このページでは管理人が実際に見たビューに限定して、ステージの見え方を独自に起こした模式的な3Dを使い参考図として掲載しています。
Journeyツアーはじまりました。
今回のツアーはリアルな海賊船や、照明は3種類のライトが派手に動きまくりますし、
電飾的なところでは久しぶりのレーザー復活、8か所から放ちまくりという感じ、
ドラムカーテンへのプロジェクションマッピング、ダンサーのアクロバット、ふんだんなファイヤーなどなど豪華絢爛なショウですが、
1個だけ気になったことを書いておきます。
ステージの形が相当変わっていて、いわゆる点対称(要は360度どこから見ても同じ)ではないのです。
場所によっては、ちょっとこれ見辛いかもなぁという場所もありますし、
今回「注釈付きS席」という見づらいことを承知したうえで購入する席があるのですが、実は注釈席でも「けっこういいなぁ」という場所もあります。
このページでは管理人が実際に見たビューに限定して、ステージの見え方を独自に起こした模式的な3Dを使い参考図として掲載します。
前向きにこのページの目的を置くなら、もし座席の場所が悪かったせいでこのツアーの印象がいまいちだったら、
ぜひ、何度か足を運んでよい場所で見ていただきたいという事です。
ユーミンのパフォーマンスや演出自体は素晴らしいですから。
なお、下記はご了承願います。
掲載する図はすべて正確な大きさではありません。管理人の印象や記憶に合わせたものです。
ページ構成の都合上、サイズが小さいので実際の視界より遠く見えますが、実際には目の前いっぱいにこれが広がっていることを想定して見てください。
見やすい、見にくいには個人差がありますので、必ずしも同じ感想を持たれないかもしれませんし、もちろん保障も補償もできません。
また、紹介している内容は今後行われる公演に当てはまるかどうかはわかりません。
絵は少しづつ書き加えていってますが、あくまで絵の修正のためであって、実際のセットに変化があったわけではありません。
最初に今回のステージセットについて紹介しておきます。
大雑把に描くと上から見た図はこんな感じ(しつこいですが、正確な図ではありません)。
基本四角いセンターステージなのですが、船が斜めに設置されており、点対象にはなっていないのです。
中央の白い四角がメインステージで、ユーミンを含む演者のパフォーマンスは基本的にここで行われます。
白い場所はユーミンが来るところ、茶色いところはユーミンが来れないところです。(上図の色は実際のセットの色とは関係ありません。)
コンサートに行き慣れた客としてはこの図見るだけで、ちょっと嫌な予感がするのですが、茶色いところが多いんですよね。
しかもメインステージを取り囲んでしまっていて「客席に面している」と言える場所がほぼないのです。
制作者は作ってしまうまでそう思わなかったんだろうか??
それでは、実際に行った公演の中から、どんな風に見えたのかを紹介します。
掲載は時系列になっています。
コンサートは行くごとに慣れや親しみが生まれますから、必ずしも毎度同じ心境で臨んでいるわけではありません。
私的一般論ですが、人は最初の数回で「良い」「悪い」のどちらかのスタンスを取り、
あとはそのどちらかを補強するために都合よく見聞きしたものを解釈するようになってゆくものだと思います。
同じものを見続けたとしても、良い側にスタンス取った人はどんどん良くなるし、悪い側に取った人はどんどん悪くなる。
下記を自分で読み返してみてもそれがよくわかります。私ははっきり言ってこのツアーが好きですね(^^)v。どうも2、3回目あたりから好き側にスタンス取っていたようです。
そのあたりも加味しながら見てみてください。
5月・ぴあアリーナMM公演の場合
※ 図は、ステージセット、ホールともに正確な大きさではありません。また、情報がないためアリーナ席を描いていません。
正方形に近いためかパッと入った感じは狭く感じたのですが、意外と広い会場のようです。
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上図の赤丸の位置(2F前列)に座りましたが、見え方はこんな感じでした。 メインステージがとても遠くに感じましたね。 もちろんライティングやレーザーはバンバン飛んでくるので、全く詰まらないわけではないのですが、何かノリ切れないものがありました。 そもそもアリーナコンサートなんで、過去も含めて遠くて当たり前のはずなんですが、なんでこんなに遠くに感じるのかと思うと、やはり手前の茶色いスペースが心理的に隔たり感を増しているように思います。 このスペース、客にとっては何の意味もないんですよね・・・。 ユーミンやダンサーがこの茶色にも来れて、メインステージとを行き来してくれると、心理的な隔たり感って薄まるように思うのです。一番近い茶色とメインが同じ空間に感じられるのではないかと思うのです。
ちなみに、黒い半透明の部分はバンドがいる場所で、モノが詰まっているわけではないのですが、ミュージシャンやスタッフ、楽器で視界的にごちゃごちゃしている範囲です。ライトに照らされた小田原さんの肩筋がよく見えました(笑)
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別の日に上図の青い点の位置(3F前方)から見た感じです。 これは打って変わってめちゃめちゃ見やすかったです! もちろんスタンド席3Fなので近くはないのですが、アクターのパフォーマンスがよくわかりましたし、何よりユーミンの存在感や同じ空間にいる感覚を得ることができました。一気にこのツアーが好きになりましたね。
説明が遅れましたが、青い人影がユーミンです。 いろいろ動いてはくれているのですが、端まで来るのは稀で多くは真ん中あたりに居ます。
ただ、上から俯瞰するとやはりこの茶色はアカンやろ、、と思ってしまいました。 左図の3Dは平坦な図形で描いていますが、実物はごちゃごちゃっとした複雑な岩場のようなリアルさがあります。リアルなんですが「そこ重要?」ってつい、思っちゃいますね。そこの追求の前にこの構図でいいのか考えてみてほしかったという感じです。 長年大規模なコンサートを作ってきたはずのチームなのに誰も気づかなかったんでしょうか。(この20年を見ると、実はアリーナコンサートの経験は浅い?) 理由はわかる由もありません。 なかなか客の視点に立てないとか、気がついたら戻れないところまで作ってたとか、 分かってた人はいたけど言い出せる雰囲気ではなかったとか、、、 こういう事はどこの組織でもあるあるなので、私も他所のことは偉そうに言えないですが・・・ |
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チケット代を・・・座席不明の状況で統一価格を前払いするというのは、客から提供側への信頼によって成り立っているようなものです。
ユーミンくらいのキャリアがあると、多少のマイナスでもおつりが十分あるくらい信頼がありますし、お互いの年齢的にも絶対に逃がせないコンサート。
ある意味、客は弱い立場です。長いツアーですし、大勢の人で造り上げた素晴らしいコンサート、客も見ずに終われるかと各地で待ちわびているコンサートですから
誰もがより良く見えるよう改善されてゆくことを期待します。これは客にはどうしょうもないことなんですから。
5月・大阪公演の場合
※ 図は、ステージセット、ホールともに正確な大きさではありません。また、情報がないためアリーナ席を描いていません。
ブロック名は、大阪城ホールの座席表を参考にしてください。
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赤丸の位置(Bブロックの中の、前段左方のブロック)に座りましたが、 結構良い席でした。メインステージが近く、両方のマストも見えますし、 ドラムスペースがメインステージの下に見えるので邪魔にならない。 (ぴあアリーナの時はこれより低い位置に座ったので、角度が浅く、 すごくこのスペースが邪魔に見えていました。) 実はここ、注釈付きS席で確かに中央に柱が立っているのですが、 わりと細めの柱でそこまで気にはなりません。
ドラムの小田原さんはほとんど見えませんし、 ユーミンも中央に来ると柱の陰になるのですが、 「注釈付きなのにぜんぜんイイやん」というのが感想でした。 「注釈付き」だからといって落胆するのは早いのかもしれません。
ぴあアリーナの時は中央の柱の手前にさらに太い柱が立っていました。 それがなくなったのでこんなに見やすい注釈付きS席になったのかもしれません。 |
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別の日、上図の青い点の位置(Lブロックの後段右方のブロック)から見た感じ。 ぎりぎり船尾側の注釈付きから外れたS席という感じでしょうか。 画像の大きさのせいでかなり見辛い席のように見えるのですが、 実際の視界では画像よりもう少しステージが大きく感じるので (ステージを見るときの視野がこんなに広くないので)、 そこまで見辛い席ではありません。 ただ、やはり縄梯子とユーミンがかぶるので、煩わしい感じがしました。 この縄梯子はもっと船尾の中央に寄せてしまったらいいのにと思います。 ちなみに、船首と船尾側にはアリーナからスタンドに亘り、 お客さんを座らせないスペースが広めにとられています。 また、ぴあアリーナの時と比べると、 ユーミンは何度も船を周回してくれているように思いました。 |
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立見の場所にも行ってみたので、その視界イメージです。 5月公演の場合は(今後は知りません)、最上段に立ち見エリアがありました。 必ずここなのか、また、立ち位置をどのように決めているのかは分かりませんが、 場所によっては立見も悪くないなと思いました。 大阪城ホールの場合、最上段でも高すぎず、遠すぎずという感じがします。 私が見たのは、Bブロック側(長辺側)なのでそう感じたのかもしれません。 |
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7月・大阪公演の場合
※ 図は、ステージセット、ホールともに正確な大きさではありません。また、情報がないためアリーナ席を描いていません。
A,B,C,...などのブロック名は、大阪城ホールの座席表を参考にしてください。
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Jの中央ブロック、前方、S席。これまでで一番良い席かもしれません。 とにかくメインステージが見やすかったですね。 大阪城ホールのスタンドは高さがちょうどよく、武部さんがメインステージに被らないのもよいです。 リフレインでいきなりレーザーが飛んできますが、これがちょうど首に飛んできて、ハッとします。首に何かされるというのは、一瞬、本能的に身の危険を感じるものですね。管理人はこんなに大規模なレーザー演出は初体験で、これまでレーザーは目に入ると失明すると思っていたのですが、さすがに大丈夫ですね(笑)。見続けるとどうかはわかりませんが、一瞬飛んでくるくらいだと平気なようです。反射的に瞼も閉じますし。 |
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Fのステージに向いて右ブロック、後方、注釈付きS席から。 まぁ注釈付きという事でユーミンがマストにあがるとまったくダメですね。これは船尾側も船首側も同じです。オープニングにユーミンが見れないという残念感があります。 ただ、メインステージは柱が左によけているのでまぁまぁ見えます。 (柱がメインステージの中央に被るエリアは売らないようにしているようです。) 座席が最後列に近く、高い位置だったのでフリフラがキレイでした。
今回、ハイライトというか完成度の高いシーンの一つがデルフィーヌだと思うのですが、ああいう暗めシーンになると残念ながらこの席からはアクターの演技がほとんど見えません。(見えないというよりは、見えてはいるが何が見えているのかイマイチ認識できないという感じでしょうか。)ただし、高い位置にあると深海感は増しますね。エアドルフィンが逆光でシルエットになるシーンがあるのですが、あれはいい雰囲気です。それと底のほうに見えるレーザー面やアクターのパフォーマンスが、ヒトの知らない、イルカだけが知っている海の底の世界という感じで美しいですね。 |
7月・神戸公演の場合
※ 図は、ステージセット、ホールともに正確な大きさではありません。また、情報がないためアリーナ席を描いていません。
会場に入ると狭く感じるワールド記念ホールですが、スタンド席が少ないだけでアリーナ自体は大阪城ホールと似たような大きさと形状のようです。
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アリーナ西、ほぼ中央の前方(アリーナ西は5列しかありませんが)。 本ツアー初めてのアリーナ席。「見えない問題」があったのでアリーナがどの程度見えるのかというのは気になっていましたが、これまでの最高席更新という感じでした。とにかくステージに近い、ステージは高いは高いのですが、高すぎず、ユーミンがメインステージの真中に立っている状態でも、膝から上はすべて見えます。(向こう側へ行ってしまうと見えなくなりますが、センターステージは大体そういうものです。)ユーミンの表情までよくわかりました。「セイレーン」だったか、一度苦しそうにふーっと息を吐いた後「もっかい行くかぁ!」って感じの表情をされていて、胸が熱くなりましたね。山登りのようなきつさがあるんだと思います。また、表情を見ていると演じながら歌われている曲も多くて、そういうときはユーミンが近づいてきても恐れ多くて手を振れないですね。「気が散る!」って言われそうな気がして。。。アクターのパフォーマンスもよく見えましたし、炎も熱く(灯油のような懐かしい臭いもします)、すべてを渦中に感じられるのがアリーナ席ですね。 |
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アリーナ南・後方、だいぶ右寄り(アリーナ南5というブロックで、前から20列くらいのSPの正面あたり)。これはクソ席来たかなと思ったのですが、不満があるほど見えないという事はありませんでした。ただ、やはりステージが正面に広がらず左奥に向かっていて、一番手前にあたる右側にはマストのブロックが立ちふさがっていてという「遠い」構造を感じる場所でした。ただ、前方観客の頭上にステージがくるように設計されており、ユーミンが向こう側に行かない限りはずっと見えていました。このあたりはステージが高いとはいえ、よく考えられているなと思いました。また、邪魔に思うときもあるのですが、前後のマストのブロックが描き出すライン(とくにライトアップされた縄梯子が描くライン)が美しいですね。セット全体を把握できない分、”船”感はアリーナにいるほうが感じるかもしれません。 アリーナ席は更に右側にもアリーナ南6、アリーナ南7という小さなブロックがあり、そこはよりマストがかぶって来るのでいよいよ見辛くなってくるのかなという気がしました。ちなみにこの会場には東西南北すべてにアリーナ1(例えばアリーナ南1)が無いのですが、これはアリーナ4が中央に来るように数字を振ったためだと思われます。そうそう、ぴあアリーナの時にあった外側の太めの柱が復活していました。この柱、どうも会場によって必要になるケースがあるようですね。 |
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いくつかアリーナで見るべき?おすすめシーンを紹介すると、「さまよい〜」の未知との遭遇のようなシーンはアリーナから見るほうがその美しさに迫力が増します。ユーミンの上昇とライトの降下、どちらも下から見上げられるのです。このシーン、実際にUFO(笑)と遭遇したとしてみてもいいのですが、思い詰めた主人公が自分の中で何か閃きのようなものに出会えた、毎日苦しんだ挙句にそういう境地に至ったというふうに見ると、次の「セイレーン」や「ブループラネット」がすごく活きてくるんですよね。慣れに伴う開き直りというか、今まであわあわしてたはずなのに、パっと波に乗れちゃうようなことが人生にはあると思います。それからやはり「デルフィーヌ」もアリーナからのほうがスケール感が増してとんでもない美しさですね。レーザーが頭上に逆三角形に放射されますが、その更に両端上方にはイルカがやって来るので、複数のレーザーとイルカで大きな光の逆三角形が目の前に広がります。もしビデオになるなら、ぜひこのアングルからも収めてほしいですね。視界独特のパノラマ感が要るのでなかなか再現は難しそうですが。とにかく苦しみに日々耐える新米船乗りの日記からこの崇みへの到達感のあるデルフィーヌまでのパートはストーリー的にも演出的にも最高に素晴らしい!しょぼい絵での紹介で恐縮ですが、是非アリーナでも見てみてください。
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7月の神戸公演では、スタンド側とアリーナ側が階段で繋がれており、開演前であれば行き来が可能でした。アリーナ席のチケットを持っていない方でもアリーナからの視界を確認することができました。
(ちなみに大阪城ホールはアリーナのチケットを持った人しかアリーナに入場できません。また、アリーナ内であっても他ブロックには行けなくなっているようです。)
9月・武道館公演
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アリーナA中央ブロックの前方、神戸の時と同じくらいのとても近い席でした。 神戸の時と逆の小田原さんや竜のいる側。 オープニングのユーミンがマストに昇っていく様子もよく見えました。エレベータはほんとに人ひとり分くらいの籠のようなもので、ユーミンは載ったあと目線のやや上のほうにあるスイッチのようなものを押してました。あのボタンで登り始めるのか、あるいはスタッフへのキューが送られているのかですかね?上昇中はまだ明かりはわずかで客席全体にユーミンがどこにいるのかは知らされていない状況ですが、しっかりポーズをとられていました。 ドラムスクリーンに触れてませんでしたが、簡単ですが、とりあえず3Dモデルに加えています(これはスクリーンを隠している黒い幕ですが)。これなかなかうまい使い方なのは、ユーミンが森の中にいるシーン。見ているこちら側に映っている絵と一緒に、向こう側の裏側に映っている絵が見えるんです(ちょっと説明が難しいですが)。これがすごく立体的に見えて、ユーミンが本当に森の中にいるように見えます。 小田原さん側だったので竜もとても近かったです。さすがに客席頭上までは来てないと思うのですが、ここから見るともう2列目くらいの頭上まで来てるんじゃないかという迫力。 |
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2F南西スタンド、ブロックの真中あたりです。ここはかなり高く、前を見ると上部のトラスト同じ高さです。マストのユーミンが上がる台も上から見下ろすくらいの高です。このマストがめちゃめちゃ揺れてるのがよくわかりました。また、メインステージの構造もよくわかりました。床からは色々なものが出るのですが、使わないときはちゃんと蓋が閉じてまっ平になるんですね。それから解体キングダムで紹介していたアクロバット用の床のクッションも良く見えました。武道館が他の会場と少し違うのは、アリーナの幅が狭く、スタンドの傾斜が急こう配なところ。上で紹介している茶色ゾーン(実際に茶色に塗られているわけではありません)がいい感じで見切れて、意外とメインステージが近いというか上空から見てるような感じで見れます。 ちなみに、この位置よりさらに上にスタンド席があり、最上段に立ち見エリアがあります。1Fスタンド奥にも立ち見エリアがあったような気がしますが、ちゃんと覚えておりません。1Fスタンドは実は音響的にはかなり興味深い場所なのですが、ここに座ることはできませんでした。 |
今回のストーリーはユーミン扮する船長が新米船乗りの日記からふと自分の半生を振り返るようなストーリー。苦しい時期があって、波に乗って崇みを見た時期があって、それでもなお、明日に不安はある。今までになかったことが突然起こる。「新しいことが辛く面倒くさいと思うかもしれないが、いつでも新米の船乗りのようにそれに向き合いたい」51年目を迎えたユーミンが改めてするユーミンがユーミンたる「ユーミン宣言」のようなショーですね。私もより歳をとってゆくこれからの人生で心の支えにしたい考え方です。 曲の使われ方も良いですね。みゆきさんの夜会的、いや、帝劇的な使われ方、曲の持つ抽象的な心情がすごくストーリーにあっていますし、ファンも大なり小なり紆余曲折の人生を当てはめられるんじゃないでしょうか。ユーミンの曲はユーミンが最初にメロディとコードを作ってそこから正隆さんがアレンジをして、その後に歌詞がつくので、歌詞が無い状態での制作期間が結構長いんですよね。その状態ですでに曲が持つ心情が生まれているでしょうから、これを”抽象的な心情”と呼ぶなら、歌詞はその抽象的な心情の具体化の一つに過ぎないのかもしれません。 そういえば、話には聞いていたのですが、最初のアンコールの暗転のとき、2階や3階の客席からスマホのフラッシュを点ける方がいらっしゃるんですね。 初日は最初1つの光だったのが、「ここにいるよ」「ここにもいるよ」「私もいるよ」って感じでだんだんだんだん増えていって、結構な数になっていったんです。・・・なんかジーンと来ましたね。フリフラはシステム側に制御されているものですが、これは客が自ら能動的に点すアンコールの気持ちみたいな感じでいいですね。これはユーミン世代にはない習慣だと思うのですが、若い方がいらっしゃるとか、お子さんと行かれたライヴで見てきたとか、、、 なんせ改めて「ユーミン宣言」をしてくれたライヴに相応しいNewだなと思いました。ちなみに2日目も点された方はいらっしゃったのですが、残念ながらこの現象は置きませんでした。
ツアーは年末まで続きますが、私はあと1回か2回見るかな?という感じで、早くも終盤だなぁという感じがしています。 |
10月・神戸公演
今回はスピーカーのどまん前で、反射音が気になってしまいました。スピーカーに近いと音の到達時間がすごく短くこれ自体は良いことなのですが、他のスピーカーから壁の反射を経て届く音との時間差が大きくなってしまうので、ハイハットなどの高い音が二重に聴こえてしまいます。これはなかなかどうしようもないことですけどね。 |
10月の神戸は1公演のみ見てきました。 座席番号が届いたときはいよいよクソ席来たかな?と思ったのですが、意外とそうでもなかった感じです。この場所はもろに武部さんの後ろが見える、つまりはこのページで言うところの茶色ゾーンを大きく隔ててステージを見ることになる場所(しかも神戸は外側に柱が追加されます)なのですが、実は視界に対してステージが水平に広がるので意外と遠さを感じません(前回の神戸の南ブロックの位置:今回と逆サイドは、ステージが斜め奥に向かって見えるので遠く感じました)。また、前方と違ってユーミンがメインステージ中央に居ても脛から上が全部見える感じです。
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アリーナを見て回っていると、船の両端あたりにやはりここは見辛いだろうなという席がありますね。私が予定しているのはあと2回、今回のツアーは割と席には恵まれたほうですが、せっかくこういったコーナーを始めたので1度くらいはクソ席で鑑賞してみたい気もしています。。。 |
11月・大阪公演
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だんだんと書くこともなくなってきて、あとはクソ席レポートのみって感じですが(笑)、CD先行で撮っていた席はスタンドの理想的な場所が来ました。Hブロックの右のほう、長辺側のほぼ真ん中のどちらかというと前方という感じ。
また「デルフィーヌ」ネタですが、この場所ではレーザーが目線のやや下に見えるのですが、まるで浅瀬に沈んだ難破船で遊んでいるような感じに見えます。後半レーザーが波型になりスタンドを旋回するのですが、この場所ではレーザー面がどんどん傾いていくのが見え、なかなか壮観です。これは今回初めて見た(気づいた)ビューでした。 |
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クソ席狙いという事でチケプラでは注釈付きばかりを買っているのですが、いよいよ待望の注釈付きアリーナ席というのが来ました。行ってみると船尾側中央ブロックの右端という感じで、うーん、惜しい、、更に右にもう2ブロックあったのですが、そこに座りたかったですね。城ホールのアリーナのブロック分けは東西南北の4つのみで、各ブロックは通しで席番がふられています。おそらくですが、70番台まであり、これも恐らくですが前方の場合は40番台の後半以降は注釈付きS席ではないかと思います。この場所はいよいよ見辛くはなって来るのですが、前方だったため、ユーミンが船尾に回ってくると否が応でも盛り上がります。本当に近くてドーン!という感じ(笑)。右の2ブロックと、アリーナ北の最左ブロックは完全に船尾の後ろに回り込んだビューになりますが、コーラスのお三方も気遣ってかマイクに向かわれるとき以外は出来るだけ後ろを向かれていたように思います。 |
今回あらためて気づいたしょーもないことですが、意外とユーミンファンは裏でリズムをとる方が少なくて、「守ってあげたい」や「やさしさに包まれたなら」みたいにあきらかにリズムが裏で打たれてる曲も手拍子が表で入ります。このへんは表でもノリになるのでいいのですが、「Now Is On」はさすがに表で打てず、かと言って裏で打てる方が少ないので、なんとなく客席全体がポカンとしてしまった感じに見えるんですよね。どうのっていいかわからないと感じる方が多いのかもしれません。ちなみに達郎ファンは同じくらいの年齢層ですが裏でのる人が多いので、たぶんそれぞれのファンの聴いてきた音楽が違うという感じでしょうか。カッコイイ曲なのにちょっとだけもったいないなと思うと同時に、ユーミンはいろんなジャンルの曲書いて演れるのはすごいなぁと思います。
Journeyツアー、予定してる分は全部見終わりましたが、・・・まだ見たいですね。
12月・名古屋公演
結局名古屋の2公演にも行ってしまいました^^;
もうビューがかぶるので千秋楽のもののみ載せますが、最高の席で最終公演を見ることができました。スタンド2列目です。
もう近いですし、1列だけ前に席はありますが、そのお客さんが立たれても段差がありますから前に遮るものもなく、演出もやや上から見れるので
言う事なしの本ツアーベストビューでした。今回は本当に席に恵まれました。まぁこんだけ行けばよい席も出るでしょうとも言えるかもしれませんが。
ちなみにガイシホールに私が行くのはスユア以来25年ぶり(ひえーーーっ)。。。
スユアの時は音の反射がひどくてなかなかリズムに乗るのが難しいくらいでしたが、今回はそもそもSPに近いので全く反射は感じませんでした。
スユアの頃はまだアリーナもポイントソースのSPを前方に吊って、後ろまでドーカーンとカバーする感じ、
いくらメイヤーの指向制御できますとうたってるSPとはいえ、今から考えると結構ムリしたプランだったと思います。
あの頃はそうするしかなかったんでしょうね。今回はセンターステージなうえにラインアレイで比べるまでもない感じでしょう。
座席は結構直前に注釈付きS席の追加販売とこの公演だけ注釈付きSの更に下のランクのA席を設けて追加販売が行われました。
そのためか、スタンド席は全席、演出の見えづらい柱の方向も含めてお客さんが座られていました。
私が行ったのは15公演ですが、ユーミンたちはざっとその3倍以上こなされているわけで、本当にすごいですし感謝します。
ありがとうございました!!
ツアーレポート的な物はこのサイトではまったくやるつもりはなかったのですが、
最初の横浜・ぴあアリーナの「見えない問題」がきっかけで、こういうページになりました。
見えないとか詰まらないとか思われたなら、ぜひ別の場所からみる機会を作っていただきたいという想いからです。
なので、このページの最後に見えない問題について思うところを書いておこうと思います。
本ツアーはアリーナが見辛いのではないかとけっこう心配していましたが、結局はアリーナでも普通に楽しめる席が多かったのではないかと思います。
そういう点で最初の横浜公演の後SNSが炎上しかけましたが、SNSは必要以上に燃えることがあるものだと思いましたし、
仮に炎上となって悪評が立つとその対応に本来必要以上のコストがかかってしまうものだとも思いました。
今回はそもそもの燃焼物が小さく早期に自然鎮火したとも言えますし、ユーミンもSNSに登場し鎮火に一役かったとも言える感じでしょうか。
MCの「集団心理は海のよう」というのがどうしてもこれに当てはまったように思えてなりません。
ただ、全体からすると少数ですが、下図のような席も同じ値段でほぼ客には選択権なく販売されています。
私は15公演も見て良い席にもあたったので「人生こういう席にあたる事もあるよ、しかたないやん」とも言えますが、
やはりたった1回がこの席だったらそうは言ってないだろうなと思います。
今回のツアーには反戦の意味も込めているということですが、今やっている戦争はそれぞれに正義や事情があり、
もっと言えば、互いに相手の痛みを十分に理解しながらも、それでもやっている本当の真剣勝負という性格もあると思います。
自国の領土問題すらあまり意識することのない日本にいると「強欲な大統領がいて、」とかそんな絵本的な世界を発想してしまいがちですが、
長い時間と多くの立場の利害が絡まった複雑なものだからこそ解決が難しいし、むしろそれがデフォかのように何度も起こる。
話を戻すと、上図のような席が明確な選択権もなく同じ価格で売られているということも似たような事情があるのではないかと想像します。
例えユーミン本人がどうにかしたいと思っても色々な立場の事情があり、過去からの習慣や経済性があり、実施が難しそう。。。
23年は日本社会で「これまでそういうもんだったから」とやってきたことが堪え切れなくなったことがいくつもあったように思いますし、
それを透かして見ると、横浜の見えない問題はサラエボ事件でしかないようにも思えます。
反戦も大切かもしれませんが、この見えない問題は目下ユーミン廻りに、もっと近くに立ちはだかっている難しいけど解決してほしい問題かなと思います。
考えたくはないですが、ユーミンもファンも永遠ではないので、切実にそう思います。