yuming visualive ALARM à la mode

 

 

【公演スケジュール】

 

48会場67公演

1986

    1118  神奈川県民ホール大ホール

    1119  神奈川県民ホール大ホール

    1120  神奈川県民ホール大ホール

    1125  大阪・フェスティバルホール

    1126  大阪・フェスティバルホール

    1127  大阪・フェスティバルホール

    12 2  名古屋市民会館大ホール

    12 3  名古屋市民会館大ホール

    12 4  名古屋市民会館大ホール

    12 5  名古屋市民会館大ホール

    12 8  秋田県民会館

    12 9  青森市文化会館大ホール

    1210  岩手県民会館大ホール

 

1987

     131  茨城県立県民文化センター大ホール

     2 2  和歌山県民文化会館大ホール

     2 4  神戸国際会館大ホール

     2 5  神戸国際会館大ホール

     2 7  山梨県民文化ホール大ホール

     2 9  宇都宮市文化会館

     212  奈良県文化会館国際ホール

     214  京都会館第一ホール

     215  京都会館第一ホール

     217  新潟県民会館大ホール

     218  新潟県民会館大ホール

     219  長野県県民文化会館大ホール

     222  静岡市民文化会館大ホール

     3 9  宮崎市民会館

     310  鹿児島市民文化ホール第一

     312  熊本市民会館

     314  長崎市公会堂

     317  宮城県民会館大ホール

     318  宮城県民会館大ホール

     321  釧路市民文化会館

     323  旭川市民文化会館

     324  北海道厚生年金会館

     325  北海道厚生年金会館

     327  山形県民会館

     328  郡山市民文化センター大ホール

     330  磐田市民文化会館

     4 1  八王子市民会館

     4 3  大分文化会館

     4 4  福岡サンパレスホール

     4 5  福岡サンパレスホール

     4 9  那覇市民会館大ホール

     410  沖縄市民会館大ホール

     416  広島郵便貯金ホール

     417  広島郵便貯金ホール

     418  徳山市文化会館

     420  倉敷市市民会館

     421  島根県民会館大ホール

     423  浦和市文化センター大ホール

     425  沼津市民文化センター大ホール

     427  横須賀市文化会館大ホール

     428  茅ケ崎市民文化会館大ホール

     5 6  高知県立県民文化ホールオレンジホール

     5 7  高松市民会館

     5 9  愛媛県県民文化会館メインホール

     512  千葉県文化会館大ホール

     513  群馬県民会館大ホール

     517  富山市公会堂

     518  金沢市観光会館

     519  福井・フェニックスプラザ大ホール

- special -

     527  大阪城ホール

     528  大阪城ホール

     6 2  日本武道館

     6 3  日本武道館

     6 4  日本武道館

     6 5  日本武道館

 

                                           ○ 情報はツアープログラムを参考にしました。

                                                        ただし、SPECIAL公演は一部のプログラムには記載されていません。

                 

【演奏曲】

 

グレイススリックの肖像 (インスト)※

セシルの週末

ジェラシーと云う名の悪夢

街角のペシミスト

20minutes

2人のストリート

一緒に暮らそう

冷たい雨

雨の街を

青いエアメイル

白い服、白い靴 / 私のロンサム・タウン

かんらん車

Holiday in Acapulco

ホライズンを追いかけて

さよならハリケーン

青春のリグレット

DESTINY

ハートブレイク

結婚ルーレット

ノーサイド 

EC

土曜日は大キライ

DOWNTOWN BOY

 

                                          ○ 情報はFC会報「YUMING vol.29」横浜公演、GB'87.8号武道館公演を参考にしました。

                                                        ただし※は公演によっては歌われていないようです。

 

【出演者】

 

Drums: 江口信夫

Bass: 田中章弘
Guitar
: 市川祥治、中川雅也
Keyboards
: 武部聡志、石川清澄
Chorus:
大滝裕子、吉川智子、斉藤久美

 

                                           ○ 情報はツアープログラムを参考にしました。

 

 

【チケット料金】

 

神奈川公演: 全指 ¥3,500

武道館公演: S席 ¥4,000A席 ¥3,500

 

 

【グッズ】

 

プログラム  ¥1,500

   少なくとも下記の3版を確認

 1) ツアー日程が福井公演まで記載、最後のページのテキストが「They still keep escaping.......

 2) “ATTACK THE BOUTIQUE”のパート追加、最後のページの写真とテキスト変更「OVER & OVER AGAIN」に

 3) ツアー日程に全公演追記

 

 

【主なクレジット】

 

Artists: Nobuo Eguchi, Akihiro Tanaka, Shoji Ichikawa, Masaya Nakagawa, Satoshi Takebe, Kiyozumi Ishikawa

Artists: Yuko Otaki, Tomoko Yoshikawa, Kumi Saito

 

Direction: Akira Kuroda

Construction & Music Direction: Masataka Matsutoya

Stage Produce: Masahito Ohashi

Choreography: Ryoji Nakamura

Music Arrangement: Satoshi Takebe

Art Direction: Kazunori Higuchi, Koji Nakamatsu

PA Coordination: Akio Kawada

Lighting Plan: Mitsumasa Hayashi

Stage Set: Koji Nakamatsu, Osamu Kurihara, Yoshitaka Shibata

Lighting Effect: Masanori Fujiwara, Toshiyuki Kurume, Kimoto Kaji, Masatoshi Nakano, Seiichi Totsuka

Costume Design: Sachiko Ito, Rika Imaizumi

Hair & Makeup: Eito Furukubo

 

General Management: Hiroshi Abe

Artist Management: Makoto Ohtake, Mitsue Mohri

 

Produced by Kirarasha, Hands

Supported by Toshiba EMI  

 

                                           ○ 情報はツアープログラムを参考にしました。

 

 

3Dステージ】

 

 

【メモ】

 

   アルバム「アラーム・ア・ラ・モード」のコンサートツアー。

   アルバム同様、サスペンスタッチのタイトなステージを目指したそうで、オブジェとしてのセットは「C」形状の階段のみ。そのかわり背面全てを10cm間隔で敷き詰められた70本近いストライプ状の電飾が取り囲み、これが高速で点灯するという完全に光の演出で見せるステージでした。ユーミン曰く「3日間くらいめまいが止まらないエレクトロニクスの粋を集めたステージ」。この背面ストライプはユーミンチームにとって手応えがあったようで「ダイアモンドダストツアー」「ラヴウォーズツアー」「ドーンパープルツアー」でもクライマックスに登場します。週刊宝石86.12.5号によるとゲネプロは埼玉県・戸田市文化会館で行われ、記者会見で発表された製作費は4億円。戸田市文化会館からは「光の加減で舞台装置が全く違って見えるんです。あんなものは初めて見ました。」という仰天の声が上がっていたとか。

   コーラスは今も3人で活躍するアマゾンズが担当。アマゾンズのYoutubeチャンネルでツアーのエピソードが紹介されています(前編中編後編)。当時のユーミンバンドのコーラスは歌うだけでなくユーミンと共に行うステージング(振付や立ち位置の移動)がついていましたが、この頃からかなり本格的で激しいダンスが加わるようになっていました。実は電飾フロアは1階席からも見えるようにかなりの角度がついていたそうですが、そこをヒールで激しく踊り歌う事はなかなか大変なことだったようです。彼女たちのエピソードは面白おかしく語られているにもかかわらず、ユーミンの現場が完璧主義でかなり厳しく進められていたことが窺えて大変興味深いです。吉川氏曰く「ものすごく厳しくステージングが出来ているところをきちんとひとつひとつ守っていって、そういう細かい緻密なことがお客さんを喜ばせる事になるという事をものすごぉーく学んだ」とのこと。

   Prosound(ステレオサウンド) 878月号ではこのツアー武道館公演のSRシステムについて特集が組まれています。ユーミンのサウンドチームは主にハウス(お客さんの為のSR)、モニタ(ユーミンやミュージシャンの為のSR)、それからこのツアーの大阪城ホール、武道館公演のために本格導入されたSIMを駆使した音場測定&補正に機能分けされているようです。ハウスについては両会場の為のスピーカーレイアウトとコンソールのチャネル構成を掲載、両会場では建築的、音響的条件が異なるため、スピーカーレイアウトの設計思想や構成が異なる点が面白い。スピーカーは複数重ねて使っても1つの音源として使用しやすいメイヤーサウンドが採用されています。コンソールはサウンドクラフトと音響総合研究所の共同開発で40ch in, 8ch STin / 8ch outをほぼフルチャネルで使用。モニタについては、ユーミンはもちろんコーラス・ギター・ベースの6人までもがステージ上を動き回るため、複雑なスイッチングが必要で、それをこなすための大規模な系統図が掲載されています。SIMについては産みの親であり、調整のため来日していたボブ・マッカーシー氏自らが、その基本思想と機能を解説、加えてエンジニアの重田・湯澤両氏によるハウス、モニタへのSIMによる影響も語られており、SIM導入初期のなかなか貴重な記事ではないかと思います。

   年末を挟み約2カ月近くツアーが中断していますが、これはユーミンがパリダカールラリーに参加していたため。

   セットを運ぶトレーラーにオリジナルのペインティングが施されました。