MITSUBISHI MIRAGE PRESENTS

Delight Slight Light KISS /

KIRIN & MITSUBISHI MIRAGE PRESENTS

Delight Slight Light KISS

横浜アリーナオープニングセレブレイションコンサート

 

 

【公演スケジュール】

 

MITSUBISHI MIRAGE PRESENTS

Delight Slight Light KISS

10会場27公演

1988

    1130  浦安・東京ベイNKホール

    12 1  浦安・東京ベイNKホール

    12 2  浦安・東京ベイNKホール

    12 7  月寒グリーンドーム(北海道立産業共進会場)

    12 8  月寒グリーンドーム(北海道立産業共進会場)

    1223  福岡国際センター

    1224  福岡国際センター

    1228  ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)

1989

     1 8  新潟市産業振興センター(翌日に延期 ※)

     1 9  新潟市産業振興センター18日の振替公演 ※)

     112  仙台市体育館

     117  名古屋市総合体育館レインボーホール

     118  名古屋市総合体育館レインボーホール

     120  名古屋市総合体育館レインボーホール

     121  名古屋市総合体育館レインボーホール

     128  大阪城ホール

     129  大阪城ホール

     130  大阪城ホール

     131  大阪城ホール

     2 3  広島サンプラザホール

     2 7  日本武道館

     2 8  日本武道館

     2 9  日本武道館

     210  日本武道館(追加公演 ※※)

     214  日本武道館(追加公演 ※※)

     215  日本武道館

     216  日本武道館

     217  日本武道館

 

KIRIN / MITSUBISHI MIRAGE PRESENTS

Delight Slight Light KISS          ※※

横浜アリーナオープニングセレブレイションコンサート

4公演

1989

     4 1  横浜アリーナ

     4 2  横浜アリーナ

     4 4  横浜アリーナ

     4 5  横浜アリーナ

 

                                           ○ 情報はツアープログラムを参考にしました。

         昭和天皇崩御により振替になったという情報を頂いています。

※※      一部のプログラムには武道館追加公演、横浜公演は記載されておりません。

 

                           

                 

【演奏曲】

 

Nobody Else

Hometown へようこそ

DOWNTOWN BOY

とこしえにGood Night

ダイアモンドダストが消えぬまに

霧雨で見えない

SUGER TOWNはさよならの町

一緒に暮らそう

稲妻の少女

誕生日おめでとう (弾き語り)

瞳を閉じて     (弾き語り)

静かなまぼろし (弾き語り)

BABYLON

メトロポリスの片隅で

ジェラシーと云う名の悪夢

リフレインが叫んでる

BLIZZARD

恋人がサンタクロース

EC

恋はNo-return

土曜日は大キライ

 

                                           ○ 情報はFC会報「YUMING vol.33」を参考にしました。

 

 

【出演者】

 

Drums: 江口信夫
Bass:
田中章弘
Guitar:
市川祥治、中川雅也
Keyboards:
武部聡志
Chorus:
遠藤由美、清水美恵、高橋洋子

 

                                           ○ 情報はツアープログラムを参考にしました。

【チケット料金】

 

武道館公演: S席¥4,500A席¥4,000

 

 

【グッズ】

 

ツアーパンフレット……¥1,500

少なくとも次の4版を確認

1) 初版はステージ写真がない

2) 1)にステージ写真ページを追加

3) スケジュールに東京追加公演を追記

4) 横浜公演版 ツアーロゴの変更、スケジュール記載が横浜公演のみに

オリジナルテレフォンカード2種)……各¥1,000

89YUMINGカレンダー……¥1,500

Delight Slight Light KISSバッグ……¥500

YUMINGコースター……¥1,500

YUMINGトレーナー……¥5,000

レターヘッド……¥400

 

                                           ○ 情報は会場配布のフライヤーを参考にしました。

 

【主なクレジット】

 

Artists: Satoshi Takebe, Shoji Ichikawa, Masaya Nakagawa, Akihiro Tanaka, Nobuo Eguchi,

Artists: Yumi Endo, Yoshie Shimizu, Yoko Takahashi

 

Directed by: Masataka Matsutoya

 

Stage Manager: Masahito Ohashi

Stage Designer: Koji Nakamatsu, Tsuyoshi Yoshidai

Vocal & Musical Arranger: Satoshi Takebe

Sound Designer: Akio Kawada

Lighting Designer: Mitsumasa Hayashi

Lighting Effect & Maddie Rocky Synchronystem Designer: Masatoshi Nakao, Seiichi Tozuka

Maddie Rocky Synchronystem Arranger: Masataka Matsutoya

Film Direction: Akira Kuroda

Costume Designer: Sachiko Ito

Hair & Make-up Artist: Eito Furukubo

Choreographer: Ryoji Nakamura

 

General Manager: Hiroshi Abe, Makoto Ohtake

Artist Manager: Makoto Ohtake, Chihiro Watanabe, Miho Horita, Yukari Suzuki

 

Presented by: Mitsubishi Motors Corporation /, Kirin Brewery Co., Ltd. ('89.4 Yokohama only)

Produced by: Kirarasha, Hands

Supported by: Toshiba EMI

 

                                           ○ 情報はツアープログラムを参考にしました。

 

3Dステージ】

 

ラケット, 持つ, 選手, ノートパソコン が含まれている画像

自動的に生成された説明 

 

 

【メモ】

 

   アルバム「Delight Slight Light KISSが日本音楽史上空前のヒットを続ける中で行われた初の全公演アリーナ会場でのコンサートツアー。

   大きすぎて、大都市のアリーナでしか公演できないという触れ込みのセットは4層の半円構造になっており、2層ターンテーブルと2層の光るリフターが分割・昇降、また天井に設置されたこれまでの”電飾フロア”を円形に敷き詰めたUFOのような大型電飾装置も昇降するというかなり大掛かりなもの。雑誌「エスクァイア」'89.6号の特集※によると、総製作費は15億円、11トン車14台でツアーを回っていたそうです。※ 松木直也著「全コンサート密着 ユーミンの、105日。」ただし、著者とユーミンの楽屋エピソードやコンサート演出に関係ないインタビューがほとんどで、読んでもこのツアーのことはあまりよくわからない。

   SOUND & RECORDING895月号では10ページにわたりこのツアーの各システムを特集した記事を掲載。それぞれの担当者PAシステム設計:増旭、PAメインオペレート:重田圭二、PAモニターオペレート:湯澤章二、SIM開発/オペレート:ボブマッカーシー、マディ・ロッキーシステム開発/インテグレート:松本義一、照明設計:林光政)各氏によりシステムが解説されている永久保存版! 一部を紹介すると、

   メインミキサーコンソールは音響総合研究所のM4048、その40入力、8AUX入力、8ステレオ出力、4グループ出力がほぼ使用されています。後段には音場測定のためのメイヤーサウンドSIMが組まれており、コンサートを進行しながらの音場測定を可能にしています。SIM開発者のボブマッカーシー氏自らが来日し会場でサポート。彼曰く、毎晩、照明のライト11個をチェックするようなチームだから私も毎晩来ているとのこと。

   モニターコンソールはやはり音響研究所の2408MS4台のサブミキサーで構成。このツアーのセットにはドラムとキーボード以外は”定位置”がない為、合計15台のモニタースピーカーをセット上に設置、どこにいても同じ音を聴くことが出来るそうです。8x8のマトリクスを手動で切り替え、これらモニターに音を送信しているそうです。また、動き回るギターとベースのために、ワイヤレスイヤホンモニターも採用。

   マディ・ロッキー・シンクロニステムは演奏者へのクリック送信やMTRとの同期のほか、電飾やリフターの制御をトータルで行っており、ライヴ関係者が直感的に操作しやすいようにMIDIキーボードやYAMAHA DMP7UIとして使われています。この制御は記録と再生が容易で、松任谷正隆氏が夜中の3時に思いついた突然アイディアも即時にセットに反映できるとのこと。市販のコンピュータでは演算が追い付かず、特注を使用。開発はシステムインスツルメンツ社。トータルインテグレートを行う松本氏曰く「どれがマディ・ロッキーかと探されても困る。例えば、カセットテープを指して、これが音楽かというと違いますよね。それと一緒で”すべてを一体化して表現する”という『考え方』がマディ・ロッキーなんです。」

   照明は天井の3重の円形トラスにネオン管による電飾とは別に、バリライトを72台、ピンスポットを164本搭載。他にHMIやレーザーも。電飾は前述のマディ・ロッキーによる自動オペレートですが、これら照明はマニュアルで制御しているそうです。

(詳しくは「サンレコ・アーカイブス」で読むことができます。該当ページへのリンク )

   初めての冠コンサート、三菱ミラージュが特別協賛。会場にはミラージュの「Delight Slight Light KISS」ヴァージョンが展示されていました。この協賛により、チケットやパンフレット、広告に至るまで「MITSUBISHI MIRAGE」を含むほぼ同一のロゴが使われるようになり、所謂「ツアーの正式タイトル」のようなものが定義出るようになりました。三菱ミラージュの冠協賛は91年のツアーまで。

   横浜公演は横浜アリーナのこけら落とし公演として892月のツアー終了後、4月に単独スケジュールで行われました。横浜アリーナはキリンと横浜市などが共同出資した第三セクターで、特別協賛にもKIRINが加わりました。このあたりの理由もあってか、内容はほぼ同じながら横浜公演用のパンフレットが作られています。横浜アリーナオープンを知らせるKIRIN広告のコピーは「声のテープカットは、ユーミンです。」