公演記録詳細1977-1985

公演独自のページを用意していない単発コンサートなどの詳細です。

 

1977

  

315日? 渋谷 NHK 101スタジオ?「歌のグランドショー」公開録音?

ソース

60年代より放送されているNHKの歌番組。正しい開催情報は不明だが、この番組は101スタジオで一般観覧客を入れた生放送をしていたことが多かったようで、ユーミンのMCもお客さん向けな感じ。

【出演】 松任谷由実、ちあきなおみ、郷ひろみ、内山田洋とクールファイブ、桜たまこ

     ダウン・タウン・ブギウギ・バンド、伊藤咲子、ビューティー・ペア

     司会:山川静夫、森ミドリ

【演奏曲】 あの日にかえりたい、ひこうき雲 (弾き語り)

歌のグランドショーはまさに「歌謡界」の「テレビの世界」の歌番組という感じで、ユーミンは半世紀におよぶキャリアの中でこういった番組にほとんど出演していない。また当時、シングルの準備はしていたかもしれないが、時期的にもなぜ出演することにしたのかよくわからない。

 

 

NHKクロニクル

エアチェックテープ

 

319日 渋谷 東邦生命ホール「ユーミン正隆のファッショナブルパーティー」公開録音

ソース

当時ニッポン放送で持っていた同タイトルの番組の公開録音。

【出演】 松任谷由実、松任谷正隆、ハイ・ファイ・セット、田山雅充、尾崎亜美

ぴあ

 

819日 渋谷 NHKホール 「NHKフォーク・フェスティバル」

ソース

久しぶりのコンサート。ユーミンは夏風をひいており時折苦しそうに歌っていました。今でもたまにNHKで放送されているジョイント式のコンサートで、最後の「少しだけ片想い」はユーミンが出演者全員を呼び入れ、NHK式?横並びの合唱で歌われました。827日にテレビで、94日にFMで放送。

【出演】 

 ハイ・ファイ・セット&ガルボジン、大橋純子&美乃家セントラルステーション、田山雅充とフォーエバー、

 松任谷由実とそのグループ

  Dr: 島村英二、B: 高水健司、EG: 鈴木茂、AG:石川鷹彦、Key: 松任谷正隆、Per: 斉藤ノブ、Flute/Sax: 清水万起夫

【演奏曲】 さざ波 雨のステーション 旅立つ秋 天気雨 少しだけ片想い

【チケット料金】 ¥1,5001,200800 

ちなみに80年代前半まで現場マネージャーを担当する江目氏はこのコンサートが初仕事、なんと当時高校3年生だったそうです。

ぴあ77.8

NHK放送映像

 

 

プログラム

 

 

 

 

FC会報9

 

 

1978

 

415日 有楽町 そごうミュージックプラザ

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有楽町にあったそごう内にできたMUSIC PLAZAでのDJコンサート。「紅雀」のジャケット衣装で登場したそうです。

雑誌

 

527日 中野サンプラザホール「グンゼニューミュージック共和国」6回公開録音

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ラジオ番組の公開録音。司会者とのトークはあったものの、観客を2,000人入れ、バンドも入ったコンサート形式だったようです。また、南佳孝とのジョイントだったようで、ユーミンのパートは2週にわけてオンエアされました。

【オンエア曲】

 残されたもの さざ波 あの日にかえりたい~天気雨~返事はいらない~避暑地の出来事~曇り空~12月の雨

 中央フリーウェイ 出さない手紙 罪と罰 ハルジョオン・ヒメジョオン 地中海の感傷 紅雀 

 出さない手紙 中央フリーウェイ

【出演】 松任谷由実    司会:小林よしと

 Dr: 林立夫、Bass: 高水健二、G: 松原正樹、Key: 松任谷正隆、

 Per: 斉藤ノブ、Sax: ジェイクコンセプション         (情報ありがとうございました)

[6]

エアチェック

 

63-29日 「Multi Review大衆的時事歌劇」

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アルバム「紅雀」のお披露目リサイタル。東京公演のチケットには「紅雀」と書かれていました。78年前半のメインイベントでしたが、セットリストやバンドの情報が残っていないようです。1部は「紅雀」からの選曲で衣装はサンバ風、2部はラジオ特番で募ったベスト10からの弾き語りやメドレーだったそうです。衣装は男装とテニスウェア。シンプジャーナルに78.9号に写真あり。

【日程】

 603日 中野サンプラザ

 610日 北海道厚生年金会館

 627日 名古屋市民会館

 629日 大阪厚生年金会館

【チケット料金】 ¥2,800 2,300 2,000

FC会報「ゆうみん」第42号には東京公演の演奏曲目が一部ですが出ており、それによると第1部「罪と罰」「ハルジョオン・ヒメジョオン」「地中海の感傷」「出さない手紙」「ランドリーゲイトの想い出」「紅雀」、第2部は順序は不明ですが弾き語りで「残されたもの」「あの日にかえりたい」「ひこうき雲」「ナビゲイター」「天気雨」他。弾き語りのあと再びバンドが入り、ユーミンはテニスウェアに。(情報ありがとうございます)。16年にLoFtの企画で行われたクラウドファウンディングの申し込み特典として大阪公演の「ハルジョオン・ヒメジョオン」の音源がプレゼントされていますし、23年のFCイベントではテニスウェアでの「潮風にちぎれて」の映像がながされたようなので、もしかしたらフルで映像や音源が残されているかもしれません。そのうちにFCから曲順が出るのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

[2] 

北海道新聞78.6.9

[2] 

[2] 

 

612日 京都会館第一ホール「GO ROcking Festival no.4

ソース

ユーミンが当時連載を持っていた雑誌「GORO」のイベント。

【出演】鈴木茂&松任谷正隆グループ、南佳孝、松任谷由実、入道+ベーカーズショップwith塩次伸二

この「GORO」のイベントは例年、東京でも行われていたようですし、このNo.4も席番が京都会館のものではないチケットも残っているため、他の会場でも行われていたのかもしれません。

[1][2]

プガジャ78.6

 

722日 沖縄 浦添みどりの広場

ソース

【チケット料金】 ¥1,800

なんと沖縄での単発イベント?。主催はコミュニティブレーン。

Guts 78.8

 

10月 目黒パイオニアスタジオ?「パイオニアサウンドアプローチ」公開録音

ソース

FM番組「パイオニアサウンドアプローチ」公録で行われたミニライヴ。

【出演】

 松任谷由実

 Drums: 正木五郎 Guitar: 松原正樹 Bass: 宮下恵輔 Keyboards: 松任谷正隆

 Percussion: 斉藤ノブ Sax: 淵野繁男 Trumpet: 中沢健次 Trombone: 塩村修

【演奏曲】

 魔法のくすり 海を見ていた午後 避暑地の出来事 キャサリン 

 ロッヂで待つクリスマス 埠頭を渡る風 中央フリーウェイ 海を見ていた午後

 

詳しい開催情報はわかりませんが、MCから日曜日の収録であること、既にツアーがスタートしていて会場の広さやお客さんの数からそれとは別枠であること、アルバム「流線形’80」発売(115日)以前であることがわかるので、収録日は1015日か22日ではないかと思われます。当時のFC会報には公録に参加された方から1018日だという情報も出ていますが、この日は水曜日なのでこの方の間違いか、或いはユーミンが放送日に合わせて日曜日の体でMCしているのか...? またこの番組は目黒のパイオニアスタジオで収録したライヴを放送していたことが多かったのでこのライヴもそこで行われたのではないかと思います。放送は1129日。11月は4週にわたりユーミン特集が放送されており、最終回がこのライヴでした。

エアチェックテープ

 

10月? 「第16回十字の下に」

ソース

立教大学体育会応援団主催のイベント「第16回十字の下に」第3部のゲストショーに出演。

パンフレット

 

10月 代々木公園 ファンの集い

ソース

FC会報vo.30 '87.9

 

 

 

1979

 

324日 渋谷 全国婦人会館 ファンの集い

ソース

ファンの集い。演奏はなかったようです。

FC会報56

 

84日 柏崎市民会館 「第9回サマーフェスティバル」

ソース

【出演】 松任谷由実、ムーンダンサー、ブレット&バター、高橋拓也

【チケット料金】 前¥2,000、当¥2,500

柏崎夏の恒例イベント。当初は柏崎海岸公園野外音楽堂でやる予定だったが豪雨のため屋内へ。

http://park6.wakwak.com/~k-geikyo/1970.htm#1979 に情報あり。

柏崎芸協Web

 

92日 代々木公園 ファンの集い

ソース

70名近くが参加。ユーミンを取り囲むように芝生に座り込んで座談会といった感じだったそう。

集会届を出しておらず警備員に注意されたとか。演奏はなかったようです。

FC会報64+5 

FC会報vo.30 '87.9

 

1018日、112日、4日、17日 79年秋の学園祭

ソース

とくに学園祭ツアーが組まれていたわけではありませんが、マジカルパンプキンツアーの合間に開催。

【日程】

 1018日 目黒 杉野講堂 * 主催:中央大学スキークラブ

 1102日 渋谷 青山学院大学

 1104日 京都産業大学「神山祭」 **

 1117日 目黒 杉野講堂「第12回カレッジコンサート」* 主催:早稲田大学

【出演】 松任谷由実、ザ・スクエア**

【チケット料金】 指¥1,800、自¥1,500*、 無料**

中央大と早稲田大は学内ではなく目黒にあった杉野講堂で行われた模様、学園祭だったかどうかは不明。京産大はツアーのバックバンドをしていたスクエアが出演したという情報もあり、他の公演にも出演していた可能性が高い。

[4]

 

シンプジャーナル79.10

 

学園祭パンフ

シンプジャーナル79.10

 

1225日 原宿 ラフォーレ 「Xmas IVY PARTY

ソース

ツアー最終公演のあと、1900-2300 原宿のラフォーレ6Fで開催。案内によるとTVショウ「ビートポップス」のような雰囲気で、内容はダンスやファッションコンテスト、ゲーム、映画そしてパイ投げ大会となっています。また、「当日はアイビーファッションで(ハマトラ、ニュートラ、サラリーマン・パンク可)」とも。雑誌「mc Sister803月号掲載のレポートによるとパーティー券はドリンクスナック付きで¥500、事前告知はあったものの、基本的にその日そこに集まれたファンとユーミンやゲストのシャネルズが一緒になってダンスパーティーをするという今では考えられないラフなイベントだったようです。(”79年大晦日のフジテレビ「スーパージャム」ではパーティーの終盤に弾き語りで歌われた「最後の春休み」を放送。” という情報を掲載していましたが、これはこの番組用にニッポン放送のスタジオで撮った別の催しだったようです。すみません。)

[1]

mc Sister 80.3

 

 

1980

  

318日 渋谷 東横劇場 「ユーミン・リバティ・ライブ」

ソース

ラジオ関西「サンデースペシャル・サウンドサーカス’80」公録? スクエアとともに出演

週刊平凡80.3.27

 

46日 新宿ロフト 「エスパショナブルパーティ」 ファンの集い

ソース

ファンの集い。カラオケやフィーリングカップル、ユーミンを囲んでダンスパーティなどが行われました。

FC会報vol.5 '81.1

 

1012- 80年秋の学園祭

ソース

【日程】

 1012日 川崎 聖マリアンナ医科大学 マリアンナ体育館 *

 1018日 町田 昭和薬科大学

 1019日 広尾 聖心女子大学

 1102日 駿河台 明治大学記念館 「第99回駿河台キャンパスコンサート」**

【チケット料金】

 *1,900**2,000

資料によってはサーフアンドスノウツアーの日程の一部になっているが、ツアーのような噴水装置を用いた演出はなかった模様。苗場コンサートを担当するキャピタルビレッジの荒木伸泰氏は当時明大生で、このコンサートを担当した縁で雲母社から第1回苗場の製作協力を依頼され、同社を興すきっかけになったそうです。

ツアープログラム

[2]

 

 

[2]

 

1129日 市ヶ谷 シャープビル ファンの集い

ソース

ブラウンズホテル葉山マリーナ公演のビデオ鑑賞会、発売間近の「SURF&SNOW」の試聴会、ユーミンも加わっての伝言ゲームのあと弾き語りミニコンサートが行われました。

【演奏曲】 雨の街を よそゆき顔で 5cmの向う岸 雨のステイション

FC会報vol.5 '81.1

 

1130日 銀座 博品館劇場 「小朝の夜はともだちII

ソース

春風亭小朝のコンサートにゲスト出演。

FC会報vol.5 '81.1

週刊FM '80.11.10

 

 

1981

 

531日 横浜 氷川丸 「YUMING on 氷川丸」 ファンの集い

ソース

横浜山下公園に係留された氷川丸船上の大ホールで行われたファンクラブ主催のファンの集い。ゲームやカラオケ大会の他、ユーミンの弾き語りが演奏されました。

【演奏曲】 よそゆき顔で 海を見ていた午後 気ままな朝帰り

FC会報 vol.8 '81.7

 

823日 軽井沢プリンスホテル 晴山会館 「軽井沢音楽祭・母と子のコンサート」

ソース

軽井沢音楽祭で行われた山本直純・指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートにゲスト出演、「晩夏」を歌いました。もともとは前日22日に行われたユーミンメインの野外コンサートの前に第1部として予定されていましたが、雨天のため23日に順延になりました。

FC会報 vol.10

 

1114日 慶応義塾大学 日吉記念館 「三田祭前夜祭 トワイライトジャム'81

ソース

何度目かの慶応大の学祭コンサート。日吉記念館は収容人数6,000人で、一般的な市民会館よりも遥かに広い。恐らく「昨晩お会いしましょう」ツアーのプログラムに載っているのはこのときのライヴ写真。

【演奏曲】

 カンナ8号線 白日夢・DAY DREAM 中央フリーウェイ あの日にかえりたい まぶしい草野球

 静かなまぼろし 「いちご白書」をもう一度 守ってあげたい 夕闇をひとり 恋人がサンタクロース

 14番目の月 DESTINY (EC) カンナ8号線 埠頭を渡る風

【チケット料金】 前¥1,200、当¥1,500

[2][5]

FC会報 vol.11

 

 

1982

 

77日 渋谷公会堂 「CONVERSATION '82

ソース

最初で最後のFC主催の手作りコンサート。ユーミンはパールピアスの裏ジャケットの衣装で登場。

【出演】 松任谷由実

 Drums: 重田真人 Bass: 石井治郎 Guitar: 市川祥治 Keyboards: 新川博 

 Chorus: 鈴木祥子、松木美和子 Saxophone: 伊東たけし

【演奏曲】

 卒業写真 雨の街を よそゆき顔で あの日にかえりたい 潮風にちぎれて 12月の雨 5cmの向う岸 

 翳りゆく部屋 DANG DANG 真珠のピアス カンナ8号線 埠頭を渡る風 DESTINY

 (EC) 海を見ていた午後 ひこうき雲

FC会報 vol.14 82.8

 

1030日、111日 82年秋の学園祭

ソース

【日程】

 1030日 名古屋 金城学院大学

 1101日 国立 一橋大学

【出演】 松任谷由実

 Drums: 重田真人 Bass: 石井治郎 Guitar: 市川祥治 Keyboards: 新川博、山崎孝

 Chorus: 松木美和子 平塚文子 Saxophone: 伊東たけし

【演奏曲】

 灼けたアイドル DANG DANG 海を見ていた午後 あの日にかえりたい 恋人がサンタクロース

 ロッヂで待つクリスマス よそゆき顔で 卒業写真 中央フリーウェイ 消息 ESPER

 埠頭を渡る風 カンナ8号線 (EC) ひこうき雲 DESTINY

FC会報vol.16 83.3

 

1227日 赤坂TBSホール 「赤坂ライブ」大賞受賞記念コンサート

ソース

「赤坂ライブ」はTBSのラジオ番組で、番組企画のライブ大賞の授賞式を兼ねたライヴイベントだったようです。ユーミンは黒のラメ入りブラウス&ミニスカートで登場。司会は荒井由実をいち早く見出したTBSの林美雄アナ。

【演奏曲】

 街角のペシミスト 恋人がサンタクロース 雪だより 12月の雨 ベルベット・イースター

 ひこうき雲 DANG DANG 埠頭を渡る風 カンナ8号線 (EC) ESPER DESTINY

FC会報vol.16 83.3

miss HERO 83.3

  

 

1983

 

811日 新橋 ヤクルトホール ファンの集い

ソース

【出演】 松任谷由実、田中康夫

葉山vol1のビデオフィルム鑑賞会、カラオケ大会につづいてユーミンが登場。作家 田中康夫とのトークショウのあと弾き語りミニライヴ。

【演奏曲】 ベルベットイースター 雨のステイション ダンデライオン 雨の街を

FC会報 vol.20 84.7

 

1028日 渋谷 青山学院記念館「青山祭前夜祭 AOYAMA FESTIVAL '832

ソース

青山学院大の学園祭。

【演奏曲】 

 DESTINY ESPER 夕涼み 天気雨 ダンデライオン ガールフレンズ 恋人がサンタクロース

 グループ NIGHT WALKER TYPHOON 星空の誘惑 埠頭を渡る風 14番目の月 カンナ8号線

 (EC) DANG DANG 時をかける少女 オールマイティー (EC)『いちご白書』をもう一度

 

この後、2000年代まで学園祭ライヴの出演はない。

FC会報vol.19 [2]

  

 

1984

 

623日 東京郵便貯金ホール

ソース

当時松任谷夫妻がプロデュースしていた麗美の公演にゲスト出演。

音楽雑誌

 

811日、12日 逗子マリーナガーデンプール

ソース

高中正義+オルケスタ・デル・ソルの公演にゲスト出演。ユーミンは「水の中のASIAへ」で着たチャイナドレスで登場。「HONG KONG NIGHT SIGHT*」「ハートブレイク」を歌ったそうです。前の週に行われたユーミンの公演には高中正義がゲスト出演。* SOUND&Recording'84.10号には「香港ナイト」と書かれている。

FC会報vol.21 84.11

SOUND&Recording'84.10

  

 

1985

 

615日 国立霞ヶ関陸上競技場 「国際青年年記念 ALL TOGETHER NOW by LION

ソース

国際青年年を記念して国立競技場で行われた音楽イベント。出演者約100人、観客6万人を動員。吉田拓郎が司会を勤め、はっぴいえんどの再結成が話題になった。

【出演】

 Aブロック: 吉田拓郎、オフコース

 Bブロック: アルフィー、

 Cブロック: アンルイス、ラッツ&スター

 Dブロック: 山下久美子&白井貴子

 武田鉄矢、南こうせつ、イルカ、さだまさし、

 Eブロック: チューリップ、つのだ☆ひろ、ブレッド&バター、チェッカーズ

 Fブロック: はっぴいえんど

 Gブロック: サディスティック・ユーミン・バンド、財津和夫、小田和正

 Hブロック: オフコース、ラッツ&スター、アンルイス、

 Iブロック: 佐野元春、サザンオールスターズ

ユーミンはGブロックに登場。加藤和彦、坂本龍一、高中正義、後藤次利、高橋幸宏と共に「サディスティック“ユーミン”バンド」を結成。シンガプーラから始まるそれぞれの持ち曲のメドレーでは加藤和彦とデュエットが披露されました。グランドフィナーレには出演者全員が登場し歌い継ぐこの日のために作られた「ALL TOGETHER NOW」が演奏されました。

 

【演奏曲】

Gブロック)

 DOWNTOWN BOY MERRY CHRISTMAS MR.LAWRENCE〜シンガプーラ〜SEOUL MUSIC

 〜渚・モデラート〜THE BREAKING POINT〜シンガプーラ タイムマシンにお願い 今だから

(グランドフィナーレ)

 ALL TOGETHER NOW

 

公演の模様は後日、FMで放送。Gブロックは「DOWNTOWN BOY」とメドレー、フィナーレの「ALL TOGETHER NOW」が放送された。また2013年には突然「ALL TOGETHER NOW 2013」という番組がつくられユーミンも出演、「タイムマシンにお願い」が放送されました。

FC会報vol.24 85.8

GB 85.

 

810日 銀座ヤマハホール FC10周年記念イベント「夕涼み」

ソース

FC10周年記念イベント。武部聡志を迎えた弾かな語りコンサートやリクエストコーナーのほか、ゲストの泉麻人とのトークショウ、私物オークションなどが行われました。ユーミンは浴衣姿で客席から登場。

【出演】 松任谷由実、武部聡志、泉麻人

【演奏曲】 

 スラバヤ通りの妹へ、残暑、潮風にちぎれて、雨のステイション、ナビゲイター、

 海を見ていた午後、晩夏、あの日にかえりたい

 

この頃ユーミンはすっかりスターになっていたが、FCの規模はまだ小さく、設立以来、数名の大学生がボランティアで運営していた。会員数も少なく、都内を中心に毎年ユーミンを迎えた数百人規模のアットホームな集いを行っていたが、このイベントでユーミンの出演は最後となった。この後、さらなるユーミンブームで会員数は莫大に増え一気に全国規模の組織になるが、数名の大学生がボランティアで行う運営スタイルは変えられずユーミンがらみのイベントを全国の会員に平等に提供することが難しかったものと思われる。また、ユーミン自身も1年サイクルでアルバム製作、ツアー製作、アルバムプロモーション、ツアー、苗場、クルージングパーティー、逗子の各コンサートなど、怒涛のルーチンを開始したため、90年代末まで単発イベントをほとんど行わないようになる。

FC会報vol.25 85.10

 

 

 

 

 

参考にしたソース

[1] 公演案内、フライヤーなどの事前告知物

[2] チケット半券

[3] 荒井由実CDYumi Arai the Concert with old Friends(TOCT-9770, 東芝EMI, 1996, 廃盤) 付属ブックレット

[4] 雲母社 監修「地球音楽ライブラリー・松任谷由実編」(ISBN-13: 978-4887450776, TOKYO FM出版, 2002, 廃刊)

[5] 平野肇 著「僕の音楽物語 1982-2011」(ISBN-13: 978-4396620806, 祥伝社, 2011, 入手可能amazon: http://www.amazon.co.jp/dp/4396620802 )

[6] 当サイトへの情報提供