SHISEIDO BÉNÉFIQUE PRESENTS

acacia tour 2001 yumi matsutoya / acacia tour 2002 yuming in Hong Kong

 

 

【公演スケジュール】

 

SHISEIDO BÉNÉFIQUE PRESENTS

acacia tour 2001

 

― 公開ゲネプロ ―

2001

      7 5  千葉・幕張メッセイベントホール(招待者のみ)

 

        

11会場29公演

2001

      7 6  千葉・幕張メッセイベントホール

      7 7  千葉・幕張メッセイベントホール

      713  横浜アリーナ

      714  横浜アリーナ

      715  横浜アリーナ

      720  グランディ・21 宮城県総合運動場総合体育館

      810  大阪城ホール

      811  大阪城ホール

      812  大阪城ホール

      817  石川産業展示館4号館

      818  石川産業展示館4号館

      829  名古屋市総合体育館レインボーホール

      830  名古屋市総合体育館レインボーホール

      9 1  名古屋市総合体育館レインボーホール

      9 2  名古屋市総合体育館レインボーホール

      919  月寒グリーンドーム(北海道立産業共進会場)

      920  月寒グリーンドーム(北海道立産業共進会場)

      929  広島サンプラザホール

      930  広島サンプラザホール

     10 5  マリンメッセ福岡

     10 6  マリンメッセ福岡

     1010  浜松アリーナ

     1011  浜松アリーナ

     1020  国立代々木競技場第一体育館

     1021  国立代々木競技場第一体育館

     1023  国立代々木競技場第一体育館

     1024  国立代々木競技場第一体育館

     1026  国立代々木競技場第一体育館

     1027  国立代々木競技場第一体育館

 

acacia tour 2002 yuming in Hong Kong

「松任谷由實“acacia”香港演唱會」

2002

     0510  香港紅磡軆育館(香港コロシアム)

 

                                          ○ 情報はツアーパンフレットなどを参考にしました

721日に仙台でもう1公演、96日、7日に神戸ワールド記念ホールでの公演が予定されていたようで

一度オフィシャルサイトに公演日が発表されましたがすぐに削除されました

 

                  

【演奏曲】

 

<全国ツアー 2001.7.610.27

 

<香港公演 2002.5.10

7TRUETHS 7LIES

ダイアモンドダストが消えぬまに

あなただけのもの

110F

夕涼み

Summer Junction

LATE SUMMER LAKE

哀しみを下さい

 

acacia  (アンプラグドスタイル)

幸せになるために (アンプラグドスタイル)

Lundi

 

あの日にかえりたい  (アンプラグドスタイル)

守ってあげたい  (アンプラグドスタイル)

冷たい雨  (アンプラグドスタイル、全員アカペラ)

瞳はどしゃ降り

SAVE OUR SHIP

 

PARTNERSHIP (弾き語り)

ひこうき雲 (弾き語り)

 

やさしさに包まれたなら (弾き語り)

卒業写真   (弾き語り)

Age of our innocence

青い船で

MIDNIGHT RUN

カンナ8号線

 

 

EC

情熱に届かない

天国のドア

acacia

 

EC

情熱に届かない

天国のドア

acacia

DESTINY

春よ、来い

 

                                          ○ 情報は大阪公演、福岡公演、香港公演などを参考にしました

東京公演ではアンプラグドコーナーに追加して「One more kiss」が歌われています

 

 

 

【出演者】

 

Drums: 村石雅行
Bass
: 田中章弘
Guitar
: 市川祥治、中川雅也
Keyboards
: 武部聡志
Chorus
: 松岡奈穂美、今井正喜、加藤いづみ

Percussion: 小野かほり

Actor: 鮎川まゆみ

 

                                          ○ 情報はツアーパンフレットを参考にしました

 

 

【チケット料金】

 

日本公演:S席¥7,350A席・立見¥6,825。また公演によってはオフィシャルエアツアーが組まれていました。

香港公演:HK$480HK$380HK$200、オフィシャルツアー料金:¥72,000〜¥106,000

 

 

【グッズ】

 

パンフレット......3,000

    少なくとも下記の2版を確認

1: 初版

2: ステージ写真差換え、「SAVE OUR SHIP」の説明ページ追加、メンバー紹介に鮎川氏追加など

うちわ……¥500

ストラップ......1.000

キーホルダー......1,200

ハンドタオル……¥1,000

グラスセット2個)......1,500

キャミソール……各¥2,500

(ホワイト、ピンク、ベージュ、ロゴ)

ハット......3,500

(ネイビー、ベージュ)

TシャツM......3,500

(ホワイト1、ホワイト2、ネイビー)

TシャツS……¥3,500

(ホワイト1、ホワイト2、ネイビー)

Tシャツ チビT……¥3,500

(ホワイト1、ホワイト2

Tシャツ……¥4,000

(オレンジ) ※途中から追加・会場限定発売

ビーチタオル......6,000

ビニールトートバック......6,500

リストウォッチ(スウォッチ社製)......8,000

 

国内公演ではグッズを買うとオリジナルビニルバッグをもらえました。 

入場者全員にビニル製のミニポーチが配られました。

国内公演のオフィシャルエアツアーに参加すると布製のポーチをもらえました。

香港公演では国内公演のグッズの一部を販売。独自の物は製作されなかったようです。

 

                                          ○ 情報は会場や旅行会社配布のフライヤーを参考にしました

 

 

【主なクレジット】

 

Cast: Satoshi Takebe, Shoji Ichikawa, Masaya Nakagawa, Akihiro Tanaka, Masayuki Muraishi,

Cast: Kaori Ono, Naomi Matsuoka, Izumi Kato, Masaki Imai, Gnimuy: Mayumi Ayukawa

 

Stage Set Designer: Mark Fisher

Stage Production Manager: Masaaki Nohmi, Kazushi Yoshiue

Music Director: Satoshi Takebe

Sound Designer: Norihiko Tango

Lighting Designer: Mitsumasa Hayashi

Technical Director: Masatoshi Nakano

Electric Effect Designer: Seiichi Tozuka

Special Effect Toshiyuki Hatanaka, Yohichiro Kojima, Hisataka Igarashi

Costume Director: Mitsue Mori

Choreographer: Hideki Morigami

Hair Make Up Designer: Sinnosuke Yamada, Eiko Watanabe

 

Artist Manager: Asuka Hamaguchi

General Producer: Makot Otake

Producer: Ryo Kaizu

 

Directed by Masataka Matsutoya

 

Presented by Shiseido Bénéfique (Japan)

Locally Sponsored by Kirin, Docomo Chugoku (Japan) / Nissin Foods Co., Ltd (Hong Kong)

Official Air Line: ANA

Supported by Toshiba EMI, Kirara Music Publisher (Japan) / PCC Skyhorse, HMV, Commercial Radio (Hong Kong)

Produced by Kirarasha, Hands On Entertainment (Japan, Hong Kong) / KY Agency (Hong Kong)

 

○ 情報はツアーパンフレットを参考にしました

香港公演の情報はフライヤー、チケット半券より 会場のバナースタンドにはアケイシャロゴと日清食品の出前坊やが一緒に載ってました

 

 

3Dステージ】

 

屋内, 座る, テーブル, 小さい が含まれている画像

自動的に生成された説明 

 

 

 

【メモ】

 

   アルバム「acaciaのコンサートツアー。

   センターステージで、これまでに比べ土台部分は小ぶりでシンプルでしたが、天井部分は吊られた5層の大型円形トラスが個々に昇降、傾斜する非常に複雑な機構を持っていました。シミズオクト創業80年誌に掲載された吉植氏(このツアー時のクレジットはStage Production Manager)の寄稿によると、マーク氏のアイディアCGを始めてみた時は驚きとともに、最大直径約21m、最大円周約70m、数百トンにも及ぶ円形トラス群を1曲通しで動かし続けるなんて危険すぎる!と感じたそうです。発想するマーク氏からも、面白いと採用する正隆氏からも鬼気迫るものを感じたとのこと。初めての場当たりリハで「信用してるから!」と言い残しトラスの下に向かうユーミンのプロ意識と自身の責任の重さに身震いがしたそうです。

   インターネット企画web acacia」が行われました現在放送されているインターネットラジオ「松任谷由実はじめました」は元々「web acacia」のコンテンツの一部でした。

   歌手の加藤いづみがコーラスとして参加。彼女は翌年の香港公演までコーラスをつとめました。パーカッションの小野かほりはドラムに挑戦。オープニングアクトは村石雅行とのドラムパフォーマンス、そこから「あなただけのもの」まではツインドラムで演奏されています。パーカッションが出来たらドラムもできそうと思ってしまいますが、全然違う楽器でものすごく練習をされたそうです。彼女のためにパーカッションのセットとは別にドラムセットが用意されました。今では毎度ギターを弾かれている印象の今井正喜もこのツアーのアンプラグドコーナーに(コーラス補強はもちろん)ギター奏者として初登場、「Midnight Run」ではサックスにも挑戦されていました。 

   4か月、11会場というこれまでのユーミンにしては短いツアーでした。当時のユーミンコンサートは先行発売が無くたった1日限りの一般発売で全席を売り切るというのが恒例でしたが、このツアーは即完売といかない公演がいくつかあったようです。特に意外だったのは一番の動員数を見込む東京公演が一般発売で完売に至らなかったのか、9月に異例の2次発売が行われたことです。それでもなかなか完売できなかったようで開催月の10月に入っても販売が続いていました。わずかに空席があり行きたい人がいつでも買える状態というのは別に悪いことではないと思いますが(ファンとしては理想的ですが)、ユーミンコンサートは完売必至のプレミアムチケットという状況が十数年続いていたため、東京公演に売れ残りがあるというのはなかなかの異常事態だったのかもしれませんね。

 

   キャリア30年にして初の海外公演が行われました。アジア圏での日本人アーティストの活躍は古くからおこなわれていましたが、ユーミンはどちらかというとあまり目を向けてこなかった印象で、80年代より香港歌手への曲提供を中心に知名度を上げてきた五輪真弓や中島みゆき等に比べると現地知名度もあまり高くはなく、よっぽどのJ-POP通でないと知らないような感じだったのではないかと思います。本公演も翌年のシャングリラの開催の布石という意味はあったのかもしれませんが、この時期に香港で行うこれと言った理由などはなかったようです。

   1万席ほどの客席はほぼ満席で初の海外公演は大成功でした。ユーミンは通訳を伴わずときおり広東語でMCを行いました。中国語の標準語とされている普通語と広東語は発音が全く異なり、日本に普通語を教える教室や人材は多くいるものの広東語の場合は極端に少なく、また発音も日本語はもちろん普通語に比べても種類が多いため憶えるのに苦労したそうです。

   この香港公演ではラインアレイスピーカーが使用されました(国内公演ではポイントソースが縦に並べて吊られていました)。ラインアレイスピーカーは同じスピーカーを縦に並べたもので、11つに高域用、中域用のユニットが搭載されており、これらが同じ位相で音を出力することにより1つの線音源を作るように設計されています。線音源は点音源に比べてエネルギー拡散(距離による音の減衰)が少なく、均一な音量でより遠くまで音を飛ばすことができます。これは同時にスピーカーの設置場所を少なくすることに繋がり、大空間に音をサービスする際の課題をいくつも解決する画期的なスピーカーで、一気に業界に広がっていったのではないかと思います。以降、基本的にユーミンのコンサートでもラインアレイスピーカーが使用されるようになったのではないでしょうか。

   日本ではJTBのオフィシャルツアーのみの発売でしたが、インターネットで香港のオフィシャルサイトから購入することもできました。

   香港公演に合わせ香港で公演とほぼ同じ曲目のベストアルバムが発売されました。