SURF&SNOW in naeba vol.19

 

【公演スケジュール】

 

1999

    218  苗場プリンスホテル・ブリザーディウム

    219  苗場プリンスホテル・ブリザーディウム

    221  苗場プリンスホテル・ブリザーディウム

    222  苗場プリンスホテル・ブリザーディウム

    224  苗場プリンスホテル・ブリザーディウム

    225  苗場プリンスホテル・ブリザーディウム

    226  苗場プリンスホテル・ブリザーディウム

    228  苗場プリンスホテル・ブリザーディウム

                                             各日とも 21:00開場/21:30開演

 

【演奏曲】

 

告白

幸せはあなたへの復讐

結婚式をブッ飛ばせ

冷たい雨  (コーラスとアカペラ)

サーフ天国、スキー天国

ガールフレンズ

最後の春休み

(リクエストコーナー)

雨の街を  (弾き語り)

愛のWAVE with 今井正喜)

groove in retro

雨のステイション

天国のドア

カンナ8号線

BLIZZARD

(EC)

Cowgirl Blues

わき役でいいから

恋人がサンタクロース

(EC)

卒業写真

 

【出演者】

 

Drums: 村石雅行

Bass: 田中章弘

Guitar: 市川祥治、中川雅也

Keyboard: 武部聡志

Chorus: 松岡奈穂美、佐藤由香、今井正喜

Percussion: 小野かほり

Masayuki muraishi, akihiro tanaka, shoji ichikawa, masaya nakagawa, satoshi takebe, Naomi matsuoka, yuka sato, masaki imai, kaori ono

 

 

【グッズ】

 

テレカ ......1,000

ゆーみんのゆ(入浴剤)......1,000

マグカップ(紅茶つき) ......2,000

Tシャツ(ネイビー) ......3,500

ちびT(サックス) ......3,500

長袖Tシャツ(ホワイト) ......4,000

フリースマフラー(ステッカー付) ......4,000

スキーキャップ.......4,000

ウィンドパーカー(メンズ/レディース) ......各¥3,000

スウェットパーカー(メンズ/レディース)  ......各¥7,800

 

バスツアー参加者は腕時計をもらえました。

 

 

【チケット料金】 

 

チケット料金:¥6,825(整理番号順入場)、ツアー料金:34,80048,800 JRツアー/バスツアー。

 

 

  

【メモ】

 

   1999年の苗場コンサート。

   この回はファッションショーのような袖がひとつの縦長ステージ。ドラッグクイーン風に女装したバンドメンバーが次々登場するオープニング。

   バンドにコーラスの今井マサキと佐藤由香が加わりました。ユーミンバンドのレギュラーメンバーに男性のコーラスが加えられたのはこの時がはじめて。
今井氏は23年のツアーにも参加。この苗場のコンサートが業界初仕事だったそうで、最年少メンバーだった時期がかなり長かったこともありファンの間でも「今井くん」として親しまれています。

   リクエストコーナーでお客さんがステージに上がれるようになりました。ユーミンとのツーショットスナップのおまけつき。また19日は井上陽水が、20日には木村佳乃が登場しました。陽水氏は決まっていたゲストではなく、普通に客席にいてリクエストコーナーで手を上げてしまったそうです(笑)

   この回もコンサートに合わせネットパーティーin Naebaが行われました。

   前回に引き続き三菱自動車が協賛。外ではオフィシャルカーが展示されていました。

   告知のコピー「ユーミンに逢えるコンサート、いちばん最初は苗場です」。夏にシャングリラを控え、例年のように苗場の前にツアーがスタートませんでした。

   Pro Sound992月号ではこのコンサートのサポート音源とその同期システムが紹介されています。ユーミンのコンサートではミュージシャンの演奏と共に様々なサポート用の音源が再生されており、音楽的に豪華なサウンドを作り出していますが、そのサポート音源にこのコンサートで初めてHDDレコーダーが採用されたとのこと。各分野でHDDによるテープレスが進んだ時期ですが、やはりHDDは巻物のテープより編集作業が圧倒的に早いようです。HDDレコーダーはOTARIRADAR IIで、メインとバックアップの2機が同時に再生されています。また更なる二重化のためこれまで使用していたYAMAHA DRU8(こちらはデジタルマルチテープ)も同じ内容を収録し同時に再生されています。面白いのがこれらを含む全体の同期に映像用の信号(ブラックバースト信号)が使用されていることです。このコンサート自体に映像演出はないのですが、LEADER 401Cでこの信号をジェネレートし、映像分配器でこれらOTARIYAMAHAのレコーダーと他セクションとの同期用のSMPTE変換器に分配されています(ちなみにこの頃のマディロッキーは系統図を見る限りですが、このSMPTEの制御下で電飾、照明、キューシステムの制御を担っていたようです)。この制御に関しても、SMPTEがメインであるものの、ブラックバースト直受けによる二重化も図られていたようです。ツアーに比べるとイージーなイメージの苗場コンサートですが、この音源や同期の二重化を見る限りでも慎重さ故の大掛かりなシステムによって支えられてるんだなぁと思わされます。