KIRIN LAGER PRESENTS
YUMI MATUTOYA
KATHMANDU PILGRIM
TOUR 1995-1996
【公演スケジュール】
― 公開ゲネプロ ―
1995年
12月17日 千葉・幕張メッセイベントホール(招待者のみ)
― 本 公 演 ―
32会場63公演 ※
1995年
12月18日 千葉・幕張メッセイベントホール
12月19日 千葉・幕張メッセイベントホール
12月20日 千葉・幕張メッセイベントホール
12月27日 新潟市産業振興センター
12月28日 新潟市産業振興センター
1996年
1月 9日 横浜アリーナ
1月10日 横浜アリーナ
1月12日 横浜アリーナ
1月13日 横浜アリーナ
1月17日 浜松アリーナ
1月18日 浜松アリーナ
1月22日 福岡国際センター
1月23日 福岡国際センター
1月24日 福岡国際センター
1月27日 広島サンプラザホール
1月28日 広島サンプラザホール
1月31日 大阪城ホール
2月 1日 大阪城ホール
2月 3日 大阪城ホール
2月 4日 大阪城ホール
3月18日 大宮ソニックシティ大ホール
3月19日 大宮ソニックシティ大ホール
3月22日 和歌山県民文化会館大ホール
3月25日 宇都宮市文化会館大ホール
3月26日 群馬県民会館大ホール
3月29日 アスティとくしま多目的ホール
3月30日 愛媛県県民文化会館メインホール
4月 1日 高知県立県民文化ホールオレンジホール
4月 2日 香川県県民ホールグランドホール
4月 4日 京都会館第一ホール
4月 5日 京都会館第一ホール
4月 7日 福井フェニックスプラザ大ホール
4月 8日 石川厚生年金会館
4月12日 釧路市民文化会館大ホール
4月13日 帯広市民文化ホール大ホール
4月16日 青森市文化会館
4月18日 鳥取県立県民文化会館梨花ホール
4月20日 鹿児島市民文化ホール 第1ホール
4月22日 熊本市民会館大ホール
4月25日 沖縄コンベンションセンター劇場棟
4月26日 沖縄コンベンションセンター劇場棟
5月 7日 名古屋市総合体育館レインボーホール
5月 8日 名古屋市総合体育館レインボーホール
5月10日 名古屋市総合体育館レインボーホール
5月11日 名古屋市総合体育館レインボーホール
5月15日 仙台市体育館
5月16日 仙台市体育館
5月22日 札幌・真駒内アイスアリーナ
5月23日 札幌・真駒内アイスアリーナ
5月29日 盛岡市アイスアリーナ
5月30日 盛岡市アイスアリーナ
6月 3日 長野ビッグハット(長野市若里多目的スポーツアリーナ)
6月 4日 長野ビッグハット(長野市若里多目的スポーツアリーナ)
6月 7日 ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)
6月 8日 ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)
6月14日 国立代々木競技場第一体育館(追加公演 ※)
6月15日 国立代々木競技場第一体育館
6月16日 国立代々木競技場第一体育館
6月18日 国立代々木競技場第一体育館
6月19日 国立代々木競技場第一体育館
6月21日 国立代々木競技場第一体育館
6月22日 国立代々木競技場第一体育館
6月23日 国立代々木競技場第一体育館(追加公演 ※)
○ 情報はツアーパンフレットなどを参考にしました。
※ ただし追加公演はパンフレットには未掲載。
追加公演は 朝日新聞96.4.12朝刊 に発売情報が掲載されている。
【演奏曲】
KATHMANDU
砂の惑星
輪舞曲
まぶしい草野球
Baby Pink
一緒に暮らそう
守ってあげたい (アンプラグドスタイル)
青いエアメイル (アンプラグドスタイル)
Valentine’s RADIO (ラジオコーナー)
+ 海を見ていた午後
Broken Barricade
Sign of the time
Delphine
リフレインが叫んでる
カンナ8号線
Midnight Scarecrow (アリーナ会場のみ)
WANDERERS
(EC)
命の花
破れた恋の繕し方教えます (アリーナ会場のみ)
Weaver of Love
○ 情報は大阪公演、京都公演などを参考にしました。
東京公演ではラジオコーナーで「まちぶせ」が歌われています。
【出演者】
Drums: 村石雅行
Bass: 田中章弘
Guitar: 市川祥治、中川雅也
Keyboards: 武部聡志
Chorus: 松岡奈穂美、田中雪子、斎藤典子
Dancers: 赤地寿美、星野直子、藤森由貴子、吉次美紀子、
Dancers: 江口純代(アリーナ会場のみ)、中村泰子(アリーナ会場のみ)
「Broken Barricade」では様々な格好をしたエキストラが大勢登場。
○ 情報はツアーパンフレットなどを参考にしました。
【グッズ】
ツアーパンフレット......¥2,000
※ 少なくとも3版を確認。(情報を修正しました)
1) 初版、表紙がツヤのある素材、スケジュールの東京公演が「代々木第一体育館」
2) 表紙をマットな素材に変更、ステージやメンバー写真の差し替え、ホール版スタッフのクレジット追加
3) スケジュールの東京公演を「国立代々木競技場第一体育館」に変更
オリジナルテレフォンカード......¥1,000
※ 途中で黄色いデザインの物が追加発売されたようです。
キーホルダー......¥1,000
バンダナ......¥1,000
ワッチキャップ ......¥2,500 ※
キャップ(グレー/ブラウン)......各¥3,500 ※
※ 途中でワッチキャップからキャップに商品が差し替わりました。
ウチワ(一部会場)......¥500
リュック......¥5,800
腕時計......¥6,500
半袖Tシャツ......各¥3,500
(白/黒/グレー)
長袖Tシャツ......各¥3,500
(白/黒/グレー)
トレーナー......各¥5,800
(白/黒/グレー)
<YUMING JUWELRY>
ブレスレット......¥3,500
<特別企画>
カトマンドゥオイル......¥2,800
アロマテラピーなどに使うオイル。グリーンフラスコ・林氏調合によるオリジナルオイル。
<特別企画>
カトマンドゥベア......各¥2,800
(レモンイエロー/サックスブルー/サーモンピンク/モスグリーン/ライトブラウン)
所謂テディベアです。正隆さん曰く「身近に感じられるKATHMANDU」のイメージなんだそう。
グッズを買うとオリジナルペーパーバッグをもらえました。
○ 情報は会場配布のフライヤーなどを参考にしました。
【主なクレジット】
Artists: Satoshi Takebe, Shoji Ichikawa, Masaya Nakagawa, Akihiro Tanaka, Masayuki Muraishi,
Artists: Naomi Matsuoka, Yukiko Tanaka, Noriko Saito, Hisami Akachi, Naoko Hoshino,
Artists: Yasuko Nakamura, Sumiyo Eguchi, Yukiko Fujimori, Mikiko Yoshitsugu
Directed by: Masataka Matsutoya
Stage Producer: Masahito Ohashi
Stage Designer: Tsuyoshi Yoshida, Hikaru Hayashi
Flying Coordinator & Prop Designer: Yoshihiko Tanaka
Music Director: Satoshi Takebe
Sound Designer: Akio Kawada
Lighting Designer: Mike “OZ” Owen (arena tour), Mitsumasa Hayashi (hall tour)
Lighting Design Adviser: Marc Brickman
Lighting Coordinator: Mitsumasa Hayashi
Technical Director: Masatoshi Nakano
Electric Effect Designer: Seiichi Tozuka
Video Concept Designer: Akira Maejima
Costume Designer: Atsuko Nose
Hair Make-up Designer: Akihiko Asai, Koutaro Hayashi
Choreographer: Hisami Akachi
Choreograph Supervisor: Hideki Morigami
General Producer: Makoto Ohtake, Ryo Kaizu
Artist Manager: Asuka Hamaguchi
Presented by: Kirin
Supported by: Toshiba EMI, Kirara Music Publisher
Produced by: Kirarasha, Hands
○ 情報はツアーパンフレットなどを参考にしました。
【チケット料金】
S席 ¥6,000、A席¥5,500
【3Dステージ】
【メモ】
・ アルバム「KATHMANDU」のコンサートツアー。アリーナ会場でスタートし途中ホール会場をはさんで再びアリーナ会場で行われました。
・ アリーナのセットはジャンボトロン(巨大な映像装置)が2台登場し、これらがシーンを変える役割を担っていました。エプロン型の階段が客席にせり出しており、客席からそのままステージにあがれるようになっていました。実際、「命の花」ではダンサー扮する悪魔がドラキュラに扮したユーミンが待つステージに客を連れ去るという演出も行われています。
・ ホール会場ではアリーナと全く違ったセットを用意。ジャンボトロンも1台でした。ホール版のセットはFC会報のほか、ライティングコーディネーターを務めた林光政の写真集「光のメティエ」で「砂の惑星」や「Weaver of Love」のシーンなど数カットだけですが見ることができます。アリーナとほぼ同じ構成で進行しておりますが、セリが使えない「命の花」ではギターの市川氏とユーミンが入れ替わるマジックが行われました(苗場のコンサートと同じもののようです)。
・ ラジオコーナーは当時オールナイトニッポンで行われていたリスナーに生電話してリクエストをもらうコーナーを再現、「Valentine's RADIO」の曲間にユーミンはDJに扮し、声だけの出演のリスナー(声の主はダンサーの藤森由貴子とコーラスの田中雪子の両氏だそうです)と掛け合いを行うもの。あらかじめ決められた台本をもとにした掛け合いでしたが、会場ごとに内容が違ったり、客席との掛け合いなどもあったりで、さながら実際にリスナーと電話をしているかのようでした。「海を見ていた午後」は”荒井由実を知らない中学生”からのリクエストに応える形でワンフレーズのみ歌われ「Valentine's RADIO」戻るという構成でした。東京公演では「海を見ていた午後」の代わりに7月にシングル発売予定だった「まちぶせ」が「Valentine's RADIO」に戻らずフルコーラスうたわれました。
・ 「砂の惑星」「Sign of the time」は前回のツアーとほぼ同じような演出で歌われましたが、ユーミンのツアーで演出の使い回しは非常に珍しいケース。この2曲は制作側のお気に入りなのかこの後もよく歌われろことになります。
・ ツアーパンフは「The Year of Kathmandu 1995」と題し、関係各氏がユーミンとのエピソードを綴ったエッセイ集のようになっていますが、ページの隅にレコーディング制作とツアー制作の両責任者による年間の制作日誌が短文で載せられています。当時ユーミンとその関係者がどのようなペースでスケジュールをこなしていたか、その凄さを垣間見ることができます。
・ 「KB SPECIAL」96年9月号にはキーボードの武部聡志とシンセプログラマーの山中雅文の両氏にインタビューする形でキーボード周りのシステムが詳しく紹介されています。武部さんがステージ上で弾いているのは主にYAMAHA DX7とRhodes MK-80。ただしアンプラグドやラジオコーナーには別にもう1台DX7とRhodes Suitcaseのセットがあり、ここから効果音なども出していたようです。また、「Delphine」用にRoland A-80もありこれらがコの字型に武部氏を取り囲んでいます。また、山中さんのパートはバックステージにあるラックが何台も並んだまるで機械室のようなエリアを紹介。ここには音源装置が集中配置されており、YAMAHAのテープデッキDRU8や、武部さんのキーボードにぶら下がるシンセ音源AKAI Sシリーズなどが紹介されています。これらはかなりの機材量ですが可能な限り二重化が図られているとのこと。トラブルと音質劣化防止のため、武部さんのキー操作だけでなくペダル操作も制御信号のみをやりとりさせ、音量の変更などオーディオ信号に対する処理は全てここにある機材で行っているようです。面白いのは、武部さんに返すモニター用の2MIXは本番中の武部さんのテンションに合うよう、お客さん用とは別に山中さんがここでMIXされているという事(ドラムなどはバラバラで武部さんに返し、武部さん自らがステージ上にあるミキサーでMIXしているそうです)。また、演出側からの急な変更があった際、音源をシーケンサーに入れる余裕がないときは、山中さん自ら鍵盤を弾くこともあるようで、音源の仕込みとオペレートだけでなく影の演奏者的な役割もあるようですね。