KIRIN LAGER PRESENTS

YUMI MATUTOYA

KATHMANDU PILGRIM

TOUR 1995-1996

 

 

【公演スケジュール】

 

― 公開ゲネプロ ―

1995

    1217  千葉・幕張メッセイベントホール(招待者のみ)

 

       

32会場63公演 ※

1995

    1218  千葉・幕張メッセイベントホール

    1219  千葉・幕張メッセイベントホール

    1220  千葉・幕張メッセイベントホール

    1227  新潟市産業振興センター

    1228  新潟市産業振興センター

1996

     1 9  横浜アリーナ

     110  横浜アリーナ

     112  横浜アリーナ

     113  横浜アリーナ

     117  浜松アリーナ

     118  浜松アリーナ

     122  福岡国際センター

     123  福岡国際センター

     124  福岡国際センター

     127  広島サンプラザホール

     128  広島サンプラザホール

     131  大阪城ホール

     2 1  大阪城ホール

     2 3  大阪城ホール

     2 4  大阪城ホール

 

     318  大宮ソニックシティ大ホール

     319  大宮ソニックシティ大ホール

     322  和歌山県民文化会館大ホール

     325  宇都宮市文化会館大ホール

     326  群馬県民会館大ホール

     329  アスティとくしま多目的ホール

     330  愛媛県県民文化会館メインホール

     4 1  高知県立県民文化ホールオレンジホール

     4 2  香川県県民ホールグランドホール

     4 4  京都会館第一ホール

     4 5  京都会館第一ホール

     4 7  福井フェニックスプラザ大ホール

     4 8  石川厚生年金会館

     412  釧路市民文化会館大ホール

     413  帯広市民文化ホール大ホール

     416  青森市文化会館

     418  鳥取県立県民文化会館梨花ホール

     420  鹿児島市民文化ホール 第1ホール

     422  熊本市民会館大ホール

     425  沖縄コンベンションセンター劇場棟

     426  沖縄コンベンションセンター劇場棟

 

     5 7  名古屋市総合体育館レインボーホール

     5 8  名古屋市総合体育館レインボーホール

     510  名古屋市総合体育館レインボーホール

     511  名古屋市総合体育館レインボーホール

     515  仙台市体育館

     516  仙台市体育館

     522  札幌・真駒内アイスアリーナ

     523  札幌・真駒内アイスアリーナ

     529  盛岡市アイスアリーナ

     530  盛岡市アイスアリーナ

     6 3  長野ビッグハット(長野市若里多目的スポーツアリーナ)

     6 4  長野ビッグハット(長野市若里多目的スポーツアリーナ)

     6 7  ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)

     6 8  ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)

     614 国立代々木競技場第一体育館(追加公演 ※)

     615  国立代々木競技場第一体育館

     616  国立代々木競技場第一体育館

     618  国立代々木競技場第一体育館

     619  国立代々木競技場第一体育館

     621  国立代々木競技場第一体育館

     622  国立代々木競技場第一体育館

     623  国立代々木競技場第一体育館(追加公演 ※)

 

                        ○ 情報はツアーパンフレットなどを参考にしました。 

※ ただし追加公演はパンフレットには未掲載。

    追加公演は 朝日新聞96.4.12朝刊 に発売情報が掲載されている。

 

                 

【演奏曲】

 

KATHMANDU

砂の惑星

輪舞曲

まぶしい草野球

Baby Pink

一緒に暮らそう

守ってあげたい (アンプラグドスタイル)

青いエアメイル (アンプラグドスタイル)

Valentines RADIO (ラジオコーナー)

+ 海を見ていた午後

Broken Barricade

Sign of the time

Delphine

リフレインが叫んでる

カンナ8号線

Midnight Scarecrow (アリーナ会場のみ)

WANDERERS

(EC)

命の花

破れた恋の繕し方教えます (アリーナ会場のみ)

Weaver of Love

 

                        ○ 情報は大阪公演、京都公演などを参考にしました。 

                                          東京公演ではラジオコーナーで「まちぶせ」が歌われています。

 

 

【出演者】

 

Drums: 村石雅行
Bass:
田中章弘
Guitar:
市川祥治、中川雅也
Keyboards:
武部聡志
Chorus:
松岡奈穂美、田中雪子、斎藤典子

Dancers: 赤地寿美、星野直子、藤森由貴子、吉次美紀子、

Dancers: 江口純代(アリーナ会場のみ)、中村泰子(アリーナ会場のみ)

               「Broken Barricade」では様々な格好をしたエキストラが大勢登場。

                        ○ 情報はツアーパンフレットなどを参考にしました。 

 

 

【グッズ】

 

ツアーパンフレット......2,000

    ※ 少なくとも3版を確認。(情報を修正しました)

              1) 初版、表紙がツヤのある素材、スケジュールの東京公演が「代々木第一体育館」

              2) 表紙をマットな素材に変更、ステージやメンバー写真の差し替え、ホール版スタッフのクレジット追加

              3) スケジュールの東京公演を「国立代々木競技場第一体育館」に変更

オリジナルテレフォンカード......1,000

    ※ 途中で黄色いデザインの物が追加発売されたようです。

キーホルダー......1,000

バンダナ......1,000

ワッチキャップ ......2,500

キャップ(グレー/ブラウン)......各¥3,500

   ※ 途中でワッチキャップからキャップに商品が差し替わりました。

ウチワ(一部会場)......500

リュック......5,800

腕時計......6,500

半袖Tシャツ......各¥3,500
(白/黒/グレー)

長袖Tシャツ......各¥3,500
(白/黒/グレー)

トレーナー......各¥5,800
(白/黒/グレー)

 

<YUMING JUWELRY>

ブレスレット......3,500

<特別企画>

カトマンドゥオイル......2,800

<特別企画>

カトマンドゥベア......2,800
  (レモンイエロー/サックスブルー/サーモンピンク/モスグリーン/ライトブラウン)

 

グッズを買うとオリジナルペーパーバッグをもらえました。 

 

                        ○ 情報は会場配布のフライヤーなどを参考にしました。 

 

 

【主なクレジット】

 

Artists: Satoshi Takebe, Shoji Ichikawa, Masaya Nakagawa, Akihiro Tanaka, Masayuki Muraishi,

Artists: Naomi Matsuoka, Yukiko Tanaka, Noriko Saito, Hisami Akachi, Naoko Hoshino,

Artists: Yasuko Nakamura, Sumiyo Eguchi, Yukiko Fujimori, Mikiko Yoshitsugu

 

Directed by: Masataka Matsutoya

 

Stage Producer: Masahito Ohashi

Stage Designer: Tsuyoshi Yoshida, Hikaru Hayashi

Flying Coordinator & Prop Designer: Yoshihiko Tanaka

Music Director: Satoshi Takebe

Sound Designer: Akio Kawada

Lighting Designer: Mike OZ Owen (arena tour), Mitsumasa Hayashi (hall tour)

Lighting Design Adviser: Marc Brickman

Lighting Coordinator: Mitsumasa Hayashi

Technical Director: Masatoshi Nakano

Electric Effect Designer: Seiichi Tozuka

Video Concept Designer: Akira Maejima

Costume Designer: Atsuko Nose

Hair Make-up Designer: Akihiko Asai, Koutaro Hayashi

Choreographer: Hisami Akachi

Choreograph Supervisor: Hideki Morigami

 

General Producer: Makoto Ohtake, Ryo Kaizu

Artist Manager: Asuka Hamaguchi

  

Presented by: Kirin

Supported by: Toshiba EMI, Kirara Music Publisher

Produced by: Kirarasha, Hands

 

                        ○ 情報はツアーパンフレットなどを参考にしました。 

 

 

【チケット料金】

 

 S席 ¥6,000A席¥5,500

 

3Dステージ】

 

レンガ, 建物, フロント, 暗い が含まれている画像

自動的に生成された説明 

 

 

【メモ】

 

   アルバム「KATHMANDUのコンサートツアー。アリーナ会場でスタートし途中ホール会場をはさんで再びアリーナ会場で行われました。

   アリーナのセットはジャンボトロン(巨大な映像装置)が2台登場し、これらがシーンを変える役割を担っていました。エプロン型の階段が客席にせり出しており、客席からそのままステージにあがれるようになっていました。実際、「命の花」ではダンサー扮する悪魔がドラキュラに扮したユーミンが待つステージに客を連れ去るという演出も行われています。

   ホール会場ではアリーナと全く違ったセットを用意。ジャンボトロンも1台でした。ホール版のセットはFC会報のほか、ライティングコーディネーターを務めた林光政の写真集「光のメティエ」で「砂の惑星」や「Weaver of Love」のシーンなど数カットだけですが見ることができます。アリーナとほぼ同じ構成で進行しておりますが、セリが使えない「命の花」ではギターの市川さんとユーミンが入れ替わるマジックが行われました(苗場のコンサートと同じもののようです)。

   ラジオコーナーは当時オールナイトニッポンで行われていたリスナーに生電話してリクエストをもらうコーナーを再現、「Valentine's RADIO」の曲間にユーミンはDJに扮し、声だけの出演のリスナー(声の主はダンサーの藤森由貴子とコーラスの田中雪子の両氏だそうです)と掛け合いを行うもの。あらかじめ決められた台本をもとにした掛け合いでしたが、会場ごとに内容が違ったり、客席との掛け合いなどもあり、さながら実際にリスナーと電話をしているかのようでした。「海を見ていた午後」は”荒井由実を知らない中学生”からのリクエストに応える形でワンフレーズのみ歌われ「Valentine's RADIO」戻るという構成でした。東京公演では「海を見ていた午後」の代わりに7月にシングル発売予定だった「まちぶせ」が「Valentine's RADIO」に戻らずフルコーラスうたわれました。

   「砂の惑星」「Sign of the time」は前回のツアーとほぼ同じような演出で歌われましたが、ユーミンのツアーで演出の使い回しは非常に珍しいケース。この2曲は制作側のお気に入りなのかこの後もよく歌われろことになります。

   ツアーパンフは「The Year of Kathmandu 1995と題し、関係各氏がユーミンとのエピソードを綴ったエッセイ集のようになっていますが、ページの隅にレコーディング制作とツアー制作の両責任者による年間の制作日誌が短文で載せられています。当時ユーミンとその関係者がどのようなペースでスケジュールをこなしていたか、その凄さを垣間見ることができます。

   KB SPECIAL969月号にはキーボードの武部聡志とシンセプログラマーの山中雅文の両氏にインタビューする形でキーボード周りのシステムが詳しく紹介されています。武部さんがステージ上で弾いているのは主にYAMAHA DX7Rhodes MK-80。ただしアンプラグドやラジオコーナーには別にもう1DX7Rhodes Suitcaseのセットがあり、ここから効果音なども出していたようです。また、「Delphine」用にRoland A-80もありこれらがコの字型に武部氏を取り囲んでいます。また、山中さんのパートはバックステージにあるラックが何台も並んだまるで機械室のようなエリアを紹介。ここには音源装置が集中配置されており、YAMAHAのテープデッキDRU8や、武部さんのキーボードにぶら下がるシンセ音源AKAI Sシリーズなどが紹介されています。これらはかなりの機材量ですが可能な限り二重化が図られているとのこと。トラブルと音質劣化防止のため、武部さんのキー操作だけでなくペダル操作も制御信号のみをやりとりさせ、音量の変更などオーディオ信号に対する処理は全てここにある機材で行っているようです。面白いのは、武部さんに返すモニター用の2MIXは本番中の武部さんのテンションに合うよう、お客さん用とは別に山中さんがここでMIXされているという事(ドラムなどはバラバラで武部さんに返し、武部さん自らがステージ上にあるミキサーでMIXしているそうです)。また、演出側からの急な変更があった際、音源をシーケンサーに入れる余裕がないときは、山中さん自ら鍵盤を弾くこともあるようで、音源の仕込みとオペレートだけでなく影の演奏者的な役割もあるようですね。