YUMING VISUALIVE DA・DI・DA
【公演スケジュール】
50会場66公演
1985年
11月11日 神奈川県民ホール大ホール
11月12日 神奈川県民ホール大ホール
11月15日 浦和市文化センター大ホール
11月16日 群馬県民会館大ホール
11月20日 山形県民会館
11月21日 秋田県民会館
11月22日 青森市文化会館大ホール
11月26日 大阪・フェスティバルホール
11月27日 大阪・フェスティバルホール
11月28日 大阪・フェスティバルホール
12月 3日 旭川市文化会館
12月 5日 北海道厚生年金会館
12月 6日 北海道厚生年金会館
12月 7日 帯広市民会館
12月11日 富山市公会堂
12月12日 金沢市観光会館
12月13日 福井・フェニックスプラザ大ホール
1986年
1月 9日 静岡市民文化会館大ホール
1月11日 名古屋市民会館大ホール
1月12日 名古屋市民会館大ホール
1月13日 茨城県県立民文化センター大ホール
1月16日 高松市民会館
1月18日 松山市民会館大ホール
1月19日 高知県立県民文化ホールオレンジホール
1月20日 徳島市立文化センター
1月22日 八王子市民会館
1月23日 宇都宮市文化会館大ホール
1月27日 大分文化会館
1月29日 宮崎市民会館
1月30日 鹿児島市民文化ホール第一ホール
1月31日 熊本市民会館
2月 3日 神戸国際会館大ホール
2月 4日 神戸国際会館大ホール
2月 6日 和歌山県民文化会館大ホール
2月 7日 奈良県文化会館国際ホール
2月 9日 長野県県民文化会館大ホール
2月10日 新潟県民会館大ホール
2月11日 新潟県民会館大ホール
2月13日 沼津市民文化センター大ホール
2月15日 京都会館第一ホール
2月16日 京都会館第一ホール
2月19日 浜松市民会館
2月22日 名古屋市民会館大ホール
2月23日 名古屋市民会館大ホール
3月11日 徳山市文化会館
3月12日 広島厚生年金会館
3月13日 倉敷市民会館
3月15日 島根県民会館大ホール
3月18日 長崎市公会堂
3月19日 福岡サンパレスホール
3月20日 福岡サンパレスホール
3月24日 那覇市民会館大ホール
3月25日 沖縄市民会館大ホール
3月31日 宮城県民会館大ホール
4月 1日 宮城県民会館大ホール
4月 2日 岩手県民会館大ホール
4月 4日 郡山市文化センター大ホール
4月 6日 千葉県文化会館大ホール
4月 7日 横須賀市文化会館大ホール
4月 9日 山梨県立県民文化ホール大ホール
- SPECIAL -
4月19日 大阪城ホール
4月20日 大阪城ホール
4月23日 日本武道館
4月24日 日本武道館
4月25日 日本武道館
4月26日 日本武道館
○ 情報はツアープログラムを参考にしました。
ただし、SPECIAL公演は一部のプログラムには記載されていません。
【演奏曲】
もう愛は始まらない
破れた恋の繕し方教えます
魔法のくすり
私なしでも
BABYLON
ずっとそばに
ジャコビニ彗星の日
水の影
SALAAM MOUSSON SALAAM AFRIQUE + 不思議な体験
REINCARNATION
キャサリン
メトロポリスの片隅で
DOWNTOWN BOY
真珠のピアス
〜 わき役でいいから
〜 DANG DANG
14番目の月
(EC)
埠頭を渡る風
カンナ8号線
○ FC会報「YUMING vol.27」'86.8などを参考にしました。
【出演者】
Drums: 菊地丈夫
Bass: 田中章弘
Guitar: 市川祥治、中川雅也
Keyboards: 武部聡志、石川清澄
Chorus: 大滝裕子、吉川智子、坂井利衣(横浜公演以外)、松木美和子(横浜公演のみ)
○ 情報はツアープログラムを参考にしました。
FC会報「YUMING vol.26」によると横浜公演のみコーラスのトレーナーで参加していた松木美和子が出演。
横浜公演で発売されていたツアーパンフの坂井利衣の紹介スペースは空白になっており、メンバー写真には松木美和子が載っている。
アマゾンズのYoutube番組によると直前に出演予定のコーラスが降板することになったため間に合わなかった様です。
【チケット料金】
武道館公演: S席 3,500円、A席3,000円
【グッズ】
プログラム ¥1,500
少なくとも下記の3版を確認
1) ステージ写真がなく、緑の衣裳を着たユーミンの写真が掲載されている。日程が山梨公演まで記載。
2) 一部の写真をステージ写真に差替え。メンバー紹介に坂井利衣を掲載。
3) 2)にSpecial公演の日程を追記。
なお、飛び出す絵本ページのあるパンフはライヴ盤付属のもので、会場で売られていたものではない。
○ 情報お待ちしています。
【主なクレジット】
Artists: Satoshi Takebe, Kiyosumi Ishikawa, Shoji Ichikawa, Masaya Nakagawa, Akihiro Tanaka, Takeo Kikuchi,
Artists: Yuko Ohtaki, Tomoko Yoshikawa, Rie Sakai
Direction: Akira Kuroda
Construction & Music Director: Masataka Matsutoya
Stage Produce: Masahito Ohashi
Stage Set: Junji Kobayashi
Music Arrangement: Satoshi Takebe
PA Coordination: Akio Kawada
Lighting Plan: Mitsumasa Hayashi
Lighting Effect: Seiichi Tozuka, Yoshihisa Gamo
Equipment: Masao Taira
Costume Designer: Sachiko Ito, Rika Imaizumi
Choreography: Ryoji Nakamura
Chorus Trainer: Miwako Matsuki
Art Direction: Kazunori Higuchi
Hair Make Up Designer: Saburo Watanabe, Eito Furukubo
General Management: Hiroshi Abe
Tour & Chief Management: Makoto Ohtake
Artist Management & Tour Leader: Mitsue Mohri
Supported by: Toshiba EMI
Produced by: Kirarasha, Hands
○ 情報はツアープログラムを参考にしました。
【3Dステージ】
【メモ】
・ アルバム「DA・DI・DA」の発売に合わせてスタートしたコンサートツアー。
・ ステージセットに4台のエスカレーターが登場。「B pass」86年8月号および9月号の記事によると、重量やトランスポートのための分解を考慮すると、建設用のエスカレータが使用できず、完全にオリジナルだそうです。通常のエスカレータのように両端にステップが水平になる構造がなく、ステップが階段状のままただ回転するだけの大変危険なものでした。裏へステップがベルトと平行にならずにそのまま階段状で回り込んでいたようで、しかも蓋が無く丸見えだったようです。背面には大きな電飾セットを施し、定番の電飾フロアも四角形のシンプルなものではなく、複雑な幾何学模様で全体的に宮殿を思わせるようなセットでした。会場に入ると、ネパール語が無数に書かれた幕が張られており、香のにおいが立ち込めるといったなんともエスニックな雰囲気。ユーミンもターバンを巻いて登場。インタビューではアルバム「DA・DI・DA」の雰囲気というよりはこの年の11月にヒプノシスのサポートで出したモロッコ ロケの写真集「The Collar of the Dove」に近い雰囲気だと紹介していました。
・ 「Visualive」はただのコンサートではないユーミンのショウのためにつけられたVisual+Liveからの造語です。ただ、この名称がつかわれたのは、このツアーと次のアラーム・ア・ラ・モードツアーの2本だけでした。
・ このツアーは全てホール公演でしたが全日程のあと、スペシャル公演として日本武道館と大阪城ホールでアリーナサイズのコンサートが行われました。以降、毎年全国ツアーの最後にアリーナサイズの会場での公演が行われるようになります。ちなみにゲネプロは85年11月8日に昭島市民会館で行われたそうです(この頃のゲネプロは本公演初日会場ではなく、意外な会場でやっていて面白い)。
・ ツアー終了後に、このツアーを収録したユーミン初のライヴ盤が限定発売されました。
・ 音響を担当するアルテ社のサイトのPast Work Highlightのページでは過去のユーミンの音響機材の写真が掲載されており、このツアーの武道館公演も掲載されています(当時の担当はサウンドクラフト社)。当時は今とは比べ物にならないほど多くのスピーカーやアンプが必要だった時代で、堆く積まれた巨大スピーカー群の出力が作りだす音場を測定するためにMeyer Sound Laboratoriesから発表されて間もないSIMが既に導入されていたようです。「B pass」86年8月号、「SOUND & RECORDING」89年5月号の記事から推察するとSIMはこのとき日本初導入。
・ 「B pass」86年9月号掲載の大橋プロデューサーのインタビューによると、ステージ制作はまずステージセットを運ぶトレーラーの模型を造るところから始まるそうです。分解してトレーラーに収まるかどうか、トレーラーが何台必要になるのかを考慮しながらセットを設計していくとか。このツアーは11tトラック3台、クレーン付トラック1台でトランスポートしていたそうです。また、ユーミンチームはツアーが終わると都度解散し、次回必要な能力に合わせスタッフを新たに集めるそうです。結局は同じ顔ぶれになるそうですが、「皆、上手く行かなかったら次はない」という緊張感でステージを作り上げているとのこと。