前作から5年ぶりの最新作。
発売の2025年現在ユーミンは71歳。ここにきて5年も空くとはという感じですが、ユーミンも元気でオリジナルの新作が出たわけです。
ヴォーカルはご本人のヴォーカルの他、過去の歌声を学習させたAIヴォーカルも使用。
もうこのお歳、このキャリアだから何やってもいいと思う以上に、
やはりAIヴォーカルが魅せてくれてる歌の世界が素晴らしすぎて、単純に新たな武器を手に入れられたなって感じがします。
もちろん、リアルユーミンの歌声では魅せれない世界ですし、かと言ってリアルユーミンが歌うからこそのフレーズもあって、
本当に良く練られた作品だと思いますね。
2025年発売時現在のフォーマットは
@CD、A圧縮2MIX配信、Bロスレス2MIX配信、Cハイレゾ2MIX配信、DLP、Eカセット、FインストCD
GBD収録のL.PCM 2ch、 HDolby Atmos2ch 配信、IBD収録の5.1chを2ch化したもの(これは管理人が勝手に作ったものです)
とまぁめちゃめちゃ沢山あります^^;
今のところ「DARK MOON」と「星の物語」のみでしか確かめていませんが、@〜C、Gは聴感上同じ音源、メディア化の手前まで同じマスターな気がします。
もちろん厳密にはフォーマットの差による違いがあるのでしょうが、管理人にはその違いを聴き比べられないので同じ音源とします。
また、Eは聴き比べるに値するほどの音質ではないので除外、Fも@の明らかなミックス違いなので除外します。
@〜C、Gを同じ音源と見做す根拠を幾つか示しておきます。
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@に対し、逆相(Inv[-]と表記します)にした音源をミックス(+と表現します)して、同一かどうかを確かめました。上段Lch、下段Rchです。曲は「星の物語」です。
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星の物語
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25年CD |
25年LP |
25年DA |
25年DTS |
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25年CD |
(1) |
(2) |
(3) |
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25年DA |
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DTSは5.1chをVideo Byteというツールで2.0chにしています。
(1) まずイントロのドタン!の左右の拡がりがCDのほうがありますね。LPは控えめな感じ。
またCDのほうがリズム取ってるブミブミっとした音が立体的で、ヴォーカルも良く前に出ています。
LPはヴォーカルが引っ込んでしまってますね。この曲に欲しい浮き感をLPは再現できてない感じで、どんどんボリュームを上げてしまいます。
(2) DAは分離が良いせいかイントロから低域のブリっと感がCDよりも感じやすい気がします。
DAはヴォーカルが少し奥にあるのですが、演奏の中高域が更にその後ろに回ってる感じで、ヴォーカルの独立感がありますね。
(3) DTSは意外ですが、CDに近い定位感で、CDよりもリバーブが少ない感じ。
♪あの頃の二人を のAIヴォーカルもDTSのほうが実体感ある感じですね。CDのほうが遠い感じで演出としては上手いですが。
まぁ2.0ch化はVideoByteがやってるのでDTSがというよりはこのソフトの影響が大きいかもしれません。
小鳥曜日
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25年CD |
25年LP |
25年DA |
25年DTS |
24年Pre |
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25年CD |
(1) |
(2)(3) |
(3) |
(4) |
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25年DA |
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(3) |
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DTSは5.1chをVideo Byteというツールで2.0chにしています。
(1) 出だしのオルゴールの音から違います。CDは高域張ってる分ピーンとしたおとですが、LPは甘い感じ。
このLP正直S/Nが悪く、無音時の走行音がデカいので、こういう音の薄い部分はそれが気になってしまいますね。。。
ヴォーカルが入るとLPはCDよりも空間ある感じです。CDはもっとヴォーカルが太く近い感じ。
(2) DAはイントロのオルゴールの立体感がまーーったくCDと違います。この不思議な音響がはじまるワクワク感がすごい。
ヴォーカルもかなり立体的です。
(3) やはりサビの♪ピウピウがすごいですね!立体音響はここまで遊んでるのが聞きたかった!
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CDは頭の中を左から右に移動するだけなのですが(左図ピンク)、 DAは縦にグルグル回る感じ(左図水色)。 DTSは平面をグルグル回る感じです。ただし、前方は少し薄い音になります(左図黄色)。 これちょっと困る?のは、私のヘッドフォン環境だとイマイチ前と後ろが分かりにくくて、 家で聴くと後ろを行ったり来たりしてるだけだったり。 |

思うに、実際のピウピウの位置*と頭に思い浮かべるピウピウの位置が一致していると、順調にピウピウが縦に回っているように聴こえるのですが、
実際のピウピウの位置と頭に思い浮かべる位置が違ってしまうと、ピウピウの動きが良く分からなくなってしまうのではないかと思います。
雑踏の中を歩いていると、五感をフル活用してるので、このピウピウの一致がわりとスムーズに出来るのですが、
耳だけに集中してピウピウを追おうとすると、最初の一致が意外と難しいです。面白いものですね。
*「実際のピウピウの位置」って何やねん?実際にはおらんやろ?と思われるかもしれませんが、
ピウピウは位置情報を音として持っています(物理的にはその位置固有の位相情報が畳み込まれた音になっている)。
その位置情報と、頭が認知した位置とが一致しているかどうかという事です。音だけで一致させるのは実はなかなか難しいのかもしれません。
(4) 24年Preというのはイベントやラジオで流れていた先行音源です。24年11月ごろラジオで放送されたものをCDと聴き比べてみます。
この曲はAIを使った2作目という事で、もしかしたらまだ正隆さんがあまりSynthesizer Vに慣れてなかった頃かもしれません。
Aメロが全く合成音声っぽいめちゃくちゃ不自然な音です。でもサビはCDと似たような完成度ですね。
Aメロも音質的には出来の悪いAIっぽい胡散臭さがあるのですが、リアルヴォーカルっぽい声の出しにくさも感じます。
リアルヴォーカルをAIに寄せて加工したのかと思ったいたのですが、たぶんまだうまく作れてなかった頃のAIヴォーカルなんじゃないかと思います。
オケはとうじからほぼ完成だったようですね。
烏揚羽
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25年CD |
25年LP |
25年DA |
25年DTS |
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25年CD |
(1) |
(2) |
(3) |
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25年DA |
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(3) |
DTSは5.1chをVideo Byteというツールで2.0chにしています。
(1) この曲なんかは比較的薄い構成で、ドドドンとしたタムやベースなどが聴きやすく絶対LPが得意としてそうな編曲なんですが・・・、
このLPタムの抜けが悪くて立体感が無く、ベースもスッキリしない濁った感じで、うるさい印象を持ってしまいます。
明らかにCDのほうが良い音ですね。いやぁ、LPの方が絶対いい感じに音出せる曲なのに勿体ない。
CDは普通に良いので、たぶんLP用のマスタリング(カッティングではなくアナログ用マスタリング)があんま上手くいってないのかな?と思ってしまいます。
(2) この曲は空間オーディオ系と2MIX系で楽器の定位を変えています。
イントロのギターの♪チャララララが2MIXは真ん中から左右に、空間オーディオ系は真ん中から右遠くへという感じ。
DAはヴォーカルもかなり奥に配置されています。2MIXは頭の中に居る感じ。
サビも2MIXは真ん中のAIユーミンと左右のコーラスの口が付きそうに寄った感じですが(笑)DAは3者とも離れていますね。
後奏のサックスソロも2MIXは真ん中にいますが、DAはリバーブついて左方前方にいる感じです。
(3)
やはりDTSは2MIXとDAの中間という感じです。定位はDAなんですけど、DAほど遠くない細くない感じです。
出だしのギターはDAと同じような位置ですが、後奏のサックスはCDと同じ位置にいます。
Let It Rain
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25年CD |
25年LP |
25年DA |
25年DTS |
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25年CD |
(1) |
(2) |
(3) |
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25年DA |
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DTSは5.1chをVideo Byteというツールで2.0chにしています。
(1) やはりLPはCDに比べるとヴォーカルが埋もれてますね。どうもLP全体的な傾向のようです。
LPは高域の再現が上手くいってない気がするのですが、そのぶんドラムが結構目立ちます。
ただ、やはり高域の再現性の問題か、ドラムのヌケが悪くて固いポクポクした音なんですよね。
このあたりが柔らかく響くのがLPの良さなんですが、そこが無い感じです。CDのほうがまだLPっぽい良さがある。
(2) DAはヴォーカルの独立感、立体感がすごい。これ聞いた後、CDにもどるとやっぱ埋もれた感があるんですよね。
その色んな音が重なってるところが2MIXの良さではあるんですけどね。それが好きな方にはDAは違和感あると思います。
私はリアルユーミンの有難いヴォーカルがこんなに近くに生々しくあるDAイチオシですけどね。
また、こういうサウンドだとDAはすごくスタジオっぽい感じがしますね。
ちなみに間奏の ♪パララ はCDのほうも空間オーディオっぽい処理がされています。耳の裏あたりから聴こえます。
(3) この無理やり作ったDTS 2.0chがちょっと面白いのはCDより各音がマットなんですよね。
万歳!のようなパンパンでもあり、リッチな感じもするというサウンドでけっこう気に入ってます。
この曲についてはあまり空間オーディオ感はないですけどね。
文通
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25年CD |
25年LP |
25年DA |
25年DTS |
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25年CD |
(1) |
(2) |
(3) |
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25年DA |
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DTSは5.1chをVideo Byteというツールで2.0chにしています。
(1) この曲もバンドっぽい編曲なのでLPに期待できるのですが、やはりLPは辛気臭い音してますね。
まずドラムの分離が悪くダマになっていますし、ヴォーカルもそこに埋もれてしまってます。
分離が悪いのもあるのですが、LP独特の倍音感が無いんですよね。だから柔らかい立体感を感じないのでダマに思える。
それにわざわざ45回転にしてるのになんでこんなに高域が立たないんだろうなと。
そのせいで低域に置いてもドラムとか瞬発的な音がモヤっててやはりダマな感じに思える気がします。
CDはLP的な良さを期待して聴いても良いという感じがします。
(2) DAはこういうバンドっぽい編成の音楽で聴くとちょっとスカスカしてしまう感じです。
バスドラの扱いが難しくて、2MIXだと頭一杯に満たしてくれるといいのですが、DAの場合どっかに置かないと行けなくて。
この曲は前方に置いていてそれなりに平べったく広がる感じですが、やはり分離感があるんですよね。
ヴォーカルもめちゃめちゃ左右に離れていて、面白いのは ♪丁度趣味が違うくらいが から、
右の方にいるAIユーミンの横でリアルユーミンがハモりだすところ。
これは2MIXにも入ってるのですが、2MIXはヴォーカルが中央寄りにあって、ドラムの音でリアルユーミンの歌があまり聴こえないんですよね。
DAは外配置できるので、重ならずに済んでる感じです。まぁその重ならなさがDAの物足りなさと言うか音作りが難しい所だとは思いますが。
(3) DTSはDAで放射状に離れた音たちに、もっと集まってってリスニングポイントに集めた感じ。
2MIXっぽい音ですが、上述のAIユーミン、リアルユーミンは2MIXと違って右に寄っています。
ただ、この曲はCDのほうがヴォーカルが前に出ていて、オケに奥行きがありますね。
【余談】
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いやぁ「星の物語」完璧ですね。 私はこういう過去と共に生きていくみたいなテーマの曲がずっと好きでして、 ユーミンなら他にも「夢を忘れたDreamer」とか「雪月花」とか、また他のアーティストにもこういうテーマで書かれた好きな曲が沢山あります。 その中でもこの曲は今そのテーマの一番の座についたもっとも完成度の高い曲だと思います。さすがユーミン!
1コーラス目に出会いがあって、2コーラス目に別れがあって、ギターのブリッジがあって3コーラス目、 リアルユーミンが「頬杖つきながら あなたを想うとき クスっと笑ってる 私がいる」って歌った後、少しフレーズは飛ばしますが、 AIユーミンが「あの頃の二人を いつでも思い出せる 何光年前の光 星が届けてくれてる みたいに」って歌う構成がもう完璧です。 悲しい結末だったとしてもそこには輝かしい想い出があって、それが今も私を微笑ませてくれる。 それが遠い過去から届いた今、私を照らしてくれている星の光のようだって、もう素晴らしすぎて涙が出ますね。 ふたご座ってのも良いですね。振り返ったときに恋人じゃなくて、ふたごの様ってのは、 「もはやそんなものだよね」とも取れるし、恋人よりも「もっと親密だったのかもな」とも取れるし。 今の輝きがそんなふうに未来の大切なものになるなら、たとえ上手くいかないかもしれないけど、今を頑張って生きようと思いますよね。 また、過去の輝きが今も自分を照らしてくれているってそう思えるってすごく幸せな人生だと思います。
この曲は、AIヴォーカルが本当に上手く使われているなと思います。 ♪あの頃の二人を というところでいきなりAIヴォーカルになりますが、この90年代っぽい声と重ね方が、 この遠い過去の想い出って感じにぴったりなんですよね。もっというとその過去から来る光って感じ。すごくここ聴いていてくぅ〜っとなります。 戻れないあの頃への切ない感じ、輝かしい感じ、そして自分を照らしてくれているような神々しい感じ、全部感じられる素晴らしい声だと思います。 リアルユーミンの声だけでは到底表現できなかった作品だと思いますね。2つの声があってはじめて表現できる世界です。 71歳のユーミンがそういう過去と今の在り方を提示してくれる、こんな勇気づけられることはありません。 こんなに良い物を見せつけられては、もうAIヴォーカルに疑問を持つ余地って私には何もないですね。 また自分にそういう感性と過去があって本当に良かったと思いましたね。 何でも使いこなす、使い倒す、ユーミンチームに改めて感心してしまっています。
いつだったかの苗場でユーミンが「今年はAI元年です」って仰っていました。 その時は「その発言数年遅れてない?」って思ったのですが、こんなに何か思いついてそれをすぐ実現できるくらいAIがそばに来たという点では けっこう的を射た発言だったのかな、なんて今は思います。特にAIチャットなんかはもう仕事でも毎日使いますし、無くては困りますね。 数年前は「返しは自然だけどウソばっかり」レベルでしたが、今ではマニアックなツールの使い方は知っていますし、 テキトーに書いた3D図形読み込ませてもちゃんと三角関数の問題を解くし、パイソンのコードもオフィスのマクロも書くし、進歩がすごすぎますね。 生成だけでなく、物事の構成力もすごい。例えばですが、本作のあらゆるPR資料を一か所にまとめて、1本に再構成するみたいなこともお手の物。 「このエピソードって何の曲について言ってたんでしたっけ?」みたいな質問にも「Cinnamon」「この番組のここ」みたいに答えてくれます。 「この発言の意味が取りにくいんですけど、他のソースの情報も含めて考えたとき、何が言いたいんでしょう?」とか 「あなたのこの答えの論拠はどのソースからどう構成されましたか?」みたいな質問にも答えてくれます。 いやぁ、これからもガンガン使っていくべきだと思いますね。使えば、こういう風に使えないか?という新しい使い方も思いつきます。 この問いだけで、すぐそれらしい1時回答が来て、それを自分で確認しに行ける感じが今ものすごく快感です。
音楽の場合はこういう使い方とは違うかもしれませんが、ユーミンも更にAI使い倒して、これからも素晴らしい作品を聴かせて欲しいですね。
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