オリジナルアルバム未収録曲
配信などにより1曲単位での購入が可能な世の中になりましたが、オリジナルアルバムを制作することに意義があるというユーミン。
ただ、数は少ないですが、オリジナルアルバムには収録されていない曲もありますのでそれらを紹介します。
それらは例えば、シングルオンリーの曲や、ベスト盤のボーナストラック的な曲、それから外部のカバー企画への参加曲などです。
なお、アレンジやミックスの違いは含めておりませんので、これら違や収録状況はこちらを参考にしてください。
また紹介文の「リマスター」については、特記なき場合、98年以降のデジタルリマスタリングを指すものとします。
1975 1976 1977
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1980 1984 1985 1988 |
1992 愛のWAVE ● 浪漫の伝言 ● 1993 1998 |
2000 2001 2002 2003 2004 2006 2007 ミュージック / 忘れられぬミュージック 2008 2009 |
2013 2014
2024 |
太字は荒井由実/松任谷由実 作詞・作曲・歌唱による所謂レギュラーリリースの楽曲、細字はコラボやカバーなどの企画物でのリリースです。
● は現在発売されているCDや配信には収録されていない楽曲。発売状況は大手のネットショップや配信サイトで入手可能かどうかで判断しています。
あの日にかえりたい 翳りゆく部屋 |
1975年 作詞作曲:荒井由実 1976年 作詞作曲:荒井由実 |
両曲とも荒井由実時代の代表曲ですが、意外なことにオリジナルアルバムには収録されていません。
「あの日にかえりたい」は75年10月にシングルで発売され、これが大ヒット。「翳りゆく部屋」は76年2月にシングルで発売されやはりヒットしました。当時のユーミンのオリジナルアルバム発売時期は不定期で、75年6月の「コバルト・アワー」発売以降、76年11月の「14番目の月」まで約1年半のブランクがありました。76年夏にはオリジナルを出すという予定もあったようですが、結局ベストアルバム「ユーミン・ブランド」の発売になり、両曲ともここには収録されましたが、荒井由実最後のアルバムとなった「14番目の月」には全曲書き下ろしという方針があったのか収録されませんでした。
「あの日にかえりたい」「翳りゆく部屋」はいずれも有名な曲なのでベストアルバムであればほぼ必ず収録されており、最近では2012年発売の40周年記念ベスト「日本の恋と、ユーミンと。」にも収録されています。
潮風にちぎれて 消灯飛行 遠い旅路 ナビゲイター |
1977年 作詞作曲:松任谷由実 1977年 作詞作曲:松任谷由実 1977年 作詞作曲:松任谷由実 1977年 作詞作曲:松任谷由実 |
松任谷由実1年目の77年に発売されたシングル二枚に収録されている四曲はいずれもオリジナルアルバムに収録されていません。
「潮風にちぎれて」「消灯飛行」は松任谷由実最初のシングルとして77年5月に発売。77年は前年冬に発売したアルバム「14番目の月」が売れていましたが、このシングルは松任谷由実第1弾としてはさほど話題にならなかったのか、あまり大きな売り上げを上げられず、松任谷時代は地味な幕開けでした。「遠い旅路」「ナビゲイター」は続く松任谷由実のシングル第2弾として77年10月に発売。これももともとはドラマ主題歌のはなしがあったようですが、流れてしまいとりあえずシングル発売ということになったそうです。77年冬にはもともと松任谷由実第1弾のオリジナルの発売が予定されていましたが、結局荒井由実時代の楽曲でベストアルバムを発売することになり、なんとそこにとりあえず77年の新曲だからということで(?)混載されることになりました。結局このベストアルバムも不振で77年はユーミンにとって「松任谷由実」としてレコードを出したものの、なんとも煮え切らない1年になったのではないでしょうか。松任谷由実第1弾のオリジナルアルバムは翌年「紅雀」として発売されますが、これは全曲書き下ろしで77年のこの4曲は一切収録されませんでした。4曲とも89年にCD化。「潮風にちぎれて」「ナビゲイター」は02年のバラードベストにリマスター収録されましたが、残りの2曲は長い間入手が難しい状況でした。18年の424曲一斉配信で4曲ともリマスター音源で入手できるようになりました。
白日夢・DAY DREAM 星のルージュリアン |
1980年 作詞作曲:松任谷由実 1980年 作詞作曲:松任谷由実 |
シングルが全く発売されない年もあるユーミンですが、1980年は3枚ものシングルが発売されました。ところがこの年発売のシングル曲はいずれもその年のオリジナルアルバムに収録されませんでした。
80年3月発売の「Esper」は3年後のアルバム「REINCARNATION」にアレンジを変え収録されたためこのページでは例外になってしまいますが、80年6月発売のアルバム「時のないホテル」には未収録。「時のないホテル」のイメージは同年1月のロンドン旅行で作られたそうですが、3月発売のこの曲は曲調が違いすぎるため当初からシングルのみの企画だったのかもしれません。Esperのシングルバージョンは89年にCD化されましたが現在は廃盤です。
「白日夢」「星のルージュリアン」は「オリコン」80年9月号掲載のインタビューによると、アルバム「時のないホテル」のために書いていたそうですが、両曲とも収録はされませんでした。「白日夢」は80年5月にアルバムに先行する形でシングル発売。「星のルージュリアン」はアルバム発売後、ポーラ化粧品のCMソングとして80年8月にシングル発売。両曲とも89年にCDS化されていますが、現在は廃盤。「星のルージュリアン」のほうは、その後07年のベストアルバムにリマスター音源が収録されましたが12年に廃盤に。「Esper」シングルバージョンを含むこれら3曲は、現行CDへの収録こそ叶わないものの、18年の424曲一斉配信でリマスター音源で入手できるようになっています。
VOYAGER 〜 日付のない墓標 |
1984年 作詞作曲:松任谷由実 |
映画「さよならジュピター」の主題歌だったこともあり、映画公開時期の84年2月にシングルで発売。83年12月のアルバム「VOYAGER」には同じタイトルながら収録されていないというところが なんとも不自然です。アルバム発売前のインタビューや、このシングル発売後のライヴのMCによると、やはりもともとアルバム「VOYAGER」に収録するつもりで作られた楽曲のようです。映画主題歌を製作することも83年の早い時期から決まっており、公開が83年内の予定だったのですが遅れてしまったためアルバムから外して公開時期にシングルで出すことにしたという事情があったようです。タイトルをアルバムと同じ「VOYAGER」にしたのは映画の原作者である小松左京が先に出ていたアルバムの「VOYAGER」というタイトルを気に入ったからだとか。98年のベストアルバム「ノイエ・ムジーク」にリマスター音源で収録、また13年には映画「さよならジュピター」のサウンドトラックが復刻(CD: TOCT- 11610/UNIVERSAL MUSIC)され、そこにも若干フェイドアウトのタイミングが早いバージョンで収録されています。ノイエ・ムジークが12年に生産中止になりましたが、サウンドトラックは16年2月現在購入可能なようです。また、18年の424曲一斉配信で新たにリマスタリングされた音源で入手できるようになりました。
今だから |
1985年 作詞作曲:松任谷由実、小田和正、財津和夫 |
ユーミン、小田和正、財津和夫の3人が共作し、ボーカルもつとめるコラボレートシングル。編曲・キーボード:坂本龍一、ドラム:高橋幸宏、ベース:後藤次利、ギター:高中正義という話題性満載のシングルでもちろんヒットしました。当時3人ともすでに大物ミュージシャンでしたが、特にこれといったきっかけやタイアップのある企画ではなかったそうです。7"のみの発売で長年CD化されませんでしたが23年にコラボアルバム「ユーミン乾杯!!」でCD化、同時に配信での販売も開始されました。
ノーウェジアン・ウッド(ノルウェーの森) |
1988年 作詞作曲:Lennon-McCartney |
88年にリリースされた東芝EMIのアーティストによるビートルズカバーアルバム「抱きしめたい」(CD:CT32-5160 EASTWORLD/東芝EMI)に収録。ユーミン初のカバー曲でギターの高中正義とのコンビでクレジット、編曲は松任谷正隆。その後、別のカヴァーアルバムからも選られた「LOVE ME DO」というアルバムにも収録されましたが現在はいずれも廃盤です。
愛のWAVE 浪漫の伝言 |
1992年 作詞作曲:松任谷由実、カールスモーキー石井 1992年 作詞作曲:松任谷由実、カールスモーキー石井 |
92年にフジテレビのキャンペーンソングとしてシングルリリースされたカールスモーキー石井との共作。両者が所属していた東芝EMIからもSONYからも別型番でシングルが発売されました。編曲はかつてユーミンのバックバンドマスターを務め、彼女の提供作品の編曲も数多くしている新川博。
今、僕たちに出来る事 1993年 作詞:オールナイトニッポンリスナーズ、作曲:石川よしひろ
93年ANN「ストップジエイズキャンペーン」の為にオールナイトニッポン・パーソナリティーズとしてCDシングル(PCDA-91001: ポニーキャニオン)で発売されました。当時のオールナイトニッポンのパーソナリティ12組がかわるがわる歌い継ぐWe are the world形式の曲。福山雅治、ウッチャンナンチャン、加藤いづみ、橘いずみ、電気グルーヴらが参加。
風のスケッチ 1993年 作詞作曲:松任谷由実
93年に約4年半ぶりにリリースされたシングル「真夏の夜の夢」のカップリングで収録されたシンプルなバラード曲。東京都の「TAMAライフ21」という非常に地味ではあるもののタイアップが付いた曲でしたが、その年のアルバム「U-miz」には収録されず、結局このシングルにのみの収録曲になりました。他のアーティストではシングルB面曲がアルバム収録されないことはよくあるのですが、ユーミンの場合非常にレアなケース。「真夏の夜の夢」がTBSの高視聴率ドラマの主題歌だったこともあり、このシングル自体は比較的中古品が入手しやすいです。18年の424曲一斉配信でリマスター音源で入手できるようになりました。
groove in retro 愛は...I can't wait for you, anymore |
1998年 作詞作曲:松任谷由実 1998年 作詞作曲:松任谷由実 |
98年発売のベストアルバム「ノイエ・ムジーク」に収録された新曲。実に21年ぶりの公式ベストアルバム発売ということでボーナストラック的な位置づけでティンパンアレイ(林立夫、細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆、斎藤ノブ)とのセッションによる新曲が2曲収録されました。18年の424曲一斉配信で新たにリマスタリングされた音源で入手できるようになりました。
Millennium 2000年 作詞作曲:松任谷由実
99年のカウントダウンライヴでバラエティ番組「ウリナリ」とコラボレーション、番組中の千秋・内村光良・ウド鈴木が演じるポケットビズケッツと共演。ユーミンはこの企画のためにオリジナルソングを作曲し、翌年シングルで発売されました。
One more kiss 2001年 作詞作曲:松任谷由実
01年のバラードベストのための書き下ろし曲。同時期に02年のアルバム用に収録された曲も作曲・レコーディングされているようですが、この曲のみが収録されました。18年の424曲一斉配信では新たにリマスタリングされた音源で入手できるようになりました。
楓 God Bless you! |
2002年 作詞作曲:草野正宗 2003年 作詞:松任谷由実、作曲:冨田恵一 |
「楓」は2002年発売のスピッツのカバーアルバム「一期一会 Sweets for my SPITZ」(CD:MUCT-1003:Teenage Symphony/Dreamusic)に収録された久しぶりのカバーソング。
編曲は冨田恵一で、翌年彼の冨田ラボ名義のアルバム「シップビルディング」(CD:BFCA84002/フェイスレコーズ)には彼と共作の「God Bless You!」がユーミンのボーカルで収録されています。
両曲ともユーミンの歌声含めて冨田恵一ならではの柔らかい音作りがなされていて、ユーミンのオリジナル作品とはずいぶん違った雰囲気です。
とまどうペリカン 2004年 作詞作曲:井上陽水
2000年中頃はちょっとしたカバー&トリビュートアルバムブームで井上陽水トリビュートアルバム「YOSUI TRIBUTE」(CCCD:FLCF4038/フォーライフ)にも参加。編曲はユーミン自身のセルフカバーアルバム「Faces」でも編曲を担当したリッキー・ピーターソン。
Still Crazy for You 2006年 作詞作曲:松任谷由実
クレイジーキャッツ&YUMINGでシングルリリース。渡辺プロダクション創立50周年に贈られた楽曲で、演奏はVo: ユーミン&谷啓、Dr: ハナ肇、B: 犬塚弘、渡辺晋、Pf: 桜井センリ、石橋エータロー、Sax: 安田伸。間奏にはユーミンと 植木等のセリフも入り、クレイジーキャッツのメンバー全員と渡辺プロの先代社長・渡辺晋が参加しています。他界したメンバーの演奏は過去の演奏からサンプリング収録したそうです。
cappuccino 2006年 作詞:松任谷由実、作曲:藤原ヒロシ、エリック・クラプトン
2006年発売のhiroshi fujiwara feat. eric clapton名義で出されたシングル「cappuccino」(CD:VICL61665/ビクターエンタテインメント)のタイトルソング。プロデュースと作曲が藤原ヒロシ、編曲が大沢伸一、作曲にも参加しているクラプトンがギターも弾いているという超豪華かつ異色の取り合わせの楽曲。ただ、意図してかプロモーションがほとんどなく、さほど話題にならなかった謎の1曲です。
Color of the Moon Knockin’ At The Door |
2006年 作詞:松任谷由実、サンディー・ラム&フランシス・リー、ミン・リー、作曲:松任谷由実 2006年 作詞:松任谷由実、TWO-K、SHINYA、MC SNIPER、作曲:EAGER LUSH |
2006年ユーミンが中心になって行った愛地球博1周年記念イベント「Friends of Love The Earth」 から生まれた楽曲。カラーオブザムーンは平原綾香のほか、香港のサンディーラム、ベトナムのミンリーがそれぞれの国語の作詞とヴォーカルで参加。PC配信のみで発売されていましたが、ミンリーのアルバム「チャット・ウィズ・モーツァルト」日本盤(CD: MYCP-30432/M&Iカンパニー)のボーナストラックとしてCD化されています。
「Knockin' At The Door」は日本のヒップホップグループFAR EAST RHYMERSの他、韓国のMCスナイパー、チベットの雪連三姉妹らが参加したラップから始まるユーミンにとってはかなり異色コラボ作品。「Color Of The Moon」に比べこちらはユーミン「も」参加したというゲスト参加的な楽曲。当初PC配信のみでしたが、CD(XNAR-30004/ARTIMAGE RECORDS)のほか12inchなどもリリースされています。
ミュージック 忘れられぬミュージック |
2007年 作詞:松任谷由実、寺岡呼人、ゆず、桜井和寿、作曲:松任谷由実、編曲・プロデュース:寺岡呼人 2014年 作詞:松任谷由実、寺岡呼人、ゆず、桜井和寿、作曲:松任谷由実、編曲・プロデュース:寺岡呼人 |
Golden Circle feat. 寺岡呼人・松任谷由実・ゆずでシングルリリース。ユーミンがゲスト参加した寺岡呼人主宰のライヴイベント「Golden Circle Vol.10」のために書き下ろされた曲。ライヴやレコーディングに関してNHKで特集が組まれ注目度の高い楽曲でした。ユーミンのシングルでは久しぶりのオリコン1位を獲得しました。2014年にはユーミン、ゆずに加えて桃色クローバーZ、back number、大原櫻子のヴォーカルでリメイク曲「忘れられぬミュージック」を配信で発売。歌詞も若干変更されている。
記念日 home |
2008年 作詞:呉田軽穂、SoulJa、作曲:呉田軽穂 |
ラッパーSoulJaとのコラボレーション、SoulJa × Misslim名義でシングル「記念日・HOME」(PC配信, CD:UMCK-5222/UNIVERSAL MUSIC)として発売。いちおーユーミンは「Misslim」という覆面シンガーということになっているようで、ユーミンからこの企画に関する発言は一切ありませんでした。SoulJa、ユーミン両者の知人であった川添象郎がこの企画の発起人だそうです。両曲とも「ANNIVERSARY」の歌詞が一部含まれており、書き下ろしの歌詞も含め両曲で共有したような構成になっていますが、「記念日」が「ANNIVERSARY」のカヴァー色が強く、「home」が書き下ろし楽曲といった感じ。
春 風 シャツを洗えば |
2009年 作詞作曲: 岸田繁 2009年 作詞: 岸田繁、佐藤征史、松任谷由実、作曲: 岸田繁 |
「春風」は岸田繁と佐藤征史のユニット「くるり」の名曲。彼らのトリビュートアルバム「くるり鶏びゅ〜と」(CD: BNCN-40:NOISE McCARTNY RECORDS)に収録。 少し「やさしさに包まれたなら」を彷彿させるアレンジが施されていますが、編曲者のクレジットがありません。同じ年に「くるりとユーミン」名義でシングル発売された「シャツを洗えば」(CD: ISBN978-4-7966-5:宝島社)は岸田繁とユーミンとデュエットソング。CDが雑誌サイズのケースに梱包されており、書籍として販売。
恋をリリース |
2013年 作詞作曲: 松任谷由実 |
2013年シングル発売。ドラマ主題歌という以外は特に企画性のないレギュラーリリースと言える楽曲でしたが、その年のアルバム「POP CLASSICO」には収録されませんでした。2000年以降、カヴァーなどでオリジナルアルバムに収録されない楽曲が多くなりましたが、オリジナル曲としては本当に久しぶりのアルバム未収録曲となりました。
色彩都市 |
2014年 作詞作曲: 大貫妙子 |
大貫妙子のデビュー40周年記念トリビュートアルバム(CD: RZCM-59438/9/Commmons)に収録。バックと編曲はこの企画のために再結成したキャラメル・ママ(林立夫、細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆)。 大貫妙子はユーミンがデビューした72年にシュガーベイブのメンバーとして活動を開始、その当時からユーミンとは交流があり、ユーミンのトリビュート企画にも彼女が参加しています。「色彩都市」のオリジナルは82年リリースの楽曲でアレンジは坂本龍一。メロディやリズムが独特で、大貫妙子ファンの間でも人気曲のひとつ。
Human System |
2024年 作詞:小室みつ子、作曲:小室哲哉 |
TM NETWORKのデビュー40周年記念トリビュートアルバム(CD: ESCL-5948/9/EPIC Records Japan)に収録。松任谷由実 with SKYEとしてクレジット。
ユーミンは昔から小室氏のファンだそうで、小室氏も2023年のユーミンのコラボアルバムに参加。
ただ、この企画については丁度ユーミンのチャリティ企画やビデオ発売と重なり、参加したということ以外はあまりユーミンサイドからの案内は無かったように思います。
● おまけ 部分的にヴォーカル参加した曲
稲垣潤一の「オーシャン・ブルー」
1984年ユーミンが提供・シングルで発売。ユーミンの声が聴こえないヴァージョンもあります。
高中正義の「CHINA」
1985年の高中正義のアルバム「極東探偵団」収録の「CHINA」の後半にヴォーカルで参加。
なんと矢野顕子とのデュエット?。88年にはロングヴァージョンを12インチで発売。
ピカデリーサーカスの「Good Friend」
ピカデリーサーカスは96年杉真理、松尾清憲、伊豆田洋之、オールウェイズで結成。
1999年発売のアルバム「Piccadilly Circus」の「Good Friend」にほんとにちょこっとゲスト参加。
emmeの「天使愛過界」
香港の女優で歌手のemme (Emme Wong)の2003年のアルバム「emme」に曲のみ提供した「天使愛過界」にコーラスで参加。
このアルバムには松任谷正隆も曲を提供。
ポートオブノーツの「Sunshine in The Rain」
2003年発売のポートオブノーツのアルバム「Evening Glow」収録の「Sunshine in The Rain」にコーラス参加。
同曲はシングル発売もされているがそちらには参加していない。
イム・ヒョンジュの「Smile again」
松任谷由実with Friends of Love The Earthのメンバーでもあったイム・ヒョンジュのアルバム「The Louts」日本盤に収録された
「Smile again」韓国語ヴァージョンにコーラスで参加。
Friends of Love The Earth Projectの「WAKE UP(+RAP)」
「空と海の輝きに向けて」の音源がサンプリングされています。
DJTKの「WANDERERS」247 MIX
小室哲哉のDJTKのアルバム「Cream of J-pop 〜ウタイツグウタ〜」にオリジナルマルチのヴォーカルトラックを使用したリミックス音源を収録。
Beniの「(南の)恋人がサンタクロース」
2017年ファミリーマートのCMに使われたBeniがメインボーカルのハワイアンアレンジの音源。ユーミンはサビのコーラスで参加。
クリスマスケーキを買うと音源をダウンロードできた。
SKYEの「Always」
松任谷正隆が参加するSKYEの同名アルバム収録の「Always」のエンディングコーラスに参加。
コラボアルバム「ユーミン乾杯!!」収録の「中央フリーウェイ」「春よ、来い」
2023年にさまざまな参加アーティストとユーミンのオリジナルマルチの音源とのコラボというコンセプトのアルバムをリリース。
色んなスタイルのコラボが収録されていますが、この2曲はここに書いておきます。
「中央フリーウェイ」:YOASOBIが担当。ほぼYOASOBIが歌唱するカバー作っぽいが良く聴くと荒井由実のヴォーカルがミックスされている。
「春よ、来い」:ニーナクラビッツによるリミックス。ヴォーカルの一部がほぼ素材として使用されているという雰囲気。
●おまけ2 非売曲
ソフトエクレアCMソング
1974年、荒井由実時代にうたわれていたCMオリジナルソング。
04年、不二家とタイアップがあった際、アルバム「VIVA! 6x7」の特設サイトに当時のCMの動画がアップされていました。
旭化成CMソング
1975年、荒井由実時代にうたわれていたCMソング。FC会報第1号掲載情報によると、恐らく、山上/村井コンビの作品でトワエモアが歌ったことで有名な「愛を育てる」だと思われる。
また73年11月号の「ライトミュージック」の記事には、ユーミン作曲・歌唱による旭化成のCMがあるとのこと。
悲しみはひとりの胸に
79年シングルで発売された「帰愁」は直前まで「悲しみはひとりの胸に」というタイトルで告知されていた。
実は、「悲しみはひとりの胸に」はラジオで放送されており、「帰愁」と同じ曲で、歌詞はララララララ以外全く違う。
マイカプロジェクトの「白いKiss」(情報募集中)
1991年「カルピスウォーター」のCMソング。松任谷正隆主宰のマイカミュージックラボラトリー所属のアーティストで組んだマイカプロジェクト名義。
作曲とメインボーカルは翌年デビューする熊谷幸子だそうだが、数名が歌っているフル音源が存在し、ユーミンっぽい声が歌うソロパートもある。
未発売ではあるが、プレゼント用のCDS (ACD-0826)や熊谷幸子の紹介プロモ盤(PCD-0253)などにフル音源が収録されている模様。
(ただし、熊谷幸子のみのボーカルバージョンもあるようで、どれがどのように収録されているかは不明。)
なお、熊谷幸子作品の作詞はマイカプロジェクト名義で、メンバーとしてユーミンもクレジットされていたことがある。
Over the rainbow
Everybody loves somebody
97年キリンラガーCM用に録られた音源がある。キリンラガーのCMは毎年ニューアルバムから先行オンエアという形で使われていたが、
このときの「スユアの波」からは採用されず、スタンダードナンバー2曲のカバーが使われた。
Mt.NAEBA CMソング
02年の苗場CMソング。ユーミンは毎年苗場プリンスのCMを担当していたが、この年はドラゴンドラの開通で周囲のスキー場と苗場がつながり、Mt.NAEBAとしてCMが打たれた。
この曲は、Born to be wildという歌詞で歌われており、CMサイズの物だけが録音されたらしい。ラジオなどで1曲として仕上げるつもりであることも語られていたが、お蔵入りになった模様。
Over the rainbow
03年三菱COLTのCMで再びこの曲をカバー。編曲は「Faces」を手掛けていたリッキー・ピーターソン。この企画ではユーミンの他、元ちとせ、山崎まさよしもこの曲をカバーしていた。
ライブのリレー(春よ、来い)
2020年コロナ禍で苦しむ舞台芸術関係者を応援するJAPAN LIVE YELL projectが「春よ、来い」を様々なアーティストのヴォーカルとパフォーマンスで繋いだ動画を制作。