルだけ映像の世界に居るんじゃなくて、本当にシアターの中のスクリーンの裏に居る感じがするんですよね。
映像モノにセンタースピーカーは要らん!っていう人がいるのですが、今回ちょっとその意味がわかった気がしました。
実際のコンサートの場合も少なくとも2本のラインアレイで、その真ん中にいわば仮想的にヴォーカルを定位させていたように思うので、
あのライヴ感出そうと思うと、あんまりセンターに頼るのは違うのかなぁと思ってしまいました。
じゃ、L/Rからのステレオにすればヴォーカルの定位が映像のユーミンについていくかというと勿論そうではないのですが、
でも長年テレビで見慣れ聞き慣れしてるので、スクリーン全体から鳴ってるような錯覚が生まれ違和感ないんですよね。
また、ただでさえセンタースピーカーで目立つのに、ユーミンのヴォーカルが裸すぎるんですよね。
コンサートの場合は、2本のスピーカーで広めに定位していて、なおかつけっこうコンプで潰してるような音なのですが、
これとやはりバッチンバッチンな演奏とがマッチしていて独特の迫力を生んでいます。
我々が会場で聴くユーミンの声は裸のそれではなくて、長年演奏やPA込みで造り上げてきた独特な迫力のあるものだと思うんですよね。
映画館でそれそのものを聴かせろとは思わないのですが、ただ裸にするのはちょっと居たたまれない感じがします。
もちろんどういう風な音作りをされたかは知りませんし、私はちょっと前方で見すぎたのかもしれません。
もう二度くらい真ん中や後方でも見てみようと思っています。
あとは拍手が上の方でパラパラ鳴ってる感じなので、もうちょい下の方にも定位させて、低域も欲しいですね。
やはりコンサート会場では、隣の人もその隣の人も拍手してるので自分の横に拍手の音が無いと寂しいです。
映像も大きいので没入感期待して前のほうに座ったのですが、切り替えが速すぎて没入する前に変わってしまう感じ(笑)
昔「恋する惑星」って香港映画が流行ったのですが、良く言えばそんな感じですね。
良かった点は、まず上に書いたセンターのヴォーカルの難点は全曲そうではなくて、
「星空の誘惑」「埠頭を渡る風」あたりやアンコールの「やさしさに包まれたなら」なんかは、
ちょっと残響感があるからか、わりと周りの音と馴染んでいて、ちゃんとあのスクリーンの中の世界にある感じがしました。
ヴォーカルが馴染むと一体感のせいか音の包まれ感もさらに感じられてなかなか良いです。
また、キーボードの音がなかなかキレイで心地よかったですし、佐々木さんのヴォーカルもすごく良かったです。
ユーミンのヴォーカルもあれぐらいのプレゼンスで良いのになぁとか思ったり。
ドラムもハードなところはダメですが、「タイフーン」のパート「紅雀」あたりまではどっしりしてて良かったです。
またカット割りが多いのは鬱陶しいですが、「心のまま」の空中からユーミンに迫っていくあたりは迫力ありますね。
大きい映像で見るからこその何かがあるように思います。
もうちょちカット落ち着かせてああいうシーンをじっくり見せてほしいんですけどねぇ。。。
また、「タイフーン」のゆがませ映像、家で見たときはなんじゃこれ?って思いましたが、
大スクリーンで見るとなかなか不思議な映像で、面白いなぁと思いました。
それから「デルフィーヌ」も小さい画面で見ると被せ過ぎで何が映ってるかよくわからないのですが、
流石に大スクリーンで見ると映像演出意図が分かり易く、面白かったです。
この曲は音のほうも空間全体であれやこれや起こる感じがなかなか良かったと思います。
あとは大きいサイズで見るユーミンはなかなかドキュメンタリーな感じですね。
会場でもあの大きさや近さで見ることは無いので、やはり70歳なんだなぁと思いました。
やはりというところと、だからこそすごいという所と、その2つが同時にあることがドキュメンタルですね。
♪遠い所へ っていうの聴きながらしみじみそう思いました。
ユーミン&ユーミンチームにはいろいろな愉しみを頂き、いつもありがとうございます。
グッズは迷ったのですが結局何も買いませんでした。
「真夏の夜の夢」はあと、・・・500g重かったら買ってたかもしれません。
物価高なのでグッズも安くは作れないのかもしれませんが、1万円って庶民にはなかなかですよ。。。
1万円に見えるように、見えるというか持った時に「あぁこれは1万円だな」と思えるように(笑)作って欲しいです。
3千円くらいの軽さなんですよね。。。映画もグッズもあと一歩、踏み込んでほしいっす。
そう言えばあのイラストの作者について紹介が無いのがなんだか意味深なのですが、、、
大西將美さんと言う方で、かつて少年だった方には懐かしいと思うのですがタミヤの模型のパッケージなどを手掛けられています。
私は90年代ミニ四駆世代なので”アバンティJr.”とか”ダッシュシリーズ”とか大西さんのイラストに毎度ワクワクしていました。
当時はもちろんお名前は知りませんでしたけど。
大西さんのWebサイトにもジャケットと原画が掲載されています(こちら)。
家にも小規模ですがマルチスピーカーシステムを導入したので、
空間オーディオのレビューやシステムついて調べたことを掲載するコーナーを始めることにします。
おいおい記事を追加してゆく予定です。