PEARL PIERCE パール ピアス

 

オリジナル発売日:1982.6.21

発売中のCDTOCT-10646 [EMI Records / UNIVERSAL MUSIC JAPAN]

    

1910月現在、Apple Musicの配信は18年リマスタリングです。

 

 

【収録曲】

 

1.

ようこそ輝く時間へ

 

 

6.

私のロンサムタウン

 

2.

真珠のピアス

 

 

7.

DANG DANG

......t

3.

ランチタイムが終わる頃

 

 

8.

昔の彼に会うのなら

 

4.

フォーカス

 

 

9.

消息

 

5.

夕涼み

 

 

10.

忘れないでね

 

 

a…オリジナルアルバム未収録、s…シングルカットされた曲、t…テーマソング、CM曲など、

v...ビデオクリップの作られた曲、数字...その数字回数目のアレンジ、r...リミックス

 

【収録曲備考】

3.

 

使われなかったが松任谷正隆の俳優デビュードラマのために書いた曲。

5.

 

リリース同年にクー・レデスマに提供した「夏物語」に日本語詞をつけたもの。

7.

  

t

アルバムリリース前、雑誌GBでは「土用波」というタイトルで紹介されています。

84年 フジフィルム「スーパーHG Hi-FiCMソング。映像はビデオ「コンパートメント」を素材にしたもの。

8.

 

76年 荒井由実時代、ポニーテールに提供した「二人は片想い」の歌詞を差し替えたもの。

 

 

【リリースデータ】 (ディスクナンバー * 発売日 * 発売元 *表示価格)

 

LP

ETP-90175 1982.6.21 * エキスプレス/東芝EMI * \2,800

見開きジャケット。

 

Cassette Tape
ZH28-1200
1982.6.21 * エキスプレス/東芝EMI * \2,8002,637(2,560)

裏ジャケがLPとは違いユーミンのアップの写真になっている。

後にXDRテープになったときラベルのデザインが変わる。

 

CD

CA35-1001 1982.11.1 * エキスプレス/東芝EMI * ¥3,500
東芝EMIの第1CDシリーズのなかの1枚。稀少盤。プリエンファシス盤。

裏ジャケがLPとは違いユーミンのアップの写真になっている。

表ジャケットもLPとほぼ同じだが、単純なLPの縮小ではなくCD用にレイアウトされており、文字の配置・大きさや、全体の色が若干違う。
レーベル、歌詞カードは東芝EMIの標準デザイン。金色の丸いタイトルステッカーが付いたものと、黄緑色の帯が付いたものがある。

ステッカーおよび帯の文句「ユーミンの世界をハイ・クォリティな音で再現」。

 

CD

CA32-1139 1985.6.1 * エキスプレス/東芝EMI *\3,2003,008(2,920)

詳細→再発復刻リスト

 

CD(発売中止)

TOCT-10333 1998.7.16 * エキスプレス/東芝EMI *¥2,000(1,905)

詳細→再発復刻リスト

 

LP(発売中止)

TOJT-10333 1998.7.16 * エキスプレス/東芝EMI * ¥3,000(2,857)

詳細→再発復刻リスト

 

CD(発売中止)

TOCT-10364 1998.7.16 * エキスプレス/東芝EMI * ¥2,500(2,381)

詳細→再発復刻リスト

 

CD17枚組 初回限定生産)

TOCT-10629 1999.1.27 * エキスプレス/東芝EMI * \38,000(36,190)

詳細→再発復刻リスト

 

CD

TOCT-10646 1999.2.24 * エキスプレス/東芝EMI →EMIミュージックジャパン* ¥2,500(2,381)

詳細→再発復刻リスト

 

LP(初回限定生産)

TOJT-10646 1999.2.24 * エキスプレス/東芝EMI *¥3,000(2,857)

詳細→再発復刻リスト

 

CD(期間限定発売)
TYCT-69043 * 2013.10.2 * ユニバーサルミュージック/EMIレコードジャパン * ¥1,980
詳細→再発復刻リスト

 

PC配信

2018.9.24 Universal Music LLC / EMIレコード・ジャパン

423曲を一斉配信 詳細→再発復刻リスト

 

ハイレゾ配信

2019.9.18 Universal Music LLC / EMIレコード・ジャパン

423曲を一斉配信 詳細→再発復刻リスト

  

 

                                                        ○ 情報はすべて実物あるいはその写真で確認しています。 

 

 

【クレジット】

 

All songs and lyrics by Yumi MATSUTOYA

All songs arranged by Masataka MATSUTOYA

Produced by Masataka MATSUTOYA

THE MUSICIANS:
RHYTHM TRACKS : Masaki MATSUBARA
Shigeru SUZUKI, kenji TAKAMIZU, Tatsuo HAYASHI,
Nobuo SAITO, Eiji SHIMAMURA, Motoya HAMAGUCHI,
Masataka MATSUTOYA

SAXPHONS : Jake Concepcion
HORNS : Shin KAZUHARA, Eiji ARAI
WOODWINDS : Yukio ETO
STRINGS : Tomato Strings Ensemble
HARP : Keiko YAMAKAWA
BACKGROUND VOCALS : Lilika, Leona, Clara,
BUZZ, TIME FIVE, Kayoko ISHU, Kayoko WADA,
Hiroko SUZUKI, Yumi MATSUTOYA
CHORUS LYRICE : Greg STARR
(5: 夕涼み)
All others by Hiroshi ISHIBATA
SYNTHESIZER PROGRAMMING : Keishi URATA(EMU)

THE STAFF:
DIRECTORS : Seizo SHIMOKOBE, Hiroshi ISHIBATA
RECORDING ENGINEER : Masatsugu YAMAZAKI
ASSISTANT ENGINEER : Takanobu ARAI, Toru ABE

ART DIRECTION and DESIGN : Kazuhiko OHTA
PHOTOGRAPHY : Minsei TOMINAGA
ILLUSTRATION : Mizumaru ANZAI
HAIR and MAKE-UP : Saburo WATANABE
STYLIST : Sachiko ITO

Recorded at ONKIO HAUS studio, mixed at
CHERRY ISLAND studio from Jan
MAY 1982

Special thanks to Keishi URATA'S(EMU) oscilloscopic ears
and to Kimu-Chan's(MUSIC LAND) outstanding
competence for coordinating the musicians.

 

                                                        ○ 情報はアルバムのライナーを参考にしています。 

 

 

【主な売り上げ記録】

 

 オリコン: 48.8万枚。 最高位1位。相対売上比1.40 (82年年間TOP50総売上平均)

    

不明: 売上78万枚  週刊現代902月号、サピオ903月号に掲載 数値の参照元は未掲載だが同一の参照元があると思われる

 

 

【メモ】

 

   13枚目のアルバム。

   当初はSURF&SNOW夏版として実年齢よりも若い世代を意識して作り始めたそうですが、出来上がりは実年齢に近い大人っぽい作品になっていったそうです。自著「ルージュの伝言」によると、プロデューサーからの詞の直しも少なく(ドラマ出演で忙しかったそうです)、「ある程度年相応のがスイスイ出てきた」そうです。制作過程をレポートした「GB'82.6号(CBSソニー出版)では「午睡を覚ます真夏の夕暮れの風...のようなアルバムに仕上げたいと思っています。」と紹介されていました。

   本作よりレコーディングエンジニアとして山崎聖次氏が参加。これまでの森本八十雄氏によるどちらかと言うとしっとりとした量感のある雰囲気から印象がガラッと変わり、カラッとシャキッとした感じのサウンドに。「Sound&Recording83.3(リットーミュージック, 記事の特集対象は次作です)掲載の氏のインタビューによると、今までのアルバムを聴いて何か1枚ベールがかかっているような感じを受けており、プロデューサーからもそれを解消してほしいという要望があったとのこと。ちなみにプロデューサー正隆氏の77年ソロ作品を手掛けたのが山崎氏でした。2019年の映画「音響ハウス Melody-Go-Round」でユーミン、正隆さんと共にいらっしゃるのが山崎さんです。このシーンYoutubeに飛びます。映画が公式にアップされてます。いつまであるかはわかりませんが・・・)

   アートワークには、当時 資生堂の宣伝制作を担当していた太田和彦氏を起用。写真は広告写真家の富永民生氏、ブックレットのイラストは安西水丸氏。折に触れユーミン本人が一番気に入っていると紹介するカバーに仕上がっています。

   本作発売に当たり各地のパルコを巡回する形でステージ衣装展「ユーミン・フォトツアー1979-1982」を開催。これまでのツアーで制作された約20点の衣裳が展示されました。また最初の開催地となった渋谷パルコの壁面には超巨大なジャケットのペイントが出現。これは「MORE82.9号の他、面白いところでは江口寿史氏「ストップ!!ひばりくん!」の第1話で見る事が出来ます。

   宣伝コピー「ユーミンの世界は恋、愛、想、波乱万丈。刺激的。」
「松任谷由実にゴロニャンの方はレコード屋さんにニャンニャンして下さい」 ジャケットを猫が横切っていた。
後者のコピーは「ココロも満タンに、コスモ石油。」「おしりだって、洗ってほしい。」などで有名な仲畑貴志氏。

   78年よりアルバムを年間2枚のペースでリリースしていましたがそれはこのアルバムで最後。以降は95年まで年末リリースが恒例化し、夏リリースはこのアルバム以降2001「acaciaまでありません。

   大ヒットとなった前作とほぼ同じような売り上げを維持。第2次ユーミンブームは一過性のものではなく、以降も徐々に売り上げを伸ばし、80年代後半の爆発的な売り上げに繋がってゆきます。

当時のユーミンは自身の活動に相当な手ごたえと確信があったようで、「GB82.7CBSソニー出版)掲載の本作制作段階のインタビューでは「私、自分のやってる音楽に絶対の自信をもってるの。(中略)価値観が変わらないかぎり、私の音楽がウケないなんて考えられないわ。」「私の敵は時代だけじゃないかしら。他には、見当たらないわね。これは予想じゃなくて、今年、第2期ピークが来るとすると、7,8年後には、また第3ピークが必ず来ますよ。」と実現してしまう予言と共に語っています。また発売後に録られたと思われる自著「ルージュの伝言」では「いろんな贅肉が取れちゃって、これしかないという状態になるのよ。つき詰めて、これでもか、これでもか、これでもかってやった時期のあとにブームがくるんだね。」「いつがリミットかわからないけど、たぶんあと二作ぐらいすると見えるところにくるんじゃないかな。(中略)今そういう予感があるのね。贅肉が落ちてリミットへ行くという予感があるの。」と締めくくっています。

   このアルバムのみ、他のアルバムに先駆けて、ほぼリアルタイムにCDが発売されました(続くのは翌年、ALFAから発売された「ひこうき雲」、全作品がCD化されたのは85年)。世界で初めてCDが発売されたのが1982101日。それより1カ月遅れて東芝EMIからもCDが発売され、そのシリーズに「パール・ピアス」が選ばれています。ちなみに邦楽(ポピュラー)のランナップは本作とオフコースの「I LOVE YOU」の2作。なお、ユーミンの場合は次の新作のCDリリースは85年「DADIDAまで見送られます。
CA35-1001初期出荷分はCBS/SONYでプレスが行われたそうで、ディスク中央部に「MANUFACTURED BY CBS/SONY RECORS INC.」若しくは「CSR COMPACT DISC」という刻印があります。後に刻印のないCA35-1001も発売されています。この当時の東芝EMICDはビートルズの「アビーロード」(83年発売、CP35-3016)が様々な理由で世界的なコレクターズアイテムとなっているため、色々と研究されています(検索するとけっこうな数の蘊蓄サイトがヒットします)。CP35-3016も初期プレスは金色ステッカー付だったようですが、後に水色の帯がついた同型番も発売されています。