1970年代のTV出演
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シオノギ・ミュージックフェア 1974.11.26 21:30-22:00 フジテレビ系
伝統の音楽番組「ミュージックフェア」。アルバム「ミスリム」発売後、最初期のメジャー番組出演と言う感じ。この回の出演は五輪真弓と人気大爆発中のかぐや姫で、五輪真弓とは長門裕之、南田洋子を交えて対談、曲も交互に放送されている。
【放送曲】 (オープニングの司会) 酒酔草 旅立つ秋 (五輪真弓、長門裕之、南田洋子との対談) 12月の雨 ダンシングボーイ (以降、かぐや姫のコーナー) 22才の別れ 眼を閉じて 神田川
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サンデースペシャル セブンスターショー 1976.3.14 19:30-20:55 TBS系
かまやつひろしと一緒に出演した歌中心のショー番組。恐らく初めてのユーミンサイドがある程度作り込めたホストプログラムと言う感じです。けっこうメカメカしい巨大なドールハウスみたいなセットがつくられていました。名曲「中央フリーウェイ」はこの番組のために作られました。「セブンスターショー」はその名の通り7人のスターが独自のプログラムを作りこみ7週連続で放送していたようです。例えばユーミンの前の週は布施明が、その前は西城秀樹の「セブンスターショー」が放送されていました。2018年にCSのTBSチャンネルが西城秀樹や沢田研二の回を放送したようですが、ムッシュ&ユーミンの回は放送されませんでした。
【放送曲】 ミルキーウェイ 生まれた街で あの日にかえりたい 雨の街を 我が良き友よ 〜 竜飛岬 〜 水無川 仁義なき斗い ゴロワーズを吸ったことがあるかい ロンドン急行 楽しいバス旅行 サマーガール ルージュの伝言 フリフリ 〜 バンバン 恋のスパーパラシューター 中央フリーウェイ コバルトアワー チャイニーズスープ 空と海の輝きに向けて ベルベットイースター ひこうき雲 幼き者の手を引いて どうにかなるさ 夕陽が泣いている あの時君は若かった + 12月の雨
【クレジット】 演奏:細野晴臣、松任谷正隆、 鈴木茂、林立夫、 斎藤ノブ、村岡健、松任谷愛介、 パレスミュージック チャープス、コラボレーションスリー、 アートダンサーズ 音楽監督:松任谷正隆 振付:村田大 セットデザイナー:桜井哲夫 アートディレクター:鈴木奉一 プロデューサー:久世光彦、 弟子丸千一郎 演出・ディレクター:福田新一
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新日本紀行 歌が生まれてそして〜長崎県奈留島〜 1976.4.12 19:30-20:00 NHK
NHK総合で放送されていた紀行番組。ユーミンは74年長崎県五島列島の五島高校奈留分校の生徒から校歌を作って欲しいと依頼され「瞳を閉じて」を作曲。奈留島の美しい景色や集団就職などで島に若者が残らないことを聞かされていたユーミンは、島を出ていった人に歌ってもらえるような歌をとこの曲を作曲したそう。この番組はこの曲に歌われた島の美しさや代々受け継がれてきた暮らしと過疎の現実、それから島を出ていったほうの人の暮らしや島への想いなどを取材しています。ユーミンの登場は30分中、冒頭の3分ほど。曲に関するインタビューと弾き語りを披露しており、まるでユーミンの歌が水先案内するかのようにカメラが島に向かう船の船内に変わるワクワク感のあるオープニングでした。この番組は余計なBGMが少なく、ゆっくりしたナレーションは今の番組作りからするとやや退屈な感じもありますが、当時の島の雰囲気がありのままに記録で来てる気がしてよいですね(でも意外と、行ってみた系のYoutuberの動画に近い雰囲気もあります)。中でも「瞳を閉じて」を校歌にするかどうか職員室で先生方が話し合われているシーンが良いですね。曲の意図に共感してぴったりだと思う先生と、「校歌」という固定概念に対してちょっとなぁと思う先生。なんだか年取ると両方分かるし、これぞ我々日本人だなぁと少しうれしくもあります。この特集は何度か再放送されており、22に年には「よみがえる新日本紀行」の中で4K化され放送されました。
【クレジット】 語り:福本義典 構成:河本哲也
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ノックノック・ニューおもしろ倶楽部 1976.9.24 24:10-24:40 EX系
今野雄二司会の深夜番組。この回はなんとユーミンの実家からライヴを届けるというもの。ユーミンの実家には2本並んだ階段があり、中央が吹き抜けになっているのですが、その下にバーカウンターがありました。そのバーカウンターでゆかいな仲間たちと自宅ライヴと言った雰囲気です。比較的テレビ露出の少ないユーミンですが、すごいもん露出してるなぁと(笑)
【放送曲】 少しだけ片想い 12月の雨 (今夜の仲間たちを紹介) 雨のステイション (ユーミンの部屋でインタビュー) あの日にかえりたい 英語バージョンを今野雄二とデュエット
【出演】 今野雄二 コズミックララバイ 石山恵三、大野久雄、成沢彰三、永田一郎 近田まりこ、嶋田冨士彦、小暮徹、小暮秀子、ドミニクコングロフ お母さま
【クレジット】 構成:景山民夫 演出:斎藤由雄 制作:田辺エージェンシー
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ヤングフェスティバル 荒井由実コンサート 1976.12.31 18:00-18:45 NHK
荒井由実サヨナラ公演「14番目の月」リサイタルの模様を放送。大晦日の紅白放送前ですね。TVでは11曲のみですが、NHK FMの方ではアンコールを除くほぼ全曲の放送がありました。公演の詳細はこちら。
【放送曲】
翳りゆく部屋 あなただけのもの 雨のステイション (MC) 雨の街を ひこうき雲 14番目の月 (MC) グッドラック・アンド・グッドバイ あの日にかえりたい (MC) 12月の雨 コバルトアワー 恋のスーパーパラシューター
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NHKフォークフェスティバル 1977.8.27 NHK
8月19日にNHKホールで行われた「フォークフェスティバル」の模様を放送。コンサートの模様はこちらを参照。
【放送曲】(ユーミンパート)
さざ波 中央フリーウェイ 雨のステーション 旅立つ秋 天気雨 少しだけ片想い
【出演】 ハイ・ファイ・セット&ガルボジン、 大橋純子&美乃家セントラルステーション 田山雅充とフォーエバー、 松任谷由実とそのグループ
【クレジット】 制作:矢島敦美 美術:高橋英雄 演出:池田明彦
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シオノギ・ミュージックフェア 1978.2.28 21:30-22:00 フジテレビ系
伝統の音楽番組「ミュージックフェア」。 司会は長門裕之、南田洋子。この回はユーミン憧れのジュリーとの共演。ユーミンはツアーで来ていた”ハワイアンセンター”衣装で登場。ポップスメドレーはジュリーとの共演、ハルジョオン〜はソロで歌われました。また、「静かなまぼろし」が彼に提供されたのもこの回で、ジュリーのヴォーカルとユーミンのピアノで演奏されています。
【放送曲】
ポップスメドレー ダイアナ 〜 ルイジアナママ 〜オーキャロル 〜ロックンロールミュージック (4人でおしゃべり) ハルジョオン・ヒメジョオン サムライ 静かなまぼろし (ジュリーとのトーク) あの日にかえりたい
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ザ・ポップ 1978.9.9, 9.16, 9.23, 9.30 フジテレビ系
朝比奈マリア司会の音楽番組。葉山マリーナのコンサートを4週にわたって放送。放送形態はよくわからないのですがどうも1コーナーっぽく何曲かずつ放送していたのではないかと思われます。この映像は79年のビデオに収録されたり、FCイベントに使われたり、逗子マリーナのDVDにも収録されています。よくぞ第1回目の葉山を残してくれた!って感じですね。
【放送曲】
魔法のくすり 避暑地の出来事 (MC) 空と海の輝きに向けて 9月には帰らない ランドリーゲイトの想い出 (MC) 天気雨 あの日にかえりたい さざ波 中央フリーウェイ 入江の午後3時 埠頭を渡る風 9月には帰らない
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サウンドトリップ 夢の銀河鉄道 1979.1.7 20:00-21:00 東京12チャンネル
作曲家の小林亜星が司会をしていた番組。この回は、ほぼユーミンを主役に据えて当時のニューアルバム「流線形’80」からの曲を披露。各曲はスタジオで撮影した歌唱映像と豊島園でのロケ映像を組み合わせでビデオクリップのようになっています。秋のコンサートで組むことになるパントマイムのヨネヤマママコのチームが出演。曲間にはいしだあゆみとの対談が挟まれている。演出は尾崎豊の作品で有名な佐藤輝雄。「キャサリン」のビデオクリップが素晴らしい!
【放送曲】
雨の街を ルージュの伝言 (対談:いしだあゆみ) かんらん車 (対談:小林亜星) (対談:いしだあゆみ) キャサリン (対談:いしだあゆみ) 埠頭を渡る風 (対談:いしだあゆみ) 入江の午後3時 (対談:いしだあゆみ) 静かなまぼろし (と共に小林亜星のMC)
【クレジット】 構成:宮下康仁 演出:佐藤輝雄
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歌謡ワイド速報!! 1979.8.28 19:30-08:50 テレビ朝日系
80分枠の歌謡系の情報番組という感じでしょうか。司会は研ナオコ、吉幾三、榊みちこ、小川哲哉アナ。この回は30分ほどを割き、ユーミンの葉山のコンサートを生中継。ラテ欄によると「生中継・さらば夏の日!松任谷由実・葉山オンステージ!」だそうです。司会者のうち、吉さんと榊さんが現地で進行をされていたようです。ユーミンはOLIVEツアーの衣装で登場。あの青頭巾みたいな衣装、写真で見るだけでは想像つかなかったと思うのですが、よくぞ動画で残してくれた!という感じですね。まだ伊藤さんが衣装デザインで入られる前で、山内さんというスタイリストがつかれていたようですが、さすがにあんな衣装売ってないだろ(笑)ということで、アレンジされたんでしょうね。バックはツアーと同じザ・スクエア。ヘンテコなアレンジが面白いです。「中央フリーウェイ」の後のMCではスタジオの小林亜星さんとすぎやまこういちさん(お二人はキャスターという役割だそうです)とトークをするというユーミン史上なかなか珍しいコンサートだったようです。すぎやまさんは私の世代だとドラクエのお爺さんというイメージですが、まだお若くユーミンを「キミ」呼ばわりしてるところが、あぁユーミンも若い頃だったんだなぁと、しみじみしてしまいます(まぁユーミンもタメ口ですけどね)。謎の多い葉山ですが、会場のオーディエンスエリアの配置もなかなかユニークで、ステージの両翼と、プールを挟んだステージ対岸の3か所に、みなさん地べたに三角座りで聴かれています。「帰愁」のあと番組は再びスタジオに戻ったようです。
【放送曲】
14番目の月 中央フリーウェイ (ユーミンによる会場&番組向けMC) ツバメのように 稲妻の少女 (ユーミンによる会場向けMC) (吉さん・榊さんによる番組向けMC) 帰愁
ラテ欄によると、この日の番組出演者はタモリ、あべ静江、サーカス、三波春夫、八代亜紀、森進一ほか
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ニューミュージックスペシャル YUMING MAGICAL PUMPKIN 1979.12.8 CX系
「ニューミュージックスペシャル」はその名の通りニューミュージック系のアーティストが良く出ていた音楽番組。ユーミンも何回か出てるようですが、この回は10月にあったマジカルパンプキンツアーの中野サンプラザ公演を放送。オープニング用に銀座三越でロケもやってます。ユーミンが百貨店で不思議な女の子と出会って、一緒に乗ったエレベータの扉が開くとコンサートの世界という感じのストーリー。今思う百貨店ってちょっと場末感があるのですが、当時の百貨店ってどんなニュアンスだったんだろう?ステキなことが起こりそうなそんな予感のする場所だったんでしょうかね。
【放送曲】 DESTINY(オープニング曲として) あの日にかえりたい 魔法のくすり やさしさに包まれたなら ロッヂで待つクリスマス 消灯飛行 (スクエアのマジックショー) 「いちご白書」をもう一度 航海日誌 (スクエアとユーミンの パントマイム) ツバメのように チャイニーズ・スープ 冷たい雨 埠頭を渡る風 DESTINY(エンディング曲として)
【出演】 ザ・スクエア、長谷川真弓
【クレジット】 プロデューサー:斎藤敏 ディレクター:田熊清
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HELLO 80‘s GOODBYE 70’s スーパージャム 1979.12.31 CX系
大晦日になんと紅白の裏でやっていた特番。ユーミンの他、森山良子、吉田拓郎、松山千春の4人で出演。ただし、共演ではなく、それぞれ別々の会場を四元中継したようなオムニバスに近い構成でした。森山さんがフジテレビのスタジオで自身のシンフォニーコンサートの他、司会も務め、画面の向こうの3人とやり取りをしてゆく感じ。拓郎さんは日本青年館からの熱いライヴを50分、千春さんは足寄の公民館での素朴なライヴを中継、ユーミンはニッポン放送の第一スタジオを使い、派手なアイビーパーティーといったバラバラの4か所をとりあえず繋いだ感じ。かつてユーミンが否定的だったひなまつりコンサート以上にぜーんぜん違うものを一緒くたにした、今だったら絶対引き受けなさそうな?番組でした。まぁ当時はほとんどテレビに出なかったニューミュージック系の4人が特別にテレビに出ます!みたいな纏め方だったんでしょうかね。ブームだった千春さん以外は、3人ともひと時代終えた感じでちょっとビミョーな取り合わせな気も。オープニングはおそらく前田憲男さんアレンジの4人の曲を繋いだシンフォニーが聴けますが、これが一番纏まりありますね(笑)
ユーミンパートはパーティーの様子の他、3曲のビデオクリップと「最後の春休み」の弾き語り。最後はバスを借り切ってパーティー参加者と目白のカテドラルのミサに向かうというすごいエンディングでした。パーティーの参加者はどうやって集めたんだろう???ちなみにクレジットに正隆さんの名前がありますが、拓郎さんのバンドに参加されています。当時は拓郎さんの仕事をされていた最後の時期だったんじゃないでしょうか。正隆さんの拓郎仕事とユーミン仕事がいっぺんに見れるのはちょっとレアかもしれませんね。
【放送曲】(ユーミンパートのみ)
恐らくこの番組のためのオリジナルMV ルージュの伝言 中央フリーウェイ DESTINY パーティー会場から弾き語り 最後の春休み
【クレジット】 構成:奥山p伸、沢口義明
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