空間オーディオとは?
「空間オーディオ」に正式な定義があるかどうかは知りませんが、
当サイトでは3ch以上のトラックのある音源とそれを何とか2chで再現しようとした音源を
すべてまるっと「空間オーディオ」とすることにします。
チャンネルベースか、オブジェクトベースかという区別もあるようですが、
いずれにせよホームオーディオレベルでは最終的にはチャンネルベースになってしまうので、
個人的にはあまりここで区別しても仕方ないのかなと思います。
こういうザクっとした定義をすると、空間オーディオの実現手段として
Dolby Atmosや360 Reality Audioがあるという建付けになるかと思います。
各方式については下記のリンクを参照してください。
Dolby Atmosを知ろう by Dolby
360 Reality Audio「立体的な音がつくりだす、リアルな空間」 by SONY
また、オブジェクトベースとチャンネルベースについては次のサイトがわかりやすいです。
オブジェクトベースの空間オーディオ表現とチャネルベースの空間オーディオ表現の主な違いは何ですか? By MUSIC396.COM
オブジェクトベースは音源側とリスナー側それぞれに位置情報を持たせ、
リスナーの動きに合わせてアクティブに音源を提示できるところが真骨頂のようですが、
ホームシアターの場合、リスナー位置はほぼ固定で、数chのスピ―カーから音を出すだけなので、
結局はチャンネルベースとあんまり変わらないのでは?というのが管理人の見解です。
リスナーの位置をシステム側に伝えて音の出力を逐次計算させるようなホームシアターシステムはまだないでしょうし、
映画館やテーマパークですらそうはなっていないでしょう。
オブジェクトベースが本領発揮するとしたらVRが発達して、リスナーがヴァーチャル空間を自由に動き回れるようになる時でしょうね。