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2024

   

● 421日 管理人

 

すっかり懐古コーナーになっていますが、シングルと7”の印象について書いてみたいと思います。

 

私が音楽を聴き始めた頃は90年代前半で、シングルと言えば短冊状のケースに入った8cmCDがめちゃめちゃ売れていたころでした。

ユーミンは当時あまりシングルを切っておらず、私はシングルという存在を長らく知らなかったのですが、

たぶん「真夏の夜の夢」で知ったのかな??でもいまいちなぜわざわざ12曲入った小さいCDを作るのか合点がいかず印象薄でした。

私が通っていたレンタル屋には「真夏の夜の夢」しかなくて、ユーミンはこの8cmはやらないって思ってましたね。

歴代シングルの存在を知ったのはたぶん落合さんという当時中島みゆき論をたくさん書かれていた方の「ユーミン恋愛風景論」という本の

後ろのほうに載っていたディスコグラフィだと思います。シングルってこんなに出してたんだ!って。

その時はもう自作のアルバム収録曲リスト()があったのですが、よく見ると、探しても探しても見つからない曲が載ってるんですね。

さすがに「VOYAGER」なんて曲はこのリストにはないぞ、これアルバムのタイトルでしょ、と()

当時は街中に大小レンタル屋があったので、「YUMING SWEETS」を全揃えしてる店が見つかり、

わざわざそこの会員になって「水の中のASIAへ」+シングルみたいなカセットテープを作りましたね。

片面が「時のないホテル」で、意図せずちょっとエキゾチックなカセットだったと思います。

 

7”を始めてみた時の印象は不思議と憶えていません。LPの印象が強くて記憶がマスクされてるんでしょうね。

それにしばらくLP集めるのに必死で、収集対象外だったんだと思います。

おー、やはりYuming Sweetsに載ってる小さい絵柄はジャケットだったんだぁと思ったくらいでしょうか。

収集きっかけは通ってた小さな中古屋の店主が「こんなん知ってる?」といって「タキシードレイン」のプロモ盤を見せてくれたことです。

これはさすがにびっくりしましたね。「そんなシングル出てへんて!」みたいな(笑)

ちなみに今は見本盤も含め「プロモ盤」と言うようですが、90年代は「プロモ盤」とはプロモオンリーのだけを指していたように思います。

出てる枚数が全然違うらしく、当時は見本盤はあまり希少品扱いされていませんでした。中古屋にゴロゴロあったし。

レギュラー盤はずっとあとに「コレクターなんだから」みたいな義務感で集めたような気がします。それで印象薄なのかもしれません。

 

 

今回、7”も新品を聴いてみたいと思って大貫妙子さんの「朝のパレット」というのを買って針を落としましたが、やはり歪みが気になります。

ちなみにこの曲は10年くらい前からあって、B面の「ふたりの星をさがそう」は90年代に竹中直人さんに提供。今になってまさかの7”でディスク化されるというのは面白いですね。

私としては聴けなくはないけど、かなり嫌かなぁという感じ。素肌に安いセーター着ているような、チクチクする感じでしょうか。

私の機材のせいもあるかもしれませんが、でもLP3曲目くらいまでなら良い音だと思う機材ではあります。

7”もLP後半曲も内側の急カーブに掘られているので歪みやすいんでしょうね。

(と、言いつつ私はなぜ急カーブに掘ると歪むのかイマイチよくわかっていませんが。十分な信号幅がとれずにクリップしてしまってるという事か?)

これちゃんと聴かそうと思うとけっこうシビアなそれこそ7”用のマスタリングが要るのではないか?と思います。

マスタリングの仕方でそもそも7”ではどうしようもない音になってる曲もあるのではないかなぁと。

例えば、ユーミンの提供曲にはCD化や配信がされておらず、どうしても7”で聴くしかない曲が何曲かあるのですが、

萩尾みどりさんの「大連慕情」なんかは、気がつけば3枚見本盤を持っていますが、どれも歪みまくってますね。

別に盤に目視で傷があるような感じではないし、パチパチ音もそんなにないのですが、全体的にはジャリジャリしている。

シモンズの「水の影」なんかもそうですね。これ機材変えたからって良くなると思えないのですがどうなんだろう??

逆に川崎龍介さんの「サマーブリーズ」や霜和夫さんの「逢いたい気持ちは」まぁまぁ聴ける感じです。

 

・・・なんとなく7”って導入やライト層向けのお手軽な使い捨てメディアだったのかなという印象もあります。

曲を気に入って良い音で聴きたかったらLP買ってくださいみたいな。アートワークもしっかりしてるし。

(ただ、7”はすごいコレクターがいるのも事実。こんなこと書いたら怒られそうな気もしますが。。。)

でもモーニング娘とかヒロスエの8cmシングルが(ムダに?)7”化されていて、こういうのはついアイテムとして欲しくなってしまいます・・・

 

 

 

● 419日 管理人

 

ひきつづきレコード。

回転が速いSONY PS-HX500の回転数をようやっと調整しました。

ネットには裏に調整ねじが、とは書いているのですが、具体的な調整方法は見つけられず、ちょっと分かりづらく苦労しました。

他に検索される方がいるかもしれないのでここに書いておきます。

裏の穴自体はすぐ見つかると思うのですが、穴の中は割れ目の入ったスポンジがねじを蓋する形で挟まれており、ねじ山が直接見えなくなっています。

マイナスドライバーを割れ目の中に通すと、目視はできないのですが、中に恐らくマイナスねじがあります。

これをドライバーの先で探り当てて、先をマイナスの頭に突っ込む感じです。普通のねじよりもかなり深く刺さります。

深く刺さるので逆さにしてもドライバーが抜けず、なんとか演奏しながらそれを回して調節することができます。

この調節も一癖あって、回すときに少しドライバーを押し上げるようにして回さないと、回転数が変わりません。

回るのは回るのですが、空回りのようになります。これが壊さない程度に上向きに力を入れて回すというのが怖いんですよね。

下述の東洋化成「周波数レコード」の1kHzを演奏し、PCに入っているSoundEngineで周波数領域を表示させて1kHzになるよう調整しました。

だいたい最初は1.02kHzくらいにあるので、それを1kHzにもっていくのですが、さすがに20Hzとは言え1周くらい回さないと動かないです。

このねじ自体はそんなにセンシティブではないので余裕をもって調整できると思います。

周波数領域の軸の都合、高域での調整はしにくいのですし、1k20Hzの幅を見るのはけっこう大変です。このPS-HX500はそこそこワウもありますし。

周波数レコードに収録されている低域も使って、各周波数が正しい位置に表示されるか確認されると良いと思います。

33回転と45回転は別ねじですので、45回転の調整も必要。苦労しましたがこれで晴れてちゃんとレコードが聴けますし、聴き比べもできます。

 

詳しい聴き比べは後日にしますが、さっそく「深海の街」「宇宙図書館」「LOVE WARS」を聴きましたが、音が良くて驚きました。

単純にCDより音が良いとか、超可聴域が入ってるので、みたいな半ばオカルト事は軽々しく言いたくないので、

あくまで可聴域内の話をします。(と言いつつ、オカルトと切ってしまうのも強引なので、これも後日考察したいと思います)。

ひとまず「LOVE WARS」を聴きこんでますが、89年盤も99年盤も音が良いですね。

このアルバムはきっと一番デジタルの悪さが出てるだろうなと思って最初に聴きこむ対象に選びました。

89年盤のオリジナルCDはギッタンバッタンうるさいんですよね。

ドラムや効果音が硬質ですごくエッジのある音で、こういうエッジはたいてい高域で作られてるのですが、それがうるさいんですよね。

一方、LPは高域が弱く(後日本当にそうか確かめたいと思っています)、いい具合にエッジが丸まっている、

その分、ドラムの中身の音をしっかり認識できるという感じがします。CDはエッジ音が猫騙し的に邪魔になってる感じがしますね。

背景パターン が含まれている画像

自動的に生成された説明

こんなイメージかな() 左が89CD, 右が89LP

エッジの強い音がどんどん来るのでその印象で頭がいっぱいに。

でもCDは時代やジャケの雰囲気によくあった音だと思います。

99年盤はCD自体も相当アナログっぽくマスタリングされていて、良い意味で89年盤より分離感が無く各音が馴染んでいる気がします。

LPはさらにメローな感じでしょうか。

とにかくLPは勢いやエッジ感はCDに負けますが、高域が耳に優しく低域に粘りがあって聴きやすい感じがしています。

この頃のビシバシ音とLPの相性は良いのかもしれませんね。Gohさんの19リマスタリングにも近い気がしていて、

私はこの頃の曲の「万歳!」リミックスはどうもレプリカントのロボ感が嫌で一部肌を貼り付けた、でもそれは人工皮膚みたいな、

ちょっと迷走した感じがあるので、リマスタリングでいいなと改めて思いました。

ちなみに99年リマスターの時にCDLPも「Valentines..」と「LOVE WARS」のチャネルが左右反転しています。

18年リマスターもこれを引き継いでいるので、こっちが正解という事なんでしょうね。

 

たぶん20年ぶりくらいにLPをじっくり聴いていますが、ユーミンはかなりLPもちゃんと音を作っているのかもしれません。

LPはもとより状態が良ければそんなにパチパチノイズは発生しないですし、

89年のLPって中古でもほとんど聴かれていないので状態が良いものが多いのですが、それ外しても良い音だと思います。

もちろん無音の走行音はかなりの大きさでありますが、曲が始まるとマスクされて気にならなくなりますし、

電車の中で単体で聴かされたらCDLPか私は区別できないかもしれません。

 

LP(というかアナログレコード)の仕組みについても色々調べていますが、かなり窮屈なメディアのようです。

アナログだからマスターテープの音そのまんまかというとそんなことはなくて、オーディオ的にはかなり無理して収録しているようです。

例えば、どの盤でも最低限、低域をかなり抑えこんで高域をブーストしまくるフィルターをかけてからカットしているそうです。

こうしないと針が飛んでしまうし、高域を取り出せない。そしてピックアップ側で逆のフィルターをまたかけている。

(参考:デノン「超初心者のためのフォノイコライザーって何?」

また、これはオプション的な物だと思いますが、どうしてもLPが上手く出せない(LPから上手く拾えない)音や歪みやすい音があるようで、

そういった音を出来るだけ回避するよう調整してから、カットするようです(LP用のマスタリングとはこういう作業のことなんでしょうね)。

恐らくユーミンのLPは最近のも99年再発も、ほとんど数が出ていない89年の「LOVE WARS」もここをかなりちゃんとやっていて、

ほとんど悪質な歪みを感じません(さすがに内側の曲、例えば「ANNIVERSARY」なんかはかなりジャリジャリしていますが)。

一方、最近買った吉田美奈子さんの「Bells」のLPは外側にある1曲目から歪みがち。伝説の名盤だけにかなり残念、、、CD聴きますわ。

(この「Bells」は声中心の音作りで、音がかなり繊細ですし、それに何か私の再生の仕方に落ち度があるかもしれませんが・・・。)

この作品はもともとCDしかないのですが、LP化するにあたってのLP用のマスタリングに注意が払われていないのではないかと思ってしまいます。

もちろん最低限、LPであるための処置(例えば上記のフィルター)はしているんでしょうけど、LPで上手く再生されるよう調整されてるんだろうか?

いま、ブームでどんどんCDオンリーの作品もLP化されてますが、ただすりゃそれで良い音かというともちろんそうではないようですね。

LP用のマスタリングができるエンジニアが、わざわざ11作その作品の個性に合わせてLPと相性良く緻密にマスタリングをするというのは、

うーん、カネのかけれるアーティストや企画でしか無理なんでしょうね。。。

 

後は大貫妙子さんの「Comin Soon」という作品も新たに買いましたが、こっちは音が良かったです。

まぁもともとLPで出ていた作品ですし、何よりバーニー・グランドマンが新たにマスタリングとカッティングをしると帯に書かれています。

(逆に、この名前をオモテに出しておいて、悪いもの出せるはずがないでしょう。。。)

ちなみにこのアルバムは”新曲もあるコンピ”みたいな隙間作品で、リマスタリングが再発LPでしか聴けないというクセ者です。

 

GWにでももっといろいろユーミン作品を聴き比べてみようと思っています。

 

   

● 413日 管理人

 

俄かにハマってきた感がある、続・レコード話。

実家からLPを何枚か引っ張り出してきたのですが、久しぶりにコレクションを出してみると、実に状態の良いものばかり。

ほとんどはもう30年くらい前の中学時代に集めたものですが、お金も限られていたのでちまちま検盤して、ジャケットも確認して購入し、

大事に大事に聴いていましたね。子供の拘りと集中力だからできたけど、今はとてもそんなことできないですね。。。

レコード収集の想い出とジャケットに関することを書いてみようと思います。

 

私が早期にコレクターっぽくなってしまったのは、確実にレコードと出会ったからです。

私の世代はもうCD&レンタル全盛の時代で、ユーミンを聴き始めた頃はまだTSUTAYAが全国寡占する前(蔦屋時代ですかね)、

街中に小さなレンタル屋がもう飽和状態という感じであって、いよいよ価格破壊が起き始めていた市場としては末期の時期でした。

子供には3,000円もするCDを買うお金はないのでレンタルしてカセットにダビングしてコレクションしてゆくという感じでしたね。

子供パワーでジャケットとか曲順、発売年なんかはごく短期間で憶えたと思います()

書院のワープロでカセットインデックス作ったりして。盤を所有するって発想は不思議となかったと思います。

 

ところが、ある日、貸しイベント会場みたいなところで中古レコードフェアみたいなのをやっていて、

邦楽の棚を除いたらユーミンのレコードがあるわあるわで!今までCDサイズでしか見てなかったので物凄い衝撃!!!でした。

更に中を見ると(当時は勝手に中あけて検盤をするというのは一般的な行為でした)ライナーがしっかりデザインされているのにもびっくり!

当時は85年発売のCDしかなかったので、見る機会ってなかったんですよね。しかも500円とかで買える。

そっから一気にLPもシングルも集めましたね、このサイトの元になっているディスコグラフィノートみたいなのもこの頃自作しました。

なんとなくコレクター型のファンの方はこんな経歴なんじゃないかと思います()

 

 LP集めだすと気になるのは、いったいどのアルバムまでLPが出ていたのか?ということ。

当時はネットもファンの知り合いもいなかったので、子供なりに少ない情報から検討づけるしかなかったのですが、

当時のCDを見ると「ダイアモンドダスト〜」までは青い帯の同じフォーマットなんですね。

恐らくここまでだろうと、それに「DSLK」は3Dジャケットで明らかにCD用のアートワークっぽいし。

ところが新しい発見があって、CDの帯に勝手に賃貸するなという旨の注意書きがあるのですが、

DSLK」までは「このレコードを…」って書いてるんですね。「LOVE WARS」からは「このCDを…」になっている。

これはワンチャン(当時こんな言葉はなかったが)「DSLK」もLPあるかもと。

中古屋に通ってるので時期に見つかるわけですが、これがセカンドインパクト!でしたね。

CDの裏ジャケの中に表ジャケの3Dカードがハマってる!!!しかも値段高い。たしか2,500円で他のより5倍も高い。

これで一気にコレクター脳になってしまったと思います。レア盤ってのを知った感じ。

次に気付くのは、CDの帯に他メディアの型番が載っているという事。「LOVE WARS」にTOJT-とか言うの載ってるやんけ!

ただ、今と違ってそれ見ただけでは確信が無いので、大阪の東芝EMIの営業所に電話して聞いたりしてました^^;

子供の非常識と、時代的にタウンページなんかに普通に電話番号が載っていて、会社も比較的なんでも対応してくださった感じでしょうか。

東京に繋いで頂いたりしたこともあったような・・・。「恐らくあったんじゃないかと思います」みたいな回答だったと思います。

現物見たのは「レコードコレクターズ」に掲載されていた札幌のお店の広告で、意を決して問い合わせたら(当時は遠方への電話代が高かった)

今はないけど35,000円!!!滅多に入らないからこれで出しても一瞬で売れるとか言われて、これは無理だなぁとへこみましたね。

ところが子供パワーでいろいろ問い合わせてまわってると「神戸レコード俱楽部」って店が5,800円で在庫持ってるというではないですか。

これなら買える!ってことでどうやってお金集めたかは憶えてないですが、片道2時間かけて買いに行きましたね。

新開地というところに店があったのですが、ちょっと危ないところだと聞いていたので、振り向かずに歩いていたと思います()

いやぁ、「LOVE WARS」のLP買ったときは嬉しかったですね。とても状態の良い品でしたし。

ちなみに神戸レコード倶楽部は当時のコレクターなら知らない人はいないという圧倒的在庫量の有名店で、

例えばユーミンなら「潮風にちぎれて」以外はプロモ7”を常時在庫してるというすごい店でした(個人売買が難しい当時はすごいことでした)。

今はもう新開地のお店はありませんが、通販限定で存続されていますし、引き取り場所はオープンにされていて看板も出されています。

 

 

背景パターン

自動的に生成された説明

こうして振り返ると、私にとってLPというのは音がどうという以前に物としてのインパクトが大きいように思います。

今回、ちょっとサイト内の情報を修正しないといけないかもなぁと思っているのがジャケットのA式、E式について。

実家の「LOVE WARS」とか「DSLK」引っ張り出して、勘違いに気付いたのですが、

この2枚はオリジナルもE式のジャケットなんですよね。

 

A式、E式について書いておくと(正式な定義があるのか私は知りませんが)、

A式はアメリカ式だそうで、ボール紙のホルダー上にジャケットを印刷した紙が巻かれています。

89年までのLPが普通に生産されていた時期の日本盤はほとんどこの方式だったのではないでしょうか。

E式はヨーロッパ式だそうで、ジャケットが印刷された紙を組んでホルダーにしているという感じ。

見慣れているというのもありますが、A式のほうがしっかりと造られている感じがします。

E式はなんだか簡易な感じ。ケチった感じでしょうか(ヨーロッパの人はそう思わないかもしれませんが)。

 

ユーミンのオリジナルLPは全てA式だと思いこんでいたのですが、中にはE式のものもありました。

テキスト が含まれている画像

自動的に生成された説明

E式は紙が折り返しているのが丸出しで、ボール紙厚の段差があるのが分かりますが、A式は外から紙が張り合わされているのでキレイなつくり。

LPは再発していただくだけでもありがたいのですが、せっかくならA式であってほしいなと思います。

E式って安っぽい感じがするのですが、最近の再発物を見てるとE式も多いように思います。手間やコストはE式のほうがかからないのでしょう。

左の2枚は昨年再発になったものですが、

幻のシンガーとして有名な?間宮さんのLPE式です。

うーん、簡易ジャケという感じ。

一方、美奈子さんのはA式です。美奈子さんの「Bells」は初LP化ですが、

オリジナルのCDのジャケットも版画を貼り付けた凝ったものだったので

LPもかなりしっかりしたジャケットになっています。

紙も厚く安っぽさは皆無。

 

 

そういえば、見開きジャケットのE式ってあり得るのかな?

と思って探してみましたが、手元にあったのは

五輪真弓さんの仏盤だけでした。

両方の外側から紙を内側に折り返しているのが丸見えで、

中ジャケが経年ではがれてきてしまっていますね。

テキスト, ホワイトボード

自動的に生成された説明

ちなみにこの盤、数ある五輪真弓海外逸話(?)の一つ、77年にフランスCBSから依頼されてフランスデビューした時の物で

MAYUMI(CBS: CBS-82061)というタイトルです。

この時、日本でも「えとらんぜ」という仏語/日語半々のLPが出ましたが、この仏盤はその日本語曲も仏語で歌われた上に、

この盤のみの2曲が追加された12曲を収録しています。これリマスターCDで出してほしいです。

 

 

E式はこんな感じであまり好きではないのですが、ユーミンの99年の再発LPE式はちょっと酷かったですね。。。

テキスト が含まれている画像

自動的に生成された説明

 

記号, ボート, ストリート, 異なる が含まれている画像

自動的に生成された説明

LOVE WARS」のジャケットを上から見たところです。

帯がかけてあるあたり。

どちらもE式なのですが、99年版は上部に隙間ができてしまっている。

ホルダーの展開図に天井にあたる部分の幅を描き忘れたのではないのでしょうか。

もう雨漏りのする、天井に穴の開いたバラックって感じ・・・

しかも背にあたる部分の幅が広すぎて帯が端までいかないんですよね。

89年のほうはしっかり天井があります。

 

 

また紙の厚みも全然違います。

ちょっとわかりにくいですが、それぞれの左側のラインを見ていただければ、

99年再発がかなり薄いのが分かると思います。

 

あとは、若干99再発はジャケットの縦幅が短くて帯のエキスプレスマークが

折り返しに被り気味です。

 

99年再発は他に「DSLK」「水の中のASIAへ」を買いましたがこれらも同じでした。

当初は買いそろえていこうかと思っていたのですが、

あまりの安っぽさにがっかりして要らなくなってしまいました。

今ではすっかりレア盤になってしまってますが。。。

 

最近のユーミン再発はどうかというと・・・といっても普通の形態では出してないので変わり種ですが、

グラフィカル ユーザー インターフェイス が含まれている画像

自動的に生成された説明

POP CLASSICO」のツアーパンフ、A式。豪華!

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション

自動的に生成された説明

「深海の街」BOXLP入れ、E式。ジャケじゃないしまぁいいか。

 

最後に、ユーミンのジャケットの造りで一番の謹製という感じなのは「アラームアラモード」ですね。

グラフィカル ユーザー インターフェイス

自動的に生成された説明テキスト, ストリート, 記号, コンピュータ が含まれている画像

自動的に生成された説明

まず、当然のA式ですから、隙間はもちろん大きな段差も無いです。

それから素晴らしいのは格子とユーミンの写真で反射具合の違う黒を使っているところです。

右上の写真はあえてライトを当てて撮っているので、反射具合の違いが分かると思います。

タイトルもいい具合にプレスで浮き出ていますし、銀色で書かれた小さな文字もジャケットの向きで見え具合が変わります。

昔、「LOVE LOVE愛してる」という番組でゲストの松本明子さんがこのジャケットを持ってきた時、

ホストの拓郎さんが感心してるかのようにまじまじとこのジャケットを開いてご覧になってたのが印象的でした。

(もしかしたらクレジットを見ていたのかもしれませんが)

とにかく、ただの平面上の印刷物ではなく、立体としてデザインされているように思える素晴らしいジャケットです。

このとき、アートワークの信藤さんはレコードの仕事を始められてまだそんなに経ってませんでしたが、この数年後にはLPが無くなってしまうわけです。

今思うとLPに携われたのはキャリアの中のごく短い時間で、この時は堂々とLPのジャケットに凝れる最後ほうの貴重な機会だったのかもしれません。

CDは残念ながらここまでできてなくて平面への印刷という感じですから、LPはたとえ再生装置が無い方がお持ちになっていてもいいんじゃないか?

と思える一品です。幸いヒット作なんで出回った数も多く、入手しやすいものですし。

・・・これ、99年の再発ではどんな感じで出てたのか気になりますね。

この素材の違いは再現できたのか?キレイなA式だったのか?それともやはり穴の開いた酷いE式だったのか?

もしお持ちのかたがいらっしゃいましたらぜひ教えてください。

 

LPはジャケットだけでもいろいろと面白いですね。

 

 

 

  

● 410日 管理人

 

レコードをちょっとだけ真面目に聴いてみようかという事で10年ほど前に買ったSONYのターンテーブルでいくつかLPを聴いていたのですが、

いろいろと厄介なことが・・・。

プレーヤーは10年くらい前に出たSONYPS-HX500という機種で、USBがついていてそのままハイレゾファイルがつくれちゃうというもの。

PCMだけじゃなくてなんと5.6MHzDSDにも対応。

当時はハイレゾにもアナログそのものにもあまり興味はなかったのですが、そのままファイルにできるというところがいいなと思って購入、

たまにCD化されてないレコードをファイルにしてiTunesに送っていました。

 

今回「宇宙図書館」と「深海の街」のLPからハイレゾ作ってCDと聴き比べようとしたのですが、LPのほうがどう聴いてもキーが高い。

ネット調べるとPS-HX500が出た当時にいくつかクレーム書き込みがあって、どうも回転数が速いとのこと。

しかもオフィシャルにはユーザは回転速度調整ができなくて、もちろん取説にも調整方法は書かれていない、

調整ねじはUIとしてはあるにはあるけど本体の裏にあって、聴きながら調整ができないとのこと。

これ個体差とか経年とかじゃないなら、10年後に言っても仕方ないですがいい加減にしろよ!!!と思います。

そんなにたくさんではないですが、いままで録音したものも録り直しかと思うとうんざりしますね。。。

 

調整するにも何か測定手段が無いといけないのですが、ストロボと縞々シートを買おうかと思ってたところに、

東洋化成が「周波数レコード」(TYO-1003, 3,000)なるものを発売してることを教えてもらいました。

これは1kHzとか基準となる純音(サイン波)やノイズを収録したLPでこれを再生して出音を測定すれば、

どのくらいPS-HX500が速く回転してるかがわかり、調整もできるわけです。

回転数見るスマホアプリもあるようですが、結局このアプリが正しいかどうか確かめるためにこのレコード買うなと()

あの東洋化成ですから1kHz1kHzで刻まれていると信用していいでしょうと。

測定は別にシビアなものではなく純音トラックのハイレゾWAV作ってSoundEngineで周波数領域を出して何Hzで再生されているかを見ています。

マウスでピーク当たってるだけですが、レコードの場合はピーク自体がある程度フラフラするのでそれでいいかという感じ。

 

コンピュータ が含まれている画像

自動的に生成された説明

上図は周波数表示したときのピークの様子。7kHzにピークが立っている。14kHzに立ってるのは歪み。

 

で、調べてみるとやはり下表のような結果に。

 

@

 

A

B=A/@

C=Av(B)

D=33.33*(C-1)

E

F=C-E/C

周波数レコード
収録の周波数
(kHz)

 

PS-HX500
再生周波数
(kHz)

何倍高いか

平均

オーバー回転数
(
回転)

演奏時間
(sec)

何秒短いか
(sec)

15

 

15.27

1.02

1.02

0.82

60

1.4

10

 

10.24

1.02

 

 

120

2.9

9

 

9.30

1.03

 

 

180

4.3

8

 

8.20

1.03

 

 

240

5.8

7

 

7.20

1.03

 

 

300

7.2

6

 

6.15

1.03

 

 

360

8.7

5

 

5.12

1.02

 

 

 

 

4

 

4.08

1.02

 

 

 

 

 

@がレコードに収録されている周波数、Aが再生された周波数。Aを見るとやはり@より高い。

BCに書いてますがだいたい元より2%くらい高く再生されてしまっています。

この2%って数値だけだとたいしたことなさそうですが、Dの回転数を見ると本来より0.82回転(1回転)も多く回っています。

Eは測定値ではなく、この時間の演奏が何秒早く終わるのかをFに書いています。例えば300sec(5)の曲では7秒も早く終わってしまう。

 

45回転の場合はより酷い。(ちなみに「宇宙図書館」「深海の街」は45回転)

 

@

@'

=@*45/33.33..

A

B=A/@

C=Av(B)

D=45*(C-1)

E

F=C-E/C

周波数レコード
収録の周波数
(kHz)

45回転換算
(kHz)

PS-HX500
再生周波数
(kHz)

何倍高いか

平均

オーバー回転数
(
回転)

演奏時間
(sec)

何秒短いか
(sec)

15

20.25

20.90

1.03

1.03

1.38

60

1.8

10

13.50

13.90

1.03

 

 

120

3.6

9

12.15

12.50

1.03

 

 

180

5.4

8

10.80

11.16

1.03

 

 

240

7.1

7

9.45

9.76

1.03

 

 

300

8.9

6

8.10

8.28

1.02

 

 

360

10.7

5

6.75

7.00

1.04

 

 

 

 

4

5.40

5.56

1.03

 

 

 

 

 

Dを見ると1分間に1回転以上多く回っています。これ聴感上、明らかな違和感はないけど、妙にユーミン軽快だなぁという感じ()

もし気づけずにいたなら「これがレコードの音の良さかぁ」とか思っていたかもしれません()

ただし、CDと聴き比べると私でも明らかにキーが高いことが分かりますし、絶対音感がある方なら単体でも気づくでしょうね。

違和感あるのはテンポの速度の違いよりも、楽器の響きがもう全然違って聴こえるところでしょうね。

というわけで本当に回転が速いことがわかったので、裏からセイミツ突っ込んで回しつつ聴きつつしながら調整しなければなりません。

めんどくせぇ・・・、このPS-HX500、雑誌の評判は良かったし、なんかいろいろ賞も取ってるはずなのに、、

やはりオーディオ雑誌や評論家やレコード会社、エンジニアやアーティストの評というのはあてにならんなと思いました。

まぁ彼らは製品やレコードの宣伝をしてるわけですから良い所があるなら良い所のほうだけを書いてあげるのが仕事でしょう。

 

東洋化成の周波数レコードには純音の他にもテスト用の音源がいろいろ入っていて、様々なことがわかります。

これを聴くとアナログレコードとそのピックアップの仕組みがなかなかセンシティブで突き詰める余地が沢山あるなと思います。

例えば、L/Rの左右差。PS-HX500はだいたい1dBくらいLchを大きくピックしてしまうようです。

ただ、私はステレオ音源なら1dBだと全く差がわからないです。

次にクロストーク。これはLchRch双方に双方の音が漏れるというもの。

このレコードにはLchにだけ信号が収録されているトラックがあるのですが、再生してみるとRchにもだいたいL/R=14dB差くらいで信号が漏れてます。

逆も同じくらい。ただこれはこのLRの滲みがレコードの音らしさと言う人もいるので、一概に悪いことではないのかもしれません。

それから隣の溝へのリーキング。本来刻みたい音を”S”としたとき、Sを前の溝で拾って、Sを過ぎた後、次の溝でも拾って、

合計3回聴こえちゃうというやつです。もちろん前後のSは小さな音です。

前後の溝で拾うSの音を”N”としたとき、S/N=40dBくらいで拾っています。S75dBsplで聴くとしたらN35dBsplくらい聴こえることになります。

ヘッドフォンだと小さい音とは言え、確実に聴こえます。(・・・さすがにこれはこのレコード側の問題かな)

ちなみにユーミン界のレア盤のひとつ霜和夫さんの「逢いたい気持ち」の見本盤はイントロでこのリークが発生してる盤があります。

ただでさえレア盤なのにやめてほしい。。。不思議とリークの無い見本盤もあるので、カッティングし直したのかもしれません。

それからこれもプレーヤーの良し悪しの一つかもしれませんが、プレーヤーのふたを閉める音も結構な大きさで拾われています。

ピックアップはほぼほぼマイクと同じ仕組みなので、些細な振動も拾い、結局それは音として出力されます。

針を置いた後は、つい、ふたを閉めたくなりますが、録音する場合は閉めないほうが良いのかもしれません。

 

こういうのを確かめてしまうと「レコードってそんな真面目に、神経質に聴いてもしょうがないよな」という気もしますし、

もっと良いプレーヤー、もっと良いピックアップ、もっと良い部屋、もっと良い・・・となる気持ちもわかる気がします。

あと、オカルトが入る余地もたっぷりありますね()

 

PS-HX500が出荷時からこうだったなら明らかに問題ですが、まぁちゃんと調整しないとちゃんと鳴らないところがアナログだなと思いました。

昔々はこういうことが当たり前なら(少なくともオペレートにおいては)皆オーディオリテラシーが高かったんだろうなと思いました。

 

 

   

● 407日 管理人

 

ディスクユニオンが「ひこうき雲」の買い取り価格一覧というのを出しています。

これよく出来ていて、帯付きのジャケが増が大きさ揃えて一覧になっています。これ500円ポスターとかで売ってもよさそう()

画像を貼りたいのですが、無断転載禁止とのことなのでURLだけ貼っておきます(店の宣伝にはなるので良い気もしますが・・・)。

[高価買取] 新宿3店舗限定『荒井由実 / ひこうき雲 レコード・CD高価買取リスト』|diskunion.net

画像: https://livedoor.blogimg.jp/diskunion_ds23/imgs/f/6/f6339f0c.jpg   

こういう図鑑的な物欲しいですが、オフィシャルはまずやらないでしょうね。

 

結構高く買い取っているのに驚きましたが、シティポップやレコードが人気が続いてるようで、価格もどんどん上がってるようですね。

90年代はこういった業者が価格を決めていたところがありましたが、ネット&ヤフオクの登場で一気に市場が崩壊、

00年代は本当に価格暴落していたのですが(私は「ALFA」ジャケはこの時期に35千円くらいで買いました)、

今また、業者が旗ふって価格を決めて、個人売買もそれを参考値にする時期が来てるのかもしれません。

90831万円近いというのは、売るとき2万円とかにする感じでしょうか。ALFAジャケは別としても通常盤はそこまでレア感ない気もします。

35XA-12千円にもびっくり!たしかに帯がキレイな状態のものは見ませんが、盤自体はヤフオクにもメルカリにもちょいちょい出てますよね。

ユーミンブランド入れた5枚セットなら1万円超えても買いかなとか思っていたのですが、私の価格感はぜんぜん甘いというか古いのかもしれませんね。

それから、32XA-より、93年とか94年のもののほうがレアな気はします。32XA-はちょうど第3次ブームの時ですし。

93年版は記録上は実質1年しか売られてないですからね。

・・・いやぁこれ、改めて見るとなんだか迷惑な一覧ですね() 

まぁ元気な現役選手が行けるときに価格つり上げとかないと業界としては廃れるばかりなんでしょうけど。

 

こちらでも紹介していますが「ひこうき雲」はリパッケージ的な物はジブリコラボの1企画しかないわりに、

本当にたくさんの種類があって集めたり音を聴き比べたりする楽しみもありますね。

まぁCDはアルファの事情で、無駄にたくさんできてしまった感はありますが。。。

 

「ひこうき雲」は話題に欠かないというか、色んなコレクター的切り口のトピックがあります。

アルバムページに採用するにはちょっとなぁというふわっとしたトピックを集めてみました。

 

■ ジャケット

アルファジャケットは今では有名ですが、ネットが始まる前はちょっとした伝説の神話的なジャケットでした。

私は中学生だったのでほとんど情報交換する相手がいなかったという事もありますが

(当時はするとしたら、チケットを並びに行ったときに大人ファンに聞くか、文通するしかなかった。

あとは、通販系のレコード屋さんに電話して長々と話すくらいでしょうか、電話代が高くなって怒られましたけど)、

シングル「きっと言える」の初期盤のジャケ裏に小さく載ってるので、もしかしたらそういうのがあるのかもと思い始めて

96年のレコードコレクターズにジャケットがでかでかと載って、それであることが確定した感じです。

クレームがあったり誤植があったりと、このわざとじゃない事情でレアジャケットができてしまったというのが良いですね。

コレクター的には収集する正当性があるというか、そそられるものがあります。

逆にそそられない、面倒くさいのがジブリとの40周年記念盤的な物。出れば買うけど、こういうの出さないでほしいです。。。

下のほうに書きましたが、実はこのジブリ盤には中国にかなり良くできた違●コピーCDサイズ盤があって、

こういうのはダメですが最近はやりのミニチュア版っぽくて面白いですね、よくやった感はありました。

あとは〇〇版というところでもう一つ、ディスクユニオンの一覧にはないのですが79年の荒井由実BOXというのがあって、

そこに入っていた「ひこうき雲」はジャケットの紙がつるんとしていて、歌詞カードも2つ折り4ページに纏められた簡易版という感じ。

これも企画的にはなんの面白味もないのですが、こういう簡易版的なコンバートの仕方が面白いなと思います。

不思議ですが、この79BOXは箱に入ってるにも関わらず見るものはほとんどカビだらけなんですよね。

カビがつきやすい紙質とか風通しが悪くなるからとかでしょうか。キレイな物は希少かもしれません。

また、これも下のほうに書いたので詳しくは省きますが、現行品のジャケットがちょっとダメ感あるのは次の生産時に直してほしいですねぇ。

00年に出た時は、今までで一番ベストだったので元に戻してほしいです。邦楽史上の重要盤ですよ。。。

 

■ メディア

発売から50年以上なんでメディアも一通り網羅してる感じです。

面白いのは8トラで、「恋のスーパーパラシューター」が分断されて収録されています。

実は私はこれは聴いたことが無くて人づてに聞いた情報ですがFI/FOになってるとか。

今では考えられない失礼な処理の仕方ですが、実際のところどうなのか音を聴いてみたいですね。

ちなみに8トラはカーステとかカラオケとかでよく使われていたテープメディアで、1方向にエンドレスで回り続ける構造でした。

テープが8トラックに分かれていて、ステレオは2トラック使うので、合計4トラック収録できる。

それでSide ADまであり、これらが併走する形になるのでバチバチ切り替えができたようです。

ユーミンは「紅雀」まで出してたようですが、収録曲順を知りたいなと思っています。

(「14番目の月」や「アルバム」は旧譜入れたり重複させたりして無理やり12曲にしていました。

 レコード会社にもよるのですが、東芝EMIは目録にLPの曲順しか載せてないんですよね。ご存じの方いらっしゃったらぜひ教えてください)

意外と、年配の方に訊いても8トラ自体を憶えてらっしゃる方が少ない気がするので、民生用としては早くに廃れていたメディアなのかもしれませんね。

変わったものとしては89年のゴールドCD。これは恐らくこの頃の流行だったんでしょうね。“アルミの代わりに金を蒸着させたら音がいい” みたいな。

CDの仕組みを知っていたらほとんど変わらないとは思うのですが、、、それもあってかユーミンの場合は新たにマスタリングされています。

1曲目の「ひこうき雲」に至ってはミックスも変えていて、これは本当に謎ですね。

ユーミンミュージアムに展示されていたマルチテープ見ると、この曲だけドルビーなしになっていて、

せっかく音の良いと謳うゴールドCDなんだからヒスノイズ低減したミックス作りなおすかとなったのかもしれません(真実は知りませんが)。

 もう一つ謎があるメディアとしては05年の配信。なぜか荒井由実楽曲だけ配信が始まりましたが、特に「配信開始」以外の企画の説明はありませんでした。

たしかiTouchは出てましたが、iTunes Music Store上陸前で、日本の配信業界はSONYが今もありますがMORAで先行していたような。

SONY00年頭あたりからMD用のストレージとしてSonic Stageというソフトを展開していて、そこに配信ストア機能を付加した感じでしょうか。

MDはカセットテープに完全にとってかわりましたし、私もその5年でSonic Stageの一大ライブラリーを築いていましたが、

iPadがそのライブラリーを放棄させるくらい魅力的で、今やiTunesから逃れられなくなっていますね()

ちなみにユーミンが触れてないメディアとしてはこのMDがあります。もしかしたら東芝EMIMDのリリースをしていなかったのかもしれませんが、

あったらかわいいミニチュアになっていたんだろうなと思います。「ノイエムジーク」あたりはMDがあっても良かったかも。

ちなみに昔々だとオープンリールでレコードが出ることもあったようですが、さすがにユーミンはなかったようです。

邦楽ポピュラー系だとCBS SONYから吉田拓郎さんの「元気です」が出ていたくらいだったようですね。

 

■ 音質

以前CDのみにはなりますがマスタリングの聴きくらべをしました。やはりそれぞれに違いがあり、マスタリングの重要性に気付けて良い体験でした。

私はプラシーボ的に良いとか悪いとか言うのが嫌なこともあって、こうやって連続的に聴くとちゃんと違いが分かって面白かったです。

ユーミン万歳!もLPが出るという事で、LPCDや配信の聴き比べもしたいなぁと思っています。

 

まだいろいろとあるのですが、長くなったのでここまでにしておきます。

 

 

 

 

● 320日 管理人

 

屋内, 座る, テーブル, 小さい が含まれている画像

自動的に生成された説明

 

アケイシャツアーの3Dをブラッシュアップしました。

円形のトラスが斜めに傾いたり回ったりというのがすごかったセットでしたが、こういう業界では吊りモノを傾けるというのはなかなかの御法度のようです。

想像するにですが、傾けてしまうと「安定している」という状態の定義がしにくくなるんでしょうね。

「安全/安全でない」の判断は恐らく何らかの物理的な数値で定義して、これをモニターしながらこの数値を超えたらヤバいというふうにするのではないかと

思うのですが、傾けた時点でそれが相当難しくなるのではないかと思います。しかもこのセットの場合その難しい状態が、動くんですよね。。。

このセットがどれだけヤバいかというのを素人なりに考えてみました(全部想像なので実際にこうしていたかはわかりません)。

 

 

ダイアグラム

自動的に生成された説明

 

このセットは恐らくですが、図1-1のようにどこか上部にウインチ(ワイヤー巻く機械)があってワイヤーでリングトラスを吊っているのではないかと思います。少なくとも面を吊るには3点で吊らないといけないですし、制御のことを考え達場合吊る場所が増えると複雑になるので、3点だったのではないかと思います(このことから上部のY字トラス上にウインチがあるのかもしれません)

1-2は仮にリングトラスが水平のままずっと動かないとしたときのワイヤーの長さの時間変化を表したグラフです。ワイヤーは3本ともずっと同じ長さです。一番上のラインがウインチのある位置(0)です。

 

ダイアグラム が含まれている画像

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2-1のように傾くと3本のワイヤーの長さが違ってきます。赤いワイヤーAで吊られた位置でリングが一番低くなるとすると、赤いワイヤーAは一番長くなります。このとき、他の2本のワイヤーはAより短いのですが、同じ長さでなければなりません。例えば緑のCが少しでも青Bより長いと、リングの一番低い場所がAから少しC側に移動してしまいます。つまり意図通りリングを傾けようとすると、3本のワイヤーの長さをきっちり制御できないといけないわけです。Aの位置が一番低いつもりで、実はそうでないとなると誰かの頭にリングがあたってしまうかもしれません。あとはリングの上や下には照明装置はじめいろいろと取り付けられていて、基本的にこれらには重力によってリングを滑る向きに力が働くのでリングの傾きだけでなく、それらも考慮しなければなりません。とりわけ図の状態では赤いAのワイヤーやウインチには、最も負荷がかかりますが、どうかかるのか計算するのが難しそう・・・もうこの時点で、どういう状態が正常で、どうなったら異常なのか判断するのが難しそうですね。図2-2は傾いたまま動かないとしたときの時間変化です。ワイヤーの長さも負荷も違いはあれど、時間変化はないので、これさえキープできれば安全なのですが、このセットはそうはいかないんですよね。

 

 

ダイアグラム

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このセットはこっから回るんですよね、リングが傾いた状態で^^; 実際には図3のようにウインチやワイヤーを含めた全体が回転するのではなく、図4-1のようにウインチやワイヤーの水平位置はそのままでワイヤーの長さを変えて回ったように見せていました。これがとっても難しそうで、3本のワイヤーの長さをそれぞれ個別に図4-2のように変化させないといけません。例えば赤いAのワイヤーだと一番短いときがあって、だんだん長くなって一番長いときがあって、今度はだんだん短くしてゆく。これを波状に変化させるわけです。BCのワイヤーもAとは別のタイミング(位相で言うと120度ズレた状態で)でこれを繰り返します。上にも書きましたが、1本でも長さが違うとリングが意図した高さに来なくなるので、3本とも長さをしっかり制御しないといけない。これ制御プログラムを作るところまではわりと簡単かもしれませんが、実現はめちゃくちゃ難しいと思います。ウインチってそんなにしっかり制御できるものなのか?という点と、ワイヤーの長さが刻々変わるので各状態での負荷も刻々変わるわけで・・・一番長いときと一番短いときならまだしもその中間には3本とも中途半端な長さの時間もある。いま安全な状態なのかヤバい状態なっているのかどうやってモニターするんだろう?ということを考えると実現がめちゃくちゃ難しい要求だと思います。しかもこれが何セットかあるわけですから・・・もうこれヤベー!!という表現が一番的確な感じですね。

こういうのは演者やアイディア出す側はあんまり気にしてないかもしれませんが、実現する側は大変に恐ろしかったと思います。初日前は神主さんがセットの上に来られて安全祈願されるそうですが、きっとスタッフの方々は形だけでなく真剣に無事をお祈りされていたのではないかと想像します。

 

建物, 男, ラケット, スポーツゲーム が含まれている画像

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ちなみに下に掲載しているcsiさんからの投稿で教えていただいたのですが、

ケーブルがすごい量だったらしく、ケーブル専用のトラスがあったとか。

パンフ見てると確かにステージ上部から客席上に伸びるトラスがあって

これかな?と思ったのでモデルに入れてみました。

ケーブルまでは作っていませんが、恐らくこの上をケーブルが渡っていて、

トラスの先からPAや照明のコンソールがあるスペースに向かって

降りていたのではないかと思います。パンフにはそれっぽい写真もあります。

 

このツアー、ここまでやって(本当に上記の通りかはわかりませんが)私の満足度はどうだったかというと、正直言ってなんだか退屈なツアーでした。

もちろん、当時はここまでのことは考えてませんでしたし、リングトラスにはびっくりしましたが、このリングが使われるのは終盤の23曲なんですよね。

それ以外のシーンはほぼ何も目立ったことが起こらないというか、普通のコンサートという感じで。

最近は自分の想い出とパラレルにステージを見るみたいな見方をしてるので、今見るとまた違うかもしれませんが、

当時はユーミンのコンサートは1曲ごとに何か起こって当然という感じでひたすらステージを見てました。

それに、スユア、シャングリラ、フローズンローゼスときて、きっとハイテクコンサートに戻ってくれるはずという勝手な期待もありました。

事前に出てたマークフィッシャー氏のイラストも映画「コンタクト」とかに出てきそうな謎の宇宙装置という感じでしたし。

リングにはもちろん驚いたのですが、何だか使いこなされているというよりは「これだけ見せときゃいいでしょ」という感じがしてしまいました。

オリーブの象みたいな感じでしょうか。リング登場までの普通のライヴな雰囲気とのギャップが大きすぎた気がします。

それにどうしてもまんまワイヤーに吊られたトラスに見えるというか、なんというか裏方の物に見えてしまったところもあります

・・・ベニヤ板とか、楽屋ジャージとか、そんな感じ。 

 

リングまでに何かあったと言えば、シリンダー型のドラムスクリーンです。

これもパンフやFC会報を参考に3Dモデルを作ってみて、なかなか大変な演出だったという事がよくわかりました。

こういう演出は本当に上手くいくかはセット立てて試してみないとわからないでしょうし、実際にやってみた後もいろいろ調整が必要でしょう。

3Dモデルで作るだけでもいろいろ微調整が要るので現実はもっと大変だったろうなと思います。

でも、当時会場で見たときは・・・詰まらないと思ってしまいました。

SAVE OUR SHIPは比較的長い曲なのですが、1曲丸ごとほとんど影絵の演出が変わらずで長い長い、、

ようやっと宇宙服着て何か起こりそうだと期待して幕が上がると・・・ピアノの弾き語り(え?終わり?みたいな)。

マジックとしては弱いし、絵的な感動も薄いし、当時はストーリー性も感じなかったので拍子抜けしてしまいました。

(今はSAVE OUR SHIP PARTNERSHIP の繋ぎってこれが二人が歩んだストーリーだと思うと感慨深いものがあります。

二人の時間は永遠に漂流する命のほんの一瞬だからこそ「せめて今は強く抱いて」と歌っていた主人公が、「あなたと歩いてきた長い時間を抱きしめて」と歌っている

「それぞれの光めざし」「寂しさが打ち寄せる」と歌っていた主人公が、「どしゃ降りの中ついてゆこう」と歌っている、

今ならこういう人生の中の変化とか過去の捉え方って素敵だなぁとかいう想いに耽りながら薄目でステージを見てる感じでしょうか)

 

・・・この時期はユーミンコンサートのフェーズ移行に自分の若さがついて行けてなかったなという感じですね。

  

テーブル, ケーキ, ボート, 水 が含まれている画像

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今回、3Dを直す過程で新たに気づいたのは、スピーカーがラインアレイではなかったことです。

最初に作った3Dモデルではラインアレイにしてしまっているのですが、やけに細長いなぁというのと、

やたら数が多いなぁと思っていて、写真をよくよく見るとどうやらポイントソースを縦に並べてる感じですね。

スピーカーの型番や中身がわからないので、本当にポイントソースなのかどうかもわかりませんが、

形状からいわゆるラインアレイではないとおもいます。

ラインアレイの移行以前にいっときポイントソースを縦にスタックするという事をやってたのかもしれません。(ユーミンの場合は逗子v.15やシャングリラIもこのスタイルだったようです)。

おそらくラインアレイ効果(遠くまで均一に)狙いだとは思うのですが、

はたしてこうやったとして位相がきれいに繋がるのものなのかな?と思います。

私は音の物心(?)ついたときにはスピーカーは既にラインアレイでしたから、それ以前も移行期も知りません。

サンレコとかProSoundがラインアレイ特集をトレンド記事やヒストリー記事としてだしてるのではないかと

思ったのですが、バックナンバー見ても不思議と載ってないんですよね。

業界がどんなふうにラインアレイを受け入れていったのか興味ありますね。

 

 

 

● 312日 管理人

 

THE DACING SUN TOUR 3D

 

ダンシングサンツアーの3Dをブラッシュアップしました。

このツアーは生で見た時の記憶がビデオに上書きされてしまっていてはっきりとは思い出せません。

ユーミンのビデオは当時から生の臨場感の再現には重きを置いていないという感じで、

客席からどんなふうに見えていたんだっけ?ということでいくつかのシーンを追加しました。

ダンシングサンツアーはセンターステージの基本という感じの円形で、たいへん見やすかった印象があります。

華やかでカラオケコーナーなんかもあって、何よりユーミンがアグレッシブなのにびっくりしました。

そのころはCDで聴いているだけだったのでなんとなく大人しい人という勝手なイメージがありましたから。

私も当時恒例だったマルチスクリーンを使った映像演出が好きだったのですが、

私の世代はまだテレビがものすごく重いイメージがあったので、マルチスクリーンタワーがせりあがって来るのは迫力を感じましたね。

今のLEDスクリーンでも映像演出はいくらでもできるかもしれませんが、この重機材が動くという感じはもう味わえないのかもしれません。

わざわざ重いものを造らないでしょうし、造ったとしてもそれを見ている私たちが重いと感じられるだろうか?

と思うと、あの時代だからこその貴重な体験だったのかもしれません。

また、生意気ながら縦の使い方もすごく上手かったなと思います。

どう上手いかというのはプロではないので説明が難しいのですが、縦って下手をするとスカスカに見えてしまうんですよね。

例えば、シャングリラIIはちょっと下手してたなと思います。広大なスケートリンクの上に何もないわりに常に見通しが良い。

カゥガールツアーはセットの都合、実はもとからあまりステージ上空にスペースが無くスカスカ感が無かったように思います。

このツアーはステージ上空がわりと広いのにステージ面に目を奪われることが多く、あまり上空がどうなってるか気にならなかったように思います。

(というのはウソで、あのころはコンサート自体が物珍しくわくわくして、そもそもそんなこと気にもしてなかったと思います。。。)

 

上空使った演出で圧巻だったのがSWEET DREAMSです。ダンサーのフライングがすごくきれいで迫力もありました。

ユーミンコンサートのフライングはちょっとトンチキ感あるのも多いのですが(水平にグルグル回ったまま横に飛んで行くのとかw)、

この時は縦回転で上空のユーミンに近づいていくというのが自然かつカッコ良かったですね。センターだからこそできたという感じがします。

このシーンは作らないとなぁと思ったのですが、さすがにペラペラの人影は使えないんですよね。

あまり3Dで人は作りたくないのですが、苦肉の策という事で台形を組み合わせてテキトーに作ってみました。

こういうシーンを3Dにしようと思うと、どうしても人を造らないといけないのですが、

ということはやはりこのあたりからセットというよりは人を見せることが重要な、

シャングリラのような発想の演出がダンサーを迎えて始まっていたのだなぁと思います。

ちなみに、この3Dモデルではそこまで再現できていないのですが、フライングのオペレーションは4本のタワートラスのふもとで行われていたようです。

このふもとの四角い部分が本当は中に入れるようになっていて、そこでスタッフの方が手引きでワイヤー操作をされていたようです。

たぶん、トラスの上部に滑車か何かがあって、ダンサーの方に繋がっていたのではないかと思います。

当時のエピソードを見ると、ダンサーの方々はそれまでダンスはされていたのでしょうけど、フライングをされてたわけではなさそうなので、

本当に大変だったのだろうなと「やれます!」って言うこと自体がすごいなぁと、若さだなぁと思います。

 

また、今回改めてビデオを見るとミラー反射型のムービングライトが沢山あるのに気づきました。

この3Dモデルではドーンパープルの時のテレスキャンという機材(っぽいモデル)を流用していますが、

実際はサイバーライトというもうちょっと進化した頑丈そうな機材が使われていたようです。

どうやら私が長年バリライトだと思っていたムービングライトは実はバリライトではなく、

ほとんどはこういったミラー反射型のタイプだったのかもしれません。

(バリライトは灯体ごとぐるんと廻りますが、ミラー型は固定された灯体から光をミラーにあて反射させ、そのミラーが廻るようです。

 よく見ると、1台の機材の中に灯体からの光とミラーからの光の2つの光が見えます。)

 

 

話は変わりますが、この1か月ほどフォームが使えていなかったかもしれません。

過去からそんなに頻繁には頂かないのですが、ご不便おかけしておりましたらすみません。

おそらく今は問題なく使えていると思います。

 

 

 

  

● 228日 管理人

 

SAVE THE SNOWコンサートに行ってきました。

800人くらいの会場でユーミン見れたらいいなくらいの気持ちで申し込んだのですが、期待以上にとても良いコンサートでした!

会場は山野学苑という美容の専門学校?が持ってるホール(Charのときもそんな感じだったような)で、

ホテルバンケットくらいの大きさでしょうか、機材とか見てると本当にディナーショーとかそういう雰囲気で新鮮でした。

 

まず平原綾香さん、うまいとは聞いてたけど、もうやばいですね!

あまりレパートリーを知らないので似たようなバラードが続くように思えてしまうのですが、聴いていてもぜんぜん飽きない。

曲や音楽がどうとかじゃなくて、歌声をとにかく聴いていたいという感じです。

また、絵本の朗読を挟みながら進むのですが、平原さんの女の子、男の子、ト書きと3役の演じ分けがすごい。

最初、ト書き以外は別の声優さんが読んでるのかと思いました。

ユーミンも交代で同じように三役分読むのですが・・・全部ユーミンなんで() それで平原さんのほうも全部平原さんなんだと気づきました()

この人は歌だけの人じゃない、声表現のプロだなと思いました。

それに歌ってるときのパフォーマンスがかっこいい!

吉田美奈子さんを初めて見た時も思ったのですが、歌っているだけで別に激しく踊ったりするわけではないのですが、

聴くだけじゃない見た目の満足感がものすごくて、

・・・あれはシャングリラにも匹敵しますね。もっといろいろなタイプの歌を歌う平原さんが”見たい”なぁと思いました。

 

ユーミンのほうも平原さんとはぜんぜん歌が違うのですが、、、でもユーミンの歌には「こっちのがスタンダードよ!」という説得力がありますね。

ユーミンが歌うとユーミン中心に世界が回りだす感じがします。私がファンだからでしょうか。

今回がレアなのはたぶん音響の部分で、ああいう普通の音量でユーミンの歌を聴けるという機会はなかなかないかもしれません。

ツアーも苗場も爆音なんで、そういうところでは耳が爆音モードになってしまってる気がします。

ちょっとしたマヒ状態というか、聴覚側にもコンプがかかってしまっててそれが気持ちいい感じですかね。その代わり微妙なニュアンスはわからない。

今回は本当にバスドラがきれいに聴こえるくらいの音量で(音量だけのせいじゃないと思いますが、本当にバスドラの音がきれいで心地よかったです)、

爆音が悪いというわけではなくて(身体には悪いと思いますが)、今回は爆音とはまた別の種類の音という感じでしょうか。

ステージも飾り気はないですし、近い距離でユーミンが爆音纏わずに歌ってくれる貴重な機会だったと思います(私はもしかしたら初体験かも)。

 

絵本のストーリーも良かったです。正隆さんのこのコンサートのためのオリジナルなので厳密には絵本ではないのですが、

ああいう失った大切な世界を想うというのは切ないですね。

帝劇は正直どれもトンチキ感あってあまり泣けなかったのですが、絵のほうが抽象的なぶん感情移入しやすいのかもしれません。

子供机にあるほとんど青く塗られてる地球儀はショッキングですし、空っぽのベッドってのはやっぱ泣けますね。

 

コンサート自体はみなさん大人しく聴かれてましたが、盛り上がりはすごくて、アンコールが3回ほどありました。

2回目のコールの後だったか、ユーミンと平原さんがダウンタウンよろしく長めのフリートークやりはじめて、このあとどうなるんだろ?みたいな()

なんせ、お二人もお客さんもなかなか帰らないような熱いものを感じました。とても良いコンサートでした。

 

 

 

    

● 225日 管理人

 

カゥガールツアーの3D

カゥガールツアーの3Dをブラッシュアップしました。やりながらいろいろ想い出したことや新たな発見もあったのでいくつかを書いてみようと思います。

今でも鮮明に覚えているのが「時のないホテル」の階段が出てくるシーンです。イントロと共に起き上がりで出てくるのですが、

アリーナで見てたので、本当に突然現れるんですね。びっくりしましたし、とにかくカッコ良かったです。

なかなかアリーナの客視点からの写真や映像ってないものですが、このときのビューをどうしてももう一度見たくて作ったのが上の写真です。

私は中学生でしたが、このツアーでだいぶ脳がやられた気がします()。目的無く何度もセットの絵を描きましたしね。

この道に行かなかったのは、ユーミン以外をやれって言われても絶対ムリだろうなと・・・それぐらいやられた気がしますね()

 

今回は6モデル一気に作り直したのですが、それでも足りないくらいにこのツアーは色々なシーンがありました。

振り返ってみると、あるパターンにおける最後のツアーだったかもしれません。

このツアーまではセットが図形的にシンプルだったんですよね。複雑に見えても分解して見るとシンプルな立体が規則性を持って並んでいる感じでしょうか。

ですからそれに気づきさえすれば、わりと簡単に3Dモデルを起こせます。

セットがゴリゴリ動くのもこのツアーが最後だったように思いますが、問題なくそれをしようとすると、

図形的にシンプルで法則性が無いと造るのも動かすのも難しかったのかもしれません。

次のスユア以降はリアルなセットでよりストーリーテリングに力が入っていったように思います。

 

3D制作過程

ちなみにこんな感じで作っています。左が初期段階。このあたりでは自分でもあまり出来に期待していない。

真ん中がベースモデルが出来上がったところ。この段階では色はテキトーです。右が最後にレンダリングで色を塗ったり光を当てたりしたもの。

写真のとおり色を塗ればリアルかというとそうでもなくて、だんだんと独特な色付けノウハウが溜まってきます。

 

このセットはモデルを作ってみて尚更そう思うようになりましたが、噴火口のように真ん中に大穴が空いていて、

その上に十字のリフターが渡してあってしかもそれが回って固定されていないというところが、すごく不安感のある、落ち着かないセットだなと。。。

穴の中がどうなっているのかよくわからないのですが、一つモデルに取り込みたかったのは、内階段です。

演者やスタッフはどうもこの大穴からも出入りしていて、ただここは2m以上の高さがありますし、十字リフターも廻って来るので、

セット内部の奈落にあたるところから、どうやってステージに上って来るんだろう?と。

パンフに図面が掲載されているのでよくよく見てみると、階段らしきものが描いてあります(下図左)。

内階段を観察してみると

恐らく上図真ん中のようにセットが一部窪んでいて、そこに内側から外側に向かって登って来る階段があるのですが、

写真によってはこの窪みが全く見えないんですよね(上図右)。上図では線が出てますが、写真では線すら見えない。

誰がいつこの窪みをどうやって塞いでるんだろう?と思っていろいろ見てると、なんと下図のように奥から蓋がスライドしてきて、

窪みを塞いだ後、ちょっと上昇して周りの床と面一(同じ高さ)になるんです。ひぇー、なんと緻密でかっこいいセット!!!

内階段を観察してみると

ただ、これ思いつくのは簡単ですが、造って運用するのはけっこう大変だと思います。

まず、この機構を強度を伴ってセットに盛りこまなければなりませんし、モーターなど自動するような仕組みも入れないといけない。

動かし始めたり止めたりする為の制御機能も必要ですし、そのトリガが手動ならスイッチなどのUIも必要。

トリガが自動ならタイムコードなどからの制御を受け付ける機能の実装も必要ですが、恐らくタイムコードとハッチ制御の間には、

舞台監督に相当するプログラムが居ると思うので、そいつとのやり取りも実装しなければならない。

勝手な想像ですがこういう舞台監督プログラムって少人数でブラックに、演出の要求に合わせて継ぎ接ぎで作ってるイメージがあって、

実績もこのツアーでしかないので、まともに動くのか?情報くれるのか?という不安はありますし、

運用にあたっては仮に暗転中に止まった場合、どうやって気づくのか(アラートの実装も必要)?

大勢いる演者やスタッフに「閉まるはずの穴が開きっぱなし」ってどうやって伝えるのか?どうやって自動から手動操作に切り替えるのか?

メンテできるのか?代替品はいくつ作るか?

とか考えるとこの窪み1個(4か所ありますが)塞ぐにしてはあまりにリスクが高すぎるだろうと思ってしまいます。

毎公演このリスクがついてくるわけですし、もう常に開きっぱなしで「みんな気を付けて」としたほうが結果的に安全ではないかと。

3Dモデルはほんの一部をPCの中で都合よく再現しているだけではありますが、ステージ制作の大変さが少しですがわかるような気がします。

こういうものを一個一個対応して、すべてをまともに安全に動かすというのは相当大変だと思います。

 

もうすぐ30年前のことになってしまうわけですが、カゥガールツアーって面白いなぁと改めて思いました。

 

 

   

● 29日 管理人

 

苗場が始まっていますね。次から次からユーミンチームは本当にすごいです。ちなみに私は明日の中継が初見です。

最近、当サイトについては改めてゴトを2つやってまして、一つは3Dステージのブラッシュアップ、もう一つはリマスタリングの聴き比べです。

 

3Dステージは2周目という感じで、ツアーのモデルに照明を入れてみています。

 

文字が書かれた軒先

低い精度で自動的に生成された説明

テーブル, 屋内, 座る, ガラス が含まれている画像

自動的に生成された説明

屋内, 部屋, 再生, ゲーム が含まれている画像

自動的に生成された説明

 

限界はありますが、だんだんそれっぽく作れるようになってきたかな?という感じです。

私は照明のことはほとんど知らないので業界でどうとらえられているのかはわかりませんが

作っていて思うのは照明には大雑把に2種類あって、光線自体を見せたい電飾的な使い方と、床や背面に色を塗るためのものがあるように思います。

前者は円錐を作って再現し、後者は直接作るのが難しいので床や背面を光らせています。

面白いのが例えばテレスキャンという機材を知ったとたん、何十回見たビデオの中に今まで全く気付かなかったテレスキャンが沢山見え始めるところです。

 

マスタリングについては18年、19年のリマスタリングの音が良いので、配信から5年たちましたが、今になってコツコツ聴き比べるようになりました。

配信音源のページの下部にこれはと思う曲の聴き比べレポートを追記していく予定です。

下図は「やさしさに包まれたなら」の音源系譜を想像で書いたもので、Cがマスタリング(プリ・マスタリング)の段階にあたります。

(あくまで想像なので本当にこうなっているかどうかは分かりません)

グラフィカル ユーザー インターフェイス が含まれている画像

自動的に生成された説明

 

マスタリングは収録アイテムが増えると結果的にものすごくたくさんのバージョンがつくられることになるのでキリがないところもあるのですが、

中には99年のCD再発や、1819年の配信の時のように音質向上を主目的としたものがあります。

この1819年のリマスタリングが音があまりに良いので、なぜオリジナルに対して良いと感じるのか比較してみたくなりました。

もちろん「良くなってる気がする」というのでも楽しみ方としてはOKなのですが、私は自信がどこがどう良くなったと感じているのか知りたいんですよね。

ただリマスタリングの場合はリミックスとは違い、定位は同じなので違いを突き止めるのはなかなか難しい。

 

テーブル

中程度の精度で自動的に生成された説明

 

そこで、ちょっと作品に対して失礼な気もするのですが、2つのマスタリングを10秒ごとに切り刻んで変わりばんこに繋げて聴き比べています。

1曲がシームレスに流れるのですが、そのなかで2つのマスタリングがころころ変わり、その違和感から違いを認識するという感じです。

これがなかなか面白くて、やっているとオリジナルとリマスタリングの違いだけではなく、

改めて時代ごとにオリジナルの音のつくりがいろいろと違うのと、それによってリマスタリングの効き具合が違うことがわかります。

 

 

3Dのブラッシュアップにしろ、聴き比べにしろ、こういう事をやっているといつまでも終わらないのですが、

いつまでも終わらない情報量があるのがユーミンのすごさ、ユーミン推し活の愉しさのひとつかもしれませんね。

幸せなことです。

 

 

 

  

● 129日 管理人

 

JOURNEYツアーがWOWOWで放送されました。

さすがの情報量というか、私は15公演見ましたがそれでもビデオで見ない限り全部は把握できないですね。

またドローンっぽい映像も多用されていて、こういうのも客席からは絶対に見れないので面白いですね。

こういうのを映像で残していただけることは本当に有難いです。

 

ただ、ライヴビデオとしてのつくりはイマイチだなぁというのが正直なところ。

コマ数が多すぎてじっくり見れないんですよね、良い席で見た時のコンサートの臨場感を味わえるシーンがほとんど無いという感じ。

顔の前で色んな写真をパッパパッパ見せられる感じでしょうか。空間認識しづらいんですよね。

ちょっとラフにタイマーアプリで数えてみましたが、割と曲調がゆっくりしていて演出もビジーでない「心のまま」でカット数が135140くらい。

「心のまま」を300秒とすると約2/カットで映像が切り替わります。長めのカットは10秒以上が2カット、510秒が7カットくらい。

(いろいろ激しい「WANDERERS」の場合は約300秒の間に約270カット、1カット/秒という感じですね。もう速すぎて数えられない。。)

見どころの多いユーミンコンサートとはいえ、会場ではもうちょっとじっくり目に見てると思うんですよね。

大型ビルの監視カメラくらい速く切り替わっていてそりゃ忙しいわという気がします。。。

それから色味が、、、青緑感が足らないというか青すぎる気がするのと、黒が濃すぎるような気がします。

まぁこれは家のテレビのせいかもしれませんし、私の目の問題かもしれませんが・・・。

 

ユーミンに限らずですが、ライヴビデオをどう作るかってやはり今も難しいことだと思います。

肉眼で見るパノラマ感・・・肉眼の場合、視野そのものの広さもありますが、首を動かして見た画を脳で一つの画として認識しているようなところがあり、

これに対し、ビデオは平面的な画角に納まっていないといけない。この穴埋めはゆっくりと動くパン映像だと思うのですが、

JOURNEY WOWOW(と思いたい)の場合は、あんまり肉眼っぽいパン映像がないんですよね。

10秒くらいの映像はあるのですが、ドローンだったり、パンではなく被写体の周りを回り込むような(逆パン?映像用語はわかりませんが)映像が多い感じ。

あとは広角レンズによる画もあるのですが、あれは撮れてる範囲は広いですが、画が肉眼には程遠いのでまったくパノラマ感は出ないんですよね。

 

それからアクロバットも、スローにするのは瞬間の美しさを見せるのにはいいのですが、もうちょっとそれ以外の方法ってないのかな?と思います。

と、言うのも、これはパフォーマーの方々には申し訳ないですが、やはりあの広さやセットの中で地上系のアクロバット見ても正直、

小さすぎて良くわからないんですよね。ラートとかもけっこう新しい技だったようですが、遠くでゆーっくり回ってる感じで。。。

なので、ビデオというのはあの場で行われていたアクロバットの凄さ、迫力を伝えるには良いチャンスだと思うのです。

このへんは今K-POPのカメラワークって本当にすごくて、特に個人と群舞をどう撮っていくかというところにおいて、本当に見ていて飽きさせない。

K-POPでなくてもパフォーマンス撮りという専門分野がありそうな気もするので、一度その界隈と組んでみてほしいですね。

 

音のほうは、モンクではなく一度こういうのを収録してほしいなと思うのは、会場でのバイノーラル録音、完全AirMIXほぼ録りっぱなし!みたいなのです。

会場で聴いてる音は、恐らくホームオーディオとしては無茶苦茶な音で、あれがそのまま家のオーディオから出てきたら、そうとう粗野な感じがすると思います。

だからこそ後からホームオーディオに相応しい音にするために、わざわざ電気ミックスしなきゃいけないんだろうなと思うのですが、

オーディオ的に満足でも、会場の臨場感は全くないんですよね。会場で聴く音とは全然違う。

それにユーミンの場合は、どうしてもライヴの歌声を素材にそういうスタジオ的というかキレイな音作りをしたときにヴォーカルの弱さがが目立ってしまう。

会場では(あくまで音を聴いての想像ですが)、おそらく相当コンプで叩いてから持ち上げてるのではないかと思います。

よくユーミンが「パ」とか「タ」とか発音するときに「ボコッ!」ってスピーカー飛んだんじゃないかと思うような音がしていたのですが、

あぁ、コンプにぶつかってんだろうなって(でもこれツアー前半にはよくあったのですが、後半では少なくなっていました)。

これも恐らくスタジオ物ではあり得ない音ですが、そのぶん猪木のビンタみたいな()迫力ある歌声になっているので、それを収録してほしいんですよね。

まぁホームオーディオじゃ出せる音量と低域には限界があるので結局は満足できるものにはならないのかもしれませんが、

サブトラックで良いので、ヘッドフォン用天然空間情報満載のAirMIX聴いてみたいです。

 

ビデオ自体が未だに平面画面から抜け出せないので(VRみたいなものが結局普及しない)ので仕方ない気もしますが、

ユーミンのはこの15年くらい画質的なアップデートはあっても演出的にはマンネリ感ありますねぇ。。

たとえ平面でも、来場者が感じることに着目すれば、ライヴビデオって本当はまだいろいろ面白いと思える作り方がありそうな気がします。

・・・ってVHS時代から考えたらずいぶん贅沢な話ですが。。。

 

 

 

 

● 119日 管理人

 

ユーミン、お誕生日おめでとうございます。

 

今年の119日はユーミン70歳で特別な感じがしますが、なんと、中島みゆきさんのツアー初日という事で東京国際フォーラムへ行ってきました。

(別にここはみゆきさんのファンサイトじゃないのでネタバレしてもいいかとも思うのですが、

サイトじゃないからこそ気を付けないといけな気もしますので、曲名のネタバレは無しでいきます。私のように両方のファンだという方もいらっしゃいますし。)

 

今回は、4年ぶりのコンサートですが、いろいろといわくつきで、ひとつは前回のツアーがほぼ日程の前のほうでコロナで中止になってしまった事でしょうか。

そのツアー、私はフェス初日に行けたのですが、MCでみゆきさん本人から「明日から中止です」って告げられて、なんでも早く見ておくもんだと思いましたね。

もともとラストツアーということだったのですが、それ以降、音沙汰なく、週刊誌が引退説出してきたりで、かなり心配していました。

昨年、オリジナルアルバムが出て安心はしてましたが、ようやくコンサートという、みゆきファンとしては「心配しましたよぉ〜、待ちましたよぉ〜、」という

感極まるもののある初日でした。

それから厳密にはツアーではなく「歌会」という新しいスタイルで、東京と大阪のみの16公演、5月までありますが、だいたい1か月に4公演ずつくらいの開催です。

チケット代は¥16,500と高額ですが、私はもうスタイルも価格も何でもいいので、やってくださるなら行きます!って感じですね。

 

ネタバレしないようにはしますが、、、

もう健在も、健在!という感じで何も変わらないみゆきさんがいましたね。

もちろんCDのように、昔のように、スコーンと声が出ないところがあったりはしますが、なんせ2月で72歳ですから。

でもキャラ的に老け込んだ様子もなく、それこそオールナイトやお時間拝借の雰囲気のままです。

途中、ユーミンの苗場40分メドレー張りの頑張りもあり、本当に遠目には何も変わらないという感じがしました。

これは必要なネタバレかと思うので書きますが、今回もお便りコーナーがあるので、応募される方は早めに会場に行かれたほうが良いと思います。

それからこれは内容とは関係ないですし、どのくらい気にされてる方がいらっしゃるかわかりませんが、「世界が違って見える日」のLPジャケットがE式でした。

高くなってもいいから「相聞」までと同じA式で作ってくれよ〜ってことで私は購入見送りました。

 

東京国際フォーラムAは実は2回目なのですが、改めてコンサートホールとして見るとですが、異様な大きさですね。

形はホールなのに異様に大きい。最後尾はジャーニーのアリーナ席よりも遠いかもしれません。・・・あまりここでは見たくないなと思いました。

あの広い会場でお客さんが大人しく座ってコンサートを聴いているのもなんだか少し珍しい感じもして、

かつて90年代にみゆきさんが城ホールと横浜アリーナでやったのですが、きっとこんな光景だったのかなぁと()

見た目がキレイで格好いい空間ですし、椅子なんかが広いところはいいですね。

それからこれはユーミンファンにとっては今更かもしれませんが、ロビー床が電飾フロアですね!!

私は世代的に実物を見たことが無いので、ちょっとテンション上がりました。

 

ひとつ残念だったのは音響がめちゃめちゃ悪い!

これは会場のせいとかではなく、おそらく持ち込みの設備やそのエンジニアリングのせいだと思います。

ヴォーカル突っ込み過ぎで歪んでるというか、もうアンプかスピーカーがちょっとこれ制御しきれんわぁ...って感じになってる気がします。

みゆきさんの張った声が、スピーカーの悲鳴に聴こえてしまう。

ここぞという盛り上がりに仕掛けとしてそういう音を出すならいいのですが、メリハリなくみゆきさんが声張るところは全部そんな感じで耳障りなんですよね。

そのくせリズムの音はしょぼいので、そもそもあの広い会場に対してスピーカーが足りてないんじゃないかとすら思います。

足りてないところに音量稼ぐために無理やり突っ込んでる感じ。せっかくのコンサートなのに勿体なさすぎですね。

私はコンサートSRのシステムデザイナーやオペレータではないので、何が悪くてどう改善しろということはわからないのですが、

貴重な機会に懸けるファンとして、「悪い!なんとか良くしてくれ!」と言いたいです。まだまだ公演はあるので。

 

 

私がみゆきファンになったきっかけはユーミンのおかげというか、「どうも2大女王と呼ばれるライバル歌手がいるらしい」と聞きつけて、

そうしたらちょうどドラマ主題歌だった「浅い眠り」がヒットしはじめて、そのまま好きになりました。

この2大女王が今も健在というのは本当に有難すぎますね!!

ユーミン同様、行ける限り行きたいと思っています。

 

 

 

 

2023

  

● 1229日 管理人

 

ばたばたと名古屋ラス前&ラス日に行ってまいりました。

日本ガイシホールに行くのはなんとスユア以来25数年ぶり、あの時も千秋楽でした。当時はレインボーホールと呼んでましたね。

 

名古屋は直前に注釈席の追加発売やこの公演のみのA席の発売がありましたが、そのためか2日間ともスタンド席は全席販売対象になっていたようです。

つまり柱の方向にある席も船主側船尾側含めすべてお客さんが座っていました。

 

ラス前はスタンド上のほうで席は悪くなかったのですが、近くにやたらと叫ぶ方がいて、ちょっとB席くらいの感じでしたね(呆)

きほん、叫ぼうが歌おうが踊ろうが各自の自由で、それ見てまた楽しく思うのがライヴの醍醐味ですが、ちょっとこの方にはシラケてしまいましたね。

シラケる原因としては、ユーミンのパフォーマンスや周りのお客さんの様子と、その方の叫び方や、なんというか”間”が合ってないんですよね。

コンサートのノリはやはり自分と演者とそれから周りのお客さん達との3者で成り立ってるものだと思うのですが、

その方には自分の世界しかない。だから他の2者との間が取れず、ワンパターンにワーワーワーワー叫ばれてる感じで、

ご本人はユーミンのため盛り上げてるつもりでも、周りの十数人はそのせいでシラケるので結局トータルで盛り下げてしまってる気がしました。

立っているとよく後ろから「座ってくれ」と言われる方がいらっしゃる一方で、「そんなこと言われたことない」という方もいらっしゃいます。

良く言われる方は、やはりステージと周りのお客さんとの間が上手く取れていないんだろうなと思います。だって毎度別の方から言われるわけですからね。

ただ、こういうのはどうしても得手不得手あるので自分で気づいて上手く振舞うというのは、なかなか難しいですけどね。。。

 

打って変わって最終日は譲っていただいた席が長辺側のスタンド2列目!まるでビデオを見てるかのような近さで前に遮るものは無し、もちろん迷惑な方もおらずで、

サイコーの千秋楽でした!!本当にチケット譲っていただいた方に感謝感謝です。

 

今回はゲネプロと千秋楽、最初と最後に参加できた実は初めてのツアーになりました。また15公演も見たのも初めてです。

こんなに見てしまったのも、セットや演出の見え方が場所により様々だったのと、2公演ずつの時期分散型スケジュールだったからでしょうね。

それからやはり内容がとてもよかったです。ユーミンコンサートはもういろんなことをやりつくしているし、我々も見つくしてしまってるところがあります。

ベスト的なツアーももうやったし、じゃぁ何やるか?というところで、

51年目への出発、改めてのユーミン宣言のような今一番尖ったことを表現したツアーだったと思います。

私自身、老いも感じ始めるし自分の可能性にいろいろ限界が見えるような気がする年頃なこともあってか、今回のツアーはとても感じどころの多い内容でした。

苦しい新米の時期があって、波に乗れる時があって、なのにまた今までにない困難と不安に巻き込まれる。

それでも新米の船乗りのようでありたいというユーミンに、叱られているような励まされているようなそんな気持ちになるツアーでした。

きっちりやり遂げるユーミンはすごいです。ここまでやってくれるユーミンとそれを支えてくださった方々に本当に感謝します。

「これからも続けるために、ありとあらゆる努力をします」・・・すごい人を好きになったんだなぁと改めて思いました。

 

最後に小ネタですが、今回はパンフの更新がありませんでした。写真が本番のではないので差し替えるだろうなと思っていたのですが。。。

厳密には、どの公演から変わったのかはわかりませんが、クレジットに原さんと鳥山さんが追加されています。たった2行の違いですがver.2ですね。

他に違いを見つけられたら、ぜひ知らせてください。

 

 

  

● 1220日〜23日 管理人

 

乾杯!!フラゲして早速聴いています。ユーミンがラジオでポツポツ紹介しているときはあまりピンとこなかったのですが、

纏めて聴くと本当に色んなスタイルがあって楽しいアルバムですね。ちょうど、何年か前のユーミン♡桑くんが話題になった紅白の感じ、、

YOSHIKI・サラブライトマンのあとカットが変わってお源さんみたいな、そんな思い思いにやってみたいことを持ち寄った楽しさがあります。

ちょっと継ぎ足し継ぎ足しで感想を書いてみようと思います。

 

1曲目の岡村靖幸さんのはとにかくいいですね。デジタルファンクな?感じになっていて、原素材を思いっきり使いながらも全然違うものになってる。

一番本作の意義を突き付けてるって感じがします。彼は中学の時に流行った川本真琴のプロデューサーとして名前しか知らなかったのですが、

彼女のアルバムは衝撃的で、こんなハチャメチャなのにちゃんと塊を感じる、アルバムを感じる、、人知(自分知)を超えた作品という感じで、

周りの若い子たちがこういうアーティストに行くなら、もうユーミンは終わるかもなぁなんて思った記憶があります。もちろん終わりはしませんでしたが。

岡村さんはどうも身体一つで魅せれるというか、それあってこそのというパフォーマーのようなので、是非ユーミンと踊りまくったPVも作ってほしいです。

振り付けとか要らないので本当に音楽が呼んでくるままの踊りで。

このトラックは良すぎるのですが、こういうオリジナルっぽさを残しつつテンポの速いアレンジを聴くときの注意点ですが、こちらに慣れるとオリジナルが遅すぎて今までのように聴けなくなることです。

これはこれまでの「悲しいほどお天気」の聴きこみ具合(というか、オリジナルを聴いたときに感じる自分のイメージをどれくらい確かに持てているか)が試されるところですね。

90年代のはなし、まだ入手が難しかったDADIDAのライヴ盤をレンタル屋で見つけたのが嬉しすぎて、そればかり聴いていたらオリジナルのほうの「もう愛は始まらない」が遅すぎて聴けなくなったことがあります。

 

YOASOBIの中央フリーウェイはコラボと言いつつ2曲目にしてまさかのユーミンのボーカルが出てこない^^;

おまけに原曲にない歌詞とメロディが追加されていて、なんというかアレンジどころか原曲からも解き放たれた解放感がいいですね。

追加メロディのところはフリーウェイからわーっと飛び立っちゃうような・・・アレ?アレ?アレ?って感じで。

ただ、旋回してわりとすぐ戻ってきて、そこでようやっとユーミンのボーカルがフリーウェイのヌシ的に背景にうっすら入る感じ。

このオリジナルを加えちゃうって言うのは、怪訝な顔をしてしまいそうな、ある意味ご法度なのかもしれませんが、

そこを原曲を愉しんでるうちに無邪気にやってしまう、はみ出てしまう感じ、若者ってそういうもんだよなぁ・・・とか思いながら聴いていました。

今、コンサートのアンコールでスマホライトを点けるのが良いか悪いかという話がありますが、

厳密にはいけないんでしょうけど、ああいうつい発生するはみ出しって結構いいもんだったりするんですよね。

まぁあれは若者がやってるのかどうかはわかりませんが()

 

Kissin Christmas」はビートルズと比較して「緩慢な同窓会」って書いたイジワル記事が出てましたが、ビートルズと比較する意味はないとして、

実は私もちょっと似たようなことを思ってしまいました。あとは桑田さんと歌うならもうちょっとユーミンを上手く歌わせてほしかった。。。

でもこのアルバムの中にあると確かに幸せな気持ちにさせてくれます。無理して?追加収録していただいて有難いです。

 

「今だから」が良い音で聴けるのもいいですね。7インチはどうしても狭く急カーブな見た目から、S/N悪く進むほどに歪みがちって気がして、

加えてマスタリングもあまりよくなかったのではないかと思います。サビの3人が畳みかけるように歌うところなんかもまぁ汚いのですが、

7インチの歪みなのか、マスターの歪みなのかわからないくらいですし、そのくせ録音レベルが低いからか、ダイナミックレンジが狭いからか、

レコードのノイズにも埋もれる感じで。。。(私はCDネイティブなのであらゆるレコードノイズがそもそもS/NN認識なので悪印象なのかも)

そんなわけで実はこの曲自体を真剣に聴いた(愉しんだ)ことが無かったのですが、こういう曲だったのかと認識を新たにした感じです。

アラームアラモードのハイレゾリマスターでも思いますが、この頃のリズムの音のGOHさんリマスターは本当に聴いてて気持ちいいです。

皮の張ったゴム毬のイメージですが(そもそもそんなものは無いかも)皮のパチンとした高域の感じ、でもしつこくなくてあっさりしてる、

位相があってるというか、立ち上がるべきところでどの帯域も立ち上がってる感じ・・・映像で言うとキュッとピントが合ってる感じでしょうか、

そのあとの詰まってるけど弾力を感じるほどよい残響感の低音、、、

あの7インチの音がこうなるとは(もちろん7インチの音から作ったわけではないでしょうが)とても想像ができませんでした。

・・・本当はCDの秘密についてこの脱7インチを書きたかったのですが、秘密なので当サイトでもしばらくは秘密にしておきます。

 

  「春よ、来い」はこういう音楽のジャンルがあって、人を集めるスターDJがいて、というのは知っていても

なかなか聴いてみようと思わなかったジャンルだったので素直に新鮮ですね。今回はテクノっぽい流れでこの曲に来るので聴きやすくもあります。

このジャンルはもちろん音だけでも良いんでしょうけど、パフォーマンス&オーディエンスの様子を見るとその有り様がわかる気がします。

[ニーナさんの公式Youtubeより2023年のパフォーマンス] 

以前、ユーミンが「音楽とは?」という問いに「時間のデザイン」と答えてたように思うのですが、まさにそんな感じがします。

これもっとニーナさんがユーミンのことを知っていて、ずっと抱いているような想いがあればもっと面白いものになったんじゃないかなと

岡村さんのトラックを聴くとそう思ってしまいます。もうちょっと使うところいっぱいあるように思うのですが・・・今回は事始めという事ですかね。

 

  ライムスターは今回ある意味一番真面目なトラックなのかも。オリジナルの世界をアップデートしたって感じで、やはり馴染みがあって楽しいです。

ヒップホップとかラップは私が小学校高学年くらいにいきなり流行りだしたのですが、もう聴く音楽が決まりつつあった私は長年ダサイなぁと思ってきました。

最近K-POPをよく聴くのですが、ラップデフォという感じで、知らない言葉のラップというのはなかなか演奏として聴けて受け入れやすく、

そのおかげで日本語のラップもいいなぁというのとテクニックの妙みたいなものを感じられるようになりました。上手い下手のある世界なんだなぁと。

 

  「守ってあげたい」はヴォーカルトラックだけ取り出して聴いても相当良い感じなんでしょうね。

今回のはきっとユーミン世代にも聴きやすいアレンジで、もともとこのアレンジ用のボーカルなんじゃないかと思うくらい自然だと思います。

私はもろ小室ファミリー世代で、私にとってはユーミンブームの終焉と小室ファミリーの台頭はFO/FIという感じで、

勝手に相容れないものだと思っていましたが、ユーミンも小室さんも互いの音楽が好きだったようですね。改めてそれが意外でした。

ダンシングサンは後から記録を見ると売れてますが、中学のクラスでは一切そんな雰囲気はなく、みんな小室ファミリー聴いてましたね。

昔、若いユーミンが古賀政男のことを「床の間に飾られてる感じ」って言った事があったように思いますが、私の周りではまさにユーミンがそんな感じだった。。。

 

私が一番おもしろいと思ったのは、くるりの「ロンド」です。こういうジャンルがあるのかは知らないのですが、知らないで聴くと、

もうオケをやってるくるりか、歌を歌ってるユーミンか、どちらかがどうかしちゃってるんじゃないか?という感じがなんとも面白いです()

これもこれだけ聴くとなんじゃこりゃ?ですが、集まりの中で聴くと本当に面白いです。

 

「真珠のピアス」と「真夏の夜の夢」もまとめてしまいますが、意外で良いです。

やはりラジオで11曲聴いたときは「別に」感があるのですが、不思議と集まったものを聴くと面白い。

やはり私の中ではオリジナルが一番で、彼らのリメイクが一城の主ならぬ一曲の主的になることはないんですよね。

(と言いつつ、岡村さんのは「元からこういうもんです」という完成度な気がしていますが)

そういう意味でやはりこういうのは一堂に会して楽しむものなのかもしれません。

 

(話は変わって、のようで変わらないのですが、)

・・・立体の建築ツールの中にはボイドと言って、空洞をあたかも物体扱いしているかのような発想があります。

ボイドは空洞の意味ですが、物質に囲まれることで自ずとできる空洞というよりは、積極的に空洞という物質を置く感じでしょうか。

本作ではこの楽しい楽曲たちが取り囲む真ん中に確かなボイドを感じるんです。

(以下、制作の実情をまったく知らないで書くのですが、、、)

それはたぶん、プロデューサーとしてクレジットされている団野さんの存在ではないかと思います。

アルバムをまとめて聴いたときかなりの熱意というか面白いものを作りたいという確固たるものを感じるんですよね。

それが明確に顔や名前で感じるというよりは、やはり楽曲に囲まれた中のボイドとして感じるわけです、きっと真ん中に何かあるぞという感じ。

ユーミン史上、その本丸の中にいる人が、こんなに新しいものを作れたということは革命的な事なのではないかと思います。

私がこの作品の企画を聞いて、こういうものが聴きたいか?と問われたら「別に」って言うと思うのですが、実際にできたものを聴いたら楽しいかもしれない。

きっと新しいものとはそういうもので、たぶんiPhoneなんかのときも、電話で音楽を聴きたいとか、分厚い取説を読みたくないと思ってた人は、

実はそんなにはいなかったのではないかと思うんですよね。案外、多くの人は発想外の新しさにそもそも興味がない。

その状況でも具現化してしまえるというところがすごいなと思います。もちろんすごいエネルギーがいると思います。

あと、今回感じるのは、(そのボイドが団野さんだったとしてですが、)団野さんは私より一回りか二回りか歳上で、

そもそも私は全く音楽業界にいたことすらないので、本当におかしな、失礼な話なのですが、

何かこう、後輩にすごいもの造られた感じがするんですよね(、、、スミマセン!!!)

自分が想ってるものとは違うベクトルなんですが、もう明らかに絶対値がすごいってわかるものを作られた感じ。

要はそれが新しいという事なんだと思うのですが、こういうのは全く別の分野であっても「まだ自分にも出来ることがあるかも」と思わされて良いですね。

寒空の下、DJされている姿を見ても思うのですが、きっとそういう「若さ」のある方なんだと思います。

想像で書いてるので、全く違ったらすみません。

とにかく多数のアーティストに創って造ってもらった事と、ユーミンチームの中にいてこれが出来たという2つのことは本当にすごいなぁと思います。

ありがとうございます。

 

 

  

● 1127日 管理人

 

突然「Kissin Christmas」がリリースされ驚きましたが、なんだかかなりガッカリな出来で。。。(スミマセン)

スタイルとしては「ユーミン乾杯」とは違い、今の声で歌ったデュエットですが、桑田さんとあまりにつり合いが取れてない。

そもそも桑田さんのための曲でユーミンにはキーが合わないように思います。

(興味深いのはキーと声色は別物だという事ですね。ユーミンの声より桑田さんの声のほうがキーが高いか?と言われたら

 直感的にはそうは思えないのですが、ユーミンの歌声を聴く限りでは桑田さんのほうが高いんでしょうね。)

もう声の老化は仕方のないことですが、、、

ユーミンはマチスの晩年について「自分の肉体と対話しながら表現を見つけていくのがアーティストだと思うんです。

肉体と表現のエネルギー量は関係ありません。」と仰ってたことがあるのですが、

まさにユーミンのプロダクション自体もそうで、表現したいエネルギーをどうやって今の肉体で表現しきるか、

それについてユーミンもプロデューサーもスタッフも色んな努力と工夫をしているんだろうなと、

もちろん制作過程を見てはいないですが「深海の街」のアルバムからも今やってる「JOURNEY」ツアーからもそれが感じられるから、

心打たれるし、目が離せないし、私自身にとっても進行形のエネルギーになっている気がしています。

でも、このリメイクからはあまりそういうのを感じないんですよね。もちろんライトな“あの頃パロディ”みたいなのがあっても良いのですが、

やっぱり、大御所二人がタッグ組む意義みたいなものを強く感じられるものを、たしかにこれは今の二人だからこその表現だ!と思えるものを期待してしまいます。

万歳もそうですがながながと展開される紹介文の中に織り込まれている戦争や世界情勢が、音楽作品として不十分なコンセプトへの補填に見えてしまう。

食卓を彩るためにもう一品!ってノリで意義を追加してるような感じがしてしまいます。私たちは今も平和を謳歌しているのでそれでもいいのかもしれませんが、

今回の感じのだと、紅白とかでサプライズでサラリとテンポラリーにやってくれたらきっとハッピーだったんだろうなぁと・・・思えてしまいます。

このリメイク聴いて真っ先に思ったのは、進行形のユーミンを見に、もう一回JOURNEY行きたい!ということですね。

 

と、いちファンとしての文句を書きましたが、その時イマイチでも後々好きになることはあって、そのひとつが「松任谷由実選集・五七五」。

20年ほど前に朝のフジの情報番組「めざましテレビ」でやっていた10分ほどのコーナーで、

視聴者からテーマに沿った五七五を募集し、三篇くらいをユーミンが読み上げるという内容。

毎朝やっていて、金曜日はユーミンが出演して披講し優秀作品が選ばれる、たしかテレカが貰えたような。

当時、私は高校生になったくらいの時期だったと思うのですが、どうにもこっぱずかしいコーナーで、朝の忙しいときに何やってんだ?みたいな()

(それでも当時、ユーミンが毎週テレビに出るというのは革命的な大事件で、毎朝VHSを回してました^^;CMカットした総集編テープ作ったり。)

ところが、先日このコーナーをまるごと書籍化した単行本が棚の奥から見つかってパラパラ読んでみると、本当に面白い。

一つのテーマ、例えば「電話」とか「ケンカ」にたいして詠まれてる内容が様々で、絵が浮かぶものや、絵というよりは気持ちがあけすけなもの、

スパッと終わるものもあれば、余韻を残すものもあったり。

また、携帯やインターネット、eメールなどが普及し始めた時期で、五七五の中でのそれらの扱われ方も面白いし、

でもそれらの有り様は現在の代替物やあるいはもっと過去のものと実は同じだったり。

アートワークも良くて、ブラウン管というか走査線的な感じで映された風景が背景になっています。

これは放送でも使われていて、今見るとレトロだと感じるかもしれませんが、当時はそこまでレトロ感はなく、

でもブラウン管をあまり見なくなっていった時期だったので、この前まで手が届いていた日常というような、

その場にいるんだけどやや客観的というようなニュアンスを醸していたように思います。番組のガチャガチャした雰囲気からはちょっと浮いてましたね。

もちろん、五七五に対するユーミンのコメントも面白くて、外部刺激に触発されたユーミンの発想が余すところなく開陳された経典のような感じ。

当時はユーミン本というだけでなんとなく買いましたが、今はお勧めですね!

 

好きだ嫌いだと言っていても、その時にはわからないこともあるということですよね。

放送が始まった98年から数年はユーミンファンとっての激動の時代(?)少なくとも私にとっては不安な時期だったという事もあるかもしれません。

特に私の世代は90年代を子供として過ごしているので90年代がとてつもなく長い・・・

・・・とてつもなく長いユーミン女王時代が終焉を迎えそうなユーミン世紀末()のように感じた時期でした。

このあたりのこともいずれ何かの形で書き残しておきたいと思っています。

 

 

  

● 1126日 管理人

 

ユーミンの初期のスタッフであった伊集院静さんが亡くなられたとのことです。

伊集院さんは世間的には作家として有名な方だと思うのですが、

ユーミンファンには初期のツアーの演出家としてそのお名前をご存じの方も多いのではないでしょうか。

ただ私がファンになった90年代は恐らくユーミンチームにはとっくに過去の人という感じで、ファン活動をしていてもとくにお名前をきくことはなく、

バイオグラフィのツアー名のところにちょろっと「演出:伊集院静」と書かれている程度でした。

ですから、長らく「ユーミンサイドに依頼されてコンサートの演出をしてた人」という認識しかなかったのですが、

このところ当時の情報を見ていると、そんなどころの関わりじゃなかったんだなと認識を新たにしています。

 

ユーミンチームにおける伊集院さんの存在がニュアンス的に一番わかる資料は雑誌「オリーブ」の833/3号の伊集院さん特集。

多くは「水の中のASIAへ」のコンサートの内容になっていますが、万年筆のすっごい字で書かれたツアーの台本が掲載されており、

ただの台本ではなく多くのスタッフを一つの方向に向かわれるための企画書、もうバイブル的な感じでしょうか。

活字ではなく、ナマ字の勢い、、、字に気持ちや思想を載せることって確かに出来るんだなぁと思わされるような台本です。

この台本をはじめにどのようにコンサートがつくられていくのかが伊集院さんの言葉で説明されています。

 

また同特集のユーミンのコメントによると「伊集院さんは、たんなる舞台演出家というよりは、私の人生のひとつの節目を演出してくれた人です。

ステージの上にのる人をその気にさせてしまう人で、『あなたは政治家と同じなんだから、票があるうちに1人でも多くの人と握手してらっしゃい』といわれ、

コンサート・ツアーに出してくれました。表現者としての才能と、人をオルグする才能を持った人です。」とのこと。

この「オルグする」とはなかなか私の世代ではニュアンスのとりにくい表現ですが、

ユーミンは「この活動をするとあなたは何年後、こういう位置にいるはず」ということをよく言われていたそうですし、

現在ツアー中のJOURNEYのパンフに記されている当時の現場マネージャーの回想によると、

彼の一言でユーミンチームはもと居た出版社から独立し、年にアルバム2枚とツアー2本というのも彼が言いだしたことだそうで、

彼が言うと普通は無理だと思うような話でも誰もが「きっとできるはず」と信じていたとのこと。

また正隆さんも「一瞬で人を引きずり込むような超人的な人たらし」「宗教の指導者のよう」と仰っていて、

これはパンフには書かれていませんが、ユーミンの原盤権の買い戻しにも関わられていたそうです。

この辺の話を総合すると、もうコンサートだけでなくこの当時のユーミン活動そのものを導いていたプロデューサー的な存在だったという感じがしますね。

 

11/29文春にユーミンの追悼文が載りました。「今まで明かして来なかった事ですが…」

この話は過去にもちょいちょい明かしているとは思うのですが()、でも今のツアーで竜に乗っているユーミンの想いにはジーンと来ますね。

 

 

 

  

● 1120日 管理人

 

ミックスに関する面白い動画を教えて貰いました。

「エンジニアが変わると楽曲サウンドにどのくらい違いが出るのか?|スペシャルゲスト:吉田 保さん、森元 浩二.さん」 

二人のエンジニアが同じ曲をミックスするその作業内容と出来上がりの音がどう違うかを比べてみるというもの。

エンジニアの吉田保さんは超大御所、超有名人という感じで、私が聴くレコードのほとんどはこの人がやってんじゃないかという感じ。

古い雑誌を漁っていると、よく達郎さんと卓に並んで写ってらっしゃる写真を見ます。妹は吉田美奈子さん。

(ちなみに、ユーミンのレコードに関わられたことはなかったのではないかと思います。正隆さんの著書によると須藤薫さんの音作りで意見が合わず言い合いになったとか。。。)

森元浩二.さんは浜崎あゆみ、安室奈美恵、ELTDA PUMPなどなど私の世代ど真ん中のアーティストを手掛けられていますが、

私は上の世代の邦楽を聴いてきたこともあって、どちらかというと新しい目のアーティスト世代のエンジニアというイメージ。

 内容的にはそもそもミックスって何?という方にはやや難しいというか何を言ってるか、何をやってるか、なかなかわかりにくい感じかなと思います。

私もミックス作業はしたことないので、詳しいオペレーションはよく知りませんし、知らない用語や概念もたくさんあると思います。

ただ、沢山のモノチャンの音をどういった発想と理屈で2chの中に組み上げてゆくのか(2chの中にどう音空間を作ってゆくのか)ということに

大変興味があるのですが、吉田さんのパートではこういった内容を多く説明されているように思います。全体感をどう構成するかという事。

 一方、森元さんのパートでは全体感というよりは、それぞれの音単位でどう音色を作ってゆくか、

またその具体的なオペレーションが説明されているように思います。実際に作業される方にはとても参考になるのではないかと思いました。

(もちろんお二人とも、各音と全体感と両方考えて作業されていると思います。あくまで番組構成として説明視点が上記のように寄っていたかな、という事です。)

この動画へのリクエストがあるとしたら、作業をやらない身としては、エフェクトの順序やステム、Busといったルーティングを

システムブロック図で出してほしいなと思います。

やはり全体感を見たいので、最終的に何をしようとしてて、今どの部分をやってるのかってのをブロック図で見たいという感じでしょうか。

またこの動画ではお二人が扱う音源のレコーディングそのものが違うのですが、そのあたりの違いも聴けるとよいなと思いました。

ミックスの違いだけを見るなら、同じ音源を使ったほうが良いとは思うのですが、きっとミックスを想定して、

そのためのレコーディングをするので切り離すという事はありえないんでしょうね。

 動画の最後に聴き比べがありますが、(テイクは違うものの)ほぼ同じアレンジでもエンジニアによってこんなに出来上がりが変わる、

レコーディング&ミックスエンジニアの影響力の大きさがよくわかりました。

そういえば正隆さんがシンセの音作りに関する雑誌のインタビューで、自分の中で鳴っている音があったとして、

一旦シンセでその音を作って出力して聴いてしまうと、その音が思っていた音じゃないにしても、

その音に自分が影響されてしまって元々自分の中で鳴らしたかった音を忘れてしまうから、

自分の中で目指す音が固まるまではシンセの音を作らないようにしてる、・・・というようなことを仰ってましたが、

このミックスの場合は、シンセの一つの音どころじゃなく、多くの音が組み合わさってできる音空間、しかも自分じゃなくて他人がやる作業、、、

アーティストやプロデューサーと彼らの望む音を彼らの邪魔をせずに実現できるエンジニアとのマッチングというのが如何に奇跡的なのか、

一度出会えたなら、この人以外もういないんじゃないか?という世界なんだろうなと思わされた動画でした。

当サイトではミックス違いを細かく追っていますが、こういったものを見た後、また聴き比べてみると面白いのではないかと思います。

 

 

 

  

● 1111日 管理人

 

テーブル, フロント, 明かり, 光 が含まれている画像

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久しぶりに3Dステージを作ってみました。「SHNAGRILA III」です。00年代以降のセットは難しいのですが、

リットーミュージックのムックで「ステージ&ライティングの現場」という本があって、

これのVol.2SHANGRILA III2D図面と3Dステージが載っていて、これは螺旋階段さえ作れれば出来そうだなと思い作ってみました。

ちなみにこの巻にはSHANGRILAIII2D図面、3D図も載っており、林さんの照明チームがSHANGRILA IIIについてインタビューに答えています。

ユーミン以外にも様々な現場のライティング情報が載っており、照明に興味のある方にはお勧めです。

 

テーブル, 屋内, 座る, ケーキ が含まれている画像

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あまり正確ではないですが、天井部も作ってみました。今回作ったのは「時のないホテル」のシーンですが、ユーミンは縄梯子につかまりぶらぶら吊られながらここに引き上げられます。命綱はしていますが、本当に怖いです。今回、3D作るにあたり色々とビデオや資料を見直しましたが、ユーミンだけでなく、アクターの皆さんも色々挑戦されています。まず、シンクロのデデューさん。彼女はシンクロの選手であって、サーカス経験はないのですが、エアリアルフープの演技に挑戦。やはりこの場所からフープに乗りプールへ降りてゆきます。彼女は命綱なしです。また他のスイマーも「SAVE OUR SHIP」でやはりこの高さから逆さ向きでプールまで降り、布を引き上げまたこの高さまで戻ります。もうぜんぜんスイムと関係ない演技^^;同じシーンのハンドスタンドの女性3人は最後スモークの中、プールの中に沈みダイバーにつかまりはけるのですが、生まれて一度も水に潜ったことが無かったそうで、大変な恐怖を克服したそうです。この中の一人ゾーヤさんは10年後の「タイムマシーンツアー」にも参加されました。極めつけは同じハンドスタンドのドミトリーさん。ユーミンが弾くピアノの上でハンドスタンドの演技をし、ピアノごとやはりこの天井部に上昇するのですが、上昇しながらハンドスタンドというのは前例がないらしく、どうもそれを命綱なしでやってるんですよね。本当に命がけです。

 

 またステージセット制作も様々な挑戦があったようで、こちらの動画で少しですが見ることができます。もとは報道ステーションで特集されたもので、15分ほどありました。Youtubeに上がっているものは残念ながらぶちぶちカットされています。また動画で紹介されている吉植さんが自社シミズオクトの周年誌「ハロー!バックステージII」にやはりSHANGRILAの苦労話を寄稿されています。短い文章ですが、次から次へ課題がてんこ盛りだった様子がよくわかります。課題は水だけでなく、公演を見ただけではわからないのですが、サーカスには各種演目でそれ専用の機構が色々とあり、それをステージデザインや演出プランを壊さずに組み込むというのはなかなか難しいそうです。

この螺旋階段は、実際に見に行った時にはそんなに気にしてなかった(あまり記憶にない)のですが、パッと見けっこう不思議な形をしています。実際はいくつかに分解してみると、そこまで複雑ではなく、だからこそ作ることができましたが(ちょっと上部が巧く偽れていませんが・・・)。真ん中にアクターを天井に送るためのエレベーターが仕込んであり、これが裏導線っぽく使われていたので、螺旋階段自体があまり目立たないようにしていたのかもしれません。でもビデオを見るとユーミンが登ったり、ダンサーが登ったり割と使っているんですよね。

 

屋内, テーブル, 座る, いっぱい が含まれている画像

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この階段、登ってみるととても怖いです。ちょっと暗くしてるのでマシなのですが、場内が明るい状態だと本当にこわいです。(そのうち明るいバージョンもアップします。)

 

時計, 写真, 大きい, テーブル が含まれている画像

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今回、資料を漁っていて、見た記憶はあるのですが、どうしても見当たらないものがありました。おそらく正隆さんの文章で、ダンサーの方が爪を怪我されていたけれど、痛みに耐えながら水のダンスをこなされていた話(たしかビデオの水のダンスのラストシーンは彼女の顔を選んだとかだったと思います)、上記の「SAVE OUR SIP」でハンドスタンドの方がなかなか水に潜れなかったエピソードなどを紹介されていたと思います。もし何に載っていたかご存じの方がいらっしゃいましたら、フォームから知らせてください。よろしくお願いします。

 

 

 

● 1108日 管理人

 

メイヤーサウンドのサイトにJourneyツアーの記事(ネタバレ注意)が出ていることを教えていただきました。すごくきれいな写真が掲載されています。

メイヤー(年配の方はマイヤーと呼んでいらっしゃることが多いように思います)は、ちょっとすごいなぁと思うメーカーで、

それは古くからスピーカーの開発・発売だけでなく、自社のスピーカーをユーザに正しく使ってもらうための施策を打ってきているところです。

メーカーがいくらスピーカーそのものを良く作っても、ユーザによって悪く扱われてしまっては、その良さは発揮されませんし、

下手をすれば自社の評判が悪くなってしまうこともあります。

これはスピーカーに限らず、音楽に限らず、すべてのメーカーが抱える問題で、それに対する向き合い方がすごいと思うところです。

 

音は目に見えないだけでなく、直感的でない厄介な性質があって扱いが難しいものです。

管理人の理解してる範囲にはなりますが、いくつか描いてみると、       ※ 以下スピーカーはSPと書きます。

 

 

@   音を重ねても大きくなるとは限らない
ダイアグラム

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例えば1台のSPでは音量が十分でない場合や、サービス範囲が狭い場合、2台用意して鳴らしたとします。(B)のように単純に音の範囲が広くなってくれればいいのですが、実際は(C)のように音が重なった部分の音量が小さくなってしまうことがあります(もちろん大きくなることもあります)。完璧な解消は難しく、SPの置き方や構造を工夫して、なんとか低減させなければなりません。

 

 

A   1台で低い音から高い音まで出せるスピ―カーはない
グラフ が含まれている画像

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※ 高音用、低音用を同じ箱に入れている製品があり、
   
一見1台のSPに見えるのですが、中には複数種のSPが入っています。

 

 

意外ですがコンサートで体感できるような低い音から高い音までの全てをたった1台で出せるSP(A)というのはいまだに発明されていません。なので、しかたなく(B)のように低い音担当のSPと高い音担当のSPに分けて(実際は3パート以上に分けることもあります)、あたかも1つのスピーカー(音源)から音が鳴っているようにしたいわけです。これが高/低ぱっきり役割分担してくれるといいのですが、そうもいかず、両者が同じ範囲(謂わば”中音”)を出してしまうので、結局@の問題が発生します。また高音用、低音用SPで音が出るタイミングが違います。要は分けたがゆえになかなか芯のあるまとまった一つの音にするのが難しいのです。また低音担当のSPはたいてい大きいので、(C)のように高音用と同じ場所に置けないことがあります。そうするとこの問題はより深刻になります。

 

 

B   壁・天井の材質や温度や湿度で音の広がりが変わる
アイコン

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音は壁や天井によって反射しますが、その材質や建物の形状よって反射具合が異なります。つまりは同じSPを同じように使ったとしても、会場が変わるとお客さんに聴こえる音が変わってしまうのです。また、客の服も音を吸ってしまうので、お客さんが入る前に良しとした音が、お客さんが1万人入った後聴くと、ずいぶん違う音になることがあります。SPメーカーの視点に立つと、同じSPを量産しなければならないので、各会場にカスタマイズしたものは作れず、ましてやどんな服着た客が何人入るかなんて知る由もありません。

 

これは一部ですが、要はいくらスピーカー単体をしっかり作ったとしても、ユーザが勝手に複数台使って、勝手に会場に入れてしまうと、

まともな音をお客さんに聴かせられるかどうかはメーカーにはもうわからない、ユーザ頼りになってしまうわけです。

 

そこで、メイヤーがどうしてきたかというと、おそらく単純に描くとこの図のような(A)(B)(C)(D)をしてきたのではないかと思います。

時代的には80年代後半くらいのイメージです。(システムの厳密さや、時代考証、更にはメイヤーだけがやっていたのかというあたりの厳密性はご容赦いただきたい・・・)

グラフィカル ユーザー インターフェイス

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(A)     スピーカー周りのシステムを自社で出来るだけ理想的な形に固めてしまい(ユーザー任せにせず)上記@Aの問題を出来るだけ発生させないようにした。

(B)     Bの問題に対しては、ミキサーマンが聴かせたい音と、実際に客が聴く音の違いを測定する方法と機材を開発した。
しかも客が入っている本番中にもこれを出来るようにした。
* AMPは含まれてないかもしれませんが、概念上の分かりやすさを優先しました。

(C)     違いがある場合はそれを補正する機器をやはり自社で提供した。
* 補整機の位置がここでいいのか疑問ですが、この説明ではあくまで会場の悪影響をキャンセルするための存在とします。

(D)    レクチャを行いBの問題を解決できるユーザ(自社製品の力をしっかり発揮してくれるユーザ)を増やした。

 

管理人がどの程度正確に理解できているかはわかりませんが、少なくとも「良いスピーカー」を作ってそれで終わりにしていないところ、

現場が上手くいかないことを「ユーザのせい」にして終わらないという姿勢が素晴らしいなぁと思うわけです。

自社で決めてしまえる範囲の理想形は出来るだけ自社で固めてから提供し、

決めれないところ(現場の条件に依存するところ)も測定と補整方法を開発して、それをユーザができるようにした感じでしょうか。

また、(B)は「SIM」が担っているところで、すごくアカデミックなところから来ているもののように思います。

職人が勘と経験で苦労しながらやってきたことに対し、サイエンスに基づく手段を提示し、しかもそれを信用せよ利用せよ、というのは

なかなか受け入れられにくそうにも思うのですが、今日、現場の常識と言われるところまで持ってこれてるのはやはりすごいなと思います。

(D)も結局自社の製品を扱いその価値を観客に示してくれるのはユーザなのでユーザを育てていく、

もちろん現場の現実はユーザからしか学べないので、相互に学ぶという姿勢も素晴らしいと思います。

 

ユーミンの現場がこれをいち早く取り入れたというのは本当に勝手ながらですが、ファンとしては誇らしく思ってしまいます。

こういう技術浸透と発展には、そもそも導入できる現場があることが重要で、

ファンバカかもしれませんが、きっとユーミンの現場も大きく発展に貢献してきたんだろうなと思いますし、

リンク先の記事を読むと今回のツアーで使ってるSPも新しいもののようで、ということは、

導入初期からたった今もこういった関係が続いているということに(詳しくはわかりませんが)ほんとに勝手ながらジーンと来てしまいました。

 

情報を下さった方、ありがとうございました。

 

 

 

● 0924日 管理人

 

なんと20204月からサンレコこと「Sound & Recording」マガジンのバックナンバーの閲覧サービスが始まっていました。

https://backnumber.snrec.jp/

81年の創刊号から現在まで500冊!! これはすごいことです・・・。

サンレコはレコーディングとコンサートの両方のシステムの紹介やエンジニアのインタビューなど、

業界外の者にも(理解するのに知識やシステムという概念がいりますが)興味深い記事がたくさん掲載されてきました。

サービスは有料ですが、これ、雑誌探すところから考えたらとんでもなく安いでしょう!

 

サンレコのユーミン特集で出色なのはDSLKツアーを紹介した895月号です。

https://backnumber.snrec.jp/-site_media/media/content/89/1/index.html#page=5

ユーミンのステージは当時からすごいのですが、何がどうすごいのかを掘り下げて説明した記事というのはなかなかなかったように思います。

(よくあるのは見た目に何が起きたかを説明して、あとはなんとなく美しいとかカッコいいとか感情的なことを書いて終わりという感じでしょうか。)

サンレコのこの特集が他と違うのは、ユーミンのステージが複数のシステムの複合体で、それが制御によって結びついているという事に言及しているところです。

PAシステム設計、PAハウスオペ、PAモニターオペ、音場測定補正(SIM)、制御(マディ・ロッキー)、照明のシステムとエンジニアインタビューが掲載されています。

(衣装、小道具、電飾、楽器システム、出演者インタビューなどは掲載されていません。)

欲を言えば、先に制御の全体感を紹介した後、各セクションにブレイクダウンしていくという流れだとよりすごさが伝わったのではないかと思います。

 

DSLKツアーはパンフのクレジットに制作と運営に関わる多くのセクションが掲載されるようになり、外部にその規模感が明らかにされたコンサートでした。

規模はわかったのですが、では、これらがどう結びついてシステムを形成しているのか、

人的オペとしてどう繋がっていたのか、システム制御としてどう繋がっていたのか、この当時取材して明らかにしてみたかったですね。

 

サンレコアーカイブスは今のところ情報が1冊単位に縛られていますが、今後情報をオブジェクトとして扱えるようにして、

アーティスト、エンジニア、機材、技術、・・・様々な切り口でこれらの変遷や波及の歴史を追えるようにしていただきたいですね。

こういうのは最初は各ジャンルのオタクに纏めさせて(オタクはタダどころかお金払ってもやるでしょう、、私のように)、

そのやりかたを探索システムに学習させて汎用化していけば、面白いものになると思います。

 

ということで、勝手にサンレコ・ユーミン索引

掲載号

コンテンツ

ページ数

記事を読むための関連知識

1983.03

REINCARNATIONミキシング

7

コンピュミックス(87.07) エコー/リバーブの種類(85.08)

1984.01

松任谷正隆の音楽観、プロデュース観

4

ブルース・スウェディン (87.12)シンクロ録音 (84.09)

1984.02

REINCARNATION TOUR サウンドシステム

2

メイヤーMSL-3 (84.06)

1984.10

高中正義 逗子マリーナ ユーミンゲスト

2

 

1985.05

高中正義 TRAUMATIC ユーミンのChine話少し

3

 

1986.01

DADIDA ユーミン、M.Forgerインタビュー

6

 

1989.05

DSLKツアーシステム

10

SMPTE (83.10)

1990.02

LOVE WARS ツアー

3

 

1992.03

プロデューサー研究 松任谷正隆

12

 

1993.01

C.カレル ヴァーチャルオーディオ / T&R

4

C.カレル フューチャーオーディオ (91.12)

その他

MIDI規格統一 (83.06)  MIDIの目的と可能性 (83.12)

サンレコ専門用語ハンドブック (84.01)                 舞台音響基礎講座 (84.09) アナログ盤の制作過程(85.03) PCM信号記録とUマチック (85.03)

プロデューサーの分類と歴史 (85.06) ドラムセット基礎と最新のドラムサウンド (85.07) ステージプロデューサーの仕事 (85.09)

レコーディングの歴史 (85.12) シンクラビア(86.08)

 

 

 

● 0915日 管理人

 

ユーミン乾杯・・・いやぁ、ナニコレ?って感じですね^^;

(流れからするとマルチのデジタル化からの続リミックスものという感じでしょうか。)

こういうのは今の時代ならある日シレっと配信で出てきたり、ブート臭がするとなんとなくカッコいいのですが、

ユーミンのアイテムとして物々しく3形態同時発売!とかするような物じゃないよなー感が。

ジャケットもなんでこのショット?まぁ、万歳”青盤”的なところが唯一の救いかな。。。

UNIVERSALのバナー「¥300クーポンプレゼント」何のつもり?^^;

ユーミン関連物にユーミンが添えるコメントって毎度毎度、本当に溜息が出るくらい秀逸で当サイトでも良く紹介していますが、今回もまさにそんな感じ。

でもだからこそ余計に「それではゴマカせんやろ」って感じがしてしまいます^^;

いつもここの更新もあって全形態買うのですが、正直、これ3形態も買うか?・・・って^^;

「松任谷由実」名義でなくV.A.って感じならCD買わずに済ましてるかもしれません。

「今だから」のデジタル化は良かったなとは思いますが、ユーミンっぽさを想うと、

こういう時代の気まぐれはそのままその時代に置いてきぼりでいいような気もしますね。

まぁ何もないよりは面白いので、そんなに怒りとか悲しいとかではありませんが、まぁ、なぁ、、ん−、ム・ム、、

 

プロモーションやビハインド次第でアイテムのイメージは変わりますので(万歳なんかは正にそんな感じでした)、

発売日に向けて色々情報公開されてこのアルバムの意義が私の中でも高まってゆくといいなぁと思います。

何より聴いてみて「なるほど!」「すんませんでした!!」となるのが一番いいですよね。

 

 

● 0914日 csiさん

 

はじめまして。

ユーミン好きな現役の照明屋として3Dモデルは良く作れたなあと思いながら拝見させて頂きました。

TRツアーのポッドですが、見たまんまパンタグラフという名称になっています。

トラスにレールを這わせていまして、それに沿って稼働する仕組みです。

パンタグラフの形が違うのは、人を乗せた時にフレームが邪魔になるかならないかで、ユーミンが載るパンタは骨の数が少ないです。

左右に動かした結果、ポッド同士が衝突して破損した事もあるそうです。

バックヤードには大量の予備機材があったそうで、話を聞いた時にはバブルを感じました。(1小節の照明を考えるのに2週間使ったそうです。in幕張メッセ)

天国のドアのポッドの機構の延長線上にあるものです。(この時はバリライトのVL2Cを設置)

これが進化してAcasialast wenddnsddayツアーのトラッキングマストシステムになります。(ムービングライトが上下に昇降している細い柱です。)

TR時代は軽い機材がなかった(バリライトのVL4)為、大掛かりな機構になっていますが

AcasiaLastの時にはバリライトのVL6という軽い機材の登場で、機構の見た目も含めて軽く仕上がっています。

Acasiaのリングトラスに吊ってある機材はIconSpot(大型)wash(小型)の二機種が使われています。

機材自体が重く、ケーブルの重量もあったのか、ケーブルを乗せる専用のトラスがありました。

最近は機構も地味になり寂しい限りですが、活動してもらえるだけ有難いかなと思っています。

同じチームで高橋真梨子のツアーも回っています。

照明もセットも結構狂気です。(誉め言葉)

是非機会があればご覧になって下さい。

長くなってしまいましたが、今後の更新も楽しみにしております。。

 

      0915日 管理人

 

どうもありがとうございます。専門家の方にそう言っていただくと嬉しいやら恥ずかしいやらという感じです。

照明はまったく知識が無かったので、写真を見ていてもどこからどう照明があたるとこういう画になるのかというそのプロセスがわからないんですね。

それで「照明入門」みたいな本を少しですが読みました()

 今使ってるアプリは照明のシミュレータではないので、光が消えてゆく感じや、色の混ざり、トラスでの反射などが表現できなくて、

今のところあんな感じになっています。

 

いま、機材を分類して網羅的に掲載したような資料がないかなと探しているのですが、良さそうなものがあればぜひ教えてください。

ムービングライトの初期は、パンフのクレジットを見ると、新機材を導入するたびに供給元からスタッフを派遣してもらっていたようで

(おそらくその方でないと、機能も仕込みも操作もメンテもわからないって感じだったんでしょうね)、

その方の所属から何の機材を使っているかわかったのですが、最近はその必要が無いようでクレジットを見ても機材やメーカー名がわからないのです。

 

T&Rのポッドがぶつかった話は、今やってるツアーのパンフでも当時のプロデューサーの方も書かれていましたが、

よくそんな状態で出すなぁってところにびっくりします。そういう危ないことをやっちゃうところも他の追従を許さない要素のひとつだったんでしょうね。

ケーブルの話もなるほどなと思いました。照明も音もそうですが、制御は無線でできたとしても、パワーのほうはなかなか無線にならないですよね。

 

高橋真梨子さんは私も好きで、この前のラストツアー含めここ15年ほどは毎ツアー必ず1回は見に行ってました。

確かに照明すごいですよね。機材もですが、制御のほうもすごく緻密だなと思います。

真梨子さんの歌自体は渋い感じですが、不思議とテクノロジーとの相性も良い感じがしますね、

レコードのほうでも、歌が打ち込みなんかとも違和感なく絡んでる気がします。

 

いろいろな専門家ならではのレア情報をありがとうございました。

 

 

● 0913日 パンさん

 

あの日にかえりたい

1989年のシングルCDおよびユーミンシングルズ1972-19761987,1989年盤はオリジナルとは別ミックスが収録されているとのことですが、

ユーミンブランドの1989年ゴールドディスク盤の「あの日にかえりたい」も、別ミックスヴァージョンが収録されているのでしょうか。

 

また、ひこうき雲も「きっと言える」のシングルCDカップリング曲はオリジナルと別ミックス、1989年ゴールドディスク盤も別ミックスとありますが、

同じく、ユーミンシングルズ1972-1976収録のひこうき雲も「きっと言える」カップリング曲のひこうき雲と同じヴァージョンでしょうか。

 

荒井由実時代のオリジナルアルバムでアルファ盤は発売から数年で廃盤となった初CD化の35XA型番、

ゴールドディスク盤、93年盤、98年紙ジャケットは87年、94年、00年盤と比べて高価なので手が出ません

他にもアルファの非公式ベストでは、ユーミンコレクションで、返事はいらない、やさしさに包まれたなら、魔法の鏡はシングルヴァージョン

ユーミンヒストリーのあの日にかえりたいはオリジナルと別ミックスが収録されており、イントロがカットされているようでした。

1990年に発売された「決定版荒井由実ベストセレクション」では前述のひこうき雲がオリジナルと別ミックスで収録されているようでした。

 

      0915日 管理人

 

ご質問と情報をありがとうございます。

まず、ゴールドディスクの「ユーミンブランド」収録の「あの日にかえりたい」については、チェックしてないのでわからないです。

同じくゴールドディスクの「ユーミンシングルズ」の「ひこうき雲」はオリジナルのほうが収録されています。

後者は収録内容が世代によっていろいろややこしいのでこちらにまとめております。

 

アルファ再発時代のオリジナルアルバムについては、83年の初盤はそもそもCDが普及していなかったので枚数が少ないのでしょうね。

93年版は元祖アルファの廃業に巻き込まれる形で1年で廃盤、これもレアだと思います。

紙ジャケは、確か「ノイエムジーク」の年で再発にしては大きめのPR打っていて、あまりレアな印象は持ってませんでしたが、

今となってはレアなのかもしれませんね。

 

  

● 0824日 管理人

 

ちょっとユーミン関連ではないのですが、最近私が聴くようなジャンルでも空間オーディオのコンテンツが増えてきてますのでちょっとしたレビューを。

ユーミンの場合「ユーミン万歳!」でDolby AtmosApple Musicのみで配信という形が取られています。

最近、空間オーディオのフォーマットとしてSONY開発の360(さんろくまる) REALITY AUDIOというのが出てきました。

どんなふうに違っているんだろう?と思っていたところ、大貫妙子さんの2022年のライヴ音源がこの両フォーマットでリリースになりました。

前者はApple Musicから、後者はAmazon Musicから配信されています。

聞き比べたところ、大きくは違わない気がするのですが、360のほうはボーカルの歪みが気になりますね。

これは「ユーミン万歳!」も同じなのですが、空間オーディオになるとなぜかちょっとボーカルが細くなって歪むというかエッジ強めになるんですよね。

だからこそ前方に定位しているようにも聴こえるのですが、わたしは気になってしまいます。

大貫さんの360Atomsよりそれが少々強い感じ。ということで、この音源については私的にはDolby Atmosの勝ちなのですが、

やはり2MIX(Stereo)を聴き続けてきましたので、ライヴ音源とはいえ2MIXと聴きくらべると、どうしても2MIXのほうがしっかりした音に聴こえてしまいますね。

Dolby Atmosにしろ、360にしろ、まだあまり上手く作れていない気がします。

 

全てのフォーマットを制覇する?大滝詠一さんのロンバケも360になっていましたが、これはめちゃめちゃ酷い!!

本当にプロがこれで良しとして出したのか?と思えるくらい酷い。

全体的に音像の分離というよりはただ定位を失って散ってしまっている印象で、なによりボーカルの音質がひどい。

美味しい帯域が削られていて、前述のエッジの部分だけがやたらうるく響く。とにかく酷いという感想でした、すみません。。。

 

逆に好印象だったのが、五輪真弓さんのライヴ音源。

90年代のライブビデオのマルチ音源から360で空間オーディオを作ってみようという企画ですが、これはボーカルの処理がめちゃめちゃ良い!

2MIXと聴き比べてもそんなに遜色ない感じで、エッジはあるものの、ちゃんとしっとりとした音をキープ出来ていて、本当にコンサート会場に来ているかのようです。

コンサートのSPで聴くある意味ぼてっとした音が良く表現されているように思いました。

 

ということで、仕上がりの良し悪しは元の音源や処理の仕方にかなり左右されてそうですね。

 

 

空間オーディオにおいて、いったい何を再現するのか?というのは難しい問題だと思います。

 

まずライブの場合、カルテットのような薄い編成であまりSRが関係ないような場合は、ほんとうにそこにいるかのようなリアルを再現するということが考えられますが、

ロックコンサートのように会場で既にミキシングが入ってSRされているものは何を再現するのか?

別にロックコンサートの場合、ドラムの音がドラムのいる場所から聞こえているわけではないんですよね。SPから聴こえるわけで。

エンドステージならステレオになっており多少ドラムが要る側のSPにパンされてるのかもしれませんが、

ユーミンの今回のツアーのようなセンターステージの場合はおそらくほぼモノラルに近いミックスではないかと思います。

(ステレオにした場合、ある人にとってのLRが別の人にとってはRLになってしまいますから、ステレオにする意味がない。)

例えば、これを空間オーディオで発売する場合、何を再現したらよいでしょうか?

@ 会場でモノラルを2つの耳で聴いたときの音を再現する

A 家では2chヘッドフォンで聴くのだから、2ch向けに会場とは別のミックスを作る

私は@が結局素直な発想でいいのかなと思います。A は再現ではなく創作という感じですね。

ちなみに上述の大貫さんの音源は発想的にはAに近く、五輪さんの音源は@に近いような印象です

 

スタジオ物の場合はもっと難しい。これは以前、そう書いている人がいて「確かに」と思ったのですが、

従来の2MIXで造り上げているものはすでに架空の音世界なので、空間オーディオ、リアリティオーディオと言っても

再現対象となる「リアル」がそもそも存在しないんですよね。

例えば、2MIXでピアノの低い音から高い音までが左から右にかけてミックスされると同時に、

ドラムがセットの並び順にやはり左から右に欠けてミックスされていたとすると、

現実にはこんなふうにピアノとドラムを同じように左から右に聴くような空間は存在しないわけです

(ピアノの上にドラムを設置してそこに座ればそうなるかもしれませんが)。

なので架空の音世界を創作してると言えるのではないかと思います。

もしスタジオ物を空間オーディオにするとしたら下記のやりかたが考えられます。

@ 2MIX用のサウンドルーム、サウンドセットから音を聴いたときの再現

A 何かの再現ではなく、空間オーディオ用の完全創作

@は現在の日本は騒音がすぐクレームになってしまいますから、なかなかSPから音を出して聴くのが難しい。

ヘッドホンであたかもSPから音を聴いているような体験ができるならかなり嬉しいですね。

ということであくまでこれは2MIXのリスニングを補助する役割です。疑似的にはできても、確かにそう感じられるところまでいくには、まだまだ技術的に難しいのかもしれません。

Aは空間オーディオ用の完全に新たな表現を作ってしまうという感じ。これはまだこの発想の音楽を聴いたことが無いのでぜひ聴いてみたいです。

「ユーミン万歳!」はどちらにも振り切っておらず、ヘッドホンで聴く分には2MIXを少し空間に広げてみた、みたいな感じでしょうか。

もとが2MIXで長年親しまれてきた音楽なんであくまでもそこから逸脱しないようにという感じです。

逸脱してるのはこういう音源。面白いのですが、Aとまでは言えない。ただぐるぐる回したという感じでしょうか。

 

振り返ってみると、KATHMANDUCowgirlZUVUYA3作は音作りがかなり空間オーディオ的ですね。

ちょっとボーカルを遠くに置いて、でも抜け良くするため、楽器を両脇によけてボーカルの通り道を開けているような、

当時「エアリーな」という表現をされていたように思いますが、そういった空間を感じるサウンドデザインがされています。

発売はされませんでしたが「命の花」のシングル音源は音作りがDANCING SUN寄りで、KATHMANDUのそれとはやはりミックス時の発想が違うように感じます。

所謂2MIXの発想と少し違った音作りなので、この3枚は他のアルバムと混ぜて聴きにくいというか、いくらボリュームをいじってもけして同じ音量感、均質感にならないんですよね。

 

最後にAmazon Musicの最新アプリでは、アプリの機能として空間オーディオと2MIXをワンタッチで切り替えることができます。

しかも音源を再生しながら、「空間オーディオで聴くとこう、2MIXだとこう」というA⇔Bができる感じ。オフラインでもできます。

さらに音量のノーマライズもできますので、空間オーディオと2MIXの音量差を気にせず聴き比べができます。

(ただし、もしコンプ的な方法でノーマライズしてるとしたら音質そのものが変わってしまうので聴き比べには良くないかもしれませんが)

聴き比べにとても便利で面白いので「ユーミン万歳!」もぜひAmazon Musicで配信開始してほしいですね。

  

 

 

● 0820日 管理人

 

コーラスのティナさんこと松岡奈穂美さんのお名前の漢字間違いについてご指摘をいただき、修正しました。

ティナさん、長いことすみませんでした。

慌てて修正しましたが、実に50ファイルあり(まだ漏れがあるかもしれませんが)、改めてティナさんのユーミンキャリアの長さを実感しました。

私がコンサートに行き始めた頃にはもういらっしゃったので、未だにユーミンのコーラスと言えばティナさんと言う感じがします。

当時のコーラスの方々は歌はもちろんですがダンスや複雑に動くセットでの移動などやることが沢山あり、

加えてステージ上でユーミンと並べる華やスタイルも必要で、子供心に憧れのスーパーウーマンという感じでしたね。

間違いを知らせて頂いた方が見つけたきっかけがWikiに修正が入ったことだったそうで、もしかしたら当サイトの情報が間違っているのではないかと思われたとか。

当サイトが誤情報を載せてしまっている可能性もありますので、引き続き当サイトからWikipediaなど他サイトへの転載はしないようよろしくお願いします

あとは当サイトの遊び心でちょっと独自の(捻じ曲げた?)情報を載せてる箇所なんかもあります。

例えばCharとのコラボコンサートで「TOKYO NIGHT」という曲を歌っているのですが、Charは場所が鎌田だったので「”KAMATA NIGHT」って歌ってたんですね。

こういうのいいなぁと思って当サイトにはあえて「”KAMATA NIGHT」って書いているんですが、やはりWikiにはこのとおりコピペされてしまっています。

 

 

話は変わりますが最近、達郎さんや杏里さんのLPの再発があり、今年の夏は♪インザサファシティーな感じ(笑)で過ごしています。

ユーミンにもああいうどう切っても夏っぽい、あの時代っぽいアルバムがあっても良かったなと思いますね。

夏とか海とか平らな切り口を持ってこないのが実は内向的な?ユーミン作品っぽいではありますが。。

 

どうも国内外で日本のシティポップ人気がまだ続いており、LPの取引価格が高騰しているようですね。

ユーミンはそこまでシティポップ人気の真ん中にはいない感じですが、

例えばひこうき雲ETP-9083のふつうのジャケットなんかは知らない間に数万円で取引されるようになっています。

私の記憶だと中古屋がかこっていた90年代後半は五千円くらい、2000年ごろヤフオクの登場による市場開放で半額くらいまで落ち込みましたが、

この10年でとんでもなく高くなっているように思います。

今どのアーティストも市販のLP4,400円ですが、これが安いのか高いのか、、、悩ましいところです。

 

ユーミンがLPを再発、特にCD時代の作品をLP化するとしたら、、、

これは嬉しい反面、カタログが多すぎてファンとしては困ってしまいますね、買う金も置く場所も。。。

私はLPをかける行為自体は好きなのですが、音質面では物理的にLPCDに勝る点はほとんど無いと考えているほうなので

LPは針でピックするというメカ的制約がデカすぎて、低域も高域もCDほど入れられないうえに、SNも悪く、内側に行くほど歪も大きい、などなど)

どちらかと言うと見てくれをしっかり作ってくれればコレクションしたいなと思います。希望を書いてみると、

@ ジャケットは拡大コピー感のない感じで

A ボール紙の組み方はアメリカ方式で(ちなみに99年再発や深海の街はヨーロッパ式、これは嫌!)

B アートワークを活かした紙質の採用

C 帯やステッカーもCDのアートワークを採用してほしい

D 帯にするのか、ステッカーにするのか、これは作品の性格によってアートワークの責任範疇で決めてほしい

E Wジャケかシングルジャケか、これもやはり作品の性格を考慮して作品ごとにアートワークの責任範疇で決めてほしい

F 初回特殊ジャケの再現や活用は不要(こういうのはLPっぽさを損なうので)

G 盤はカラーレコード、色はその作品にあった色で(音質は多少悪くても良い、ピクチャはNG

H 必ず1枚組で(2枚組、片面3曲ずつとかアルバムとして聴きづらい!)

I ブックレットは元の素材活かしつつちゃんとLPサイズで作ってほしい(CDの歌詞カードを縦横に並べただけは嫌)

ちなみに数年前の大貫妙子さんの10LP化が満たしていたのは@ABHだけでしたが、、全部買いましたね(笑)

それでも@がひどかったりAがヨーロッパ式なら買ってなかったと思います。

 

・・・でもこういうオタク趣味にユーミンチームが貴重な時間を割くくらいなら、出来るだけ新作を作ってコンサートをやってほしいですね。

 

 

  

● 0809日 管理人

 

早くもツアーの前期日程が終わりましたね(公式では8月後半の名古屋も含めて第1期のようですが)。

今回は規模も大きく、座る場所で見え方も色々ということで前期だけで8回も見てしまいました。

大阪、神戸などは2公演ずつ何度か来るので、何度も行ってしまいますね(これはリピータ集客する上では良い方法なのかも)。

 

前期が終わったタイミングでNHKの「解体キングダム」でセットのバラしが放送されました。

こういうのはめちゃめちゃ面白いですね。もう良く見てるセットですが、客としては絶対に見られない部分がたくさん見れて良かったです。

あれが5,6時間でなくなってしまって別の場所でまた建つというのはあの番組見てもまだ信じられないですね。

長年担当されている舞台監督のお二人がけっこうガッツリ作業にも入られているのにも驚きました。

この舞台監督というのは一般的には、製作段階から、設営、リハ、本番、バラシまで全工程、

何時ごろ誰(演者もスタッフも)が会場のどこで何をすべきなのかを全部把握しているような方々だそうで、

スムーズな進行はもちろん、安全も彼らの肩にかかっている、たぶん一番コンサートついて詳しい方たちなんじゃないかと思います。

現場監督が監督したようなドキュメンタリー見てみたいですね。

 

余談ですが、レポーターの二人は、それぞれにダメな印象を持ってしまいました^^;

田中さんはあんなに手伝ってしまったら、レポーターとして現場に入る意味がなくなってしまうような気がします。

おかげで伊野尾さんがダラダラさぼってるように見えるのですが、そう見えるのは結局彼もたいしたレポートができてないからでしょうね、

あんなんだったらせめて手伝えよ、みたいな()

お二人の動きには番組なりの演出もあるんでしょうけど、自分の現実に置き換えると、

どういう現場であれ、多くの人が作業をしている現場での立ち振る舞いって気を付けないといけないなと思わされました。

特に手伝えない立場なら、尚更です。現場の方々は私の立場なんて知ったこっちゃないわけですから。

それから、終演後にあの作業が待っているなら、客としてはできるだけ早く退場しようと思いました。

(でも一回、設営とかバラシをずーーーーーーーーーーーーっと見てみたいですけどね。)

 

 

  

● 0705日 管理人

 

ユーミンデビュー51周年おめでとうございます!!

 

今夜は府中では花火大会が行われています。

花火ってどのくらい音楽に合わせてタイミング制御できるんだろうか?と思っていたのですが、

ネット中継を見る限りでは、やはり発射のタイミングは制御できても、爆発のタイミングを合わせるのはなかなか難しいようですね。

でも、まばらなところや、飛び上がってから開くまでの間、そして開いた後の重そうなディレイ感が花火の”らしさ”かもしれません。

やはり、こういうのは現地で見ないとダメですね。。。

 

3Dコーナーにリ・インカーネーションの武道館とDADIDAの武道館を追加しました。

建物, 時計, フロント, 座る が含まれている画像

自動的に生成された説明テレビ, ピアノ, 座る, 暮らし が含まれている画像

自動的に生成された説明

リ・インカーネーションのモデルは、ユーミンヒストリーものによく出てくる「手動でバリライト」ってきっとこんな感じだったのではないだろうか?

と思う物を作ってみました。実際はどうやってたのかはわかりませんが、arteのサイトに当時の写真がいくつか掲載されており

(公演中以外のステージ全景を写した写真というのはなかなか貴重です!)、それを参考にしています。

このツアーは公式に映像が発売されていないので残念なのですが、実は杏里の84年にやった渋公のライブでも似たような照明演出をやっていて、

こちらはVHSLDで発売されており、規模は小さいながら雰囲気は味わえるのかもしれません。

残念ながらDVDでは出ていないようですが、「ビキニ」の頃のキレッキレのライブなので是非DVDで出してほしいですね。

リ・インカーネーションは従来通りに照明のための囲いを作らず、イントレ上からスポットをあてたというところも画期的だったようです。

様々なステージセットを観れる現在では、その斬新さを肌で感じるのは難しいのですが、イントレが高く組まれているのはそれだけで迫力がありますね。

arteの写真からある程度SPの構成がわかるので、それも緩くですが再現してみました。この時はEVを使っていたようです。

タワーのてっぺんには私の世代では馴染みのない形のSPがあるのですが、ホーンSPのアレイのようなものでしょうか?

3Fに対してサービスしているようですが、低域はある程度下部のSPから廻って来るので、中高域のみを補強しているのか??

いずれにせよ、この構成で武道館全体をカバーできるとは思い難いので、当時は3Fとかはまぁしゃあないかという感じだったのかもしれません。

 

DADIDAは近未来的な(レトロな)派手さがありますね。何個か前の3Dモデルから光らせるというワザを憶えたのですが、なかなかいい感じに光っています。

このモデルでは照明機器を作ってないのですが、arteのサイトの写真を見ると従来通り(?)照明用の天井を作っており、上からワイヤーで吊っていたようですね。

このあたりを見ると先のリ・インカーネーションの「照明のための囲いを作らず」というところが分かりやすいかもしれません。

音響のほうではメイヤーのSIMが使われ始め(日本初?)SPもメイヤーが使われていたのではないでしょうか。

 

武道館は狭いような広いような不思議な空間ですね。上記2つより明らかに巨大な天国のドアのセットも武道館に入れてみました。

・・・半分ぐらいをステージが占めてしまいますね。正面スタンドなんかはかなり理想的な席だったのではないでしょうか。

建物, 時計, ウィンドウ が含まれている画像

自動的に生成された説明

 

 

 

  

● 0626日 管理人

 

シミズオクトのコンサート美術史30年「ハロー!バックステージ」という本があるのを知りました。

ヤフオク!でなんと36千円で落札されており、ギョッとしましたが、たまたまいけない二人が競ってしまっただけのようで、

Amazonでは3千円くらいで中古品が買えますし、意外と図書館などに置いてたりもします。

これまでに3冊刊行されており(01年にI13年にII22年にIII)市販もされているようです。

IIIに加筆する形で、IIIは記事を一部差し換えIIと同じボリュームという感じ。

ユーミンの記事の場合は、IIIにはIの内容もIIの内容も収録し+タイムマシンツアーの記事が追加されています。

(シャングリラについて6ページ、タイムマシーンツアーについて2ページ収録)

量は少ないですが、制作サイドの方しかわからないような事がたくさん紹介されていて面白いです。

また、マークフィッシャーの天才ぶりを紹介した記事があり、これもなかなか面白いです。

彼は日本ではユーミンより少し早く、ミスチルのコンサートをやっていたのですが、

小林武史とのやりとりの中で彼がアイディアを固めてゆく様子が超人的で面白い。

ユーミンだけでなく、日本のイベントやコンサートの高価値な歴史的資料という感じおすすめです。購入するなら、IIIをお勧めします。

 

テーブル, 座る, 部屋, ベッド が含まれている画像

自動的に生成された説明

3Dステージは予定していたシャングリラIまで作り終えました。

このシミズオクト周年誌を読んだ後では申し訳ないようなやっつけ感ですが、

スユア以降のステージセットそのものは私はそれほど憧れるところがないので

(好きは好きなのですが、90年代と比べると、、ということです)

この程度のつくりになってしまっています。

また、00年以降は単純に作るのが難しいこともあって、

3Dコーナーの更新はいったん終わりにしようかなと思っています。

(と、言いつつ今、武道館を造ってますので、80年代のものはもうあと12つ追加しようかなと思っています。)

 

 

 

 

● 0604日 管理人

 

今回のツアー会場でCDDVD2,000円以上買うと公式データブックがもらえます(ただし、山内さんの書籍やSkyeのアイテムは対象外です。)

情報が粗いのと、間違いもあるので、あまり私は必要性を感じないのですが、50周年の節目なので記念に入手することにしました。

もともと70年代や80年代前半はコンサートパンフにディスコグラフィや、バイオグラフィが載っており、

これに情報を追加したり、レイアウトを変えながら、この万歳!が表紙の最新データブックに繋がっています。

そう思うと感慨深いものもあります。情報もマジカルパンプキンの最終日のようにずーーーーっと間違ったままの情報もあれば、

79年の葉山のようにどこかの改訂タイミングで修正されたものもあります。

この公式データブックは非売品なので、どのタイミングで新しいものができているのかイマイチはっきりしていません。

最後にパンフに載ったのは「U-miz展」のパンフだったと思いますが、これ以降、独立アイテムとして私が知っているのは、

97年「Cowgirl Dreamin‘」の時に作られたもの、98年「ノイエ・ムジーク/9917タイトル再発」の時のもの、

(これら2冊はまだ薄い冊子という感じでした。)

03年「Faces」の初回特典(これは市販品CDの付属物ですが。セルフカバー盤だったので、このとき提供曲情報が追加されてました。)

06年「A GIRL IN SUMMER」の時のもの(ユーミンと小倉エージさんの解説や、ハワイの撮り下ろし写真が掲載された本格的な物)

18年「45周年ベスト」の時のもの(タイムマシーンツアー会場でのCD/DVD購入特典として配布も)という感じ。

 

この公式データブックを貰うには何か買わなければならないのですが、

もう全部持ってるんですよね(50年選手のファンにはあるあるだと思います)。

考えた結果「天国のドア」にしました。

この「天国のドア」は90年の発売からずっと ”TOCT-5900” という型番で、おそらく30年以上現役の、現行市販品では最古の製品です。

私は業界の人間ではないので、型番が変わらないことが何を意味するのかそこまでわかりませんが、

どんな業界であれ、30年製品を変えずに維持するというのはなかなか難しいことです。

今、どんなふうになって売ってるんだろうか?というところに興味があった感じです。

 

早速中を見てみましたが、歌詞カードの紙質が全然違いますね。

TOCT-5900のオリジナルはザラっとした手触りの紙ですが、今回買った現行品はツルっとした手触りです。

見た目はぱっと見くらいでは違いが判らないのですが、触感が違うのでやはり別物感はありますね。

オリジナルのほうは何か”個体”を感じますが、現行版は印刷された面だなぁという感じ。

写真に撮ってみると反射具合が全く違います。

ドレス が含まれている画像

自動的に生成された説明

夫々、左がオリジナル、右が現行です。オリジナルは反射はするのですが、発散的じゃない、奥ゆかしい感じ。

右の原稿はツルっとしてる分、大味に反射してる感じです(・・・ちょっとオリジナル贔屓な見方でしょうか。)

なお、帯にも似たような違いがあります。

 

「天国のドア」が出た時は世の中的にお金がある時代で、紙材から印刷方法から凝りに凝ってたイメージがあります。

銀鏡的な素材を使ったり、ページによって触感を変えていたり、・・・

こういうことをしちゃうと後の時代が大変なのですが、若干違うにしても、

30年ちゃんと「天国のドア」の歌詞カードの生産を維持し提供しているのは、ありがたいことだなぁと思いました。

これいつごろからこの仕様になったんでしょうね?意外と2ndプレスからだったりして。。。

ちなみに、その他の違いは、歌詞カードやレーベルに書かれている「東芝EMI」が「EMIミュージック・ジャパン」になっていること、

あとはマトリクスの書き方くらいでしょうか。CDをリッピングしたデータはオリジナルと同じでした。

 

 

  

● 0515日 管理人

 

早速横浜でツアーを見てきましたのでツアーのページを作りました。ネタバレしてますので気を付けてください。

ここにはネタバレは書きませんが、よく見える場所から見ると今回の演出、私はなかなか好きな感じでした。

実は子供のころにしか体験してない(あまり憶えていない)ある演出が見れて感激でした。

あんなにスペースを感じてテンション上がるものだったとは、やっぱり知ってるとか想像できることと体験することは違いますね。

あとはユーミンの声がよく出ていて良かったです。やはり独特のヴォーカルです。

 

一方、イマイチだなと思うのは遠く見えるようなセットを作ってしまっているところですね。

アリーナ会場なので遠いのは当たり前なのですが、人の感覚はけっこういい加減なので、セットの作り方次第で近く感じたり遠く感じたり変わると思うのです。

ちょっとネタバレなしの説明が難しいですが、ユーミンがいるステージと客席の間に実質ステージじゃないものが挟まっているので遠く感じる気がします。

あと良くないのは、憂き目に遭われた方からすでにいろいろ発信されていますが、アリーナに見づらい(あるいは全然見えない)席があるという事ですね。

私はアリーナに降りられなかったのでどの程度のものなのかはわかりませんが、

見えることは基本なので(だって見せるためにやってるんでしょ?)なんとか改善してほしいと思います。

私もこれからまだ何回か行きますが、自分が同じ憂き目にあうかもしれない・・・見えなくても楽しめたという発信もありますが、私は見えないのは嫌ですねぇ。

アリーナ席のフリフラがとてもきれいでしたが、上から見るとちょっと船下の海に身を挺して美しい演出を見せてくれていた感があります。

ってスミマセン、次回は我が身かもしれませんね。・・・やはり何とかしていただきたいです!

 

2008年に当時69歳、デビュー50周年だったティナ・ターナーが欧米14か国46都市90公演に及ぶオールアリーナ&スタジアムツアーを敢行しました。

演出も曲もほぼほぼ定番で、それでも年配のファンが大勢駆けつけその定番を楽しんでいる様子を見て

ユーミンもこの歳までアリーナでライヴやっていてくれてたらいいなぁと思ったのを憶えています。

ユーミンは日本でしか活動していないので公演数や動員数は到底及びませんが(ステージの制作費や演出イベント数、稼働費用なんかは勝ってるでしょう)、

本当に69歳、50周年に大規模なツアーを行ってくれて、応援するファンもたくさんいるという状況に感謝ですね。

 

 

 

● 0505日 管理人

 

いよいよツアーが始まりますねぇ!!

ということで、このところ3Dコーナーのラインナップを増やしております。

もともとカゥガールツアーとアケイシャツアーくらいかなと思っていたのですが、ひとつ、ふたつと増えてくるとあれもこれもという感じで。

オペのほうもこなれてきて、資料の解釈から3D制作までが速くなってきました。私もまだ成長するんですね()

DSLK〜シャングリラIあたりまではやろうかなと思っています。

それからREINCARNATIONの武道館も作りたいですね。これはセットというよりは、手動でバリライトやってる歴史的瞬間を。武道館も作るのでちょっと大変ですが。。。

 

 

3Dの面白いことのひとつは、客としては行けないステージ上に行けることです。ワンシーンだけ紹介したいのがここ、ステージ最上階。このライトポッドがレールに嚙んでいるところから、伸びるレールに視線をやると飛んでもなく怖い!これ人が造ってんだよなぁ、、、コンサートが終わったら解体して運んで、また、建てて・・・。本当に飛んでもないことだと思います。そして、ここで歌ったり踊ったりするのは尋常じゃないです。さらに怖いのがエレベーターがやって来る穴。ビデオを見ると、ユーミンはエレベーターに乗ってここにやってくるわけですが、さっきあったエレベーターがちゃんとあるかどうか確認する様子もなく、あって当たり前かのように、エレベータにまた乗るんですよね。演出上、いちいち確認したり躊躇ったりできないわけです。スタッフと設備を全信頼しているというか、すごい腹のくくり方してんだろうなぁと思わされます。これも3D体験ならではですので、ちょっと操作が難しいですが、ぜひ登ってみてください。なお、正面以外はほとんど想像で作ってますので、実際にこのようになっているかどうかはわかりません。

今回、天国のドアを作ってみましたが、いろいろ感慨深いものがありました。私はU-liveが初コンサートなので、このコンサートは実体験がありません。ビデオはもう子供のころから何度も何度も見ていてある程度知ってるつもりだったのですが、今回初めて3Dで見てみて、こんなにアゲアゲな空間だったのか!と初めての感覚にため息が出ました。天国のドアは構造的にはそんなにユニークというわけではないようにも思うのですが、何か他のツアーとは異質なすごくテンションの上がる空間の使い方がされているなと思います。前方全面にワーッと立ち上がってくる感じ、そこを重そうな機材がゴリゴリ動く圧倒的な迫力。。。ビデオでは何度も見ていますが、今回はじめて感じましたね。やはり残念ながらビデオでは伝わらない。。。これを知らずに終わってたかと思うと、作ってよかったなと思うと同時に、やはり当時会場で見たかったなと思いました。30代のユーミンのハンパない無敵感、世の中はバブル、本当に盛り上がったんだろうなと思います。

 

3Dコーナー

 

雪, 戸棚, コンピュータ, スキー が含まれている画像

自動的に生成された説明

 

 

レゴで作られた建物

中程度の精度で自動的に生成された説明

 

 

 

ひとつ作っていてわからないことがあったのですが、もしご存じの方いらっしゃいましたらフォームから教えていただけないでしょうか。

 

T&RツアーのVOYAGERでユーミンを載せていたポッド(ポッドYとします)は、他のポッド(ポッドNとします)とアームの機構が違います。このポッドYがどこについていたのかご存じないでしょうか?いちばん外側のポッドNのレール(図中赤線)にいたようにも思えるのですが、そうだと不思議な体験〜VOYAGERが相当ややこしいことになるような気がしたので、3DモデルではポッドY用のレール+トラス(図中青線)が別にあったことにしています(想像でそうしています)。ただ、文春に載ったセットの全景写真見る限りそんなのは無さそうなんですよね。。。

ちなみにユーミンは立ち乗りはしていませんが、座ったシルエットを作るのが面倒くさかったので今のところ立ち乗りにしています。

このポッドYのアームはどういう仕組みになっているんでしょうね。どうやってポッドを水平に保っているのか・・・実はポッドはワイヤー吊りされててアーム自体は何の制御も受けていないただの飾りなんでしょうか・・・

 

 

おとなりの天子様さんから「ノイエ・ムジーク」のジャケットの意味についてご質問をいただいています。

すみませんが、私も知りません。基本的にユーミンはアートワークについて説明することが少ないように思います。

楽曲と真逆の考え方で、自分たちとはまったく違う頭から出てくるアイディアを求めていて、アートディレクターに一任しているという感じがします。

もちろん何かしらのオーダーはしており、拘って決めるんでしょうけど、そんな事情からかあまり言語化はしていないように思いますね。

(以前ウソラジオでジャケット振り返りコーナーをやっていましたが、必ずしも全作話せる内容があるわけでは無さそうな・・・印象を受けました)

お役に立てずなので、2つほど余談をしますと、正隆さんは「この赤ちゃんはこれを聴いてる、」というふうに裏設定を置きながら人形を並べていたそうです。

もう一つは、あの赤ちゃん人形は市販品らしく、たしか当時東急ハンズかどこかに売ってるって当時ファンの間で話題になっていました。以上です。

それから、訂正情報もありがとうございます。また、当サイトは製品画像の掲載は今のところしないつもりです。

ありがとうございました。

 

 

 

 

● 0320日 管理人

 

前からやりたいなと思っていたユーミンの旅のコーナーを作ってみました。

書籍のページをやってるうちに、こういう切り口もありだなぁと思っていて、ひとまず海外のをやってみることにしました。

ユーミンはこれまで雑誌やテレビの取材で本当に沢山の場所を訪れています。

依頼がたくさん来る、自分の行ってみたい場所を提案できる立場だからこそ、掲載される紀行文や放送されるコメントも面白い。

紀行物は景色の写真も美しく、ダイナミック、そしてユーミン本人もかなりフォトジェニックです。

旅は自身の作品制作にも大きく影響を与えているようで、もう活動の一ジャンルと言える気がします。

今のところまだ少ししか掲載していませんが、徐々に情報追加してゆく予定です。

こういうのこそ写真を使いたいところですが、これまでどおりそこは我慢することとします。

それにしても20年ぶりに「クリッカブルマップ」みたいなのを作ってみましたが、今はずいぶん楽に出来るようになっていますね。

PCではいくつかの環境で動くことを確認していますが、スマホなんかは位置がずれてしまうかもしれません。対策は追々勉強します。

 

 話変わって、ここしばらくの間、いくつかお便りをいただいているのですが掲載しておらずすみません。

いくつか訂正情報を頂いており、これは都度都度、訂正を頂いたという但し書きと共に直すようにしております。

大変助かっております。ありがとうございます。

また、レコード会社名の変更と廃盤情報に対応できていない点も追々直していく予定ですが、

量が多すぎるのと、労力の割にさほど大した意味を持たないので、ちょっと時間かかりますが別件の更新ついでに直していこうと思っております。

また、マイベスト的な話題も頂いているのですが、私があまりそういうのに興味がないため、これはせっかく頂いているのに本当にすみません。。。

昔はこういった"自分がユーミンをどう聴いているか"といった話題で相互交流するWeb2.0的なファンサイトもいくつかあったのですが、

SNSの登場で軒並みなくなった感がありますね。FCなんかがしてくれるといいのですが。。。

また、3Dのほうも希望を頂いていており、まだ造りたいステージはあるのですが、なかなか時間が取れなくて。

ああいう作業は「少しずつやる」ということが難しいもので。

 

今後も少しずつですが、いろいろ更新して行こうと思っております。

 

 

 

 

● 0302日 管理人

 

最近、その流暢さがすごすぎと話題の「ChatGPT」(AIチャット)を試してみました。

当サイトには情報のない「大衆的時事歌劇」のセットリストについてきいてみました。

 

Q

ユーミンの大衆的時事歌劇というコンサートの演奏曲を教えてください。

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ChatGPTの回答:

荒井由実(松任谷由実)さんの「大衆的時事歌劇」というコンサートでは、以下のような曲が演奏されていました。

1.    天気予報

2.    いちご白書の世界

3.    ルージュの伝言

4.    あの日にかえりたい

5.    ローズ・ガーデン

6.    あした晴れるかな

7.    昨晩お会いしましょう

8.    海を見ていた午後

9.    真夜中のドア〜Stay With Me

10. いのちの歌

11. 卒業写真

12. 青い山脈

13. レイニーブルー

14. 秋桜

15. 瞳を閉じて

16. 時間よ止まれ

17. 守ってあげたい

18. 永遠の翼

19. 悲しいね

20. 真珠のピリカ

21. 雨の街を

22. 星空のディスタンス

23. 雨の物語

24. ハートは戻らない

25. 卒業旅行

26. アンコール:宙船(そらふね)

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Q:バンドメンバーには誰がいましたか?

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ChatGPTの回答:

荒井由実(松任谷由実)さんの「大衆的時事歌劇」というコンサートには、以下のようなメンバーが参加していました。

● サポートメンバー(バンド)

Keyboard:松任谷正隆

Guitar:松原正樹

Bass:高水健司

Drums:林立夫

Percussion:斉藤ノブ

SaxJake H. Concepcion

Chorus:木戸やすひろ、マイケル富岡、チャールズ・キャンベル

● オーケストラ

Violin:都留教育大学管弦楽団

Conductor:渡邊俊郎

 

以上が、当時の「大衆的時事歌劇」での主な参加メンバーです。

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情報の正確さはしかたないにしろ、下記の点はすごいですね。

・コンサートの演奏曲が2030曲だと知っていること、アンコールがあるものだと知っていること

・選んでるタイトルがなんとなくユーミン廻りの曲であること

・バンドメンバーにはKeyboardDrumsなどがいるということを知っていること

・メンバーがそれっぽいこと

・間違った情報を堂々と正しそうに違和感のない日本語で回答していること

このChatGPTが不気味なのは、分らないことを「分りません」ではなくて、明らかに間違った情報を使って如何にも正しそうに返してくるところですね。

(たまに人間でもこういう困った方がいらっしゃいますが)

ちなみに、当サイトに既に載っているような既知の情報もやはり同じノリで「如何にも正しそうなウソ」で返してきます。

当面、AIチャットには騙されるな!と言えそうですが、

ただ、AI荒井由実が流暢に会話する日は本当に近いのかもしれませんね。。。

 

 

 

● 0105日 管理人

 

本年もよろしくお願いします。

紅白を見ているとacacia tour のセットみたいだなと思ったので、というわけではないのですが、

acacia tour3Dを作ってみました。

 ← クリックすると3Dページへ飛びます

やはりプレイガイドで配ってた座席図やパンフに載っていた図面から起こしました。会場は大阪城ホールのイメージです。

ステージセットがΦ17.5m, アリーナの縦76m, 45mに設定しています。

黒い人影は170cmくらいの身長です。(おっさんのシルエットですが・・・、靴を履いたユーミンの身長という感じ)

意外と図面や会場のサイズを出しているアリーナ会場が見つからなくて、

行き慣れた大阪城ホールの駅からの案内図とGoogle mapの比較からアリーナの大きさを出しています。

またステージも会場も例によって高さの情報が無いため、高さは写真見ながらの目分量です。

ステージはもう少し高かったような気もしますが、acacia tourはカウガールツアーやダンシングサンツアーに比べると

パッと見かなり小ぶりな印象でした。ツアーも形がわかりやすく面白かった90年代の物をいくつか作りたいなと思っています。

逗子はvol.13, 16も作ったので是非見て見てください。

 

 

2022

  

 

● 1220日 管理人

 

 

 

ユーミンミュージアムに行ってきました。

貴重な物や雰囲気が伝わる物が沢山展示されており、とてもありがたい機会でした。

 

まず感動したのが入口のピアノと歌詞の展示です。

ユーミンはよく楽曲を自分が作りだしているというよりは、

この空間に何らかの形で存在している想いにチューニングを合わせ、

それをモニターをしているような気がするというようなことを仰っていますが、

まさにそれを表しているようにユーミンの元に曲が降り注いでいる、

そんな感じの素晴らしい展示だと思いました。

また、Yuming chordで会場構成の阿部さんが「ユーミンは滝である」と仰っていましたが、

この展示を見たあと聞くとなるほど!という感じがします。

 

私が一番感じたミュージアムのインパクトは

やはり大量に展示されている歌詞の直筆のメモ書きですね。

たまにFC会報などに載っていた完成された清書に近いものから、

タイトルもないような、歌詞かどうかも分らないメモ書きまで70篇以上あります。

展覧会に付きものの図版の販売が無かったので、

この歌詞メモのタイトルだけでも一覧にしてみました。→ こちら

もちろん歌詞は書いていませんが、ネタばれが嫌な方は見ないでください。

 

 

またユーミンの実家の部屋を再現したコーナーには、YAMAHAのピアノ、古い文庫本や自筆の絵画、

12:00前には電話その他でも絶対におこさないで下さい。ゆみ」と書かれた張り紙?まであり、

丁度「小説ユーミン」を呼んでいたこともあり、手の届かない貴重な過去のような、逆にとても身近な物のような、なんとも不思議な感覚でした。

 

コンサートのコーナーは沢山の衣裳の実物を間近で見れたのは貴重な体験でした。

恐らく誰もが衣裳の「細さ」にビックリすると思います。こんな人間いるのか?という感じ。

ユーミンは身長が165cmくらい、昔の宝塚の男役くらいのタッパがありますが、

それに加えてあの細さだから、なに着ても様になるんだと改めて思わされました。

これは恐らく誰にとっても想像以上だと思うので、実物を必見すべきと思います。

 

深海の街ツアーのコーナーは実際のセットの右側、武部さんのあたりが持ち込まれているようです。床もセットのそれでした。

部屋に入るとコンサート会場と同じにおいがします。あぁあれはセットのにおいだったんだなぁと。。。

これも貴重な体験でした。

 

期待していた映像や制作資料は正直物足りなかったです。ユーミンの歴代コンサート映像が公式に出たという点で大変貴重なはずなんですが、

ご存知の通り?今もYoutubeで無断アップロードが続いているくらい流出しまくっているので、レア感がないんですよね・・・。

しかもユーミン中心の映像ばかりで、凝りに凝ったセットや演出の全容、プロジェクト制作の規模感や、

それから時代的なインパクトを伝えるには不十分だったかなと思います。

ユーミンはよく楽曲制作とコンサートは両輪で、この両輪があったからこそどちらも続けてこれたと仰ってますが、

前者は根っこのすごい資料が大量に展示されていて、後者は外側の葉っぱを何枚か取ってきてペタペタした感じ・・・

例え、物量が同じだったとしてもそれくらいの重みの差があったように感じました。

ただ展示スペースの都合もありますし、やはりデビュー50周年ということで起点周りも沢山見たいですから、そこはしかたないですね。

何にせよ貴重な有り難い体験を提供していただいたことにかわりはありません。

 

コンサートコーナーの一角にシャングリラアクターたちからの今のメッセージがありました。

中には勇気を振り絞って綴られたであろう戦争への怒りや悲しみ、恥じ、平和への想いも書かれており、

シャングリラは過去のことですが、将来また世界が目指すべき姿のひとつになっているんだなという感じがしました。

 

最後の最後の場所で99年のユニクロCMが流れていました。

恐らく放送されなかった?ユーミンがのどちんこが無いのを見せようとするバージョンで、けっこう怖い顔をされていました(笑)

 

YUMING MUSEUM 公式サイト

写真はこのサイトが網羅的に掲載しています SPICE「『YUMING MUSIEUM』で、ユーミンをもっと好きになる。」 

 

 

余談ですが、今回「ただいま東京プラス」などの割引で宿泊代がかなり浮いたうえに1泊につき街で使える3000円のクーポンがもらえました。

ワクチンを3回接種されていない方でも、抗原検査などの陰性証明を示せれば、割引対象になるホテルや店舗があります。

この陰性証明も30分くらいで出してくれる検査施設が探せばけっこうあるので、上京される方は是非利用されることをおすすめします。

 

 

 

● 1117日 管理人

  ←画像のリンク先からどうぞ。

最近こればかりですが、3D逗子マリーナのvol.17を作成しました。これで一応、会場の3形態が揃ったことになります。

あとは、ブルーブロックの座席が少なかったころのvol.1112あたりもやりたいところですが、

ツアーもやってみたいなと思っています。アケイシャかカゥガールならある程度資料があるので作れそうな気がしています。

来年のツアーに合わせてセンターステージがアリーナやスタンドでどう見えるか、きっと何回も行くと思いますので自分でもじっくり見て見たいと思っています。

(ただ以前と違ってどこに座るのかが直前までわからないのが残念ですが・・・。)

 

さて逗子の最終回となったvol.17ですが、かつてのステージ正面方向にリビエラのチャペルが建てられ、

ピンクブロックを伸ばせなくなったためか、ステージが海側に移りました。

それまでグリーンブロックがあり、すぐ後ろは道と堤防と海だったのを見ているので、

会場で見た時は、よくあんな狭いところにステージが作れたなぁと感心しました。

(リビエラになってから海側にもゲートのような建造物が沢山建てられたのですが、

 当時マリーナに設置されていたライブカメラでステージ設営を見ていると、クレーンで11個そのゲートをどかせて、ステージを設営し、

 撤収後はまた11個、元の場所に戻していました)。

 

今回の3Dモデルは、座席もステージセットも全く図面がなかったので、当時のメモと写真から作ったのですが、

やはり見えないところを想像するのに頭を使いますし、

見えないところが実際と違うので、見えるところAと見えるところBが上手く繋がらない・・・。

このセット、実際にすごく薄かったのだと思いますが、いくつか謎があって、

WOWOWでやった放送を見ると、ユーミン登場時、ステージの2階に裏階段を上って来るような感じで登場するのですが、

バックステージにスペースが割けないこのセットで、どんなふうに後ろにあの高さに登れる階段が付いていたのかよくわかりません。

また、中盤、シンクロが登場するところで巨大なLEDビジョンがステージセットの2階に面する形で突然登場するのですがこれも謎。

おそらく最初はステージの裏にあって、上昇させて出すのだと思いますが、そうなると、裏階段との位置関係はどうなっているんでしょう?

普通に考えると手前から、ステージがあって、裏階段があって、LEDビジョンがあって、キューブのセットとなるはずですが、

とてもそんなスペースがあるように思えません。ご存知の方いらっしゃったら是非、教えてください。

 

このvol.17の会場配置はブルーブロックからは大変見やすいものでした。

シュロの木(3Dモデルではヤシにしてしまっているのでいつか修正します)もなくなってますし、

何より今までより近く、ステージもこちらを向いてくれている。

逆に最悪だったのがリビエラ前のオレンジブロック(旧ピンクブロック)

後方の海寄りの席からはステージもLEDビジョンもほとんど見えないんですよね。

それに後ろのチャペルの窓をふさぐことが許されなかったためか(?)、あまり傾斜が付けられませんでした。

最後にして初の配置だったためか、ここの見えづらさは見落とされてしまったのではないかと思います。

 

チャペルの3Dモデルはコンサートと関係ないのでどうしようかと思ったのですが、

あの年、ユーミンファンに不安を与えた(かどうかはわかりませんが)あのチャペルはvol.17の一部な気がして、

簡単にですがモデリングすることにしました。このあとすぐにブルーブロックの場所にも建物が建ち、逗子コンサートは終焉を迎えます。

秋のWOWOW放送時はほぼ確定だったようで、ユーミンのナレーションもかなりセンチメンタルでしたね。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

話は変わりますが、恒例となりつつある丸ビルのツリーイベント、

クラブミックスされたユーミンソングと一緒に映されるプロジェクションマッピングでかなりレアな映像が流れています。

どういうわけか、ユーミンの蔵出し映像にはもうほとんどレア感がないのですが(苦笑)、

今回マジでレアなのが蔵出しされました。基本的にコラージュでつぎつぎ流れてくるので映るのは一瞬ですが、

参考タイム()と該当箇所の歌の歌詞を書いておきますので、現地で見逃さないように見てみてください。

 超レア映像1) きっと言える PV150秒くらい、♪黄昏せまる街並みや

 超レア映像2) SURF & SNOW TOURのオープニング衣装の映像:230秒あたり、♪クリスマスの日わたしに言った

 超レア映像3) 79年末にテレビ放送したDESITNYのビデオクリップ:230秒あたり、♪クリスマスの日わたしに言った

あとは初期のセルビデオ「ユーミン・ヒストリー」からもいくつか映像が使われており、是非これはリリースしてほしいですね。

 

 

● 1108日 管理人

  ←画像のリンク先からどうぞ。

3D逗子マリーナですが、vol.14も作ってみました。vol.15も少しアップデートしています

このステージセットは一番好きなセットですし、当時もなんて豪華なセットだろうと思いました。

トラスに降り下ろすようなライティングや、トラス上部の松明、レーザー光線、ダンサーもたくさん出演しており、

ユーミンもいろんなところから登場。本当に豪華絢爛なステージでした。

ステージがピンクブロックを向いていますが、vol.14までは、長らくここがセットの定位置でした。

この位置のせいで、vo.15に比べるとブルーブロックがだいぶんと右に降られており、客席数も少ないです。

写真を見ると、この時(97)はスピーカーがまだラインアレイではなく、ポイントソースだったようですね。

この3Dモデルはセットはやはりテキトーで、照明装置や機材はありません、建築的な矛盾もめちゃめちゃありますが、

好きなセットと言う事でvol.15より少し凝って作っております。

作っている時にしばしば感じたのが、怖いということ。

高さは一番高いトラスを15mくらいにしているのですが、3階とかに立つと高くて、狭くてめちゃめちゃ怖いです。

このセット、実際の写真を見てもあまり手すりのようなものは見えないんですよね。

良くこんなところで走ったり踊ったりできるなと思います。しかもこの回は台風で雨風が強かったと記憶しています。

ダンサーがワイヤーで逆さに宙づりになって、みたいな演出もありました。

トラスの上部にちょこっと横棒を描いてますが、これがワイヤー装置です(・・・詳しい形状は分りませんでした)。

まさに、命懸け、よく事故なくやっているなぁと・・・気が遠くなります。

 

 

 

● 1031日 管理人

 

文字ばかりの当サイトが贈るメタバース企画(と言うにはおこがましいですが)、逗子マリーナの3Dモデルを作ってみました。

本当は夏にやりたかったのですが、今になってしまいました。。。

逗子は実際に4回ほど行きましたが、記憶と照らしてみて結構本物っぽくできたのではないかと自画自賛しています。

  ←画像のリンク先からどうぞ。

もちろん、制作に使われた資料は無いので、正確な再現ではありません。当時、プレイガイドが配っていた座席図から起こしています。

(なので平面上の情報は大きくは違わないのですが、高さの情報はテキトーです。私が決めています。)

 

是非、味わっていただきたいのが逗子の会場の雰囲気です。

逗子は開場の時刻はまだ日が落ちておらず、人もまばらで、開けっ広げなステージと広大なウッド床の客席、

何よりドーンと広がる海を見て「逗子に来たぞー!!」と目いっぱい思うのが最初のイベントではないでしょうか。

是非、その感じを想い出して、あるいは逗子に行けなかった方は追体験して頂きたいのです。

是非、空からだけではなく、客席に降りて見てください(ちょっと操作に慣れが要りますが)。

また、リゾートとはいえ、基本的にはそう大きいわけでもない普通のプールにこんなに大きな客席を作ってしまう、とんでもない感じ、

(一番大きな”ブルーブロック”はかなりの高さもあり、リズムに合わせて揺れる少し怖いものでした)

またこれだけの客(約7,500人)が半島の一角に連日集まるので、いろんな面でかなり無理してきたイベントだったであろうし、

ある程度ラフな時代に徐々にエスカレートしてきたからこそ許された、・・・という感じがなんとなく伝わるのではないでしょうか。

 

ステージも作っていますが、これは本当にテキトーですから、ステージよりも会場の雰囲気を見て頂きたいです。

(ただ、白昼に見る裸のステージは意外とこんな感じかも・・・特にvol.15は初見こんな感じでした)。

今回は一番作りやすい資料があったvol.15を作りましたが、vol.14も作りたいなぁと思っています。

過去のステージ図面や客席図をお持ちの方、いらっしゃいましたらご一報ください。

(店頭でのオンライン発券をやっていたころは、意外とステージセット入りの座席表を配っていましたよね。Faxでガタガタの物でしたが)

ステージセットは闇やライトを纏って成立しているので、3Dモデルを作ってみると意外と詰まらないのですが、

逗子は特殊な会場なこともあって面白いなぁと思っています。座席図の変遷なんかも面白そうですけどね。

後は、もう少しプール周りも作ってみたいなぁと思っています。

 

今回、3DSketchupを、WebビューアはSketchfabを使用しています。

< ユーミンファンに関わらず、3Dモデルの公開を検討されている方へ情報共有です。 >

202211月現在、Sketchfab10MB以下のファイルであれば無料会員としてモデルの掲載が可能です。

今回のモデルは、Sketchup2007.skp段階で11MB程度、これをGoogleEarth用の3Dデータ.kmzに書きだすと3MB程度に落ちます。

Sketchfab.kmzに対応していますので、そのままアップできます。

Youtubeのガイドなどでは「Skechup to Sketchfab」というSketchup用のプラグインを使う事が案内されていますが、

これを使うと恐らくファイルサイズが大きくなり過ぎて、Sketchfabから弾かれてしまうようです(エラーが出ます)。

また、.3dsなどに書き出した場合は600MB近くになるため(.kmzとえらい違い)Sketchfabの無料会員ではアップできなくなります。

後者はどうも小さなプロダクトを見ることを想定しているようで、こういった大きなフィールド向きでなく、

ちょっと操作がしにくいかもしれません。Google Earthの利用も検討しております。

 

 

 

別の話題で、「翳りゆく部屋」のシングルミックスについて情報を頂きました。

頂いたのは、アルファの「Yuming Singles 1972-1976」の後発型番にはアルバムミックスが入っているらしいという情報でしたが、

私が確認した限り、どの型番にもシングルミックス(ミックス時点での同一音源)が収録されているように思います。

既に該当ページに掲載済みの情報なこともあって、投稿文面の掲載は割愛させて頂きます。

投稿ありがとうございます。

 

 

 

 

● 1026日 管理人

 

先日、WOWOWPV集が放送されたこともあって、PVについて書いておきたいと思いこちらに作成しました(まだ途中ですが)。

リンク先にも触れていますが、PVはスタッフも出演するユーミンもけっこうな労力を使って作っていますが、

ほぼファンの目に触れない、だれが監督なのかも、ユーミン以外誰が出演しているのかもわからない、

新譜発売の時に少しだけ放送される、ファンには手の届かない非常に勿体ない逸品です。

最近はYoutubeで見ることができますが、90年代は本当にそうでした。

 

そんなわけで、あまり情報がないのですが、監督と内容以外のエピソードを表にまとめ、Youtube公式チャンネルへのリンクを張っています。

エピソードですが、カウガールツアーの特設ページで紹介されていた物や、フリーペーパーに載ったものから抜粋しています。

90年代は年に4,5回「VOICE」「EYES」といったユーミン専門のフリーペーパーが出ていたのですが、しばしばPV撮影レポートが載っていました。

PV制作は正隆さんの中で優先度が低いらしく、いつも発売直前にけっこう手の込んだ要求が降ってきて、

時間がないなか正隆さんの了承を得つつ、クルー、ロケ地、キャスト、衣裳、何より新譜の宣伝で忙しいユーミンの確保と肝心の撮影、

ドタバタでまぁまぁブラックに()制作が進められるところが読んでいて面白いです。

これだけやっていて、ファンの目に触れるのはサビの十数秒とか。・・・なんてもったいない。

90年代はほぼ前嶋さんが撮られていますが、とにかくこの無茶苦茶をこなせちゃう優秀&パワフルな方なんでしょうね。

 

00年代に入り、ネットが浸透すると、これからはネットでという事でフリーペーパーの発行頻度はぐっと減ってしまいました。

ネットに書かれるようになったかと言えば、・・・こっちの頻度も減っていった感じで、PVの情報はほとんど得られなくなりました。

ユーミンサイドからは監督の名前すらほとんど情報が出ていないのですが、今回調べていると意外なところから入手できました。

日本のPV放送の元祖?スペースシャワーTVのミュージックビデオ検索。ここ15年くらいの作品にはほぼすべて監督名が記載されています。

いくつか歯抜けがありますので、もし情報を持ちの方がいらっしゃいましたら、是非お知らせください。

 

PVは正隆さんのお気に入り度と画質を考えると今後も発売されることはないのかなぁ・・・。

 

 

 

 

  

● 1025日 木の実さん

 

ユーミンをよく聴きます。

1999年発売のオリジナルアルバム『FROZEN ROSES』がお気に入りで、

ふと思ったのですが、今まで発売されたベストアルバムには『FROZEN ROSES』から一曲も選ばれた曲がなく、

今回発売された『ユーミン万歳!』も『FROZEN ROSES』から選ばれませんでした。

一応、Lost highwayspinner wheelは先行シングルで発売されていますが、

FROZEN ROSES』はベストアルバムに選ばれた曲がないのでそれだけマイナーな曲しか入っていない印象が強いです。

 

      1026日 管理人

 

投稿ありがとうございます。

あまり気にしたことがなかったのですが「FROZEN ROSES」からは1曲も選ばれていないのですね。

ただベスト選曲と言う観点で「FROZEN ROSES」が特別かと言うと、私はそうでもない気がしています。

基本ベストは常連曲が選ばれるのが普通で、選曲されないアルバムがいくつかあるものだと思います。

ただ、ユーミンの場合は、四季ベストというベストとしては気まぐれ選曲(ベストではない切り口)なものを2作もやったので、

たまたま色んなアルバムからベストに選曲される形になっただけかと思います。

(切り口がちょっと変われば、FROZEN ROSESからも選ばれたかも、ということです。)

調べてませんが、四季ベストとか香港ベストを外せばベストに選曲されていないアルバムがいくつか出てくるのではないでしょうか?

こういうのはたった1度選曲されたことは情報としてそんなに意味は無くて、何度も選曲されていることが有意なのではないかというのが、

お話しいただいて、私が持った感想です。

でも確かに「FROZEN ROSES」は私の中でも特別な質感のあるアルバムですね。

どうも、ありがとうございます。

 

 

 

● 1014日 管理人

 

「ユーミン万歳!」ひととおり情報を載せ終えたという感じです。→ユーミン万歳!アルバムページ  ユーミン万歳!聴き比べてみた

ずっと「2022mix」という表記が気になっているのですが、直接これを説明した記事を教えてもらいました → キョードー西日本のサイト

(ページ中ほどの「ユーミン万歳!2022 MIX について 制作担当より)。  

マスタリング、ミックス、Atmos化など今回の一連の作業を「2022mix」と総称しているそうです。

オフィシャルとか、配信サイトにもこういった説明があるとよいなぁと思います。

今のところ、キョードー西日本のサイトにしかないってのが面白いですね(笑)

 

Dolby Atmosは環境がないながら気にいってこちらばかりを聴いています。

やはりヘッドホンで聴いていても頭が空く感じが聴いていて楽ですし、

かといって雑な音ではなく、クリアで定位がしっかりしてるのに、スカスカ感は無く、低域のグルーブ感もある。

昔ユーミンがBGMのように聴いてほしいというようなことを言ってた時期があったように思うのですが、

そういう点ですごくユーミンサウンドやそれとの向き合い方にもあっているのかもしれません。

 

Dolby AtmosではクラシックやJAZZも聴いていますが、こういったそもそも現実の音場再現を是とした音源にはぴったりで、すごくリアル。

一方、ユーミンをはじめとしたミックスを重ねて架空の音世界を創るようなスタジオ物の音楽をAtmosでどう創るかというのは、

まだまだ思考錯誤という感じがします。今までに全くないような発想の音作りも生まれるのではないかと楽しみなところです。

 

 

 

● 1004日 管理人

 

「ユーミン万歳!」のページを作りました。リミックスの聴き比べは愉しみながらできましたが、やはり疲れました。

もし漏れや間違いがあれば知らせて頂けるとありがたいです。→ 聴き比べメモも作ってみました

 

Dolby Atmos ですが、ややこしくて、聴くまでに時間がかかりました。

これは、音楽に限らず、二者がサービス提供するときのあるあるのような気がしますが、
Dolby Atmos音源も楽しんでください」と言いつつ、ユーミンサイドはインフラ側(AppleMusic)の説明をしないし、
AppleMusic
側も別段ユーミンファンに対してどうやってDolbyAtmosを聴くのかは説明しない。

その隙間でファンは困っているというような・・・。

 

ちょっと確かな情報がなく、今日の経験からなんとなくわかった事で恐縮ですが、情報共有します、、、

                                (間違いがあったらすみません)

@ Dolby Atomsはユーミンの場合はAppleMusicのみが対応、Amazon musicは対応していない

A AppleMusicでもサブスクのみの対応。「Call me back」でしか試していませんが、DL購入すると2chMIXが落ちてきます。

   (これは私がCDと聴き比べての判断なので、もし違ったら申し訳ないです。)

  いちお、Appleここでらしき説明をしていますが、ユーミンファンがここを見るとは限らないです。

  Atoms期待してアルバムごとDL購入してしまう方がいるのではないかと思います。なんというかやはり不親切だと思います。

B AppleMusicのサブスク契約をしたうえで、受信ハード側のAtmos受けいれ設定が必要。手順は上記リンクと同じところに載っています。

 これをしないと、配信されるのはやはり2chMIX音源のようです。(これは2chMIXが配信されたとしても、後から設定すれば問題ないです)

C Bの設定をしてもDL音源がライブラリーに有るうちは、2chMIXで再生してしまうようです。

 一旦、DL(購入)した音源をライブラリから削除しなければいけないようです。

 (再度DL出来るので問題ないかとは思いますが、削除は自己判断でお願いします。)

D Atmos音源のローカルハードDLも出来るようですが、私は試していません。

 (Apple Musicとローカルライブラリーを同期させるのが嫌なので・・・。)

 

Dolby Atmosで再生されている場合、コントローラのところにロゴが出ます。

出ていない場合は、2chMIXで再生されているかもしれません。

 

苦労して聴いたAtmos音源ですが、専用のイヤホンみたいなのを持っていないので、あんまり没入感は分りませんでした。。。

 

追記

発売日になりDolby Atmos版が全曲配信になりましたので聴いています。

私の環境のせいで没入感はいまいち分りにくいのですが、さすがに聴きなれた曲を聴き比べると各楽器や声の分離はよくわかります。

2chMIXはどうしても2chに押し込めないと行けないので埋もれる音が出て来ますが、Atmosの場合は、全球的にどこにでも配置できる。

もともと入ってる音でも、こんな音入ってたっけ?というような個所がちょくちょく出てきます。

ただそのぶん、音を重ねて厚みを持たせるのが難しそうで、下手するとスカスカになるのではないかと思います。

ライブハウスで置き場所に困ってた小道具大道具が、アリーナになったとたんどこにでも置けるけど、

重なることで見えてた迫力が物入り感がなくスカスカして見えるというような・・・、

Atomos用の音源を作るにはきっとそういう難しさがあるんだろうなと思います。

「ユーミン万歳!」はもちろんそんな酷いことは無いのですが、それでも私は低音をかなり足して聴いてます。

環境は2chヘッドホンですからAtmosのサーバ?から2chMIXされた音源が配信されていると思うのですが、

やはりCDDL版の2chMIXとは全く別MIXという感じですね。

 

 

● 0924日 管理人

 

先ほどのリットーの「ユーミン万歳!」試聴イベントもなかなか面白かったです。→ Youtubeで公開されています

今回の音源分類ですが、出演されていた正隆さん、GOさん、団野さんのお話を聴いてざっとまとめると下記のような感じがします。

@ そのまま(既存ミックスから変えていない)

A リミックス

B @+音源追加:(これがあるかははっきりしませんが)

C @の部分的音源差替え:@の音源をすべて使うが、プロセッシングで特定音を変化させる?

D アトモス用音源

(※ リマスタはもちろん全曲やってると思いますし、ハイレゾも違うとしてもこの段階の違いだと予想しています。)

これを当サイトなら、どう表記するかですが、@はいいとして、ABCは音源聴くだけでは区別が出来ないですし、

全部該当する曲もあるかもしれないので、全て「リミックス」扱い、

Dは今のところAppleMusicでしか配信されないので区別できる、@ABCとは別ミックス扱いというところでしょうか。

 

B はミックス後にやる追加ミックス的な解釈が出来ますが、これまでのユーミンにはあまりないケース。

 「雪月花」のアルバム版のエンディングや「Miss BROADCAST」の19配信版の間奏などが該当するかなと思います。

C はペイントアプリで言うと赤色のところだけ青色に変えてくれ、CADで言うなら○を全て◎に変えてくれみたいなことでしょうか??、

  これを音楽で出来てしまえるとしたら驚きです。ミックスまで戻らなくても@への処理で出来てしまうのでしょうか?

D は新しい形態ですが、少しアトモスを調べると、制作者が再現したい音配置が1つあるとして("X"とします)

  配信するハードによって配信音源を変えて出来るだけそのハードで"X"を再現できるようにするというもののようです。

  これはどうやらAppleMusic用音源には全曲やってるようですね。

  GOさんのお話によると、@ABC:2MIX音源を作った後、@ABCをベースにDを作ったようです(管理人はそう解釈しました)。

  ひとつ、2chハードに配信されるDの音源と、@ABCが同じなのか?という疑問が生じますが、

  恐らく今のところアトモス非対応の2chハードにアトモス音源が配信されるという事がなさそうなので、

  自ずと D2ch配信音源 と @ABC:2MIX は別物になるのではないかと予想します。

 

こういうので面白いなと思うのは、テクノロジーや販売形態の変化によって、

当サイトで今まで使っていたフォーマットでは表現しきれなくなるということです。

また、新しく表記方法を考えないといけないなぁと思っています。

 

ところで、団野さんがされた「モノにして左右で聴いて、音源が違うなら左右に振れる」というのは、

素人の私が音源の聴き比べを行う時によくやる、無理繰り考え付いた方法です。

プロの方も同じようにされているというのは面白かったですね。

   

 

● 0921日 管理人

 

先ほどのメタバースのイベントなかなか面白かったです。

自分の操作が不慣れで、なんだかネット始めたころや、ネットパーティーイン苗場の初期のころを思い出しました。

参加者がそわそわユーミンを待って、その間に少しずつコミュニケーションはじめる感じが懐かしかったです(笑)

苗場のネットイベントは特にYmodeになってから、参加者側がざわざわ居る感じがなくなってしまい、そこが残念だったので、

次回はこのシステムでやってほしいなと思いました。もうちょっと大勢入れるようになればもっと盛り上がるでしょう。

地味にありがたかったのは、「ユーミン万歳!」の試聴機があったこと!

 

 

● 0917日 管理人

 

「ユーミン万歳!」発売まであと少しということで、ラジオで音源が流れ始めていますね。

リミックスもパッと聴いて違いが分りやすいのが多いようです。

ちょっとネタばれですが、少なくともこれはリミックスだなと思うのは、

「青いエアメイル」「ダンデライオン」「ボイジャー」「ノーサイド」「DOWNTOWN BOY

「ダイアモンドダストが消えぬまに」「SWEET DREAMS」「リフレインが叫んでる」「WANDERERS」「ANNIVERSARY

「情熱に届かない」「真夏の夜の夢」「Hello, my friend

全体的にヴォーカルが立体的で際立ったミックスがされているようです。

ユーミンの場合、ヴォーカルを際立たせたミックスをするようになったのは比較的最近のことなので、

旧作もそれに合わせたような感じでしょうか?

CD(もう電車に乗って行かないといけないくらい少なくなりましたが)では

どうやら17曲入りのSPCDがすでに配布されており、店内で流している店舗もあるようです。

 

当サイトらしいベスト発売記念企画?ということで、東芝EMIのカセットベストのページを作ってみました。

もともとあまり興味はなかったのですが、ちまちま情報を集めてるうちにほぼほぼ情報が揃ったのと、

新譜を含みながら組まれているという点で当時の現役アイテム感があり(ここが"アルファもの"と違う点)

新譜のPRアイテムとして見た時にちょっと面白い、

それに完璧にアイテム企画・原盤管理してそうなユーミンにもレコード会社にこんな中途半端なものを出されていた時代が

あったという点でも面白いなというところで作ってみました。

 

それから「パール・ピアス」のCA32型番のプリエンファシスについて追加情報を頂きました。

こちら(下方に飛びます)に追記しておきました。リアクションが遅くなりすみません。

いつも、ありがとうございます。

 

 

● 0609日 管理人

 

すこしずつ50周年に向けた企画が始まっているようで、いつの間にか50周年記念サイトがオープンしていました。

ラジオが絡む形でいくつか企画が動いており、リクエストベストの発売が予定されているようです。

リクエストということでベストオブベスト的な超王道ベストになるんでしょうかね?

 

ベストというとやはり当時の音源で収録してほしいものですが、ユーミンのように時代によってヴォーカルが大きく変わっている歌手の場合は、

そのヴォーカルの差がまちまちなのが気になるところです。

もし当時のオケ+同一時期ヴォーカル という組み合わせのベストを作れたら、それはアルバムとして統一感のあるベストになるのかもしれません。

ただ、こういった企画は音源を作る側がモチベーションを持てないでしょうから、ユーミン以外も含めほぼ存在しないと思うのですが、

一人超有名どころがこれに近い企画をやっています。

安室ちゃんの25周年ベストです。

オールタイムベストですが、52曲中36曲が新録音。この7割近くを占める36曲の新録が非常に奇妙で、

ほぼオリジナルと同じオケを作り直して、ベスト当時の安室ちゃんがほぼオリジナルと同じように歌い直しています。

つまり「今のアレンジで、今の安室ちゃんなりの表現で」というセルフカバー企画ではなく、オリジナル音源の再現を粛々とやったような企画です。

しかも新録音であることは公表されてはいるものの、特にプロモーショントピックとしては扱われていません。

真相はわかりませんが、恐らく、安室ちゃん側がこの36曲のオリジナル音源の使用権を持っておらず、借用することもできなかった、

でもオリジナル音源でオールタイムベストを届けたいというところから、そっくりな別音源を作るということになったのだと思います。

過去の焼き直しを36曲分やるというのは、スタッフも安室ちゃんも、ものすごい根気と根性だなぁと思いました。

 

ユーミンの50周年ベストがどんなものだったら面白いのかはなかなかアイディア浮かばないですが、

ラジオ絡みで始まっている?企画なので、何かFM番組のようなひとつの流れを持ったものだといいかなと思います。

達郎さんの「Come Along」とか、あるいは昔よくあったラジオドラマ風のものとか・・・。

 

 

 

● 0402日 管理人

 

ツアーの第二期を見に行ってきましたが、パンフレットがアップデートされていました。

鮮やかなステージ写真がなんと8ページも追加されています! (ちなみに、文章の追加はありません)

実は、ユーミンのパンフはほぼ毎回、ツアー中に秘かにアップデートされてるのですが、

サブスクサービスが当たり前になってくると、アップデートは無料じゃないのか?なんて発想も出てくるかもしれません。

とは言え、テンポラリーな企画で、しかもハードでサブスクやるのはなかなか難しいことです。

アップデート自体は有り難いことなので、これまでどおり売り切りなんだからそういうもんだと思うのがいいのかなと思います。

クレーム付ける人が出ると嫌なので、掲載を迷ったのですが、SNSなどでいずれ分ることですし、

コレクターにとっては、前もって知りたい情報でしょうから掲載することにしました。

ただし、公式なアナウンスは無いので、いつからアップデートされたのか、今買うと確実にアップデート版が手に入るのかはわかりません。

今回、感染対策なのか、会場にもパンフの見本が用意されていないので、購入判断は自己責任でお願いします。

 

ツアーパンフのアップデートって他のアーティストでもやってるんでしょうかね??

今回は、ステージ写真以外にもクレジットの追加も行われていて、カメラマンの学生さんと、スペシャルサンクスが追記されています。あとはスタジオ写真が"深海処理"されていたり。

すごくきめ細やかな仕事をされているなぁと思います。以前、T&Rのパンフでたった1カット写真の差替えがあって、すごい拘りだなぁと思った事があります。

 

 

● 0327日 草間大紀さん

 

コンサートツアーの、「Yuming Express」の第2部の「グッド・ラック・アンド・グッドバイ」の後、最終日限定で「Corvett 1954」を来生たかおとのデュエットで歌われました。 

 

      0328日 管理人

 

貴重な情報をありがとうございます。
もし、明確な情報ソースがありましたら教えて頂けないでしょうか?
実はすでに来生さんが出たという情報は、当サイトにも掲載しておりまして、
当サイトのソースは閲覧者の方に送っていただいた「エリー」という都内のイベントを中心に掲載したフリーペーパーみたいなものに載ったレポートです。
この誌面でわかる範囲は下記のとおりです。
・来生さんが出られたのが12/25公演だということ(この日は昼夜2回公演がありましたが、2回とも出たのか、12/23公演は出なかったのかは不明)
・弾語り4曲の後に来生さん登場、2曲オリジナルを歌った後、「コルベット1954」をデュエットしたこと
 (来生さんのオリジナル曲と、この日のユーミンの弾語り曲が何だったのかは不明)
頂いた情報のうち、
・「最終日限定」だったこと
・「グッドラック〜」のあと「コルベット1945」だったこと
が、そのソースから明確に分かるようでしたら是非おしえてください。
来生さんがオリジナルを歌っているのであれば、恐らく当時はまだ作家としてしかヒット曲がなかったころだと思いますので、何を歌われたかも気になるところです。
このコンサートはほとんど情報が残っていなくて、FC90年代後半に出した資料や03年の「地球音楽ライブラリー」に載った曲目はあるのですが、
そのソースが何なのか、いつの公演のものなのかが、よくわかっていません。

また誤字のご報告もありがとうございます。非常に助かります。
先日別の方からも誤字の報告を頂いてます。日本コロンビア→日本コロムビアなど。遅くなりましたが、ありがとうございました。

 

      0331日 草間大紀さん

以前の、「Yuming Express」の第2部の「グッド・ラック・アンド・グッドバイ」の後、最終日限定で「Corvett 1954」を来生たかおとのデュエットで歌われたという情報ですが、

情報源は、こちらです。↓

https://www.livefans.jp/groups/50740 

 

      0401日 管理人

 情報ありがとうございます。

実は、LiveFansWikipediaはソースが不明確なのと、明らかに正しくない情報もあるので、情報源としてはほぼあてにしていないんです。

何か新しい情報があったとしても、それが正しいのかどうかこちらで判断がつかないからです。

また当サイトからのコピーも多く、間違いがそのままコピーされていたり、当サイトの情報が不正確に補完(歪曲といいますか)されていたりもします。

不正確な補完というのは、例えば最近ですと76年ツアーの曲目がWikipediaにコピーされてしまったのですが、当サイトにはそこまで明記していない曲の差替え情報が書いてあります。

これが別のソースがあってそうしているのか、当サイトの情報を勝手に「差替え」と読み誤ったのかがよくわからないのです。

(正直いいますと、頂いたLivefansの来生さんの情報も当サイトからコピーで、「最終日のみ」などは無根拠な補完ではないかと勘ぐっています)

当サイトでは出来るだけ当時のソースに触れて、不明なことは「不明だ」と記録し、「ぼやっ」とした情報は「ぼやっ」としたまま記録し、

こちらで補完・要約した場合はその旨を書くよう心がけたいと思っております。

 ただ、いずれにせよ、情報提供は調べてみようと思うきっかけになりますので、大変有り難いことです。

今後ともよろしくお願いします。

 

 

● 0305日 管理人

 

 Luteさんより音源比較の続報をいただきました。 → こちら

 

 

● 0130日 AKIRA MIYAOさん

 

初めまして。ユーミンさんのレア音源を色々調べているうちにあなた様のサイトにたどり着きました。

非常に細かなご研究をされていらっしゃるのを目にして、非常に感動しております。

色々とお調べになられるのは大変かと存じますが、これからも応援させて頂きたいと思います。

 

さて早速ですが、荒井由実『きっと言える』のCDシングル(アルファ/09A3-20)に収録されている「ひこうき雲」のミックス違い等について、私も実際に聴いてみました。

そこで釈迦に説法かも知れませんが、あなたさまのサイトに記述されていたこのヴァージョンの特徴にお役立て頂けそうな事柄にいくつか気付きましたのでメールさせて頂きます。

 

以下はひとまず私が所有している1973年の『きっと言える』

(エキスプレス/ETP-2905/ALFA We belive in musicの記載入りジャケット/マトリクスNo. SIDE A 1-S-3SIDE B 1-S-2)に収録されている
「ひこうき雲」との聴き比べをしてみて気付いた感想です(※このテイク自体はアルバム『ひこうき雲』(エキスプレス/ETP-9083/いわゆる銀帯仕様の頃の盤)と同じでしょう。
アナログ、CD等のフォーマットの違いによる音質の差異を除きます)。

 

まずあなた様がお書きになられている様に、ミックスが違う上に定位も違い、全体的にハモンド・オルガンの音色が小さく、
ヴォーカルも殆ど同じと思いきや部分部分で若干の安定の不安定さやブレスのタイミングからなのかフレーズの頭が若干ずれている等の差異が確認出来ました。

 

それに加えて細かい箇所ですが、非常に重要なポイントがいくつか出て来ましたので文字に起こさせて頂きます。

 

以下、CDシングルに収録されたテイクについてです。

 

☆冒頭のドラムの入り方のバスドラが1音、抜けています。

 → イントロがピアノから入り続いてハモンドが入り、歌い出しの前でドラムがスネアとバス・ドラムのフィルが入りますが、

オリジナル盤はフィルが「タタ、ドッド、タ」と口で表せるフィルですが、CDシングルの方は「タタ、…ッド、タ」という形でバスドラが一拍抜けています。

 

☆全体的にドラムに深めなリヴァーブがかかっている

 → 実は私の職業がライヴ・ハウス経営と音響オペレーターなのですが、

こちらで準備出来る大きめのスピーカーでオリジナル音源、CDシングル音源を再生してチェックしてみたところ、

オリジナル音源に比べて特に歌い出し辺りのスネアの(特に高音成分の)リヴァーブが相当目立つな…という印象を受けました。

オリジナルのシングル・レコードに比べると他の楽器の音量が控え目になってるからという要因もあるにはあると思いますが、

オリジナルの音源のバックはあまり残響成分が前面に出ていなく、目の前で演奏されている様な感触の音像

(倍音成分がミュート等で抑えられた様な音色と言えばわかりますでしょうか?よく「デッドな音」と形容される音像です)と言えると思うのですが、

CDシングルVer.は特にドラムの残響が目立ち、ホールや広めのスペースでの演奏に近い音像と言えると思いました。

 これは私の推測ですが、CDシングルの音源を基本的なテイクとして(特にバッキング)、若干の手直し(パートの部分部分の録り直し等)を行い、

最終的に全体的にイコライザーやコンプレッサーを用いて音量調節を行ったのでは無いでしょうか?

 

2コーラス目から登場するストリングス

 → これはハモンドの音量が相当控え目になってるので、ストリングスの音像が綺麗にハッキリと聴こえる様になっているから、と言えなくは無いですが、

オリジナル盤では左寄りだったストリングスが若干中心に寄った音像に聴こえます(が、これは再生機器の特性による可能性も否めません)。

 

☆ヴォーカル・テイクの差異について

 → パッと聴いた感じでは確かにオリジナル盤と同テイクでは?と勘違いしそうな程のクオリティですが(それだけユーミンさんの歌唱が安定してるという事でしょうね)、

凄くマニアックな指摘ですが、

 

 ★最後の「空に憧れて/空をかけていく」の辺り、「あの子の命は〜」の「あの」がほんの少しブレスが入るのか遅れる

 ★最後のハミング「フウ、ゥウ〜」がハモリのパートがかなり小さい(ミックスの差異とも言えますが…)

 

等の差異が確認されました(これ以外にもよく聴いたらヴォーカルの差異が確認出来ますが、言葉に表すのが難しいレヴェルです…)。

 

今現在気付いた比較的分かり易い差異はこの様な点でした。

差し出がましい内容ではございますが、もし何かのご参考にして頂けますと幸いです。

 

尚、このCDシングルと同じ1989年に限定リリースされたゴールドCDの『ひこうき雲』も入手出来ましたので、

もしまた何かしらの差異等が発見出来ましたら追って連絡差し上げたいと考えておりますので、今後とも宜しくお願い致します。

 

 

      0131日 管理人

 

非常に詳しい情報どうもありがとうございます。

こういう時代ですので、また聞き情報はいくらでも入手できるのですが、こういった実際に聴いていただいての情報は本当に貴重だと思います。

また音を聴ける環境が羨ましいです。

私も音響関連の仕事に関わっており、信号処理と聴感の知識はある程度あるのですが、

プロダクション(音源製作のプロセスやそれにおける機材のオペレーション、機能の演出的効果など)の知識・経験は全くなくて、

プロダクションとかオペの観点からも情報を頂けるのは本当に有難いです。

 

この別ミックスの「ひこうき雲」は本当に謎でして、、、

73年当時に作ってあったミックス済の別マスターを間違って差し替えてしまったんだろうくらいに思っていました。

ちなみに11年にNHKでなんと「ひこうき雲」マルチを分解して聴くという番組があったのですが、

その際、保管されているマルチにはヴォーカルトラックが3トラック収録されているということが紹介されています。

ちょうど最後のブレス遅れの部分を3トラック重ねたものが放送されていて、やはりオリジナルのテイクと別ミックスのテイクが両方残っていたように思います。

書いていただいた、部分的に録り直してわざわざ作ったのかも?というのは私にとっては新鮮な発想でした。

89年の純金盤は実はあの型番独自のリマスター音源なのですが(純金で音質がいいという触れ込みなので音源ごと変えたんでしょうね)、
その際にミックスからやり直すつもりがあったのかも?なんてことも考えられますね。

私が確認した範囲ですが純金盤は「ひこうき雲」1曲のみ、この別ミックスが使われています。

この辺は、今となっては知る由もないのですが、そのぶんいろいろ想像するのが楽しいのかもしれません。

 

聴いての感想ですが、文章にするのが難しいところをいろいろ解説していただきありがとうございます。

私がこの音源に気づいたきっかけの一つは、正に書いていただいている中にもあります、2コーラス目のストリングスの際立ちです。

ちょうど詞の内容もショッキングなところですが、この別ミックスはそこで一斉に楽器が引くんですよね。

ユーミンのヴォーカルもたどたどしいテイクにスイッチされていて、そこにストリングスが綺麗にすごく際立って入ってくる。

改めて聴くと、すごくドラマチックで演出めいたミックスだと思いました。

オリジナルはこのへんがちょっと単調というか、リズムが煩い、、まぁ私が70年代のデッドな音が少々苦手なので、そう思うのかもしれません。

 

また何かわかれば推測でも全然かまいませんので知らせてください。楽しみにしております。 ありがとうございます。

 

 

 

● 0123日 管理人

 

コンサートで歌われた曲の集計ページを作ってみました。 → こちら

この曲はどのコンサートで?というところまでは作れていないのですが、それよりも統計的にどうなのかに興味があった感じです。

単純に集計したものも掲載していますが、選ばれる側の曲の気持ち?になると、

・ 新しい曲であればあるほど、多くのライバルの中から選ばれなければならない、古い曲は羨ましいなぁ

・ 自分が産まれる前のコンサートに選ばれることはない、古い曲は羨ましいなぁ

という感じかなと思い、曲の発売年と採用時期に合わせて古い曲がハンデを負うような重みをつけた指標も作ってみました。

 

今のところツアーの分しかありませんが、逗子や苗場もやってみようかなと思っています。

 

 

● 0110日 Luteさん

 

ALCA-470ALCA-9036 (Yuming Singles 1972-1976)の有音部が一致した事の続きです。

比較したものはALCA-4xx,ALCA-90xx,ALCA-524xの計8タイトル21

結論は「先頭と末尾の位置ずれはあるものの、有音部は完全に一致」でした。

つまり、「主な復刻、再発リスト」の93 5タイトルの記述

>以降、00年のリマスタリングまではこの音源が使われていると思われる。

を補強する結果になりました。

 

個人的に気にしているのはアルバム「天国のドア」です。

発売時期的にISRCは記述されていないのですが、

音楽権利情報検索によると2013年の限定版TYCT-69052にはISRCが記述されているらしいのです。

この限定版はレーベル面や帯は変えていても、元の版と基本的に同一と理解していたのですが、

オリジナルのTOCT-5900のどこかの段階かこの機会でISRC入りのマイナーチェンジを行った可能性があります。

 

      0116日 管理人

 

情報どうもありがとうございます。それから前回の掲載時お名前を間違っており申し訳ありません。

アルファ盤は種類が多く確認できずにおりましたので助かります。ちなみに波形の一致はどのように確認されていますでしょうか。

 

ISRCは私見ですが必ずしも番号の変更と音源の変更が一致しないような気がしています。

(番号も音源も、変わることもあれば、変わらないこともあるという感じです。)

13TYCT盤は「パールピアス」「T&R」「U-miz」を持っていますが、波形は全てTOCT盤と一致しています。

SoundEngineの解析機能で最大音量、平均音量、位相しか見ておりませんが、何か変えたら数値が変わると思います。

なので「天国のドア」が変わってる可能性は低いのでは?と思いますが、

DSLK」のようにCT32盤で少なくとも2種音源があるというケースもありますので、断定はできないですが・・・。

 

いすれにせよ、情報ありがとうございます。

 

 

      0304日 Luteさん

 

さらに調査を進めているところですが切りのいいところなので一報を。

 

まず、波形というかデータ自体はWaveCompareなどのバイナリ比較用のツールを使っています。

 

アルファ版から東芝EMI版に戻ったTOCT-10711TOCT-10714

Yumi Arai 1972-1976TOCT-25350TOCT-25353の比較では、

 

有音部はYumi Arai 1972-1976の方が4枚とも12サンプル(48バイト)長く、

それ以外は完全一致となりました。

 

天国のドア TOCT-5900ISRCの有無ですが、初期版はISRCなし。

途中のどの時期かは不明ですが少なくとも御殿場の工場がメモリーテックに渡され、

東芝EMIからEMIミュージック・ジャパンになった後の版(内周の記号はTOCT-5900 MT 465)にはISRCが入っています。

音声データは有音部完全一致であるため、サブチャネルのデータだけ更新したマイナーチェンジが行われたことになります。

 

 

 0305日 管理人

 

続報ありがとうございます。

荒井由実の00年版とBOXはやはり同じ音源なんですね。

「天国のドア」情報もありがとうございます。

データを直接比較できるのは便利ですね。

最近、早い時期に出るプロモ盤の音源を確認したいと思っているのですが、私もそのツールを使ってみようと思います。

それから「7 TRUTHES..」の型番間違いの訂正ありがとうございます。

 

 

2021

  

● 1206日 Luteさん

お久しぶりです。

以前ISRCを使った調査方法を報告したLuteです。

 

今回はYuming SINGLES 1972-1976CD調査結果です。

現物をリッピングし、WAVファイルを直接比較したところ

 

先頭の無音部分を無視して開始時間を合わせると

32XA-137, 34A2-32がほぼ一致

ALCA-470, ALCA-9036が完全一致

となりました。

 

32XA-13734A2-32は末尾でボリュームが絞り切れておらず、

サンプル値が0-1の間で振動してしまっています(人の耳では聞こえないでしょう)

この部分の終わり方の違いだけの差でした。

 

      1208日 管理人

お久しぶりです&情報ありがとうございます。

この「Yuming Singles 1972-1976」はあまりちゃんと調べたことがなかったので、今回触発されて私も初期の2盤を見てみました。

確かに 32XA34XAはマスタリング含めてほぼ同じ音源のようですね。

 

意外なのは、オリジナルアルバムに関しては、32XA34XAは別音源なんですね、

(ひこうき雲とミスリムしか見てませんが、34XAはリマスタされてます ついでに1曲目の「ひこうき雲」だけミックスが違う。こういうのは良くない・・・

ところがこのシングルズはどうもほぼ同じというところです。32XAのときからプリエンファシスもなさそうですし。

 

後期の2(ALCA-)についてはリマスタされ、「あの日にかえりたい」だけがオリジナルミックスに差し替わっています。

というか、初期2盤がなぜかどっから持ってきた?みたいなオリジナルでないミックスで収録されてしまっています。

 

アルファ盤はいろいろ複雑な収録状況で、こういうのは本来マニアにとっては面白いところなのですが、

その複雑さが作業の雑さから来ている感じがして(これはただの偏見ですが)、私自身はそこまで興味もてずという感じです。

なのでそこを補っていただけるのは大変ありがたいです。

どうもありがとうございます。

 

 

● 1008日 管理人

 いよいよツアーが始まりました。今回はいつ第6波でツアーがストップするかわからないので、少し無理して横須賀2DAYSを観てきました。

(リモートワークが当たり前になったおかげでいちいち仕事を休まなくてもよいというのは有り難いことです。)

セットや衣装はシンプルでしたが、やれるかどうかわからない中での準備していたわけですから、あれで十分、
そのぶんユーミンのパフォーマンスが素晴らしく、「今やれることは、きっちりやる」といったようなポリシーを感じるもので、

あと何度か、行ける限りは行きたいと思っています。

 何度か行くには、チケプラなかなか便利ですね。最初は面倒だと思っていましたが、トレード機能で発売済みのチケットが定価で簡単に取れるので

有り難いサービスですね。日が迫ると求める人が増えて難しいかもしれませんが、トレードに出せると思うと前もって取っておけますし。

ニーズ的にもテクノロジー的にも、もっと前からあっても良かったサービスですが、コロナの影響でようやく普及したもののひとつかもしれません。

それから、配布されるフェースシールドはちゃちいものですが、後々振り返って、コロナ禍でツアーやったんだなぁと思える碑的な?アイテムだと思います。

私は初日のは組み立て、2日目の分はそのまま保管しています。

 当サイトでもツアーのページをオープンしています。曲目はネタばれに気を使って背景と同じ色で表示しております。

日程はコロナで変更もあるかもしれませんので、掲載しておりません。必ずオフィシャルサイトで確認してください。

 

 話は変わりますが、ツアーが始まったあたりから当サイトの公演情報がウィキペディアに結構な量コピーされています。

当サイトはもともと管理人の著作にあたる個所は少ないので悪いことではないのですが、

些細ではあっても時間やお金をかけて調べたり、どう掲載するかを考えてやっていることなので、正直いやだなぁと思ってしまいます。

もちろんオフィシャルが出してるような情報はいいのですが、下記のような情報が転載されるのには抵抗があります。

・不確定な情報:当サイトでは情報提供のきっかけになればと思い「やってないかも?」みたいなニュアンスを付けて掲載していますが、

                    これを削いで転載してしまうと、確定情報のようになってしまいます。

・間違い情報:これは本当にすみません、、なのですが、過去まるまる転載されていました。

・管理人が恣意的に選んでいる情報:例えば公演名が明確に決まっておらず、複数タイトル的な物が出てきた場合、「当時っぽいなぁ」と思う方を選んだりしています。

                 こういうのもウィキに載せてしまうとあたかも公式にそういうタイトルだったかのようになってしまい申し訳ない。

・情報提供者の記憶や記録がソースになっているもの:最近掲載したものだと荒井由実ツアーの曲目など。これはなんだか提供者に申し訳ない。

こういった過去の情報は正直言うと、なんとでも書けてしまいますので、出来るだけソースには気を使いたいと思っておりますが、

そういった観点から、どういうソースなのかが分らない形で、ウィキのようなほぼパブリックなサイトに転載されてしまうのは遺憾ですし、

また、これはもう顕示欲的なものかもしれませんが、情報源としての存在意義を確保したいといったことから、

当サイトを継続するモチベーションにも関わりますので、当サイトの転載はもうご遠慮いただきたいところです。

こちらからは何ともしようがないところですが、どうぞお気づかいよろしくお願いいたします。

 

 

● 1007日 管理人

 

 掲載が遅くなりましたが、草間さんよりNaeba vol.10の曲名のミスをご指摘いただきました。

ああいう些細なミスは見つけにくく大変ありがたいです。これからもよろしくお願いします。

 

 

● 0701日 管理人

大滝詠一さんの"ロンバケ"40th記念に出たステレオサウンドの「ロンバケ読本」を読みました。

面白かったのは、歴代ロンバケの「全フォーマット検証」。

本誌監修の湯浅氏とオーディオ評論家の和田氏がロンバケの歴代LPCD、カセットテープ、更にMD5.1chまでも、

ほぼ全て、15アイテム以上を聴いて、各再生音の魅力を語り合うという企画。

定性的に語るしかないので、両氏の音に対する言葉を熟知していない限りは、話されてる内容はあまりよくわからないのですが、

それでも音をとおして各マスターが作られた時代背景と大滝さんの想いを訪ねるという切り口は読んでいて興味深いです。

マスタリングエンジニアを迎えた技術サイドの記事には、各マスターの系譜や、マスタリングシステム図まで載ってるマニアぶり。

(ちなみに初期CD: 35D-1には同一型番内になんと収録レベルの違う3種の盤があるそうです。)

更に、この企画を補完するように、そもそものマスタリング作業や目的が何か、時代によってどう変遷したかが解説された記事も収録。

例えば、マスタリングの目的は3つあって、LP時代、CD初期、CD音質向上期、音圧競争期、アナログ回帰でそれぞれ何が重視されてきたか、といった具合。

ミックスと違い、素人にはなかなか分かりにくいマスタリングの作業や効果がコンパクトにまとめられており、少しわかったような気になれます。

ロンバケファン以外にもお奨めです。 → Amazon 楽天BOOKS

 

 

● 0505日 管理人

N.M.さんより「MADE IN UK」について続報を頂きました。こちら

 

● 0309日 管理人

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」見てきましたが、なんとクライマックスで「VOYAGER」が流れてきて本当にビックリしました。

ヴォーカルはユーミンではない本作用の完全オリジナルレコーディングでしたが、曲の雰囲気は大きく変えずという感じ。

何より使われたシーンが曲とぴったりで、生きた証を永遠に遺す為にあらゆる生物の情報を載せて地球外に逃がした方舟が、

再び一緒に生きるために地球に戻ってくるという謂わば「逆ボイジャー」なシーンに使われており、上手いなぁと思いました。

エヴァはこれまでも何度かクライマックスに突如ニューミュージック(笑)を流しており、

内容的にはマッチしていても、ちょっと世界観と合わなくて気持ち悪くあざとい感じも受けていたのですが、

今回のはユーミンファンとしては、やはり嬉しかったですね。

本作は、当初の予定から12年遅れの公開だそうで、エヴァ世代の私からすると、ようやく終わったか・・・という感慨があります。

 

  

● 0213日 N.Mさん

こんにちは。初めて投稿させて頂きます。膨大な情報量に圧倒されつつ、楽しく拝見しております。
さて、本題なのですが、私の所持しているアルバム「REINCARNATION(CA32-1140)
ディスクの右側の「EXPRESS」のマークの下に「MADE IN UK」と書かれています(本来そこには
MFD.BY TOSHIBA EMI LTD. IN JAPAN」と書かれているはず)
マトリクス番号は「CA32-11401A6C TO SW」です。
青帯で消費税改定後の3008円盤で、トレイは黒です(中古で買ったのですが、ツメが3つあり、汚れもあるので当時の物と思われます)
インターネットで探しても情報が見あたらなかったので、投稿させていただきました。よろしくお願い致します。 

       0214日 管理人

いつも見て頂きありがとうございます。
謎の「MADE IN UK」ですね。私の持っている盤はやはり「MFD.BY...」でした。マトリクスは「1A9」です。
生産過程でのミスかなという気がしますが、「SW」という枝番が気になりますね。ある時期だけ国内工場が使えずUKで生産してたとかでしょうか?
私はマトリクスは全く詳しくないのですが、東芝EMIには超オタクを多数擁するビートルズがいるということで、そのうちマニアに訊いてみようかと思います。
あとは稀にですが、この時代はアジア向けのブートレグ(海賊盤)なんかがあったりして、それ臭い気もしますね。なぜか表記をちょっと変えたりしています。
当サイトのとりあえずの方針としては、正規盤のミスは掲載したい、ブートは掲載したくないという感じですが、今のところ何ともという感じですね。
これから注意して見るようにしてみます。たまたま持ってないとわからないような、大変貴重な情報をありがとうございました。

       0503日 N.Mさん

こんにちは。以前「REINCARNATION」のUK盤について投稿した者です。

どうも、SWという枝番はイギリスのEMIスウィンドン工場のもののようです。

また、「REINCARNATION」以外にも「流線形'80」「昨晩お会いしましょう」などでUK盤が確認できました(マトリクスは不明)

また、税表記ありの青帯には、バーコードがあるものと無いものがありますが、私の所持している「紅雀」は、
「松任谷由実」という印刷の上にバーコードのシールが貼ってあるものでした。重箱の隅をつつくような情報ですが、気づいたので投稿させていただきます。

0505日 管理人

続報、ありがとうございます。私の方でも画像検索で「流線形'80」「昨晩お会いしましょう」「DADIDA」を確認しました。
経緯はよくわかりませんが、複数タイトルにまたがり存在するようですね。 再発のページにも書きくわえておきます。

 

● 0123日 管理人

(予め断らせて頂きますが、音源の掲載はありません。)

前々からやってみたかったマスタリングの聴き比べをやってみました。マスタリングの違いはなかなか言葉で説明できないのですが、なかなか面白かったです。聴き比べをする場合、同じフレーズを聴かないと違いが分かりにくいのですが、かといって、ぶつっと切れて次の音源に切り替わってしまうと、元の音源がどうだったか忘れてしまう、ということで、シームレスに同じフレーズを繋げる個所を選んで各音源を繋いでみました。使用したのはアルバム「ひこうき雲」の「ベルベット・イースター」。アルバム「ひこうき雲」にはこれまでに恐らく7種類のマスタリングが存在しており、これを順番に繋いで聴きました(実は最初の35XA-盤を持っていないのですが、恐らく32XA-盤と同じではないかと予想しています)。ちなみに今回新たに知ったのですが、34A2-のゴールドCDはあの企画独自のリマスタリングがされていました。

 

わかりやすく数値で見れるアイテムとしては、音量があります。そこで収録されている最大音量と平均音量を比較してみました。対象はベルベット・イースターのフルコーラス分、使用したツールはSoundEngineの解析機能です。下図は最大音量と平均音量をグラフにしたものです。0dBが収録できる最大音量と考えてください。

32XA-121

1987

34A2-28

1989

ALCA-463

1993

TOCT-10711

2000

TOCT-29190

2013

18リマスタ

2018

19ハイレゾ

2019

最大音量

-4.32dB

-0.00dB

-1.20dB

-0.09dB

-0.42dB

-0.11dB

-0.31dB

平均音量

-25.26dB

-18.93dB

-16.62dB

-16.68dB

-19.88dB

-15.50dB

-16.63dB

差分

20.94dB

18.93dB

15.42dB

16.59dB

19.46dB

15.39dB

16.32dB

だいぶ大雑把な解釈ですが、我々が感じる音量感は恐らくですが、平均音量にあらわれるのではないかと思います(最大音量をマークするのは一瞬のことで、これを直接、音の大きさとしては感じていないのではないかと思います)。中でも87年版の平均音量はかなり小さく、18リマスタ版と比べると実に10dBも差があります。実際に聴いた印象もかなり音量に乏しいと感じます。最大音量もあと4dB以上は詰めれるのですが、当時はこういう収録しかできなかったのかもしれません。(なお、87年版はプリエンファシス盤だったのですが、デエンファシスする手段がなく、本来再生されるべき波形は、最大音量がもっと小さい可能性もあります。)逆にいちばん平均音量が大きいのは18年のリマスタ配信音源。93年版以降は13年版を除いて、同じような平均音量です。ちなみに多くの人は2dB変わると音量が変わったと判断できるそうです。

次に、最大音量と平均音量の差を見てみると、大きいのは87年版と13年版の約20dB、小さい方は18リマスタを頭に93年版以降はだいたい同じくらいの15,16dBというところです。これは何dBが理想というものではないかもしれませんが、小さすぎると音量感はあっても不自然で窮屈、大きすぎると自然かもしれないけど音量感に乏しく騒音下では聴きづらく感じると思います。この違いが今も80年代に発売されたCDを探している方がいらっしゃる理由だと思います。仮に、素で録って20dBあるものだとすると、注目すべきは13年版でしょうね。たった2指標でみただけですが、他と比べてかなり異質で、87年版に近く、ナチュラル志向だったのかもしれません。また、ハイレゾは高ビットを活かしてもっとこの差を大きく収録しているのかと思ったのですが、そうでもないところが意外でした。

 

♪ そらがとってもひくい

♪ ベルベットイースター きのうかったしろいぼうし はなでかざり

一部のフレーズを繋いだ波形も出してみるとこんな感じです。左側は、最大-平均差が大きい13年版をベース(変更なし)として、ヴォーカルの音量に合わせて他の音源の音量感を合わせています。右側は13年版の最大音量を0dBまで持って行き、あとは左側と同じ方針で音量を調整しています。(ですから両方ともオリジナルの波形ではありません。また、87年版はデエンファシスできず高域強調のまま、19年版は16bit/44.1kHzに変換しています)。左側は曲中の音量が大きいあたりですが、よく見ると、少しですが上のグラフとのリンクが垣間見れます。例えば18年版はけっこうピークが叩かれ、平均とのさが比較的小さい印象ですが、13年版は自然に残しているような(・・・このスケールで見れる限界はありますが)。右側はもともと音量がそんなに大きくなく、坦々と演奏されているあたりで、波形上の違いはあまり見れないかもしれません。

 

肝心の音なんですが、本当は音源載せて、耳の肥えた方からの感想をいろいろ伺ってみたいところですが・・・。私が聴くところそれぞれ違うんですが、どう違うかを言葉で説明するのは難しいですね。もちろん音量の違いだけでは説明しきれません。13年版は波形からの先入観もあるかもしれませんが、声を張り上げるところの迫ってくる感じや伸び感は大きく感じます。18年版、19年版は同じ時期の制作ですが、受ける印象、とくにヴォーカルの印象がまったく違って、18年版はエッジの効いた感じ、19年版はソフトな印象でしょうか。音質の違いはそれぞれの個性という感じで、音量さえそろえてしまえば、古い音源だから極端に悪いということはないように感じました。

 

 

   

● 0109日 管理人

本年もよろしくお願いします。ゆるくしつこく更新して行こうと思います。軽々しく言えない状況になっていますが、アルバムに続くコンサートに行けるとよいなと思っています。

 

本サイト絡みで最近、ちょっと面倒だなと思う事が作詞作曲「YUMING」という表記。45周年ベストから歌詞カードで使われだして、正隆さんの著書で一緒に暮らしているとどちらが作ったかわからない詞やメロディが結構あるとのことなので的確な表現だとは思います。ただ面倒なのは最近の曲のJASRACの登録情報に「YUMING」と「松任谷由実」が混在しだしたということです。アルバム「深海の街」ですと、「深海の街」「雪の道しるべ」「知らないどうし」「あなたと私と」「散りてなお」「Good! Morning」は松任谷由実、それ以外はYUMINGです。アルバム「宇宙図書館」は「気づかず過ぎた初恋」「残火」「Smile for me」「GRAY」は松任谷由実、それ以外はYUMINGです。マニアの方はすぐ気付くと思うのですが、シングルやタイアップで先に登録された曲が松任谷由実、アルバム発売後に新たに登録された曲がYUMINGになってるようです。すごく意味のある使い分けがなされてるなら面白いのですが、なんとなく「先行登録分をYUMINGにしておくの忘れちゃった」「アルバム発売時にYUMINGで申請したけど既存のものは上書きはされない」的な成り行きの結果という感じがしてしまって(どういう手順や基準で登録されているかは私は知りませんが)、本サイトでもJASRACどうりに書き分けたとして、こういうわざわざ情報として明示するにもかかわらず、その情報にさほど「実」がないというのはなんとも詰まらないところがあります。いっそ全てYUMING作詞作曲にしてもよいのですが、「GREY」を今更YUMINGにするのも違う気がしますし。いろいろ細かい情報を書くと、e-onkyoは全曲「松任谷由実」、「散りてなお」は手嶌さんのシングルでは作詞作曲:松任谷由実ですが、JASRACの情報では作詞:松任谷由実、作曲:松任谷由実、松任谷正隆、「離れる日が来るなんて」はJASRACに先行登録されていてもともと「松任谷由実」だったような気がするのですが、今は「YUMING」に変更されています。

 

 

2020

   

● 1206日 管理人

 「深海の街」関連の更新を一通り終えました。アルバムの感想を書くところは設けていないのでここに書きますが、今回ヴォーカルがすごく良いです。もはやサラッと聴けるヴォーカルではないことは誰の耳にも... という感じだとは思いますが、逆にそれを心して聴くような、ユーミンのキャリアや信念、今作のテーマが畳み込まれた重く強いヴォーカルです。ボイトレもされたそうで、昔のように出ないなら、出る部分をどう出すか、エンジニア側もどう聴かすか、本作を表現するために最善が尽くされた結果、耳に心に突き刺さるような音作りになっていると思います。

 ところで、アルバム発売に伴い、昨年より販売中のシングル「深海の街」の音源もアルバムと同じものに差し替わったようですが、両者はミックスが違うのですか?という質問をいただきました。私が聴き比べた範囲にはなりますが、出だしのフェードインのタイミングが違うだけで、ミックスは同じではないかと思います(もちろんアルバム用にマスタリングはしているので、なんらか全体的な差異はあるのかもしれませんが。)時間波形も見てみました。左が1秒スケールのイントロの波形、タイミングは違いますが形状は同じに見えます。右はサビのあたりのタイミングをほぼ揃えた1/100秒スケールの波形です。こちらも上下ともほぼ同じに見えます。

今後、こういう差替えパターンは増えるでしょうね。制作側はより良いものに差し替えていきたいでしょうし、プラットフォーム側は出来るだけ音源データは少なくしてほしいでしょうし。そう思うとOTOTOYWAVをダウンロードさせてくれるサービスはなかなか有り難いです。

 

   

● 1124日 管理人

 珍しく連投です。先日「深海の街」のプロモーション具合を見に大型店に行ってきましたが、手書きの告知があったくらいでこれと言って何もなかったという感じでした。時代的にも、ユーミンのキャリア的にも、もう店頭で、ハード宣材で、という感じではないのかもしれませんが、少々寂しかったですね。

 ただ、当サイト的な新たな発見があって、なんとTOCTの「ひこうき雲」のユニバーサル帯のものが並んでいました(「ひこうき雲」はときどきオリコンチャート300位内に入って来てるようなので、他のよりも早く在庫がはけたのか?)。帯のデザイン自体は以前と同じですが、背中のエキスプレスマークがユニバーサルマークになっています。取り出して驚いたのがジャケット!!ちょっと蛍光色になっており、素材のシボの感じがなんだか安っぽくなってしまっているのです。ジャケ変と言ってもいいんじゃないかというくらいの違いがあります。手を抜いた感じはないのですが・・・下手な人がやった感じでしょうか() とにかく色味が黄色く、シボのスケールが大きすぎる、ついでに彫が深くて溝が黒いので紙が薄く安っぽく見えるのです。

      上:ユニバーサル帯                        右下:新ジャケット・・・黄色くて派手

「ひこうき雲」のジャケットは正にジャケットの善し悪しが図案だけの問題ではないことを身を持って示しており、あのLPの大きさや紙質をもってして初めてああであることがわかるというところがあります。ですからCDサイズでの再現が難しいのですが、アルファ時代は今見ると酷いもんです。98年の紙ジャケでけっこう頑張ったなという感じになって、00年の東芝EMI復帰の際、これまでで一番良い再現具合になったのですが、今回後退してしまった感じです。今から買う人はあれを買うのかと思うと少し残念です。

 しかし、長くマニアをやっていると、もう別に見るものは何もないんだけどなぁと思って店頭の旧譜を見るのですが、「まだあるんかい!」という感じで新しい発見があるところが面白いですね。出だしからジャケットにケチがついた「ひこうき雲」ですが、あれから40云年、また曰くつきジャケットの登場という感じが面白すぎて、思わずこのダメジャケ?の「ひこうき雲」を買ってしまいました()

 

 

● 1123日 管理人

 ネット上でCA32-1139の「パールピアス」のうち、¥3,200で売っていたものには、音がクリアな録音のものがあるという情報を見ました。

私は¥3,200盤を持っていないのでこの真偽は不明なのですが(わかる方いらっしゃいましたら教えてください)、

ひとつ「これかな?」と思うことがあり調べてみました。それは「プリエンファシス」です。

CA32盤にはプリエンファシスがかかっており、何らかの原因でデエンファシスできなかった音を「クリアだ」と感じられたのではないかということです。

調べてみると、その「何らかの原因」になりそうなものが見つかりました。

 

プリエンファシスとは 初めて知る方のための、かなり簡素な説明です。詳しい方はご容赦ください。

詳しい事情は知りませんが、CDが出始めたころはA/D過程に質的な課題があり、Aのようにどうしても音源の高音域に大きくノイズが残ってしまう問題があったようです。

高音域に残るノイズはサーっという目立つ音として再生されます。

これをなんとか@のようにするための工夫として、Bのようにわざと高音を大きく録音しておき、再生時にプレーヤー側でCのように高音を元に戻すという方法が考えられました。

Bの処置がプリエンファシス、Cの処置がデエンファシスです。Bのようにわざと高音を大きくした音はパッと聴きクリアですが、低音に乏しく異様にシャキシャキした音に聴こえます。

また高音を大きく録音したとはいえ、無音の時はサーっというノイズが目立って聴こえます。

Bのプリエンファシス処置が行われたCDにはフラグ情報があり、プレーヤー側はこれをCDから読み取りCデエンファシスを行います。

逆にフラグがなければ、Cは行われず、録音された音がそのまま再生されます。

CDやその再生機は規格内でこの仕組みを持つことが義務付けられているようで、ユーザーはCD規格に則った再生機で再生する限りにおいては、

そのCDがプリエンファシスされているかどうかを一切気にする必要はありません。普通はプリエンファシスかどうかで再生音質に大きな差は生まれないはずです。

また80年代後半にAの問題は技術的解決に至ったようで、この機能はほぼ使われなくなったようです。

 

たまたまCA32-11392枚持っていたので(ちなみに両方とも¥3,008円盤です)Exact Audio Copyというソフトで調べてみると、

一方はプリエンファシスあり、もう一方はプリエンファシスなしでした。

マトリクス番号でみると下記の通り

                  A) CA32-1139 1A5C  : プリエンファシスなし(フラグ情報なし)

                  B) CA32-1139 3A2    : プリエンファシスあり(フラグ情報あり)

   ちなみに先代型番のCA35-1001

                  C) CA35-1001 61      : プリエンファシスなし(フラグ情報なし)※ 実はありでした 下記12/17のコメント参照

                  D) CA35-1001 5A1    : プリエンファシスなし(フラグ情報なし)※ 実はありでした 下記12/17のコメント参照

 CA32-1139は同一型番内でプリエンファシスありとなしが混在していたのです。

ここからが問題ですが、プリエンファシスをなしにしている理由があるとすれば、

                  @ の理想の録音が実現できたから:再生音は高低バランスがよく、高音ノイズも聞こえない

                  A の問題があるが放置:再生音は高低バランスがよいが、サーっとした高音ノイズが目立つ

                  B プリエンファシスしたが、フラグを付け忘れた:再生音は高域過多で高音ノイズが目立つ

ということが考えられます。

そこでA)B)iTunesAACにしてイヤホンで聴き比べてみました。ネット上の情報によるとiTunesはCデエンファシス機能があるようです。

結果は

                  A) 高音過多でサーっとノイズが聞こえる

                  B) 普通の音:高音低音が良いバランスで、サーっというノイズが聴こえない

       ちなみにCA35-1001のほうは

                  C) 高音過多でサーっとノイズが聞こえる

                  D) 高音過多でサーっとノイズが聞こえる

 のように音質に差が現れてしまいました。しかもプリエンファシスなしがありに比べ高音過多でした。

 

ここからは上記に基づく推測ですが、恐らく生産の順序は C)D)A)B) であり、実はすべてBプリエンファシス処置がされていたにもかかわらず、

C) D) A) にはフラグを付け忘れていたためCデエンファシスされず、高音過多・サーっというノイズありの音で再生された。

B)になってようやくちゃんとフラグを付けたため、B)はまともな音で再生されたのではないか?と考えています。

ちなみに所持している他のタイトルのCA32-型番もいくつかチェックしましたが、プリエンファシスなし、

音質は比較対象がないのですが、99年盤と大きくは変わらない高低バランスでした。

ですからCA32盤では「パールピアス」にだけ当てはまる話なのではないかな?と思っております。

 

プリエンファシスのありなしはExact Audio Copyなどのフリーソフトで簡単に調べる事が出来ます。CDを入れるだけです。

また、高音過多による音の違いは、ここのところのハイレゾとかリマスタリングによる違いとは程度の違う、もっとわかりやすい違いです。

ご興味ある方はお手持ちのものを調べて頂き、もし何か新たなことが分かりましたら是非教えてください。 

 

       1217日 管理人

閲覧者の方から関連情報を頂きました。参考にさせて頂き調べたところ、

実はプリエンファシスのフラグは2種類あって、ひとつはTOCに、もうひとつはサブコードに書かれているそうですが、

上記で使用したExact Audio Copy (以下EAC) iTunesではTOC側に書かれたものしか検知できないのではないかとのこと。

→ わりと大きな問題だと思いますが、一部のプリエンファシス盤はiTunesでは正しく再生できないということです。

2種類とも検出できるというCD Manipulator (以下CDM)というソフトをご紹介いただき、これで全セクタを調べると

A) CA32-1139 1A5C: フラグなお検出されず

C)D) CA35-1001: 2枚ともプリエンファシスのフラグを検出

という結果になりました。C)D)はプリエンファシス処理されており、フラグもちゃんと付けられていますが、例えばiTunesでは正常に再生されません。

一方、A)はプリエンファシス音質なのにフラグが全く見つからず、やはりフラグのつけ忘れではないかと思っています。

ちなみに追加情報も入れて見解をまとめますと、下表のようになるのではないかと思います。

型番・マトリクス

iTunesで作った

AACの再生音質

BDプレーヤーでの

再生音質

フラグ検出

見 解

CA35-1001 61

異常

 正常

EAC:なし CDMあり

プリエンファシス盤

CA35-1001 5A1

異常

 正常

EAC:なし CDMあり

プリエンファシス盤

CA32-1139 1A4C

2022.9.17追記

(未確認,提供情報)

 (未確認,提供情報)

EAC:なし CDM:なし

プリエンファシス盤 フラグ入れ忘れ?

CA32-1139 1A5C

異常

 異常

EAC:なし CDM:なし 

プリエンファシス盤 フラグ入れ忘れ?

CA32-1139 1A8

(未確認,提供情報)

 (未確認,提供情報)

EAC:なし CDMあり

プリエンファシス盤

CA32-1139 3A2

正常

 正常

EACあり CDMあり

プリエンファシス盤

CA32-1132 2B1

流線形'80初期盤

正常

※ただし比較対象なし

 正常

EAC:なし CDM:なし

ノン-プリエンファシス盤

                                                          ・・・気がつけば家にはまともなCDプレーヤーが1台もない

なお、いちばん下の「流線形'80」はレーベルに「MANATSU NO SURFER()という誤記がある初期盤です。

ここから想像ですが、これがプリエンファシスなしなので、やはりCA32盤は全作プリエンファシスなしでいくつもりだった、

ところがパールピアスのみプリエンファシスの先代マスターがあったため流用し、フラグ入れ忘れ状態になってしまった、

・・・なんて思っております。

 

フラグ入れ忘れと思われる1A5C[] と フラグが入っている3A2[] のデータ比較です。推測にはなりますが、プリエンファシスの影響を見てみます。

まず最大音量ですが[]は高域強調した分、0dB ぎりぎりまでデータが入っていると思われます。[]は高域を戻したため -2-3dB に抑えられています。

平均音量はここまで差がありませんが、これは高域が平均音量に関わる割合が少ないためだと思われます。

いちばん下の図は同じ演奏あたり(その上の時間波形の黒い部分で示したごく短い時間です)周波数領域表示です。

[] 4kHz以上の高域が強めであり、[] は高域が戻され小さくなっている状態が表れているのではないでしょうか。

 

 

● 1112日 管理人

 閲覧者の方から下記の公演記録の誤記指摘をいただきました。結構な量、ご確認頂いたようで相当な労力だったと思います、本当にありがとうございます。

また、長期間誤記を掲載しており申し訳ございません。今回頂いた情報に基づく修正個所を一覧にしておきます。

公演名

内容

該当ページ

修正根拠

さよなら独身時代

10/2010/22と記載していた

公演一覧

FC会報、半券で確認

NHKフォークフェスティバル

8/198/27と記載していた

公演記録詳細

告知チラシで確認

苗場 vol.1

3/11,123/1,2と記載していた

公演一覧

告知で確認

アラームアラモードツアー

2/9 宇都宮公演の記載漏れ

ツアーのページ、公演一覧

ツアーパンフで確認

クリスマスクルーズ vol.6

12/17,1812/19,20と記載していた

公演一覧

告知で確認

ドーンパープルツアー

12/28熊本公演が記載されていなかった

ドーンパープルツアーのページ

ツアーパンフで確認

T&Rツアー

5月東京公演の日程を6月と記載していた

T&Rツアーページ、公演一覧

ツアーパンフで確認

U-liveツアー

1/24-26 福岡公演をの日程を1/22-24と記載していた

U-liveツアーのページ、公演一覧

ツアーパンフで確認

  〃

5/25-26 仙台公演の記載漏れ

  〃

ツアーパンフで確認

Naeba vol.19

日程間違い

Naeba vol.19のページ

公演案内などで確認

シャングリラ

7/29大阪公演の記載漏れ

シャングリラのページ、公演一覧

ツアーパンフで確認

acacia香港

5/10公演を5/5と記載

acaciaツアーのページ

公演案内とチケットで確認

シャングリラII

8/21広島公演の記載漏れ

公演一覧

ツアーパンフで確認

Naeba vol.24

2/27公演を2/26と記載していた

公演一覧

告知で確認

Naeba vol.25

日程間違い

Naeba vol.25のページ

公演案内で確認

ツアー2006

5/27-28の大阪公演を5/28-29と記載

ツアー2006のページ、公演一覧

ツアーパンフで確認

TRANSITツアー

7/3名古屋公演の記載漏れ

TRANSITツアーのページ、公演一覧

ツアーパンフで確認

  〃

9/2大津公演を9/1と記載

  〃

  〃

  〃

9/11-12横浜公演を9/22-23と記載

  〃

追加公演案内などで確認

Naeba vol.30

2/10公演記載漏れ

Naeba vol.30のページ

公演案内で確認

Road Show ツアー

6/4,8/18-19大阪公演の記載漏れ、8/17公演の誤記載

Road Show ツアー、公演一覧

ツアーパンフで確認

  〃

10/6宮崎公演、10/8大分公演の誤記載

公演一覧

  〃

Naeba vol.34

全日程が誤記

公演一覧

告知で確認

 

また、一部確認しただけですが、当サイトを参考にしたと思われるWikipediaLive Fansなどにも同様の誤記があります。

もちろん、すみませんということもあるのですが、こういうこともありますので、出来るだけ確認なしの単純なコピペは避けて頂きたいというのが正直なところです。

特にLiveFansのほうは(これら誤記に関係ない範囲にも話がおよんでしまいますが)実際に行かれた方が情報を投稿し、それを閲覧できるという大きな価値があるのですが、

大量のコピー情報により、リアルの投稿にアクセスしづらいというデメリット産んでいます。

もうひとつ不味いのは、ツアーの全公演に同じセットリストがコピーされてしまっているところです。

これも私が知る範囲ですら該当しない公演があることや、実際にどうだったかはリアルな体験による投稿で埋めていってほしいところですが、コピー情報が邪魔してしまっているように思えます。

悪気はないのかもしれませんが、LiveFansの提供価値を棄損してしまっているようにも思います。

ただ、私もこういうサイトをやっていますので何かしら情報で埋めたいという気持ちはわからないではないですし、投稿の受け皿になるという点では意義もあるのかなとも思います。

 

みなさま、今後とも、誤記情報や追加情報がございましたら、お知らせをお願いします。

 

       1120日 管理人

更に数件、訂正情報を頂きまして、どうもありがとうございます。公演情報分は早急に直し上表に追記しました。他の情報についてはおいおい修正してゆきます。

頂いた中から、ひとつ興味深かったのは「9月の""しぐれ」は"虫單"という字が正しいのではないかというご指摘から「蝉」という字がなかなかビミョーな存在であるということがわかったことです。これは「蝉」がJIS漢字コードに登録されており、「虫單」のほうが環境依存文字だという理由(環境によっては表示されなかったり、デザイン上の再現性が低かったりする)から「蝉」のほうを採用していますが、実は「蝉」という字は正しくは存在しないようです。かつて單→単へ変わった時、これを旁にもつ字も同様に変えられたのですが、[虫單]は当用漢字から外されており、その対象に入らなかったとのこと。それにもかかわらず、「蝉」がJIS登録されてしまっているようです。以上の経緯から「蝉」は[虫單]PC上での表現と解釈してよいのではないかと思っています。ユーミンのアイテムなんかにも成りゆきで出来たビミョーなものがありますが、文字にもそういったものがあって面白いですね。

 

 

 

● 518日 けいさん

 ハイファイセットのユーミン作品を調べていたのですが、ユーミン本人と競作みたいになっているものが多くて驚きました。

1979年の「最後の春休み」「緑の町に舞い降りて」「DESTINY」はユーミンとリリースは数日違いですし、

「最後の春休み」にいたってはユーミンより数日早いので、ユーミンからの提供曲に入れないといけないのではないのでしょうか?

ちなみに、「霧雨で見えない」も麗美とハイファイセットに同時に提供してて、たまたま麗美のリリースが早かった、って感じみたいです。

 

管理人 518 >>

けいさん、なかなか興味深いお話をありがとうございます。

 これはなんというか、悩ましい話で、提供曲となっていても/いなくてもユーミン版と同時進行のはけっこうあるんでしょうね。

提供曲かどうかの視点としてはたぶん2つあって機械的に「どっちが先に出したか」というのと、表現が難しいですが「企画としてその歌手のための作品だったのか」というところでしょうか。例えば原田知世さんの「時をかける少女」なんかは、ユーミン版も同時期に作ってたんでしょうけど、明らかに彼女のための企画です。逆は何かあったかなぁ?オファーは来たけど書き下ろす余裕はなくて、アルバム用の新作から選んでもらったというような、、「悲しいほどお天気」の曲はちょっとそれ臭い気もします。制作期間が短く、ツアーもやってたので。提供曲リストが最初に出たのは私が知る限りでは86年の「アラーム〜」のツアーパンフ、次いで93年の月カド、96年の「レコードコレクターズ」で、「レコードコレクターズ」は編曲者や初出の収録アイテムまで載っていました。そこでは例えばほぼ同時期にリリースされた「卒業写真」や「夕闇をひとり」、ユーミンが先に出してる「雪だより」は提供曲で、「最後の春休み」「DESTINY」などは未掲載。「レコードコレクターズ」はユーミンに限らず資料系も熱心にやってましたし、もちろん業界にも繋がっているので、ある程度、そういう企画背景が加味されたものかと思い、なんとなくそれを参考にしていたという感じです。

 ただ、考えてもわからないのと、当サイトも明確に定義を持たせてませんし、もうユーミンご本人もあいまいだろうというので・・・せっかく頂いたことですし書き変えてみました。それから改めてハイファイ版の「最後の春休み」を聴きましたが、微妙にメロディーと歌詞の一部が違うんですね(「あなたの机」が「あなたの席で」になってます)。これは途中で企画がユーミンと分かれて進行したからでしょうし、もちろんアルバム製作にはそれなりに時間がかかるので、事前に提供されていたということでしょうね。「霧雨で見えない」も潤子さんがステージで「久しぶりに書いてもらった」というようなことを仰っていたようです。

 私はあまりカバーに興味がなく、ハイファイセットの松任谷作品は聴き流していたのですが、提供作品だと思うとなんだか違うように、活き活きと聴こえてきました()。編曲が瀬尾さんというのもすごく面白いところですね(「最後の春休み」は新川さん、「霧雨で見えない」は井上鑑さんでした)。

どうもありがとうございます。

 

 

 515日 管理人

 ここは久しぶりの書き込みになりましたが、皆さん言われているようにとんでもない2020年になってしまいましたね。

家にいる時間も増えたということでせっかくなので前からやってしまいたかった全作品のページを作りこんでみました。

 年順はだいぶん前に作ってますが、見どころはやはり結婚後から80年代中盤あたりまでの圧倒的な作品数ですね。

年に2枚オリジナル作って、ツアーも2本して、その中でですから本当にすごいです。

 作家順が一番やりたかったのですが、やはり意外な作家さんのと組み合わされていて面白いですね。

いちばん意外だったのが喜多条忠さん。「神田川」とか「赤ちょうちん」のせいかもしれませんがユーミンとは遠い世界というイメージだったので。

それからダカーポの「空からこぼれたStory」というずっと好きな曲があるのですが、作曲の佐藤健さんとも共作があるのは嬉しい驚きでした。

あとは呉田軽穂作詞作曲が実は7曲しかないというのもこれ作るまで知りませんでしたね。

 最後これは面倒だったのですが、歌手順。これはFacesの特典などにも載ったので、目新しさはないのですが、

気になるとしたら、ちゃんと発売されたものの中でどれがレアか?ということですね。

実は昨今の再発ブームでほとんど入手しやすくなっています。こんなとこまで!?と驚きだったのは15年に7"で再発されたの堀江マミさんのシングルでしょうか。

そんな中、今も一番レアなのは霜和夫さんの「逢いたい気持ち」でしょうね、ユーミンが作詞も作曲もしてるだけに貴重な感じがします。

当時もほとんど出なかったのではないでしょうか、私もキレイな音源でほしい1曲です。

あとはけっこう名前は知られているのになかなか再発にならないのが、川崎龍介さんの「サマーブリーズ」、シモンズの「水の影」、萩尾みどりさんの「大連慕情」など。

長く歌われていない方のシングル物は再発企画に入ってこないんでしょうね(これら一度もCDになってない?)。

意外とここが難しいというのが00年以降のそんなに売れてない()提供曲でしょうか。

70年代80年代のような皆がいろいろ聞いた時代とは違い、この時代の売れてない曲は振り返られることがあまりないでしょうから、

一度廃盤になったら最後、オムニバスの再発企画にすら取り上げられることはないのかなと思います。

海外勢やミュージシャンのアルバムに提供したようなのもレアといえばレアですね。

 最後にこれは情報募集させて頂きたいのですが、カルピスウォーターのCMの「白いKiss」。結構CM打ってましたので憶えていらっしゃる方も多いと思います。

マイカプロジェクトで熊谷幸子さんがやったってのは知っていたのですが、最近になって初めてフル音源があってしかもユーミンが歌ってるらしいというのを知りました。

この音源、10年ほど前からずーっと動画サイトにあがってたようで(まったく知らんかった;)早速聴きましたが、あれはユーミンなんでしょうか??

たしかに声はそっくりで、おぉ!と思いますが、あんな歌い方かなぁ・・・?という気もします。

曲は未発売のようですが、ネット調べるとふた型番ほど収録してる非売品ディスクがあるようで、でも熊谷さんオンリーのバージョンもあるとかで、、

このあたりの情報を詳しくご存じの方いらっしゃいましたら、ぜひ提供をお願いします。 

管理人 2021420 >>

「白いKiss」は熊谷さんデビュー時の東芝EMIプロモPCD-0253、カルピスウォーターのノベルティ的なCDS: ACD-0826
少なくとも2つのディスクに収録されているのですが、どうもどちらも熊谷さんのソロバージョンのようです。
ACD-
のほうはユーミン参加?バージョンかと思っていたのですが、
最近動画サイトにカラオケと共に恐らくこのディスクからの音源がアップされたのですが、ソロバージョンでした。
そうすると、ユーミン参加?バージョンの出所が気になりますね。

 

 

● 514日 けいさん

 公演記録コーナー、「YUMING LOVE WARS TOUR 1989-1990」内に誤字と思われる箇所を見つけました。

「【公演スケジュール】41会場67公演」のところで、年が変わって1990年であるべきところが1989年となってい

ます。「【グッズ】ツアーパンフレット……¥1,500」のところ、“パンフ内に閉込みに”は“パンフ内に綴じ込みに”が正し

いのではないでしょうか?ご確認くださいませ。このサイト大好きです、ありがとうございます!

 

管理人 515 >>

けいさん、お知らせ ありがとうございます。ページが多く、なかなかミスが見つけられないので大変助かります!

 

 

2019

 

  ● 920日 管理人

 ユーミンのハイレゾ配信を早速聴いています。実は昨年のリマスターはそこまで感じるところがなかったのですが、今回の音源は正直すごいなと思っています。至る所で「こんな音入ってたかな?」「こんな歌い回しだったかな?」というのがあって、いちいち99リマスターと聴き比べるのですが、99リマスターにもちゃんとその通り収録されているんですね。つまりは何百回と聴いていても気に留らなかった演奏に気づくという感じです。実に様々な演奏が行われていることに今更気づかされる、マスタリングでそんなことができるということに驚いています。1曲、聴き比べどころを紹介しますと、「残されたもの」のアウトロ、真ん中のピアノのに遅れて入るコクコクっという音(ペダル?)や、右のキラキラとした音(ウィンドチャイム?)、左の堅い弦の音など、これらはもちろん99リマスターにも85マスターにも入ってはいるのですが、リアル感が全く違います。また嬉しいのが、サビにエントリーするユーミンのハイ&ロングトーンのボーカルの歪みが治まっていることです。実は私はハイレゾ環境を持っておらず、AmazonUHD無料トライアルサービスからハイレゾ音源をiPadDLし、24bit - 44.1kHz、しかもBluetooth経由で聴いてますから、これはきっとハイレゾの高周波ではなく、"Remastered 2019"の効果なのでしょう。

 少し残念なところも1つ書かせて頂くと、T&Rがビミョーに生々しくなったところです。T&Rの音がどうなったかというのは前回同様、関心のある方が多いと思うのですが、私はオリジナルがよいとは思わないのですが、あのアルバム全体のボーカルの抜けの悪い感じが、「Carry on」の息苦しさや閉塞感、「冬の終り」のせつなく胸が詰まる感じ、「China Town」の夢遊感と湿度、何よりカバーの荒廃したどこか非現実な感じにマッチしていて、あのアルバムの確乎たる個性だった気がするのですが、なんだか中途半端にそれが解消されてしまったような感じがしています。もちろんクリアになったと評価なさる方もいらっしゃると思います。

 それから(音源とは関係ない話です)、これはいくつかリツイートされていたのですがe-onkyoの対談記事ですね。これ、どうしてもGohさんが再生された周波数とサンプリング周波数を混同されているように読めてしまうのです。いろいろ端折られた結果、こういう記事になったのかもしれませんが、サンプリング定理は素人であっても知ってるような周知の事実なので、もうちょっと編集側で素人読者向けに上手く記事に出来なかったのかなと思います。ハイレゾが音源産業の要であれば、たとえ読者の勘違いだとしても「何となくわかってない人達が集まってやってる」という印象を与えるのは良くないと思いますし。あとは、まだそこ間違うか!という、「荒井由""」でしょうか。実はe-onkyoの記事は公開後、ちょこちょこ修正が入ってますのでそのうち直して頂けるとは思いますが。

 ところで、これはニュースで出た日に情報を送って下さった方もいらっしゃったのですが、今回"423"です。やはり前回の424曲は1曲数え間違えていたのでしょうか?9/23追記:オフィシャル見たら前回のバナーも423曲に修正されていました。)ユニバーサルに質問していますが、今のところ返答は来ずです。いずれにせよ、423曲ものリマスターは大仕事、おかげでしばらくは新しい音を聴く日々が続くということに感謝いたします。

 

  ● 610日 田口さん

素晴らしいホームページですね。楽しませていただいています。ありがとうございます。

今更ですが、【全曲配信424曲】の内訳をきちんと確認したいと思っています。
荒井由実 オリジナルアルバム 4枚 【41曲】 松任谷由実 オリジナルアルバム 34枚 【343曲】
Yuming Compositions:FACES
【10曲】で考えると残り【30曲】ですよね。
single version
と記載されている
1
返事はいらない 2.空と海の輝きに向けて 3.やさしさに包まれたなら 4.魔法の鏡 
5.ESPER
 6.SWEET DREAMS 7.Sunny Day Holiday 8.ついてゆくわ 9.あなたに届くように
Single version
と明記はないが明らかにアルバムと違うと思うもの
10.ANNIVERSARY
〜無限にCALLING YOU 11.PARTNERSHIP 12.気づかず過ぎた初恋
(映画バージョン)と明記があり歌詞がちょっと違うもの
13.
夢の中で We are not alone,forever
シングル、またはベストアルバムに入っていてもオリジナルアルバムには入っていない曲
14.
あの日にかえりたい 15.翳りゆく部屋 16.潮風にちぎれて 17.消灯飛行 18.遠い旅路
19.
ナビゲイター 20.白日夢・DAY DREAM 21.星のルージュリアン 22.VOYAGER〜日付のない墓標 
23.
風のスケッチ 24.Au Nom de la Rose 25.恋をリリース 26.One more Kiss 
27.groove in retro
 28.愛は…I cant wait for you,anymore 29.青い影 (feat.松任谷由実)
で残り1曲がどうしてもわかりません。またこの29曲が本当に正しいのかもわかりません。
ご教授いただけないでしょうか。よろしくお願い致します。
 

 

管理人 611 >>

閲覧とお褒めのお言葉を頂き、ありがとうございます。
さて、424曲ですが、私は数えたことがありませんでした。424曲と言ってるんだからそうなんだろうと疑った事もなかったです。
ご質問いただき、こちらでも数えてみましたが結果は下表の通り422曲でした。残り2曲が何のかはすみませんが私にもわかりません。
(こちらと田口さんの差分は恐らく松任谷時代のオリジナルアルバム収録曲数のカウントが1曲違っているのだと思います。)

6/21 管理人: 別の方から「29:スユアの波」が9曲でカウントされているとご指摘頂きました。
下表内、タイトルを略していますが、田口さんはじめ424曲の内訳にご興味のあるような方は楽勝でわかると思います。
数え上げというのはやってみると意外と難しい作業で、もし抜けがあればお知らせいただければと思います。
累計曲数はエクセルで計算してるので単純な計算ミスはない・・・はずです。

 

オリジナルアルバム番号

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

曲数

11

10

10

10

10

10

10

10

9

10

4

10

10

10

10

10

9

10

10

10

累計曲数

11

21

31

41

51

61

71

81

90

100

104

114

124

134

144

154

163

173

183

193

 

オリジナルアルバム番号

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

32

33

34

35

36

37

38

曲数

10

10

10

10

10

10

11

10

10

11

14

7

11

12

10

11

12

12

累計曲数

203

213

223

233

243

253

264

274

284

295

309

316

327

339

349

360

372

384

 

オリジナルアルバム未収録

Face

あの

潮風

消灯

旅路

ナビ

白日

星ル

ボイ

風ス

grv

愛は

kiss

AuN

恋リ

青影

曲数

10

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

累計曲数

394

395

396

397

398

399

400

401

402

403

404

405

406

407

408

409

410

 

音源違い(Faces収録除く)

返事

空海

やさ

魔法

Esp

Sw

Ann

Sun

夢中

Part

つい

初恋

曲数

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

累計曲数

411

412

413

414

415

416

417

418

419

420

421

422

423

 

上表に含まれていない配信楽曲は、「愛と遠い日の未来へ」のサントラバージョン、「(みんなの)春よ、来い」3バージョン、の4曲でしょうか。ただ、今回の424曲配信とは別企画なので関係なさそうな気がします。となると、2曲表記のない音源違いなどがあるのでしょうか?あるいは、実はiTunesでは13年シングルの「ひこうき雲」と他の「ひこうき雲」が別商品のようで、後者を購入しても前者が「購入済み」になりませんが(ちょっとしたバグの様な気もしますが)このパターンが他にもあるのか?。それとも単純なカウントミスか?

 

配信開始当初はサブスクリプションのトライアルサービスで「ここはどうなってるんだろう?」と気になるところをピンポイントでチェックしてたのですが、期間が終りサービス導入していないので、しばらく配信音源を聴き比べる予定はありません。気が向いたらユニバーサルに問い合わせしてみようかと思っています。余談ですが、今回の調査中に「日本の恋と、」の配信音源がオリジナルアルバムと別音源だと読めるサイト(読まれたい方は「リマスタリングで音像が一変した松任谷由実のベスト・アルバム」で検索してください)を見つけました。もしこれが正しいと当サイトも修正をしなければなりませんが・・・。もし実音源でご確認していただける方がいらっしゃいましたら、結果をお知らせください。

 

当方としては意外な質問で楽しませていただきました。ありがとうございます。

 

 

2018

 

  ● 1012日 YUMIONさん

wikiにも書いてありましたが、Hello, my friendの歌詞違いは本当にありますよ。
君といた夏、主題歌になったドラマですが、ソフト化はされているものの、VHSでは総集
編の形でしか出ていません。フジテレビの配信では全話視聴できるようです。
私はその総集編のVHSをレンタルして視聴したのですが、確かに歌われてましたよ。今は
誰もいない〜♪と。当時の放送/総集編VHS/配信とで違いがあるかもしれませんが…。
この件が気になって私もネットで調べてみましたけど、なぜ歌詞が違ったのか知ってる人
が全然いなくて…長年の謎です。

こちらのサイトでは触れられていなかったので、お便りしました。

 

管理人 1013 >>

お便りありがとうございます。

頂いた情報ですが、私もWikiだったかは憶えていないのですが、似た話を聞いたことがあって、ちょっと前に「君といた夏」を全話見直してます。

結論から言いますと、歌詞違いは見つけられませんでした。

私が見たのは提供クレジットのないもの(販売版?)、提供クレジットのあるもの(放送録画?)の2種類です。どちらも12話ありました。

前者は懐かしいのもあって全話ドラマを楽しみながら曲もチェック、後者は9話ぐらいまでを歌のところだけチェックという感じでした。後は飽きてしまって(笑)

歌詞違いがあるとすれば、私が見落としたか、放送版の9話以降にあるのか、総集編のVHSにだけあるのか、

あるいは初回放送だけにあって私が見たのはそれではないのか、、、というところでしょうか。

頂いたお話ですと、総集編VHSが堅そうなのでまた機会があれば(あるのか?)見てみたいと思います。

ありがとうございました。

 

 

  ● 927日 けいさん

 

「紅雀」の最初のCDCA32-1131)のレーベル面に誤りがあります。
「9月には帰らない」が「9月には帰れない」になっています。
[9 GATSU NIHA KAERENAI]
です。
これってあとあと修正されたりしたのでしょうか??

 

管理人 108 >>

             掲載遅くなりすみません。情報ありがとうございます。

              これは知らなかったので手持ちの物を2枚見てみましたが、全て誤記でした。

              ただ、見た物は全て初期の黒トレーのもので、白トレーの頃の物までは確認できていません。

              またわかりましたら掲載いたします。

              ありがとうございました。

 

 

 ● 915日 Kさん

 

サイトに「紅雀」から「NO SIDE」までの11タイトル(数えると12タイトルですが)
アルバムが1985.6.1に「CA32-」品番で初CD化された記述がありますが、
その中で「時のないホテル」の詳細ページを見ると、リリース日が1985.6.5となっています。
自分でも調べてみたのですがおそらく1985.6.1ではないですか?

または12タイトルが同時発売ではなく分割されて違う日に発売されたのでしょうか? 

 

管理人 916 >>

             ご指摘ありがとうございます。大変助かります。記載間違いでした。
どうも「紅雀」のページで間違えて、そのままコピペで全部間違えていたようです。

 

 

 ● 123日 海老ずしさん

 

よそゆき顔(時のないホテル&ESPERB) 曲の初めの部分でシングルではイントロが三拍子 アルバムでは二拍子の違いあり

REINCARNATION
のオールマイティーも85年盤と99年リマスター盤ではイントロが違います
わかりにくいならごめんなさい

 

管理人 128 >>

メッセージありがとうございます。
「よそゆき顔で」は確かに違いますね(聴かれたことのない方が思い違いされないように補足させて頂きますが、拍子が違うのではなく、シングルでは♪タッタタ、アルバムでは最初の♪タッ がカットされているものと思われます)。当サイトではミックスによる違いとマスタリング時に生じた違いを出来るだけ区別しようとしており、後者はそこまで言及しないようにしています。理由としましては、ベスト盤「ノイエ・ムジーク」と99年リマスターシリーズの発売で後者の違いが生じている楽曲が一気に増えてしまったことや、後者はリスナーレベルでも作れてしまう、言ってみれば大した違いではないと感じているということなどがあります。「よそゆき顔で」も恐らくマスタリングの時にカットされたもので、ミックスはシングルもアルバムも同じではないかと思います。「オールマイティー」については前曲のギターソロが入っちゃってる長さが違うのはわかりましたが、それ以外はよくわかりませんでした。他に違いがあるようでしたらまた教えてください。

 

 

● 121日 カレーライスさん

 

こんにちは
ユーミンの曲にはアルバムとシングルではアレンジの異なる曲がありますね。
ESPER
のシングルヴァージョンは稀少価値が高いですが、PARTNERSHIPやついてゆくわのシングルヴァー
ジョンは安く売られていますが、数年後はやはり稀少価値が高くなりそうな気がします。

返事はいらない、空と海の輝きに向けて、やさしさに包まれたならと魔法の鏡はわりと中古でユーミンシン
グル1972-1976をたまに見かけるので手に入り安いかと思います。

 

管理人 128 >>

メッセージありがとうございます。仰る通り00年以降のシングルの入手は難しくなるかもしれませんね。

ユーミンはアルバムの割にはシングルが極端に売れないアーティストなんですが、7"は売れてない時期(ほとんどですが)も含め中古市場やオークションでも昔から流通しており、比較的簡単に入手出来てしまいます。想像ですが、昔は小売店がものすごい数あり、その店頭まで流通させてなんぼだったのでレコード会社や問屋などでかなりの数在庫を持つのが当たり前だったと思うのです。1問屋自体は知れた数でも全国合わせた流通在庫はそこそこの枚数あったのではないかと。一方現代はネット通販のおかげで末端まで流通させなくても客が欲しい時、欲しい分に限って商品の供給ができてしまいます(結果、小売店はほとんどなくなってしまいました)。これは色んなところで在庫を持つ必要が無く、プレス枚数自体を極端に少なくしても成り立つわけで、発売中は入手が容易でも一旦廃棄されてしまうと途端に入手が難しくなるのではないかと思います。

 

 

 

2016

 

 

● 114日 レモンパイさん

 

    ティアーズアンドリーズンズ(1992年発売)は初回盤は3Dジャケットになっていますが、中古では初回盤しか
みません。通常盤はほとんど出回っていないようです。
翌年発売されたu-mizは初回盤は黒いプラケースにジャケットやバーコードや注意書きのシールを直接貼り付
けたものになっていますが、同様に通常盤はほとんど出回っていません。
通常盤は生産数が非常に少なかったということでしょうか?

天国のドアやドーンパープルに関しては初回盤のみ透明のホログラムジャケですが、冊子と離れているため中
古では初回盤でも透明のスクリーンがないものもあります。
また、透明のスクリーンが経年劣化で黄ばんでいるものも見られます。

                    管理人116 >>

                    投稿ありがとうございます。

                Tears and ReasonsU-mizの通常盤の流通は少ないと思います。

                当時のユーミンチームやレコード会社の東芝EMIは日本最高水準の200万枚近くを目標に一大プロモーションをかけていましたから、

                品切れを起こさないよう、おそらく初回にものすごい枚数をプレスしていたものと思われます。

                当時すでにCDの売れ方はインパルス的なもので、発売から1,2週で一気に売り捌いてしまうようなイメージでした。

                ところがこの2作は十分に売れた物の想定していたほどは売れなかったようで、長い間初回盤が店頭に並んでいましたし、

                レコード会社も結構な枚数在庫を持っていたのではないかと思われます。

                私の記憶ではそれぞれ発売から5年たってようやっと通常盤を見るようになったという感じです。

                ただ、最近のコンサート会場では通常盤が売られていますので、新品での入手自体は難しくないのではないかと思います。

               

                ちなみに、DelightU-mizまでは何らかの形で初回仕様的なものがあるのですが、当時の販促物には「初回盤のみ」という旨の案内はないんです。

                たとえば「3Dジャケット仕様/ジャケットの仕様は変更になる場合があります」とか「マルチスクリーンジャケットには数に限りがあります」という感じです。

                ですから、初回プレスだけが3Dやマルチスクリーンだったかどうかは実際のところよくわかりません。

                Tears and ReasonsLove Warsなどの通常盤がすでに流通していたので3Dでなくなるであろうことは想像つきましたが、

                U-mizについてはやはり初回仕様についての案内がされていなかったので、ずっと黒ケースのままで行くのかなとおもってたくらいです。

 

                なお、「Road Show」や「POP CLASSICO」の通常盤はどうもレンタルショップなどにしか出荷されていないようで、

                今後市販流通する可能性はあるものの、今のところ入手が難しいアイテムです。

               

               

 

● 1023日 ヲーク オンさん

 

    ユーミンはシングルCDを最近発売していませんが、売れなくなったからでしょうか?
2012
3月の「恋をリリース」以来シングルCDを出していません。

恋をリリースはオリジナルアルバム未収録(ニューアルバムの宇宙図書館にも収録は見合わせている)のため、
近い将来入手困難な楽曲になるのではないかと思います。
消灯飛行、遠い旅路、白日夢、風のスケッチがその例ですが。

                    管理人1030 >>

                    投稿ありがとうございます。

                    ここのところちょこちょことメンテはしているのですが更新出来ておりませんでしたので、そんななかお便りいただきありがとうございます。

 

                    さてシングルCDですが、配信にとって代わったという感じではないでしょうか。

                    シングルを単曲でのリリースという風に定義するなら(当サイトはそういう感じです)、配信としてはちょこちょこシングルを切っていると思います。

                    むしろ、「恋をリリース」がCDで出たことがちょっと不思議でしたね。

                    実は昨年、シングルとアルバムの売上をまとめたページを作ったのですが、ユーミンは驚くほどシングルが売れないアーティストなんです。

                    他のアーティストとの相対値を出してるのですが、アルバムの相対値に対してシングルの相対値が驚くほど低いんですよね。

                    ユーミンのファンだけをしているとシングル切る意味があまり見えてこないという気すらします。

                    ユーミン自身が「アルバムアーティスト」だと仰っておりアートワークにもかなり力を入れていらっしゃるので

                  これからもアルバムは盤として作られると思いますが、

                    シングルを盤で出す意味はあまり感じていらっしゃらないのかもしれませんね。

                    ただ、シングルというメディア自体は各ジャンルやアーティストでその目的が様々で非常におもしろいと思います。

 

                    ニューアルバムも発売されますので、ここ数年のライヴ情報を含め更新を進めたいと思っております。

                    また覗きにきてください。

 

 

 

2015

 

 

● 11日 管理人

 

2015年が明けました。本年度もよろしくお願いします。
今年も過去の情報中心に()何かわかればその都度更新してゆこうと思っています。3年ほど前から日本を離れており、資料が手元になかったのですが、
今年から日本に戻れるため少しは更新頻度を上げられるのではないかと思っております。
既存情報も少しは見やすくしたいと思っています。リファレンス情報を入れたいのですが、
HTML
にはTexWikiのようにリファレンスの相互参照番号を入れる機能が無いようで(ありそうなもんですが)、
何か良い方法があれば教えてください。

昨年頂いた情報で、掲載できないままだったのですが、uteさんより「ISRC」について教えていただきました。
詳しくは下記のリンク先を見ていただきたいのですが、曲の「レコーディング」ごとにつけられた固有の番号のことで、この番号付けは90年初頭から始まったそうです。
https://isrc.jmd.ne.jp/about/index.html
この番号はCDにも書き込まれているため、CDからデコード出来れば見ることができます。
lute
さんからはこの番号の違いからも、ミックスやマスタリングの違いを見つけることができるのではないかとご提案頂きました。
リストを頂いたのですが、番号のつけ間違いと思われる個所や、ISRCが始まる前のバージョン違いを担当者が認識できていないと思われるものもあったり、
マスタリングに関しても別番号を付けなおす場合とそうでない場合があるなど、
上記「レコーディング」の定義にもどうやらその時々のレコード会社の担当者による揺らぎがあるのようで、完璧な指標とまではいかないかもしれません。
ただこの制度自体は非常に興味深いものだと思いました。
ありがとうございます。

YFC
(ユーミンファンクラブ)でFC会報のデジタル化が始まりました。
77
年、78年の会報が飛んでた(FCに残っていないらしい)のが早速ショックでしたが、これからも楽しみにしています。
個人情報や著作権に触れる部分をけずったりと、なかなか面倒な作業だと思いますが、もうちょっとだけ更新間隔早くしてほしいですね。。。
この飛んでる頃のFC会報ですが、過去の会報に触れてる会報Vol.30, 45や私の持ってる情報と想像からは下記のようになっています。
号数が前後するのは、恐らく年(期)ごとに番号を振り直していたからで、残存しているものだけを見ると前後しているように見えるのではないかと思われます。

・ 76

ゆうみん9

さよなら独身時代告知 (推定発行時期:769月)第2期最終号。 FCで公開】、

3

 

 

・ 77

ゆうみん1

14番目の月リサイタル、結婚式・披露宴特集。第3期の1号。

・ 775

ゆうみん23

「潮風にちぎれて」レコーディング など

・ 777

ゆうみん4

ゆうみん イン ギリシャ など FCで公開】、

・ 78

ゆうみん56

荒井&松任谷由実「アルバム」発表 など (推定発行時期:781月)

4

 

 

・ 78

ゆうみん7-1

(情報未確認 第4期の1号、冊子をやめ毎月12ページを発行することに)

・ 78

ゆうみん7-2

大衆的時事歌劇 

・ 78

・・・

4期が何号まであったかは不明

8

 

 

・ 78

ゆうみん1

Yuming Express Concert Report (推定発行時期:7810月、なぜか第8期に...恐らく7号→8期になった?

・ 78  

ゆうみん2

代々木公園ファンの集いでの質問に回答

・ 79

ゆうみん34

流線形'80楽譜、78ツアー など(推定発行時期:7912月) FCで公開】、

・ 793

ゆうみん5

近況報告、私とゆうみん特集 FCで公開】

・ 794

ゆうみん6

集い@全国婦人会館、アルバム「サーフアンドスノウ」(「OLIVE」のこと)など (第8期最終号) FCで公開】

9

 

 

・ 79  

ゆうみん1

シングル「帰愁」、ツアー日程、スクエア紹介 (第9期の1号、推定発行時期795月)

・ 79  

ゆうみん2

OLIVE中野サンプラザ、LP (推定発行時期:797月)

・ 79  

ゆうみん3

FC Tシャツ、ツアー日程、ラジオにリクエストしよう (推定発行時期:798月)

・ 7910

ゆうみん45

9月代々木公園ファンのつどい、杉野講堂リハなど (第9期最終号)

10規制廃止

 

 

・ 7911

ゆうみん1

「悲しいほどお天気」、マジカルパンプキンリハな(第10期、ただし期制を廃止し随時入会可能に) FCで公開】

・ 801

ゆうみん2

マジカルパンプキン追加日程、スクエアインタビューなど FCで公開】

・ 80

ゆうみん34

(会報YUMING vol.47に情報があるが、内容不明)

 

 

 

・ 80

YUMING vol.1

アルバム「時のないホテル」など(推定発行時期806月〜7月、今の会報カウントはここから)FCで公開】

・ 808

YUMING vol.2

「水の中のASIAへ」ツアー(「サーフアンドスノウツアー」のこと)告知など FCで公開】

 

意外と当時のFC会報には当サイトが欲しいような情報が載っていないのが残念ですが、手書きで当時の雰囲気が伝わってきてなかなか面白いです。
FC
は信じられないことですが00年代の前半まで学生がほぼボランティアで運営しており、
会員数が少なかった80年代前半くらいまでの会報は手書きで2色刷り、内容はユーミンのインタビューやスケジュールのほか、
スタッフのプライベートなことやエクスキュース、今ならユーミンサイドに気を遣って書かないようなことも書いてあったりします。
このサークル的なノリでの運営と、80年以降どんどん国民的スターになってゆくユーミンとの乖離が激しかったことは想像に難くなく、
FC
会報をさかのぼってみてると、会員が一気に増えたであろう頃2度ほど運営がスタックしてしまっていたようです。
会員はお金を払って入会してますしFCの運営事情などは知らないわけですから、この時はFCに対して容赦なかったでしょう。
当時この状況を何とか耐えて継続しようとしていたスタッフは本当に大変だったのだろうと思います。
今もFCが続いているわけで、会報があるからファン目線での当時の様子がわかるわけですから歴代スタッフに感謝します。

 

 

 

 

2014

 

 

 

● 419日 管理人

 

     IE1011あたりから、公演記録で使っていたオーバーマウスのミニウィンドウの表示ができなくなったようで、
単発公演の情報をそれようのページに掲載することにしました。

また、元ダディオーの平野肇さんの著作「僕の音楽物語」を参考に初期の公演情報を追加しました。
当サイトに載っているような情報が好きなマニアには大変貴重な有り難い記録がたくさん載っています。
また、初期の駆け出しのころのユーミンとのエピソードもたくさんあり、タイムマシンのような本です。
それ以上に、平野さんの充実の人生が大変興味深い。
平野さんがユーミンとかかわるのは彼女の40年のキャリアのなかでたった2年半、
当サイトが対象としているユーミン史(?)だけで考えるとそれだけのプロフィールなのですが、
もちろん彼女の関わる人のキャリアというのはそれだけなはずはなく、それぞれに物語があるのだなと改めて考えさせられました。
この本のなかでもっともよいのは平野さんのミュージシャンとしての体験と言葉で語られる、氏が関わった音楽の数々です。
あたかも自分がドラムセットに座ってミュージシャンや歌手を感じているような、レコード評論とは全く違った、
感覚が伝わってくる文章で、読んでみてその音楽を聴いてみたいという思いに何度もなりました。
(けっこう現時点で入手が難しい楽曲が多いのですが・・・。)

     ユーミンファンでなくてもお勧めの一冊です。

     平野肇「僕の音楽物語19722011」  Amazon JP  楽天ブックス

 

 

2013

 

 

 

● 821日 ももぱぱさん

 

     19741028()PM6:30より福井県福井市の県民会館で 
翌日1029()は同じくPM6:30より石川県金沢市の北国講堂で、
「荒井由実 ファーストコンサート」と銘打って、FOB企画主催でソロライブ
(チラシには初のワンマンコンサートと書かれています。)を開いています。
入場料1000円(FOB会員800円)。
ちなみに私はそのとき高校生。福井のコンサートに行きました。
ピアノ一台で「ひこうき雲」や「ベルベット・イースター」などの
ファーストアルバムの名曲を唄っていました。
ロングのストレートヘアで初々しかったですねえ。
あれからもう40年近くになりました。
今また、「風立ちぬ」のテーマ曲になったことで、子供たちとその話題で盛り上がりました。

 

                管理人 821>>


          
貴重な情報をありがとうございます。74年はファンクラブもなく地方の情報は本当にわからないんです。

                実は翌年75年夏に北陸3県で「セカンドコンサート」というのが予定されていたのですが、

                ユーミンが過労のために中止になったことが北国新聞に載っています。

                きっと「ファーストコンサート」というのがあったんだろうなと思っていたのですごく待ち望んだ?情報でした。

                          

                 「風立ちぬ」は4分の予告しか見れてないのですが、すごく映画と「ひこうき雲」があっているそうで、

                多くの人に聴いてもらえてファンとしては嬉しい限りです。

                「ひこうき雲」をとおして高校時代の思い出がお子さんとの話題になるというのは素晴らしいことだと思います。
           40
年後も名曲でいてくれた「ひこうき雲」にも感謝ですね。

 

 

                ももぱぱさんのご投稿とはほとんど関係のない余談ですが、この前 上海でひこうき雲40周年記念盤のCDサイズ紙ジャケを見つけました。

                台湾や香港と違い、大陸側にある日本人のCDはほとんど違●コピー品なのでこれもそうだったのですが、

                紙ジャケはもちろん、ちゃんと帯やステッカーまでミニチュアにした凝った作りで(一絡げに縮小したとも言えますが)少し驚きました。

                    

 

 

 

● 75日 MTさん

 

     「再発復刻リスト」のCD製品番号に誤植があります。
アルバム詳細の方は正しいです。

1994 CD5タイトル
「ひこうき雲」              ALCA-9033 => ALCA-9029
MISSLIM                 ALCA-9034 => ALCA-9030
COBALT HOUR             ALCA-9035 => ALCA-9031
14番目の月」              ALCA-9036 => ALCA-9032
YUMING BRAND PART 1     ALCA-9037 => ALCA-9033

CDリッピングでCD系譜を調べていたので、当該情報は大変助かりました。
 このような活動をされている管理人さまに感謝です。

 

                管理人 721>>

          
ご指摘ありがとうございます。大変助かります。

                こういった情報を集めだしたころはまだ町中に小中規模のいろいろなレンタル店があったころでした。

                当時、荒井由実CDを出していたアルファは何度も再発を繰り返しており、

                各レンタル店の仕入れ時期によってそれぞれ違った型番のCDがありました。

                それを見つける面白さがこういった情報を集め始めたきっかけでした。

 

 

 

● 214日 ピエールさん 

 

     1976年のツアー 329日 神戸国際会館となっていますが
会場は 神戸文化ホール のはずです。
この日は 昼に大阪の厚生年金会館で Queenのコンサートに行って
その後急いで神戸文化ホールまで行ってユーミンさんのコンサートを見るという
豪華な一日だったので記憶に間違いは無いと思います
演出として 途中 客席から松任谷正隆が舞台に上がり演奏をするってのがありました。

 

       管理人 201347>>

     
掲載と返事が大変遅くなりすみません。

               76年当時の貴重な情報をありがとうございます。調べましたが、確かに同じ日にQueenが厚生年金にきてますね。

               76年のツアーは神戸、四国、北海道の日程や場所がはっきりしておりません。

               神戸はツアープログラム(パンフレット)では神戸国際となっており、96年荒井由実ライブのパンフでは文化ホールになっています。

               当時の新聞などと比べて四国の日程が正しそうなので前者を採用していますが、頂いた情報をもとに当時の山陽新聞などから神戸の開催場所を探してみます。

 

               また、このツアーは何を歌ったかが残っていないので、何か記録がございましたらまた情報をください。

               どうもありがとうございました。

 

 

       管理人 2020928>>

      7
年かかりましたが^^;、あいついで告知と半券の画像が見つかり、神戸文化ホールであることがわかりました。

       改めて情報ありがとうございました。

 

 

2012

 

 

● 1226SOLAさん 

 

     19991224日(東京国際フォーラム)FROZEN ROSES TOURの演奏曲目について

EC1-3
14番目の月 → 恋人はサンタクロース
EC2.
ロッヂで待つクリスマス

でした。

オフィシャルブックにもありましたが、京都公演の1日のみ
1
.ベルベット・イースター → そのまま を歌われた日があるようです。

 

       管理人 201347>>

     
掲載と返事が大変遅くなりすみません。

       最近は時間がとれず更新が滞っております。ユーミンのベストが久々のヒットというのに、ベストのページも作れていません。

 

       ツアーのページは少しずつ見直ししていく予定ですので、その時にいただいた情報をくわえさせていただきたいと思います。

       ちなみにフローズンローゼスツアーの「そのまま」は京都のみではなく日替わりのような感じでいろいろな場所で歌われていました。

       私は数公演見に行きましたが全て「ベルベット・イースター」の回で、1度も聴くことができませんでしたが・・・。

 

 

 

 

2011

 

 

● 管理人1030

 

     プロモ盤についてまとめてほしいという依頼をいただきましたが、本来、関係者以外が知らない情報なのと、
探す楽しみなどを考慮して開始時からプロモに関するページを作る予定はありませんでした。
私自身も数年前からユーミンのプロモ盤が簡素なものになり、終にはCD-Rに焼いただけの型番のないものが登場したため、
興味を失い情報の収集をやめてしまいました。
当サイトには未発売音源を収録している物のみ、その盤がプロモーション対象としているアルバムやシングルのページの曲欄と
ヴァージョン違いについて書いたページに情報を載せています。
1
ページを作るほどの情報量はありませんが、ユーミンのプロモ盤について懐かしみながら書いてみたいと思います。

レコード時代の主なプロモ盤といえば、下記のものがありました
          
・ 正規発売品の見本版 :          7", LP共に作られており、たいていは白いレーベルに「7/5発売予定」などと書かれていました。

                                                             お菓子などにもある見本品で、「サンプル盤」とか「見本」と呼ばれていました。

                                                             発売前に各レコード店に配布されていました。
          
・ ゆうせん♪盤 :                     ゆうせんで流すためのLP非売品。たいていは発売品と同じ曲順で収録されており、ジャケットがない。
          
・ 7"の非売品 :                     アルバムのプロモーション用にアルバムから2曲をカットして収録されていました。

                                                            プロモーションのためだけにカットされたシングルだったので「プロモ・オンリー」とか「プロモ盤」と呼ばれていました。

                                                             レコード会社の関係者やラジオ局限定で配布されていたため流通枚数が少なく、

                                                            コレクターの間では全国的に「プロモ盤≠サンプル盤」という認識だったように思います。

                                                             レコード時代の「プロモ盤」といえば、7"がメインでした。

                ・ LPの非売品 :                    荒井由実時代にあった東芝EMIのほかのアーティストと抱き合わせになったLP盤。

                                                             70年代初頭はアーティストごとに7"のプロモを作る習慣がなかったのかもしれません。

                                                         浅川マキのあとユーミン収録とかそんなのがあったと思います。

     レコードそのものが素人には作りようがないものでしたから、こういった非売品、とくに「プロモ盤」はスペシャルなアイテムに思えました。
「プロモ盤」のためだけのカップリング収録と、それからジャケットもプロモ盤のためだけに作られたものでした(ま、と言っても宣材の使い回しなんですが)。
今のようにオークションで頻繁に個人取引されておらず、町の中古レコード屋でもまず見ない。
最初見たのは「タキシード・レイン」のプロモでしたが、要は、知りもしないシングルがあるわけですから「なんじゃこりゃー」と驚いたのを覚えています。

     プロモ盤の最強の品ぞろえを誇っていたのが関西では新開地にあった神戸レコード倶楽部。

     まず、見れないプロモはなく、価格も16000円くらいで当時はダントツに安かったと思います(今じゃヤフオクで2000円でも誰も落札しませんが)。

     ただ、ここでも1回も見たことなかったのが、「潮風にちぎれて」のプロモ7"。あれは相対的に出回っている数が少ないと思います。

     しかも1曲丸ごと別テイクのボーカルを収録。たしかラフミックスってハンコがレーベルに押してあったと思います。

 

     こういった「プロモ盤」に比べて圧倒的に数が多かったのが「サンプル盤」。
これは見本品なので当時は今より圧倒的に数の多かった全国のレコード店に配られていたんだとおもいます。
これらはたいして珍しいものでもなかったのですが、「パール・ピアス」には3dBだけカッティングレベルが大きい(小さいだったか?)盤がありました。

     大きかったとすればレコード時代ですから素直にS/Nが大きく、音がよいと言えるのではないでしょうか。

     それから「Esper」と「SWEET DAREAMS」のサンプルはサンプルオンリーのジャケットが付いていました。この2つはディスクこそ「サンプル盤」ですが、

     流通のしかたは「プロモ盤」だったのではないでしょうか。前者はヤフオク開始後もそんなに見ないので貴重だと思います。

     あと「返事はいらない」7"はめったに見ない超希少盤でしたが、まれにお目に書かれても「サンプル盤」であることが多かったです。

     それだけ正規品(レギュラー盤)が出回っていないということですが、

     「余った大量のサンプル盤を市場に流している人がいる」というのがコレクターの間では有名な伝説でした。

 

     CD時代は下記のものがありました。

                ・ 正規発売品の見本盤:           CDになって紙レーベルがなくなり真ん中の透明なところに「SAMPLE」と書かれている以外は

                                                             ほとんど発売品と変わらなくなりました。

                                                             それでも集めてる人はいたと思いますが、「だからどうした?」というものになってしまいました。

                ・ 店頭演奏用12cmCD           店頭演奏用あるいは視聴機に入れるためのCD。ユーミンの場合はアルバム丸ごと収録している物が多かったです。

                                                             SPCD-型番がこれにあたります。

                                                             一時期、レコード会社でも店頭演奏用CDを作るブームがあったんじゃないかというほど

                                                             店頭オンリーの企画CDが作られており「サンプラー」と呼ばれていました。
                                                       
U-miz」〜「KATHMANDU」のころはDJ入りのサンプラーが作られました。

                ・ 12cmCDアルバムプロモ盤:   12cmCDですが、5曲か6曲のみ収録。これはラジオ局などに配布されていました。 

                                                             PCD-で始まる型番がこれにあたりますが、ユーミンサイドのこだわりなのか、たいていアルバムから5,6曲のみの収録でした。

                                                             物によってはしっかりジャケットが作られており、レコード時代の7"プロモ的なアイテム。

                ・ 12cmCDシングルプロモ盤:    上のアルバムプロモと同じようなものですが、シングル1曲入りが多かったです。

                                                             90年代、シングルは8cmCDで発売されており、ジャケットは縦長。

                                                             プロモ盤はほぼ正方形のジャケットで、少々のスペシャルアイテム感がありました、

                ・ 8cmCDプロモ盤:                 ユーミンの場合は天国のドアとドーンパープルの時期にだけ作られた1曲か2曲入りのプロモ。

                                                           PCDS-型番で、8cm大の正方形の紙ケースに入っていました。

 

     CD時代になってから好きだったのは「ラブ・ウォーズ」から「U-miz」まで作られていた12cmアルバムプロモ盤のデジパックタイプ。

     当時はユーミンのプロモーションが一大イベントで結構丁寧に作られています。

     12cmシングルプロモのほうもレギュラー盤の縦長ジャケットとの対比が面白かったですね。

     ちなみに「命の花」のシングルバージョンが、レギュラー盤・見本盤ともにまったく出回らなかった割に

     そこまでレア音源化していないのは、ちゃんとプロモ盤が作られたおかげといえます。

 

     なお、嘘ラジオで有名になった「紅雀〜暁のシュプール」のCDPCDZ-という型番で作られています。

     この型番はプロモというよりは東芝EMIがディスクの制作を請け負ったタイトルにつくようで、

     たしかどこかの高校の合唱コンクールのCDなんかにもこの型番が付いていたように思います。

    

   長くなりましたが、以上にしておきますのであとは各アルバム、シングルのページをのぞいてみてください。

 

   けいさん 1012

 

こんにちは。

ダンシングサンツアーのページ、下のほうの解説に誤字を見つけました。

『初の円形型センターステージのアリーナツアー。ステージ進行の各セクションや楽屋、
仮説トイレまでもを内蔵した巨大なもの。』


正確には「仮設トイレ」ですよねww

それにしても、トイレがステージ下にあって、においとか大丈夫だったのかなあ・・。
よく工事現場にあるような、簡易トイレだったんでしょうか・・。

管理人 1030>>

  ご指摘ありがとうございます。大変助かります。

   仮設トイレはたしかMCで言ってたような気がします。
どんなものだったのかは定かではありませんが。。。

 

 

   ケンケンさん 104

 

はじめまして!
とても貴重なサイト、ユーミンフリークとしても、重宝いたします。
さて、最近仕入れた情報なのですが、伊勢丹のキャンペーンソングを集めたCDISETAN
Songs Collection
』の中に「YOU ARE MY SUNSHINE」という曲があり、ユーミンが歌っ
ています。「避暑地の出来事」のサビの部分を使用し、アレンジと歌詞の一部が違って
ます。1分半ほどの曲ですが、かなり貴重な音源だと思うので、ご報告させてくださ
い。amazonでも購入可能です。
1976年春のキャンペーンソングとのこと。当時店内を歩けばこの曲が聴けたのでし
ょうか?ちょっとサンバっぽいアレンジが素敵です!
ぜひぜひ聞いてみてください!
これからもサイトの更新を楽しみにしていますね!

 

管理人 105>>

  情報ありがとうございます。

発売されたのは何となく聞いてましたが、まだチェックしておりませんでした。

たしか伊勢丹新宿店の50周年記念に作られたカセットテープにもこの音源が収録されていて、

そのCD化企画といった感じでしょうか。

当時は取りあえずCMソング作って後から1曲というか34分前後の曲に仕上げて

ちゃんとレコーディングというパターンが多かったようですね。

70年代のユーミンのタイアップもほとんどそうですし、この伊勢丹CDの他の歌手の曲もそうではないでしょうか。

リストを見るとCMオンリーの曲もあって、かなり貴重な音源ですね。

 「You are my sunshine」はたしか3コーラスあって、「避暑地の出来事」にはならなかった歌詞があったと思います。

ボーカルの感じを変えたり、ユーミンのナレーションが入ったりと、

ソフトエクレア同様、何バージョンか流れていたようです。

 

 

 

   KIDADOBさん 612

 

たまたま、通りかかりました。
1974年九州芸術工科大学でのライブ情報をお知らせします。
私が入学する前年の学園祭ライブで、たまたま、そのソースを持っていましたので。
参考になれば。
1974年5月31日
セットリスト 
 1 そのまま
 2 ヴェルヴェットイースター
 3 紙ヒコーキ
 4 雨の街を
 5 ひこうき雲
 6 やさしさに包まれたなら
 7 空と海の輝きに向けて

 

管理人 105>>

  掲載遅くなりすみません。

貴重な情報ありがとうございました。

ソースが残っているのはけっこう有名な話ですが、ぜひ聞いてみたいですね。

そう言えば芸工大ライブは一度、別の方にMCの書き起こしをもらったのですが、失くしてしまいました。

 

 

 

 

2009

 

   monolithさん 821

 

   中学生の時からもう30年以上もYumingファンですが、
「やさしさに包まれたなら」のシングルとアルバムでアレンジが異なることを
前から知っていたものの、他にもこういった楽曲があるかを知りたくなり、
遅まきながらこのサイトにたどり着きました。大変に有益なサイトだと思いますので、
今後とも正確な情報の発信源であって欲しいとの願いも込めて、以下をご連絡します。

「ヴァージョンの違いについて」として一纏めになっている表の中で、

「やさしさに包まれたなら」「魔法の鏡」のシングル・ヴァージョンは、

いずれもYuming brand にも納められています。

それぞれのヴァージョン1、とされている表の中に追加をお願いします。

 

管理人 914>>

  monolithさん、返事が遅くなってすみません。

訪問ありがとうございます。

有益と思っていただけるのは大変うれしいことです。

ご提案いただいたように追記しておきました。

今後も何かございましたらご指摘お願いします。

 

ところで、昨年76年ツアーの日程は荒井由実ライブのブックレットが正しいらしいということを書いたのですが、

どうもツアープログラムに載っているほうが正しいかもしれません。

(なんで前者が正しいと思ったのか思い出せません^^;)

四国、神戸あたりの当時の新聞を見ればはっきりしそうです。

それから、83年のファンクラブ会報の情報を参考に「リインカーネイション」のミュージシャンクレジットを載せました。

 

 

 

2008

 

   管理人 1223

 

スユアツアーの日程が間違っているというご指摘をいただきましたので修正いたしました。
宇都宮が抜けていて、その代りそこを群馬にしていたようです。
頻繁に新しいことを載せているわけでもないのに見に来て頂いて、
その際、気づいたところを指摘していただけるというのは本当にありがたいです。
どうもありがとうございます!
実は、ちょっと前に直したのですが、76ツアーも徳山と徳島を間違えておりました。
最近気づいたのですが、76ツアープログラムに載っている日程と、
荒井由実ライヴCDのブックレットに載っている日程って違っているんですね。
当時の新聞や残っている半券を見るとどうも後者が正しいようですが・・・。
 ソルジャ×ミスリムの「記念日」をシングルコーナーに載せたらどうか?という提案もいただいたのですが、
私としてはピンと来ない企画なので、ソングリスト2のほうに載せておきました。・・・ユーミンは覆面ですし。
コラボものシングルはソングリスト2に載せているものとシングルコーナーに載せているものと両方あるのですが、
実はちゃんとした切り分けはありません。
なんとなく曲とプロモーションに対するユーミンの関わりが高そうなのをシングルコーナーに載せています。
ユーミンのコラボシングルは最近こそ多いのですが、ちょっと前までは「今だから」と「愛のWAVE」くらいで、
長い間、公式ディスコにはこの2枚が他のシングルと一緒に載っていたんです。
それに倣って当サイトでもこの2枚は無条件にシングルコーナーに載せていたのですが、
いつの間にかコラボシングルが増えて切り分けが難しくなってきました
(おまけに現在公式ディスコからは、この2枚が外されているようです^^;)。
いっそのこと全てのコラボシングルをソングリスト2に載せることにしてしまってもいいのですが、
やはり「愛のWAVE」と「カプチーノ」は別物だろう・・・ということで、シングルコーナーに置いておくことにします。
今回、上記の観点からソングリスト2にあったコラボシングルをいくつかシングルコーナーに移しました。
 話は変わりますが、最近、動画投稿サイト(言い方古い?)なんかで昔のCMをアップされている方がいらっしゃって、
(法的な部分はちょっとグレーな気もしますが、)大変楽しみに見ております。
フジフィルムのCMなどは、あぁ「コンパートメント」からとってたからあの選曲だったのか!と納得したり、
「アケイシャ」にTVCMがあったのも最近知りました。丁度ユーミンのプロモーションが一気に削がれた時期で、作ってないと思ってましたから。
私としては「リ・インカーネイション」の収録曲で作られたビデオクリップをまだ見たことがないのでアップされないか期待しております。

またまた話は変わりますが、今年いっぱいで大阪フェスティバルホールが閉鎖されます。現在ロビーにはフェスの歴史を振り返って、
みたいな展示があるのでえすが、そこに「リ・インカーネイション」のチケットが飾られています。
今年の年末は多くのアーティストがフェスを惜しんでコンサートをしております。
先日は山下達郎さんを見に行きましたが、彼のフェスへの思い入れは半端じゃないですね。
(まぁMCで個人名を挙げて取り壊しを批判するのはどうかと思いましたが、個人を吊るしあげてどうこうという問題じゃないでしょうし・・・)
「この曲がなければ今の自分はなかった。フェスと大阪に捧げます」と言って「ボンバー」を歌ったのにはジーンときました。
ユーミンはそこまで思い入れはないのかもしれませんが、フェス好きな私としては最後にあそこでユーミンを見たかったです。 

 

それでは、こちらをご覧の皆様、メリークリスマス&よいお年を!

 

     yosshyさん 912

 

  「不思議な体験」のビデオクリップが存在するそうです。
これはSweet Discovery831日付けの放送でユーミン自身がしゃべっていました。
網走ロケで森の中での撮影だったそうです。

 

管理人914>>

 

投稿ありがとうございます。

最近FMを聞いていないため、そんなことを言っていたとは知りませんでした。

「コンパートメント」のための撮影ではないのかなぁ?という気もするのですが、

前作「リ・インカーネイション」も数曲ビデオクリップを作ってるようなので
「不思議な体験」も作っているのかもしれませんね。

これもヒプノシス絡みでしょうか。どんな感じか是非、見てみたいですよね。

ありがとうございました!

 

 

yosshyさんの投稿とはまったく関係ないのですが、75830日の北国新聞を見る機会がありまして、
その記事によると同年831日に予定されていた金沢・北国講堂でのコンサートが延期になったそうです。
理由は地方公演の連続による過労と持病のためユーミンが入院したからとなっています。
振替公演は年内に行われる予定とも書いてありました。
当サイトでは同年91日富山、2日福井という公演記録を載せていますが、
これら北陸公演も延期もしくは中止になった可能性が高いと思われます。
延期・中止、振替公演情報をお持ちの方いらっしゃいましたら、提供よろしくお願いします。

 

 

    愛新覚羅努爾哈斉さん 92

 

  DEAR管理人さん

 

  初めまして

  素晴らしいデータベース、いつもありがとうございます。

  膨大な情報量、そしてそれから解るユーミンの

  凄さにただただ圧倒されるばかりです。Σ(O_O)

 

  さて『NO SIDE』のアルバム情報で「スタジアム客席を定点カメラで映像に裏ジャケのダイアログがロールされるもの。」

  となっておりますが、確認しましたところ、裏ジャケのダイアログとは別のもので、

  『〜ノーサイド・夏〜 空耳のホイッスル』のワンコーラス目のサビ部を英訳したもののようです。

 

  重箱の隅を突付くような内容で申し訳御座いません。(m´・ω・`)m

 

  というわけで、『NO SIDE』らしく、”Sincerely Yours”で締めさせていただきます。ヾ(・∀・`)

 

管理人92>>

 

はじめまして、投稿ありがとうございます。

さっそく某グレイゾーンに確認しにいくとおっしゃるとおり!

1行目の「Victory in the...」は裏ジャケにもありませんでしたっけ??

てっきり裏ジャケのダイアログだと思い込んでいました。

これからも重箱の隅をつついてください。

 

このテキストだらけのサイトからユーミンの凄さを感じて頂けたというご感想は嬉しい限りです。

頻繁には更新しておりませんが、また見に来てください。

(コンサートのデータベースをもうちょっとしまりのあるものにしたいと考えているのですが・・・。)

 

 

● ふるだぬきさん、直豚さん 621

   (お二方から投稿していただきました。)

 

    ふるだぬきさん>>

   以下のライブのソングリストが手に入りましたのでお知らせします。
 
個人的には、9月までと思っていた「マホガニーの部屋」が12月まで歌われていたことでした。

 

直豚さん>>

ふるだぬきさんの紹介でこのページに訪問しました。
  1974
1210日の労音会館でのコンサートの情報がありますので提供します。
 
よろしければご利用ください。
 
 
ちなみに歌詞がちがう「翳りゆく部屋」だと思っていたのは、実は「マホガニーの部屋」だとふるだぬきさんに教えて頂きました。
  1974
12月のこのコンサートでも歌っております。

 

(お二方から頂いたリストです。当時記録されていたそうです。)


 
新鋭アーチストシリーズNo10
 
荒井由実コンサート
 
  1974
1220
 
 
労音会館
 
 
空と海の輝きに向けて
 
ベルベット・イースター
 
きっと言える
 
そのまま
 
たぶんあなたはむかえにこない
 
やさしさに包まれたなら
 
瞳を閉じて
 
野生の馬
 
ひこうき雲
 
紙ヒコーキ
 
海を見ていた午後
 
あなただけのもの
 
返事はいらない
  12
月の雨
 
旅立つ秋
 
私のフランソワーズ
 
恋のスーパー・パラシューター
 
マホガニーの部屋
 
 
 EC   12月の雨
 
 
管理人627>>

 

貴重な情報をありがとうございます。

この頃、ユーミンはもう、ワンマンで20曲近く歌うコンサートをしていたのですねぇ。

「マホガニーの部屋」は「ひこうき雲」「ミスリム」と2作に収録を見送らたあとも歌われていたのですね。

この前のネットパーティーでこの曲の詞はユーミンの友達が作った英詞の訳詞であることが語られましたが、

完全な自作でないということからアルバムに収録する気はなかったのかもしれませんね。

 

今のところ、特別なものを除いた単発のコンサートの曲目は全曲載せてはいないのですが、

今後どうしていこうかなぁ・・・と考え中です。

ありがとうございました!

 

 

   管理人 413

2006年にオリジナルコンフィデンスより発売された「ALBUM CHART-BOOK COMPLETE EDITION 19702005」により、
下記のアルバムカセットの発売日がLPと違っていることがわかりました。
「ひこうき雲」「ミスリム」「コバルト・アワー」「ユーミン・ブランド」「14番目の月」「悲しいほどお天気」。
また、試験的に今回の更新、修正からリファレンスを明記してみました。

その他、最近の情報を更新しています。

 

 

 

2007

 

   まいくぉさん 818

A Girl in summer の売り上げですが、
Yamachan Landさんのサイト
内で見ることが出来ますよ。URLは
 
 http://www7a.biglobe.ne.jp/~yamag/album/al_yumin.html
 
です。とっても興味深いさいとでした。ありがとう。

 

管理人720>>

 掲載遅くなってすみません。連絡ありがとうございます。それからサイトの紹介もありがとうございます。
ご紹介していただいたサイト、「A GIRL IN SUMMER」の売上は依然として何枚までのデータかわからないのですが、
LP
、カセット別の売上が載っていたのには驚きました。うちは売上に関してはそこまで載せるつもりはないのですが、
荒井由実時代のカセットの発売日がLPと違うのにはビビビ(古い)ときましたw。
最初の2作は後から出たんでもちろん違うのですが、「コバルト・アワー」なんてLPより早く出てる・・。
それでLPと音が違うんでしょうか・・・。
このへんは当時エキスプレスの流通がLPとカセットで別だったとかそんな程度のことなんでしょうけど、面白いです。

情報元を管理人さんに尋ねたいのですが、連絡は取れないようになさってるみたいで断念。
古いオリコンのレコードブックあたりに載っていそうなので、今度さがしてみようと思います。

ありがとうございました。

   七宝さん 720

はじめまして。
SURF & SNOW
に掲載されている情報、 大変有り難く感じております。
しかしながら、葉山/逗子に関しまして腑に落ちない部分がありますのでお尋ねいたしたく投稿いたしました。
2000
年以降のパーカッション担当は小野かほりさんがやっておられると思いますし、
NHKやWOWOW、DVDソフトでも映像的にも残っておりますが、パーカッション担当に関しては全く掲載されておりません。
Vol.1
の斎藤ノブさん、Vol.12の鈴木裕文さんと、小野かほりさんとでは管理人さんの考えでは扱いが異なるのでしょうか?
それとも、パーカッション担当の掲載については扱いが低くて、それ以外のVolでも抜け落ちている可能性が高いのでしょうか?

管理人720>>
 はじめまして。ご連絡ありがとうございます。
逗子の小野かほりさんの掲載が無いのは当方のミスです。全く気付いておりませんでした。
ご指摘、本当にありがとうございます。暇をみて直そうと思います。
逗子のデータは過去に何度かFCがまとめたものを元にしています。そこに抜けが無いとは言えません。
例えば、Vol.5に出たブラスのメンバーの名前はよくわかっておりませんし、ツアーでも「リ・インカーネイション」武道館や、
「天国のドア」ツアーの大阪以外のブラスメンバーはクレジットにありません。
パーカッションも同じように残っていない可能性はありますが、そこはわかりかねます。
P.S.
(今回はミスですが、)情報の取捨にはかなりこだわっております。
それを察して頂けているようで大変嬉しく感じました。

 

七宝さん 721>>

 

 <7月20日の管理人さんのコメントを読んで>
独りよがりな雑感で、回りくどい話では御  座いますが、、
クラシックでは、ドラム・ティンパニー・  トライアングル・シンバル等を担当するパートを「パーカッション」という訳ですけれども、
ポップ系の場合、当初のロックの編成や、  ジャズの編成では、
このパーカッションの極く限られた楽器を用いて「ドラ  ム」と言うパートを作り上げ、
特にロックでは(「イヤモニ」が出てくるまでの間)リズムの中心的な存在として君臨していた訳ですし、
その昔流行ったグランドオーケストラ(ポールモーリア、ルフェーブル等)も、
指揮者の代わりと成るようにドラムが中央に位置して編成されておりました。
その「ドラム」と言うパートから見れば、「パーカッション」と言うパートは
本来のパーカッションから「ドラム」で扱っている楽器以外の部分を受け持つパートとして解釈されていると理解しております。
ですので、ポップ系では、これまではどうしても「補助的」扱いと成っていたのが実状かと思っております。
 
※ボサノバを交えると話が複雑に成りますので敢えて外しました。
 
そう言った歴史的背景(大袈裟ですネ(笑)、、)の中で、他のパートと異なり、
パーカッショニストとして名を留めるのは大変な事だと思いますし、
管理人さんの考え方が主体だと思いますので投稿することに若干躊躇致しましたが、
苗場とか逗子を観ていて、そして自主ライブ活動でのパーカッションへの取り組む姿勢を観ていて、
やはり当サイトの情報の中に名を残して頂きたいパーカッショニストと思い、投稿した次第です。
「ドラム」は自己主張の強いパート。
それに比べると調和と協調性を重んじる「パーカッション」が存在感を示すのは自己矛盾でしょうし。。
そんな思いの中ですので、対応して頂けそうな返答を頂き、非常に感謝いたしております。

 

管理人818>>

 毎度掲載が遅くなってすみません。
ポップスにおけるパーカッションという楽器、あるいはパートの経緯を教えていただきありがとうございます。
私が最初に知ったパーカッショニストといえば、、斎藤ノブさんでしょうか。
ユーミンとは違うアーティストのステージでしたが。
私は楽器はやらないのでパーカッションは補助的というイメージはあります。
だからこそ名を残すというのはすごいことですよね。
私の知っているパーカッショニストは極数名。
それは持っているレコードにはほとんど同じ名前がクレジットされているからです(まー聴くジャンルは狭いですけど)。
それだけそこでやっていくというのは大変なことだということですよね。

こういうお便り系は珍しいので(募集してる雰囲気じゃないですし^^;)面白かったです。ありがとうございます。

 

  

   まーさん 625

A GIRL IN SUMMER」の年間売り上げは、12.5万枚だそうです。

管理人720>>
 情報ありがとうございます。また、お返事遅れてすみません。
アルバム売上はオリコンチャートの100位以内のものを載せたいと考えています。オリコンはたしか数年前から100位以下の売上も集計に入れていたかと思います。
ソースとしてWikipediaをご紹介して頂いておりますが、ここにはオリコンのどういったデータかという明記がありません。また、Wkipediaは誰でも書き換えが可能なこと、学問的なお題以外は編集者が極端に少ないこと、そもそも情報が2次的であることなど、当サイトのソースとしては少し信頼性に欠ける気がしております。(実際、当サイトのミスがそのまま載せられていたこともありました。)売上についてはまた暇を見てオリコン年鑑などを見てみようと思います。

 

   SJさん 426

はじめまして。
ヴァージョン違いのページに載っていない情報です。よかったら追記してください。
「コバルトアワー」のカセットテープに収録されている「コバルトアワー」はCDのものと若干アレンジが違うようです。
パーカッションや間奏のギターがぜんぜん違っています。

管理人427>>
 ありがとうございます。知らない情報で驚いております。
2
点ほど教えてください
・ カセットテープの型番はわかりますか?
・ 「コバルトアワー」の違いはヴァージョン違いのページの「パターンI」「パターンII」どちらにあてはまりそうですか?
やはりオリジナルと違う音源を収録しているということはアルファのカセットでしょうか。。。

SJ
さん427>>
カセットの型番はZA-1555「コバルト・アワー/ルージュの伝言」です。
ヴァージョン違いのパターンは「II」のような気もしますが、ちょっと判断つきにくいです。
テープを送るのできいてみてください。

管理人429>>
 ありがとうございます。
届いたテープを聴いたのですが、本当に違います!!
テープはたしかにZA-1555、当時東芝EMIから発売されたものです。
まだしっかり聴き比べていませんが、「コバルト・アワー」はオケが全く違うような気がします。
SJさんが指摘されたパーカッションとギターは明らかに違っています)。

 さらに驚いたことに2曲目の「卒業写真」もCDとは違います。
CD
ではストリングスの入っていないところにストリングスが入っています。
これは、全曲しっかり聴き比べてみる価値がありそうです。

 それにしてもなんでカセットとLPで違う音を入れたのでしょう?
8
トラがどうなっているのかも気になるところです。
アルファ製作では吉田美奈子の「IN MOTION」がLPとカセットでミックスが大きく違っているそうですが
これはヘッドホンリスナー向けに変えていることが告知されていました。(このカセット探しています:管理人)
「コバルト・アワー」のケースはどうなんでしょうね。。。気まぐれ?間違い?
とにかく貴重な情報をありがとうございました。

 

管理人720>>
 ずいぶん遅くなりましたが、「コバルト・アワー」「卒業写真」「少しだけ片想い」「雨のステイション」「アフリカへ行きたい」のミックスが違っていました。「少しだけ片想い」は微妙ですが・・・。そのうちヴァージョン違いのページで違いを報告したいと思います。

 

 

 

 

2006 

 

   SOLAさん 1013

 2006 THE LAST WEDNESDAY TOUR
 
埼玉スーパーアリーナ公演の

アンプラグドの曲目:やさしさに包まれたなら、あなたに届くように、青いエアメール
でした。
 
   
ダブルアンコールにて:卒業写真
を歌ってくれました。
 
8
月12,13日の東京アンコール公演では
   
ダブルアンコール:14番目の月
   
トリプルアンコール:卒業写真
 
を歌ってくれました〜

管理人1019>>
  
 お返事が遅くなってすみません。情報ありがとうございます。
最後のほうの公演には行かなかったのでいろいろ聴けてうらやましい限りです。
「ハート ブレイク」も見たかったです。。。

 

   せきしょうさん 85

はじめまして。豊富な情報いつも利用させてもらっています。
 
  1995
年のSURFSNOW in Zushi Marina Vol.13 1995 ですが、Vol.16DVDのメイキングにもあるように埠頭を渡る風歌われているはずですが、ページにはカンナ8号線までしかありませんね。もし正しければ訂正のご参考になればと思います。

管理人87>>
  
 ご指摘ありがとうございます足しておきました。。一度作ったページは見直す機会が少ないので本当にありがたいです。

 

   けいさん 79

発売はされているけどユーミンのレコードには収録されていない曲など。
 http://music.geocities.jp/yuming_release_concert_2006/igai.html
のところで、アーティスト名に間違いを見つけました。「今、僕たちに出来る事」のところ。電機グルーブではなく、「電気」です。
 
cappuccino」って井上陽水カヴァーアルバムなんですか??

管理人79>>
  
 ご指摘ありがとうございます。直しておきます。「cappuccino」は藤原ヒロシのコラボレートシングルです。

 

   とべっちさん 622

詳細に記してある「翳りゆく部屋」「NIGHT WALKER」「星空の誘惑」「ずっとそばに」  SWEET DREAMS」「リフレインが叫んでる」のプロモーションビデオは、どんな内容なのでしょうか?特に「翳りゆく部屋」が気になります。
 
今後プロモーションビデオや、TV-SPOTのデータベースも作っていただきたい。。たとえばPVの内容、衣装、ロケーションなどを記していただければ+。
 
 
それから、Facesに収録されている「やさしさに包まれたなら」のPVらしきものを見た事があります。当時の店頭用告知ビデオに収められているはずですが、おそらくEMImegmilkの共同製作で、子供達が牛乳を飲んでいるものです。yumingは本人は登場しません。

管理人623>>
  
 ご質問ありがとうございます。ビデオについてはわからないことがいくつかあります。
また公表されているデータが少ないのと当サイトは画像を使っていないのでデータベース化が難しいのです。・・・単純にネタが無いのですが^^;
ご質問については、わかる範囲で書きますと、

「翳りゆく部屋」
これは頂いた情報です。83年(だったか?)のファンの集いを特集したFC会報に載っていたユーミンのMCが情報源だそうです(たまーにユーミンの話はあやしいのですが)。ビデオには達郎さんや美奈子さんが映ってるそうです。「翳りゆく部屋」ってよりも達郎さんの動いてる映像ってほうが激レアかもしれませんね(笑)。
ビデオ撮影と同時にスチルを撮るのはよくあることみたいなので、荒井由実ライヴのパンフに載っている写真(ピアノに座ったユーミンを美奈子さんや達郎さん、ハイファイのメンバーが囲んでいる)のような映像かもしれません。すみません、見たことありません。

NIGHT WALKER」「星空の誘惑」「ずっとそばに」
これも見たことはありませんが、当時いろんな局で頻繁に流れていたようです。「リ・インカーネイション」の時の雑誌特集、ツアーパンフ、ビデオ「コンパートメント」の雑誌特集などでも触れられています。ユーミン本人も出演しているようですが、「コンパートメント」の特集でユーミンは「私はノータッチ」と言っています。83年のハワイ旅行の際、「コンパートメント」の製作チームとミーティングをしたそうですが、その過程で撮られたものかもしれません。97年の雑誌特集でハワイに言ったときユーミンは偶然にも当時の現地出演者に出合ったそうです。

SWEET DREAMS
これはたしかユーミンが映画技師のようにフィルムを調べてる?繋げてる?ような映像だったと思います。全編セピアのモノクロ映像だったと思います。「ロストハイウェイ」のPVに近い雰囲気かもしれません。

「リフレインが叫んでる」
これはいかにも当時って感じのカップル何組かが(チェックのシャツをGパンにぴっちり、みたいな)いちゃいちゃしてる映像がずっと流れている大変トレンディーな(笑)映像です。ユーミンはサビのところでちょっと登場するくらい。ユーミンが壁?に映った自分自身にキスするシーンがあり、「ディライトスライトライトキッス」のCMにはそこが使われていました。ユーミン登場シーン以外は今流すとスポーツニュースと遜色ないので(笑)あまり流さないでほしい・・・ってのは個人的な感想ですね。

「やさしさに包まれたなら」のフェイセスヴァージョンのビデオも見たことは無いのですが、メグミルクのCMに使われていた映像と似ていますね。フルサイズで作っているんでしょうか、興味あるところですね。ご質問ありがとうございました、半分くらいわからなくてすみません。

別の方から7666日に桐朋中・高等学校の学園祭にユーミンが来賓として来たという情報を貰いました。コンサートなどは無かったそうです。

管理人・追記 79>>
97
年のインターネット企画「Midnight Cowgirl Special」の中にPVコーナーがあったのを思い出したので見てみると、わりとたくさん情報が載っていました。各ビデオの関係者がビデオのエピソードなどを綴ったものなのでばらつきはありますが、いくつか紹介してみます。

ANNIVERSARY
監督:前嶋輝(INTO THE DANCING SUNなども監督されてます)、撮影は89年の8月(シングル発売の後ですね)、アメリカ・ネバダ州のデスバレー(死の谷)で撮影。スタッフの乗せた車が砂漠でスタック。しかたなくスタッフ一行は無線を頼りに2時間 日の暮れた砂漠(しかも死の谷)を歩きベースキャンプへ戻ったそうです。

WANDERERS
監督:前嶋輝、監督さんはアイディアとプレッシャーですごく悩んだとか。あまりエピソードは書かれていません。

「満月のフォーチュン」
監督:前嶋輝、監督さんは会議で映像プランをひととおり話し終えた後、正隆さんに「100回は曲を聴いて、それからイメージを描いてください」と言われてショックを受けたとか。映像の一部は既に「ラヴウォーズツアー」の「Valentine’s RADIO」で使われていたと思います。

「情熱に届かない」
監督:前嶋輝。深さ20cmのプールに置かれた椅子のうえにユーミンが座ってるそうです。ドーンパープルツアーで使い始めたテレスキャンと言う照明機材(照明の部分に回転するミラーがついているそうです)をPVでも使ったとか。

Carry on
撮影は幕張(浦安だったか?とにかく千葉のあたり。たしかT&Rのパンフに書いてます。)の廃工場。ユーミンはノーブラ。危険な撮影があったのでスタントさんが3人もいたとか。

つづく・・・かも。

 

    管理人 515
ニューアルバムのページを作りました。ミュージシャンクレジットについてはまだですが、発売後また更新します。     
                                                                                                                                                       
更新→A GIRL IN SUMMER
下記の古い公演について情報を貰いました。ソースは当時のFC会報だそうです。
75年春の北海道ツアーの会場名    同時期の新潟、名古屋のジョイント相手                更新→公演記録1972-1979

管理者チームの記憶が曖昧になる84年以前の公演情報で、オフィシャルデータブックである「地球音楽ライブラリー・松任谷由実」に載っていないもの、または情報がくい違っているものには「*」を付けることにしました。これらについて詳しい情報をお持ちの方はおしえてください。
また、「あいさつと各ページの説明」に「奨励環境」と「転載について」を加えました。上記の「*」印についても説明していますので合わせてお読みください。                                                                                                        更新→あいさつと各ページの説明

 

匿名さん 2005年の某日
社団法人日本映像ソフト協会のサイトに77年に「ユーミン・ストーリー」と言うビデオが発売されているとありますが?

管理人
>>
頂いた情報によるとhttp://www.jva-net.or.jp/jva/history/6-3.html の中ほどに77年に東芝EMIが「ユーミン・ストーリー」というタイトルで2万円で発売したとありますが、これについては全くわかりません。

管理人
>>
社団法人日本映像ソフト協会に情報源を問い合わせたところ上記サイトの文章は、「検証日本ビデオソフト史」(中村朗著・ポニーキャニオンOB)を掲載したものだそうです。また協会が製作した78年のビデオソフト作品カタログにも載っているそうです。なお、カタログには「ユーミンヒストリー(荒井由実の世界)」というタイトルで載っているそうです。

管理人
515>>
このビデオについて新たな情報がわかりました。宣伝になるかもしれませんが(別になってもいいか現物だし)、後続タイトルのビデオがヤ○ーオークションに出品されていまーす!!ちなみに出品者は我々ではないですよ。
このビデオはどうもベストナウっぽいもののようなのでビデオリストからは外すかもしれませんが、しばらくは載せておきます。  
                                                                                                                                   
更新ビデオ「荒井由実の世界」

 

    管理人 416

ツアーに行って来たのでツアーのページを更新しました。 ネタバレしてます。                           更新→ツアー2006
コラボのシングルを買ったのでシングルのページを更新しました。                                             更新→シングル

 

    管理人 3月某日

ツアー2006とクレイジーキャッツとのコラボシングルのページを作りました。       更新→ツアー2006シングル
荒井由実時代のアルバムは、79年にもカセットの再発があったようです。        更新→再発
 ユーミンが苗場のMCで「ランチタイムが終わる頃」はドラマ主題歌として書いたと言っていましたが、ドラマには使われないことになったと書かれた雑誌(GB827月号の特集)を見つけました。実際どうだったんでしょう・・・??

    とべっちさん 224

『ルージュの伝言』にも、当時の合成技術を駆使 して、三人のユーミンが歌っているプロモーションビデオがあるらしいのですが、ご存知でしょうか?

管理人224
  
 ご質問ありがとうございます。そのビデオは、おそらく79年の大晦日にフジテレビで放送した「スーパージャム」という番組で流したもので、79年のツアー衣装なんかも出てきたので、発売当時のプロモーション用ではなくこの番組用に作ったものではないかと思います。ただ、ユーミンは色んな衣装で3人よりももっとたくさん出てくるので違うかもしれませんが。あとは今、確認することが出来ませんが、「中央フリーウェイ」「DESTINY」、「最後の春休み」も流れたと思います(すべてビデオクリップだったかどうかは忘れました)。
当時のラテ欄を見る限り、ほかには吉田拓郎や森山良子、松山千春もなど出演していて、それぞれの企画にあまり繋がりが感じられないのでオムニバス形式の番組だったのかもしれません。番組を含め詳しくご存知の方はおしえてください。

    管理人 218

苗場のリクエスト曲目を削って10年分まとめて載せることにしました。      更新→苗場リクエストコーナー

 

    管理人 131

苗場のページを作りました。                                             更新→苗場 Vol.26公演記録2005

 

    管理人 121

ニューシングルの情報を載せました。                                                  更新 →シングル
それからフローズンローゼスツアーの大阪公演の日程に間違いがあるのを教えていただきました。こういうのは本当に助かります。
ありがとうございました。                                                                訂正→フローズンローゼスツアー公演記録2000-2004

 

    管理人 19

霜和夫に提供した「逢いたい気持ち」を1979年のところに書いていましたが、19775月にシングル「逢いたい気持ち b/w 故郷への手紙」としてリリースされているようです。                                                                            訂正→発売年順全曲リスト

 

    ふるだぬきさん 12

管理人様、あけましておめでとうございます。
早速ですが、昔エアチェックしたテープをMDにダビング中、以下のことが判明したのでお知らせします。

 
アン・ルイスが歌った「甘い予感」が1977年4月11日からニッポン放送で始まったユーミンのラジオ番組のテーマ曲だったんです。
初回は曲をスタジオで収録するところを放送しました。(このスタジオが以前「瞳を閉じて」のデモテープを録音したところだそうです)バックは「エアーズ」というグループです。最初は曲だけでしたが5月30日には歌詞もついて歌ってました。
そのときに「この曲はある歌手のために作りました」と言っています。記録ではセルフカバーとなってますが、厳密に言うと本人の方がちょっとだけ早いと言うことになります。 
小ネタですがどうぞよろしくお願いします。

 

管理人13>>

あけましておめでとうございます。貴重な情報をどうもありがとうございます。これはユーミンが歌ったテイクを流していたということですよね。77年というとユーミンは家庭に入り(笑)、ファンは惜しみながら「14番目の月」のアルバム聴く十三夜♪(笑)というイメージがあるのですが、春先からもう仕事をされていたのですね。そういえば「潮風にちぎれて」のレコーディングも3月とかでしたっけ?曲も30曲近くの製作に関わってますし、オリジナル製作の積もりもあったみたいなので「紅雀」の作品の一部もこの年に書いてるでしょうから、作家としては例年とあまり変わらない一年だったんでしょうね。「紅雀」も好きですが、77年のシングル曲を含むオリジナルがあったらどんなだっただろうと、たまに思います。「大連慕情」なんかもこの年ですよね。きっと頬杖をついたような(? しぶーい感じでしょうね。                    更新→アルバム「OLIVE

 

    管理人 11

2006年あけましておめでとうございます。今年もユーミンの作品と公演について何か見つかれば、ぼちぼち更新していこうと思っています。何か情報があれば教えてください。本当は自分でやるよりも、資料の宝庫であろうFCなんかがオフィシャルに出来そうな、画像いっぱいのページを見てみたいのですが・・・。

ところで紅白、いろんな面で心配しながら見てましたが、余計な心配だったなとスマップの歌をきいて思いました。意外とキムタクが一番だったかな。で、その次が中居くん。・・・「紅白出場」、ユーミン史上ではベスト盤発売よりも特筆すべき?ことのように思いますが、当サイトにはあまり関係ないのが残念なところです。出るんならNHKホールで!いろんな意味でそう思います。

その前のオールナイトニッポンTVはなかなか面白かったです。こっちはぜひ毎年やってほしい。人がただ喋ってるだけの面白さ、というラジオ型の面白さを味わう隙がちゃんとあったように思います。そういえば紅白後のセイヤングTVも最後まで見てしまいました。CM入ったら寝ようと思っていたのですが。彼の喋りや歌にはつい引き込まれてしまう説得力があります。もう12分なんてあっという間。
あれB面も12分あるんでしょうか?そりゃ大変だ。いっけんキレイ事に思えてしまうけどその後ろに奥行きと言うか作家としての強かさを感じるんです。ブログってみました。  ♪お赤飯を炊いて〜

そうそう、2002年にあった林美雄さんの追悼イベントというのを教えてもらいました。          更新→公演記録 2000-2004

 

2005

 

    管理 1223

早くも,,;来年春のツアー日程がFCより発表になったそうです。それから74年の1012月頃、大阪の天王寺野外音楽堂で弾き語りを行ったと言う情報をおしえてもらいました。当時のチケットには日付が載っていないそうです。詳しい情報をお待ちしています。
                                                                                                              
更新→
公演記録 2005-公演記録 1972-1979

 

    管理 1130

LOVE WARSTOURの演奏曲で「街角のペシミスト/トランキライザー」と書いていましたが、愛媛公演(ツアー初期)と東京公演(最終公演地)をご覧になった方から両公演とも「街角のペシミスト」が演奏され、マルチスクリーンと同期した演出だったため差替えは無かったのではないかというご指摘を受けました。探したのですが「トランキラキザー」を演奏したという、確かなソースを見つけられなかったため削りました。ちなみに愛媛公演は1224日だったので、「恋人がサンタクロース」を演奏したそうです。ありがとうございました。 訂正LOVE WARS TOUR

 

    管理 1119

公演記録に年末から年明けの予定を載せました                       更新→公演記録 2005-

 

● てんてんさん 1012

管理人さん、はじめまして。  いつも楽しくHP拝見させていただいてます。
80
年代初めまでユーミンも東芝BESTNOWシリーズで何本かカセットテープのみのベストが発売されたそうですが、また情報などがありましたらタイトル、品番や収録曲など載せてください。
昔、レコードショップで自分も見た覚えがあるのですが、確か悲しいほどお天気の頃のジャケット写真(確かユーミンが着物を着ている)のものや、星のルージュリアンのジャケットのものに、あと守ってあげたいのタイトルが付いていたものもあったと思います。20年以上前でほんとうろ覚えで申し訳ありませんが、ネットなどで調べてもヒットしなかったので管理人さんが何かご存知のものなどありましたらまた是非情報を載せてください。運営等大変だと思いますがこれからもこのHPを応援させていただきます。

管理人1013>>
どうもありがとうございます。東芝のベストカセットについてはコーナーを設けてないのでこちらに直接書きますね。当時の東芝EMIのチラシなどをいくつか見たところ、下記のものを見つけられました。ただ、興味の対象外なこともあって収録曲が全てわからないものがあります。

 

        BEST NOW 荒井由実 YUMING BRAND ZT30-128 1977 3,000
写真はヴァリエーションか76ツアーのもの、曲目は「ユーミンブランド」のカセットと同じ。

        「ユーミン大全集」 ZT30-433 1979 3,000
sideA: あの日にかえりたい、ルージュの伝言、恋のスーパー・パラシューター、ベルベット・イースター、曇り空、やさしさに包まれたなら、海を見ていた午後、魔法の鏡、コバルト・アワー、何もきかないで、中央フリーウェイ
sideB:
翳りゆく部屋、朝陽のなかで微笑んで、きっと言える、ハルジョオン・ヒメジョオン、紅雀、LAUNDRY-GATEの想い出、埠頭を渡る風、入江の午後3時、帰愁
写真は荒井由実時代のもの

        BEST NOW 松任谷由実」 ZT30-526 1980 3,000
悲しいほどお天気、緑の町に舞い降りて、入江の午後3時、帰愁、ハルジョオン・ヒメジョオン、他全16
写真は「悲しいほどお天気」のときの着物の。

        adres 松任谷由実ベスト」 ZT30-663   1980 *¥3,000
sideA:  9月には帰らない、紅雀、埠頭を渡る風、真冬のサーファー、最後の春休み
sideB:  
帰愁、DESTINYESPER、白日夢、星のルージュリアン
写真は80年のイギリス旅行のもの、adresは高音質シリーズ

        BEST NOW 松任谷由実/DESTINY ZH33-1001 1981 3,300
よそゆき顔で、DESTINY9月には帰らない、星のルージュリアン、5cmの向う岸、彼から手をひいて、かんらん車、悲しいほどお天気、他全16
*写真は「星のルージュリアン」のジャケットの別ショット

        BEST NOW 松任谷由実/守ってあげたい」 ZH33-1230 1982 3,300
sideA:  カンナ8号線、守ってあげたい、サーフ天国スキー天国、最後の春休み、DESTINY、ナビゲイター、ためらい、HONG KONG NIGHT SIGHT
sideB: 
埠頭を渡る風、セシルの週末、灼けたアイドル、スラバヤ通りの妹へ、入江の午後3時、気ままな朝帰り、潮風にちぎれて、夕闇をひとり
*写真は「昨晩お会いしましょう」の頃のもの


こんなところです。これからもたまに覗いてみて下さい。

 

 匿名さん 109
 Yuming Visual Vol.1」のハイファイ版というのを見たのですが貴重なのですか?

管理人1013>>
ハイファイかどうか以前にこのビデオ自体がなかなか手に入りにくいのでとりあえず貴重なんじゃないでしょうか。。このビデオは82年と85年の2回発売されているようです(85年盤は消費税込み価格が表記されたものあるので89年以降も売られていたと思われる。)が、所持しているものを見ると85年盤はハイファイ版で、82年盤にはハイファイの表記がありません。調べてみると82年当時はVHSにもBetaにもハイファイトラックがなかったようです。VHSBeta83年にハイファイトラックを持ったテープが出来たようです。実物を見ていませんがディスコグラフィを見る限りでは82年盤にも85年盤にもハイファイ版があるようです。(幾度が訂正)

リリース記録にビデオテープのhi-fiの有無を表示することにしました。

 

管理人 102
 愛・地球博「Love The Earth Final」のページを作りました。 更新→愛・地球博「Love The Earth Final

 

管理人 927
 Smile again」の情報を載せました。               更新→シングル

 

管理人 98
 「どこ更新してるのかわかるようにしてほしい」という意見があったので主なものを載せることにしました。

東芝EMI74年の邦楽目録にLTP-9083の「ひこうき雲」、LTP-2905の「きっと言える」を見つけました。
アルバム「ひこうき雲」の再発、及び荒井時代のシングルの再発の発売日を載せました。
荒井時代の
35XA-# CDの発売日を訂正しました。              更新→アルバム「ひこうき雲」シングル再発
「サーフアンドスノウ」ツアーの東北の日程がわかりました。 更新→「サーフアンドスノウ」ツアー
公演記録1980-1984
荒井由実時代のいくつかの公演がハイファイセットとの共演だったらしいことがわかりました。 更新→公演記録1972-1979
他。

 

Necoさん
 「サーフ・アンド・スノウ」ツアーの特席って?

管理人
>>
 
すみませんが詳細はわかりません。チケット告知によると「サーフアンドスノウ」ツアーの東京公演(渋公と中野)のみ、S席とは別に1,000円高い特席(4,000円)が設定されていたようです。ちなみに当時のS席は3,000円前後でした。

 

とくめいさん
吉川忠英さんと共演した74年の新宿ルィードが7月になっていますが、当時のチラシによると10月のようです。

管理人
>>
 
直しておきました。荒井由実ライヴのパンフに載っていた7月はオフコースと出演した回を指していたようですね。