KIRIN LAGER PRESENTS
YUMI MATSUTOYA
Strollin’ Cowgirl Tour 1997
【公演スケジュール】
14会場37公演
1997年
1月10日 横浜アリーナ
1月11日 横浜アリーナ
1月12日 横浜アリーナ
1月16日 浜松アリーナ
1月17日 浜松アリーナ
1月21日 広島サンプラザホール
1月22日 広島サンプラザホール
1月25日 マリンメッセ福岡
1月26日 マリンメッセ福岡
2月 1日 ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)
2月 2日 ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)
3月 5日 高松市総合体育館
3月 6日 高松市総合体育館
3月15日 大阪城ホール
3月16日 大阪城ホール
3月17日 大阪城ホール
3月29日 松本市総合体育館
3月30日 松本市総合体育館
4月 2日 名古屋市総合体育館レインボーホール
4月 3日 名古屋市総合体育館レインボーホール
4月 5日 名古屋市総合体育館レインボーホール
4月 6日 名古屋市総合体育館レインボーホール
4月12日 盛岡市アイスアリーナ
4月13日 盛岡市アイスアリーナ
4月16日 仙台市体育館
4月17日 仙台市体育館
4月23日 新潟市産業振興センター
4月24日 新潟市産業振興センター
5月10日 札幌・真駒内アイスアリーナ(追加公演)
5月11日 札幌・真駒内アイスアリーナ
5月17日 国立代々木競技場第一体育館
5月18日 国立代々木競技場第一体育館
5月20日 国立代々木競技場第一体育館
5月21日 国立代々木競技場第一体育館
5月23日 国立代々木競技場第一体育館
5月24日 国立代々木競技場第一体育館
5月25日 国立代々木競技場第一体育館 (追加公演)
○ 情報はMidnight Cowgirl Specialのツアーレポートを参考にしました。
追加公演はツアーパンフレットには未掲載。
【演奏曲】
Moonlight Legend
ようこそ輝く時間へ
最後の嘘
別れのビギン
時のないホテル
Midnight Train
悲しいほどお天気 (アンプラグドスタイル)
Called Game (アンプラグドスタイル)
ありのままを抱きしめて
キャサリン
かんらん車
Holiday in Acapulco
Man In the Moon
DANG DANG
Cowgirl Blues
COBALT HOUR
(EC)
告白
DESTINY
Carry on
○ 情報は大阪公演、東京公演などを参考にしました。
【出演者】
Dancers: 赤地寿美、星野直子、中村泰子、江口純代、
Dancers: 藤森由貴子、吉次美紀子、岡田春代、中村直美
○ 情報はツアーパンフレットなどを参考にしました。
【チケット料金】
S席 ¥6,180、A席¥5,665
【グッズ】
ツアーパンフレット(CD-ROM付)……¥2,800
※ 少なくとも3版を確認。
1) ステージ写真にカゥガールパートの物が多い、付属CD-ROMはバージョン無表記 (cowgirl-0001)
2) ステージ写真の差し替え
3) 付属CD-ROM ver.1.1 (cowgirl-0002)に変更: 同梱ソフトのバージョンアップとQTファイルでPVを追加収録
オリジナルテレフォンカード……¥1,000
キーホルダー…….¥1,000
バンダナ(イエロー、パープル)......各¥1,200
サングラス(ミントブルー、ホワイト、イエロー)......各¥1,500
オイルライター......¥1,200
皮製フォトスタンド......¥4,800
ポーチ......¥6,800
キャップ......¥3,500
Tシャツ(ホワイト、エンジ)......各¥3,500
トレーナー......¥5,800
ウチワ......¥500(一部会場のみ)
<YUMING JEWELRY>
ピンブローチ......¥3,800
グッズを買うとオリジナルペーパーバッグもしくはビニルバッグをもらえました。
○ 情報は会場配布のフライヤーなどを参考にしました。
【主なクレジット】
Artists: Satoshi Takebe, Shoji Ichikawa, Masaya Nakagawa, Akihiro Tanaka, Masayuki Muraishi,
Artists: Naomi Matsuoka, Yukiko Tanaka, Noriko Saito, Hisami Akachi, Naoko Hoshino, Haruyo Okada
Artists: Yasuko Nakamura, Sumiyo Eguchi, Yukiko Fujimori, Mikiko Yoshitsugu, Naomi Nakamura
Directed by Masataka Matsutoya
Stage Producer: Masahito Ohashi
Stage Designer: Mark Fisher
Stage Production Manager: Hikaru Hayashi
Prop Designer: Yoshihiko Tanaka
Music Director: Satoshi Takebe
Sound Designer: Keigi Shigeta, Norihiko Tango
Lighting Designer: Mike “OZ” Owen
Maddie Rocky Director & Technical Adviser: Masatoshi Nakano
Electric Effect Designer: Seiichi Tozuka
Costume Director: Mitsue Mohri
Costume Concept Designer: Shin Takamatsu
Costume Coordinator: Kirei Kato
Costume Designer: Ryoma Yamamoto
Hair Make-up Designer: Akihiko Asai, Koutaro Hayashi
Choreographer: Hisami Akachi, Hideki Morigami
General Producer: Makoto Ohtake, Ryo Kaizu
Artist Management: Asuka Hamaguchi
Presented by Kirin
Supported by Toshiba EMI, Kirara Music Publisher
Produced by Kirarasha, Hands
○ 情報はツアーパンフレットなどを参考にしました。
【3Dステージ】
【メモ】
・ アルバム「カウガール ドリーミン」のコンサートツアー。
・ センターステージ。史上もっとも「セットが動いた」ステージ。セットの中心層にはパビリオンと呼ばれる柱が4本建っており天井と楽屋やコンソールなどがある奈落との導線になっていました。またセットの外周に4本のクレーンのようなムービング階段を設置。これらはステージ床に収納されており、せり上がりで登場、360度回転するため4本の階段伝いにセットを一回りすることができます。また、中心層のセリとも結合し、様々にセットの様子を変える役割を果たしました。総制作費は20億円だそうです。輸送量もすさまじく、11t車24台で運んでいたそうです。
・ セットデザイナーにピンクフロイドやU2、ローリングストーンズなどの大規模ステージを手掛けてきた建築家でもあるマーク・フィッシャーを起用。マーク・ブリックマンからの紹介だったそうです。彼は後のシャングリラシリーズを始めこの後のユーミンコンサートのステージデザインを手掛けてゆくことになります。
・ これまでツアーは年末スタートが常でしたが異例の年明け、しかもアルバム発売前のスタートになりました。もともとはリハーサルで使われていた幕張メッセで96年末にスタートの予定もあったようです。
・ 機構が複雑な分、うまくセットが動かないこともあったようです。18年のツアーパンフに掲載された当時のディレクターの寄稿によると、ムービング階段の制御がうまくいかないため、12月に幕張メッセで行っていた最終リハーサル期間、一度も通しリハが出来ておらず、最終日の0時を回った時点でなおトラブルに見舞われ、それを直しながら通しリハが終了したのが朝6時だったとか。またツアー開始後も「Cowgirl Blues」のシーンのムービング階段はトラブルに見舞われることが何度かあったようです。横浜2日目はユーミンを乗せた階段が突然下がりはじめ、舞台監督がインカムでユーミンに至急降りるよう指示する事態に。ユーミン曰く「鬼の洗濯板を歩きながら歌っているようだった」とのこと。他にも4/6の名古屋公演、5/24、25の東京公演でも同じシーンでコンピュータのスタックにより階段が動かなくなってしまったようです。正隆さんのレポートによると24日のトラブルはかなり悔しかったらしく、楽屋であらゆるものを蹴飛ばしたとか。正隆さん「僕がこんなことをするなんて、自分でも信じられない」、ユーミン「怖くて近寄れません」。翌日の千秋楽公演も残念ながら同じトラブルに見舞われますが、トラブルを乗り切るような全員のパフォーマンスは感動的だった、ありがとうと言いたいと最終のレポートを締めくくられていました。
・ インターネットで一緒にツアーをまわろうという企画「Midnight Cowgirl Special」が行われ、そのスターターCD-ROMがパンフに付属されました。内容はキャストやスタッフによるツアーレポートやライヴ動画や音声の提供など。ケータリングルームの生中継や、静止画だけでしたが代々木公演では公演本番の中継も行われました。まだ各家庭にインターネットへ接続できる環境があるのが当たり前ではなかった頃で、接続はダイアルアップの14.4k, 28.8k, 高速なもので56kbps、配信された一番重いファイルは20MbのQTファイルで、“テレホ”タイムに一晩かけてDLする、、とかそんな時期でした。CD-ROMには資料用に撮ってあった「U-live」「THE DANCING SUN」「KATHMANDU」のライヴ映像の一部 (QuickTime)や同じく3ツアーのステージセットの3Dモデル (QuickDraw3D、今見ても素晴らしい出来!)、PV(QuickTime, 収録はVer1.1のみ、Ver.1.0利用者はRealVideoのストリームを利用)などが収録されています。
・ 3/16大阪公演では日本テレビ「ウリナリ!」の企画でモテナイブラザーズ(ウッチャンと勝俣)が登場、「春よ、来い」をピアノ演奏、この模様はリハも含めて「ウリナリ!」で3週にわたり放送されました。当時ユーミンコンサートが音楽番組やニュースも含めてテレビで放送されるということはありえないことでした。また昨年テレビの取材でモンゴルを訪れたユーミンはMCでホーミー(ユーミン曰く仮性ホーミー)を披露していましたが、5/10札幌公演、5/24、25東京公演は北海道在住のホーミー奏者 嵯峨晴彦が登場。彼は翌年のツアーとアルバム「スユアの波」にも参加。