1. |
タワー・サイド・メモリー |
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6. |
カンナ8号線 |
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街角のペシミスト |
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7. |
手のひらの東京タワー |
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3. |
ビュッフェにて |
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8. |
グレイス・スリックの肖像 |
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夕闇をひとり |
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......s |
9. |
グループ |
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5. |
守ってあげたい |
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10. |
A HAPPY NEW YEAR |
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【収録曲備考】
1. |
神戸のご当地ソングとして通に有名。歌詞のまま「KOBE GIRL」というタイトルも考えられていました。 |
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2. |
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81年 サントリーオールとのタイアップ曲。CMソングだったのかは定かではないが、ユーミン本人が歌詞と共に広告に登場。 歌詞の「ダブルで飲み干す」は先方の要望で入れたとか。広告コピー「3杯目、私はメロディラインになった。」 |
4. |
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リリース同年に宮崎美子に提供。珍しく過去のストックから仕上げたそう。 本人もアルバムと同じ日に18枚目のシングルとして発売。 |
5. |
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ユーミンの代表曲のひとつ。 17枚目のシングル。映画とのタイアップで結婚後初の大ヒットとなる。 81年公開の映画「ねらわれた学園」主題歌。 今では映画共々有名であるが当時はSF映画とユーミンと言う異色の取り合わせとして話題なった。 98年 ミノルタ「α-sweet」CMソング。CM用に録音されたアコースティックヴァージョンも使われた。 98年 三菱自動車「新型ミニカトッポBJ」CMソング。 01年 MoMAニューヨーク近代美術展イメージソング。 07年 テレビ朝日系ドラマ(単発)「めぞん一刻」エンディングテーマ。 |
7. |
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リリース同年石川セリに提供。 |
8. |
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17枚目のシングル「守ってあげたい」B面。 |
10. |
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18枚目のシングル「夕闇をひとり」B面。 87年公開の映画「私をスキーに連れてって」挿入歌。 |
【リリースデータ】 (ディスクナンバー * 発売日 * 発売元 *表示価格)
LP
ETP-90120 * 1981.11.1 * エキスプレス/東芝EMI * \2,800
Cassette Tape
ZH28-1065 * 1981.11.1 *
エキスプレス/東芝EMI * \2,800→2,637(2,560)
後にXDRテープになったときラベルのデザインが変わる。
CD
CA32-1138 * 1985.6.1 * エキスプレス/東芝EMI *\3,200→3,008(2,920)
詳細→再発復刻リスト
TOCT-10332 * 1998.7.16 * エキスプレス/東芝EMI * ¥2,000(1,905)
詳細→再発復刻リスト
TOJT-10332 * 1998.7.16 * エキスプレス/東芝EMI * ¥3,000(2,857)
詳細→再発復刻リスト
TOCT-10363 * 1998.7.16 * エキスプレス/東芝EMI * ¥2,500(2,381)
詳細→再発復刻リスト
TOCT-10628 * 1999.1.27 * エキスプレス/東芝EMI * \38,000(36,190)
詳細→再発復刻リスト
TOCT-10645 * 1999.2.24 * エキスプレス/東芝EMI→EMIミュージックジャパン * ¥2,500(2,381)
詳細→再発復刻リスト
TOJT-10645 * 1999.2.24 * エキスプレス/東芝EMI *¥3,000(2,857)
詳細→再発復刻リスト
CD(期間限定発売)
TYCT-69042 * 2013.10.2 * ユニバーサルミュージック/EMIレコードジャパン * ¥1,980
詳細→再発復刻リスト
PC配信
2018.9.24 * Universal Music LLC / EMIレコード・ジャパン
423曲を一斉配信 詳細→再発復刻リスト
ハイレゾ配信
2019.9.18 * Universal Music LLC / EMIレコード・ジャパン
423曲を一斉配信 詳細→再発復刻リスト
○ 情報はすべて実物あるいはその写真で確認しています。
Produced by Masataka Matsutoya
All songs written by Yumi Matsutoya
All arranged & conducted by Masataka Matsutoya
Chorus arranged by Masataka
Matsutoya
Except "KANNA 8 GOSEN" by Masamichi Sugi
MUSICIANS |
acoustic guitar : |
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Masaki Matsubara, Chuei Yoshikawa, |
percussion : Nobu Saito, Pecker |
chorus : |
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Buzz, Junko Yamamoto, Yasuo Tai, Time 5 |
synthesizer programmer : Keishi Urata(EMU)
Directed by Seizo
Shimokobe, Yoshihiro Kurita |
Assisted by |
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Takanobu Arai, Michio Nakakoshi, Nobuo Maeda |
Recorded at |
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ONKIO HAUS 1st & 6th studio, MEDIA 1st studio, |
Art direction & design : Hipgnosis
The above managed by Hiroshi
Ishibata
Recording management : Asami
Fujii
Special thanks to Shizuka
Ijuin
○ 情報はアルバムのライナーを参考にしています。
【ノベルティーグッズ】
発売時に買うと特典としてポスターをもらえたそうです。
【主な売上記録】
オリコン: 売上52.4万枚、最高位1位、相対売上比1.50 (対82年年間TOP50総売上平均)
LP: 34.0万枚、カセット: 18.3万枚
81年LP+カセット売上19.9万枚、相対売上比0.57(対81年年間TOP50総売上平均 ※ただし寺尾聰「Refractions」は除外した)
【メモ】
・ 12枚目のアルバム。
・ ユーミンがイメージしたこのアルバムの雰囲気は東京・横浜・神戸あたりのトワイライトタイムなんだそうです。FC会報に載ったインタビューによると、タイトルはバレエ「椿姫」をアレンジした組曲につけられていた「昨晩会いましょうマルガリータ」というタイトルが”精神的タイムスリップ”をよく表した本当に良いタイトルだと感激したことからつけたそうです。ちなみにノイマイヤーのバレエ「椿姫」と有名なヴェルディのオペラ「椿姫」は邦題こそ同じですが別物だそうです。
・ シングル「守ってあげたい」がヒットした為このアルバムも結婚後初の大ヒットに。オリコンチャート1位を獲得。以後97年の「Cowgirl Dreamin’」まで18作連続オリコンチャート1位記録を作っています。松任谷時代初期はアルバムがチャートの上位に食い込むものの、ビッグセールスには結びつかず、シングルは鳴かず飛ばずで、コンサートも地方公演は空席が目立つ状況だったようですが、本作以降それが全て覆った印象です。下図は松任谷時代のLPの推定売上枚数ですが、本作で段違いに増え次作以降戻ることなく継続します。この頃が第2次ユーミンブームと言われています。
ちなみに81年は石川ひとみが歌った「まちぶせ」(もとは荒井由実時代の76年の三木聖子に提供)も40万枚の大ヒットに。提供曲のここまでのヒットもやはり荒井由実時代の75年バンバンに提供した「『いちご白書』をもう一度」以来で、作家としても久しぶりに注目された年になりました。翌年以降、松田聖子、原田知世、薬師丸ひろ子、小林麻美などのヒット曲を手掛けていくことになります。
・
ブームとその継続性の要因を特定することはもちろん難しいのですが、「週間平凡」81.9号(平凡出版)での映画監督・東陽一との対談で二人が語る「抒情」の話は興味深いです。
東「ユーミンのファンを見ているとね、女性歌手には珍しく女性のファンが多いようですね。しかも、どっちかというと知的な女性が多いというか・・・。」
Y「知的、というかどうかわかりませんけど、わたしと同じような環境に育った女性に共通の感性というものがあるんでしょうね。(中略)
わたしはそれを“中産階級のセンス”っていうんだけど、商業高校の女の子とか、暴走族の女の子には、ちょっとわかりにくいせつなさだと思うんです。」
東「あなたの音楽のカラッと明るいところというか、都会の軽さと言うか、(中略)日本人にはあまり受けないと思うんだけど、
ユーミンのファンがそれだけ多いという事は、日本人もそれだけ変わってきたんですかね。」
Y「ほんとうに日本人の感性って、暗くて湿っぽいですねえ。(中略)軽く生きることの悲しみ、せつなさというものが通じにくいんですね。
演歌のあの暗さや湿っぽさが、わたしには耐えられない感じなんだけど・・・。」(中略)
「同じ抒情性と言っても、いままでの日本の演歌とは違うところにわたしはいると思うんです。」(中略)
「でも、わたしあたりが最後の抒情世代じゃないかな、とも思いますね。(中略)もっと若い世代になると、抒情ではなく感覚で生きていますね。」
東「しかし、ユーミンが女の子の日常をうたうと、聞いている人は。ああ、わたしと同じだな、と思うわけだから・・・。」
Y「もう四畳半の時代じゃないですよね。わたしの詞に生活感が無いっていう人もいるけど、湿っぽい、暗いものだけが生活感じゃないと思うのね。
朝起きて、クロワッサンにカフェオーレって生活を、今の若い女性はしているわけだから、それは現代の生活感なんですよ。」
だいぶ端折っていますが、管理人の私見としてはユーミンが提示してきた「軽く生きる生活感」に共感する若者が急速に増えてきたところと、
でも自身は感覚的ではなく抒情世代なんだというユーミンの拘りが後の更なるブームとカリスマを裏打ちするものになっているように思いますね。
・ ジャケットは有名なデザイン集団ヒプノシス(HIPGNOSIS)によるもの。ツアーパンフによるとアルバム発売の半年前の6月からコンタクトを開始。その時点で決まっていた「昨晩お会いしましょう」というタイトルのみを手掛かりに彼らはジャケット制作に取り掛かったようです。写っている女性はユーミンではなくヒプノシスのメンバーの友人だそうです。向き合う男女のところだけ雨が降っているという写真ですが、当時はまだCG技術はなく、実際に同じ場所で曇りの日と霧雨の日に撮影した写真をアナログ的に合成して作りだしたそうです。ジャケットでは表と裏に写真が分かれてしまっていますが、ポスターなどでは1枚の写真として使われていました。ヒプノシスのフォトブックによると、撮影場所はアイスランドで、ここが選ばれた理由の一つには天候が変わりやすく、今回のジャケット撮影に適していたという点があったようです。ヒプノシスはアルバム「VOYAGER」でもジャケットを担当。また後身のグリーンバックフィルムズはビデオ「コンパートメント」やフォトミスティック「Collar of the Dove」を制作。思い付きとダメ元で始まったヒプノシスとの縁は、更に彼らの紹介からマーク・ブリックマン、マイク・オーウェン、マーク・フィッシャーと2010年代まで続くユーミンのステージを支える人脈に繋がってゆきます。
・ コピー「過去・現在・未来 時間の流れはユーミンに止められた。あなたの青春の一場面が息づく」。