流線形’80 りゅうせんけい

 

オリジナル発売日:1978.11.5

発売中のCDTOCT-10639  [EMI Records / UNIVERSAL MUSIC JAPAN]

 

1910月現在、Apple Musicの配信は18年リマスタリングです。

 

 

【収録曲】

 

1.

ロッヂで待つクリスマス

 

 

6.

キャサリン

......s

2.

埠頭を渡る風

......s

 

7.

Corvett 1954

 

3.

真冬のサーファー

……t

 

8.

入江の午後3

......sr

4.

静かなまぼろし

......sr

 

9.

かんらん車

 

5.

魔法のくすり

 

 

10.

12階のこいびと

......s

 

 

 

 

 

 

 

 

 

a…オリジナルアルバム未収録、s…シングルカットされた曲、t…テーマソング、CM曲など、

v...ビデオクリップの作られた曲、数字...その数字回数目のアレンジ、r...リミックス音源、

 

【収録曲備考】

2.

s

78 12枚目のシングル

3.

 

t

山下達郎がギター弾いてます。

91年 映画「波の数だけ抱きしめて」挿入歌。

元は川崎龍介への提供曲になる予定だったそうです。

4.

 

s

r

もともとはテレビ番組で共演した沢田研二への提供曲。

78 11枚目のシングル「入江の午後3時」B面。

シングルとはミックスが違う。

6.

s

78 12枚目のシングル「埠頭を渡る風」B面。

7.

 

デュエット相手は来生たかお。

8.

s

r

78 11枚目のシングル

シングルとはミックスが違う。

10.

s

80年のシングル「星のルージュリアン」B面としてカット。

 

 

【リリースデータ】 (ディスクナンバー * 発売日 * 発売元 *表示価格)

 

LP
ETP-80047
1978.11.5 * エキスプレス/東芝EMI * \2,500
 

Cassette Tape
ZT25-285
1978.11.5 * エキスプレス/東芝EMI * ¥2,500
曲順 sideA:1.2.5.7.10 sideB:6.8.9.3.4

LP
ETP-90082
1981.5.5 * エキスプレス/東芝EMI * \2,800
詳細→再発復刻リスト

 

Cassette Tape

ZT28-782 1981.5.5 * エキスプレス/東芝EMI *¥2,8002,637(2,560)

詳細→再発復刻リスト

 

CD

CA32-1132 1985.6.1 * エキスプレス/東芝EMI *¥3,2003,008(2,920)

詳細→再発復刻リスト

 

CD(発売中止)

TOCT-10326 1998.7.16 * エキスプレス/東芝EMI *  \2,000(1,905)

詳細→再発復刻リスト

 

LP(発売中止)

TOJT-10326 1998.7.16 * エキスプレス/東芝EMI * \3,000(2,857)

詳細→再発復刻リスト

 

CD(発売中止)

TOCT-10357 1998.7.16 * エキスプレス/東芝EMI * \2,500(2,381)

詳細→再発復刻リスト

 

CD17枚組 初回限定生産)

TOCT-10622 1999.1.27 * エキスプレス/東芝EMI * \38,000(36,190)

詳細→再発復刻リスト

 

CD

TOCT-10639 1999.2.24 * エキスプレス/東芝EMI * \2,500(2,381)

詳細→再発復刻リスト

 

LP初回限定生産)

TOJT-10639 1999.2.24 * エキスプレス/東芝EMI EMIミュージック・ジャパン * \3,000(2,857)

詳細→再発復刻リスト

 

CD(期間限定発売)
TYCT-69036 * 2013.10.2 * ユニバーサルミュージック/EMIレコードジャパン * ¥1,980
詳細→再発復刻リスト

 

PC配信

2018.9.24 Universal Music LLC / EMIレコード・ジャパン

423曲を一斉配信 詳細→再発復刻リスト

 

ハイレゾ配信

2019.9.18 Universal Music LLC / EMIレコード・ジャパン

423曲を一斉配信 詳細→再発復刻リスト

  

 

                                                        ○ 情報はすべて実物で確認しています。 

 

【クレジット】

 

ALL SONGS WRITTEN BY YUMI MATSUTOYA

 

RHYTHM SECTION

KYEBOARDS: MASATAKA MATSUTOYA

DRUMS: TATSUO HAYASHI, YUICHI TOKASHIKI

BASS: KENJI TAKAMIZU

ELECTRIC GUITARS: SHIGERU SUZUKI, MASAKI MATSUBARA, TATSURO YAMASHITA

ACOUSTIC GUITARS: SHIGERU SUZUKI, TED M. GIBSON

PERCUSSION: NOBU SAITO, LARRY SUNAGA, PECKER

 

BRASS

TRUMPETS: KOJI HATORI, SHIN KAZUHARA, YOSHIKAZU KISHI

TROMBORN: EIJI ARAI, SUMIO OKADA

FRENCH HORN: YASUHIRO OKITA, MASAHARU MATSUMURA

 

WOODWINDS

SAXOPHONES: JAKE CONCEPCION, TAKERU MURAOKA, ICHIRO MIMORI, SHIGEO SUZUKI

FLUTE: TAKERU MURAOKA, YUKIO ETO, YUKIHIKO NISHIZAWA, TAKESHI SHINOHARA, TAKASHI ASAHI

CLARINETS: JAKE CONCEPCION, TAKERU MURAOKA, KIYOSHI SAITO

 

STRINGS

VIOLINS, VIOLAS, CELLO: TOMATO STRINGS

HARP: KEIKO YAMAKAWA

 

CHORUS: TATSURO YAMASHITA, MICHIKO OGATA, MICHIRU MAKI, TOMOKO INOUE

VOCAL ON CORVETT 1954: TAKAO KISUGI APPEARS BY COURTESY OF KITTY RECORDS

VOCAL ON MAFUYU NO SURFER: TATSURO YAMASHITA APPEARS BY COURTESY OF RVC RECORDS

 

ALL ARRANGED & CONDUCTED BY MASATAKA MATSUTOYA

DIRECTED BY SEIZO SHIMOKOBE

ENGINEERS: RYOJI HACHIYA, YASUO MORIMOTO

REMIX ENGINEER: YASUO MORIMOTO

ASSISTANT ENGINEERS: SHIGERU MINAGAWA, KENZO MIURA

RECORDED AT ONKIO HAUS STUDIO FROM MAY TO SEPTEMBER 1978

RECORDING MANAGER: YOSHIHIRO KURITA

ART DIRECTION: SHIZUKA IJHUIN

ALBUM DESIGN: TERUAKI NAKAGAWA

ILLUSTRATION: NOBUHIKO YABUKI

INSIDE PHOTOGRAPHER: ARAO YOKOGI

 

SPECIAL THANKS TO TAKAO KISUGI & TATSURO YAMASHITA

 

PRODUCED BY MASATAKA MATSUTOYA FOR KIRARA-SHA

 

                                                        ○ 情報はアルバムのライナーを参考にしています。

 

 

【ノベルティーグッズ】

 

リリース当時、購入特典としてポスターをもらえたそうです。

 

【主な売上記録】

 

オリコン: 売上15.6万枚、最高位4位、

                            LP売上 12.5万枚、相対売上比0.60 (79年年間TOP50総売上平均)

            

不明: 売上70万枚  週刊現代902月号、サピオ903月号に掲載 数値の参照元は未掲載だが同一の参照元があると思われる

 

 

【メモ】

 

   6枚目のアルバム。

   タイトルの「流線形」については箱形のコンパクトカーや省エネ生活が良しとされていく時勢に対して、自身が提示したいイメージを象徴する言葉だそうで、昔の車のデザインから着想したそう。一曲一曲何らかの形で「流線形」が描かれているとか。7811月発行の「LPレコード新譜特集 松任谷由実 流線形'80」(全音楽譜出版)で紹介されたユーミンからのメッセージによると、「”流線形”という響きから連想する世界は決して(中略)古き良き時代だけではなく、あきらかに新しいスピード感です。」「この"流線形'80"というタイトルには未来的夢があると思うのです」とのこと。また自伝「ルージュの伝言」(角川書店,1983)では「十年の終わりに、これで八〇年にうまくひっかかれば、その次の十年も好きなことやっていけるみたいな確信があって、先に八〇ってつけちゃったの。」と説明しています。プロデューサーの正隆氏曰くは「流線形の時代って、車にしても鉄をムダ使いしてるし、形のなかに速く見せるって気分があるのね。機能に徹してないわけ、趣味的なんだ。いまはさ、車なんか徹底的にムダをはぶいた用途そのものでしょ。(中略)いまボクらのやってる音楽も用途じゃないからね。機能に徹する作り方じゃないもの。(中略)音楽はやっぱりムダなものだと思うよ。ボクらは少なくとも音楽の中で、80年代になってもムダを追い続けてゆくってことだネ。」(当時の所属事務所ミュージックアンリミティド発行の宣材より)。ちなみにユーミン本人による公式な?読み方は「りゅうせんけい はちじゅう」です。

   既存のユーミンのイメージと違った前作「紅雀」への反応は賛否両論だったようで、前述の「ルージュの伝言」では、初めて売れるということや、人に受け入れられるということがどういうことかがわかった気がした、「じゃ、もう一回、松任谷由実になってからのポップスというのをやってみようと思った」と語っています。結婚後1年間は活動を控えていたユーミンですが、このアルバムで完全に勘が戻ったそうで、以降82年のアルバム「パールピアス」まで半年に1枚のペースでアルバムリリースし、その合間に春夏/秋冬違った内容のコンサートツアーを行っています。

   B2曲目の「Corvett1954」ではまだヒットに恵まれない時代の来生たかおとデュエット。ゲストシンガーを迎えてのデュエットは初の試み。来生氏によるとこの時が初対面だったそう。「きっとマンタと一緒に家庭的な雰囲気のなかで、レコーディングしてるんじゃないかって予想していたんですが、かなりシビアにやっているんですね。音楽的な面はプロデューサーであるマンタが実権を握っていて、ユーミンは彼に素直に従って、というかんじでした。」(前述宣材より)

   ジャケットは矢吹申彦の木目に描かれたイラストレーション。矢吹氏「流線形っていうのは、ボクが子供のころに親しんでいる形なんです。ちょうどその頃、50年代ぐらいは先を求めるようなかたちで流線形が出てきて、子供だった僕には未来を感じさせる形としてあったわけです」。実はこのイラストにはジャケットからカットされている部分があり裏ジャケの左端よりさらに左側にあたる部分には車を見上げているブリキ人形が描かれています。これは楽譜「ピアノ弾き語り・松任谷由実・LP-流線形’80」(リットーミュージック, 1978)、矢吹氏の画集「矢吹伸彦風景図鑑」(美術出版社,1979)にカラーで載っています。(情報ありがとうございます)

   帯コピー「新たなる衝撃!! これこそ完成されたアルバムと言えるでしょう。」。

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   宣伝コピー「まだ見ぬストリームラインがユーミン・シティを駆けて行く。」