「ユーミン万歳!」のDolby Atmosは何種類あるのか?
基本的に1種類と考えて構わないと思います。
1種類ですが、受信する環境によって2.0chになったり5.1chになったり5.1.2chになったりする感じです。
ややこしいのがDolbyAtmos2.0chと2MIXです。これらは同じ2chですが違うものです。
2MIX: CD収録やダウンロード販売されている従来のステレオです。
DolbyAtmos2.0ch: iPhone/iPadなどの2.0ch環境で聴くDolby Atmosです。
2chですが、やや空間を感じることが出来ます。もちろん2MIXとは別のMIXに聴こえます。
どうやったら聴けるのか?
2025年1月現在の「ユーミン万歳!」のDolby Atmosを聴く方法について紹介します。
(情報は変わる可能性があります。なお以下は「ユーミン万歳!」に限った話で他のアーティストの場合はもっと他に方法があります。)
⓪ まずAppleMusicとのサブスク契約が必要
「ユーミン万歳!」のDolbyAtmos版は25年1月現在、AppleMusicにしかないので、AppleMusicとのサブスク契約が必要です。
1か月単位で契約できますし、時折3か月無料とかもやっています。
AppleMusicであってもDolbyAtmos版はダウンロード販売されていません。ダウンロード販売は2MIXのみです。
AmazonMusicやSpotifyで配信されているものも2MIXです。
@ iPhone/iPad+一般的なヘッドフォン
iPhone/iPadの「ミュージック」AppではDolbyAtmos2.0chを聴くことが出来ます。2.0ch以外は聴くことが出来ません。
iPhone/iPadに下記の設定が必要です。下記ではiPadを例に説明します。
0) 最初「ミュージック」Appでに再生は「ロスレス再生」になっています。この状態はDolbyAtmosでは再生されていません。2MIXが再生されています。
1) ホーム画面を出して「設定」アイコンをクリック。
2) 設定メニュー(左側下方)にある「アプリ」をクリックし、右側のメニューの中から「ミュージック」をクリック。
すると右側の画面が変わるので、そのなかのオーディオセクションにある「ドルビーアトモス」を「常にオン」にします。
3) 再び「ミュージック」Appで「ユーミン万歳!」を選ぶとロゴが「Dolby Atmos」になっています。DolbyAtmosで再生されています。
一般的なヘッドフォン(Apple製品以外)でもまぁまぁ空間オーディオだなぁという音が聴けます。
なお、iPhoneやiPadの内蔵スピーカーでも体験できるという記事を見ることもありますが、管理人的にはちょっとそんなアホなという感じですね。
A iPhone/iPad+iPodsシリーズ
iPodsはApple純正のイヤホン/ヘッドホンで、おそらくApple奨励の空間オーディオリスニング環境です。
iPhone/iPadの設定は@と同じです。
これに加えてiPodsの場合は、iPhoneで耳周りを撮影して登録するとパーソナライズされた環境で2.0ch空間オーディオを聴けるそうです。
詳細は知りませんが、たぶん各個人違う耳周りの形状を音源に畳み込んだりするんでしょうね。
管理人は未体験なので、なんともお勧めしようがないです。iPhoneもiPodsもなかなか高額なので。。。
B AppleTV4k + サウンドバー
まずAppleTV4kが何か?を簡単に言うとAppleMusicやAppleTVなどのAppleのサービスにアクセスする機器と言う感じでしょうか?
HDMIの出力が付いていて、これを一般的なTVにつないで映像と音を出すという感じです。
AppleMusicからDolbyAtmosの3.0ch以上を降ろそうと思うと、今のところこの機器が必要なようです。
ちなみにAppleTVとAppleTV4kとがあり、前者では2.0chしか落ろせないようです。
またiPhone/iPadやMacなどのPCはAppleTV4kの代わりにはならないようで、やはりこれらにも2.0chしか降りてこないようです。
AppleTV4kにも@のiPhone/iPadと同様の「ドルビーアトモス設定」が必要です。
サウンドバーは1か所からなんとか空間オーディオを実現しようとするパワード(AMP付)スピーカーです。
機器により仕様はさまざまで、独立したAMPやマルチスピーカーを内蔵した機器もあれば、2ch分しか内蔵していない機器もあります。
独立したスピーカーを持っている機器は壁に反射させたり、位相をいじったりしてなんとかサラウンド効果を実現しているようですね。
価格は2万円〜10万円と言う感じ。安価な製品もあり、場所取らないので便利そうですね。
管理人はこれでDolbyAtmosを聴いたことはありません。
C AppleTV4k + AV AMP + マルチスピーカー
これが本命というかDolbyAtmosの本領発揮システムです。
AppleTV4kまではBと同じです。AV AMP(AVレシーバー)と呼ばれるマルチチャンネルAMPから複数のスピーカーに音を送ります。
DolbyAtmosのマルチチャンネル信号をAV AMPで受けて、この機器が各出力チャンネルに音を分配します。
もちろんAV AMP自身もDolbyAtmosに対応している必要があります。
AV AMPの価格はだいたい5万円前後〜50万円というところです。
やはり2.0chのヘッドフォンリスニングとは違い、各場所の定位は明らかですし、
後方の距離感なんかはヘッドフォンではなかなか出せないんですよね。