スピーカー配置
YAMAHA RX-A4Aは下記のスピーカー配置に対応しています。
設定は[2.0ch][5.1ch]のように選ぶのではなく「センタースピーカー:ある/なし」のように選んで設定してゆくので、
初心者にも分かり易い感じですね。ある/なしをやってるうちに結果的にそうなっているという感じ。
図は部屋を上から見たところで「FL」「C」などはスピーカーを表しています。
F: フロントスピーカー:メインとなるL/Rスピーカーです。
C: センタースピーカー:真ん中でヴォーカルなどが出力されます。
S: サラウンドスピーカー:後方に置くスピーカーです。
SW: サブウーハー:低域のみを担当するスピーカーです。
FP: フロントプレゼンススピーカー:前方上方を担当するスピーカーです。
SB: サラウンドバックスピーカー:後方を補助するスピーカーです。
また添え字のL, Rは左と右を意味します。
また、5.1.2chのような数値は a.b.c chとすると
a: メイン系のスピーカー(F, C, S)のチャンネル数
b: サブウーハー(SW)のチャンネル数
c: フロントプレゼンススピーカー(FP)のチャネル数
です。
5.0chのバリエーション
5.0ch 基本は前方3つ、後方2つの5つのスピーカーで構成するようです。
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5.1ch 5.0chにサブウーハー(SW)を加えたもの。迫力ある低音が必要な場合、低域をサブウーハー(SW)に担わせます。
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5.1ch サブウーハー2つ ウーハー2台ですが、2台のウーハーから出てくる音の位相をリスニングポイントで合わせるのはなかなか難しく、低域がまだらになるので、ちゃんと測定できないならやらないほうが良いかも。。。 ちなみにRX-A4Aの場合は、サブウーハーは2台あっても同じチャネルです。サブウーハーが独立2チャンネルである5.2chシステムは組めません。(上位機種は可能です) |
5.0ch バーチャルシネマフロント
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3.0ch バーチャルシネマDSP これは5.0chじゃなくて3.0chですが、RX-A4Aは「バーチャルシネマDSP」という機能があって、前方3つのスピーカーだけで仮想的に後方の音場を創り出せる。 すげぇ。。。。 |
2.0ch〜4.0ch
2.0ch これは普通のステレオと同じなので、あまりやる意味は無いと思いますが。センタースピーカー(C)用に用意されていた音は2つのフロントスピーカー(F)に振り分けられます。 |
3.0ch サラウンドスピーカー無し。 個人的には歌がセンタースピーカー(C)に振り分けられているのなら、歌ものステレオの理想的な形という気がします。 |
4.0ch センタースピーカー無し。従来ステレオにサラウンドスピーカー(S)を加わったスタイル。 |
7.0chのバリエーション
7.1ch 5.1chにさらにサラウンドバックスピーカー(SB)を足したもの。後方の音像をしっかり作れる。 |
5.1.2ch 5.1chにフロントプレゼンススピーカー(FP)を足したもの。これは7.0chと表現せずに5.0.”2”と表現するようです。高さを表現できるようです。
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←フロントプレゼンススピーカー(FP)は更に、前面上部取付、天井取付、フロントスピーカー(F)上部取付の3パターンを選ぶことが出来ます。
RX-A4Aは7.1chと5.1.2chを同時に満たすような7.1.2chシステムを組むことはできません(上位機種は可能です)。その分、ヴァーチャルにスピーカーを配置させる機能があります。下のVSBSやVPSなど。 |
5.1ch + VSBS RX-A4Aには5.1chだけれど、サラウンドスピーカー(S)を使って仮想的にサラウンドバックスピーカー(SB)を創り出す機能があります。 |
5.1ch + VPS RX-A4Aには5.1chだけれど、前方3つのスピーカーでフロントプレゼンススピーカー(FR)を創り出す機能があります。 |
5.1ch + VPS + VSBS 左の2つはコンボで設定出来るので、5.1chながら仮想的なら9.1chまで構成できるようですね。 |
上記は簡単に描いたYAMAHA RX-A4Aの例ですが、
組める構成や、無いスピーカーの音がどう振り分けられるかはAV AMPによって違います。
これがAV AMPの選定ポイントの一つになります。