Yuming Express
【公演スケジュール】
20会場22公演
1978年
10月12日 神奈川県民ホール 大ホール
10月20日 那覇市民会館 ※1
10月27日 大阪・フェスティバルホール
10月29日 倉敷市民会館
10月30日 広島郵便貯金ホール
11月 1日 神戸国際会館 大ホール
11月 6日 京都会館第一ホール
11月 8日 福岡市民会館
11月 9日 名古屋市民会館
11月14日 松山市民会館
11月15日 高知県立県民文化ホール
11月21日 石川厚生年金会館
11月22日 富山市公会堂
11月27日 北海道厚生年金会館
12月 2日 群馬県民会館 大ホール
12月 6日 千葉県文化会館
12月 7日 静岡市民文化会館 大ホール
12月18日 山形県民会館 ※2
12月20日 宮城県民会館 ※3
12月23日 中野サンプラザホール
12月25日 中野サンプラザホール (2回公演 ※4)
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○ 情報はツアープログラムを参考にしています。ただし、下記はプログラムと相違あり。 |
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※1 琉球新報78.10.20付、ヤングギター78.10号に記載、ツアープログラムには記載なし。 ※2 山形新聞78.12.18付や告知物には12/18と記載、ツアープログラムでは12/20と記載。 ※3 河北新報 78.12.16朝刊 掲載の広告より。 なお、78年6月12日に発生した地震の影響で会場の天井が補修中だったため中止に、 TBC東北放送でのファンとの交流会になったという情報も頂いていますが、 上記広告では宮城県民会館で連日コンサートのスケジュールが組まれているため、開催されたのではないかと推測します。 ちなみにプログラム掲載の12/21は、同広告には風の公演予定が掲載されています。 ※4 ぴあ78年12月号に掲載。およびFC会報78年3&4合併号の誌面でも2回公演があったことがうかがえる。 また、ヤングギター78.10号には10月18日の鹿児島文化センターでの公演予定も掲載されていますが、 行われたかどうかさだかではありません。 ユーミンサイドが出しているバイオグラフィでは、このツアーが20か所と掲載されているものがいくつかありますし、 南日本新聞78年10月18日朝刊では、10/18-19 同会場での九州地区獣医師大会の開催予定が掲載されています。
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【演奏曲】
(1部)
オープニング(恋のスーパー・パラシューター)
魔法のくすり
海を見ていた午後
避暑地の出来事
入江の午後3時
ロッヂで待つクリスマス
キャサリン
空と海の輝きに向けて
紅雀
(2部)
ベルベット・イースター (弾き語り)
卒業写真 (弾き語り)
静かなまぼろし (弾き語り)
グッド・ラック・アンド・グッド・バイ (弾き語り)
さざ波
晩夏
LAUNDRY-GATEの想い出
あの日にかえりたい
私のフランソワーズ
埠頭を渡る風
(EC)
中央フリーウェイ
○ 情報はFC会報「ゆうみん」第8期1号掲載の横浜公演より。
「Ellie」79年1月号によると12/25 東京公演は2部の弾語りの後、ゲストの来生たかおが登場。
彼がオリジナルを2曲披露した後、「Corvett 1945」をデュエットしたそう。
【出演者】
Drums: 正木五郎
Guitar: 松原正樹
Bass: 宮下恵輔
Keyboards: 松任谷正隆
Percussion: 斉藤ノブ
Sax: 淵野繁男
Trumpet: 中沢健次
Trombone: 塩村修
○ 情報は78年11月放送のFM「サウンドアプローチ」、FC会報「ゆうみん」第8期1号を参考にしています
プログラムには記載がありません
【グッズ】
プログラム
○ 情報は現物を確認しています。
【主なクレジット】
Artists: Goro Masaki, Masaki Matsubara, Keisuke Miyashita, Masataka Matsutoya, Nobu Saito,
Artists: Shigeo Fuchino, Kenji Nakazawa, Osamu Shiomura
Direction: Yumi Matsutoya
Art Direction: Setsu Asakura
Musical Direction: Masataka Matsutoya
Light Planning: Jiro Katsushiba
Staging: Dai Murata
PA: Daisuke Fukushima
Stage Management: Masahito Ohashi
Produced by Music Unlimited, Musical Station
○ 情報は静岡公演の告知チラシを参考にしています プログラムには記載がありません
【チケット料金】
大阪公演: S席¥2,800
山形公演: ¥2,800, ¥2,400
【メモ】
・ 78年アルバム「流線形'80」発売に伴うコンサートツアー。コピー「LOVE LIVE LIVE!! ユーミンのライヴ超特急(エクスプレス)」。
・ あまりこのツアーだと特定できるかたちで写真が残っていませんが、当時の記事によるとユーミンはクロード・モンタナを気に入っており衣装は「肩パットが入っていて、中世の騎士見たいなの、40年代風ブルーマの世界ね」だそうです。他には当時の楽譜で使われていた帽子に大きな羽がついた黒のスーツなど。またステージセットはアクリルを使ったものだったようで、おそらく79年1月東京12チャンネルで放送された「夢の銀河鉄道」でもこのツアーの衣装やセットが使われていると思われます。
・ 当時、FC会報に載ったこのツアーの会員からの感想には以前ほどコンサートが盛り上がっていないというものがちらほら見られます。「全盛期時代ほど聞いている人がのっていなかった」「前は自然に歌う事が出来たのにとても静かで声を出すのが恥ずかしい」「数年前に比べてお客さんはとても大人しい、耳がわれんばかりの拍手というのもあまりない」「もっと荒井由実時代の曲も歌ってほしい」など。一部の意見ですし、まだ10代中心であったファン層の無邪気な意見という気もしますが、荒井由実時代を知る若いファンの視点では確かに大人しくなっていたのかもしれません。これらからは、次のブレイクまでレコード売上においてもコンサートにおいてもユーミンの苦悩の時代という感じが垣間見れますが、次回以降、演出に伊集院静を迎え、前のめりにどんどん前代未聞のショーを繰り広げてゆきます。
・ 同じメンバーで演奏されたライヴがFM番組「パイオニア・サウンド・アプローチ」で11月29日に放送されました。MCから日曜日の収録であること、ツアーがスタートしていて会場の広さやお客さんの数からそれとは別枠であること、アルバム「流線形’80」発売(11月5日)以前であることがわかるので、収録日は10月15日か22日ではないかと思われます。またこの番組は目黒のパイオニアスタジオで収録したライヴを放送していたことが多かったのでこのライヴもそこで行われたのではないかと思います。