KIRIN LAGER PRESENTS

YUMI MATSUTOYA

Strollin Cowgirl Tour 1997

 

 

【公演スケジュール】

 

14会場37公演

1997

     110  横浜アリーナ

     111  横浜アリーナ

     112  横浜アリーナ

     116  浜松アリーナ

     117  浜松アリーナ

     121  広島サンプラザホール

     122  広島サンプラザホール

     125  マリンメッセ福岡

     126  マリンメッセ福岡

     2 1  ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)

     2 2  ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)

     3 5  高松市総合体育館

     3 6  高松市総合体育館

     315  大阪城ホール

     316  大阪城ホール

     317  大阪城ホール

     329  松本市総合体育館

     330  松本市総合体育館

     4 2  名古屋市総合体育館レインボーホール

     4 3  名古屋市総合体育館レインボーホール

     4 5  名古屋市総合体育館レインボーホール

     4 6  名古屋市総合体育館レインボーホール

     412  盛岡市アイスアリーナ

     413  盛岡市アイスアリーナ

     416  仙台市体育館

     417  仙台市体育館

     423  新潟市産業振興センター

     424  新潟市産業振興センター

     510  札幌・真駒内アイスアリーナ(追加公演)

     511  札幌・真駒内アイスアリーナ

     517  国立代々木競技場第一体育館

     518  国立代々木競技場第一体育館

     520  国立代々木競技場第一体育館

     521  国立代々木競技場第一体育館

     523  国立代々木競技場第一体育館

     524  国立代々木競技場第一体育館

     525  国立代々木競技場第一体育館 (追加公演)

 

                        ○ 情報はMidnight Cowgirl Specialのツアーレポートを参考にしました。
          追加公演はツアーパンフレットには未掲載。 

 

                 

【演奏曲】

 

Moonlight Legend

ようこそ輝く時間へ

最後の嘘

別れのビギン

時のないホテル

Midnight Train

悲しいほどお天気 (アンプラグドスタイル)

Called Game  (アンプラグドスタイル)

ありのままを抱きしめて

キャサリン

かんらん車

Holiday in Acapulco

Man In the Moon

DANG DANG

Cowgirl Blues

COBALT HOUR

(EC)

告白

DESTINY

Carry on

 

                        ○ 情報は大阪公演、東京公演などを参考にしました。 

 

 

【出演者】

 

Drums: 村石雅行
Bass:
田中章弘
Guitar:
市川祥治、中川雅也
Keyboards:
武部聡志
Chorus:
松岡奈穂美、田中雪子、斎藤典子

Dancers: 赤地寿美、星野直子、中村泰子、江口純代、

Dancers: 藤森由貴子、吉次美紀子、岡田春代、中村直美

 

                        ○ 情報はツアーパンフレットなどを参考にしました。 

 

 

【チケット料金】

S席 ¥6,180A席¥5,665

 

 

【グッズ】

 

ツアーパンフレット(CD-ROM付)……¥2,800

※ 少なくとも3版を確認。 
1)
ステージ写真にカゥガールパートの物が多い、付属CD-ROMはバージョン無表記 (cowgirl-0001)
2)
ステージ写真の差し替え
3)
付属CD-ROM ver.1.1 (cowgirl-0002)に変更: 同梱ソフトのバージョンアップとQTファイルでPVを追加収録

オリジナルテレフォンカード……¥1,000

キーホルダー…….1,000

バンダナ(イエロー、パープル)......各¥1,200

サングラス(ミントブルー、ホワイト、イエロー)......各¥1,500
オイルライター......1,200

皮製フォトスタンド......4,800

ポーチ......6,800

キャップ......3,500

Tシャツ(ホワイト、エンジ)......各¥3,500

トレーナー......5,800

ウチワ......500(一部会場のみ)

 

<YUMING JEWELRY>

ピンブローチ......3,800

 

グッズを買うとオリジナルペーパーバッグもしくはビニルバッグをもらえました。 

 

                        ○ 情報は会場配布のフライヤーなどを参考にしました。 

 

 

【主なクレジット】

 

Artists: Satoshi Takebe, Shoji Ichikawa, Masaya Nakagawa, Akihiro Tanaka, Masayuki Muraishi,

Artists: Naomi Matsuoka, Yukiko Tanaka, Noriko Saito, Hisami Akachi, Naoko Hoshino, Haruyo Okada

Artists: Yasuko Nakamura, Sumiyo Eguchi, Yukiko Fujimori, Mikiko Yoshitsugu, Naomi Nakamura

 

Directed by Masataka Matsutoya

 

Stage Producer: Masahito Ohashi

Stage Designer: Mark Fisher

Stage Production Manager: Hikaru Hayashi

Prop Designer: Yoshihiko Tanaka

Music Director: Satoshi Takebe

Sound Designer: Keigi Shigeta, Norihiko Tango

Lighting Designer: Mike OZ Owen

Maddie Rocky Director & Technical Adviser: Masatoshi Nakano

Electric Effect Designer: Seiichi Tozuka

Costume Director: Mitsue Mohri

Costume Concept Designer: Shin Takamatsu

Costume Coordinator: Kirei Kato

Costume Designer: Ryoma Yamamoto

Hair Make-up Designer: Akihiko Asai, Koutaro Hayashi

Choreographer: Hisami Akachi, Hideki Morigami

 

General Producer: Makoto Ohtake, Ryo Kaizu

Artist Management: Asuka Hamaguchi

 

Presented by Kirin

Supported by Toshiba EMI, Kirara Music Publisher

Produced by Kirarasha, Hands

 

                        ○ 情報はツアーパンフレットなどを参考にしました。 

 

  

3Dステージ】

 

 屋内, テーブル, 座る, コンピュータ が含まれている画像

自動的に生成された説明

 

 

【メモ】

 

   アルバム「カウガール ドリーミン」のコンサートツアー。

   センターステージ。史上もっとも「セットが動いた」ステージ。セットの中心層にはパビリオンと呼ばれる柱が4本建っており天井と楽屋やコンソールなどがある奈落との導線になっていました。またセットの外周に4本のクレーンのようなムービング階段を設置。これらはステージ床に収納されており、せり上がりで登場、360度回転するため4本の階段伝いにセットを一回りすることができます。また、中心層のセリとも結合し、様々にセットの様子を変える役割を果たしました。総制作費は20億円だそうです。輸送量もすさまじく、11t24台で運んでいたそうです。

   セットデザイナーにピンクフロイドやU2、ローリングストーンズなどの大規模ステージを手掛けてきた建築家でもあるマーク・フィッシャーを起用。マーク・ブリックマンからの紹介だったそうです。彼は後のシャングリラシリーズを始めこの後のユーミンコンサートのステージデザインを手掛けてゆくことになります。

   これまでツアーは年末スタートが常でしたが異例の年明け、しかもアルバム発売前のスタートになりました。もともとはリハーサルで使われていた幕張メッセで96年末にスタートの予定もあったようです。

   機構が複雑な分、うまくセットが動かないこともあったようです。18年のツアーパンフに掲載された当時のディレクターの寄稿によると、ムービング階段の制御がうまくいかないため、12月に幕張メッセで行っていた最終リハーサル期間、一度も通しリハが出来ておらず、最終日の0時を回った時点でなおトラブルに見舞われ、それを直しながら通しリハが終了したのが朝6時だったとか。またツアー開始後も「Cowgirl Blues」のシーンのムービング階段はトラブルに見舞われることが何度かあったようです。横浜2日目はユーミンを乗せた階段が突然下がりはじめ、舞台監督がインカムでユーミンに至急降りるよう指示する事態に。ユーミン曰く「鬼の洗濯板を歩きながら歌っているようだった」とのこと。他にも4/6の名古屋公演、5/2425の東京公演でも同じシーンでコンピュータのスタックにより階段が動かなくなってしまったようです。正隆さんのレポートによると24日のトラブルはかなり悔しかったらしく、楽屋であらゆるものを蹴飛ばしたとか。正隆さん「僕がこんなことをするなんて、自分でも信じられない」、ユーミン「怖くて近寄れません」。翌日の千秋楽公演も残念ながら同じトラブルに見舞われますが、トラブルを乗り切るような全員のパフォーマンスは感動的だった、ありがとうと言いたいと最終のレポートを締めくくられていました。

   インターネットで一緒にツアーをまわろうという企画「Midnight Cowgirl Special」が行われ、そのスターターCD-ROMがパンフに付属されました。内容はキャストやスタッフによるツアーレポートやライヴ動画や音声の提供など。ケータリングルームの生中継や、静止画だけでしたが代々木公演では公演本番の中継も行われました。まだ各家庭にインターネットへ接続できる環境があるのが当たり前ではなかった頃で、接続はダイアルアップの14.4k, 28.8k, 高速なもので56kbps、配信された一番重いファイルは20MbQTファイルで、“テレホ”タイムに一晩かけてDLする、、とかそんな時期でした。CD-ROMには資料用に撮ってあった「U-live」「THE DANCING SUN」「KATHMANDU」のライヴ映像の一部 (QuickTime)や同じく3ツアーのステージセットの3Dモデル (QuickDraw3D、今見ても素晴らしい出来!)PVQuickTime, 収録はVer1.1のみ、Ver.1.0利用者はRealVideoのストリームを利用)などが収録されています。

   3/16大阪公演では日本テレビ「ウリナリ!」の企画でモテナイブラザーズ(ウッチャンと勝俣)が登場、「春よ、来い」をピアノ演奏、この模様はリハも含めて「ウリナリ!」で3週にわたり放送されました。当時ユーミンコンサートが音楽番組やニュースも含めてテレビで放送されるということはありえないことでした。また昨年テレビの取材でモンゴルを訪れたユーミンはMCでホーミー(ユーミン曰く仮性ホーミー)を披露していましたが、5/10札幌公演、5/2425東京公演は北海道在住のホーミー奏者 嵯峨晴彦が登場。彼は翌年のツアーアルバム「スユアの波」にも参加。