MITSUBISHI MIRAGE PRESENTSDelight Slight Light KISS / |
KIRIN & MITSUBISHI MIRAGE PRESENTSDelight Slight Light KISS横浜アリーナオープニングセレブレイションコンサート |
【公演スケジュール】
MITSUBISHI MIRAGE PRESENTS
Delight Slight Light KISS
10会場27公演
1988年
11月30日 浦安・東京ベイNKホール
12月 1日 浦安・東京ベイNKホール
12月 2日 浦安・東京ベイNKホール
12月 7日 月寒グリーンドーム(北海道立産業共進会場)
12月 8日 月寒グリーンドーム(北海道立産業共進会場)
12月23日 福岡国際センター
12月24日 福岡国際センター
12月28日 ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)
1989年
1月 8日 新潟市産業振興センター(翌日に延期 ※)
1月 9日 新潟市産業振興センター(1月8日の振替公演 ※)
1月12日 仙台市体育館
1月17日 名古屋市総合体育館レインボーホール
1月18日 名古屋市総合体育館レインボーホール
1月20日 名古屋市総合体育館レインボーホール
1月21日 名古屋市総合体育館レインボーホール
1月28日 大阪城ホール
1月29日 大阪城ホール
1月30日 大阪城ホール
1月31日 大阪城ホール
2月 3日 広島サンプラザホール
2月 7日 日本武道館
2月 8日 日本武道館
2月 9日 日本武道館
2月10日 日本武道館(追加公演 ※※)
2月14日 日本武道館(追加公演 ※※)
2月15日 日本武道館
2月16日 日本武道館
2月17日 日本武道館
KIRIN / MITSUBISHI MIRAGE PRESENTS
Delight Slight Light KISS ※※
横浜アリーナオープニングセレブレイションコンサート
4公演
1989年
4月 1日 横浜アリーナ
4月 2日 横浜アリーナ
4月 4日 横浜アリーナ
4月 5日 横浜アリーナ
○ 情報はツアープログラムを参考にしました。
※ 昭和天皇崩御により振替になったという情報を頂いています。
※※ 一部のプログラムには武道館追加公演、横浜公演は記載されておりません。
【演奏曲】
Nobody Else
Hometown へようこそ
DOWNTOWN BOY
とこしえにGood Night
ダイアモンドダストが消えぬまに
霧雨で見えない
SUGER TOWNはさよならの町
一緒に暮らそう
稲妻の少女
誕生日おめでとう (弾き語り)
瞳を閉じて (弾き語り)
静かなまぼろし (弾き語り)
BABYLON
メトロポリスの片隅で
ジェラシーと云う名の悪夢
リフレインが叫んでる
BLIZZARD
恋人がサンタクロース
(EC)
恋はNo-return
土曜日は大キライ
○ 情報はFC会報「YUMING vol.33」を参考にしました。
【出演者】
Drums: 江口信夫
Bass: 田中章弘
Guitar: 市川祥治、中川雅也
Keyboards: 武部聡志
Chorus: 遠藤由美、清水美恵、高橋洋子
○ 情報はツアープログラムを参考にしました。
【チケット料金】
武道館公演: S席¥4,500、A席¥4,000
【グッズ】
ツアーパンフレット……¥1,500
少なくとも次の4版を確認
1) 初版はステージ写真がない
2) 1)にステージ写真ページを追加
3) スケジュールに東京追加公演を追記
4) 横浜公演版 ツアーロゴの変更、スケジュール記載が横浜公演のみに
オリジナルテレフォンカード(2種)……各¥1,000
’89YUMINGカレンダー……¥1,500
Delight Slight Light KISSバッグ……¥500
YUMINGコースター……¥1,500
YUMINGトレーナー……¥5,000
レターヘッド……¥400
○ 情報は会場配布のフライヤーを参考にしました。
【主なクレジット】
Artists: Satoshi Takebe, Shoji Ichikawa, Masaya Nakagawa, Akihiro Tanaka, Nobuo Eguchi,
Artists: Yumi Endo, Yoshie Shimizu, Yoko Takahashi
Directed by: Masataka Matsutoya
Stage Manager: Masahito Ohashi
Stage Designer: Koji Nakamatsu, Tsuyoshi Yoshidai
Vocal & Musical Arranger: Satoshi Takebe
Sound Designer: Akio Kawada
Lighting Designer: Mitsumasa Hayashi
Lighting Effect & Maddie Rocky Synchronystem Designer: Masatoshi Nakao, Seiichi Tozuka
Maddie Rocky Synchronystem Arranger: Masataka Matsutoya
Film Direction: Akira Kuroda
Costume Designer: Sachiko Ito
Hair & Make-up Artist: Eito Furukubo
Choreographer: Ryoji Nakamura
General Manager: Hiroshi Abe, Makoto Ohtake
Artist Manager: Makoto Ohtake, Chihiro Watanabe, Miho Horita, Yukari Suzuki
Presented by: Mitsubishi Motors Corporation /, Kirin Brewery Co., Ltd. ('89.4 Yokohama only)
Produced by: Kirarasha, Hands
Supported by: Toshiba EMI
○ 情報はツアープログラムを参考にしました。
【3Dステージ】
【メモ】
・ アルバム「Delight Slight Light KISS」が日本音楽史上空前のヒットを続ける中で行われた初の全公演アリーナ会場でのコンサートツアー。
・ 大きすぎて、大都市のアリーナでしか公演できないという触れ込みのセットは4層の半円構造になっており、2層ターンテーブルと2層の光るリフターが分割・昇降、また天井に設置されたこれまでの”電飾フロア”を円形に敷き詰めたUFOのような大型電飾装置も昇降するというかなり大掛かりなもの。雑誌「エスクァイア」'89.6号の特集※によると、総製作費は15億円、11トン車14台でツアーを回っていたそうです。※ 松木直也著「全コンサート密着 ユーミンの、105日。」ただし、著者とユーミンの楽屋エピソードやコンサート演出に関係ないインタビューがほとんどで、読んでもこのツアーのことはあまりよくわからない。
・ 「SOUND & RECORDING」89年5月号では10ページにわたりこのツアーの各システムを特集した記事を掲載。それぞれの担当者(PAシステム設計:増旭、PAメインオペレート:重田圭二、PAモニターオペレート:湯澤章二、SIM開発/オペレート:ボブマッカーシー、マディ・ロッキーシステム開発/インテグレート:松本義一、照明設計:林光政)各氏によりシステムが解説されている永久保存版! 一部を紹介すると、
・ メインミキサーコンソールは音響総合研究所のM4048、その40入力、8AUX入力、8ステレオ出力、4グループ出力がほぼ使用されています。後段には音場測定のためのメイヤーサウンドSIMが組まれており、コンサートを進行しながらの音場測定を可能にしています。SIM開発者のボブマッカーシー氏自らが来日し会場でサポート。彼曰く、毎晩、照明のライト1個1個をチェックするようなチームだから私も毎晩来ているとのこと。
・ モニターコンソールはやはり音響研究所の2408MSと4台のサブミキサーで構成。このツアーのセットにはドラムとキーボード以外は”定位置”がない為、合計15台のモニタースピーカーをセット上に設置、どこにいても同じ音を聴くことが出来るそうです。8x8のマトリクスを手動で切り替え、これらモニターに音を送信しているそうです。また、動き回るギターとベースのために、ワイヤレスイヤホンモニターも採用。
・ マディ・ロッキー・シンクロニステムは演奏者へのクリック送信やMTRとの同期のほか、電飾やリフターの制御をトータルで行っており、ライヴ関係者が直感的に操作しやすいようにMIDIキーボードやYAMAHA DMP7がUIとして使われています。この制御は記録と再生が容易で、松任谷正隆氏が夜中の3時に思いついた突然アイディアも即時にセットに反映できるとのこと。市販のコンピュータでは演算が追い付かず、特注を使用。開発はシステムインスツルメンツ社。トータルインテグレートを行う松本氏曰く「どれがマディ・ロッキーかと探されても困る。例えば、カセットテープを指して、これが音楽かというと違いますよね。それと一緒で”すべてを一体化して表現する”という『考え方』がマディ・ロッキーなんです。」
・ 照明は天井の3重の円形トラスにネオン管による電飾とは別に、バリライトを72台、ピンスポットを164本搭載。他にHMIやレーザーも。電飾は前述のマディ・ロッキーによる自動オペレートですが、これら照明はマニュアルで制御しているそうです。
(詳しくは「サンレコ・アーカイブス」で読むことができます。該当ページへのリンク )
・ 初めての冠コンサート、三菱ミラージュが特別協賛。会場にはミラージュの「Delight Slight Light KISS」ヴァージョンが展示されていました。この協賛により、チケットやパンフレット、広告に至るまで「MITSUBISHI MIRAGE」を含むほぼ同一のロゴが使われるようになり、所謂「ツアーの正式タイトル」のようなものが定義出るようになりました。三菱ミラージュの冠協賛は91年のツアーまで。
・ 横浜公演は横浜アリーナのこけら落とし公演として89年2月のツアー終了後、4月に単独スケジュールで行われました。横浜アリーナはキリンと横浜市などが共同出資した第三セクターで、特別協賛にもKIRINが加わりました。このあたりの理由もあってか、内容はほぼ同じながら横浜公演用のパンフレットが作られています。横浜アリーナオープンを知らせるKIRIN広告のコピーは「声のテープカットは、ユーミンです。」