1. |
ありのままを抱きしめて |
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6. |
忘れかけたあなたへのメリークリスマス |
......sr |
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2. |
Cowgirl Blues |
......t |
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7. |
Midnight Train |
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3. |
告白 |
......stv |
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8. |
最後の嘘 |
......stvr |
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4. |
Moonlight Legend |
......st |
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9. |
Called Game |
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5. |
別れのビギン |
......t |
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10. |
まちぶせ 〜荒井由実 〜 |
.....stvr |
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【収録曲備考】
2. |
t… |
97年 三菱自動車「RVキャンペーン」CMソング。 |
3. |
s… t… v… |
97年 30枚目のシングルとしてリリース。 97年 NTVドラマ「Shin D ・告白」主題歌。 PV情報はこちら |
4. |
t… |
96年 キリン「キリンラガービール」CMソング。 |
5. |
t… |
96年 コクド「苗場プリンスホテル」CMソング。 |
6. |
s… r… |
29枚目のシングル「最後の嘘」のカップリング曲。 シングルとはミックスが違う。 |
8. |
s… t… v… r… |
96年 29枚目のシングルとしてリリース。 96年 TBSドラマ「ひとり暮らし」主題歌。 PV情報はこちら シングルとはミックスが違う。 |
10. |
s… t… v… r… |
75年三木聖子に提供した曲のセルフカヴァー。石川ひとみがカヴァーしたものがヒット。 96年28枚目のシングルとして荒井由実名義でリリース。 NTV「TVおじゃまんぼう」エンディングテーマ。 PV情報はこちら 振付は土井甫。現在公開されているPVからは外されているが、PVのおまけには彼が登場するシーンも。 シングルとはミックスが違う。また曲のあとに「最後の嘘」のオケの一部がアルバム全体のエンディングのように収録されている。 初期の告知ではこれが11トラック目になっていた。 (ただし配信ではカットされています) |
【リリースデータ】 (ディスクナンバー * 発売日 * 発売元 *表示価格)
CD
TOCT-9830 * 1997.2.28 *
エキスプレス/東芝EMI * \3,000(2,913)
Cassette Tape
TOTT-9830 *
1997.2.28 * エキスプレス/東芝EMI * \2,800(2,718)
巻きジャケット。日本盤のカセットの発売はこれが最後。
CD(香港盤、台湾盤)
7 2438 56507 2 7 * エキスプレス/EMI HONG KONG(香港)、EMI百代(台湾)
初の海外正規盤のアルバム発売。ユーミンのキャッチコピーは「新音楽女王」...ニューミュージック女王ってこと?
香港盤、台湾盤は共通型番。ただし、これはバーコード番号で、この頃のアジア圏のEMIには日本的な商品型番という概念がなかった模様。
1.抱緊真實的我 2.Cowgirl
Blues 3.表白 4.Moonlight Legend 5.分手的開始
6.在快樂聖誕憶起將忘的你 7.Midnight Train 8.最後的謊話 9.Called Game 10.等待
■香港盤
帯やジャケットに世界共通のEMIロゴ。中ジャケ写真のカラートーンが独特。
■台湾盤
帯やジャケットに赤いEMI百代ロゴ。台湾語の歌詞カード付き。
Cassette Tape(香港盤)
7 2438 56507 4 1 * エキスプレス/EMI HONG KONG
PC配信
2018.9.24 * Universal Music LLC / EMIレコード・ジャパン
423曲を一斉配信 詳細→再発復刻リスト
ハイレゾ配信
2019.9.18 * Universal Music LLC / EMIレコード・ジャパン
423曲を一斉配信 詳細→再発復刻リスト
All songs & lyrics written by |
Yumi Matsutoya |
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except "MATIBUSE" written by |
Yumi Arai |
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All songs arranged by |
Masataka Matsutoya |
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Keyboards & Programming: Synthesizer Programming & Operating: Drums: Hi-Hats & Cymbals: Bass: Wood Bass: Electric Guitars:
Acoustic Guitar: Percussion:
Trumpet / Flugel Horn: Horn Arrangement:
Sax: Flute:
Violins:
Violas:
Cellos:
Conductor: Strings Arrangement:
Background Vocals: Voice:
Sound Effect Editing: News caster: News Program:
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Masataka Matsutoya Masafumi Yamanaka John Robinson (1,2,8) Masayuki Muraishi (10) Leland Sklar (1,2,8,9) / Neil Stubenshaus (4,10) Kenny Wild (7) Dean Parks (1,2) / Michael Landau(2,8) / Michael Tompson (2,4) / Paul Jacson Jr. (3,4,6,7) / Masaki Matsubara (10) Dean Parks (1) / Chuei Yoshikawa (5,9) Michael Fisher (1,2,4,6,7,8,9)
Jerry Hey, Gary Grant (3,7 / 3) Masataka Matsutoya & Jerry Hey (3,7)
Dan Higgins (3,7) / Jake H. Comseption (4,8) Dan Higgins (7)
Armen Garabedian, Rachel Robinson, Mario De Lean (5) / Sid Page, Joel Derouin, Peter Kent, John Wittenberg, Ezra Kliger, Kenneth Yerke, Jackie Brand (5,6,8) / Michael Richards, Harris Goldman, Eve Sprecher (6,7,8) Robert Becker, Cynthia Morrow, Karie Prescott, Suzanna Giordano (5) / Roland Kato, Denyse Buffum, (6,7,8) Larry Corbett, Rudolph Stein (5) / Dan Smith, Suzie Katayama (6,7,8,) David Campbell (5,6,7,8) Masataka Matsutoya & David Campbell (5,6,7,8)
Yumi Steffen Zaha, Haans Drieberg, Jean Mare Belkacli, Slawek Lazowski, The Los Angeles Music Academy Students (1) / Warayans (3)
Shun Suzuki (1) David Mallow (9) The Matt Forger Show(9)
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Recorded by |
Yoshinori Waraya / Matt Forger |
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Assistant Engineers: |
Katsuhiro Odashima / Yukiko Kobashi |
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Recorded at |
MICA Studio / HEART BEAT Recording Studios |
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Mixed by |
Matt Forger |
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Mixed at |
Westlake Studio |
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Mastered by |
Bernie Grundman at Bernie Grundman Mastering |
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Production Administrated by |
Ken-ichi Nomura / Yukari Suzuki |
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Production Coordination: |
Koji Kimura & Fumio Murata for MUSIC LAND |
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Artist Management: |
Makoto Ohtake / Asuka Hamaguti |
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General Management: |
Hiroshi Abe |
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Executive Producer: |
Seizo Shimokobe |
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Produced by |
Masataka Matsutoya |
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Co-Produced by |
Masafumi Yamanaka / Yoshinori Waraya / Matt Forger |
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Art direction: |
Msataka Matsutoya |
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Design: |
Satoshi Seino |
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Photographer: |
Daniel H. Shudo (L.A.) COVER PAGE PHOTO |
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Hair & Make-up: |
Motoko (L.A.) |
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Stylist: |
Shinko Iura / Alex Dizon (L.A.) |
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Models: |
Donna & Diana Stevenson (L.A.) |
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Stills Coordinator: |
Shinichi "Butch" Nagata / Catherrina
Grennan (L.A.) |
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Design Coordination: |
Hajime Kobayashi |
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Special Thanks to: |
Hajime Doi / Shoji Ichikawa / Masaya Nakagawa /
Masayuki Chiyo / Sachiko Kumagai / Yoichi Endo / Ryuji Suzuki / Junko Oriuchi
/ Kotaro Hayashi / Hideyuki Hirai / Phil De Robertis / Jeff Robinette / |
【ノベルティーグッズ】
フロッピーケース、CDケース、パジャマなど。
【主な売上記録】
オリコン: 売上78.9万枚、最高位1位、相対売上比0.74 (対97年年間TOP50総売上平均)。
CD、カセットの売上比率はおおまかに9.5 : 0.5 。最後のカセット発売、売上は4.0万枚ほど。
日本レコード協会:100万枚以上
【メモ】
・ 28枚目のアルバム。荒井由実活動を経た松任谷由実復帰作。
・ アルバムコンセプトは「アーバン カゥガール」。都会にいながら大自然を感じるような、あるいは草原の中で都会の摩天楼を夢見るようなイメージ、表面的なアプローチにかかわらないその背景にある気骨なスピリットを表現しているそうです。またここ数年のエスニックな作風からの反動でアーバンなものをやりたかったそうです。(「The Ichiban」97年3月号、「REAL YUMING EYES v.4」より)
・ このアルバムで初めてL.A.で生のストリングスをレコーディング。指揮はデビッドキャンベル、スタジオは「We Are The World」で有名なA&M第1スタジオ。またL.A.レコーディングでは過去最高の4名のギタリストが参加。初っ端からのギターサウンドが聴きどころのひとつでもあります。
・ ジャケットは「NO SIDE」より毎回担当していたC.T.T.Pが関わらず、撮影はアートディレクター不在のままミキシングと「告白」のPVロケが行われていたL.A.で行われました。ツアーパンフに載ったレポートによると裏ジャケットの「おじいさんが撮った双子のおばあさん」というのがユーミン達が描くCowgirl Dreamin'のイメージなんだそうです。なんと13組のおばあさんたちのなかから選ばれた妹のダイアナはオーディション当日偶然にもテンガロンハットとウェスタンブーツ姿だったとか。また、19年12月放送の自身のFM番組「Yuming Chord」では表ジャケットでユーミンが着ているLBD(リトルブラックドレス)について、欧米ではシンプルで上質なものを、祖母から母へ、母から娘へ、代々受け継ぐという慣習を紹介しており、裏表共にアルバムコンセプトを忍ばせたショットになっているようです。
・ 83年以来年末リリースが恒例でしたが96年暮れは夏の荒井由実復活コンサートのライヴ盤を発売したため97年2月発売となりました。ユーミン曰く「キャリアの折り返し」だそうで、「YUMING REALEYES V.4」掲載のインタビューによると、この「折り返し」は自分の今後のキャリアを考えた時、殿堂入りするようにこのまま同じ流れでシニアマーケットに移行するのではなく、一旦折り返すように、一から新たなものを制作していくのが自分のやり方だということのようです。14年後の文藝春秋2011.3号に載ったインタビューによるともともとサイクル通り96年末に発売が予定されていたようですが、ユーミン自身がスケジュールをこなせなかったところもある様で「とにかく体が動かなかった」と語っています。ユーミンの場合、ニューアルバムの発売にはその制作はもちろん、発売に前後する多くの取材やPVなどの宣材製作、大掛かりなコンサートツアーの製作と実施が伴い、ユーミン本人も数多くのデッドラインを抱え、過酷なスケジュールを毎年こなしていました(ちなみに95年12月1日発売の前作「KATHMANDU」の制作スケジュール。本作は11月初旬にまだミキシングとPV・ジャケット撮影が行われていました。年末発売延期の情報がCD店に流れはじめたのが10月初旬、ツアータイトルと公演日程の発表が11月中旬、アルバムタイトル・収録曲と発売日の発表は12月中旬でした。)18年のぴあ電子版での連載では「このままのペースでやっていたら、精神が持たないと感じていたし、無理にでもペースを変える必要があった」と振り返っています。
・ オリコンの推定売上は88年以降初めて100万枚を下回りました。初動は「DAWN PURPLE」の半分以下、「Delight Slight Light KISS」と同じくらいですが、TOP100インは3カ月弱、相対比を見ると81年「昨晩お会いしましょう」より前の低迷期と同じ値で、81年から約15年続いた”売れる”時期が終わりをむかえつつあったと言えそうです。CD業界自体は更なるメガヒット時代に突入しますが、ユーミンのオリジナルアルバムはこれ以降、更に売上を落としていくことになります。
・ カセットテープは本作が最後の発売(恐らくレコード会社自体が国内向けのカセットテープのリリースを辞めたのだと思います)。アートワークを大切にするユーミンプロジェクトですが、サブメディア的なカセットでも手を抜くところなくという感じで、80年代半ばより極力オリジナルのアートワークを施こす方針だったようです。ジャケットはLPやCDと縦横比が異なり縦長のため、これに違和感なく収まるよう調整され、歌詞カードも折りたたむ形でディスク側と同じものが収納されています。本作も、レイアウトの余りを埋めるため、CDの歌詞カードには無い写真を1カット入れるなど、最後まで丁寧な作り込みがされていました。
・ 宣伝コピー「ユーミン? そう、ユーミン。これがユーミンです。」。CD店にはこのコピーと共にこれまでのユーミンのイメージと少し違うコミカルなポスターが貼られました。一方、駅貼りポスターとTVCMはジャケットのアートワーク寄りで、TVCMで使われた映像は「Cowgirl Blues」をBGMに表ジャケット撮影の様子を素材にしたものでした。例年レコード会社主導でCDショップ店頭で行われていたグッズなどが抽選で当たる「Yuming FESTA」が開催されませんでした。またツアーがアルバム発売前にスタートしたためツアーゲネプロに招待される「ユーミン聴いてゲネプロ行こう」もありませんでした。
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